Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡) >> 広見山/恐羅漢山トップページ
2008年10月25日(土)、Ha夫妻、次弟
広見林道~ジョシのキビレ~ジョシ谷~カメイ谷~33曲り~台所原~恐羅漢山~旧羅漢山~カマのキビレ~三本栃~広見林道
広見林道~ジョシのキビレ~ジョシ谷~カメイ谷、初登破
(出発帰着:広見林道-広見山登山口付近)
はじめに
以下のコース記述では、最新版地形図である"地図閲覧サービス「ウオッちず」(Web上にて試験公開)"を参照しています。
広見林道~ジョシのキビレ分岐~ジョシのキビレ~ジョシ谷~カメイ谷~33曲り~台所原~恐羅漢山~旧羅漢山~カマのキビレ~三本栃~広見林道
ジョシのキビレ~カメイ谷を突破すること、そして、Ha君との同行山行という二つの懸案事項を同時に果たすことができて大満足。 また、次弟の持つGPSの威力を、改めて思い知らされることになった山行であった。地図(国土地理院地形図)とコンパスのみで、現地の地形をどこまで読みきることができるか、今後の課題である。
今日のコースタイム:
広見山登山口近く(20分)ジョシのキビレ分岐(12分)ジョシのキビレ(37分)ジョシ谷(32分)カメイ谷
小計1時間49分(ジョシ谷8分を含む、広見山方面探索23分は加えず)
カメイ谷(52分)33曲り(14分)登りきる(26分)台所原(60分)恐羅漢山
小計2時間43分(33曲り取り付き2分、台所原9分を含む)
恐羅漢山(25分)旧羅漢山
小計25分
旧羅漢山(23分)カマのキビレ(32分)三本栃(27分)広見林道
小計1時間22分
広見林道(3分)広見山登山口近く
小計3分
総合計7時間29分
(広見山方面探索23分、恐羅漢山39分、旧羅漢山5分を加える)
(出発帰着:広見林道の広見山登山口近く)
広見林道(広見山登山口)7:48-ジョシのキビレ分岐8:08-(広見山方面探索、ロスタイム23分)-ジョシのキビレ分岐8:31-ジョシのキビレ8:43-ジョシ谷9:20、9:28-カメイ谷(左岸)10:00-右岸へ10:21-アマスギ谷10:28-小さなケルン(左岸へ10:39-右岸へ10:43)-小谷(沢)に接する10:48-33曲り取り付き10:52、10:54-登りきる11:08-台所原11:34、11:43-台所原分岐(稜線上)12:41-恐羅漢山12:43、13:22-旧羅漢山13:47、13:52-カマのキビレ14:15-広見林道終端部分岐14:24-三本栃14:47-小さな木橋14:55-木橋(林道終端部)15:01、15:03-(ハゲノ谷の林道)-広見林道15:14-広見林道(広見山登山口)15:17
甲佐家屋敷跡から広見林道:
広見林道(島根県)の始点は、国道488号が鋭角に曲がる地点(標高620m台)にある。そのヘアピンカーブの内側には、"甲佐家屋敷跡"という石碑が建っている。広見集落のこの地に屋敷を構えていた関係者が記念に建てたものであり、ここに昭和45年(1970年)まで民家があったことを伝えている。
そこから数百メートル下った地点に、旧広見小学校校舎跡がある。広見集落は、かつて林業で栄え最盛期には80戸が暮らしていたという。しかし、サンパチ豪雪(昭和38年、1963年)を境に離村が相次ぎ過疎化した。1970年の広見小学校廃校に伴い、最後の7戸が移転して廃村となったのである。
なお、この校舎は、恐羅漢山スノーボーダー男性7人遭難事件(2008年2月3日~5日)で、彼らが二晩を過ごし命拾いをした場所として有名になっている。
甲佐家屋敷跡(標高620m台)から北へ延びる広見林道(地形図黒実線、途中から黒点線)は、〈右〉屈折点(標高830m台)からトイシ谷左岸上部を東向きに登ってゆく。終端部(標高1040mくらい)まで車が上がれそうな状態が続いている。
広見林道から旧羅漢山へ:
旧羅漢山に登るには、広見林道終端部から踏み跡をたどってハゲノ谷(左谷)上部に入り、カマのキビレで旧羅漢山から北西~北に流れる尾根に乗る。その尾根の上には、しっかりとした踏み跡が旧羅漢山山頂まで続いている。
