2003年01月18日

Akimasa Net
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天狗岩~せんこう分かれ~せんこう頭部
(出発:JR小屋浦駅―呉線、帰着:JR坂駅―呉線)

2003年01月18日(金)、単独

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今日のコース&コースタイム

JR小屋浦9:40-西谷遊歩道尾標識9:55-西谷遊歩道入口9:58-第一ベンチ10:04-第二ベンチ(大岩)10:19、10:24-第三ベンチ10:28-第四ベンチ10:35-第五ベンチ(小ピーク)-第六ベンチ(308m)10:52-第七ベンチ11:00-第八ベンチ(小ピーク)11:03、11:10-天狗岩頂上11:13-12:43-せんこう頭部13:00、13:05-小ピーク13:15-大岩13:21-舗装道路13:31-JR坂14:00

  • JR小屋浦駅(18分)西谷遊歩道入口(30分)尾根(45分)天狗岩頂上
    小計1間33分
  • 天狗岩頂上(48分)天狗岩遊歩道登山口(29分)JR坂駅
    小計1時間17分
  • 総合計2時間50分(頂上での展望時間、1時間30分を除く)

注:標高その他は当時の情報によるもの有り

西谷遊歩道登山口

JR小屋浦駅(呉線)を降り、天地川沿いを北東に登る。どど-と後ろから大きな音がする。海から波が川に向かって打ち込んできた音である。海抜0m地帯からやがて道は急坂になる。そして、西谷(にしたに)遊歩道標識を左折すればすぐに登山口である。

登山口には坂町遊歩道マップが用意されている。それによれば、今から登るのが西谷遊歩道である。ここで、マップに書いてある所用時間、45分(コース紹介)、あるいは50分(地図上の表示)はいずれもあまりに早過ぎないだろうか。

西谷遊歩道を登る

登山口から、いきなり木製の階段である。かなりきつい。第一ベンチを越えると小鳥の鳴き声が聞こえてくる。樹間に天狗岩、絵下山が見える。第二ベンチの大岩から樹間を眺めると稜線上に灰ヶ峰が頭を出す。

第三ベンチで尾根に乗る。樹間に両側が見える。左には228.8m三角点へ至る踏み跡がついている。第四ベンチでは江田島、宮島、能美島、安芸小富士など。その北側は樹間にかすんでいる。一歩踏み出して岩場からは宇品の灯台が見えている。

やがて進む方角が大きく変わり樹間(64度)に天狗岩を見る。第五ベンチでは我が鈴ヶ峰方向が開けるがかすんで分からない。第六ベンチ(308mピーク)を過ぎた鞍部で小鳥の鳴き声。

第七ベンチでは、海側、尾根の左右とも樹間に見えるがかすんで展望不良。第八ベンチからは能美島、宮島、安芸小富士などが見える。

天狗岩からせんこう頭部へ下る

かなりかすんだ天気のなかを粘って展望図を描く。その後、ガイドブックにはない坂方面へ下る。坂町遊歩道マップによれば、天狗岩遊歩道として整備されているはずの道である。しかしあまり人気がないのであろうか。ススキが道を被っていたりする。

財布を忘れてEIKOにSOS。電車を待つ間も駅前のベンチは日が差して暖かい。小春日和である。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデル山行記

2004年04月29日

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天応烏帽子岩山~上山~大屋川
(出発:JR天応駅、帰着:JR呉ポートピア駅―呉線)

2004年04月29日(木)、単独


〈写真〉登る途中で振り返り、烏帽子岩を見下ろす、10時49分

広島県下有数の岩登りゲレンデである。前から気になっていた山だ。新刊「イラスト版・広島の里山を歩こう」(南々社)で紹介されたのをキッカケに登ってみることにする。

注:標高その他は当時の情報によるもの有り

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今日のコース&コースタイム

JR天応9:42-自動車専用道9:48-登山口9:50-振り返れば展望10:01-(なだらかな稜線)-烏帽子岩(手前)10:08、10:13-(岩場)-どん亀岩10:50、11:01-中国自然歩道11:14-天応烏帽子岩山11:15、12:43-小ピーク12:47-広場(ピーク)12:48-上山(391.7m三角点)12:55-370m台ピーク13:05-小ピーク13:14-つつじ丘分岐13:15-(直進)-車道13:40-天狗城山登山口14:17-JR呉ポートピア14:27

  • JR天応駅(8分)登山口(18分)烏帽子岩(37分)どん亀岩(14分)烏帽子岩山
    小計1時間33分(全ての休憩を含む)
  • 烏帽子岩山(12分)上山(20分)つつじ丘分岐(25分)車道(47分)JR呉ポートピア駅
    小計1時間44分
  • 総合計3時間17分(烏帽子岩山、滞在1時間28分を除く)

烏帽子岩を登る

烏帽子岩を行くルートは、思ったよりもきつかった。もちろんロッククライミングをするわけではない。しかし、急な岩尾根をよじ登るのにかなり神経を使った。これで里山歩きの紹介対象となる山なのだろうか。

”途中3mほどのロープを伝いながら登る場面”があると書いてあったが、ロープにつかまった記憶がない。烏帽子岩の右側を赤テープにしたがって回りこんで、どん亀岩にちゃんと着いたのでルートが間違っていることはないと思うが。ただ、コースタイムがちょっと余計にかかっているようだ。もう一度登る機会があれば確かめてみよう。(烏帽子岩のかなり手前で一人の男性に追い抜かれた)

烏帽子岩で男性2人組がロッククライミングを始めたようだ。対面にある黒ナメラ岩では、その仲間らしい人たちの中から、一人の女性が壁面に取り付いたのが見えた。

登山道は途中で展望箇所がいくつかある。正面の江田島を中心とした景色を眺めながら、落ち着いて慎重に登る。どん亀岩の少し上からの展望が抜群らしい。どん亀岩の高さはおよそ3mくらいか、ロープが付けてあり登ることができるようだ。しかしここはパス。高所恐怖症だから。ここからほんの少し登ると、どん亀岩と烏帽子岩を見下ろす展望地点がある。その向こうに瀬戸の海が光る。

烏帽子岩山

どん亀岩の横を登ると、やがて道はまさ土に変わる。コバノミツバツツジの赤紫の花が落ちている。すでに葉っぱが出ている。小潅木のゆるやかな道を行くと尾根筋(中国自然歩道)に達し、右折すればすぐに烏帽子岩山である。

烏帽子岩山の山頂からの展望は抜群。年配のご夫婦が東側から登ってきた。そして元来た道を下っていった。鳴滝を通って吉浦へ下る道だろう。山頂付近はかなり急だが通常の山道のようだ。

烏帽子岩山~上山~大屋川

烏帽子岩山から絵下山まで縦走してやろうかとも考えていたが、山頂からの360度展望に大満足。時間をかけてゆっくり展望を楽しむ。それでも途中までのルートを確かめておきたくなり、北を目指して稜線上を行く。

ピーク広場に男女ペア、その前に男性一人とすれ違う。中国自然歩道に沿って幾組かが入山しているようだ。行く手に上山がみえる。少し下って木段を上れば三角点(上山)である。

さらに北に行く。370m台ピークを過ぎて296mピーク附近に達する。白地にピンクの線が入った植栽かと思われるような鮮やかなツツジが咲いている。右・中国自然歩道、直進・大屋川方面とある。直進する。

細い道を下る下る。趣のある山道である。やがて道は羊歯の中、最後は何箇所もロープにしがみついて下る。全く気が抜けない急坂をこなして、やっとの思いで大屋川沿いの車道に出る。その場所は、大屋川を車道がまたいでいる箇所(小さな橋となっている)である。

ツクバネウツギをたくさんみる。その他ツツジ類。山頂でみた白いふわふわの花はアオダモか。種類は分からない。帰りの車道でキリの花やその他草花数種類。

アメリカフウロ、カタバミ、カラスノエンドウ、キリ、トゲミノキツネノボタン、ニワゼキショウなど

参考山行記

烏帽子岩の横を登り下りする

広島湾岸トレイル・モデル山行記

上山~天応烏帽子岩山・往復~呉市野外活動センター~深山の滝~ニ艘木
(出発:JR天応駅―呉線、帰着:JR小屋浦駅―呉線)

2005年03月05日

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天狗城山~絵下山(往路下山)~天地峠
(出発:JR呉ポートピア駅―呉線、帰着:JR小屋浦駅―呉線)

2005年03月05日(土)、単独

春になって少し日が長くなってきた。またぞろ岩船岳(宮島)のずっと向こうの砲台跡まで行ってみたくなり、心の準備だけはして早めに休む。しかし朝の準備に手間取ってしまった。宮島桟橋から往復10時間とすると、1時間程度の遅れでも日没時間が気になってくる。

絵下山に変更した。まず天狗城山の岩場を登って、帰りは明神山経由(未踏破)で下りる予定で出かける。途中で雪が少し降ったが、絵下山までは順調に展望を楽しみながら行く。天狗城山、絵下山の展望図が描けそうである。

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今日のコース&コースタイム

JR呉ポートピア9:04-登山口9:11-パイン岩9:25-屏風岩9:31-船岩9:36-天狗岩9:37-腹切岩(展望)9:38-杯岩9:45-蛙岩9:51、10:02-天狗城山10:03-展望岩場10:05、10:10-鞍部10:16-中天狗335m10:26-鞍部10:33-稜線、右分岐あり10:43-小松尾山379.7m10:51、10:59-中国自然歩道(二艘木峠)11:03、11:05-左展望台(テーブル付き)11:08-市光山438m(陸軍省標石)11:18-左分岐?(坂町)11:21-コブ右巻く11:25-砥場遊歩道分岐11:26-440m台11:28-続いて440m台11:31-下じゃくま460m台(ベンチ)11:34、11:37-コブ11:41-子の岳(上じゃくま)504m11:47-左展望岩場11:49-鞍部(明神山分岐、海軍省標石)11:53-右周遊道12:00-自動車道12:04-(右階段)-絵下山公園展望広場557m12:06、12:55-鞍部(明神山分岐)13:01-(明神山方面、引き返す)-右展望岩分岐13:16-子の岳13:17-コブ13:21-下じゃくま13:24-440m台2つ(13:28、13:29)-砥場遊歩道分岐13:31-天地峠分岐13:33-展望岩場13:44-コブ13:50-天地峠248m13:54-休憩13:59、14:05-石垣14:13-左絵下山(二艘木経由)14:21-堰堤14:23-絵下山登山口14:24-JR小屋浦14:38

  • JR呉ポートピア駅(7分)登山口(52分)天狗城山
    小計59分
  • 天狗城山(43分)小松尾山(35分)下じゃくま(29分)絵下山展望広場
    小計2時間03分(すべての休憩を加える)
  • 絵下山公園展望広場(26分推定)砥場遊歩道分岐(23分)天地峠(30分)登山口(14分)JR小屋浦駅
    小計1時間33分(明神山方面探索分を10分として除く)
  • 総合計4時間45分
    山頂部散策&昼食タイム49分を除く
    明神山方面探索10分を加える

天狗城山~絵下山~(往路下山、明神山分岐鞍部付近探索)~砥場遊歩道分岐~天地峠分岐~天地峠~天地川

注:標高その他は当時の情報によるもの有り

呉ポートピア駅

JR呉ポートピア駅から線路沿いに呉方面(南東)へ少し行き、浜崎踏切を左に渡る。坂道を登り、クレアライン(広島-呉自動車道)の下をくぐる。左に折れて、自動車道沿いの階段を上がっていくとそこから山道だ。以前は民家のすぐ前を通っていかなくていけなかったと記憶している。

天狗城山での展望

岩場にかかると、”パイン岩”など新しい標識が出迎えてくれる。雪が降るかもしれない天気、展望は少し霞む。しかし、天狗城山の山頂部で場所を少しずつ変えれば、ほぼ360度の展望が得られる。前には瀬戸の島々、後は絵下山への道である。

中天狗、小松尾山、市光山が右手前から左奥に並ぶ。小松尾山の真後ろにピーク(570m台)があり、青い四角な建物が建っているようだ。そんな建物が絵下山の上にあっただろうか。2本のテレビ塔がそのピークの左肩に並んでいる。

中天狗のわずか左上に、同じく570m台の中野山の頭が出る。570m台と中野山の間の奥に絵下頭(絵下山最高峰)が見える。少し奥にある分、両脇のピークより少し低く見える。

中天狗の登りは見るからにきつそうだ。歩幅をできるだけ狭くして、後にいった足をけらず、そのまま前に出す。歩き方を少し変えてみた。何となく楽なような気がする。今までは、大股で後に大きく足をける傾向があった。

絵下山山頂部

尾根筋を順調に絵下山山頂部につく。周回道にはほんの少しだが雪が残っている。車道に出てすぐ右の階段を上がり、絵下山公園展望広場に着く。560m台にあるテレビ塔の南で、標高557mとなっている。さらにその向こうに、青いビニールシートで囲まれた建築中の建物が見える。

風が当たると冷たい。展望図を描いてもう一つのテレビ塔(旧三角点)に移動する。工事中で平坦部分はほとんどない。長居は無用だ。明神山分岐鞍部から下るつもりで往路を引き返し下山にかかる。

明神山分岐鞍部から下ったつもり

子の岳~絵下山の間にある明神山分岐鞍部から明神山へ向けて下ったつもりであった。がしかし、分岐鞍部からの赤テープに釣られて、子の岳北面を巻きぎみに下ってしまう。正解は北へ向かう直下道だろう(*下記で訂正あり)。細い踏み跡が付いていたのを覚えている。前進をあきらめて稜線を一気に駆け上がって登山道に戻る。帰り着いた所は、分岐鞍部よりも少し上(子の岳寄り)になる。

2005年03月12日訂正:
明神山分岐鞍部から北の方角に2本の踏み跡が付いている。ほぼ〈北〉へ向かっているのが、子の岳北面を巻き気味に下る道(沢の左岸)であり、明神山へ至る登山道(沢の右岸)は73度位の方角である。

砥場遊歩道分岐からJR小屋浦駅へ下る

雪が激しく降って来た。明神山を諦める。午前中に通った尾根を引き返し、砥場遊歩道分岐を右折して、天地峠経由で小屋浦へ下る。 天地峠から天地川沿いに下る山道は、踏み跡だけの自然な道で気持ちが良い。途中で、二艘木峠(実際には、峠の近くの小屋浦分岐)への登山口を左に分ける。

なお、天狗城山途中で、シルバ・コンパスを落としてしまったらしい。内黒山~十方山2003年05月24日(土)に次いで二度目だ。久しぶりにミラー付きを取り出して使う。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデル山行記

2005年03月12日

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天応烏帽子岩山~深山の滝~中野山~絵下山~明神山
(出発:JR天応駅―呉線、帰着:JR矢野駅―呉線)

2005年03月12日(土)、単独


〈写真〉どん亀岩の下に烏帽子岩を見る、9時20分

先週は、絵下山から子の岳手前の鞍部に下り、そこから明神山経由で安芸郡坂町まで下る予定だった。しかし、鞍部から明神山に至るルートが分からず、結局は、市光山手前まで下って、そこから天地峠に回った。

今日は、前回予定していた下山道を確認したくて、二週連続での絵下山となった。出発点としては天応烏帽子岩山を選んだ。

「広島の里山を歩こう!」で紹介されている山であるにも関わらず、前回、JR天応駅から烏帽子岩ルートで登った時、あまりにも足場が悪くてルートを間違えたのかと気になってしかたがなかったのだ。確認のため、もう一度登ってみたかった山だった。

烏帽子岩の岩場には、前回よりも少し下のほうに、もう少し登りやすいルートが付いていた。それでも、”里山を歩こう”というレベルとはかけ離れているように思える。

さて今日は、明神山分岐鞍部から、明神山尾根上のルートに無事取り付くことができた。鞍部からまず沢の右岸に回り込むようにすれば間違いない。明神山から茶臼山を越え、さらに尾根上を突き進んでみたかったが、最後に直進道を見つけることができなくて右折、安芸矢野ニータウン側に下った。

なお、当初の予定では、深山の滝~二艘木峠経由で絵下山に至る予定であったが、峠の少し手前から中野山(570m)を目差して登った。そして結局、これも予定にはなかった絵下頭(593m-絵下山最高峰)まで初めて登ることになった。

天応烏帽子岩山~上山~呉市野外活動センター~深山の滝~中野山~絵下山~明神山分岐鞍部~明神山~茶臼山

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今日のコース&コースタイム

JR天応8:20-自動車道8:26-登山口8:29-展望岩8:47、8:49-烏帽子岩下8:57-沢近く9:03-どん亀岩9:17-尾根9:24-分岐9:26-天応烏帽子岩山9:27、9:58-コブ10:02-鞍部10:05-上山(391.7m三角点)10:09-360m台10:14-370m台10:18-コブ10:20-296m手前(つつじ丘分岐)10:31-左分岐キャンプ場へ10:33-呉市野外活動センター10:39-自動車道10:52-登山口10:56-深山の滝11:03、11:07-滝上部11:10-最初の木橋11:12-最後の橋11:26-中野山登山口11:37-砂裸地11:46-コブ11:49-右分岐あり12:00-コブ12:01-コブ12:05-499m12:06-鞍部12:09-岩場12:15、12:17-コブ12:18-コブ12:21-中野山(570m)12:22、12:27-右焼山分岐あり12:30-自動車道12:33-(車道)-絵下山登山口12:36-コブ12:39-コブ12:41絵下頭(593m)12:43、13:13-自動車道13:18-(車道)-絵下山登山口13:22-(車道)-下山口13:26-左周遊道分岐あり13:29-明神山分岐鞍部13:33-中尾根13:38-コブ13:43-480m台13:44-右分岐あり13:45-なだらかピーク480m台13:46-やせ尾根-480m台13:49-岩場展望13:53-明神山13:59-少し平、分岐直進14:14-344m14:18-休憩14:23、14:31-252.6m三角点南西?14:40-木段14:44-茶臼山14:47、14:52-送電鉄塔15:01-安芸矢野ニュータウン15:06-JR矢野15:29

  • JR天応駅(9分)登山口(18分)展望岩(28分)どん亀岩(10分)烏帽子岩山
    小計1時間07分(途中休憩を加える)
  • 烏帽子岩山(11分)上山(22分)つつじ丘分岐(8分)呉市野外活動センター(17分)深山の滝入口
    小計58分
  • 深山の滝入口(7分)深山の滝(30分)中野山登山口(29分)499m(16分)中野山(16分)絵下頭
    小計1時間47分
  • 絵下頭(13分)テレビ塔(7分)明神山分岐鞍部(26分)明神山(48分)茶臼山(14分)安芸矢野ニュータウン(23分)JR矢野駅
    小計2時間16分(途中休憩を加える)
  • 総合計6時間08分
    (烏帽子岩山31分、絵下頭30分の休憩および昼食タイムは加えず)

注:標高その他は当時の情報によるもの有り

JR天応駅~烏帽子岩登山口

JR天応駅(呉線)に着いて、はたと困ってしまった。二万五千分1地形図には、烏帽子岩山コースの登山道は全く書かれていないことに改めて気づいたからだ。登山口まで行けば、問題の岩場以外は何とかなるだろう。しかし、登山口までどうやって行けばよいかまるで思い出せない。

地形図をにらんで、天応駅の長いプラットホームの南側から東に入ると見当をつけた。民家の間の狭い路地を登り、クレアライン(広島-呉自動車道)をくぐると、ちょっと左手山側に「烏帽子岩登山口」 という標識が見える。
注:地理院地図(電子国土Web)では、この登山道が表示されている。(2015年7月)

烏帽子岩の南面を巻く

標識を右折して無事登山口に至り、そのまま休むことなく登り始める。アセビが咲いている。ヤシャブシが黄緑色の雄花序を垂れ下げている。ウグイスが、「ケキョ」と鳴く。

やがて正面に烏帽子岩が見え始め、しばらく行くといよいよ岩場だ。新たに付けられたらしい(前回2004年04月29日はなかったように思う)道しるべが要所要所にあり、それにしたがって登る。ダンボールを縛る時に使う丈夫なビニールテープ(薄黄色)を巻きつけたものだ。

さて、これ以上素手では登れないと感じた所で、対岸のナメラ岩の方角へ少し下り、そこから沢の右岸をそのまま登っていく。前回は、 沢の方に下ることなくそのまま上を目差して、烏帽子岩の西~南面を巻き上げたようだ。

今日は前回のような恐怖を感じることはなかった。一息つける所で登ってきた沢の方を見下ろすと、沢の右手上部に古いテープがついている。 これが前回のコースかもしれない。「どん亀岩」の少し手前にちぎれて短くなったロープがあった。足元にはスミレの花。

天応烏帽子岩山~深山の滝入口

烏帽子岩山で展望を楽しんだ後、上山(391.7m)から296mまで気持ちの良い尾根道を行く。各ピークで違った方角に展望が開けて楽しめる。360m台にある足元の円盤は高射砲の跡だろうか。

296mからそのまま真っ直ぐ突っ込むと超急坂だ(2004年04月29日)。それを嫌って右折、林道を呉市野外活動センターへ下る。さらに舗装道路を下り、その先から狭いセメント道をたどって、大屋川沿いの自動車道に出る。自動車道を少し右手に上がれば深山の滝入口だ。

深山の滝入口~二艘木峠手前まで

深山の滝から二艘木峠を目差す。深山の滝を過ぎて、5~6個の木橋を渡りながら上流を目差す。ゆったりとした登りだ。最後の橋を渡ると石垣が現われる。昔この辺りに人が住んでいて、田畑を耕していた跡なんだろうか

道は沢を外れて左へ振られる。上から男性が一人、空荷で杖を持って下ってきた。その上に民家がある。今でも人が住んでいるんだろうか。狭いあぜ道を行くと再び沢に接するようになる。

中野山に登る

川を飛び石伝いに渡ると、中野山登山口という標識がある。中野山とは、絵下山最高峰の絵下頭(593m)の南にある570m台のことか。となると、ここから絵下山まで行けるということだ。割といい道がついているようだ。今の今まで全くその存在さえ知らなかったルートに取り付く。なお、二艘木峠には、沢の右岸をそのまま行くようだ。

中野山登山口から中尾根を行く。コブ11:49あたりで尾根に乗る。コブ12:01で右前方からトントントンと、絵下山頂部570m台(絵下山展望台南側)でテレビ塔?建設作業中の音が聞こえてくる。

中野山山頂の大岩(展望良し)に男性一人先着、下山支度中。中野山を下りきったあたりでも男性一人に会う。この古い登山道は隠れた人気コースのようだ。道はしっかりと踏まれており気持ちが良い。

絵下頭~絵下山

今日のもう一つの目的は、絵下山から明神山経由で下山することだ。ここまで来たら、その出発点は絵下山最高峰の絵下頭(未踏)ということにしよう。というわけで、自動車道に出て左折、東屋のある登山口を右折して絵下頭に至る。大岩の上から本庄水源地が良く見える。絵下山展望広場からは見えない方角である。(展望図作成の要あり)

絵下頭から道はそのまま北に延びている。下山口(テレビ塔近く)へ移動しようとして少し踏み込むが、どうも少しづづ遠ざかっているようだ。元来た道を引き返し、自動車道を通ってテレビ塔近くに至る。途中で、右手に絵下山登山口という別の標識があった。絵下頭を通って周回できるコースがあるようだ。

明神山経由で下る

いよいよ明神山を目差す。今日の取り付き口は、子の岳手前の鞍部と決めていたので、テレビ塔(旧三角点)近くから南西に向かう。明神山分岐鞍部でしっかりと方向を見定めて、やや荒れ気味の道に踏み込む。先週(2005年03月05日)入り込んだ道(ほぼ北向き)よりも右側で73度位だ。

