十方山

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ひろしま百山(私の踏み跡)>> 西中国山地(広島県)

十方山、黒ダキ山 など

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はじめに

十方山(じっぽうさん)1318.9m(広島県、廿日市市吉和、山県郡安芸太田町)
黒ダキ山

日本海と瀬戸内海望める草原の山頂
「ひろしま百山」より

「広島のブナ林」南々社(2005年)
“十方山林道” P.060
ケンノジ谷入口~オシガ谷入口~赤土谷入口

「広島のブナ林」南々社(2005年)
“十方山” P.098
セト谷~三ツ倉遭難碑(5合目)~十方山
(出発帰着:立岩貯水池上流部)
なお、内黒峠~十方山コースは紹介されていない。

内黒峠縦走路の地名表記について

内黒峠縦走路は、内黒峠~彦八の頭~丸子頭を越え、さらに、前三ツ倉(1312m)から中三ツ倉、奥三ツ倉、そして論所を越えて十方山山頂に達する。前三ツ倉は、藤十郎~那須集落コースへの分岐となっている。

前三ツ倉、中三ツ倉、奥三ツ倉の位置は、後述のように、「西中国山地」、「ひろしま百山」あるいはその他資料によってまちまちであり、どの集落の呼称を採用するかによって、同一資料中においてすら矛盾点を含む場合がある。

当Webにおける表記では、前三ツ倉1312m(2006年現在の那須登山道分岐点)、奥三ツ倉1320m台(最高点に岩塊あり)とする。そして、中三ツ倉はあえて表記しない。(注:2006年6月以前の当Web山行記の内容はまだ訂正していない)

「ひろしま百山」P.023の記述
(内黒峠からの稜線縦走コースでは、丸子頭を過ぎ)ブナの倒木を越えて潅木帯の登りとなり、高い杉の木がある前三ツ倉、岩のある中三ツ倉、ブナ林のある奥三ツ倉へと続く。

「西中国山地」(桑原良敏著)参考概略図”十方山と細見谷”P.101
三ツ倉(前、中、奥)の位置を、那須集落における呼称によって、前三ツ倉(丸子頭1236.3m)、中三ツ倉1312m、奥三ツ倉1320m台としている。

リンク集

私の踏み跡

最新版(5件)

  • 2016年05月01日(日)、長男、孫二人
    十方山林道:
    二軒小屋~水越峠~渓畔林入口手前
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2012年09月22日(土)、単独
    十方山林道:
    二軒小屋~水越峠~下山橋~ワサビ田、往復
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2010年08月22日(日)、Haさん
    細見谷渓谷遡行(第2回目):
    立野キャンプ場~イカダ滝~オオリュウズ~山の神(祠)
    (出発立野キャンプ場、帰着押ヶ峠(十方山林道))
  • 2010年07月24日(土)、単独
    十方山:
    内黒峠縦走路~十方山~シシガ谷コース~十方山林道~(二軒小屋)~県道恐羅漢公園線
    (出発帰着:内黒峠)
  • 2010年07月19日(月)、単独
    十方山:
    十方山南尾根コース、往復
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)

十方山南尾根コース

  • 2010年07月19日(月)、単独
    十方山南尾根コース、往復
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
  • 2008年05月06日(火)、長男
    十方山南尾根コース、往復(復路は瀬戸滝経由)
    長男初めての十方山である
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
  • 2006年10月07日(土)、単独
    十方山南尾根コース、途中リタイア
    瀬戸滝経由で三つ倉まで登り、そのまま南尾根を下る
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
  • 2006年07月08日(土)、単独
    十方山南尾根コース、往復
    雨のなかで傘をさし、ニホンヒキガエルを友にゆったりと行く
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
  • 2004年11月13日(土)、単独
    十方山南尾根コース、往復
    那須登山道(未登)を登ってみたかったのだが
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
  • 2002年11月16日(土)、単独
    十方山南尾根コース、往復
    残雪の状態が心配で内黒峠縦走路(未登)をあきらめる
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
  • 2001年11月11日(日)、単独
    十方山南尾根コース、往復(復路は瀬戸滝上部を経由)
    初めての十方山である
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)

セト谷

  • 2007年08月14日(火)、次弟
    瀬戸滝からセト谷に入り、セト谷~右谷~ウシロヤマ谷~ウシロヤマ谷支流~三つ倉1030m台の少し上まで登り、そこから十方山南尾根コースを下る
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
  • 2006年09月02日(土)、単独
    十方山南尾根(三つ倉1030m台の少し上まで)~セト谷(ウシロヤマ谷支流~ウシロヤマ谷)~下山林道(東終端部、雨量観測局、西終端部 )~十方山南西尾根~黒ダキ山~下山林道(細見谷渓谷沿い)~立野キャンプ場~瀬戸谷入口駐車場
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
  • 2006年08月13日(日)、次弟
    十方山林道~下山林道(下山橋、雨量観測局、東終端部)~ウシロヤマ谷~三つ倉ピーク~十方山南尾根コース~十方山~シシガ谷コース~十方山林道
    (出発帰着:二軒小屋)

シシガ谷コース

  • 2009年06月20日(土)、単独
    1)十方山林道・・・横川越(ボーギのキビレ)敗退
    2)十方山(シシガ谷コース)~内黒峠縦走路~藤本新道
    (出発帰着:二軒小屋)

シシガ谷コース、その他分未整理

内黒峠縦走路

  • 2010年07月24日(土)、単独
    内黒峠縦走路~十方山~シシガ谷コース~十方山林道~(二軒小屋)~県道恐羅漢公園線
    (出発帰着:内黒峠)
  • 2006年09月24日(日)、単独
    十方山(十方山林道~シシガ谷コース)~内黒峠縦走路~内黒峠~県道252号(恐羅漢公園線)
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2006年09月09日(土)、単独
    十方山(シシガ谷コース~内黒峠縦走路)予定
    歩き始めの十方山林道で雨天敗退
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2005年05月21日(土)、単独
    十方山往復、往路復路とも内黒峠縦走路完全歩行(初めて)
    (出発帰着:内黒峠)
  • 2004年07月17日(土)、単独
    1)十方山(内黒峠縦走路)
    2)シシガ谷コース~十方山林道(下山橋の少し先まで行き引き返す)
    3)二軒小屋~県道・恐羅漢公園線
    まず十方山に登り、その後、十方山林道に降りて渓畔林を楽しむ。二軒小屋まで戻り、アスファルト道(恐羅漢公園線)を登る。
    (出発帰着:内黒峠)
  • 2003年05月24日(土)、単独
    十方山(内黒峠縦走路)往復:
    往路:内黒峠縦走路
    復路:内黒峠縦走路途中~藤本新道~県道252号(恐羅漢公園線)
    はじめての内黒峠縦走路である。復路では、途中で藤本新道(初)に下りて、県道(恐羅漢公園線)を登り返す。
    (出発帰着:内黒峠)
  • 2002年11月02日
    内黒峠縦走路往復予定、雪のため内黒峠登山口にて断念
    鷹巣山にまわり、途中の八幡三方まで行く
    さらに帰宅途中で、鈴が峰公園から鈴ヶ峰312mに登る

