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2006年08月05日

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藤本新道~内黒峠縦走路~十方山~シシガ谷コース
(出発帰着:二軒小屋)

2006年08月05日(日)、単独

このページの目次です

はじめに

2006年08月05日(日)、単独
十方山周遊(藤本新道~内黒峠縦走路~シシガ谷コース)
二軒小屋~県道252号(恐羅漢公園線)~(藤本新道)~内黒峠縦走路(藤本新道分岐~丸子頭1236.3m~前三ツ倉1312m~奥三ツ倉1320m台)~十方山~シシガ谷コース~十方山林道~二軒小屋 (出発帰着:二軒小屋)

二軒小屋から県道252号を内黒峠の方に少し上がり、藤本新道を登って内黒峠~十方山縦走路に乗る。県道は二軒小屋側も通行止め表示があり、二軒小屋のすぐ上に重機が入って道路工事中であった。実は今朝、明神橋側から内黒峠に上がれないか様子を見るために立ち寄ったが、相変わらず交通止め表示があり、小板から大回りをして二軒小屋に至ったのだった。

コースタイム:
二軒小屋(10分)藤本新道取付き(43分)内黒峠縦走路(35分)丸子頭(34分)前三ツ倉(27分)十方山
 小計2時間59分(取付5分、縦走路7分、丸子頭10分、前三ツ倉8分含む)
十方山(46分)沢(18分)シシガ谷登山口(44分)二軒小屋
 小計1時間59分(沢6分、登山口5分含む)
総合計4時間58分(十方山1時間04分を除く)

二軒小屋8:54-沢(トチノキ)9:01-藤本新道取り付き9:04、9:09-173度9:16-小コブ158度-なだらか9:23-登り146度9:24-96度9:26-境界杭9:27-166度9:30-150度9:31-165度9:33-大岩9:35-ブナ2本9:38-180度なだらか9:38-193度9:41-206度9:43-223度9:46-194度9:48-162度9:49-140度9:51-縦走路(二軒小屋分岐)9:52、9:59-小コブ10:01-10度10:09-218度10:12-1152m244度10:14-鞍部10:16-200度10:20-1150m台小コブ10:21-登り221度10:23-なだらか186度10:27-登り218度10:29-丸子頭10:34、10:44-1312mを見る170度10:45-136度10:49-前方1230m台を見る10:50-鞍部10:52-1230m台10:56-倒木179度10:58-登り200度11:01-振り返る11:03-164度11:10-1280m前後11:11-前三ツ倉11:18、11:26-奥三ツ倉11:36-論所11:44-十方山11:53 、12:57-319度-10度13:00-少し登る13:04-下る86度-62度13:08-少し平42度-スギ林13:16-右、沢音13:20-324度13:22-348度13:32-358度13:33-26度13:40-少し幅広13:41-沢13:43、13:49-小沢またぐ13:50-沢離れる290度13:52-木橋(朽ちる)13:55-小沢またぐ13:56-シシガ谷登山口14:07、14:12-左へ振る14:24-左に滝、コンクリート橋14:27-二軒小屋14:56

藤本新道に取り付き、快調に内黒峠縦走路に乗る。ササが刈ってあり、その後の縦走路で迷うところはない。1152mピーク付近では、左へゆっくり振られながら、ほんの少しづつ高度が上がっているようだ。最後にピークとなり、進路を変えて鞍部に向って下る。鞍部を越えて少し登る頃、前方が開けて那須登山道尾根を見る。ヤマバトがササの中で動く。ドキリとする。やがて、右前方の樹間に丸子頭を見る。

登山道は丸子頭三角点から外れている。ササやぶの中に三角点を探して踏み込んでみた。初めての試みだ。三角点は、100m位(地形図で4mm)ササの中に入った地点にあり、そこはササが途切れているというのだが分からなかった。ササが途切れているという所まで怖くて踏み込めなかったのだ。

丸子頭を過ぎ、所々で草原状態となり展望が開ける。とはいっても、前方の展望が開けるだけだ。1230m台~1280m台~前三ツ倉の右奥に十方山という位置関係で、その都度見えるピークが少しづつ異なっている。なお、11:03振り返りでは、丸子頭の左奥に恐羅漢山、右奥に1166m~砥石郷山、さらにその右奥に、刈尾山などが見えている。

十方山に着いてみると誰もいなかった。草原のずっと向こうに、瀬戸谷コースから男性一人がこちらに向っているのが見える。太陽が雲に隠れたり出たりしている。直接日の光に当たるとさすがに暑い。展望はあまり良くない。

丸子頭の右奥に刈尾山。市間山の左奥に天上山、右奥の東郷山ははっきりしない。立岩山の右奥に湯来冠山がはっきりと頭を出している。日の平山の右奥に大峯山~西大峯がうすい。女鹿平山の右奥の羅漢山は分からない。黒ダキ山、沼長トロ山の左奥に、吉和冠山が霞んでいる。五里山左奥に頭を出しているのは安蔵寺山か。その他、島根県境の山を見る。

シシガ谷へ下る。ササやぶの中を潅木の中に向けて、地形図点線に沿って行く。ややあって少し登っていることに気づく。1310m台から、最初は奥三ツ倉の方角に下る。すぐに少し左に振って前三ツ倉の方角に下るようになり、少し平らな湿地帯から杉林へと入っていく。その後は、木の根、石ころや倒木などでガラガラの道を下る。神経が参る。

13:33足場が少し落ち着く。少し下って石ころだらけの少し幅広の道となり、やがて沢に接する。冷たくてきれいな水で顔を洗う。 しばらく沢沿いに行き、やがて沢が右下に分かれるようになると十方山林道は近い。そのころやっと安心して歩ける状態の道となった。

十方山林道(未舗装)は、ここから二軒小屋にかけて荒れ放題だ。大雨、大雪で林道上を流れた水が路面を深くえぐっている。場所によっては50~60cm位も掘れている。見ると底に埋木がある。ていねいに何回も修理をしながら使ってきた証拠であろう。ところが、今となっては工事着工(拡幅舗装化)を前にして無駄な努力はしないということかもしれない。二軒小屋手前では、大雪で屋根が落ち家全体が傾いた一軒屋の後片付けをしていた。その人の話では、8月着工と聞いているという。なお、途中に倒木が1本あり、それの片付けも行われる様子がない。当然、車での通行はできない。

一軒屋の手前にあるコンクリート橋で、ミヤマカラスアゲハが十数頭、一斉に飛び上がった。そばの水溜りで給水中だったのを驚かせたようだ。ふたたび地面におりてくるまでしばらく待ってみようとしたがダメだった。興奮しているのだろうか、あたりを激しく飛び回り続けるだけだった。

次のコンクリート橋で、同じように十頭前後のミヤマカラスアゲハが給水中のところを手前で発見する。ゆっくりと静かに近づき写真を何枚も撮る。その時、後で物音がした。振り返ると、男性が一人近づいてきている。こちらの様子が分かったようでしばらくの間待っていただいた。

十方山~シシガ谷~二軒小屋よりも、十方山~内黒峠縦走路~藤本新道~二軒小屋の方がよほど歩きやすい。時間的にもあまり変わりはない。