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2003年08月10日

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ひろしま百山(私の踏跡)>> 十方山トップページ

1)十方山(藤本新道~内黒峠縦走路)
2)シシガ谷コース~十方山林道(ワサビ田まで)、往復
まず十方山に登り、その後、十方山林道に降りて渓畔林を堪能する
(出発帰着:二軒小屋)

2003年08月10日(日)、単独

このページの目次です

はじめに

2003年08月10日(日)、単独
十方山(藤本新道~内黒峠縦走路)から
十方山林道(ワサビ田まで)往復
(出発帰着:二軒小屋)

夏の細見谷に行ってみたい。しかし普通車でこの谷沿いの林道(十方山林道)は走れない。二軒小屋から徒歩往復が常識的なところであろう。だが十方山にも登ってみたい。ということで二軒小屋から十方山を目指し、十方山頂上からシシガ谷を下って細見谷に至る。最初は瀬戸谷から十方山を乗り越えて往復することを考えていた。体力的には無謀というものであろう。

今日のコースタイム

二軒小屋(42分)稜線上(28分)丸子頭(55分)十方山
 小計2時間05分
十方山(51分)シシガ谷登山口(44分)下山橋(33分)ワサビ田
 小計2時間12分(昼食24分を除く)
ワサビ田(24分)下山橋(45分)シシガ谷登山口(29分)二軒小屋
 小計1時間42分(途中休憩を加える)
総合計6時間08分(十方山展望、下山橋昼食、1時間07分を除く)

二軒小屋8:47-登山口8:56-小ピーク9:05-小ピーク9:11-小ピーク9:19-稜線上9:29-ピーク途中9:35、9:42-(1152mピーク)-鞍部9:45-丸子頭9:57-小ピーク10:03-鞍部10:07-(振り返れば展望)-小ピーク10:13-1312m(前三ツ倉)10:18-鞍部10:22-奥三ツ倉10:30-鞍部(論所)10:42-十方山10:52、11:35-シシガ谷登山口12:26、12:30-下山橋13:14、13:38-ワサビ田14:11、14:20-下山橋14:44-シシガ谷登山口15:29、15:33-二軒小屋16:02

台風一過の藤本新道を登る

台風一過、一日置いて十方山を目指す。広い二軒小屋駐車場に先客はたったの一台。身支度を整え、県道を内黒峠に向かって少し引き返し、取り付き口に至る。最初から急登である。ササをつかんでよじ登る。

台風による雨水をたっぷり吸い込んだ登山道は下りにはとても使えそうにない。それでも登るほどに適度な勾配となり、左手樹間に見え隠れする内黒峠からの稜線を見ながら登っていく。稜線に近づくと鈴の音に混じって人の話し声がする。内黒峠方面から登ってくる人がいるようだ。

内黒峠縦走路で男性3人組といっしょになる

稜線に入っても休まず登り続ける。それでも鈴の音はさらに近づいてくる。休憩を入れてやり過ごそうとするが、追いついてきた男性3人組も同じところで休憩。

ここまで1時間45分で来たという。二軒小屋ショートカット道やシシガ谷コースなどよく通っているようである。お菓子を2つもらってお先に失礼する。その後は鈴の音は聞こえなかった。こちらのペースが幾分上がり気味だったようだ。

十方山山頂からの展望

頂上では台風一過の青空とまではいかないが見通しのよい天気に満足する。丸子頭の右後方は苅尾山~掛頭山であろうか。その回りの山も見えている。東の方角、遠くに海見山のピークが高い。南東の方角に鈴ヶ峰も見えている。その右後方には峠島が海に浮かぶ。小室井山後方に宮島・弥山その他が見えているようである。羅漢山、鬼ヶ城山、吉和冠山が一直線上に並ぶ。十種ヶ峰も見えているようである。

シシガ谷コースを下る

シシガ谷コースは石が多いから捻挫など注意が必要と先ほどの人に教えてもらっていた。成る程、石も多いが木の根も張っている。至るところに水が流れており川の中を歩いているのかと錯覚するような場所もある。

滑らないように慎重に下る。登り1時間弱、下り30分余りと教えてもらっていたが50分以上かかった。自然味あふれるコースである。

十方山林道を歩く(ワサビ田往復)

いよいよ十方山林道を歩く。あまり勾配がないとはいえやはり坂道である。登りではそれなりにきつい。またシシガ谷登山口から二軒小屋方面にかけてかなり荒れている。太陽の光は林道の西側からまともに当たっているが、樹木の途切れた場所以外で直接日の光を浴びることはない。時々心地よい風が通り抜ける。

林道の水溜りでチョウが3~4頭づづ水を吸っている。こうした光景を林道のあちこちで見かけた。近づくと飛び立つが何だか弱々しい。中には車に轢かれたようなのがいる。羽を一杯に広げたまま死んでいるのがいた。広島の自然と昆虫/広島県蝶類図鑑/神垣 健司さんの図鑑で調べると、ミヤマカラスアゲハによく似ている。

カメラを提げて一人で歩いている人、数人のグループ、釣り人、オフロードバイクに車、というように細見谷に入り込む人の数は相変わらず多いようだ。