藤本新道(内黒峠縦走路の一部を含む)

  • 2009年06月20日(土)、単独
    1)十方山林道・・・横川越(ボーギのキビレ)敗退
    2)十方山(シシガ谷コース)~内黒峠縦走路~藤本新道
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2006年08月05日(土)、単独
    十方山(藤本新道~内黒峠縦走路)~シシガ谷コース~十方山林道
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2006年07月22日(土)、単独
    内黒峠付近周遊:
    県道252号(恐羅漢公園線)~内黒峠縦走路~藤本新道
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2003年08月10日(日)、単独
    1)十方山(藤本新道~内黒峠縦走路)
    2)シシガ谷コース~十方山林道(ワサビ田まで行き引き返す)
    まず十方山に登り、その後、十方山林道に降りて渓畔林を堪能する
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2003年05月24日(土)、単独
    十方山(内黒峠縦走路)往復:
    往路:内黒峠縦走路
    復路:内黒峠縦走路途中~藤本新道~県道252号(恐羅漢公園線)
    はじめての内黒峠縦走路である。復路では、途中で藤本新道(初)に下りて、県道(恐羅漢公園線)を登り返す。
    (出発帰着:内黒峠)

那須登山道(内黒峠縦走路の一部を含む)

  • 2006年07月15日(土)、単独
    十方山往復
    (出発帰着:那須集落上部)

十方山林道

  • 二軒小屋から十方山林道に入る
  • 2016年05月01日(日)、長男、孫二人
    二軒小屋~水越峠~渓畔林入口手前
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2012年09月22日(土)、単独
    二軒小屋~水越峠~下山橋~ワサビ田、往復
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2012年05月27日(日)、長男
    十方山林道~ケンノジ谷~トチ谷~焼杉山
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2012年04月15日(日)、グループ
    十方山林道~水越峠手前取付~旧羅漢山手前~焼杉山
    (出発帰着:二軒小屋~十方山林道)
  • 2009年08月11日(火)、単独
    十方山林道(二軒小屋~水越峠~下山橋~ワサビ田~山の神:祠)、往復
    初の細見谷(下流部)渓谷遡行に備えて、上流部渓畔林でトレーニング
  • 2007年08月04日(土)、単独
    十方山林道(二軒小屋~水越峠~下山橋~ワサビ田~山の神:祠)、往復
    大規模林道工事の現場を通り、渓畔林に入る
    (ミヤマカラスアゲハ、ニホンヒキガエルなどをみる)
  • 2007年05月12日(土)、単独
    十方山林道(二軒小屋~水越峠~下山橋~ワサビ田~山の神:祠)、往復
    自著「細見谷渓畔林と十方山林道」(自費出版)2007年秋出版予定の表紙写真を求めて渓畔林を歩く
  • 2006年07月02日(日)、単独
    十方山林道往復:
    往路:十方山林道(吉和西、新設予定ルート、下山橋)~下山林道最高地点(雨量観測局手前)まで
    復路:下山林道~十方山林道(祠経由)
    (出発帰着:十方山林道吉和西近く)
  • 2006年05月05日(金)、長男
    十方山林道(二軒小屋~水越峠~下山橋)、往復
    末っ子長男と初めての同行山行
  • 2005年05月07日(土)、単独
    十方山林道(二軒小屋~水越峠~下山橋~ワサビ田~山の神:祠)、往復
    原哲之さん(細見谷保全ネットワーク事務局長)の死を悼みつつ!!
  • 吉和西側から十方山林道に入る
  • 2007年04月07日(土)、単独
    十方山林道(吉和西~祠~ワサビ田)、往復
    林道「大向長者原線」(水土保全林整備事業)が完成
    十方山林道は工事準備が進んでおり、林道沿いには板壁設置
  • 2006年06月24日(土)、単独
    十方山林道(吉和西~祠~ワサビ田)、往復
    七曲~ワサビ田の地理的位置関係をくわしく把握したくなり歩いてみた
  • 2006年11月25日(土)、単独
    十方山林道(押ヶ峠)探索
  • ひと山越えて十方山林道に入る
  • 2004年07月17日(土)、単独
    十方山を経て十方山林道へ入る:
    1)十方山(内黒峠縦走路)
    2)シシガ谷コース~十方山林道(下山橋の少し先まで行き引き返す)
    3)二軒小屋~県道・恐羅漢公園線
    まず十方山に登り、その後、十方山林道に降りて渓畔林を楽しむ。二軒小屋まで戻り、アスファルト道(恐羅漢公園線)を少し登ったところで地元の人の車に便乗。
    (出発帰着:内黒峠)
  • 2003年10月25日(土)、単独
    恐羅漢山を経て十方山林道に入る:
    恐羅漢山~旧羅漢山~十方山林道(水越峠~下山橋~ワサビ田まで)、復路は十方山林道を引き返す
    恐羅漢山経由で十方山林道に入り、渓畔林を楽しむ
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2003年08月10日(日)、単独
    十方山を経て十方山林道に入る:
    1)十方山(藤本新道~内黒峠縦走路)
    2)シシガ谷コース~十方山林道(ワサビ田まで行き引き返す)
    まず十方山に登り、その後、十方山林道に降りて渓畔林を堪能する
    (出発帰着:二軒小屋)

十方山林道(ウォーキング、植物調査や観察会など)

  • 2009年10月03日(土)、森と水と土を考える会
    十方山林道(出発:吉和西、帰着:二軒小屋)
    翌日講演会のための見学会、車で入り適宜歩く
  • 2009年06月07日(日)、森と水と土を考える会
    春の十方山林道ウォーキング:
    二軒小屋~下山橋~ワサビ田、往復
  • 2009年05月17日(日)、森と水と土を考える会
    十方山林道植物調査(新設予定部分)
  • 2008年11月03日(月)、Suさん
    十方山林道(二軒小屋~水越峠~下山橋~ワサビ田)、往復
    日ごろお世話になっているSuさんと渓畔林を歩く
  • 2008年11月02日(日)、森と水と土を考える会
    秋の十方山林道ウォーキング:
    吉和西~押ヶ峠~七曲~山の神(祠)~カネヤン原~ワサビ田~下山橋~水越峠~二軒小屋(出発:吉和西、帰着:二軒小屋)
  • 2008年08月31日(日)、広島医療情報研究会
    十方山林道観察会(二軒小屋~下山橋の少し向こうまで)
  • 2008年06月01日(日)、森と水と土を考える会
    春の十方山林道ウォーキング(二軒小屋~ワサビ田)
  • 2008年05月18日(日)、森と水と土を考える会
    十方山林道植物調査、京都から講師の先生をお迎えして、吉和側から入る
  • 2006年11月05日(日)、森と水と土を考える会
    秋の十方山林道ウォーキング(吉和側入口から下山橋まで参加)
  • 2006年07月30日(日)、ある植物観察グループ
    十方山林道植物調査(カネヤン原~ワサビ田)
  • 2006年04月30日(日)、森と水と土を考える会
    十方山林道植物調査(新設林道予定ルートを経て、ワサビ田付近まで)