広見林道経由で旧羅漢山に取り付くルートはもう一つある。広見林道屈折点やや手前(標高820m台)からハゲノ谷の林道(地形図黒点線)に入り、ハゲノ谷(左谷)の植林帯にある踏み跡を登るものである。
植林帯の中で、三本栃を右手に見て登ると、やがて左から林道終端部経由の踏み跡が下りてきて合流する。後は上記コースと同一のルートをたどることになる。今日は旧羅漢山から三本栃コースを下った(後述)。
広見山登山口~ジョシのキビレ分岐:
広見林道(黒点線)の屈折点手前約70~80m(標高830m台)から、もう1本の地形図黒点線が北向きに延びている。広見山へ至る小道である。これら2本の黒点線の分岐点を広見山登山口としている。そして、そこは広見川上流部の2本の川の合流点となっている。
広見山に取り付くには、まず広見山登山口からトイシ谷の水流を渡り、ミチガ谷(広見川本流)左岸に接する。そして、その川に沿って付けられた幅広の作業道を北西へさかのぼってゆく。ジョシのキビレ分岐(標高920m台)は、その途中の右手ヤブの中にあり、そこで沢を渡ると、ジョシのキビレに至る踏み跡(地形図黒点線)が北東へ延びている。
今日は、広見山登山口付近から歩き始めた。登山口(標高830m台)でトイシ谷(小さな沢)を渡り、ミチガ谷(広見川本流)に沿って登る。右から流れ込む支流(標高840m台)を越え、さらに、本流を左岸から右岸(標高880m台)に渡る。
標高920m台で、今度は右岸から左岸に渡る。西に向きを変えた作業道(広見山登山道)は、少し先で植林帯の中に入っていく。
気持ちよく歩いていたが、どうもおかしい。よい道が山の方に向かっている。広見山に至る道であろう。そして、沢はどっちになるのだろう。ジョシのキビレ分岐(標高920m台)は沢の側にあるはずだ。
登りすぎではないか。明らかに、先日探索して確かめてあったジョシのキビレ分岐を通り越している。引き返すことにして、左岸から右岸に渡り直す。さらに、ジョシのキビレ分岐まで下る。標高960m台まで登っていたようだ。
ジョシのキビレ分岐~ジョシのキビレ:
先日確かめておいた地点で、地図とコンパスを取り出す。角度を合わせるのだが、いざ踏み込もうとするとどうもしっくりこない。次弟がGPSを取り出して、さらにもう少し戻った地点だという。
ジョシのキビレ分岐は、北西に延びてきた作業道が西へ向きを変える地点にある。まずは、現在地点で作業道の方位を確認すべきであった。その上で、ジョシのキビレに至る谷の角度を見なければ、行くべき谷を探すことはできない。先日の探索、今日の行動共に失敗である。結局GPSの威力に頼ることになった。
ジョシのキビレ分岐を確定して、沢を右岸から左岸に渡る。北東の方角に角度を定め、荒れた谷にわずかに残る踏み跡らしきものを追って行く。奥さんの目がよい。先頭を代わってもらうことにする。すると、その動きに体が付いてゆけない。さすがは、つい最近ご夫婦で、剣山~三嶺縦走(山小屋泊)ツアーに参加されただけのことはある。
谷を登り上部に空が見えるようになるころ、やや右手(とはいっても地形図黒点線よりは北西)を登っていたルートは、最後に、ヤブを刈った道に沿って左に振られ、ジョシのキビレ(標高1000m台鞍部)にドンピシャで登りつく。
ジョシのキビレ~ジョシ谷:
ジョシ谷は、ジョシのキビレ(標高1000m台鞍部)の東にある1090mから北へ流れ落ちる尾根の向こう側(東側)にある。今日の予定は、ジョシのキビレから、まずその尾根を西から東へ越えて行き、ジョシ谷(右谷)の標高820mくらい地点で合流して、そこからカメイ谷(標高640m前後)まで下ろうというのである。
ジョシのキビレ(鞍部)の向こう側(北側)もササが刈ってある。やや左手からほんの少し右へ巻き込むようにして下り、大ブナを見る。大ブナの側をずり落ちると、再びササが刈ってある。 そのルート(トラバース道)をたどって、尾根の西側から東側へ回り込むことができる。標高850m付近で尾根突端を回り込み、東南東の方角に滑り降りるとジョシ谷である。
基本的には北東の方角に下るが、尾根の形は単純ではない。トラバース道では、ほぼ真西まで振られる箇所もある。ササが刈ってなければ自力でルートをたどることができるかどうか怪しい。