沢の〈右岸〉を巻き、やがて中尾根(右折)に取り付く。尾根手前で沢向こう(左手)を見ると、先週その側を通ったように思える岩が見える。そしてそこまで、踏み跡がついているようでもある。何となく通れそうな雰囲気がしている。

先週は、明神山分岐鞍部からほぼ北向きに踏み込み、沢の〈左岸〉に付いていた赤テープにつられて足場の悪い斜面で少し苦労をした。

その途中で、沢を〈右岸〉に渡らない限り明神山には行けないと気づいた。しかし、正規ルートが何処についているのかわからなかったので、渡る勇気がでなくて引き返したのだ。

さて明神山への登りは、最初と最後にちょっと上るだけで、後はだらだらとした登山道だ。あっけなく山頂に到着する。

なお途中で良い道が右から上がってきている。テレビ塔(旧三角点)近くのガードレールの切れ目(絵下山展望台への階段北側)から下ってくる道であろう。

現在はそちらの方が、絵下山~明神山ルートとしてはメインらしい。ただし、ルートの取り付き口(絵下山山頂部)には、”明神山”という小さな標識があっただけだと思う。これに対して、明神山分岐鞍部にはりっぱな標識がある。

明神山から先は急下る。かなりきつい。空から白いものが一つ落ちてくる。また雪が降るかもしれない。 少し平になった先に分岐あり、左(茶臼山・坂町)、右(矢野高下谷へ)。茶臼山に向けて直進する。

ピーク南面を巻き、ヤセ尾根を通って344mに達する。やがて急坂の途中で、正面に日浦山、呉娑々宇山、右手に原山~洞所山が見えてくる。しばし休憩する。その後、狭い廊下を渡り、ピーク(おそらく252.6m三角点)を右手にみて巻く。さらに、尾根(230m台)を左にみて、なだらかに下る。

茶臼山の位置を考える

直進・木段直登と右・巻道地点に達する。振り返ると樹間に明神山が見える。木段を直登すれば茶臼山である。陸軍省標石が1本立っている。

ところで、リンク集の各レポートをみると、茶臼山の位置を”252.6m三角点”としているものが複数ある。しかし、どうも腑に落ちない。茶臼山は城址跡としてちょっとした公園となっており説明版もある。したがって誰もその位置を間違えることはあり得ない。問題は地図上の位置がどこかということだ。

今日のコースタイムを分析すると、明神山~茶臼山間48分に対して、茶臼山~送電鉄塔169mまではわずか9分しかかかっていない。送電鉄塔から右折して下ったところは矢野南三丁目だ。したがって、送電鉄塔の位置を取り違えたりはしていない。

これらから考えて、茶臼山の位置としては、三角点ではなくさらに北西に行った230m台ピーク(台地上の広々とした場所)が相応しい。

ふと気がついて今日撮った写真を確認すると、「高尾山(坂町)茶臼山(矢野町)城址」という説明版を写しており、その中で確かに標高230mとなっている。なお、252.6m三角点は直接通過せず、その南西部を巻いて通過したものと思われる。(今日実際には三角点を見ていない)

茶臼山から先のコースを検討する

改めて、「ひろしま百山」をみると、茶臼山252.6mとなっている。間違いの出所はどうやら「ひろしま百山」そのもののようだ。その前の版である「ふるさとの山歩き」をみると、「(252.6m三角点の先で)茶臼山を経て坂方面へ」とある。

茶臼山のすぐ先に、三叉路がある。左(坂・牛の首)、中(矢野南団地)、右(高尾城址)とある。左へ下ればJR坂駅方面であろう。右・高尾城址の意味は良く分からない。

あくまでも尾根筋を行こうとして〈直進〉すると送電鉄塔に至る。さらに直進したかったが、その先に登山道があるようには見えない。鉄塔の向こうまで行って確かめもせず、さっさと右折して矢野南三丁目に下りる。

“こういちレポート”によれば、ここを〈直進〉して竹ヤブの中を通り、呉線の線路際に降りた、とある。最後の最後で道は途切れるが、尾根筋を最後まで追って行くことはできるらしい。

後日注:”こういちレポート”の尾根筋コースは、JR坂駅~矢野駅間の132.0m三角点(丸林-四等三角点)を通っているはずだ。そのためには、茶臼山のすぐ先の三叉路を〈直進〉してはいけない。そこを左(坂方面)にとり、さらにそのちょっと先で、左斜めに下る(坂小学校方面)ことなく、やや右手の尾根を追って行く。

参考山行記:

烏帽子岩の横を登り下りする

広島湾岸トレイル・モデル山行記

2015年09月05日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 絵下山トップページ

広島湾岸トレイル(モデル山行記)
上山~天応烏帽子岩山・往復~呉市野外活動センター~深山の滝~ニ艘木
(出発:JR天応駅―呉線、帰着:JR小屋浦駅―呉線)

2015年09月05日(土)、広島湾岸トレイル体験登山(第1回)

上山登山口

〈写真〉上山取り付き、8時48分
(駐車場北側の墓地に踏み込む)

広島湾岸トレイル(HWT)構想が公表されてから約2か月が経過した。来春の仮オープンに向けて、今日から14回分割で全コースの体験登山が始まった。私は最近になって、個人の資格でHWT情報提供のお手伝いをさせていただいている。そうした関係もあり、初回の今日から、できれば全コース(14回)を歩き通したいと考えている。

上山(じょうやま)

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今日のコース&コースタイム

今日のコースは、烏帽子岩登山口(墓地駐車場)~上山(じょうやま)の間以外は、ほぼ地理院地図(電子国土Web)のとおりである。注:上記GPS軌跡には多少のブレを生じている。

JR天応駅(8時30分集合)8:24-登山口取り付き(広島呉道路)8:32-烏帽子岩登山口(墓地駐車場)8:35、8:47-尾根に乗る8:53-標高170m台9:05、9:10-上山9:42、9:52-天応烏帽子岩山10:09、10:19-上山10:34、10:40-360m台(砲座跡)10:47、10:49-370m台10:59-296m(内真山)11:17-呉市野外活動センター車道11:35-(昼食のため寄り道)-11:43(昼食)12:21-正規のルート復帰12:28-車止め12:28-自動車道12:44-深山の滝入り口12:50-深山の滝13:00、13:11-ベンチ13:34、13:41-(集落跡の石垣)-ニ艘木峠13:59、14:03-天狗城山分岐14:04-絵下山登山口14:30-集落上部14:32-呉広島道路14:40-JR小屋浦駅14:47

  • JR天応駅(11分)登山口(55分)上山(17分)天応烏帽子岩山
    小計1時間45分(登山口12分、上山10分を加える)
  • 天応烏帽子岩山(15分)上山(37分)296m(18分)呉市野外活動センター車道
    小計1時間16分(上山6分を加える)
  • 呉市野外活動センター車道、すぐに車止め(16分)自動車道(6分)深山の滝入り口(10分)深山の滝取り付き(23分)ベンチ(18分)ニ艘木
    小計1時間31分(深山の滝往復11分、ベンチ7分を加える)
  • ニ艘木(27分)絵下山登山口(17分)JR小屋浦駅
    小計44分
  • 総合計5時間30分
    (天応烏帽子岩山10分、ニ艘木4分を加える、昼食移動53分は加えず)

広島湾岸トレイル

ロングトレイルとは、奇しくも今日取り上げられた中国新聞記事「ロングトレイル 広島湾岸でも」によれば、「登山道や林道、集落の道を結んで長距離を歩く旅」(2015年9月5日付)としている。

広島湾岸トレイルの今現在の出発点は「天応烏帽子岩山」(最寄り駅:JR天応駅―呉線)、そして帰着点は「鈴ヶ峰(西峰三角点)」(取り付き地点:広島市佐伯区八幡東~JR五日市駅―山陽本線)である。総延長は約130kmになる。

そしてさらに延伸ルートとして、鈴ヶ峰~極楽寺山~宮島(弥山)及び烏帽子岩山~灰ヶ峰(呉市)~江田島が予定されている。宮島と江田島の間は、広島港(宇品港)を中継基地として航路で結ぶ予定である。

すべて完成すれば、広島市を中心に360度、海山を結ぶ約280kmの大トレイルとなる。

JR天応駅~烏帽子岩登山口

JR天応駅(呉線)から天応烏帽子岩山に登るには、烏帽子岩登山口(墓地駐車場)から烏帽子岩の南斜面を行くコースと、同じ登山口から、上山(じょうやま)391.4m経由で行くコースの二つが考えられる。いずれにしてもまずは登山口(墓地)を目指す。

JR天応駅の改札口を出る(出口は東側の一箇所のみ)。線路沿いを南向き(呉方面)に行く。しばらくして、小さな川沿いに東向きに左折して登ると、広島呉道路(クレアライン)にぶつかる。ほんの少し右(南)に行き、道路をくぐって山側に出る。

烏帽子岩登山口の入り口

〈写真〉広島呉道路東側、8時32分
(広島呉道路をくぐって左折、右手前方に墓場駐車場への取り付きを見る)

ほんの少し左(北側)に登山口入り口があり、右折して東向きに登る。まもなく左手に墓地駐車場(標高60m台)が現れる。駅からここまで、ほぼ地理院地図(電子国土Web)のとおりである。

烏帽子岩登山口~天応烏帽子岩山

『広島の里山を歩こう』(南々社2004年)pp.138-141では、登山口(墓地横)から取り付き、烏帽子岩の南面を巻いて縦走路(中国自然歩道)に乗り、北向きに少し行って、上山から出発地点の墓地に向けて下るルートを紹介している。

登山口(墓地横)から、そのまま地理院地図(電子国土Web)の表示どおり東向きに登れば、烏帽子岩の南面を巻いて、天応烏帽子岩山の北側(標高400mくらい)に登り付くことができる。

ただしこの登りが、”里山を歩こう”にふさわしい取り付きかどうかには疑問が残る。かなりの岩場である。(参照:2005年03月12日、2004年04月29日)

注:烏帽子岩(標高約320mくらい)の位置は、地理院地図(電子国土Web)表示の登山道の北側である。この烏帽子岩の位置を、天応烏帽子岩山(地理院地図では、烏帽子岩と表示)西面の毛虫記号(岩場)の標高約320m台としている地図もあるようだが、間違いだろう。

烏帽子岩登山口~上山

広島湾岸トレイルの取り付きが、烏帽子岩南面を行くのではなく、上山に向けて登っているらしいことは、「広島湾岸トレイル(五万分1地形図など)」で分かっていた。

実際に墓場からどのようにして取り付くのか確かめたくて、先日(7月20日)現場まで来た。

登山口(墓場横の駐車場)から上山まで、地理院地図(電子国土Web)には表示は全くない。上山への取り付きが分からなくて、しかたなく烏帽子岩の南面に取り付いた。

『広島の里山を歩こう』と同じコースを登り、上山から下ってみようとしたのである。ところが、烏帽子岩南面をうまく通り抜けることができず、すごすごと引き返した。(山行記なし)

さて今日は、墓地駐車場で軽くストレッチをして、北向きに墓場を抜ける。

上山登山口

〈写真〉上山取り付き、8時48分
(駐車場北側の墓地に踏み込む)

そのまましばらく北向きに行き、やがて尾根に乗って北東向きに行く。しっかりとした踏み跡がありそれに従う。前回(単独)は、墓場に入り、すぐに北東向きに谷筋を上がるものと勘違いをしていたようだ。

コース途中で、瀬戸内の海がよく見える地点がある。天応烏帽子岩山も見える。今日も、その西面の黒ナメラ岩に挑戦する人がいるようだ。烏帽子岩や”どん亀岩”(烏帽子岩南面コース)も確認できる。

体力低下を実感する

さて上山コースは、傾斜がきつい。辛い。大丈夫かな。先頭を行くサブリーダーのすぐ後ろに付いて、その背中を必死で追う。汗が大量に流れ落ちる。出発前にズボンの太もも部分に貼り付けた名札(ガムテープ)が、いつの間にかはがれ落ちてしまった。

ここのところ、アマゾンKindleの作成(出版)にかかりきりになっていた。また、宮島の修理・清掃活動は、最近では海岸部から尾根筋に移っており、体力的に自信がなくてご無沙汰している。つまり全く歩いていない。

今日は日本山岳会広島支部中心のメンバーだし、やっぱり歩くのが早いなと感じたが、後でコースタイムを比較すると、10年前の2回(2005年03月12日、2004年04月29日)は単独ながらそこそこ歩けている。体力維持を積極的にやらないと、すぐに筋力が落ちてしまう年齢になったようである。

上山~天応烏帽子岩山、往復

今日の予定では、上山から天応烏帽子岩山を往復してくることになっている。二人ほど上山に残るというので、荷物を預けて出発する。それでも、荷物をデポしたのは2~3人くらい、皆さん元気である。尾根筋の散歩は、アップダウンがあるとはいえ気持ちが良い。

天応烏帽子岩山(標高410m台)に着く。天応烏帽子岩山からは、ほぼ360度の展望が得られる。山頂からさらに少し進むと、展望岩場がある。烏帽子岩山からの延伸ルートである灰ヶ峰~江田島がよく見える。反対側の延伸ルートの宮島(弥山)の位置は、江田島の右肩奥になる。

江田島、宮島など

〈写真〉江田島、宮島など、10時11分
(天応烏帽子岩山からは、延伸ルートである海側の江田島や宮島も望める)

広島湾岸トレイルは、すべて完成すれば広島都市部を中心として360度めぐることができる海山コースとなる。各ポイントごとにコースの前後を見渡せるのも楽しい。

絵下山(約11度)、鉾取山(約27度)、灰ヶ峰(約100度)、江田島(古鷹山、約246度)、弥山(約270度)、鈴ヶ峰(約310度)、大茶臼山(約326度)、武田山(約339度)、阿武山(約350度)、可部冠山(約357度)、いずれも、方位は真北から。

天応烏帽子岩山~呉市野外活動センター

烏帽子岩山(標高410m台)で展望を楽しんだ後、上山(391.4m)から296mまで気持ちの良い尾根道を行く。その先の呉市野外活動センターまで、ほぼ地理院地図(電子国土Web)の表示どおり歩くことになる。

尾根筋では、各ピークで違った方角に展望が開けて楽しめる。360m台にある足元の円盤は高射砲の跡だろうか。

高射砲の台座跡

〈写真〉高射砲の台座跡、10時47分
(高射砲の台座跡だろうか、回りが少し高くなるように掘り下げたような地形をしている)

絵下山登山道

〈写真〉絵下山登山道を見る、11時01分
(370m台からの下りで、右手前方に絵下山登山道を見る)

296mに至る。内真山と書かれた札がかかっている。誰もその名前を知らない。ほんの少し引き返して左折、地理院地図(黒実線)のとおり北東向きに踏み跡を下る。少し倒木がある。台風の影響だろうか。

標高200m台で鋭角に右へ折り返してしばらく行く。右手から左手に木段が下っており、左折して東向きに簡易道路まで下る。

この簡易道路(中国自然歩道)に左折して入り、北向きに下るのが、広島湾岸トレイルの正規ルートである。簡易道路の左手を見ると、ほんの少し下った所に、車止めのチェーンがかかっている。
今日は、昼食のため、ここを右折して簡易道路をさかのぼり、広場にて休憩(トイレあり)。昼食後ここまで引き返してくる。

呉市野外活動センター~深山の滝入口

車止めのチェーンをまたぎ、狭いセメント道をたどって北向きに下る。この後も、ほぼ地理院地図(電子国土Web)の表示どおりである。(GPSには乱れがある)

呉市野外活動センターから出る

〈写真〉車止めのチェーンをまたいで進む、12時28分
(呉市野外センターを後にする)

やがて、大屋大川支流右岸の地道を行くようになる。

大屋大川支流右岸の地道を行く

〈写真〉大屋大川支流右岸の地道を行く、12時34分
(上の道路から空き缶などが投げ捨てられており、何らかの対策が必要だろう)

大量の空き缶・空き瓶などが道路脇にまとめてある。上の道路から投げ落とされたものを、一応まとめておいたのだろう。山岳会の方々が、せめて空き缶だけで持ち帰ろうと、ビニール袋に入れている。川底には小型冷蔵庫のようなものまで転がり落ちている。

大屋大川沿いの自動車道に出る。自動車道を少し右手に上がれば深山の滝入口である。

深山の滝入口~二艘木峠まで

深山の滝入り口には、中国自然歩道のコースを紹介したりっぱな案内板(烏帽子岩山・灰ヶ峰ルート)がある。

中国自然歩道の案内板

〈写真〉中国自然歩道の案内板、12時51分
(随分とりっぱな案内板である)

深山の滝入り口から二艘木峠を目差す。途中、深山の滝を見学する。水量が多い。滝口下では水しぶきが顔にかかる。子ども連れなど幾組かが涼を楽しんでいる。記念撮影をして本道へ引き返す。

深山の滝

〈写真〉深山の滝、13時02分
(普段に増して水量が多いようである。水しぶきが顔にかかり心地よい)

深山の滝を過ぎ、木橋を5~6回渡りながら上流を目差す。ゆったりとした登りである。

ところで、中国自然歩道は、設置当時以来ほとんど管理されていないと聞いたことがある。しかし今日は、二艘木峠に至る途中で、中国自然歩道と書いた真新しい標識が1本立っているのを見つけた。

中国自然歩道

〈写真〉中国自然歩道、13時41分
(中国自然歩道の真新しい標識

最後の橋を渡ると石垣が現われる。昔この辺りには人が住んでいて、田畑を耕していたのだろう。その少し上には、墓場も取り残されているようだ。

取り残された石垣

〈写真〉取り残された石垣、13時46分
(田畑を耕していたのであろう)

二艘木峠に着く。中国自然歩道のコースを紹介したりっぱな案内版(ニ艘木・茶臼山ルート)がある。

中国自然歩道の案内板

〈写真〉中国自然歩道の案内板、13時58分
(随分とりっぱな案内板である)

二艘木峠~JR小屋浦駅

広島湾岸トレイルは、二艘木峠から北向きの尾根を絵下山目指して登る。今日の予定では、正式ルートを歩くのはここ(二艘木峠)までとし、後は小屋浦(JR小屋浦駅―呉線)に下ることになっている。

二艘木峠で、午後2時51分発の電車があるという。この時間帯は、電車は1時間に1本しかないようだ。あと50分以内で駅まで下れるだろうか。無理だろうな。というので、特別急ぐこともなく、ゆったりと幅広の踏み跡を追って西向きに下る。ここでもほぼ地理院地図のとおりである。

天狗城山分岐

〈写真〉天狗城山分岐、14時03分
(二艘木峠のすぐ西で、天狗城山分岐を左に分けて下る。ここでも、中国自然歩道関連の標識が新たに整備されているようである)

小屋浦集落上部

〈写真左〉小屋浦集落上部、14時32分
(14時51分発のJRはやっぱり無理だろうな・・・)

駅が近づくにつれて、もしかしたら間に合うかもという雰囲気になってくる。先頭の2~3人が視界から消えた。私たち中団も急ぎ足になる。結局、広島方面に帰る人はすべて間に合ったようである。責任者の方が後ろ姿で順番に人数を確認して解散となる。こうして今日の一日は無事終わった。

68番(芍薬甘草湯)

十八番(おはこ)ではなく、六十八番(漢方薬)である。

今日のメンバーは山慣れた人が多い中で、体験登山として様々な立場の人が参加している。山に慣れていない人もいて、脚がつる人が複数人出た。そこで68番である。夜間のこむら返りの治療薬として有名な漢方である。本当に即効性があり、山岳会では常備薬としているようである。

宮島(弥山)、世界文化遺産「厳島神社」のある島

2015/09/10、追加修正

広島湾岸トレイル(HWT)の現在の帰着点は、鈴ヶ峰(西峰三角点)となっている。ただし、そこからの延伸ルートが、極楽寺山~宮島(弥山)へ延びる予定である。つまり最終的には、弥山が広島湾岸トレイルの西端となる。

その宮島では、宮島太郎の会(山本拓志・代表)を中心として、踏み跡(既設歩道)の修理・清掃活動が継続的に行われている。私もこの2月までで8回、宮島の南西部海岸沿いに埋もれていた踏み跡の修理・清掃活動に、ボランティアとして参加した経験がある。

この活動は現在では、再び宮島南西部の岩船岳周辺の尾根筋に移っている。私は体力的に少々自信がなくて、今は活動休止中である。

ところで宮島(厳島)は、一つの島全体で一つの町(広島県廿日市市宮島町)を形成している。そして島全体が、世界文化遺産「厳島神社」及びその緩衝地帯(バッファーゾーン)に指定されている。

世界文化遺産「厳島神社」の構成資産には、本社本殿を中心とする厳島神社の建造物群に加えて、大鳥居のある前面の海、及び背後の弥山原始林が含まれている。(厳島全島の約14%に相当する)

厳島全島が「特別史跡及び特別名勝「厳島」」や瀬戸内海国立公園に指定されており、それぞれ文化財保護法(文化庁所管)や自然公園法(環境省中国四国地方環境事務所所管)といった法的規制によって守られている。(参考:2008年9月14日付け中国新聞記事)

また、宮島の大半を占める宮島国有林は林野庁(農林水産省の外局)の管轄ではあるが、国指定の天然記念物「弥山原始林」そのものについては環境省、世界文化遺産については、文化庁(文部科学省)の管轄である。

そうした中で、宮島の登山道は三本のみ(紅葉谷、大聖院、そして大元公園の各コース)というのが行政当局の見解である。

その他のルートは、そのほとんどが宮島国有林の管理道(既設歩道)であり、学術調査やボランティア活動を行う場合には、その都度入山(入林)許可を求められる。ただし例外的に、森林レクリエーション等を目的として、個人的に入山する場合のみ許可は必要としない。

ところで、中国新聞記事「ロングトレイル 広島湾岸でも」(2015年9月5日付)にも書かれているように、広島湾岸トレイルは、「官民でルート整備へ」向けて取り組んでいる。

ただし宮島の場合、上記のようにいくつもの規制があるので、廿日市市や広島県のみならず、国も含めた協議の場を必要とする時が来るかもしれない。

宮島には、弥山登山道三本以外にも魅力的なルートがたくさんある。

特に、宮島の海岸線沿いを一周する「御島巡り(宮島七浦巡り)」は楽しい。通常は海上から巡る七浦神社(7つの神社)をはじめとする各神社を、歩いて参拝することができるのである。

このコースは、今年(2015年)春までに、宮島太郎の会を中心としたボランティアによって、踏み跡(既設歩道)の再整備が完了している。
将来的には、そうしたルートも広島湾岸トレイルに組み込んで、国内外にアピールしたいものである。それには、官民の一層の連携を必要とするだろう。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデル山行記

  • Akimasa Net(2015年09月13日)山行記(このページ)
    ニ艘木~絵下山~発喜山~野間神社~矢野城址
    (出発:JR小屋浦駅、帰着:JR矢野駅―呉線)

2015年09月13日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 絵下山トップページ

広島湾岸トレイル(モデル山行記)
ニ艘木~絵下山~発喜山~野間神社~矢野城址
(出発:JR小屋浦駅―呉線、帰着:JR矢野駅―呉線)

2015年09月13日(日)、広島湾岸トレイル体験登山(第2回)

絵下頭の大岩

〈写真〉絵下頭の大岩、11時34分
(木柱には、絵下山山頂593.0mと表示されている)

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はじめに

『ひろしま百山』中国新聞社(1998年)pp.186-189の中の、「小屋浦コース」を登り、「矢野天神コース」を下った。体験登山2回目である。参加者が30人を超えたため、班編成(3班)をする。

なお、前回の私の山行記は、メールで拡散されたため多くの人たちに読まれたようである。今日お会いした人たちからは、おおむね好評を頂きうれしい。「Akimasa Net いつも見ています」という声も複数の方からお聞きした。

また、前回山行記でバテましたと弱気の書き込みをしたものだから、「続けて登れば、またすぐ歩けるようになりますよ」とはげましの言葉を頂いた。その他、間接的ながら思わぬうれしい出会い(後述)もあった。

以下、広島湾岸トレイルの成功を祈念して!!