下山林道

下山林道は建設途中で工事が中止されたため、十方山林道(下山橋)起点のルートと、立野キャンプ場起点のルート(細見谷渓谷左岸上部)の二つが接続することなく離れて存在している。

  • 2007年04月21日(土)、単独
    黒ダキ山~仏石~十方山南西尾根~下山林道~十方山林道(下山橋、山の神、吉和西)~林道大向長者原線(出発帰着:立野キャンプ場)
  • 2006年09月02日(土)、単独
    瀬戸谷南尾根(三つ倉1030m台の少し上まで)~ウシロヤマ谷支流~ウシロヤマ谷~下山林道(東終端部、雨量観測局、西終端部)~十方山南西尾根~黒ダキ山~下山林道(細見谷渓谷沿い)~立野キャンプ場
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
  • 2006年08月13日(日)、次弟
    十方山林道~下山林道(下山橋、雨量観測局、東終端部)~ウシロヤマ谷~三つ倉ピーク~瀬戸谷南尾根コース~十方山~シシガ谷コース~十方山林道
    (出発帰着:二軒小屋)
  • 2006年07月02日(日)、単独
    十方山林道往復:
    往路:十方山林道(吉和西、新設予定ルート、下山橋)~下山林道最高地点(雨量観測局手前)まで
    復路:下山林道~十方山林道(祠経由)
    (出発帰着:十方山林道吉和西近く)

黒ダキ山

  • 2007年04月21日(土)、単独
    黒ダキ山~仏石~十方山南西尾根~下山林道~十方山林道(下山橋、山の神、吉和西)~林道大向長者原線(出発帰着:立野キャンプ場)
  • 2006年09月02日(土)、単独
    瀬戸谷南尾根(三つ倉1030m台の少し上まで)~ウシロヤマ谷支流~ウシロヤマ谷~下山林道(東終端部、雨量観測局、西終端部)~十方山南西尾根~黒ダキ山~下山林道(細見谷渓谷沿い)~立野キャンプ場
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
  • 2005年11月26日(土)、単独
    1)黒ダキ山、ナガ谷へのトラバース道敗退
    2)細見谷渓谷探索(イカダ滝、オオリュウズ付近)、沢のそばまで至ることなく敗退
    (出発帰着:立野キャンプ場)
  • 2005年11月19日(土)、単独
    黒ダキ山に、小松原橋ルートで登る
    山頂から、仏石を経て十方山南西尾根まで往復した後、
    下山林道(細見谷渓谷沿い)に下る
    (出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
  • 2005年11月13日(日)、単独
    黒ダキ山、往復(下山林道経由)
    (出発帰着:立野キャンプ場)
  • 2005年05月14日(土)、Iさん
    黒ダキ山、往復(下山林道経由)
    初めての黒ダキ山である
    (出発帰着:立野キャンプ場)

細見谷渓谷(「日本百名谷」白山書房(1983年)の一つ)

  • 2010年08月22日(日)、Haさん
    細見谷渓谷遡行(第1回目):
    立野キャンプ場~イカダ滝~オオリュウズ~山の神(祠)
    (出発立野キャンプ場、帰着押ヶ峠(十方山林道))
  • 2009年08月23日(日)、Haさん
    細見谷渓谷遡行:
    立野キャンプ場~イカダ滝~オオリュウズ~山の神(祠)
    (出発立野キャンプ場、帰着押ヶ峠(十方山林道))
  • 2006年09月30日(土)、単独
    細見谷渓谷探索、(下山林道~クロダキ谷~ホトケ谷)往復
    下山林道経由で下る。2005/11/26(土)とほぼ同じコースをたどり、細見谷渓谷(イカダ滝~オオリュウズの間)に降りたつことには成功した。ただし、その場から一歩も動くことができず引き返す。
    (出発帰着:立野キャンプ場)
  • 2005年11月26日(土)、単独
    1)黒ダキ山(ナガ谷へのトラバース道)敗退
    2)細見谷渓谷探索(イカダ滝、オオリュウズ付近)
    下山林道から細見谷渓谷をめざすが、沢のそばまで至ることなく敗退
    (出発帰着:立野キャンプ場)

そのほか、敗退分2件

十方山・山行ルート

瀬戸谷南尾根コース

取り付き口(立岩ダム湖):
中国自動車道(吉和インター)から国道186号(島根県江津市~広島県大竹市)に出てすぐ広島県道296号(吉和戸河内線)に入り、廿日市市役所吉和支所の横を通って女鹿平温泉方面に向う。温泉施設(スキー場など)を左手にみて通り過ぎ、駄荷の集落から細くなった道をなおも行く。左に立野キャンプ場(黒ダキ山出発点)を分けて進み、その先の小松原橋で吉和川を渡り、しばらく行くと、左手に瀬戸谷を見てすぐ先の右手ダム湖(立岩貯水池)側に広い駐車場がある。駐車場(瀬戸谷入口駐車場)は広くトイレも完備している。

駐車場(標高520m前後)から県道を渡り、十方山南尾根先端部に取り付く。尾根突端に取り付いて、すぐに560m台小コブを右(東)から巻く。最初はゆったりと 行くが、傾斜はだんだんきつくなる。尾根に乗り右手を見上げると、尾根上に急な登山道が付いている。そして、尾根の左手前方にはもう一本、こちらは平らな道が延びている。瀬戸滝へ向う道(瀬戸滝トラバース道)である。

尾根上の急登をしばらく行くと、やがてやや左(瀬戸谷側)にトラバースするようになる。つまり、二万五千分1地形図の点線(尾根)から離れて、左手北西に向きが変わる (標高650mくらい)。標高700mあたりで、左前方から瀬戸滝の音が聞こえてくるようになる。

“カラ谷”の沢に入る手前で、瀬戸滝へ下る道を左に分けて進む。沢に達すると、前方左上に小滝(命の泉ノ滝)が見えてきて、すぐにその滝上部(岩場)を右岸に渡る。推定標高800m前後と思われる。なお、小滝の徒歩2分手前に、800m表示がある。しかし、その地点の標高は、800mに達していないものと思われる。

さらに登り、左岸に渡る。やや左に振れ、主尾根に達する(標高850m台)。934mピークを左手に見て主尾根を少し乗り越す。そのまま進んで、左手に934mピークを含む支尾根、右下にダム湖を見ながら、両側が切り立った狭いながらも快適な道を行く。