尾根西側には、小さな谷がジョシのキビレから北北東に流れ落ちている。 そして、標高740~50m付近でジョシ谷に合流している。また、この小谷のさらに一つ西側にも小谷(ナメラ谷)がある。
「山歩き」"Kさん"の2005年5月14日山行記では、トラバース道に入らず、まっすぐに小谷を下っている。「キビレから少し下ると周囲4.2mのブナの大木がある。キビレから降りる小谷を下った。すぐにジョシ谷へ回るトラバース径が残っているが、茂っている」。
国土地理院地形図によれば、今日下ったジョシ谷(右谷)は、標高780m前後でジョシ谷の本谷(左谷)と合流するはずであるが、まったくのノーマークであった。なお、ジョシ谷に付けられている地形図黒点線のルートは、ジョシ谷上部では実際には存在しないようである。後日訂正:ジョシ谷の本谷は、左谷(地形図黒点線が延びている谷)ではなく、右谷である。
したがって、今日とは逆にジョシ谷をさかのぼり、旧羅漢山から流れ落ちる尾根に至る場合には、適当な地点でジョシのキビレへのトラバース道に入る(今日 と同じルートをさかのぼる)のが最も確実な方法といえるだろう。
なにはともあれ、ブナ大木の下からジョシ谷合流点近くまで、ササを刈った尾根北西面の快適な道からながめる大自然を満喫しながら下る。大満足。なお、紅葉がこれより標高が低い地点よりも少ないように思える。むしろ、青一色の広い谷を眺めてうっとりするといった感じである。ササ刈りをしていただいた方に感謝。何の奉仕もしていないのに申し訳ないような気持ち。
ジョシ谷~カメイ谷:
ジョシ谷左岸の踏み跡を下る。途中で二箇所悪いところがあるものの、踏み跡にしたがえば何の問題もない。標高820mくらいから640m前後(カメイ谷)まで、リズム良く下ることができる。
カメイ谷合流部(寺床)は、少し平坦な場所が広がっている。どちらに進もうか考えたが、本流手前で右手上流部へ素直に登る。"広見入口"と立ち木に掘り込んだ有名な道しるべは見つけることができなかった。
ところで、ここ(広見入口)からジョシ谷をさかのぼる場合には、谷の入口を見つけるのに多少迷うことがあるかもしれない。それでも、地図とコンパスで角度を合わせれば問題はないだろう。
また、今日はジョシ谷を上から下へ歩いたわけだが、支谷(沢)は何ら気にもとめず、とにかく下へ下へと下っている。ここを逆に登った場合、 谷の分岐で迷うことなく、うまく目的の谷(沢)をたどって行くことができるだろうか。さらに、ジョシのキビレに至る分岐(トラバース道入口)を見つけることができるだろうか。一度ジョシ谷を下から登って確かめてみたいものである。
カメイ谷~33曲り取り付き:
カメイ谷にも踏み跡があり、数度の渡渉を繰り返しながらさかのぼる。まずは、ジョシ谷合流点(寺床)から左岸の踏み跡をたどる。しばらくして右岸に渡り、右手から流れ落ちるアマスギ谷(標高720mくらい)の水流を渡る。
アマスギ谷の前後には、河原から少し高い位置に幅広の平らな部分が続いている。木馬道の跡と思われる。その他、石組も幾つか見られ、この地にかつて人の手が入っていたことをうかがわせている。
アマスギ谷を越えてしばらく行き、いったん左岸に渡りすぐ右岸に渡り返す。やがて、右岸から小谷(沢)が落ちてくる(標高800mくらい)。その沢の〈右岸〉にそって少しさかのぼり、水流を越えると、そこが33曲りの取り付き(標高820m台)である。
33曲り、取り付きから登りきるまで:
沢を越えた地点から、道はカメイ谷と並行には行かず上に登り始める。実はそこで初めて、ここが33曲りの取り付きであることに気付いた。
というのは、初めてのカメイ谷(2008年4月26日)では、今日とは反対に、台所原から33曲りを下ってきて、この小谷(沢)の〈左岸〉にぶつかっている。そしてそこを渡ることなく、その沢の側を強引にずり落ちて、いったんカメイ谷の河原まで降りてしまっていた。
そして、その時の山行では、その後で33曲り取り付きについて改めて確認することなくやりすごしている。したがって、取り付きの位置は不正確なままとなっていた。今日はその点を確かめようと思っていたのだ。それが、カメイ谷〈右岸〉の踏み跡から、すんなり33曲りに入ってびっくりといった感じである。