今日のコース&コースタイム

今日のコースは、ほぼ地理院地図(電子国土Web)のとおりである。ただし、矢野城址から下では、一般的なコースを外れて少し西側を下る(地理院地図表示あり)。また、登山口付近では、地理院地図表示よりもさらに西側を下る(地図表示なし)。注:上記GPS軌跡には多少のブレを生じている。

JR小屋浦駅(8時30分集合)8:27-小公園(広島呉道路の下)8:37、8:54-絵下山登山口(標高60m台)9:07-折り返し(標高190m近く)9:22-折り返し(220m前後)9:35-天狗城山分岐9:43-ニ艘木峠(330m台)9:44、9:54-展望分岐(360m前後)9:58、10:02-展望岩(400m台)10:09、10:11-市光山(438m)10:17-砥場遊歩道分岐(420m台)10:25-下じゃくま(460m台)10:36~子の岳(上じゃくま、504m)10:47、10:56~展望岩場分岐(490m前後)10:58、11:04-明神山分岐鞍部(450m台)11:07~絵下山基点(550m台)11:19、11:22-絵下山遊歩道(550m前後)11:27-絵下山山頂近道11:27(550m台)-絵下山(絵下頭、593m)11:34、11:38-車道11:43-絵下山基点11:47-絵下山頂上広場(559.4m)11:51、12:34-明神山分岐(480m前後)12:46-発喜山(明神山分岐、476m)12:53-野間神社(410m台)13:06、13:13-矢野城址分岐(260m台)13:32、13:37(矢野城址272m往復)-城址下分岐(240m台)13:39-福永山分岐(190m台)13:46-中ダム分岐(140m前後)13:51-矢野上登山口(100m台)13:55、13:58-矢野天神バス停(70m前後)14:11-JR矢野駅14:52

  • JR小屋浦駅(23分)登山口(36分)天狗城山分岐(1分)ニ艘木峠
    小計1時間00分(小公園17分を除く)
  • ニ艘木峠(23分)市光山438m(8分)砥場遊歩道分岐(11分)下じゃくま(11分)子の岳504m(11分)明神山分岐鞍部(12分)絵下山基点
    小計1時間25分(ニ艘木峠10分を除く、子の岳9分を加える)
  • 絵下山基点(12分)絵下頭(9分)絵下山基点に戻る(4分)絵下山頂上広場
    小計29分(絵下山基点3分を除く)
  • 絵下山頂上広場(19分)発喜山(13分)野間神社(19分)矢野城址分岐(18分)矢野上登山口(13分)矢野天神バス停
    小計1時間37分(野間神社7分、矢野城址5分、矢野上登山口3分を加える)
  • 矢野天神バス停(41分)JR矢野駅
    小計41分
  • 総合計6時間25分(全ての時間を含む)
    (小公園17分、ニ艘木10分、絵下山基点3分、昼食43分を加える)

JR小屋浦駅集合

今日の参加者は30数人、JR小屋浦駅前で班編成(3班)をして登山口を目指す。

駅から線路沿いを南東方向(呉方面)に少し行き、左折して天地川右岸沿いにさかのぼる。広島呉道路(クレアライン)の下にある小公園に着く。今日の参加者全員一緒に自己紹介をした後、再び各班ごとに分かれて準備体操をして出発する。

天地川沿いに北東向きにさかのぼる。途中で左岸に渡り、さらに堰堤を越えて行く。絵下山登山口(標高60m台)で右折して山道に入る。ここで右折せず直進する道には、草むらの中にかろうじて踏み跡が1本付いている。天地峠に至る踏み跡である。そのどちらとも地理院地図に表示がある。

絵下山登山口

〈写真〉絵下山登山口(小屋浦コース)、9時7分

絵下山登山口からニ艘木峠に登る

JR小屋浦駅からニ艘木峠までは、先週(第1回)下ったコースを逆に登ることになる。この区間は、広島湾岸トレイルの正規ルートではない。正規ルートへの取り付きという扱いになる。

絵下山登山口から、ほぼ地理院地図の表示のとおり登る。ただし、登り始めの細かいジグは、地理院地図に表示されているほどははっきりしない。標高190m付近より上になると、折り返しもほぼ表示どおりである。

ニ艘木峠までは、木段の急坂や平坦部を繰り返して登る。尾根筋か巻道か、あるいはその方角を組み合わせれば、ほぼ現在位置(おおまかな標高)は確認できるだろう。

途中で冷たい風が通り抜けることがある。雨上がり後のちょっと蒸した中で気持ちが良い。

右に天狗城山分岐(JR呉ポートピア駅方面)を分ける位置からは、見上げると前方に二艘木峠を確認できる。1分足らずの距離である。

天狗城山分岐

〈写真〉天狗城山分岐、9時43分
(上から道標を見下ろしているので、分岐は左手になっている)

絵下山は、JR呉線の各駅(矢野駅、坂駅、水尻駅、小屋浦駅、呉ポートピア駅、天応駅あるいは吉浦駅)から取り付くことができる。さらには、電車のない東面からもいくつかの道が付いている。人気の山である。

ニ艘木峠から絵下山まで登る

ニ艘木峠から、広島湾岸トレイルの正規ルートになる。

ニ艘木峠から絵下山まで、全般的に、ニ艘木峠までよりは傾斜のゆるやかな尾根筋を行く。ただし、樹冠にさえぎられて展望はほとんどない。途中の展望箇所は貴重である。

360m前後、400m台、490m前後で展望があり、休憩を兼ねてゆったり行くのが良いだろう。

二艘木からの登り

〈写真〉二艘木からの登り、9時54分
(二艘木からのゆったりとした登り、頭上は樹冠で覆われている)

市光山(438m)に旧陸軍省標石

絵下山途中の市光山で旧陸軍省標石を見る。このような標石については、藤下憲明『広島県文化財ニュース(第168,170号)』「近代戦争制限区域標石について、上・下」(2001年)が詳しい。

旧陸軍省標石

〈写真〉旧陸軍省標石、10時17分
(陸軍輸送港域第一区標石(昭和15年6月10日)第49号)

これらの標石は、近代戦争における制限区域を示したものである。広島(陸軍第5師団)、呉(海軍鎮守府)は日本でも有数な軍都であった。したがって、広島・呉の回りの山々には、時代・目的を異にするこうした標石がたくさん残っている。広島湾岸トレイルのルートはまさにそうした線上に当たっている。

砥場遊歩道分岐(420m台)

砥場遊歩道分岐

〈写真〉砥場遊歩道分岐(左手)、10時25分
(JR小屋浦駅、坂駅あるいは水尻駅に通じる)

市光山の向こうに、砥場遊歩道分岐(標高420m台、左折)がある。分岐からは、JR坂駅、水尻駅あるいは小屋浦駅に向けて下ることができる。

絵下山登山道の砥場分岐で、左折(西向き)してすぐに右折(北向き)すると、砥場遊歩道に入る。そのまま下れば、平五郎池を経てJR坂駅に至る。

砥場分岐のすぐ先で右折することなく、そのまま下れば天地峠である。天地峠で左折して天地川沿いに下れば、絵下山登山口(今日登ってきた分岐)を経て、JR小屋浦駅に至る。

天地峠で左折することなく、そのまま西向きに直進すると、せんこう分かれである。せんこう分かれまで行って左折すれば、天狗岩を経てJR小屋浦駅まで下ることができる。せんこう分かれで右折して北上すれば、JR坂駅に至る。あるいはその途中で、JR水尻駅に下るコースも考えられる。

明神山分岐には旧海軍省標石

絵下山山頂部手前の鞍部(450m台)に、明神山分岐がある。分岐から北向きに踏み込めば、明神山を越えて、JR坂駅方面あるいは矢野方面に下ることができる。

ところで、明神山分岐には旧海軍省標石がある。
呉要塞地帯区域標石(大正15年8月)第85号である。
参照Web:藤下憲明『はつかいち』>>「近代戦争制限区域標石」から各ページにリンクあり。(URLは表示していません。必要に応じてGoogle検索をお願いします)

絵下山基点に登り着く

絵下山基点(550m台)に着く。絵下山道路(車道)がここまで上がってきている。ベンツも走っている。そして、ここにも中国自然歩道のりっぱな表示版がある。

絵下山基点

〈写真〉絵下山基点、11時19分
(今日は、画面中央下の木柵まで、右手から登ってきた)

明神山分岐

〈写真〉明神山分岐(左手のガードレール切れ目)、11時48分
(発喜山への巻道ともなる)

絵下山基点には、次の5本の道が集まっている。

  • 今登ってきた二艘木に下る山道(南西向き)
  • 展望台に登る石段(南向き)
  • 明神山分岐(発喜山に至る巻道、西向き)
  • 北向きの車道終端部の先に頂上広場~発喜山
  • 車道はここで東向きに屈折して下っている

絵下山最高峰の絵下頭(593m)

絵下山基点から東向きの車道をしばらく行き、左折して山道(550m前後)に入れば絵下山最高峰の絵下頭(593m)である。

車道途中の右手奥(南側、標高570m台)に、広島デジタルテレビ放送所の電波塔を見る。高さは100m以上あるのだという。県内の山々からは、この1本の巨大な電波塔が絵下山のよい目印となっている。なお、古い2本の塔(アナログ)は撤去されて今はない。

広島デジタルテレビ放送所の電波塔

〈写真〉広島デジタルテレビ放送所の電波塔、11時23分

広島湾岸トレイルの正規ルートは、自動車道(550m前後)から左折して山道(絵下山遊歩道)に入り、絵下頭の北北西面をゆったりと巻いて行く。そして、580m台で尾根に乗って右(南向き)に折り返し、そのまま絵下頭まで登る。巻道途中で絵下山近道があるが、広島湾岸トレイルの正規コースとしては、そこは歩かない決まりになっている。

絵下山遊歩道

〈写真〉絵下山遊歩道、11時27分
(途中の右分岐近道からは登らないのが決まりである)

絵下頭593mが、絵下山最高峰である。山頂には大岩があり、眼下に本庄水源地や呉市焼山の町並み、そしてその向こうに灰ヶ峰、さらにその左奥に野呂山などを見る。ずっと左手奥には小田山も見える。

絵下頭の大岩

〈写真〉絵下頭の大岩、11時34分
(木柱には、絵下山山頂593.0mと表示されている)

地理院地図も絵下頭を絵下山としている。ただしその標高は、593mと表記されている。決して593.0mではない。つまり小数点以下第1位がゼロであるとは、どこにも書いてない。私はこの場合、絵下山(絵下頭)の標高は593mと表記するのが正しいと考えている。

地図とコンパスの使い方

私のWebのコンテンツの一つに、「地図とコンパスの使い方 – ひろしま100山(私の踏み跡)」がある。そこに私は次のように書いている。

「2006年04月21日(金)、「登山者のための地図とコンパスの使い方-あなたの方法は間違っている-」成山堂(2003年)の著者横山雄三氏から1通のメールを受け取った。我がHPの「地図とコンパスの使い方」の中に、根本的な考え方の誤りがあるとのご指摘である。それをキッカケにこのページを全面的に書き直すことにした。その間横山氏からは、数度にわたり懇切丁寧なメールでご指導をいただくことができた。ここに感謝申し上げます」。

その横山さんは、御年80歳を越えてなお、毎日絵下山に登っているという。今日グループでご一緒した方からの情報である。その方は、横山さんが著書を出されていることはご存知なかったようであるが、横山さんは海事関係の仕事をしてきた先生で、今でも現場で「地図とコンパスの使い方」を教えているとのことである。

私がお世話になった横山さんで間違いないだろう。失礼も顧みず、その方に名刺を2枚差し上げて、横山さんへもお渡ししていただけるようお願いをした。

三角点がある絵下山の頂上広場

絵下頭から絵下山基点まで、西向きに自動車道を戻る。そこから北向きに自動車道終端部に至る。そしてその向こうの山頂広場(きれいなトイレあり)で昼食となる。

山頂広場には、かつて568.1m三角点があった。その後そこにはテレビ塔が建ち、三角点を見ることはできなくなった。さらにその後、テレビ塔は撤去され跡地は整地された。そしてその跡には大岩が置かれ、2012年(平成24)2月16日現在、三角点(金属標)が打ち込まれている。

テレビ塔跡に置かれた大岩

〈写真〉テレビ塔跡に置かれた大岩、11時51分
(三角点の標高は、559.4mと表示されている)

大岩に打ち込まれた三角点(金属標)

〈写真〉大岩の頂上部に打ち込まれた三角点(金属標)、11時51分

しばらく前の「点の記」(国土地理院)では、この三角点(568.06m)は「〇〇テレビ中継所屋上に現存する(昭和45年、旧点より北方約20米の所に移転)」とされていたが、今日現在の現況は上記のとおりである。

ところで、この大岩の置かれた地点の標高は、地理院地図で見る限り、560m台である(少なくとも560mはあるはず)。ところが、そこにある三角点(金属標)の標高は、559.4mと表示されている。

なぜ、標高560m以上の地点に設置されている三角点の標高が、560m未満(559.4m)なのだろうか。その理由が私には分からない。(2015年現在の緯度経度確認などとともに、要調査、国土地理院問い合わせ中)

点の記を閲覧する

点の記は三角点の謄本といえよう。国土地理院Webで閲覧可能である。ただし、ID、暗証番号の登録を必要とする。また、国関係のWebは、Internet exploreでのみ正常に動作することがよくあるので注意。実際に以下のような注意書きがある。

2015年6月15日現在、以下2つのWEBブラウザにおいて、点の記・成果表等のPDFファイルの閲覧ができないことを確認しています。(国土地理院Webより)

  • Mozilla firefox(ver.38)
  • Google Chrome (ver.43)

Internet exploreを開いて以下の手順どおり進めば、点の記を閲覧することができる。ただし、この場合でも点の記(PDFファイル)を印刷・保存することはできない。

基準点成果等閲覧サービス(国土地理院)、Google検索
基準点検索入口、クリック
同意する(詳細システムへ)、クリック
広島県 広島市安芸区(住所から検索する場合に入力する)
全国から検索、クリック
選択リストから、「絵下山」の詳細情報の表示ボタン、クリック
(左端のカラム内にいくつかのボタンが並んでいる)
基準点詳細【基本詳細点】が表示される
点の記情報、ログインすると閲覧できます、と表示される
(ID、暗証番号の登録必要)
ログインすると、PDFファイルのアイコンが表示される
ダブルクリックで開くことができる
(印刷や保存はできない)

絵下山からの展望

絵下山からは広島市街地が一望できる。市街地の向こうに、広島湾岸トレイルの一部である太田川右岸の山々(阿武山~武田山~大茶臼山~鈴ヶ峰など)を見る。それらの後ろにも山並みが重なり、最奥には吉和冠山や十方山など西中国山地の山々も確認できる。

雨上がり後で、少しずつ湿気が取れつつあるようだ。まずまずの見通しである。

広島の海と山

〈写真〉広島の海と山、12時08分

広島湾岸トレイルは、瀬戸内の多島美、広島市街地や現在位置の前後のルートを、幾度となく見ながら歩くことができるのが魅力の一つである。

絵下山の頂上広場から矢野に下る

絵下山の頂上広場から、北向きにほぼ尾根筋を、発喜山、野間神社さらに矢野城址を経て矢野ニュータウンまで下る。地理院地図のとおりであるが、矢野城址から下では、一般的なコースよりは西側を下る。さらに、登山口付近では地理院地図に表示のないコースを下る。

緩斜面もあるが、今日のコースの中では一番傾斜がきつい。急斜面の岩場もある。逆に登るのは大変だろう。

絵下山から発喜山に向けて下る

〈写真〉絵下山から発喜山に向けて下る、12時40分
(矢野天神コースの傾斜はきつい)

発喜山と明神山

絵下山、発喜山そして明神山の三つの山を矢野三山という。明神山は発喜山の西側にあり、この二つの山は谷を一つ挟んで対峙している。

発喜山に下る途中に、明神山分岐(480m前後)がある。発喜山(476m)にも明神山分岐がある。

明神山分岐

〈写真〉明神山分岐(左手)、12時46分
(標高480m前後のもの)

二つの分岐からは、それぞれの踏み跡が発喜山~絵下山尾根の西斜面に付いている。途中、これら二つの踏み跡が合わさるあたりから右(西向き)に行くと、明神山南面の尾根道に取り付くことができる。

ここで右折することなく、合わさった踏み跡をそのまま南~南東に登れば、絵下山基点部の明神山分岐に至る。

さらにもう一つの明神山分岐がある。絵下山から二艘木方面に下る最初の鞍部(450m台)のものである(今日登ってきたコース)。鞍部から北向きに踏み込み、前記の合わさった踏み跡に合流して、そのまま北向きに尾根筋を登れば明神山である。

それぞれの明神山分岐から延びる踏み跡は、地理院地図に表示されている。ただし、それらの表示が細かい点まで正確かどうかはよく分からない。現地での確認は必須であろう。

野間神社

野間神社は、標高410m台の位置にある。毛利氏に敗れた野間氏をまつる瓦葺のお堂があり、その側には「野間神社の由緒」を書いた石碑もある。

野間神社の由緒

〈写真〉野間神社の由緒、13時06分

ところで、『ひろしま百山』の地図と文章(矢野天神コースの登り)pp.187,189では、「発喜山の野間堂に着く」としている。新・分県ガイド33『広島県の山』(山と渓谷社)2003年版、2008年版では、それぞれ「発喜山(ほっきやま)の野間(のま)神社に着く」となっている。いずれも、野間神社の位置を取り違えているものと思われる。

矢野城址

矢野城址は、標高272mの位置にある。毛利元就に攻められて落城した城跡である。史跡の案内板や、輪塔墓などがある。

矢野上登山口に下る

さて、『ひろしま百山』に限らず、矢野天神コースと言えば、通常は矢野城址(標高272m)から北東向きの尾根(地理院地図に表示あり)を下るのが一般的であろう。

しかし、広島湾岸トレイルの正規ルートは、矢野城址から今来た道をほんの少し引き返し、それまでと同様に北向きに下るように設定されている。

矢野城址分岐

〈写真〉矢野城址分岐、13時32分
(矢野城址から矢野上登山口までは、一般的なコースから少し外れる)

矢野城址分岐(260m台)からは、城址下分岐(240m台)、福永山分岐(190m台)そして中ダム分岐(140m前後)と下り、矢野ニュータウン最上部(最南端)の矢野上登山口(100m台)に至る。

そして、こちらも地理院地図に表示がある。ただし、福永山分岐から下は、地理院地図の表示よりもさらに西側を下る(地図表示なし)。

矢野上登山口

〈写真〉矢野上登山口、13時55分

なお、取り付き口を多少マイナーな矢野上登山口としたのは、一般的コースではコンビニなど買い物に不便だからとのことであった。

矢野天神バス停まで下る

広島湾岸トレイルは、絵下山~矢野から次の金ヶ燈篭山につながる。金ヶ燈篭山の取り付きは、矢野天神バス停と決められているので、今日はそのバス停まで正規ルートを歩き通す。

矢野上登山口から矢野ニュータウン内の坂道を下り、広島熊野道路(標高89m表示付近)を横切り、バス通りまで下る。道路に突き当たり、道路沿いをほんの少し右に行けば、矢野天神バス停である。今日のGPS軌跡は多少乱れているが、団地内の広い道路を道なりに下った。

矢野天神バス停

〈写真〉矢野天神バス停、14時11分
(向こうの山の方角に、次の金ヶ燈篭山がある)

今日はこのバス停近くの交差点で解散となる。後はJR矢野駅までゆったりと歩く。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデル山行記

    • Akimasa Net(2015年09月13日)山行記(このページ)
    • ニ艘木~絵下山~発喜山~野間神社~矢野城址
      (出発JR小屋浦駅、帰着JR矢野駅―呉線)

2002年09月07日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 灰ヶ峰トップページ

JR呉駅~灰ヶ峰(往復)
(出発帰着:JR呉駅―呉線)

2002年09月07日(土)、単独

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このページの目次です

はじめに

以下で登山口とは、上平原変電所横の道をしばらく登って民家の途切れる辺り。中国自然歩道の案内版有り(標高約195m)
(往路2時間57分、復路1時間44分)

今日のコース&コースタイム

JR呉9:16-登山口10:17、10:22-東からの登山道分岐10:46、10:54-銀明水11:06、11:14-展望台(車道)11:31、11:38-展望岩12:02-灰ヶ峰山頂12:13、13:28-展望台(車道)13:43-銀明水13:59-東からの登山道分岐14:09-登山口14:24-JR呉15:12

  • JR呉駅(1時間01分)登山口
  • 登山口(24分)分岐(12分)銀明水(17分)車道(35分)灰ヶ峰山頂
    小計1時間56分(休憩を含む)
  • 灰ヶ峰山頂(15分)車道(16分)銀明水(10分)分岐(15分)登山口
    小計56分
  • 登山口(48分)JR呉駅
  • 総合計4時間41分(大休止1時間15分を除く)

JR呉駅から歩く

先週土曜日(2002/09/02)は台風が九州・山口をかすめつつあった。JRで安全に行ける所というのでJR呉から灰ヶ峰をめざしたが、市街地を歩いている段階でシャワーに会いあえなく敗退。家に帰ってパソコンにはまってしまったのだった。その後始末で翌日曜日も外出できなかった。

今日は少し曇っているようにも見えるが気温は30度を優に越えてくることだろう。凍らせておいたお茶と塩を持って出かける。登山口近くまでのバス便もあるようだが駅から歩いてみた。

灰ヶ峰は二万五千分1地図「吉浦」に属している。呉駅はその南の「呉」に入っている。今日は「吉浦」の地図しか持っていなかったので、最初は、適当に灰ヶ峰の方角(北東)を目指して進む。「吉浦」の領域に入った所で少し北に振れすぎていたのを修正しながら平原浄水場に至る。上平原変電所角からの登り(自動車道)はきつい。500m余りの間に90m位高度をかせいだようだ。

銀明水を補給する

今日は体が重い。水分摂取量もかなり多い。銀明水まででペットボトル(500mL)1本がほとんど空きかけた。残りを凍らせておいたお茶のボトル(1000mL)の中に移して、空いたボトルに銀明水を補給した。

一口飲んでみると成る程うまい。しばらく休んでいると男性に追いつかれた。年の頃は私と同じか少し上。焼山(呉市)に住んでいていつもはそちらの方(神山峠)から灰ヶ峰に登るという。こちらから登ると頂上直下の急登があるし久しぶりとのこと。山で汗をかくのが体にいいんだとも。

展望台(車道と山頂部)

お先に失礼して展望台(車道)で休んでいると再び追いつかれた。話によると頂上からの展望はすばらしい、見通しが良ければ四国まで見えるという。ここでもお先に失礼したが頂上(展望台)ではいっしょになることはなかった。そのまま焼山方面へ向かわれたのだろうか。

