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十方山南尾根コース(瀬戸滝経由、三つ倉まで)
十方山(途中敗退)
(出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
2006年10月07日(土)、単独
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はじめに
2006年10月07日(土)、単独
十方山(途中敗退)
駐車場~瀬戸滝~(南尾根コース)~三つ倉~(南尾根コース)~瀬戸滝上部~駐車場(出発帰着:瀬戸谷入口駐車場)
瀬戸内沿岸部は晴れていたが、西中国山地に近づくにつれて時雨模様、十方山林道を歩くか、沼長トロ山(細見谷渓谷南壁)に登るか、迷った。北風が強い。細見谷渓谷南壁にはもろに吹き付けるだろう。十方山林道はもう少し後の紅葉の頃がいい。結局、瀬戸滝付近を見学して十方山に登ることにした。瀬戸滝は、初めての十方山の下りで滝の見える位置まで行って素通りしただけで、一度も滝のそばまでいったことがなかった。
駐車場10:00-瀬戸滝400m10:09-瀬戸の滝10:19、10:27-分岐(右折)10:31-左折登る10:37-78度を向く10:41-沢(カラ谷)渡る10:52-主登山道合流(瀬戸滝分岐)10:54-標高800m10:56-小滝上部10:58-休憩10:59、11:02-尾根乗越11:13-黒ダキ山261度11:16-再び尾根11:26-小コブ11:28-三つ倉11:32、11:54-尾根乗越12:09-小滝上部12:19-瀬戸滝分岐12:22-沢(カラ谷)渡る12:24-分岐(左折)12:35-主登山道合流12:45-駐車場12:49
今日のコースタイム:
駐車場(19分)瀬戸滝(27分)瀬戸滝分岐(38分)三つ倉
小計1時間32分(瀬戸滝8分を加える)
三つ倉(28分)瀬戸滝分岐(13分)分岐左折(14分)駐車場
小計55分
総合計2時間49分(三つ倉22分を加える)
瀬戸橋左岸から川沿いに瀬戸滝まで行く。取り付き位置は、瀬戸谷南尾根コースよりもほんの少し立野よりである。入口で一応通行止めとなっているが、瀬戸滝手前に小さな崩落箇所があるものの、全く問題はない。
瀬戸滝までのコースは、いわゆる遊歩道として整備されたもののようである。足元にはコンクリートを流して固めた箇所があり、いくつかある頑丈で大きな木製の橋は、いずれもさらに金属で補強されている。
瀬戸滝上部から瀬戸谷をさらに奥へ入るには、どのように行けばよいのだろうか。「西中国山地」P.105には、「滝を越す取り付きは、左岸に<アライ川>の谷が落ちているので、これに入り、<アライ川右岸>の岩と草つきの急斜面を登る。・・・」となっている。成る程、滝手前の展望台から見ると、向って右手に小さな川が流れている。しかし、対岸の取り付きまではよく分からない。後日の検討課題として先に進む。
瀬戸滝手前の右手斜面に取り付き少し登る。すぐに川の20~30m上を川と平行に走っている小道に出合い、右折して少し下る。やがて、左折する道が付いており、最初は小刻みにジグり、その後、934mから南に流れる尾根を左手に見ながら巻き気味に急登する。右手下にはカラ谷があるはずだ。
カラ谷の手前で尾根を乗り越して、一旦少し下って沢(カラ谷)を渡る。上から男女2人組が下りてくるのが見えた。駐車場から南尾根コースに向けて先発した人達のようだ。瀬戸滝を見て、そのまま下山できるかどうか、という意味のことを聞かれた。通行止め表示があるので心配になったのだろう。川沿いは難なく通れたと伝える。さて、沢から再び少し登ると南尾根コースに合流する。すぐに標高800m表示、そして小滝を越えて登山道は上に延びている。
尾根乗越で北風が強く当たるようになり、雨が少し落ちてくる。十方山方面を見ると、時雨れている。雨はすぐに止んだものの、十方山に登っても展望はまるでなさそうだ。区切り(5合目)のよい三つ倉まで登り、お昼を食べて引き返すことにする。だから、もう少しがんばって登る。
尾根筋で樹間261度に山を見る。黒ダキ山のようだ。尾根筋を左から2度巻いた後で、少し急登して三つ倉(5合目)1030m前後に着く。十方山を見ても展望があるようにはみえない。予定通りここから下ることにする。
瀬戸滝から流れ落ちる川の左岸上部、標高590m~560m位の位置に一本の登山道があるはずだ(地形図の黒点線)。この道は往路でも少し通ったはずだ。それを確かめたくて、再び瀬戸滝方面に向けて下る。瀬戸滝を右下に見る位置で、目的の道に行き当たり左折して下る。
斜面を適度な幅に切り開いた道で歩きやすい道だ。もしかしたら、昔の人が瀬戸滝を越えて瀬戸谷に入るために作った槇道なのかもしれない。下山口の少し手前で尾根に乗る。そこが瀬戸谷南尾根コースとの合流点であり、ここも相変わらず通行止めになっていた。なお、以前に瀬戸滝を見たのも、この槇道の上からで、滝のすぐそばまでは行っていない。
今日は天候が思わしくなくて、十方山山頂まで登る気にならず、途中で下山した。それはそれでいたしかたないことなのだろう。 北アルプスや東日本の海は相当荒れたようだ。