33曲りは、さきほどの小谷の左岸小尾根を登っている。台所原~中ノ川山(1070.2m三角点)~(天杉山)の尾根の1070m台あたりから南西~西南西に流れ落ちる支尾根上である。
取り付き(標高820m台)から、小刻みに折り返すジグをゆっくりと登る。足元にはササが繁っており、前回よりも歩きにくいように感じる。それでもササの背丈は低く、踏み跡をたどるのにそれほどの苦労はいらない。33曲りと聞けば、なにやらむつかしそうな印象を受けるが、それほど気にすることはない。
さて、登りの途中で、次弟がこれで約三分の一登ったという。どうしてかと聞くと、10回折り返したからだという。10/33という訳である。しかし、そこからカメイ谷を見下ろすと、前回、33曲り上部からカメイ谷を見下ろした時と同じくらいの高度差に感じる。そして、まもなく33曲りを登りきる(標高約900m)。折り返しの回数は十数回だろう。
台所原までトラバース道をゆく:
33曲りの小尾根と、台所原~中ノ川山(1070.2m三角点)の尾根でできる谷をトラバースして行く。時に少しきつい登りがあるものの、全体的には勾配はゆるやかである。(標高約900mから1020m前後まで登る)
ただし、ササがきつい。膝上まであるササを左手でつかんで払いのけ、右下の谷へ足を踏み外さないように慎重に行く。踏み跡の上にもササが生えている箇所がある。足を滑らせないように神経を使う。
前方からカメラを提げた男性が一人でこちらへ向かってくる。下まで(カメイ谷)どれくらいかかるかと聞かれた。1時間くらいと答える。どこから来たのだろう。軽装だったように思える。あまり疲れた様子もない。中之甲林道終端部(台所原の向こう)まで車で入ったのかもしれない。
さて、尾根突端(標高1020m前後)を回り込むと、やや下って台所原(標高1000m台)に着く。台所原手前は、背丈が没するほどのササ原である。それをきれいに刈ってあり、そこ以外に歩きようがない。
む? 今まで台所原から33曲り方面に向けて、こんなにきれいにササが刈ってあるのを経験したことはない。カメイ谷方面には2回ばかり踏み込んでいるが、いずれの場合も踏み跡らしき箇所を見つけて、ササヤブを強引にかき分けて突撃している。
今回は、四方が整備されたお陰で、ミズナラの大木のところがきれいな十字路になっている。そして、ここにも件の道標が設置してあり、広島・島根県境に帰って来たことを実感する。今日はここまで島根県側を歩いてきた。道標はほとんど見ていない。私は、その静かな山が好きである。
道標の表示を今日のコースに当てはめて補足すると、現在地:台所原、左折:中ノ川山~天杉山方面(時間表示なし)、直進:中ノ甲・聖湖方面(時間表示なし)、右折:恐羅漢山頂(60分)である。
台所原~恐羅漢山:
台所原(標高1000m台)で小休止の後、恐羅漢山(標高1346.4m)に向けて登る。西中国山地のなかでも最もブナ林の美しい場所の一つである。しかし、勾配はそれなりにある。途中で行き逢った男性3人組から、ここの登りはきついからとエールが入る。
先頭を切っているものの少し辛い。自分のペースで適当に休憩を入れる。それでも稜線(標高1330m台)に近づいたころ、十分に1時間以内で登る目処がたってきた。もっとも、最後にキノコ観察の時間を取ったので、恐羅漢山山頂までちょうど1時間かかった。
件の道標表示と同じ時間である。件の道標は、通常は割とゆっくりめのコースタイムになっている。ただし、恐羅漢山の登り60分は少しきついだろう。それを行程の最後に登って楽にクリアーしているのだから、今日のメンバーは強い。
とはいっても、私はキノコ観察には加わらず、立ち休憩のまま動けなかった。ここまで他の3人はほとんど水分を取らず、汗もかいていないのに、私だけ汗びっしょり。水分摂取量は、曇り空の暑くもなく寒くもない状態としては多い。
恐羅漢山:
山頂には、10人くらいの一団、その他の小パーティ、そして山頂に私たちと相前後して到着した男性などでにぎやかである。この男性は、Ha夫妻の知り合いの方のようである。先日の剣山~三嶺縦走でもご一緒だったらしい。昼食後、持参のミルでひいたばかりのコーヒーをごちそうになる。おいしい。
聞けば、10人のメンバーをカメイ谷(亀井谷奥橋あたりか)に降ろし、牛小屋高原に車を回して先着したとのこと。これからそのメンバーを迎えて鍋料理が始まるようだ。