登山道はよく整備されている。所々で石や木の階段があるが概して自然のままである。特に銀明水から車道までの七曲がりでは、草の上の踏跡を行く所があり気持ちがよい。車道から頂上までは尾根道を通った。その横についているはずの木段の道(保健保安林として整備)にはうっかりして気がつかなかった。

頂上の展望台には先着のご夫婦二組、後から男性3人組。デート中の男女(頂上まで車道あり)など。太陽は雲の中にあることが多く、また心地よい風があり大いに助かる。ほとんど直射日光を浴びることなく絶景を心ゆくまで堪能する。

呉市制100周年

今年(2002年)は、呉市制100周年である。呉の発展は、明治19年(1886年)5月4日、第二海軍区鎮守府(全国五海区)の位置が安芸郡呉港に決定されたことに始まる。鎮守府決定の大きな要因は、島々に囲まれ敵の侵入容易ならざる穏やかな良港というものであった。灰ヶ峰山頂からながめるとそのことがよくわかる。倉橋島、東能美島、西能美島、江田島が折り重なるようにして呉の港を取り巻いている。ちょっと見ただけでは、どこからどうやって瀬戸内の海へ出て行けば良いのかよくわからないくらいだ。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデル山行記

灰ヶ峰~呉海軍墓地~呉市入船山記念館
(出発:神山峠(JR呉駅―呉線)、帰着:JR呉駅)

2016年04月02日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 絵下山灰ヶ峰トップページ

広島湾岸トレイル(モデル山行記)
上山~烏帽子岩山~大庭山~大迫山
(出発:JR天応駅―呉線、帰着:神山峠(JR呉駅―呉線))

2016年04月02日(土)、広島湾岸トレイル体験登山(瀬戸ルート)・呉第1回

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〈写真〉タムシバ、9時52分
(山肌がタムシバで白く染まっている)

  • 上山(じょうやま)、大庭山(おおばんやま)、神山峠(じんやまとうげ)

    このページの目次です

    はじめに

    いよいよ、広島湾岸トレイル(HWT)体験登山も最後の瀬戸ルートに入ってきた。予定では、呉4回、江田島4回の合計8回となっている。体験登山は、宮島ルート4回と瀬戸ルート8回、そして本コース14回を合わせて全部で26回。HWTの総延長は、広島湾岸を取り巻く約250kmの正にロングトレイルとなっている。

    瀬戸ルート(呉4回分)の出発点は烏帽子岩山である。今日は、烏帽子岩山まで体験登山第1回の取り付きと同じくJR天応駅から上山(じょうやま)を経て登る。そして、中国自然歩道を灰ヶ峰登山口まで歩く。

    桜、タムシバが満開

    麓では桜が満開。そして、登山道から見渡す山々は白く染まり、足元は一面白い花びらで覆われている。「四月上旬に雪かと見まがう真っ白な花が山一面に咲き、よくコブシといわれるが、タムシバである」(中国新聞記事2007年4月7日付、植物研究家・関太郎)。

    登山道上の目の前に花があり、かすかに香っている。花弁の中のおしべの状態もしっかりと見ることができる。また、「コブシの花の下には小さな葉が一枚ついている」(同上記事)というが、もちろん葉はない。(”付いている”→平仮名に開いている)

    翌日4月3日、バスツアー(広島発着)で桜が満開の姫路城に行った。ツアーのチラシ(ただし書き)のとおり、あまりの人出で天守閣には取り付く余裕もなかった。

    なお、国宝・世界遺産「姫路城」の大天守は、昨年(2015年)3月27日、総工事期間5年半に及んだ「平成の大修理」を終え内部公開を再開している。その白壁は、白鷺城(はくろじょう)の名にふさわしく、化粧直しがされて白く輝いている。

    さて、行きの山陽自動車道沿いでも山肌は白く染まっている。添乗員さんが「コブシ」だという。お客さんがそう言っているというのだ。「タムシバの可能性が高い」と言っておいたら、ネットで確認したのか、しばらくして「山ではタムシバ・・・」と訂正が入った。

    「龍王山 タムシバ満開」(中国新聞記事2005年4月15日付)を読んで出かけたことがある(2005年04月17日山行記、大峰山~竜王山(龍王山))。

    同記事でも「タムシバが花弁だけなのに対し、コブシの花には一枚の葉が付く。県緑化センターによると、県内の山で自生するのはほとんどがタムシバ」だという。

    今日のコース&コースタイム

    JR天応駅(10m以下)8:21-左折8:25-広島呉道路(クレアライン)8:29-側道右折8:31-登山口(60m前後)8:34、8:48-展望(170m台)9:02、9:05-展望(370m台)9:31、9:35-上山(391.4m)9:36、9:37-烏帽子岩山(410m台)9:57、10:12-372m峰10:22-鳴滝・鍋土峠方面左手へ(330m台)10:28-簡易車道10:35-鳴滝10:48-車道(184m近く)10:56-鍋土峠(210m台)11:10-コンビニエンスストア(160m台)11:26、11:42-右へ11:49-右へ11:57-大庭山登山口(230m前後)12:10-分岐(右折)12:18-大庭神社(290mくらい)12:19、12:50-分岐(直進)12:50-大庭山(317.8m)12:53-八畳岩(380m台)13:17、13:26-分岐(380mくらい)13:30-380mそば13:38-市原山(460m台)13:58、14:04-大迫山(445.5m)14:23-車道(330m台)14:35-バス停神山峠(340m台)14:38

    • JR天応駅(13分)登山口(48分)上山(20分)烏帽子岩山
      小計1時間36分(登山口14分、上山1分を加える)
    • 烏帽子岩山(23分)簡易車道(21分)車道(14分)鍋土峠(16分)コンビニ
      小計1時間14分
    • コンビニ(28分)大庭山登山口(9分)大庭神社(3分)大庭山(24分)八畳岩
      小計1時間04分(大庭神社31分を加えず)
    • 八畳岩(32分)市原山(19分)大迫山(15分)神山峠バス停
      小計1時間12分(市原山6分を加える)
    • 総合計:6時間17分(全ての時間)
      (烏帽子岩山15分、コンビニ16分、大庭神社31分、八畳岩9分を含む)

    JR天応駅~登山口

    JR天応駅(海のそば)のプラットフォーム東側に沿って呉方面(南向き)に行く。

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    〈写真〉JR天応駅、8時21分

    長いプラットフォームが途切れる辺りで左折、東向きに坂道を登る。広島呉道路(クレアライン)にぶつかり、道路下をくぐって反対側の側道に出る。

    側道を少し北(広島方面)に行くと、右手に登山口取り付きがある。

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    〈写真〉烏帽子岩取り付き、8時31分

    道なりに東向きに登ると、左手に墓場(登山口)がある。ここまで、ほぼ地理院地図(電子国土Web)黒実線のとおりである。
    墓場(登山口)をそのまま直進して登れば、烏帽子岩(のそば)を通り烏帽子岩山に登ることができる。かなり急な岩場が待っている。
    今日は、ここから一旦上山(じょうやま)に登り、尾根筋を烏帽子岩山に至る計画である。

    登山口~上山~烏帽子岩山

    墓場(登山口)では桜が満開である。その向こうに上山や烏帽子岩を見る。
    登山口(標高60m前後)から北向きに墓場を通って山道に入る。上山(391.4m)まで、地理院地図に登山道の記載は全く無い。
    墓場(登山口)から、まず地理院地図(電子国土Web)に記載されている小さな沢を二つ渡ってゆく。

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    〈写真〉墓場手前の沢、8時48分

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    〈写真〉墓場の先の沢、8時48分

    標高80m台で尾根に乗り、北東向きに尾根筋を行く。標高170m台地点で瀬戸内の海を眺めながら上山(じょうやま)まで直登する。

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    〈写真〉標高170m台地点からの展望、9時03分

    途中、右手南側に烏帽子岩や烏帽子岩山の岩壁を見る。

    春である。汗をかく。それでも、体験登山第1回(2015/09/05)よりコースタイムは早い。疲れ方も少ない。多少は再び歩けるようになった気がする。

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    〈写真〉上山三角点、9時36分

    今日は、上山から烏帽子岩山、大庭山を経て灰ヶ峰登山口まで、尾根筋の中国自然歩道を歩くことになる。タムシバが満開である。

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    〈写真〉タムシバで白く染まる山肌、9時52分

    タムシバが、登山道上の手が届く位置にもあり、良い香りがしている。

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    〈写真〉登山道上のタムシバ、9時53分

    烏帽子岩山からの展望を楽しむ。

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    〈写真〉烏帽子岩山からの展望、10時12分

    烏帽子岩山~鍋土峠~焼山の街並み

    上山、烏帽子岩山から372m峰を越えて標高330m地点まで、南向きに尾根筋を追って行く。地理院地図の黒破線からは多少外れる箇所がある。

    標高330m地点で踏み跡は大きく左折して、北東向きに谷筋を下る。標高310m台地点で吉浦大川支流の上流部に至り、踏み跡は簡易舗装道に変わる。そのまま吉浦大川支流の左岸を下り、途中で鳴滝を見ながら標高184m付近の車道に至る。

    ほぼ、地理院地図の黒破線~黒実線のとおりである。

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    〈写真〉簡易舗装道を下る(鳴滝の手前)、10時40分

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    〈写真〉車道合流手前、10時56分

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    〈写真〉車道合流地点を見る、10時56分
    (360度の折り返しである)

    標高184m付近で車道に入り、東向きに鍋土峠(210m台)まで登る。鍋土峠から、車道は北向きに焼山の町に向けて下る。

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    〈写真〉鍋土峠を越え、焼山の町に向けて下る、11時17分
    (画面中央奥に八畳岩を見る)

    焼山の街並み~大庭山~八畳岩

    鍋土峠を下り焼山の街並みに入る。コンビニエンスストア(標高160m台)で小休止。町中を通り抜けて大庭山取り付き(標高230m前後)に至る。(GPS軌跡参照)

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    〈写真〉焼山の町中を北向きに行く、11時52分

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    〈写真〉大庭山取り付きに向けて右折(東向き)する、11時57分

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    〈写真〉正面に大庭山取り付きを見る、12時10分

    取り付き地点の向かって右手から取り付き、南向きに大庭山に向けて登る。地形図黒実線よりも直線的に登る。

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    〈写真〉大庭山に向けて登る、12時13分
    (急な階段を直登する)

    標高290m台(分岐あり)で尾根に乗る。大庭山~八畳岩方面は左(南向き)である。今日は、ここで右折してすぐ先の大庭神社で一旦休憩、展望を楽しむ。

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    〈写真〉大庭神社から絵下山を望む、12時36分

    大庭神社から尾根筋を引き返す。先ほどの分岐を左に見送って直進、大庭山(317.8m)に至る。

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    〈写真〉大庭山三角点、12時53分

    大庭山からも、南向きに気持ちの良い尾根筋を行き、八畳岩(標高380m台)に至る。地理院地図の黒破線をあてにすることなく、あくまでも良く踏まれた尾根を追ってゆく。

    左手に見える山並みもタムシバで白く染まっている。八畳岩手前にも岩場が有り、南西向きに乗り越えてゆく。

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    〈写真〉八畳岩手前から八畳岩を見る、13時15分
    (一番乗りしているのは誰でしょう)

    八畳岩~大迫山~神山峠

    八畳岩から少し引き返し、南東向きに380mに向けて尾根を下る。
    380mから先も、そのまま東~南東向きに尾根筋を行く。すぐ先の460m台が少し苦しい登りとなっている。その次の460m台は、市原山(461m)というらしい。
    市原山から先は、なおも南東向きに尾根筋の疎林の中をゆったりと行く。

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    〈写真〉市原山のすぐ先の尾根道、14時04分

    やがて送電線鉄塔に至り、そのすぐ先(南東側)に大迫山三角点(標高445.5m)がある。
    改めて地理院地図(電子国土Web)を確認すると、三角点の北側にあるべき送電線が南側を走っている。もちろん三角点の位置(GPS軌跡)は正確そのものである。つまり、送電線鉄塔(及び送電線)の位置が〈間違っている〉。

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    〈写真〉送電線鉄塔、14時22分
    (送電線は、実際には三角点の北側を走っている)

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    〈写真〉大迫山三角点、14時23分
    (三角点は、実際には送電線鉄塔の南東側にある)

    大きなジグで車道(標高330m台)まで一気に下る。急斜面で気を使う。なお、地理院地図の登山道表示はない。大迫山手前の450m台から東向きに地理院地図の登山道が付いているが、実際に登山道があるかどうかは分からない。

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    〈写真〉登山道左手前方に灰ヶ峰を見る、14時32分
    (灰ヶ峰の山肌をピンクに染めているのは、ヤマザクラであろう)

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    〈写真〉車道に降り立つ、14時35分

    車道を左手(北東方向)に少しさかのぼれば、神山峠バス停である。

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    〈写真〉バス停神山峠近くの標識(中国自然歩道)、14時37分

    千昌夫「北国の春」

    千昌夫「北国の春」(いではく作詞、遠藤実作曲)1977年は、私の愛唱歌の一つである。中国などアジア各国でも広く歌われて国際的にヒットしている。

    その歌詞の中に、〈こぶし咲く・・・〉と出てくる。
    Wikipedia「北国の春」によれば、「作詞者のいではくが後に自身の故郷(長野県南牧村)がある信州の情景を描いたと語っている(2008年12月10日付、日本経済新聞文化面記事より)」という。
    さわやか信州旅.net(長野県公式観光ウェブサイト)の中の「信州花だより>>花ごよみ」を見ると、〈こぶし〉の項があり長野県下各地の開花状況を紹介している。花ごよみリスト一覧の中に〈タムシバ〉の項はない。
    ちなみに、広島県内で自生しているのは、〈タムシバ〉である。

    参考山行記

    広島湾岸トレイル・モデル山行記

    • Akimasa Net(2015年09月13日)山行記(このページ分)
      上山~烏帽子岩山~大庭山~大迫山
      (出発:JR天応駅―呉線、帰着:神山峠(JR呉駅―呉線))
    • Akimasa Net(2017年03月04日)山行記
      上記山行記を更に改良している

2016年04月16日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 灰ヶ峰トップページ

広島湾岸トレイル(モデル山行記)
神山峠~灰ヶ峰~呉海軍墓地~呉市入船山記念館
(出発:神山峠(JR呉駅―呉線)、帰着:JR呉駅)

2016年04月16日(土)、広島湾岸トレイル体験登山(瀬戸ルート)・呉第2回

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〈写真〉JR呉駅前から灰ヶ峰を望む、8時36分
(山頂には白いドーム型の気象レーダー(気象庁)が見える。全国に20か所ある気象レーダーのうちの一つである)

熊本・大分の地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

このページの目次です

はじめに

呉は海軍の町である。戦前は、呉鎮守府や呉海軍工廠があり、人口40万人規模で全国10番目程度の大都市だった。
広島湾岸トレイル(HWT)の呉コースは、そうした歴史を感じ取ってもらうため、灰ヶ峰から一旦市街地まで下り、呉海軍墓地を経由して休山に登る設定になっている。さらにその先は、江田島(旧海軍兵学校など有り)である。
また今日は、呉市立入船山記念館(国重要文化財・旧呉鎮守府司令長官官舎など有り)もご紹介いただいた。
コース選定に努力された方々に感謝!!

今日のコース&コースタイム

JR呉駅前8:45-神山峠(340m)9:15、9:29-車道9:33-444mそば9:49-660m前後10:19、10:23-710m台10:34-車道10:43-灰ヶ峰(736.8m)10:51、11:01-右折(540m前後)11:21-展望台(530m前後)11:26、11:27-金明水分岐あり(410m前後)11:41-右折(380m前後)11:44-銀明水(380m台)11:46-分岐有り(310m前後)11:56-集落最上部(180m台)12:13、12:15-平原浄水場北東(バス通り、100m台)12:22-本通12:40(バス通り、20m台)-呉海軍墓地(30m前後)12:46、13:30-寺本公園(30m台)13:38、13:42-亀山神社(30m台)13:54、13:57-休山取付き口14:06-呉市立入船山記念館14:21、14:53-JR呉駅15:09

  • 神山峠(20分)444mそば(45分)710m台(17分)灰ヶ峰
    小計1時間22分(途中、超スローペース区間を含む)
  • 灰ヶ峰(20分)右折(5分)展望台(17分)右折(29分)集落最上部
    小計1時間12分(展望台1分を加える)
  • 集落最上部(7分)平原浄水場北東・バス通り(18分)本通・バス通り(6分)呉海軍墓地(29分)休山取付き口(15分)入船山記念館(16分)JR呉駅
    小計1時間31分(海軍墓地44分、公園4分、神社3分、記念館32分を除く)
  • 総合計5時間40分(全ての時間を含む)
    (灰ヶ峰10分、集落最上部2分そのほか全ての時間を加える)

神山(じんやま)峠、平原(ひらばら)浄水場

神山峠~灰ヶ峰

JR呉駅前からバスで神山峠まで行く。途中、平原浄水場手前から北向きに神山峠まで登る坂道では、GPS軌跡に乱れが見られる(GPSロガーが車内のしかもリュックの中にあるため)。

神山峠は、焼山方面に至る車道を左(北西)に分ける三叉路にある。そこの神山峠バス停(標高340m台)から東向きに山道に踏み込み、地理院地図(黒破線)に沿って尾根筋を登る(東北東向き)。

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〈写真〉神山峠からの取付口、9時29分
(道路の向こう側を東向きに踏み込む)

すぐに車道(標高360m前後)があり横切る。地理院地図(黒破線)とは異なり、斜めにそのまま横切る。

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〈写真〉車道を横切る、9時33分

その後すぐに、地理院地図(黒破線)に沿って標高380m台まで登る。そこからは、黒破線から離れてあくまでも尾根筋を444m南東側まで登る。さらにそこから、地理院地図(黒破線)に沿って、東南東~南東向きに山頂部まで登る。

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〈写真〉、ゆったりとした山道を行く(標高610m前後)、10時10分
(ここに至るまで、粘土質の滑りやすい箇所があるものの、全般的にきれいな踏み跡が付いている)

710m台あたりから、正面左手に白いドーム(気象レーダー)が見えてくる。

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〈写真〉正面左手に白いドーム(気象レーダー)、10時36分
(710m台から下る鞍部手前)

きれいな踏み跡(地理院地図黒実線)を南東向きに行き、車道(地理院地図表示あり、標高710m台)に上がる。車道手前では、地理院地図黒実線が左右に分岐しているが、そのまま真っすぐに行く。

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〈写真〉車道に上がる階段、10時42分

車道に上がると、呉市街地の向こうに瀬戸内の海を見ることができる。

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〈写真〉山頂部に通じる車道、10時42分
(画面右手、呉市街地の向こうに瀬戸内の海を見ながら登る)

灰ヶ峰山頂の駐車場に到達する。正面に直径6.7mの白いドーム(気象レーダー)、右奥に展望台が見えている。

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〈写真〉灰ヶ峰山頂駐車場、10時48分

灰ヶ峰三角点(736.8m)が、展望台入口の足元に埋もれている。

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〈写真〉灰ヶ峰三角点、10時51分

展望台から、今登ってきた車道を振り返ると、その向こうに絵下山が見える。

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〈写真〉絵下山を見る、10時52分

展望台から、呉市街地を見下ろす。左手(市街地の東側)に休山(体験登山・呉第3回予定)を見る。

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〈写真〉呉市街地や休山を見る、10時53分

灰ヶ峰は双耳峰である。展望台から、すぐ隣(東側)の710m台を見る。その右奥には野呂山が見える。

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〈写真〉野呂山を見る、10時58分

灰ヶ峰~上平原登山口

展望台のすぐ下から、呉市街地に向けて下る。おおまかには南向きである。

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〈写真〉展望台下から下る、11時00分

まずは、地理院地図黒実線にほぼ沿う形で、おおまかには南向きに、尾根筋を標高550m前後まで下る。

地理院地図を見ると、標高600m~550mでは、黒実線が二本並行している。今日道なりに下ったのは、そのうちの〈西側〉であり、GPS軌跡は黒実線とぴったり一致している。

ところが、標高550m付近にある標識では、〈東側の踏み跡〉は「桧林に沿った昔からの登山路」であり、〈西側の踏み跡〉は「中国自然歩道灰ヶ峰ルート」としている。

今日実際に下ったのは、東側の踏み跡「桧林に沿った登山路」である。なお、西側の踏み跡を標高550m付近から見上げると、木段があるように見える。

地理院地図黒実線は、並行している二本の登山道の位置を、きちんと把握していないようである。つまり、この二本の登山道表示をそのまま、ほんの少し西側に平行移動させて、東側の実線を西側の実線の位置に重ねれば、正しい位置関係になるであろう。

さて、標高550m付近で、右に折り返して北を向く。

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〈写真〉標高550m付近で右折したところ、11時22分
(新緑のもみじが目に染みる)

一旦車道(地理院地図表示あり)に下り、少し北に行く。展望台がある。

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〈写真〉展望台近く(標高530m前後)、11時25分

展望台横から再び山道を下る。おおまかには南西向きに、地形図黒実線の方向に下る。ただし、最初のジグの繰り返しも含めて、黒実線からはかなり外れる箇所もある。とは言え、踏み跡は下り一本で迷うことはないだろう。

展望台横からは〈谷筋〉を下る。谷の左岸を下り、金明水分岐(410m前後)を右に分け、右折(380m前後)して大きく折り返し、銀明水(380m台)で谷の右岸に渡る。

さらに下ると、分岐(標高310m前後)が一つある。今日下ってきたのは「七曲コース」で、その西側(尾根筋と思われる)に「正面登山路(トイレ付休憩所経由)」があるという。

下から登ってきた場合には、左・正面登山路、右・七曲コースである。ただし、正面登山路については、私には何の情報もない。

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〈写真〉分岐有り、11時56分
(中国自然歩道の立派な案内板有り)

分岐有り地点からは、〈尾根筋〉を南西に下る。おおまかには、地形図(黒実線~黒破線)に沿って下ると考えてよい。

花の時期である。ヤマザクラは終わりかけだが、足元には「すみれ」、いくつかの種類が咲いているようだ(区別できないのが悔しい)、頭上には「コバノミツバツツジ」(小さな葉が3枚で、雄しべは10本かな)。

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〈写真〉花のトンネルを下る、12時01分

上平原登山口(標高180m台)まで下る。集落の最上部である。

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〈写真〉上平原登山口、12時15分
(登山口から登山道を見たところ。灰ヶ峰に登るには、急坂の簡易舗装道をここまで上がってきて、左手前方に入り踏み跡を行く)

登山口~呉海軍墓地~入船山記念館~JR呉駅

上平原登山口から、急坂の簡易舗装道を南西向きに下る。地理院地図の黒実線~車道マーク(途中156m表示有り)のとおり下り、平原浄水場北東側のバス通り(今朝バスで通った道)にぶつかる。標高差約80mの急坂である。

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〈写真〉平原浄水場に向けて急坂を下る、12時15分
(左手前方に休山が見えている)

バス通りに入って南東向きに下る。途中で右折して地道に入り(バス通りをショートカットして)、浄水場南側でバス通りに合流する。

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〈写真〉浄水場南側から、浄水場越しに灰ヶ峰を見る、12時25分

すぐに左折して地道に入り、バス通りをショートカットしてゆく。次にぶつかるバス通りを向こうに渡り、そのまま地道を下る。

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〈写真〉地道を下る、12時26分
(見えているのはバス通り)