その後、左からゆるやかに巻いて支尾根突端をまわり、一旦主尾根に乗る。左へ少し下がってから再び登る。推定標高950m前後で主尾根に立ち、その上の970m台小コブを左から巻いてもう一度主尾根に乗る。せまい尾根で両側が見える。右手十方山と市間山の谷間には、椎谷山~牛ヶ首山、龍頭山が見えているようである。少し登ると5合目1030m前後(三つ倉1030m台ピーク下)に至り、前方に十方山を認める。

三つ倉ピークに向けて踏み跡がある。ピークには昭和10年遭難碑があり、十方山に正面を向けて立てられている。登山道は、この三つ倉ピークを通ることなく右から巻いて直進、すぐ尾根に乗る。尾根に乗るころ、三つ倉ピークから十方山側に下る道と合流する。そのまま急下って平坦部に至り、鞍部から小コブ(いずれも990m台)を通り、樹冠で覆われた快適な登山道をわずかに下る。すぐ登りとなり、左下には沢、その向こうに支尾根がみえる。短い距離を登りきると、左手小尾根が232度(磁北から)で張り出している。推定標高1010m台。

小岩1080m台コブを右から巻いて尾根に達する。1130m台までは、左手に沢を見ながらその向こうの小尾根と平行に進む。1130m台では、その向こうに尾根が丸く盛り上がって見える。さらに進むと、左手に標高1150m前後のゆったりとした斜面が大きく拡がる。右手前をみると小コブ一つあり。一旦樹林帯を抜けた後、再び樹林帯の中を急登して草原に出る。昭和59年遭難碑(標高約1270m)を左にみて、すぐ右に進路を変え十方山山頂(標高1318.9m)をめざす。

瀬戸滝

瀬戸滝(標高600mくらい)を見学するには、瀬戸谷南尾根コース取り付きのすぐ南から、瀬戸谷に入る。沢沿いに遊歩道が付けられており、手摺つきのコースを散策することができる。瀬戸滝に至るコースは、もう一つある。瀬戸谷南尾根コース取り付きから、いったん尾根に乗り(既出)、右に尾根登山道を分けて、瀬戸谷左岸をトラバース気味に行くコースである。瀬戸滝上部まで続くトラバース道はゆったりと歩くことができる。しかし、瀬戸滝のすぐ側まで行くには、 最後に岩場を超下らなければいけない。完全な山道である。

瀬戸滝からは、瀬戸滝トラバース道を経て、南尾根登山道に上がるルートが付けられている。まず、瀬戸滝から瀬戸滝トラバース道まで岩場をよじ登る(上記と逆方向)。登山口に向けて、トラバース道を少し引き返し(東南東)、左折して急坂を登る。小尾根を巻き気味に行き、カラ谷に入る。沢まで少し下って渡り、対岸の南尾根登山道まで少し登る。合流地点は、小滝(命の泉ノ滝)のやや下方(標高760~770mくらい)である。

瀬戸谷

瀬戸谷の奥に入るには、瀬戸滝を乗り越して行かなければならない。桑原良敏「西中国山地」P.105は、「滝を越す取り付きは、左岸に<アライ川>の谷が落ちているので、これに入り、<アライ川右岸>の岩と草つきの急斜面を登る。ここはいつも湿っていて滑り易く、草つき部分は手がかりがなく、滑ると危険である」と書いている。

瀬戸滝上部までよじ登ると、木馬道の跡があり、それにしたがって瀬戸谷の奥に入る。
基本的には沢沿いを行く。しかし、かなり高巻く地点もあり、ルート探索に神経を使う。
左谷を左に分けて、右谷に入る。
三ツ岩、大ビラメノ滝を越え、右のウシロヤマ谷に入る。
(左の谷を行けば、バーノキビレに至る)
ウシロヤマ谷から右手分岐(ウシロヤマ谷支流、標高840m台)に入れば、三つ倉から西に流れ落ちる小尾根の北側をさかのぼることができる(東~北東方向)。そして、標高約1000m付近で、南尾根登山道と合流する。
ウシロヤマ谷をそのまま上流に向けて進めば、やがて小滝(2m)がある(標高930mくらい)。左手によじのぼると、下山林道東終端部(標高950~970mくらい)に登りつく。

シシガ谷コース

取り付き口(二軒小屋):
シシガ谷コースは、十方山に一番手軽に登ることができるコースである。登山口は、十方山林道(二軒小屋基点)の水越峠(標高990m台)手前約300m地点で、林道が右に蛇行している所(標高960m台)の左側にある。そのすぐ先(水越峠寄り)で、林道が左へ蛇行している地点の右側には、恐羅漢山登山口(旧羅漢山~恐羅漢山)がある。

二軒小屋は、広島県道252号(恐羅漢公園線、戸河内~内黒峠~二軒小屋)の終端にある。まず、中国自動車道(戸河内インター)から国道191号を三段峡方面に向かう。やがて、安芸太田町戸河内にある町役場前を通過する。しばらくして、太田川合流点付近の信号を左折した所にある明神橋で柴木川を渡る。そして、すぐに右折すれば広島県道252号に入る。そのまま坂道を登れば、最高点の内黒峠(標高約990m)に達し、そこを通り越して下れば、二軒小屋である。

なお、この県道には融雪ロードヒーターが設置してあり、積雪期の通行の手助けをしていたが、しばらく前から機能を停止している。二軒小屋へ至るには、県道よりも道幅の広い大規模林道を利用してほしい、ということなのであろう。 その大規模林道の入口は小板にある。先程の明神橋の信号で左折せずまっすぐ行き、国道191号をさらに益田(島根県)方面へと向かう。深入山を右手に見て小板まで行くと、完成済みの大規模林道と交差する。

小板(城根)は、大規模林道「戸河内~(二軒小屋)~吉和区間」の国道191号側始点にあたっている。そして、そのうちの城根~二軒小屋工事区間11.1 kmは、すでに2004年(平成16年)12月に完成している。したがって、小板で左折してりっぱな大規模林道を行けば、迷うことなく二軒小屋に到達する。

なお、残りの二軒小屋~吉和西工事区間13.2kmが、いわゆる十方山林道大規模化(細見谷大規模林道)問題の争点となっている区間である。そして、二軒小屋側300m、吉和西側100mは、平成19年度(2007年)に拡幅舗装工事が完了している。現在、工事主体であった緑資源機構の解体に伴い、工事は停止されているかにみえるが、今後の動向は予断を許さない。

シシガ谷コースの取り付きは、十方山林道(シシガ谷左岸)にある。したがって、二軒小屋から水越峠手前の登山口までは十方山林道を行く。

シシガ谷左岸には、論所から流れ落ちる水流に沿って林道が付けられており、それに従って谷に入る。なお、この林道は現在では廃道気味で車で入ることはできない。林道終端部からさらに登ると、沢に接するようになり、岩場のよい水場となっている。