なんという偶然か。そのメンバーは、完全に私たちの後を追って来ていることになる。予定所用時間は3時間半だという。私たちは、カメイ谷(広見入口)から恐羅漢山まで2時間43分だった。亀井谷奥橋から歩くとすれば、少なくとも20分以上は余分にかかるだろう。
簡単に展望写真を撮った後で、お先に失礼して旧羅漢山に向かう。
恐羅漢山~旧羅漢山:
恐羅漢山と旧羅漢山との鞍部を平太小屋原という。小湿地帯である。カメイ谷から33曲りを行かず、そのまま上流をつめると平太小屋原に至ることができるという。「山歩き」"Kさん"2005年5月14日山行記。いつかは歩いてみたいものである。
途中で、割と高年齢のグループとすれ違って挨拶をする。旧羅漢山山頂にも、台所原~恐羅漢山を登って来たという元気なご夫婦。皆さん年とともに元気になるといったところでしょうか。
旧羅漢山~カマのキビレ~三本栃~広見林道:
旧羅漢山山頂にある件の道標に少し補うとすれば、
旧羅漢山の道標、現在位置(旧羅漢山頂)
恐羅漢山頂25分(山頂大岩に向かって、右手斜め後ろに行く)
水越峠60分(同様に、左手斜め後ろ)
広見谷林道1時間35分(同様に、右手斜め前)
(Web作者注:ハゲノ谷を下り、広見川沿いまでの時間と思われる)
旧羅漢山から三本栃まで、ポイントごとに特徴がなく現在位置を確認しづらい。今日も三本栃手前で、すでにそこを行過ぎたのではないかと不安になり、行きつ戻りつして時間をロスした。そこで、おおよその時間配分を書いておく。
旧羅漢山~広見林道、1時間30分以内
旧羅漢山~カマのキビレ、20~25分
カマのキビレ~広見林道終端部分岐、10分以内
カマのキビレ~広見林道終端部分岐~三本栃、25~30分
三本栃~小さな木橋、10分以内
小さな木橋~ハゲノ谷の林道、6分程度
ハゲノ谷の林道~広見林道、10分強
旧羅漢山から北西~西へ流れる尾根(旧羅漢山~カマのキビレ~1155m~ジョシのキビレ)を下る。植林帯のなかのしっかりした踏み跡は、カマのキビレで尾根をはずれ、左手のハゲノ谷(左谷)に入る。
なおここで、カマのキビレ(鞍部、標高1130m台)は、左屈折点をもう少し直進した所にあると思われる。しかし、その少し手前(標高1140m台)でブッシュに直進をはばまれる。そのため、旧羅漢山から踏み跡を追って下ると、自然にハゲノ谷に入っていくようになる。(当山行記では、左屈折点をカマのキビレそのものとして表示することにする)
谷を下り、右手尾根が少しづつ高く見えるようになり、その後逆に尾根との高低差があまりなくなってきたころ、右手に広見林道終端部に至る踏み跡分岐(標高1070mくらい)をみる。
谷をそのまま下ると、少し道が荒れた部分が続き、やがて左手に三本栃(標高950mくらい)をみる。その後、道は落ち着きを取り戻し、小さな木橋(2本の水流の合流点、標高870mくらい)を渡り、左から流れ落ちるハゲノ谷(右谷)の流れを越えて下ると、大きな木橋(ハゲノ谷の川、標高860m台)がある。
木橋を渡ると、ハゲノ谷の林道が左手に延びている。林道は、ハゲノ谷の川の右岸に沿って付けられており、その林道を少し下ると広見林道(標高830m台)にぶつかる。
右折して広見林道に入り、広見川を左手にしながらしばらく行くと、広見山登山口(標高830m台)に帰り着く。
(参考)広見林道屈折点(標高830m台)から林道終端部まで登り、そこから踏み跡をたどって旧羅漢山に登ることができる。
今日の出発帰着点の広見山登山口から考えると、まず広見林道を屈折点まで少し登る。そこで右折して、広見川(実際にはトイシ谷の流れ)と分かれて登る広見林道を終端部(標高1040m台)まで行く。そこから、枝尾根(始点は、カマのキビレから同じ尾根上を西側に少し行ったところの1155m)に取り付いて 、いったん尾根に乗り、その後トラバース気味に行くと、ハゲノ谷(左谷)の踏み跡にぶつかる。今日下った道である。そこを左折して、こんどは逆に登るとカマのキビレである。植林帯の踏み跡をたどれば旧羅漢山に登りつく。
先日旧羅漢山北側であった人のGPS軌跡
デジカメの日付が1日狂っている
マクロモード、オン・オフ