地道を縫うようにして下る。

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〈写真〉地道を下る、12時32分

やがて、大きな通りに出て南向きに行き、本通(バス通り)の交差点(標高20m台)に至る。

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〈写真〉本通(バス通り)の交差点、12時39分
(ここを渡って向こうの道路に入る。前方には休山が見えている)

交差点を渡り、まずは南向きに進んで長迫公園(呉海軍墓地、標高30m前後)に至る。戦艦大和戦死者之碑など多数の碑有り。管理棟・事務所をお借りして昼食、ボランティアガイドさんの説明を聞く。

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〈写真〉呉海軍墓地(戦艦大和戦死者之碑)、12時46分

呉海軍墓地からは車道を南西向きに行く。呉市街地の南東側を行くほぼ平坦な歩きやすい道路(標高30m程度)である。右手に呉市街地を見下ろし、その向こうには鉢巻山が大きい。寺本公園、亀山神社、そして休山登山口を経て西向きに下る。
JR呉駅に帰る途中で、入船山記念館を訪問する。ここでもボランティアガイドさんにご案内を頂いた。

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〈写真〉呉市立入船山記念館の入口、14時21分

こうして、山と歴史の旅は無事終了した。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデル山行記

  • Akimasa Net(2016年04月16日)山行記(このページ)
    神山峠~灰ヶ峰~呉海軍墓地~呉市入船山記念館
    (出発:神山峠(JR呉駅―呉線)、帰着:JR呉駅)

2016年04月23日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 灰ヶ峰呉市音戸町(倉橋島)

広島湾岸トレイル(モデル山行記)
休山~日佐護山~高烏山(三津峰山)~音戸の渡し~音戸町
(出発:JR呉駅―呉線、帰着:音戸市民センターバス停(JR呉駅))

2016年04月23日(土)、広島湾岸トレイル体験登山(瀬戸ルート)・呉第3回


〈写真〉休山山頂部駐車場の海側に電波塔を見る、10時32分

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〈写真〉音戸の渡し船(第二音戸大橋の下)、15時00分

  • このページの目次です

    今日のコース&コースタイム

    JR呉駅前8:16-入船山通り8:27-バス停8:46-登山口(60m台)8:47、8:49-空き地(左折、80m台)9:03-太子堂9:07、9:09-148m9:12、9:15-送電線鉄塔(230m台)9:38-山頂部(490m台)10:31-東屋(497m)10:37、10:51-車道(470m台)10:53-車道に出る10:57-山道に入る10:57-林道を横切る(410m)11:05-標石(400m前後)11:12-車道に出る(380m台)11:30-高天原神社11:31-419m11:38、11:40-東屋(410m)11:41、11:51-車道に接する(370m)11:54、11:55-標石(370m台)11:57-車道に接する(330m台)12:08-高烏山(380.2m三角点)12:17-東屋(380m前後)12:21、13:00-天宝山聖苑入口(350m台)13:05-(天宝山聖苑)-聖苑左折13:09-車道に出る(260m台)13:19-(車道)-山道に入る(190m台)13:42-砲台跡の窪地(210m台)13:48-平清盛公日招像(210m前後)14:02-日招き岩14:03-(車道)-地道に入る(右折)14:36-音戸の渡し(本土側)14:45、14:57-音戸の渡し(倉橋島)15:04-バス停15:35

    • JR呉駅前(30分)バス停(1分)登山口(23分)148m(23分)送電線鉄塔(53分)山頂部(6分)休山山頂(東屋)
      小計2時間21分(空き地でのミーティング時間を含む、登山口2分、148m3分を加える)
    • 休山(40分)高天原神社(7分)日佐護山(39分)高烏山
      小計1時間26分
    • 高烏山(4分)東屋(5分)天宝山聖苑入口(37分)車道から再び山道へ(20分)平清盛公日招像(43分)音戸の渡し
      小計1時間49分(高烏山横の東屋39分を含まず)
    • 音戸の渡し(7分)音戸の渡し(31分)バス停
      小計38分(音戸町内休憩6分を含む)
    • 総合計7時間19分(全ての時間)
      (休山東屋14分、高烏山横の東屋39分、音戸の渡し待ち12分を加える)

    JR呉駅前~休山登山口(宮原一丁目バス停)

    最初の予定では、JR呉駅前からバスで宮原一丁目バス停まで行くことになっていた。ところが、バスでは大回りとなり時間が掛かるので、歩いてもそれ程の差はないとのこと。結局、歩くことにする。

    JR呉駅前から歩く。

    南東向きに休山の方向に歩き始める。道路前方に休山が見えている。

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    〈写真〉JR呉駅前から歩き始める、8時16分

    亀山橋から、左手奥に灰ヶ峰を見る。

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    〈写真〉亀山橋から灰ヶ峰を見る、8時20分

    市立入船山記念館前の通り(美術館通り)に入る。

    道路にはいくつもの彫刻が展示してある。ところで、この美術館通りの長さは、この通りの両端で交わる道路の幅も加えて、約263mあるという。戦艦大和の全長と同じである。

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    〈写真〉入船山記念館前の通り(美術館通り)、8時27分

    小路を通り抜けながら、標高40~60m台のバス通りに上がる。
    呉市街地の南東側を行くほぼ平坦な道路である。先日(2016/04/16)は、北の方(呉海軍墓地など)からこちらへ歩いてきた。
    今日は逆に、バス停からバス通りをほんの少し北東向きに行く。休山登山口(標高60m台)は道路右手にある。

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    〈写真〉休山登山口、8時47分

    休山登山口~登山道(標高148m)

    >休山登山口から山道に取り付くまで、住宅地内の細い道路(地理院地図の黒実線あり)を右左折しながら行く。ごくおおまかには東向きに行き、標高148m地点を目指す。
    休山登山口から取り付く。
    地理院地図黒実線を北東向きに行く。

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    〈写真〉休山登山口から取り付く、8時49分

    すぐに階段がある。

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    〈写真〉すぐに階段がある、8時50分

    階段を登り切り、道なりに右方向(南東向き)を向く。
    正面には休山が見えている。道路はこの後、やや左から大きく右(南西向き)へ振れる。

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    〈写真〉階段を登り切る、8時52分

    148mに向けて左折(標高80m台)して狭い路地に入る。
    地理院地図の黒実線が標高148mに向けて延びている。ほぼほぼ東向きである。

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    〈写真〉148mに向けて左折する、9時03分

    左折地点から前方を見る。
    狭い路地の右側ガードレールに、登山口の標識が貼り付けてあるのが分かる。

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    〈写真〉左折地点から前方を見る、9時03分

    階段を登る。

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    〈写真〉階段を登る、9時05分

    太子堂がある。

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    〈写真〉太子堂、9時07分

    太子堂の横から山道に入る。

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    〈写真〉太子堂から上は山道である、9時10分

    登山道(標高148m)~尾根道~休山

    標高148m地点から、休山、灰ヶ峰そして呉市街地を望む。
    標高148m地点から東向きに鞍部を乗り越え、小尾根上を南東~南向きに登る。地理院地図の黒破線は、標高148m近くと休山山頂部(標高400m前後から上)に表示があるのみで、その途中には何の表示もない。
    休山山頂部まで、なかなか厳しい登りが続く。

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    〈写真〉急斜面が続く、9時41分

    時々緩斜面がありホッとする。

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    〈写真〉緩斜面を行く、9時56分

    サルノコシカケだろうか。

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    〈写真〉サルノコシカケ?10時21分

    休山山頂部(標高490m台、最高点497m)

    宮原一丁目からの登山道は、南向きに休山山頂部に達する。
    休山山頂部にはいくつもの電波塔が建っている。最初の建物を右回りに行くと広い駐車場がある(トイレあり)。清水・阿賀方面と宮原・音戸方面、つまり4方向から車で登ることができるようである。
    駐車場を越えて、なおも南向きに行くと東屋があり、瀬戸の海と島を見ることができる。
    まずは休山の山頂部に登り着き、右前方に建物を見る。

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    〈写真〉休山の山頂部に登り着く、10時30分

    休山の山頂部には広い駐車場がある。
    南の方角に一番奥の電波塔を見る。その右横奥に東屋があり、瀬戸の海と島を見ることができる。

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    〈写真〉休山の山頂部駐車場、10時32分

    休山山頂部(最高点の標高497m)~日佐護山

    休山山頂部から日佐護山までは、南西向きに尾根を追って山道を行く。ほぼ地理院地図の黒実線~黒破線のとおりである。途中で幾度か車道を横切ることになる。
    休山山頂部の南側(497mの東屋横)から山道に入り、小潅木の中を行く。
    地理院地図の黒実線のとおりである。

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    〈写真〉山道を行く、10時52分

    標高470m台で車道に出て、そのまましばらく下る。
    地理院地図の道路表示どおりである。

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    〈写真〉車道に出た先頭集団、10時53分
    (標高470m台)

    標高470m台で、車道から山道に入り、尾根を南向きに下る。
    地理院地図黒破線のとおりである。

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    〈写真〉再び山道に入る、10時54分
    (標高470m台)

    標高470m前後で一旦車道に出る。

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    〈写真〉一旦車道に出る、10時57分
    (標高470m前後)

    すぐ山道に入り、南向きに尾根筋を下る。
    地理院地図黒実線のとおりである。

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    〈写真〉すぐに山道に入る、10時57分
    (標高470m前後、画面左手前方に進む)

    山道に入ってすぐの地点に地蔵がある。

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    〈写真〉地蔵、10時58分

    標高410m台で車道を横切る。その前後から尾根筋は南西向きとなる。
    車道を横切り、410m台鞍部で西向きの木段がある。その後は南西向きに地理院地図の黒破線どおり行く。

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    〈写真〉西向きの木段、11時06分
    (410m台鞍部)

    標高400m前後の鞍部から、かなり狭い間隔で標石が並んでいる。旧陸海軍省あるいは明治期昭和期の区別など、まだ詳しくは検討していない。

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    〈写真〉標石、11時12分
    (標高400m前後の鞍部から数本並んでいる)

    気持ちの良い新緑の中を行く。

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    〈写真〉新緑の中を行く、11時20分

    山道が西を向き、やがて車道(標高380m台)に出る。
    車道に出て、左手西向きにしばらく行くと、左手に高天原神社がある。

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    〈写真〉車道に出る、11時30分
    (標高380m台)

    高天原神社の反対側から山道に入り、日佐護山419mまで登る。
    地理院地図の黒実線のとおりである。山頂部展望箇所は黒実線の切れる辺りで、419m表示よりは南側である。日佐護山山頂からの展望は、樹木が茂っており良くない。

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    〈写真〉日佐護山に向けて山道に入る、11時32分

    日佐護山~高烏山(三津峰山)

    日佐護山419mからの展望は良くない。
    早々に引き上げて、日佐護山419mから展望東屋(標高410m前後)まで下る。地理院地図の黒実線に従って南向きに下る。この展望東屋には、高天原神社から日佐護山に登る途中で、左手にショートカット道(地理院地図の黒実線、南西向き)がある。
    展望東屋からは、地理院地図の黒実線~黒破線に従って下る。
    まず、展望東屋から南西向きに、地理院地図の黒実線に沿って下る。やがて、標高370m台で車道と接するようになる。少しの間、その車道横を歩き、そのまま山道に入る(標高370m前後)。地理院地図の黒破線、黒実線及び車道マークが接する辺りである。

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    〈写真〉車道に接した後、山道に入る、11時55分
    (標高370m前後)

    標高370m台から先で、かなり狭い間隔で標石が並んでいる。旧陸海軍省あるいは明治期昭和期の区別など、まだ詳しくは検討していない。

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    〈写真〉標石、11時57分
    (標高370m台から数本が並んでいる)

    春、花の季節である。

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    〈写真〉ガマズミ?、12時07分

    標高380m台を越えた辺りで、山道(黒破線)は西向きに下り車道に接するようになる。車道が三叉に分かれている地点(標高330m台鞍部)である。ここから再び山道に入り、そのまま西向きに登る。

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    〈写真〉山道に入る、12時08分
    (標高330m台鞍部)

    標高330m台鞍部からは西向きに登る。したがって、北向きに膨らむ地理院地図の黒実線とは離れて登る。なお、登山道は、標高360m前後でこの黒実線と再び合流する。
    シダの新芽が首を伸ばしている。

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    〈写真〉シダの新芽、12時14分
    (標高370m前後の登り)

    標高360m前後から上では、ほぼ黒実線に沿って登り、高烏山三角点(標高380.2m)に至る。

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    〈写真〉高烏山三角点、12時17分

    高烏山三角点からは、南西向きにほぼ黒実線に沿って下り、標高380m前後の展望東屋に至る。昼食とする。

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    〈写真〉展望東屋、12時20分

    展望東屋から呉港を見る。

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    〈写真〉展望東屋から呉港を見る、12時23分

    展望東屋から日新製鋼呉製鉄所を見る。

    時々赤い炎が上がっている。溶鉱炉から溶けた銑鉄が取り出された瞬間であろう。

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    〈写真〉展望東屋から日新製鋼呉製鉄所を見る、12時55分

    高烏山(三津峰山)~音戸の渡し

    高烏山三角点(標高380.2m)南西の展望東屋(標高380m前後)から、南西向きに音戸の渡しまで下る。車道を歩く区間が長く単調になりやすい。ただし、車はほとんど通らないのでストレスは少ない。
    展望東屋(標高380m前後)から黒実線に従って、南西~南向きに車道まで下ってしまった。ほんとうは、そのまま南西向きに尾根筋を下ればよかったのだ(地理院地図表示無し)。
    そのまま車道を少し下れば、右手に天宝山聖苑入口(標高350m台)がある。下記写真は、今下って来た車道を振り返ったところ、左手・天宝山聖苑入口、右手・車道である。

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    〈写真〉天宝山聖苑、13時05分
    (展望東屋(標高380m前後)から、黒実線に従って車道まで下ってしまった)

    天宝山聖苑の敷地内を北西向きに引き返す。地理院地図の分岐車道表示に従う形となる。途中には、沖縄戦没者の慰霊碑などがある。

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    〈写真〉沖縄戦没者の慰霊碑、13時07分

    天宝山聖苑内の分岐車道表示が切れる辺り(標高350m台)で、右手から下りてくる踏み跡と合流して左折する。
    尾根筋を南西向きに標高300m台の小コブまで下り、音戸の瀬戸に向けて左折する。南~東に下って車道(標高260m台)にぶつかり右折する。車道に至るまで地理院地図の表示はない。

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    〈写真〉車道にぶつかる、13時19分
    (標高260m台)

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    〈写真〉車道を下る、13時24分
    (標高250m台の地点、南西向き)

    標高190m台地点で再び山道に入る。道路表示に沿うようにして南下する。

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    〈写真〉再び山道に入る、13時42分
    (標高190m台)

    標高210m台の広場があり南西向きに行く。砲台跡の窪地がある。この広場一帯は旧要塞砲台跡地である。ここに至る山中にもいくつかの窪地があり、その一部には立派な石組みが残っていた。

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    〈写真〉砲台跡の窪地、13時47分

    標高210m台の遊歩道表示(地理院地図)のとおり南西向きに行く。

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    〈写真〉遊歩道をゆったりと下る、13時49分

    平清盛公日招像がある。標高210m前後の地理院地図に表示されている位置である。

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    〈写真〉平清盛公日招像、14時02分

    平清盛公日招像の前から、眼下に音戸の瀬戸を見下ろす。

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    〈写真〉日招き岩からの展望、14時03分

    標高180m前後から、地理院地図の車道表示に沿って下る。標高50m台で右折、車道を離れて地道(黒実線)を西向きに下り、音戸の渡しに至る。
    なお車道をそのまま行けば、今が盛りのツツジを満喫することができるということであった。ただし、交通量が多い上に少し遠回りとなる。

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    〈写真〉音戸の渡しに向けて地道を下る、14時36分
    (標高50m台)

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    〈写真〉音戸の渡し、14時48分
    (14時45分、音戸の渡し到着)

    音戸の渡し~音戸町内

    狭い海峡を大型船が何隻も行き交う。それらを避けながら、二つの音戸大橋の中間点から出港して、第二音戸大橋のすぐ下まで大きく膨らんで引き返し、対岸(音戸大橋の袂近く)に渡る。

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    〈写真〉音戸の渡し船、15時00分

    渡船を降りて、町並みを西向きに行く。

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    〈写真〉法専寺の石垣、15時06分

    お寺の正面右奥に鐘楼、その更に奥には第二音戸大橋が見える。

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    〈写真〉法専寺の正面から第二音戸大橋を見る、15時08分

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    〈写真〉法専寺の正面から南に入った路地を振り返る、15時10分
    (右手には立派な石垣、左手はレンガ造りの塀である)

    音戸の街中を行く。

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    〈写真〉昔懐かしい郵便POST、15時12分

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    〈写真〉お風呂屋さん、15時18分
    (残念ながら、廃業されたとのこと)

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    〈写真〉造り酒屋さんの趣ある板壁、15時28分

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    〈写真〉バス停から音戸大橋を見る、15時37分

    途中シャワーあり。土曜日にてバスの便数が少なくかなり待ったものの、JR呉駅(終点)行である。今日一日のんびりとした時間を過ごすことができて満足。

    参考山行記

    広島湾岸トレイル・モデル山行記

    • Akimasa Net(2016年04月23日)山行記(このページ)
      休山~日佐護山~高烏山(三津峰山)~音戸の渡し~音戸町
      (出発:JR呉駅―呉線、帰着:音戸市民センターバス停(JR呉駅))
    • Akimasa Net(2017年04月08日)山行記
      休山~日佐護山~高烏山(三津峰山)
      (出発:JR呉駅―呉線、帰着:バス停音戸渡船口(JR呉駅―呉線))
      2016/04/23山行記よりも詳細にまとめている
カテゴリー
未分類

神山峠~灰ヶ峰~呉海軍墓地~呉市立入船山記念館(2017/03/18)

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 灰ヶ峰トップページ

神山峠~灰ヶ峰~呉海軍墓地~休山登山口(宮原一丁目)
(出発:バス停神山峠(JR呉駅―呉線)、帰着:JR呉駅)

2017年03月18日(土)、広島湾岸トレイル・踏査&整備(第19回)


〈写真:灰ヶ峰山頂部から休山方面を見る、10時52分〉

このページの目次です

はじめに

今日の山行記は、全体をまとめ切るまでには至っていない。コース概略などは、上記2016年04月16日山行記参照。

今日のコース&コースタイム

神山峠(340m)9:26-車道9:27、9:30-444mそば9:50-650m台10:24-710m台10:42-車道10:49-(トイレ)-灰ヶ峰(736.8m)11:04、11:47-展望(690m台)11:57-右折(540m前後)12:10-車道12:12-展望台(530m前後)12:13、12:18-金明水分岐(410m前後)12:27-金明水12:31、12:32-金明水分岐(410m前後)12:33-右折(380m前後)12:36-銀明水(380m台)12:39-分岐有り(310m前後)12:46-集落最上部(180m台)13:02、13:10-平原浄水場北東(バス通り、100m台)13:18-(トイレ)13:23、13:28-本通(バス通り、20m台)13:37-呉海軍墓地(30m前後)13:43、13:52-寺本公園(30m台)13:57、14:10-亀山神社(30m台)-休山取付き口14:29、14:31-呉市立入船山記念館14:47-JR呉駅15:03

  • 神山峠(25分)444mそば(52分)710m台(22分)灰ヶ峰
    小計1時間39分
  • 灰ヶ峰(23分)右折(3分)展望台(12分)右折(26分)集落最上部
    小計1時間15分(展望台5分、金明水往復6分を加える)
  • 集落最上部(8分)平原浄水場北東・バス通り(19分)本通・バス通り(6分)呉海軍墓地(24分)休山取付き口(16分)入船山記念館(16分)JR呉駅
    小計1時間31分(呉海軍墓地9分、寺本公園13分を加えず、取付き口2分を加える)
  • 総合計5時間38分(全ての時間を含む)
    (灰ヶ峰43分、集落最上部8分、呉海軍墓地9分、寺本公園13分を加える)

神山(じんやま)峠、平原(ひらばら)浄水場

今日の写真

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〈写真〉神山峠からの取付口、9時25分
(道路から東向きに踏み込む)

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〈写真〉上の道路を横切る、9時27分
(上の道路を斜め右に横切る)

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〈写真〉常に電線に沿って登る、10時23分
(灰ヶ峰山頂施設用の電線であろうか。444m地点近くまでは、東向き(やや北寄り)、それより上では、南東向きの尾根筋に沿って設置されている)

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〈写真〉旧陸軍省標石(標高680m台)、10時30分
(呉要塞第三区地帯標石(大正15年8月)、第9号)

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〈写真〉灰ヶ峰山頂から下る、11時48分
(展望台石垣を左手にして、南東向きの尾根を下る)

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〈写真〉展望岩場の基準点?(標高720m台)、11時50分
(X=-192207.388、Y=3946.159、H=722.766、S.54.7.13)

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〈写真〉一旦車道に出る、12時13分
(車道を右手に少し下ると、東屋と案内板がある)

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〈写真〉東屋から下る、12時18分
(東屋から道路石垣を左手にして、谷筋に向けて下る)

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〈写真〉再び谷底に降りる(標高340m前後)、12時43分
(390m前後(谷の左岸)で鋭角に右に折り返す。銀明水(標高380m台)を味わって谷の右岸に渡る。その後再び、谷底に降りる)

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〈写真〉平原分岐(標高310m台)、12時46分
(左折:谷筋を平原に向けて下る。直進:尾根筋を平原に向けて下る。共に地理院地図黒実線有り。今日は尾根筋を下る)

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〈写真〉尾根突端分岐(標高310m台)、12時48分
(ここから上に向けて、尾根筋の登山道があるらしい。今日下ってきたのは、谷筋の登山道(七曲り)である)

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〈写真〉平原登山口、2016/04/16(12時15分)
(登山口から登山道を見たところ。灰ヶ峰に登るには、急坂の簡易舗装道をここまで上がってきて、左手前方に入りまずは尾根筋を行く。なお、この車道をさらにさかのぼり、まずは谷筋を行く登山道に入ることができるようだ。上記12時46分の写真の地点で合流する)

今日もゆったりとした気持ちでここまで下山してきた。後は、呉海軍墓地を見学しながらJR呉駅まで歩く。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデル山行記

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宮原一丁目~休山~高烏山(三津峰山)~音戸の渡し(2017/04/08)

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広島湾岸トレイル(モデル山行記)
休山~日佐護山~高烏山(三津峰山)
(出発:JR呉駅―呉線、帰着:バス停音戸渡船口(JR呉駅―呉線))

2017年04月08日(土)、広島湾岸トレイル・踏査&整備(第20回)

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〈写真〉呉軍港築造物制限区域標石(第155号)、11時30分
(標高400m台鞍部、休山1㎞・音戸の瀬戸5.5km)

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今日のコース&コースタイム

宮原一丁目登山口9:06、9:14-太子堂9:23-148m9:28-送電線鉄塔9:51-送電線鉄塔9:56-山頂部10:39、11:06-東屋11:10-道路に出る(山道に入る)11:13-道路横切る(山道に入る)11:15、11:16-道路横切る(山道に入る)11:23ー右折石段11:24-旧軍標石(11:30-11:35)-左折11:42-高天原神社(梅の木峠)11:44、11:49-日佐護山下の東屋11:52、12:16-標識12:17-道路に出る12:20ー(道路右端を行く)-山道に入る12:21-旧軍標石(12:23-12:24-12:25-12:27(転倒)-12:31)-道路に出る(山道に入る)12:33、12:34-標識・左折(左折地点の南側探索12:40~12:44、送電線鉄塔1本有り)-三津峰山(高烏山)12:46、12:51-東屋12:53-天宝山12:57-標識・左折13:02-道路に出る13:06-山道に入る13:21-261m東北東(トイレ)13:30、13:35-道路に出る13:40-分岐左へ14:00-右手地道へ-音戸の渡し14:08