沢を離れるあたりからスギの植林帯となり、山頂直下まで足元は岩混じりの荒れた湿地状態の登山道が続く。 植林帯が切れるころ、傾斜はゆるやかとなり、八郎スギがポツポツ見られるようになって湿地が切れる。背丈ほどのササの中を進むと山頂に達する。

内黒峠コース

取り付き口(内黒峠):
中国自動車道(戸河内インター)から国道191号を三段峡方面に向かう。やがて、安芸太田町戸河内にある町役場前を通過する。しばらくして、太田川合流点付近の信号を左折した所にある明神橋で柴木川を渡る。そして、すぐに右折すれば広島県道252号に入る。そのまま坂道を登れば、最高点の内黒峠(標高約990m)である。(そこを通り越して下れば、二軒小屋に至る)

出発地点の内黒峠最高点(990m台)から西側に踏み跡があり、樹間をのぞきこむと、”加藤武三之碑”が見える。その右横には、内黒峠避難所が草の中に埋もれている。踏み跡は、碑の前を通ってその先まで延びており、そこに踏み込んでそのまま稜線を行く。 したがって、登山道は地形図点線の通りと思ってほぼ間違いない。ただし、地形図点線よりも忠実に尾根を追っていくので、実際にはもっと細かく左右に振られることがある。なお、縦走路上の三角点付近は、二箇所とも巻き道となっており、三角点そのものは確認できない。

内黒峠縦走路のほとんどは樹間を行くので展望はあまりない。登り始めに右手が少し見えた後しばらく我慢である。1140m台ピークで、やっと前方の1166mを見る。先に進んで1110m台鞍部(1166m手前)でブナの森から左後に山影を認める。1166m下りでは、右手に恐羅漢山を見ることができる。彦八の頭1151.9mを過ぎた下りで再び恐羅漢山を見る。

カサゴヤキビレ1050m台手前で少し地形が入り組んでおり、地形図と対比させながら進む。鞍部のわずか手前で左手に展望が少し開ける。頭をのぞかせているのは市間山か。その右手前には、那須登山道尾根(藤十郎1200m台~前三ツ倉1312m)があり、そのさらに右手前には、内黒峠縦走路すぐ先のピーク1152mから南南東に流れる尾根が大きい(ピークはそのものは行く手の樹間に隠れるようだ)。そこから少し登ると二軒小屋分岐(藤本新道下山口)がある。

丸子頭1236.3mを過ぎ、所々で草原状態となり展望が開ける。とはいっても、前方の展望が少し開けるだけである。内黒峠縦走路(1230m台~1280m台~前三ツ倉)の右奥に十方山(1318.9m~1328m)という位置関係で、その都度見えるピークが少しづつ異なっている。標高1250m前後(前三ツ倉1312m手前)の登りで後を振り返ると、丸子頭の左奥に恐羅漢山、右奥に1166m~砥石郷山、さらにその右奥に苅尾山などが見える。苅尾山の左右奥は、大佐山と掛頭山である。

前三ツ倉1312mで那須登山道を吸収する。合流地点は1312mピークそのもので、地形図点線のそれとは異なっている。地形図では、昔の那須登山道表示がそのまま残っているのであろう。前三ツ倉から、一旦鞍部に下って登り1300m台に乗る。そこからほぼ尾根に忠実に奥三ツ倉1320m台に至る。”奥三つ倉は樹林の中の平坦な峯であるが、最高所に岩塊があるので位置確認は容易である”(桑原良敏「西中国山地」P.103)。

前三ツ倉、中三ツ倉、奥三ツ倉の位置表示は、「西中国山地」、「ひろしま百山」あるいはその他資料によってまちまちであり、周辺にあるどの集落の呼称を採用するかによって、同一資料中においてすら整合性がとれていない場合がある。ここでの表記は、前三ツ倉1312m(2006年現在の那須登山道分岐点)、奥三ツ倉1320m台(最高点に岩塊あり)とする。その奥三ツ倉1320m台ピークから、論所と呼ばれる鞍部(掘割り)を通って十方山に至る。この間もほぼ尾根筋をいく。したがって、奥三ツ倉からは地形図点線の南側を行き、潅木の中からチマキザサ-アカモノ群落の平坦な草原に躍り出る。

藤本新道コース

取り付き口(二軒小屋):
藤本新道は、二軒小屋~内黒峠縦走路を結ぶコースで、1999年6月(平成11年)に地元の人の好意によって開かれた登山道である。ショートカットコースとして使い勝手がよく、内黒峠~十方山往復で体力に余力がなくなった場合、藤本新道を使って一旦二軒小屋に下りてもよい。二軒小屋から内黒峠へ登り返すには県道252号(恐羅漢公園線)を使う。この県道は舗装道であり、歩いて登るのにそれ程勾配はきつくない。

藤本新道への取り付きは、二軒小屋から県道252号に入り、内黒峠に向けておよそ10分くらい登った地点にある。二つ目の沢(トチノキあり)を越えて少し行った所で、地形図の標高850mラインが県道252号山側の崖マークと接するあたりから、さらに100m(地形図で4mm)くらいの所である。

取り付き口は急坂でササをつかんでよじ登る。しばらくすると道は落ち着き、その後は尾根をはずすことなく追ってゆく。やがて、左手樹間に内黒峠からの稜線が見え隠れするようになり、標高1000m前後で、彦八の頭1151.9mを102~107度に見ながら右に振る。標高1070m前後でこんどは左に振り、内黒峠縦走路から北西支尾根に向って拡がる植林帯のだだっ広い中を行く。全体的に登山道はよく整備されており歩きやすい。

内黒峠縦走路の合流地点は、カサゴヤキビレ1050m台を西に少し登ったところの小コブ1070m台にある。縦走路はそこから十方山に向けて、1152m~丸子頭1236.3mへと延びていく。

下山林道

取り付き口(下山橋):
二軒小屋(標高800m台)から十方山林道に入り、水越峠(標高990m台)を越えて下ると、やがて下山橋(標高870m台)に至る。そこから、下山林道が南に向って十方山南西尾根を上がっている(二万五千分1地形図、黒実線)。きれいな未舗装林道で、峠(標高1090m台)の少し先までは車輌通行可能と思われる。(ただし、下山橋にゲートがあり一般車は進入禁止)

十方山南尾根に向けて延びる

下山林道は、峠を越えて瀬戸谷に入ると、十方山南西尾根の東南面を北東に向い、バーノキビレ下を通り越して延びている。峠から終端部に向けて、道はだんだんと悪くなり、途中からはとても車で通れるような状態ではなくなる。

林道は、地形図表記よりもさらに先まで延びており、終端部から十方山のメイン登山道である瀬戸谷南尾根コースまで、直線距離にしてわずか300mあまりしかない。下山林道東終端部の位置は、ウシロヤマ谷右岸尾根の標高950~970m位の地点である。950m等高線が大きく南に張り出した地点の北北東にある小さな尾根突端部あたりになる。