  • JR呉駅前(推定約30分)登山口
    推定約30分
  • 登山口(14分)148m(23分)送電線鉄塔(48分)山頂部(4分)休山山頂(東屋)
    小計1時間56分(登山口8分を加えず、山頂部27分を加える)
  • 休山(34分)高天原神社・梅の木峠(3分)日佐護山の東屋(30分)三津峰山
    小計1時間12分(梅の木峠5分を加える、東屋24分を加えず)
  • 三津峰山(2分)東屋(4分)天宝山の西端(9分)車道に出る(15分)山道に入る(9分)平清盛公日招像近く(33分)音戸の渡し
    小計1時間17分(トイレ休憩5分を加える)
  • 総合計5時間32分(全ての時間を含む)
    (休山登山口8分、日佐護山の東屋24分、三津峰山5分を加える)

宮原一丁目~休山~三津峰山~音戸の渡し

JR呉駅前~休山登山口(宮原一丁目バス停)

JR呉駅前(海抜ゼロメートル地帯)から宮原一丁目バス停(標高60m台)を目指す。ただし、バス路線は大回りとなっており時間が掛かるらしい。歩いてもそれ程の差はないというので、今日も駅から歩くことにする。前回(2016/04/23)と同様である。
ただし、今日は最初から雨模様。まずは上下とも雨具で固めて、ザックカバーを付け傘を差す。
JR呉駅前から北東向きに少し歩き、大通りで右折(南東向き)して休山の方向に歩き始める。道路前方に休山の稜線が見えるはずだが、今日は霧がかかっており見通しは悪い。

以下、前回(2016/04/23)の写真も参考に並べてみた。

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〈写真〉JR呉駅前から歩き始める、2016/04/23(8時16分)
(前方に休山の稜線が見える)

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〈写真〉亀山橋から左手奥に灰ヶ峰を見る、2016/04/23(8時20分)

本通りにぶつかり、右折(南西向き)してJR呉線のガード下をくぐり抜ける。右手前方には海上自衛隊教育隊がある。そこを左折(南東向き)して、市立入船山記念館前の通り(美術館通り)に入る。
道路にはいくつもの彫刻が展示してある。ところで、この美術館通りの長さは、この通りの両端で交わる道路の幅も加えて、約263mあるという。戦艦大和の全長と同じである。

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〈写真〉入船山記念館前の通り(美術館通り)、2016/04/23(8時27分)
(今日は、画面左側の美術館前の歩道を通った)

道路突き当りで右折(南西向き)、呉医療センターを左手にしながら少し行く。呉宮原高校の手前で左折(南東向き)、高校の東側を登りながらバス通りに上がる(宮原三丁目)。
前回(2016/04/23)は、もう少し細い地道を上がったようにも思うが、記憶は定かでない(GPS軌跡欠落)。今日も最初に少し道迷いをした。
さて、バス通りは、呉市街地の南東側を行くほぼ平坦な道路(標高40~60m)となっている。北東向きに、登山口(標高60m台)のある宮原一丁目バス停を目指す。

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〈写真〉宮原一丁目バス停、9時06分
(バス停のすぐ先に休山登山口がある)

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〈写真〉休山登山口、9時06分
(登山口には道標「休山頂上登山コース」がある)

休山登山口~住宅地内~148m~休山山頂部

休山登山口(宮原三丁目、標高60m台)から、住宅地内の細い道路(地理院地図の黒実線あり)を右左折しながら行く。ごくおおまかには東向きに行き、標高148m地点を目指す。(地理院地図の黒実線、黒破線有り)
休山登山口から、まずはバス通りの擁壁上を登る。
地理院地図黒実線を北向きに登る。黒実線は、道路表示(二重線)に沿ってしっかりと表示されている。(2017/04/23訂正)

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〈写真〉バス通り沿いの坂道を登る、9時14分

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〈写真〉その先の階段を登る、9時15分

階段を登り切り、道なりに右方向(南東向き)を向く。休山が正面にあるはずだが、今日の天気では見えない。

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〈写真〉階段を登り切って右折する、2016/04/23(8時52分)
(正面に休山を見る)

道路はこの後、やや左から大きく右(南西向き)へ振れる。148mに向けて左折(標高80m台)して狭い路地に入る。地理院地図の黒実線が標高148mに向けて延びている。ほぼほぼ東向きである。

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〈写真〉148mに向けて左折する、2016/04/23(9時03分)

左折地点から前方を見る。狭い路地の右側ガードレールに、登山口の標識が貼り付けてあるのが分かる。

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〈写真〉左折地点から前方を見る、2016/04/23(9時03分)
(登山口の標識が貼ってある)

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〈写真〉その先の階段を登る、9時20分

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〈写真〉階段を登り切ると山道となる、9時22分

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〈写真〉太子堂、9時23分

太子堂の左側をそのまま登る。

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〈写真〉148m手前、9時27分
(148mコブのサクラが満開である)

標高148mコブから、前回(2016/04/23)は、休山、灰ヶ峰そして呉市街地を見た。
標高148mコブから、東向きに一旦小さな鞍部まで下る。その後、小尾根上を南東~南向きに登る。地理院地図の黒破線は、148mコブ近くと休山山頂部(標高400m前後から上)に表示があるのみで、その途中には何の表示もない。
休山山頂部まで、なかなか厳しい登りが続く。幾つかある緩斜面で休み休み登る。途中で、送電線鉄塔が2本あるので、くぐり抜けてゆく。

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〈写真〉急斜面が続く、2016/04/23(9時41分)
(休山山頂部まで、なかなか厳しい登りが続く)

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〈写真〉緩斜面を行く、2016/04/23(9時56分)
(時々緩斜面がありホッとする)

休山山頂部(標高490m台、最高点497m)

宮原一丁目からの登山道は、南向きに休山山頂部に達する。そこから三津峰山(~音戸の瀬戸)方面に至るには、山頂部をそのまま南向きに進む。
まずは、休山山頂部に登り着き、右前方に建物(電波塔)を見る。休山山頂部にはいくつもの電波塔が建っており、その内の一つである。

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〈写真〉休山の山頂部に登り着く、2016/04/23(10時30分)

休山山頂部は、瀬戸内海国立公園(休山)となっている。
最初の建物を右回りに行くと広い駐車場がある(トイレあり)。そこに、瀬戸内海国立公園(休山)の案内板がある。

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〈写真〉瀬戸内海国立公園(休山)、11時07分

駐車場の南の方角に、一番奥の電波塔を見る。その右横奥に東屋がある。

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〈写真〉休山の山頂部駐車場、2016/04/23(10時32分)
(今日は奥の電波塔もガスって見えない)

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〈写真〉大駐車場、11時08分
(山頂部駐車場まで、清水・阿賀方面と宮原・音戸方面、つまり4方向から車で登ることができるようである)

駐車場を越えて、なおも南向きに東屋を目指す。

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〈写真〉駐車場の南側、11時08分

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〈写真〉瀬戸内海国立公園(休山)、11時08分

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〈写真〉東屋、11時10分
(瀬戸の海と島が見えるはずだが、ガスで展望は全く無い)

休山山頂部(標高497m)~梅の木峠~日佐護山(419m峰)

休山山頂部から、日佐護山419m~三津峰山(~音戸の瀬戸)方面に至るには、尾根筋に沿って、南~南西向きに進む。並行して車道が付いており、途中で幾度か車道を横切ることになる。
まずは、東屋497mの西側から、南向き(やや西寄り)に山道に踏み込み、小潅木の中を下る。地理院地図の黒実線のとおりである。

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〈写真〉東屋西側から山道に入る、11時10分

1)標高470m台までほんの少し下り、車道(地理院地図二重線)に出る。車道を西向きにほんの少し行き、左手の山道(地理院地図黒破線)に入って南向きに行く。

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〈写真〉再び山道に入る(標高470m台)、11時13分
(広島湾岸トレイルは、正式にはあくまでも山道を行く)

2)車道は、すぐ先の標高470m前後で、180度向きを変えている。山道はそこで車道を横切る。山道に入ってすぐの地点に地蔵がある。なお山道は、車道の前後で黒破線から黒実線(地理院地図)に変わる。

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〈写真〉再び車道を横切る(標高470m前後)、11時16分

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〈写真〉地蔵、2016/04/23(10時58分)
(車道を横切ってすぐの地点である)

3)山道(黒実線から、途中で黒破線に変わる)は、尾根筋を南向きに行く。標高410m台で、またまた車道を横切る。

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〈写真〉またまた車道を横切る(標高410m台)、11時23分

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〈写真〉車道を横切って先へ進む、11時23分

車道の先では、ほんの少しの間、地理院地図表示(山道)が途絶える。標高410m台で、地理院地図黒破線のとおり右折して西向きに階段を登る。すぐに左折して、尾根筋を南西向きに行く。

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〈写真〉右折して西向きに階段を登る(標高410m台)、11時24分
(その後すぐに左折して、南西向きの尾根筋を行く)

休山山中には「呉軍港築造物制限区域標石」がたくさんある。ここから梅の木峠までの尾根筋には、第155号、第156号が確認されている。
なお、前回も今日も、休山南駐車場の第152号は全くのノーマークでやり過ごしている。

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〈写真〉呉軍港築造物制限区域標石(第155号)、11時30分
(標高400m台鞍部、休山1㎞・音戸の瀬戸5.5km)

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〈写真〉呉軍港築造物制限区域標石(第156号)、11時35分
(標高430m台小コブ)

そのまま南西向きに、標高420m台鞍部から440m台小コブに至る。右折(北西向き)して標高440m台小コブを越え、標高430m前後まで下る。その後、さらに細かく左折・右折を繰り返して梅の木峠(高天原神社)まで下る。ごく大まかには西向きとなる。全体的には、ほぼ地理院地図の黒破線に沿っている。

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〈写真〉梅の木峠近くの左折地点(標高410m台と思われる)、11時42分

梅の木峠手前の車道に飛び出す。左手西向きにほんの少し行くと、左手に高天原神社がある。

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〈写真〉車道に飛び出す(標高380m台)、11時44分
(左手に高天原神社がある)

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〈写真〉高天原神社の向こうに梅の木峠がある、11時45分
(人の集まっている辺り)

梅の木峠(標高390m前後)から、右手山道(高天原神社の反対側)に入り、地理院地図の黒実線のとおり、西~北西向きに登る。

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〈写真〉梅の木峠(標高390m前後
(車道の右手から、日佐護山に向けて山道に取り付く)

ただし、今日は雨模様、梅の木峠(標高390m前後)から、日佐護山の山頂部を目指すことなく、途中から直接東屋(標高410m前後)に至る。つまり、標高410m前後で、前方に山頂部への踏み跡を見送り、そのまま左手・西向きの黒実線のとおり進む。
古ぼけた東屋(標高410m前後)である。天井は一部剥がれて空が見える。座板も壊れている。とはいうものの、何とか雨露はしのげる。今日はここで昼食。
前回(2016/04/23)は、日佐護山(419m峰)まで登った。日佐護山の山頂部展望箇所は黒実線の切れる辺りで、419m表示よりは南側である。樹木が茂っており、山頂からの展望は良くない。山頂部から、黒実線のとおり南に少し下ると、上記東屋まで直接下ることができる。

日佐護山(419m峰)~大入別れ~三津峰山(380.2m)

東屋(標高410m前後)から南向きの黒実線を下り、南西向きの尾根(黒破線)に乗る。
そのまま下ると、標高370m台で車道と接するようになる。地理院地図の黒破線、黒実線及び車道マークが接する辺りである。
少しの間、その車道横を歩き、そのまま山道に入る(標高370m前後)。

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〈写真〉車道と接する(標高370m台)、12時20分

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〈写真〉車道の右端を進む、12時21分

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〈写真〉再び山道に入る、12時22分

休山山中には「呉軍港築造物制限区域標石」がたくさんある。ここから大入別れ道までの尾根筋には、狭い区間に五つもの標石(第163~167号)が確認されている。

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〈写真〉呉軍港築造物制限区域標石(第163号)、12時23分
(標高370m台)

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〈写真〉砲台跡(上記標石のすぐ先)

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〈写真〉呉軍港築造物制限区域標石(第164号)
(標高360m台鞍部)

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〈写真〉呉軍港築造物制限区域標石(第165号)
(標高360m台、登り始め)

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〈写真〉呉軍港築造物制限区域標石(第166号)
(標高380m前後)

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〈写真〉呉軍港築造物制限区域標石(第167号)
(標高330m台)

標高380m台コブを越えて標高360m台まで下ると、山道(黒破線)は西向きとなり、やがて車道に接するようになる。大入別れ分岐(標高330m台鞍部)である(12時32分)。車道が三叉に分かれている。ここから再び山道に入り、そのまま西向きに登る。

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〈写真〉大入別れ分岐(車道)、12時33分

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〈写真〉分岐道標(宮原1丁目1.5km、阿賀(大入)2.8km、音戸の瀬戸5.2km、休山3.1km)、12時33分

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〈写真〉道路右手から山道に入る、2016/04/23(12時08分)

大入別れ分岐(標高330m台鞍部)からは西向きに登る。したがって、北向きに膨らむ地理院地図の黒実線とは離れて登る。登山道は、標高360m前後でこの黒実線と再び合流する。
標高360m前後から上では、ほぼ黒実線に沿って登る。つまり、登山道は西から北西に向きを変えて標高370m台まで登る。そこで鋭角に左へ折り返し、南向きに三津峰山すなわち高烏山三角点(標高380.2m)に至る。

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〈写真〉分岐を左折する(標高370m台)、12時40分
(分岐で左折することなく、道なりに北西の方向に踏み込むと、送電線鉄塔がある。地理院地図を確認すると、その北側に送電線が1本ある。随分とかけ離れている。送電線の位置は一般的にあまり正確ではないことが多い)

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〈写真〉三津峰山三角点(標高380.2m)、12時50分

三津峰山(380.2m)~音戸の瀬戸公園~音戸の渡し

三津峰山三角点からは、南西向きにほぼ黒実線に沿って下り、標高380m前後の展望東屋に至る。今日の展望は全く無い(下記展望写真は前回のもの)。

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〈写真〉展望東屋(標高380m台小コブの東側)、12時53分
(今日の展望は全く無い)

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〈写真〉展望東屋から呉港を見る、2016/04/23(12時23分)

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〈写真〉展望東屋から日新製鋼呉製鉄所を見る、2016/04/23(12時55分)
(時々赤い炎が上がっている。溶鉱炉から溶けた銑鉄が取り出された瞬間であろう)

前回(2016/04/23)は、展望東屋(標高380m前後)から黒実線に従って、南西~南向きに車道まで下ってしまった。ほんとうは、そのまま南西向きに尾根筋を下ればよかったのだ。
前回(2016/04/23)は、そのまま車道を少し下り、右手に天宝山聖苑入口(標高350m台)を見る。下記写真は、今下って来た車道を振り返ったところ、左手・天宝山聖苑入口、右手・車道である。

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〈写真〉天宝山聖苑、2016/04/23(13時05分)
(展望東屋(標高380m前後)から、黒実線に従って車道まで下ってしまった)

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〈写真〉沖縄戦没者の慰霊碑、2016/04/23(13時07分)
(天宝山聖苑の敷地内を北西向きに引き返す。地理院地図の分岐車道表示に従う形となる。途中には、沖縄戦没者の慰霊碑などがある)

前回(2016/04/23)は、天宝山聖苑内の分岐車道表示が切れる辺り(標高350m台)で、右手から下りてくる踏み跡と合流して左折した。今日はここの合流地点まで、三津峰山から展望東屋を経て、南西向きの尾根筋をそのまま下ってきた。

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〈写真〉天宝山聖苑内の分岐車道突端辺りの道標、12時57分
(今日はここまで、南西向きの尾根筋をそのまま下ってきた)

前回・今日共に、天宝山聖苑の西側から南西向きに尾根筋を下る。標高300m台小コブで、音戸の瀬戸に向けて左折する。南~東に下って車道(標高260m台)にぶつかり右折する。この間、地理院地図表示は無い。

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〈写真〉標高300m台小コブで左折する、13時02分

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〈写真〉車道にぶつかる、2016/04/23(13時19分)
(右折して車道に入る)
(標高260m台)

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〈写真〉車道をゆったりと下る、13時08分
(車道沿いの谷底は不法投棄の温床となっている)

標高180m台地点で再び山道に入る。

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〈写真〉再び山道に入る、13時21分
(標高180m台)

道路表示(二重線)に沿うようにして、その東側を南下すると、標高210m台の広場(音戸の瀬戸公園)がある。
広場を南西向きに行くと砲台跡の窪地がある。この広場一帯は旧要塞砲台跡地である。ここに至る山中にもいくつかの窪地があり、その一部には立派な石組みが残っていた。

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〈写真〉砲台跡の窪地、13時26分

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〈写真〉遊歩道をゆったりと下る、13時27分
(標高210m台の遊歩道表示(地理院地図)のとおり南西向きに行く)

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〈写真〉左手前方に入る、13時28分

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〈写真〉平清盛日招きの像の裏に出る、13時29分
(右奥に広い駐車場が見えている)

雨が降ってきた。本降りである。傘を差し先を急ぐ。

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〈写真〉音戸の瀬戸に向けて下る、13時42分
(平清盛日招きの像の近くから、細い道を右左折しながら車道に出る)

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〈写真〉車道分岐を左へ行く(標高50m台)、14時00分

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〈写真〉音戸の渡しに向けて地道(黒実線)を下る、2016/04/23(14時36分)
(標高50m台、上記車道分岐のすぐ下で右折して下る)

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〈写真〉音戸の渡し前の道路、14時07分

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〈写真〉音戸の渡し、14時08分

一日中雨模様ながら、ゆったりと歩けた一日が終わった。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース

    • Akimasa Net(2016年04月23日)山行記
      休山~日佐護山~高烏山(三津峰山)~音戸の渡し~音戸町
      (出発:JR呉駅―呉線、帰着:音戸市民センターバス停(JR呉駅))
    • Akimasa Net(2017年04月08日)山行記(このページ)
      休山~日佐護山~高烏山(三津峰山)
      (出発:JR呉駅―呉線、帰着:バス停音戸渡船口(JR呉駅―呉線))

2016/04/23山行よりも詳細にまとめている。

2003年12月21日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 呉市倉橋町(倉橋島)

倉橋島火山
(出発帰着:桂浜)

2003年12月21日(日)、単独

昨日は朝起きてみれば大雪、それでも市内の道路は直ぐに通常走行可能となった。ただし山行は一晩あけて今日にする。島嶼部ならば山でも雪は残っていないだろう。

  • 今日の山行ルート図 ⇒ GPS軌跡(無し)

今日のコース&コースタイム

桂浜11:10-木段11:35-70番小ピーク11:39-69番ベンチ11:42-尾根に乗る11:54-分岐12:01-鞍部12:07、12:09-東屋12:14-後火山12:24、12:34-鞍部12:46-倉橋島火山12:54、14:22-鞍部14:34-車道14:54-桂浜14:56

桂浜(29分)70番小ピーク(28分)鞍部
小計57分
鞍部(15分)後火山(12分)鞍部
小計(往復)27分
鞍部(8分)倉橋島火山(12分)鞍部
小計(往復)20分
鞍部(22分)桂浜
小計22分
総合計2時間18分(頂上での1時間28分を除く、その他の休憩を全て含む)

我が家から倉橋島火山までは、直線距離でみると吉和冠山とほぼ同じくらいだろう。しかし広島、呉の両市内を抜け、さらに島並みのくねくねした道を行くので取り付き口まで思いのほか時間がかかってしまった。

さっそく登山靴に履き替え、陽だまりの天気の中を登り始める。道はよく整備されており順調に登る。登るにつれて背中に陽の光を浴びてうっすらと汗をかく。振り返れば瀬戸内の多島美が目に入る。

鞍部に至るまでに下山途中の多くの登山者と出会う。そうした中で男性二人組に、この道はどの方面へ下りるのかと聞かれて答えはしたが・・・

鞍部からいったん火山と反対側の後火山に至り、山の向こう側を確認する。大崎下島がよく見える。その後、鞍部まで引き返していよいよ火山に登る。火山の頂上には大岩がありロープと梯子を伝って、その上にすくっと立つ。そして360度のすばらしいパノラマを楽しむ、つもりだったのだが。

怖くて岩の上に立てない。背中まで岩に押し付けて、少しづつ体を回しながら周りの景色を確認する。どちらかというと北側は霞んでおり、海側は遠くまでよく見えるようである。ただし、四国の山並みをはっきりと確認するまでには至らない。

若い男性がトントントッと梯子を上がってきて辺りを歩き回る。高所恐怖症の私にはうらやましい限りである。なお、展望を楽しむだけならば、わざわざこの大岩に登らなくとも、附近の岩場をあちこち移動しながらでも目的は十分に達することができる。

しばらくして気が付くとこの男性も下山したようだ。その後は誰も登ってこない。頂上でのんびりと一人の時を過ごした。下りは少し走る。木段を過ぎて自然な道になると、アベマキなどの落ち葉が乾いてふんわりと堆積しており滑りやすい。

なお、鞍部手前の道は手摺までついた平坦な巻き道である。昔の山道は、鞍部を通らず火山に向かって直登していたようである。りっぱな登山道を作るために自然に対して余計な手を加えるのは考え物である。

下山後、海岸付近を散策する・・・

倉橋島は、古来長門島と呼ばれ、瀬戸内海の要衝であった。松原の続く桂浜で詠んだとされる遣新羅使の歌8首が万葉集巻十五に載せられている (広島県史跡万葉集遺跡長門島松原)。近くには、初の西洋式ドック跡(県重要遺跡)もある。

浜辺の東側に「長門の造船歴史館」があり、朱塗りの遣唐使船(実物大、船の長さ25m、マスト高17m)が展示されている。倉橋島の船大工(棟梁5人)によって「海と島の博覧会(海島博)1989年」に合わせて復元されたものである。また「倉橋歴史民俗資料館」には、海底から引き上げられたナウマンゾウやニホンムカシジカの化石なども展示されている。

後日書換:倉橋町立歴史民俗資料館から改称、呉市編入のため

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古観音山~瀬戸島山(2017/05/06)

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 呉市音戸町(倉橋島)

古観音山~瀬戸島山
(出発帰着:音戸市民センター)

2017年05月06日(土)、広島湾岸トレイル・踏査&整備(第21回)

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〈写真〉平家落人の墓(梵潮寺境内の西側)、9時58分

このページの目次です

はじめに

いよいよ、音戸町、江田島市の再踏査である。この区間は車道(林道)部分がかなり長くなる。そこで、臨機応変に山道を踏査できるように、今回は自家用車2台で音戸町に入った。音戸町が終わったら、今日のうちに次の江田島市に入って、すこしでも作業をしようというのである。
音戸町市民センターに駐車させていただく。地元の方3名を含めて合計12名で、まずは梵潮寺を経て尾根筋に上がり、古観音山~瀬戸島山を歩く。
予定どおり瀬戸島山まで行った。そこから音戸町市民センターまで車を取りに戻るのに、思いのほか時間が掛かり、江田島市は次回順延として今日は終了した。
尾根筋は、地元の方が10数年前に一度整備された箇所を、1~2年前にもう一度整備し直された山域である。1年前と同様に、ほとんど問題なく通行できる状態になっており、感謝!