終端部から十方山に至るには、まずウシロヤマ谷に下りて、沢の中を下る。そして、南尾根コース上の三つ倉1030m台から西北西に落ちる小尾根手前で左折して、その尾根の北側(ウシロヤマ谷支流)に入る。沢を詰めて登ると、南尾根コース(標高約1000m)に至る。普通の登山靴で歩けなくはないが、沢靴が適当であろう。

黒ダキ山に向けて分岐道がある

下山林道には、実は地形図に全く記載のない分岐道が存在している。峠を越えてすぐのところにある十方山雨量観測局横から延びる林道で、先ほどの分岐道とは逆に、十方山南西尾根の東南面を南西に向い、黒ダキ山1084.7m手前に至る。

この分岐道は、雨量観測局の東側を南に曲がる地点から、足元が見えないくらい繁っている。山側が崩れて人一人がやっと歩けるようになっている所もある。完全に廃道状態である。

下山林道西終端部は、十方山南西尾根1120m台から南東に流れ落ちる支尾根の標高約1020~1030m地点と思われる。終端部のすぐ上は猛烈なブッシュとなっている。がまんして登り、尾根に乗っていることがはっきりと分かるようになるころ、ブッシュは背丈ほどのササだけに変わり、少し歩きやすくなる。

稜線に出ると、南西に向けて、全体的にほぼ下りを行く。腰まであるササ原の足元にかすかに見える踏み跡を追って行くと、黒ダキ山分岐1100m台に至る。そこから黒ダキ山までは踏み跡があり、まず安心して歩くことができる。

カシミール展望図(十方山)

はじめに

十方山1318.9mから
写真の撮影場所は、広い山頂部の任意の一点

この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号、平19総使、第18号)
なお、方位は真北から。

十方山から窓ヶ山は見えない。最近注目を集めているパノラマ地図「西中国山地」(改訂版)には、パノラマ写真が添えられており窓ヶ山が見えるとなっている。著者に問い合わせると、次回改訂版に向けて再検討するということであった。しばらくして書店で確認すると、窓ヶ山という表示の上に白テープが貼って隠してあり、次回訂正する意向のようである。(以上は、2004年?の4月後半から5月にかけてあった話である)

なお、下記カシミール展望図は、2005年05月21日(土)山行記展望といっしょに検討すると、より分かりやすいかも知れない。

十方山030:内黒峠からの稜線(丸子頭~前三つ倉~奥三つ倉~論所)
画像の説明
十方山最高点1328mピークの右奥に、内黒峠から十方山へ至る縦走路が大きい(丸子頭~前三つ倉~奥三つ倉~論所~十方山)。

1328mピークの奥に、恐羅漢山~砥石郷山が入る。そして、砥石郷山の後ろに、聖山~高岳縦走路が入る。ただし、恐羅漢山はピークの陰に隠れる。また、丸子頭 の左奥の砥石郷山などは、手前樹木にはばまれて見えにくい。

なお、縦走路の奥に、ソフト上は比婆山方面あるいは大山まで見えるという 。しかしながら、手前縦走路上(前三つ倉~奥三つ倉)の樹木にはばまれて、毛無山・阿佐山・・・大山、吾妻山・比婆山を見ることはできない。

縦走路の向こうにしっかりと見ることができるのは、大佐山から右側(天狗石山まで)である。

十方山120:市間山~立岩山~日の平山
画像の説明
写真(2004/11/13):85度~140度くらい(立岩山、阿弥陀山まで)
画像の説明
市間山の左右奥に、天上山、東郷山が分かりやすい。東郷山右奥の尾根が、海に向かって流れている。これは、東郷山から南へ流れる支尾根であり、窓ヶ山はその後ろに隠れて見えない。東郷山支尾根終端部の向こうに、鈴ヶ峰(海のそば)の双耳峰をみる。

立岩山の左奥に阿弥陀山がある。そして、東郷山支尾根~阿弥陀山の奥に海を見る。鈴ヶ峰の右に、峠島や安芸小富士(似島)をみる。それらの後ろに、石鎚山(四国・愛媛県)をみることがある。

日の平山の右奥に、大峯山~西大峯が分かりやすい。なお、この展望図では、鷹ノ巣山~カンノ木山が表記もれとなっている。

十方山210:女鹿平山、吉和冠山~寂地山、安蔵寺山、十種ヶ峰など
画像の説明
女鹿平山(広島県)の右奥に羅漢山(山頂は山口県)があり、そこから鬼ヶ城山(広島・山口県境)~吉和冠山(広島県、広島・山口・島根県境近く)が斜め右手前に向けて一直線に並んでいる。吉和冠山から右へ、寂地山(山口・島根県境)、額々山(島根県)と連なる。それらの手前(広島県)に、細見谷渓谷(細見谷川下流部)があり、南岸(向こう側)の沼長トロ山、北岸(こちら側)の黒ダキ山を見る。

広島・山口・島根三県境から五里山系(広島・島根県境)が北上する。五里山の左奥には安蔵寺山(島根県)が大きい。右ずっと奥には、青野山・十種ヶ峰(島根県津和野)がはっきりと頭を出す。

十方山300:山口、島根の山々、遠く沖合いには見島(萩市)
画像の説明
十方山最高点1328mピークの奥に、旧羅漢山(左奥)~恐羅漢山~砥石郷山 (右奥)が入る。ただし、恐羅漢山はピークの陰に隠れて見えない。ピークの左手前草原の向こうには、広島・島根県境尾根である五里山系((五里山)~今日ツカ山~焼杉山)が見えている。しかし、なだらかなそれらのピークは特徴がなくて同定しにくい。

五里山系のずっと向こうに、よく晴れた日には日本海をのぞむことができる。海に浮かぶ見島(萩市)を見たときにはちょっと感動した。高山(こうやま)532.8m-二万五千分1須佐は意外と見る機会が多い。

十方山009:丸子頭の奥に、砥石郷山、刈尾山~掛頭山 など
画像の説明
丸子頭の右奥に、刈尾山の双耳峰が美しい。その左奥に、鷹巣山~大佐山、右奥に、掛頭山を見る。掛頭山のさらに右奥には、大江高山の青いゴツゴツが 見える。鷹巣山~大佐山は、山頂の立ち木を透かして見るかたちとなる。大佐山をしっかりと見るには、笹原を少し東に踏み出す。

十方山033:前三つ倉の左奥に、深入山、天狗石山など
画像の説明
前三つ倉の左奥に、深入山が草原の頭を出す。その真後ろに、中野冠山がある。
広島・島根県境:大平山(862.8m三角点)~小カブリ山(916m)~中野冠山~(一兵山家山)~920m台~939m~(来尾峠)~981.7m三角点~<天狗石山>~(三ツ石山1163.4m~西ドウゲン1217m~阿佐山1218.2m)。

天狗石山の左懐に、高杉山があり、夫婦岩山(1042m)~井屋山(1013.5m三角点)へと連なる。

京太郎山(826.9m三角点)が中野冠山・・天狗石山の間に見えている。三瓶山はどうもはっきりしない。なお、手前縦走路の樹木の影響で、天狗石山右手の三ツ石山(1163.4m三角点)より右側は見えないようである。そして深入山あたりも見えるのは山頂部分のみである。

○○さんと来ると、隠岐島が見えると言い出すのでこまってしまう。そんな話し声が聞こえてきた。大満寺山は見えないことは確かだ。しかし、ソフト上は、鼻高山の左手奥に山影を認める。この中に隠岐島が含まれているのかもしれない。

松原山716.4m

十方山074:奥三つ倉の右奥に、龍頭山、猿喰山、大丸峯、海見山、可部冠山など
画像の説明
2004年11月13日(土)山行記の一部として
奥三つ倉の右奥に<龍頭山>がみえる。その右手に延びる稜線の先に、猿喰山を認める。それらの下側にスーッと一本の稜線が延びてその先が丸く膨らんでいる。<大丸峯>である。大丸峯の下から右へ、天上山(次図) の一つ南西側に向けて山並が走る(775m~724.6m~730.6m・・・天上山)。注:図中の726mは724.6mの誤り。

海見山~800m台~751m~片廻山。その後に、<可部冠山>の尾根が一旦北北東に延びて、南南東に折り返し(~816m~800m台~775m)、備前坊山(次図)に至る。

十方山092:天上山の左奥に、可部冠山~堂床山、カンノ木~鷹ノ巣山、白木山など
画像の説明
<天上山>の左側一つ手前の稜線 (721.7m~690m台~655.5m~766.1m・・・802m)が大きく、その後に、・・・780m~927m~天上山972.6mを見る。

稜線の一番底の向こうに、<牛頭山>~660m~580.9m三角点~590m台~本串山~525m縦走路をみる。その左奥に、<堂床山>~可部冠山~備前坊山がある。堂床山の右奥に、<天神嶽>・・<カンノ木山>~<鷹ノ巣山>が青くはっきり見える。 海見山(前図)~堂床山の後にもうっすらと山並を認める。ただし同定まではできない。

天上山左奥に、押手山~<白木山>~776m~798m~鬼ヶ城山、そして758mが広い裾野を広げている(各鉄塔までは確認できていない)。白木山の奥に、<鎌倉寺山>・・安駄山~763m~<高鉢山>がうっすらと見える。ただし、763mの三角は小さいがはっきりしている。さらにその奥にも山並が連なるが、同定までには至らない。

鍋山871.0m:市間山東北東

十方山109:天上山の右奥に、高鉢山、阿武山、荒谷山、武田山、呉娑々宇山、鉾取山など
画像の説明
2004年11月13日(土)山行記の一部として
1030m台~市間山の左奥に、天上山右側稜線を見る(天上山972.6m~871m~900.6m~877m~872m~887.4m)。そのすぐ後を、左手東郷山(次図)に向けて、(笹ヶ丸山)~ (注源峠)~712m・・・694.9m・・・829.9m三角点~(大峠)~830m台~東郷山(次図)がせり上がる。それらの向こうに、太田川右岸の阿武山、荒谷山、武田山~火山などがある。

太田川左岸は、高鉢山~南峰726m・・(湯坂峠)~536.6m三角点~612.7m三角点~長者山~(ミノコージ峠)~500.4m三角点~藤ヶ丸山~<呉娑々宇山>~茶臼山である。その後の、曾場ヶ城山~水ヶ丸山などが渾然一体となっており、呉娑々宇山のラインははっきりしない。

呉娑々宇山の右に、<鉾取山>~676m~原山~591m~洞所山~(金ヶ燈篭山-次図)が入り、山の形がはっきりしている。<小田山>が頭を出しているのもよく分かる。鷲ヶ頭山、大崎上島などの島嶼部も見えているようだ。

十方山132:東郷山の右奥に、鈴ヶ峰、呉方面、最奥には石鎚山など
画像の説明
2004年11月13日(土)山行記の一部として
一番手前は、(市間山-前図)~1071m~立岩山(1135.0m三角点)~日の平山(1091.4m三角点-次図)である。その後を、(天上山-前図)・・・906m~875.1m三角点・・ちょっと手前989.0m三角点・・灰郷スマモ山(1020.6m三角点)が走る。その後が、<東郷山>~819.2m三角点・・・阿弥陀山~891m~阿弥陀西(907.6m三角点)~896m・・・大峯山(次図)だ。

<東郷山>の右奥に、<野呂山>(膳棚山)と<灰ヶ峰>、さらにその右に続く休山~三津峰山がうっすらと見える。それらの手前は海である。海の向かって左手前に我が<鈴ヶ峰> ~西峰(320m)の双耳峰がしっかりとみえる。

阿弥陀山の左肩に<安芸小富士>の三角錐がややぼんやりとしている。江田島(273.7m三角点・・・<古鷹山>)もうっすらと確認できる。 峠島はよくわかる。

さて、東郷山からは大きな肩が海の方へ張り出し(850m~869.8m三角点~810m台)、窓ヶ山はその陰に隠れる(582mピークは、窓ヶ山稜線上のもの)。

十方山154:弥山(宮島)、大峯山など
画像の説明
2004年11月13日(土)山行記の一部として

手前稜線上の日の平山(1091.4m三角点)を確認する。真後ろに<小室井山>があり、さらにその後ろが<弥山>(宮島) ~駒ヶ林~502mである。しかし、駒ヶ林は区別できない。

まわりの人達から、宮島、宮島と声があがる。しかし、弥山の左奥にはっきりと見えている大黒神島(440m~460.3m三角点~246m)の双耳峰を、宮島と取り違えている可能性が高い だろう。

<湯来冠山>の奥に、倉橋島(<倉橋火山>、岳浦山)、 東能美島(陀峯山)、西能美島(宇根山、砲台山)がある。それぞれうっすらと見えている。しかし、宇根山、陀峯山の区別はできない。

立岩山の右奥に<大峯山>が大きくわかりやすい。大峯山右手前の北大峯も分かる。大峯山~西大峯の向こうに、周防大島(大見山~187.4m三角点~155.7m三角点)がうっすらと見えているようだ。 なお、岩船岳(宮島)の位置は、北大峯のほんのわずかに右側で、大峯山右裾に隠れる。

十方山175:大峯山~西大峯山、傘山、上・下勝成山、女鹿平山など
画像の説明
写真(2004/11/13):156度~199度くらい(大峯山~女鹿平山、その右奥に羅漢山)
画像の説明

市間山~立岩山~日の平山と続いた稜線は、860.3m三角点で終了する。位置は、大峯山と女鹿平山の中間地点(角度として)である。

この三角点の後ろに、中国自動車道の下り車線側に沿って南西に走る稜線がある。926.3m三角点(吉和インター付近)、859m、大槇山、968mの各ピークである。さらにその後ろに、篠原山、青笹山、板敷山がごつごつと連なっている。