今日のコース&コースタイム

音戸市民センター(海岸沿い)9:19-右折9:21-左折9:26-酒屋の角(左折)9:27、9:32-左手へ(階段)9:41-展望9:45-梵潮寺(70m台)9:49(~平家落人の墓9:58)-林道(130m台)10:12、10:19-尾根に乗る(160m台)10:24、10:25-古観音跡(220m台)10:45、10:59-古観音山246m11:35-展望(240m台)11:42、11:46-林道に出る(220m台)11:54-(昼食)-林道から入る12:14-瀬戸島山(339.1m)12:53、12:58-林道に出る13:02-(林道を引き返す)-山道接点13:18-梵潮寺に向けて下る13:33、13:41-梵潮寺山門下13:49、13:52-音戸市民センター14:11

  • 音戸市民センター(30分)梵潮寺(26分)尾根(1時間10分)古観音山(19分)林道(39分)瀬戸島山(4分)林道、3時間08分
    小計3時間43分(酒屋の角5分、林道7分、展望4分を含む、梵潮寺9分、尾根1分、林道20分、瀬戸島山5分を加える、そのほか草刈り有り)

前回(山関連団体向け体験登山)、音戸市民センターバス停から小計2時間10分
(尾根に乗る4分、古観音跡11分、古観音山1分、林道移動6分(休憩含む)を含む、梵潮寺21分、瀬戸島山12分を加えず)

  • 林道(31分)梵潮寺下り口(8分)梵潮寺(19分)音戸市民センター
    小計1時間09分(梵潮寺下り口8分、梵潮寺山門下3分を加える)
  • 総合計4時間52分(全ての時間)

音戸市民センター~梵潮寺

梵潮寺は、音戸市民センター(海岸沿い)の西側の山裾(標高70m台)にある。
市民センターを西向きに出て右折(北向き)、海岸通りの1本西側の筋を北に向かう。(地理院地図道路二重線)

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〈写真〉海岸通りの1本西側の道路、9時26分
(海岸通りに沿って北向きに行く)

左折(西向き)して、山裾に向かって延びる車道に入る。(地理院地図道路二重線)
途中で、音戸町南隠渡を南北に貫くメイン通りを横切る。右手(北向き)は音戸の渡しである。広島湾岸トレイルの正式ルートは、音戸の渡しからここまで音戸のメイン通りを来て、右折(北向き)して梵潮寺に向かう。音戸繁華街については、2016年04月23日山行記参照。
なお、この交差点西角には酒屋さんがある。

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〈写真〉海岸付近から山裾に向かう、9時31分
(狭い路地を西向きに行く)

道路(地理院地図二重線)は、ほんの一時南向きとなる。

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〈写真〉きれいな花、9時34分

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〈写真〉狭い路地を行く、9時34分

その後も道なりに進む(道路標示は黒実線に変わる)。

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〈写真〉音戸大橋を見る、9時35分

標高40m台で狭い車道を右に分け、やや左手(南西向き)に狭いコンクリートの階段を登る。地理院地図黒実線は続いている。

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〈写真〉、車道を右に見送り、やや左手に入る、9時41分
(右手車道の向こうには集落が見えている(写真画面の右枠外))

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〈写真〉コンクリートの階段を上がる、9時42分

集落最上段のやや平坦な道(標高50m前後、地理院地図黒実線)をほぼ南~南西向きに行く。

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〈写真〉山沿いの平坦な道、9時47分

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〈写真〉上段の道を行く、9時49分
(下段の道を行くと、梵潮寺の山門下に至る)

梵潮寺に至る。

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〈写真〉梵潮寺、9時49分
(梵潮寺境内に東側から入る、トイレ有り)

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〈写真〉境内の西側に出る、9時56分

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〈写真〉平家落人の墓(境内西側)、9時58分
(この付近は、平家の落人が隠れ住んだ土地とのこと。この墓は、近くに分散していたのを一箇所に集めたものという。本堂向かって左手(西側)の山際にある)

梵潮寺~尾根筋

今日は、平家落人の墓(標高70m台)の横からそのまま山道に入った。広島湾岸トレイルの正式ルートは、境内から山門をくぐって下まで降りて、そこから山道に取り付くことになっている。(2016年05月07日)山行記参照

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〈写真〉境内の西側からそのまま山道に入る、9時58分

梵潮寺南西面の谷まで一旦下り、右岸を北西~西向き(地理院地図黒破線)に登る。
そしてその後(標高90m前後)、やや南向きとなる地理院地図黒破線から離れてそのまま西向きに登る。この後、地理院地図の表示は全くなくなる。

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〈写真〉沢の右岸を登る、10時04分
(尾根筋まで、かつて耕されていた田畑の石垣を見る)

標高120m前後で北西から北向きとなり、標高130m台で林道を横切る。古観音山の尾根直下(南東面)の林道である。

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〈写真〉林道を横切り階段に取り付く(標高130m台)、10時19分

林道を横切ってからもほぼ北向きに登り、標高160m台で尾根に乗る。

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〈写真〉尾根筋・右手(東向き)を見る、10時24分
(古観音山は、左手・南西向きに行く、標高160m台)

尾根筋を行く(古観音山~瀬戸島山)

古観音山から瀬戸島山まで、南西向きの尾根筋をゆったりと行く。地理院地図にその表示は全く無い。しかしながら、地元の方々のご努力で踏み跡が再整備されているので、迷うような箇所は無い。
また、各展望地点では見通しを良くするため、適宜樹木を伐採していただいたようである。なおこの付近は、昔は耕して天に至る畑だったものが、近年樹木が茂る状態となったようである。

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〈写真〉尾根筋を、おおまかには南西向きに行く、10時30分
(多少足元が茂っている)

古観音跡(標高220m台小ピーク)からの展望が良い。

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〈写真〉音戸漁港を見下ろす、10時50分
(画面左手、音戸大橋(手前)、第二音戸大橋(奥)を見るはずだが、雲に隠れるか)

古観音山(246m)手前の240m台を越えていく。

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〈写真〉240m台小コブ手前(230m台)、11時19分

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〈写真〉、11時24分

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〈写真〉、11時34分

古観音山(246m)を11時35分に通過する。

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〈写真〉、11時40分

古観音山(標高246m)を通り過ぎ、一旦林道まで下る。その途中(標高240m台)からの展望も素晴らしい。広島市街地方面が開けている。

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〈写真〉展望(標高240m台)、11時45分

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〈写真〉前方に瀬戸島山を見る、11時46分

一旦林道(地理院地図黒実線、標高220m台)に出て昼食。雨粒が落ちてきて先を急ぐ。林道を右手(南西向き)に行き、すぐまた山道に入る。相変わらず地理院地図の表示は無い。南西~西~南西と尾根を追って行き、瀬戸島山(339.1m)に至る。

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〈写真〉林道から再び山道に入る、12時14分
(林道カーブを左手(西向き)に約20m歩き、再び山道に入る)

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〈写真〉瀬戸島山(339.1m)、12時53分
(ヤブの中である)

瀬戸島山(339.1m)の南側(標高310m台)で、林道(地理院地図黒実線)が尾根を横切っており、そこに向けて下る。コンクリートの階段の上に落葉が堆積しており滑りやすい。

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〈写真〉林道まで、滑りやすい階段を慎重に下る、12時59分

林道~梵潮寺~音戸市民センター

瀬戸島山~古観音山の南東面に造られた林道を引き返す。今歩いてきた尾根筋を左手にしながら下ることになる。

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〈写真〉林道を行く、13時04分

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〈写真〉清盛寺表示、13時08分

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〈写真〉梵潮寺の立派な山門、13時50分
(今は無住とは言え、かつての音戸町の経済力を示しているようである)

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〈写真〉趣のある路地を行く、14時04分

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〈写真〉海岸通りから音戸市民センターに帰り着く、14時10分

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデル山行記

  • Akimasa Net(2016年05月07日)山行記
    音戸大橋~古観音山~瀬戸島山~早瀬大橋
    (出発:音戸市民センターバス停(JR呉駅―呉線)、帰着:流田バス停(JR呉駅))
  • Akimasa Net(2016年04月23日)山行記
    休山~日佐護山~高烏山(三津峰山)~「音戸の渡し~音戸町内探訪」
    (出発:JR呉駅―呉線、帰着:音戸市民センターバス停(JR呉駅)
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陀峰山手前、真道山(2017/05/20)

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 江田島市トップページ

陀峰山手前、真道山
(出発帰着:自家用車使用)

2017年05月20日(土)、広島湾岸トレイル・踏査&整備(第22回)

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〈写真〉真道山森林公園キャンプ場から真道山に取り付く、11時37分

このページの目次です

今日のコース&コースタイム

駐車位置(海岸道路)9:52-明神鼻(10m未満)9:55-尾根に乗る(40m台、右折)10:01-(ヌタ場)9:59-左折(120m台)10:22-送電線鉄塔10:24-隠地林道(舗装車道、140m台)10:29、10:37-送電線鉄塔10:51-明神鼻10:59-駐車位置11:03-真道山森林公園キャンプ場(80m台)11:24、11:33-真道山展望台登山口(110m前後)11:37-ベンチ11:55-林道11:58、12:06-真道山12:20、12:44-(木段を下る)-木段下12:51、12:56-(木段引き返す)-真道山三角点12:59、13:11-地蔵13:24-取付き口14:23、14:32-江田島町光南14:52・・・・・途中作業数か所有り

  • 明神鼻~隠地林道往復
    小計1時間11分
  • 真道山森林公園キャンプ場(25分)林道(14分)真道山
    小計47分(林道8分を加える)
  • 真道山(1時間12分)登山口(20分)江田島町光南
    小計1時間41分(登山口9分を加える)

江田島コースは舗道歩きが多い。車道部分はそれほど踏査すべき項目もなく、車数台で連携して移動距離を稼ぐ。

明神鼻~隠地林道、往復

呉から、音戸大橋~早瀬大橋で江田島(能美島)に渡る。まずは、明神鼻から隠地林道(車道)まで往復してくる。なお、明神鼻の位置は、早瀬大橋を渡って車道を北上し左にカーブする辺りである。

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〈写真〉明神鼻(海岸道路)から南西向きに谷筋を行く、9時55分

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〈写真〉ミカン畑を通り抜けて山道に入る、9時59分

尾根(標高40m台)に乗って右折、西~北西向き(送電線表示沿い)に行く。地理院地図の表示は無くなる。

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〈写真〉尾根に乗ってすぐの送電線鉄塔、10時11分

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〈写真〉大きなヌタ場(家族風呂)、10時15分

次の尾根(標高120m台)に乗って左折(南~南西向き)する

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〈写真〉尾根に乗って左折、10時22分

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〈写真〉隠地林道手前、10時29分

今日は、そのすぐ先にある隠地林道(陀峯山に通ずる)を確認して元来た道を引き返した。
その時に、尾根上の右折地点(標高120m台)で、そのまま真っすぐに突っ込んでしまった。留め木があったにもかかわらず(直進×だと分かっていたのに)そのまま突き進んでしまった。
この辺りの山中には標識がほとんど無い。どちらに進むべきかは自分の判断次第である。少しばかりの緊張感を要求されるものの、道標の無い山道はすがすがしく気持ちよい。

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〈写真〉対岸の倉橋島(音戸町)を見る、10時49分
(標高90m台)

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〈写真〉送電線鉄塔、10時51分
(送電線鉄塔の向こうに早瀬大橋を見る)

真道山森林公園キャンプ場~真道山~江田島町江南

明神鼻から、車で真道山森林公園キャンプ場に移動する。

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〈写真〉キャンプ場から車道を少し登り、真道山に取り付く、11時37分
(地理院地図二重線が切れる辺りである)

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〈写真〉イノシシ除けの柵を越えてゆく、11時38分

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〈写真〉きつい登りをこなすと、平坦な簡易舗装道となる、11時57分
(その先に林道が見えている)

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〈写真〉林道全景(ここから真道山へ向けて最後の登り)、12時00分(11:58~12:06)
(右手:本道、左手:キャンプ場に下る山道取付き)

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〈写真〉真道山に向けて最後の急な階段、12時06分

真道山からの下山道(以下の木段を下るのは間違い)

真道山展望東屋で昼食。昼食後、下山口を間違えて、北向きの尾根筋(木段、地理院地図黒実線)を下る。(なお、運転手組はここからキャンプ場に向けて往路下山)

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〈写真〉間違えて北向きの木段を下る、12時48分

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〈写真〉木段下に簡易舗装道有り、12時50分

そのまま下れば、先ほど真道山に向けて最後の登りで横切った林道(二重線)と合流するようである。

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〈写真〉山頂部まで登り返す、13時00分
(きつい木段を登り返して、山頂部で三角点を確認する)

真道山から江田島町江南に向けて下る踏み跡を確認する

真道山キャンプ場から登ってきた山道は、最後に林道を横切り、〈北東向き〉に急な階段を登る。真道山山頂部まで登ると、左手に展望東屋及び木段(北向きの尾根)がある。真道山の三角点は、それらの右側にある。

さて、真道山山頂部から内海港に向けて下る踏み跡は、北東向きの尾根上にある。つまり、“”展望東屋”「右」の木段のさらに右横から〈北東向き〉に踏み込んで下る。

今日はその下山口の取り付き付近が茂っており、誤ってそれよりも左手の木段を下ってしまった。正しい下山口を整備してから下山をする。

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〈写真〉正しい下山口、13時07分
(東屋右(画面外)の木段のさらに右手(画面中央)で、下山口が茂っている)

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〈写真〉細かいジグで下る
(足元の小石に足をすくわれないようにして下る)

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〈写真〉地蔵、13時24分

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〈写真〉下るほどに荒れてくる、14時16分
(時々右から巻くこともあるが、ほぼ尾根筋を下る。下るほどに荒れてくる。地元の人も入る機会がないのだろう)

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〈写真〉集落上部の登山口、14時23分

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〈写真〉海岸近くの道路を行く

江田島町江南のスーパーで運転手組と待ち合わせ。
無事帰還。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース

2016年05月28日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 江田島市トップページ

広島湾岸トレイル(モデル山行記)
江田島町江南~山側の簡易舗装道路~小用(~切串)
(出発:江田島町江南バス停(小用港)、帰着:切串港)

2016年05月28日(土)、広島湾岸トレイル体験登山(瀬戸ルート)・江田島第3回

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〈写真〉江田島中央五丁目、標高50m前後の簡易舗装道を行く、10時23分

このページの目次です

はじめに

陀峰山~真道山(東能美島)と古鷹山~クマン岳(江田島)をつなぐ区間(江田島)である。最初の計画では、尾根筋の仏ノ塔(標高204.7m)~飛迫山(標高179.6m)近くを走る林道を行く予定だったようである。

実際には、江田島町江南から北に向かう海岸道路(国道487号)の一つ東側に生活道路(標高50m~80m)が並行して走っており、そこを行くコースに変更となっている。(今日は山道は全く歩かない)

生活道路と並行して、一本の送電線が走っている。その送電線の位置が、地理院地図表示の送電線と一致しない。よくよく観察してみると、送電線は多少ジグザグになりながら続いている。地理院地図の表示ほどは直線的でないようである。

今日のコース&コースタイム

江南バス停8:54-右折8:55-ミーティング8:56、9:01-左前方へ(9:05、9:07)-送電線鉄塔9:38-ため池から流れる川三叉路、鷲部一丁目10:05-鷲部二丁目、ため池に向けて(右折)10:14-ため池10:17-送電線鉄塔10:23-地図上の送電線の下10:30-右へ下る10:35-階段10:40-墓場10:42-農道合流10:47-向側農道開通記念碑10:49、11:22-左手下から地道合流11:29-バス通り・国道487号11:45-直進(国道487号は右折する)11:50-左折11:54-左前方へ11:57-黒実線合流12:03-大規模林道合流12:06、12:08-小用ウォーキングAコース(小用港2km)12:20-健康への道100選(出発点から2km)12:25-「子供の国」12:44-ソロプチミストの森(古鷹山登山口)12:45-古鷹山登山口石柱13:16-切串港13:39

  • 江南バス停(6分)左前方林道へ(31分)送電線鉄塔(27分)ため池近くの三叉路(18分)送電線鉄塔(12分)右へ下る(7分)墓場(5分)農道合流(2分)向側農道開通記念碑(23分)国道487号
    小計2時間18分(ミーティング5分、ロスタイム2分を加える、昼食33分は除く)
  • 国道487号(5分)直進・国道487号は右折(4分)路地に入る(9分)峠(3分)大規模林道
    小計21分
  • 大規模林道(37分)ソロプチミストの森・古鷹山登山口(31分)古鷹山登山口石柱(23分)切串港
    小計1時間31分
  • 総合計(全ての時間)
    4時間45分(昼食33分、大規模林道合流地点2分を加える)

1)江田島町鷲部四丁目

江南バス停から、海岸道路(国道487号)を少し北に行く

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〈写真〉海岸道路を少し北に行く、8時54分

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〈写真〉すぐに右折(東向き)して山を向く、9時01分

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〈写真〉左前方(北東向き)に行くべき分岐、9時05分
(うっかり直進しようとしているところ)

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〈写真〉引き返して右折、北東向きに行く、9時06分

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〈写真〉幅広の道路を行く、9時20分
(車はほとんど通らない、標高50m台)

2)江田島町鷲部三丁目

地理院地図の道路表示は、やがて左手(西)の海岸に向かって下る。その先からは、黒実線が、海岸道路と並行してなおも北に向かっている。その接点近くに、送電線鉄塔が立っている。地理院地図の送電線の位置とはかなりずれているようである。

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〈写真〉道路脇の送電線鉄塔、9時38分

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〈写真〉海面に並ぶ多くのカキ筏、9時49分
(多くのカキ筏が整然と並んでいる)

3)江田島町鷲部一丁目

入り乱れる黒実線をたどって、なおも北向きに行く。

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〈写真〉道路をやや左手に直進する、10時05分
(ため池の北西にある十字路で、左手下に道路を見送り、左手前方に進む)

4)江田島町鷲部ニ丁目

再び道路表示となる。

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〈写真〉右手山側のため池に向けてショートカット、10時14分

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〈写真〉ため池を左手にしながら、その横を行く、10時17分

5)江田島中央五丁目

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〈写真〉送電線鉄塔、10時23分
(海岸部の繁華街を見下ろす。なお、送電線鉄塔の位置は、やはり少しずれているようである)

道路が西を向き送電線と交わる箇所に、南向きに下る道路(黒実線)がある。なおここで、送電線の位置はあくまでも地理院地図上のことであり、実際の送電線の位置は多少ずれていたように記憶している。

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〈写真〉生活道路(黒実線)が左手(南向き)に下る、10時30分

その後、海岸に向けて下る道路表示(実際に道路があったかどうか記憶が定かで無い)を左に分けて直進すると、左下(西向き)に向けて黒実線が下っている。

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〈写真〉左折(西向き)して下側の黒実線に入る、10時35分

左折後、黒実線を西~南西に回り込む。

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〈写真〉石垣の角で右折(西向き)する、10時38分

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〈写真〉南西向きに石段を登る、10時40分

石段を登り切って(標高60m前後)右折(北向き)、鞍部(標高60m台)にある墓場を乗り越えて、そのまま北向きに下ると向側農道に出る。ほぼ黒破線のとおりである。

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〈写真〉墓場、10時42分
(今来た道(橋の下)を振り返ったところ)

向側農道(海上自衛隊の諸施設を見下ろす)

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〈写真〉向側農道に出る、10時47分

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〈写真〉海上自衛隊の諸施設を見下ろしながら、道路脇で昼食、10時49分
(標高60m前後、道路の最高地点、向側農道開通記念碑のそば)

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〈写真〉左手下から1本の道路を吸収する、11時29分

バス通り(国道487号)

バス通りに右折(小用方面)して入る。

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〈写真〉バス通りに出る、11時44分

途中で、国道487号(小用港方面)を右に分けて、そのまま直進する。つまり、国道487号よりも山側を東向きに行く。

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〈写真〉国道487号(小用港方面)を右に分けて直進、11時49分

江田島町小用二丁目(山越え)

左手の小丘(標高50m台)を通り過ぎた辺りで左折(北向き)、小丘の東側の集落に入る。黒実線に沿って、おおまかには北西向きに峠(標高80m台)まで登り、東向きにやや下る。

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〈写真〉路地に入る、11時54分

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〈写真〉道なりに行く、11時54分

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〈写真〉左手前方に入る、11時57分

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〈写真〉集落の上部(標高40m台)、11時59分

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〈写真〉黒実線の合流する辺り(標高80m台)、12時03分
(この先で舗装が途切れる)

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〈写真〉再び舗装道となる、12時05分

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〈写真〉林道古鷹線起点(平成10年度県単独整備事業)の標識(標高70m台)、12時06分

大規模林道をひたすら歩く

今日の正式ルートは林道古鷹線起点までである。しかし今日は、ここから小用港まで下ることなく、大規模林道をひたすら切串港目指して歩いた。

なお、この大規模林道(1985年3月開通、総延長8,349m)は、古鷹山大火(1978年6月1日発生1,000ヘクタール焼失)後の防火帯として、古鷹山~クマン岳の東面に建設されたものである。

さて今日は、林道古鷹線起点からすぐの地点(標高80m台)に、次回(古鷹山)の取付き口があったのだが、見逃している。

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〈写真〉小用港から2.0km(標高120m台)、12時20分

標高140m台(12時23分)にも、古鷹山登山口が有るようだ。その少し先に「健康への道100選」標識がある。

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〈写真〉健康への道100選(標高140m台)、12時25分

大規模林道の最高点に「子供の国」がある(かつてあった)。この林道沿いの諸施設は、現在ではあまり利用されていない感じを受ける。

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〈写真〉「子供の国」(標高210m前後)、12時44分

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〈写真〉ソロプチミストの森(古鷹山登山口)、12時45分
(黒破線が248m峰を経て古鷹山山頂まで延びている)

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〈写真〉前方に見えるのは古鷹山か(標高160m台)、12時56分

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〈写真〉かつての庭園、12時58分
(池にはコイが泳いでいる)

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〈写真〉古鷹山登山口石柱、13時16分
(今下ってきた道(画面左手)を振り返ったところ、標高40m台)

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〈写真〉長谷川沿いを下る、13時23分

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〈写真〉切串港前からクマン岳~古鷹山を見る、13時38分

今日も無事歩き切って満足。フェリーで広島港(宇品港)へ。

<h2″>今日出会った草花

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参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース

  • Akimasa Net(2016年05月28日)山行記
    江田島町江南~山側の簡易舗装道~小用(~切串)
    (出発:江田島町江南バス停(小用港)、帰着:切串港)

2016年05月21日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 江田島市トップページ

広島湾岸トレイル(モデル山行記)
大柿高校前~真道山~江田島町江南
(出発:大柿高校前バス停(小用港)、帰着:江南バス停(小用港))

2016年05月21日(土)、広島湾岸トレイル体験登山(瀬戸ルート)・江田島第2回

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〈写真〉真道山山頂の東屋に設置された地図、11時52分

このページの目次です

はじめに

未完:広島湾岸トレイル体験登山(瀬戸ルート)・呉~江田島の概略について。

今日のコース&コースタイム

真道山(しんどうやま)、小古江(おぶれ)、鹿川(かのかわ)、飛渡瀬(ひとのせ)