これらの左手奥に上勝成山~下勝成山を見る。その左隣に三角形の頭を出しているのは、傘山である。

未記入:佐田岬半島

十方山209:羅漢山、鬼ヶ城山、吉和冠山など、最奥には九州の山々
画像の説明
写真(2004/11/13):196度~244度くらい(羅漢山~安蔵寺山)
画像の説明

南南西の方角に吉和冠山があり、懸崖の形ですぐにそれと分かる。吉和冠山と(女鹿平山)との間に、羅漢山と鬼ヶ城山がある。これら 三つの山は、ほぼ一直線上に並んでいる。吉和冠山の右に、寂地山、額々山が続く。

それらの手前に、細見谷渓谷(細見谷川下流部)がある。寂地山左手前で、草原の向こうに稜線上部をさらしているのが、渓谷の北岸にある黒ダキ山である。 990m台~黒ダキ山1084.7mから十方山南西尾根(1142mなど)を経て、十方山につながっている。

黒ダキ山の後ろに、細見谷渓谷南岸のA峰~B峰(~C峰、D峰)が見える。それらの少し後ろに、沼長トロ山がある。

十方山247:安蔵寺山、十種ヶ峰など
画像の説明
写真(2008/05/06):228度~255度くらい(燕岳まで、京ツカ山は入らない)
画像の説明

五里山系の左奥に、千両山の三角形が裾野を広げている。
千両山の右奥(五里山系の後ろ)に、安蔵寺山~燕岳がある。
千両山から連なる大神ヶ岳~赤谷山は、安蔵寺山の右懐に入る。
五里山系1158mピークの右一番奥、燕岳左奥に、青野山と十種ヶ峰(島根県津和野)が入る。
千両山の左奥に、高井山が頭を出す。それらの左奥は、莇ヶ岳~弟見山である。

カシミール展望図(黒ダキ山)

はじめに

広葉樹のなかにブナが点々、人工植林がなく気持ちがよい。山頂の木々を伐採したようだが、中途半端で、360度の展望は樹間を透かしつ眺めつしなければ、良くは見えない。

この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平14総使、第485号)
なお、方位は真北から。

黒ダキ山041:(1067m)~1142mの右奥に、十方山をみる
画像の説明
2005年05月14日(土)山行記の一部として
十方山の方角をみる。1142mピークの向こうに、細見谷川最上流部が流れており、それに沿って十方山林道が走っている。手前の林道は、十方山林道の下山橋から分岐して延びる林道。進入禁止のはずである。なお、十方山の右奥を同定するまでには至らない。

黒ダキ山122:市間山~立岩山、(女鹿平山)の間に、小室井山など
画像の説明
2005年05月14日(土)山行記の一部として
樹間に市間山~立岩山あたりを認める。その他は、樹木にさえぎられてよく分からない。

黒ダキ山213:吉和冠山の左奥に、羅漢山、右手前に安蔵寺山、大神ヶ岳など
画像の説明
2005年05月14日(土)山行記の一部として
吉和冠山の冠というよりは、山頂部全体が大きく姿を現している。その左奥に、羅漢山がうっすらと山裾を引いている。258度(磁北から)に尖がりを見たが、どの山であろうか。いずれにしても、これからの登山対象となる山々だ。

黒ダキ山306:五里山、十方山林道手前の稜線(1067m~1142m)
画像の説明
2005年05月14日(土)山行記の一部として
1067m~1142mピークの向こうに、細見谷川最上流部が流れており、それに沿って十方山林道が走っている。展望台とあるのは、十方山林道が”祠”に突き当たり、七曲をうねりながら上がって、さらに中津谷方面に少し行った地点で、ここから十方山方面が望める。

黒ダキ山064:十方山、市間山の間に、龍頭山などを見る
画像の説明
2005年05月14日(土)山行記の一部として
樹木が少々うるさいが、龍頭山から右側が見えている。しかし、きちんとした同定までには至らない。

黒ダキ山156:女鹿平山の左奥をみる
画像の説明
2005年11月13日(日)山行記の一部として
女鹿平山の左奥に、板敷山をみる。西大峯辺りまで見えていたか。

黒ダキ山191:女鹿平山、羅漢山~吉和冠山
画像の説明
2005年11月13日(日)山行記の一部として
女鹿平山~羅漢山の間に、飯山貯水池周辺のピーク(937mなど)が見える。その左奥に、横山908.3m、右奥に羅漢山の東側ピークが盛り上がる。

黒ダキ山250:吉和冠山~寂地山、五里山の間に千両山など
画像の説明
2005年11月13日(日)山行記の一部として
千両山の左奥に、安蔵寺山を、高井山を見る。さらに左手には、弟見山も見える。千両山の右奥に、大神ヶ岳、赤谷山、そして高鉢山や燕岳も覗いているようである。

十方山大規模林道化問題(細見谷林道問題)を考える

注:この項の各ページからは、「細見谷渓畔林と十方山林道」(Akimasa Net)にリンクしている。

  • 2006年06月11日(日)、全国大会
    大規模林道問題ネットワークの集い in 広島(第14回)
    止めよう!緑資源幹線林道、残そう!細見谷渓畔林
  • 2006年06月10日(土)、全国集会
    細見谷渓畔林現地見学会(カネヤン原、ワサビ田、下山橋)
  • 2005年10月02日(日)、単独
    シンポジウム:本音で話そう
    細見谷渓畔林と緑資源幹線林道(十方山林道)
  • 2005年07月10日(日)、単独
    環境保全調査検討委員会(第7回)を傍聴して
  • 2004年11月28日(日)、単独
    シンポジウム「細見谷渓畔林の保全に向けて」
  • 2004年03月06日(土)、単独
    ひろしまの「生命(いのち)の森」・細見谷渓畔林 その未来を問う
  • 2003年08月16日(土)、EIKO
    シンポジウム「廿日市の宝-細見谷」
  • 2003年06月29日(日)、単独
    細見谷をラムサール条約登録地に(連続学習会・第3回)
    現地観察会
  • 2003年05月04日(日)、単独
    細見谷現地観察会(エコツーリズム)
  • 2003年04月26日(土)、単独
    細見谷をラムサール条約登録地に(連続学習会・第2回)
  • 2003年03月01日(土)、EIKO
    細見谷をラムサール条約登録地に(連続学習会・第1回)
  • 2003年02月02日(日)、EIKO
    「細見谷と十方山林道」発行記念シンポジウム
  • 2002年11月23日(土)、EIKO
    中村敦夫参議院議員と細見谷(渓畔林)を歩く
    中村敦夫講演会(廿日市市内)
  • 2002年08月10日(土)、EIKO、KEN、MOMO
    十方山細見谷、小型サンショウウオ観察会&調査
    (出発帰着:二軒小屋)