大柿高校前バス停9:12-八幡宮9:14、9:25-一旦国道487号に接する9:28-国道に合流する9:37-ふれあいプラザさくら9:51、9:56-能登呂山を見る9:59-江田島市前処理センター入口(右前方へ)10:04-江田島市前処理センター10:06-クワの木10:28、10:32-鹿川水源地公園10:40、10:48-林道右折10:50-真道山林道分岐11:10-頂上まであと2.0km11:15-頂上まであと1.0km11:30-頂上まであと0.5km11:37-真道山頂上展望台分岐11:45、11:47-真道山頂上展望台11:51、12:33-地蔵12:40-飛渡瀬取付き口13:05、13:08-国道487号13:12-大淀慰霊碑入口13:19-江南バス停(小用方面)13:28

  • 大柿高校前バス停(28分)ふれあいプラザ(8分)林道入口(36分)鹿川水源地公園
    小計1時間28分(八幡宮11分、ふれあいプラザ5分を加える)
  • 鹿川水源地公園(22分)真道山林道入口(35分)真道山頂上展望台分岐(4分)真道山
    小計1時間03分(真道山分岐2分を加える)
  • 真道山(32分)飛渡瀬取付き口(4分)国道487号(16分)江南バス停
    小計55分(飛渡瀬取付き口3分を加える)
  • 総合計4時間16分(全ての時間)
    (鹿川水源地公園8分、真道山42分を加える)

大柿高校前バス停~国道487号を北上する

大柿高校前バス停で下車する。国道487号を北側に渡り、国道と並行する地道(地理院地図の道路表示有り、小さな水路沿い)を北西に行く。すぐ先で一旦水路を渡り(右折)、八幡宮(大柿高校の北側)でストレッチをする。

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〈写真〉八幡宮、9時14分
(小さな水路を渡ると八幡宮がある)

そのまま地道(小さな水路沿い)を国道487号と並行して、おおまかには北向きに行く。

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〈写真〉地道(小さな水路沿い)を北向きに行く、9時26分

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〈写真〉9時27分

一旦国道に接した後、再び地道を行く(大柿町矢比津地区)。北向きである。

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〈写真〉再び地道を北向きに行く、9時35分

しばらく行くと、地道がなくなり自然と国道487号に合流する。国道の左手には海が見えている。北上する。

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〈写真〉国道487号を北向きに行く、9時37分

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〈写真〉9時41分

江田島市交流促進センター「ふれあいプラザさくら」でトイレを借りる。その位置(大柿町小古江)は、国道が北向きに進んで一旦海岸から離れ、その後左折(西向き)して再び海岸近くになった地点である。店先にはきれいな花々が並べてある。

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〈写真〉ふれあいプラザの店先の花々、9時54分

ふれあいプラザを過ぎると、国道は海のすぐそばを行く。国道が西から北向きに変わると、左手前方に宇根山(野登呂山、541.8m三角点)が見えてくるようになる。

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〈写真〉左前方に宇根山を見る、9時59分

宇根山(野登呂山)は、江田島市の最高峰である。「江田島市登山マップ」(江田島市観光協会)によれば、山頂には「広島県で17箇所のみ設置されている「一等三角点」と、全国で48箇所のみ設置されている「天測点」のそれぞれ石柱がある」という。

富士山型の宇根山(野登呂山は、今日の山旅の良いお供である。地図とコンパスで角度を測れば、現在位置の推定が可能となる。

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〈写真〉10時01分

国道487号~林道~鹿川水源地公園

さて、北向きに行く国道は、やがて大柿町から沖美町に入る。そこで、右手前方の林道(地理院地図の道路表示有り)に入る。

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〈写真〉林道に向けて右折する、10時04分

国道から分かれた林道(舗装車道)は、立山(148.7m三角点)の西面~北面~北東面を巻いてゆく。まずは北向きに登り、やがて、おおまかには東向きに進む。

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〈写真〉前方に宇根山を見る、10時11分

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〈写真〉10時16分

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〈写真〉10時21分

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〈写真〉クワの木、10時28分
(赤い実がなっている、中には黒く熟したのもある)

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〈写真〉10時33分

鹿川水源地公園(標高60m台)に至る。立山の北側である。

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〈写真〉鹿川水源地、10時40分

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〈写真〉10時43分

鹿川水源地~真道山林道~真道山

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〈写真〉鹿川水源地横を行く、10時49分
(池の向こうに見えるのは宇根山である)

林道は、水源地からは南東の方角に少し登る。林道をそのまま行けば、一山越えて能美島の東側(大柿町飛渡瀬地区)に至ることができる。そしてそこは、江田島(江田島町江南地区)との接点でもある。

注:能美島(旧佐伯郡)と江田島(旧安芸郡)は、元から地続きの一つの島であった。平成の大合併によって、江田島(安芸郡江田島町)と能美島(佐伯郡の能美町, 沖美町, 大柿町)の4町が合併新設して江田島市となった(2004年11月)。

さて今日は、標高100m前後で林道を前方に分け、左手の真道山(標高286.3m)に向けて分岐林道(真道山林道、ここも簡易舗装道)を北向きに登る。

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〈写真〉真道山分岐に左折して入る、11時00分

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〈写真〉11時12分

真道山ピークの西側から、急な階段を登れば真道山頂上展望台である。なお、真道山林道は、真道山ピークの西側から能美町の中町港方面に下る。

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〈写真〉真道山頂上に向けて、急な階段を登る、11時47分

真道山頂上展望台

山頂には、海軍兵学校「同期の千本桜碑」がある。きれいな東屋があり、そこで昼食。

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〈写真〉真道山山頂の東屋、11時51分

360度の大展望、ただし所々茂っており、展望を妨げられる方角もある。
未完:展望写真

真道山~飛渡瀬取付き口~江田島町江南

真道山頂上展望台から下りにかかる。

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〈写真〉12時33分

おおまかには、東(北東~東~東北東)向きに疎林の中を下る。ここでの注意点として、特に山頂部のジグで、傾斜がきつく浮いた小石に落葉が絡まって滑りやすいことが上げられる。

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〈写真〉疎林の中の急坂を下る、12時33分

実は、真道山頂上から飛渡瀬取付き口までの下りが、今日唯一の山道(非舗装)となっている。後は舗装道路である。だから運動靴の方が全体的に歩きやすいであろう。しかしながら、真道山頂上からの下りを考えると、運動靴よりも登山靴の方が安全である。

さて、下山途中では、地理院地図(電子国土Web)に表示されている200m台小コブ、140m台小コブを下る。

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〈写真〉飛渡瀬取付き口、13時05分
(コンクリートの急坂にかかると、取付き口はもうすぐである)

飛渡瀬取付き口(標高20mくらい)は舗装された地道(地理院地図の自動車道表示有り)となっている。飛渡瀬取付き地点から、北向きに地道(舗装道)をゆったりと下る。

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〈写真〉地道(舗装道)をゆったりと下る、13時08分
(前方の小丘よりも手前まで下る)

すぐ道路にぶつかるので、右折して小さな水路脇を東向きに下る。

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〈写真〉水路沿いに東向きに下る、13時09分

この水路を海岸まで下れば3.0m三角点がある。今日は、海岸に至る途中で右折して国道487号に入る。

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〈写真〉国道487号に右折して入る、13時12分

東向きに江南バス停までもう少し歩く。

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〈写真〉国道487号を東向きに行く、13時22分

小用方面のバス停は、T字路を左折して北向きにほんのちょっと行った所にある。

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〈写真〉江南バス停(小用方面)、13時28分

ここからバス道(国道487号)は、西側の海岸に沿って北上し、途中で右折して江田島町小用地区に至る。小用港(東海岸)から高速船(フェリーは無い)で広島港(宇品港)まで帰る。

次回コースとの位置関係

江南バス停から北上する海岸道路の東側に、仏ノ塔(204.7m)~飛迫山(179.6m)がある。次回体験登山(江田島第3回)のコースである。そして、そのさらに北に、古鷹山~クマン岳がある。江田島第4回のコースであり、呉から音戸大橋、そして早瀬大橋を渡ってきた広島湾岸トレイル体験会の最終コースである。

私たちの体験登山もいよいよ大詰めを迎えようとしている。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース

  • Akimasa Net(2016年05月21日)山行記(このページ)
    大柿高校前~真道山~江田島町江南
    (出発:大柿高校前バス停(小用港)、帰着:江南バス停(小用港))

2016年05月14日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 江田島市トップページ

広島湾岸トレイル(モデル山行記)
早瀬大橋~陀峰山~大柿高校前
(出発:早瀬大橋バス停(JR呉駅―呉線)、帰着:大柿高校前バス停(中町港))

2016年05月14日(土)、広島湾岸トレイル体験登山(瀬戸ルート)・江田島第1回

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〈写真〉早瀬大橋バス停近くから見上げる早瀬大橋、9時16分
(こちら側:倉橋島・呉市音戸町、向こう側:能美島・江田島市大柿町)

このページの目次です

今日のコース&コースタイム

早瀬大橋バス停9:00、9:26-(早瀬大橋、タクシー)-対岸(道路合流地点)9:29-明神鼻(10m未満)9:34、9:47-尾根に乗る(40m台、右折)9:52-(ヌタ場)9:59-左折(120m台)10:06、10:13-送電線鉄塔10:14-隠地林道(舗装車道、140m台)10:20-天狗岩分岐(240m台)10:46-天狗岩(220m台)10:49、10:58-車道復帰(240m台)11:00-追の浦渓谷・又ノ内展望所分岐(260m前後)11:03-又ノ内展望所(220m台)11:09、11:44-車道復帰(260m前後)11:48-旧軍標石12:07-林道入野線分岐(A,330m前後、左へ)12:10-車道分岐(B,340m台、右へ)12:19-山道へ(C,390m台、左へ)12:20-陀峯山山頂部駐車場(430m台)12:26-(山頂展望、438m)-駐車場復帰12:48-車道(C,390m台、右へ)12:53-車道分岐(B,340m台、左へ)12:54-林道入野線分岐(A,330m前後、左へ)13:02-堰堤横(140m台)13:28、13:32-車道(60m台、集落右折)13:44-車道(40m台、左へ)13:47-国道487号(10m台、左折)13:53-大柿高校前バス停(10m未満)14:06

  • 早瀬大橋(推定25分)明神鼻(33分)隠地林道(26分)天狗岩分岐(3分)又ノ内展望所分岐(22分)林道入野線分岐(9分)車道分岐(1分)山道(6分)陀峯山山頂部駐車場
    小計2時間18分(明神鼻13分を加える、天狗岩往復14分、又ノ内展望所往復(昼食35分含む)45分は除く)
  • 陀峯山山頂部駐車場(14分)林道入野線分岐(26分)堰堤横(21分)国道487号(13分)バス停
    小計1時間18分(堰堤横4分を加える)
  • 総合計4時間57分(全ての時間)
    (天狗岩往復14分、又ノ内展望所往復(昼食35分含む)45分、陀峯山山頂部22分を加える)

注:江田島市は、元々地続きで一つの島であった江田島(安芸郡江田島町)と能美島(佐伯郡の能美町, 沖美町, 大柿町)の4町が合併新設して誕生(2004年11月)。

JR呉駅前~早瀬大橋~明神鼻

JR呉駅前からバスに乗る。バスは音戸大橋で倉橋島(呉市音戸町)に渡り、海岸通りを反時計回りに行く。そして早瀬大橋バス停で下車する。

早瀬大橋バス停から徒歩で早瀬大橋を渡り、陀峰山(能美島・江田島市大柿町)の取付き地点である明神鼻に至る予定であった。ただし今回は事情があってパーティーから遅れてしまった。そこで、早瀬大橋はタクシーを使って渡り、前を行く仲間を追いかけた。

陀峯山の取付きとなる明神鼻は、呉市から江田島市(能美島)に渡って、海岸道路を北向きに行ったところにある。海岸通りから西に入った地点で、簡単な自己紹介とストレッチをして出発する。

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〈写真〉明神鼻、9時44分

明神鼻~ミカン畑~隠地林道

明神鼻から、まずは〈西〉向きに行く。やがて〈南西〉に向きが変わりミカン畑のそばを登る。ミカンの花が咲いており、良い香りが漂ってくる。地理院地図(電子国土Web)の黒実線のとおりである。

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〈写真〉ミカン畑を登る(標高30m前後)、9時50分

標高40m台で尾根に乗り、〈北西〉向きに登る。地理院地図の表示はなくなる。標高90m台より先では、尾根を左手に見上げながら登る。

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〈写真〉大きなヌタ場(標高90m前後)、9時59分

標高120m台で尾根(南西/北東)に乗り、左折した地点で休憩を取る。右折方向の尾根筋にもはっきりとした踏み跡が付いている。
さて、休憩後、尾根筋を〈南西〉向きに行けば、すぐに送電線鉄塔がある。

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〈写真〉送電線鉄塔を過ぎた辺り(標高130m台)、10時14分

送電線鉄塔を過ぎると、踏み跡の脇には複数種類の竹が生えており、たけのこが出ている。やがて隠地林道に合流する。

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〈写真〉隠地林道(標高140m台)に合流する、10時20分

隠地林道を行く(天狗岩、又ノ内展望所あり)

隠地林道に合流(標高140m台)して、おおまかにはそのまま〈南西〉向きに登る。途中で、展望箇所(天狗岩と又ノ内展望所)分岐が二つある。

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〈写真〉あざみ、10時28分

天狗岩分岐(標高240m台)から天狗岩まで海側に少し下る。絶景である。

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〈写真〉天狗岩(標高220m台)、10時52分
(海の向うに、倉橋島(呉市倉橋町)を見る)

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〈写真〉天狗岩ピーク近くから岩場を見下ろす、10時53分
(早瀬大橋の向こうに、倉橋島(呉市音戸町)を見る。注:倉橋島は音戸町(北)と倉橋町(南)に二分される)

天狗岩分岐(標高240m台)まで引き返し、隠地林道を追の浦渓谷・又ノ内展望所分岐(標高260m前後)まで少し登る。分岐から南向きに海側に少し下る。又ノ内展望所(今日のコース最南端)からの展望も絶景である。

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〈写真〉又ノ内展望所(標高220m台)、11時08分
(追の浦渓谷(岩肌)の向こうに、陀峰山を見る(画面右奥))

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〈写真〉又ノ内展望所、11時09分
(岩場から海の向うに倉橋島の先端部を見る)

昼食後、又ノ内展望所分岐まで引き返す。隠地林道はここから〈北西〉に向きを変え、327m東側を巻いて登る。

旧海軍省標石(大正15年8月)を見る。

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〈写真〉呉要塞第三區地帯標・第五一號、12時07分
(参考URL:blogs.yahoo.co.jp/magokorotaro2001/13922937.html)

林道入野線~陀峰山

隠地林道は、標高330m前後で、大柿町河内から登ってくる林道入野線にぶつかる。左折して合流する。

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〈写真〉左折して林道入野線に入る、12時10分

林道入野線は、大きく蛇行しながら、ごくおおまかには〈南西〉向きに登る。そして、大柿町深江方面から登ってきた道路が大きく屈折している地点(標高390m台)にぶつかる。

ぶつかった道路をそのまま左手(南西向き)に行けば、陀峰山山頂(438m)はもうすぐそこである。しかし今日は、道路を右手(北西向き)深江方面に入ってすぐ左折、新設の山道(南西向き)を通って陀峰山山頂を目指す。

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〈写真〉右手深江方面にほんの少し行く、12時18分

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〈写真〉すぐに左折して山道(標高390m台)に入る、12時19分

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〈写真〉新設の山道を〈南西〉向きにゆったりと登る、12時20分

陀峰山山頂部の駐車場手前に、卒業記念のサクラが植樹されている。
今年(2016年3月)地元の小学校2校を卒業した数名によるもので、それぞれの木々1本ごとに名札が付けられている。数は少ないがこれで全員なのであろう。
植樹は、平成27年度「ゆたかな海を育てる森づくり事業」の一環ということのようである。確かに、豊かな海は豊かな森があってこそである。

陀峰山山頂部

山道を登り切ると、陀峰山山頂部には広い駐車場がある。ちなみに、車道は画面左から登ってくる。

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〈写真〉陀峰山山頂部駐車場(標高430m台)、12時26分

陀峰山山頂には、江田島市観光協会による風景写真(地名や山名入り)が設置されており、展望の楽しみを倍加させてくれる。

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〈写真〉陀峰山山頂から古鷹山を見る、12時40分
(画面中央の一番奥である)

陀峰山~林道入野線~国道487号

陀峰山山頂部駐車場を横切って、元来た山道を引き返す。

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〈写真〉陀峰山山頂部駐車場、12時48分

春、花の季節である。

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〈写真〉、12時59分

林道入野線は、隠地林道を右に分け(標高330m前後)、355.5m三角点の東側を北向きに下る。そして、三角点の北側(標高240m台)で北西に向きを変え、八幡川を渡り、八幡川の左岸を北向きに下る。

北向きに下る林道が大きく折り返す地点の手前に、ミカン畑の跡であろうか、道路脇の立派な石組みのさらに奥に、しっかりとした石組みが残っている。

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〈写真〉林の中に石組みが残っている(標高150m前後)、13時26分

林道が大きく折り返して、再び北を向く地点に堰堤がある。

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〈写真〉堰堤(標高140m台)、13時29分

春、花々が次々と出迎えてくれる。

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〈写真〉、13時30分

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〈写真〉、13時33分

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〈写真〉、13時34分

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〈写真〉、13時38分

やっと、右手前方に集落が見え隠れするようになってきた(標高80m台)。

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〈写真〉はるか前方に見えるのは古鷹山か、13時42分

道路脇に、一般国道四八七号昇格記念碑がある。

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〈写真〉国道487号昇格記念碑、14時01分

道路の向こう側に大柿高校の校舎が見えているようである。

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〈写真〉、14時05分
(大柿高校前バス停の手前)

スーパーで「ガリガリ君」を食べる。特売日で半額、体の芯まで冷えて気持ち良い。

江田島組は、お迎えの自家用車有り。

広島組は、江田島バスで大柿高校前~中町桟橋、そして高速艇(フェリーはない)で広島港(宇品港)、さらに広電(広島電鉄)で広島駅まで、そして最後にJR広島駅から山陽本線下りで帰着(ごく一部は宇品港からそのまま広電か)。

呉(あるいは広島市東部)組は、江田島バスで私たちと反対方向の大柿高校前~小用、そこからフェリー(あるいは高速艇か)で呉まで、その後JR呉駅から呉線広島方面行きに乗るなどした模様。

江田島バスでは「PASPY」などの交通系ICカードは利用できなかった。

何はともあれ、こうして瀬戸の島旅は無事終わった。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース

  • Akimasa Net(2016年05月21日)山行記(このページ)
    大柿高校前~真道山~江田島町江南
    (出発:大柿高校前バス停(小用港)、帰着:江南バス停(小用港))
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螺山(にしやま)~茶臼山(2017/05/28)

Akimasa Net
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螺山(にしやま)~茶臼山
(出発帰着:JRあき亀山駅―可部線)

2017年05月28日(日)、単独

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〈写真〉螺山(右奥)と茶臼山(左手前)、9時19分
(JRあき亀山駅前から西の方角を見る)

来週6/4(日)は、いよいよTC1000「広島湾岸トレイル協議会発足一周年記念行事―トレイルウォーク&クリーンアップ1,000人大会(略称:TC1000、ティーシーセン)」の日である。⇒ https://hyakuzan.akimasa21.net/tc1000-2017

広島湾岸トレイル倶楽部の持ち場は、ここ螺山~茶臼山と決まっている。ただし、出発帰着を新たにできたJRあき亀山駅(JR可部線延伸区間の終端駅、3月4日開業)と定めたため、取付き口との位置関係が今一つ頭に入っていない。確かめてくることにする。

なお、当区間の山行記では、一般対象の体験登山「2017年02月25日」山行記が一番詳しい。

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今日のコース&コースタイム

JRあき亀山駅(20m台)9:19-バス通り9:20-亀山南小学校(70m台)9:28-亀山中学校(70m前後)9:31-バス通り(50m台)9:34-虹山団地下バス停9:43-虹山団地中バス停9:49-(道迷い16分を含む)-左折地点(100m台)10:08-螺山登山口(120m台)10:14-湯の山霊泉(170m台)10:18、10:24-(地元の人と会話8分を含む)-右・行き止まり表示10:36-木橋10:40-支尾根に乗る(190m台)10:42、10:45-主尾根に乗る(380m台)11:06-螺山(474.7m)11:20、11:27-安佐北大橋を見る11:38-展望(白木山など)11:43-崩落個所11:45-水場(200m前後)11:47-ころげ観音入口11:51-螺山登山口(120m台)11:52-(団地内移動)-茶臼山登山口(120m台)11:54-悪所12:00-左折り返し(160m前後)12:06-茶臼山三角点(229.4m)12:20、13:23-右折せず直進(160m前後)13:31-(右折箇所の前後探索5分を含む)-右折(尾根を外れる、130m台)13:45-茶臼山登山口(県道267号、30m台)13:52-バス停柳瀬中央13:53-橋14:02-太田川漁業協同組合14:07-螺山(茶臼山)登山道入口14:18-JRあき亀山駅入口14:22-JRあき亀山駅14:24

JRあき亀山駅(39分)螺山登山口
小計39分(道迷い16分を除く)
螺山登山口(4分)湯の山霊泉(10分)支尾根(21分)主尾根(14分)螺山三角点(474.7m)
小計58分(湯の山霊泉6分、支尾根に乗る3分を含む、地元の人会話8分を除く)
螺山山頂まで、2時間01分
(全ての時間を含む、道迷い16分+地元の人会話8分)

螺山(25分)螺山登山口(2分)茶臼山登山口(12分)左折り返し(14分)茶臼山三角点(229.4m)
小計53分
茶臼山(8分)右折せず直進(9分)尾根を外れる(7分)茶臼山登山口
小計29分(途中探索5分を加える)
茶臼山登山口(26分)螺山(茶臼山)登山道入口(6分)JRあき亀山駅
小計32分

総合計、5時間05分(全ての時間を含む)
(螺山7分、茶臼山1時間03分を含む)

JRあき亀山駅~螺山登山口

JRあき亀山駅前から、線路の延長線上に螺山(右)、茶臼山(左)を見る。

なお、JRあき亀山駅前には、コンビニ売店や自動販売機は無い。

螺山~茶臼山を西に見ながら、駅から北向きに行く。すぐにバス通り(太田川沿い)があり横切る。そのまま自動車道を北~北東向きに登る。やがて、左手に亀山南小学校・亀山中学校(共に広島市立)がある。

注:この坂道を避けるには、JRあき亀山駅から線路に沿う形でバス通り(太田川沿い)を少し戻り、左折して回り込むのが良いと思われる(歩く距離は多少長くなる)。

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〈写真〉亀山南小学校が前方に見えている、9時26分

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〈写真〉亀山南小学校前を通り過ぎ、道なりに右に下る、9時30分

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〈写真〉亀山中学校正門前を行く、9時31分

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〈写真〉道なりに右手に下る、9時32分
(左上に行くこともできるようであるが、大差ないだろう)

虹山団地の中を行くバス通りにぶつかる。左折してバス通りに入り(北西向き)、再び登る。

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〈写真〉前方にバス通りがあり、左折して合流する。団地の中を貫くバス通りである。

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〈写真〉バス停虹山団地下、9時43分

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〈写真〉バス停虹山団地中、9時49分

バス停虹山団地中を過ぎて、少し早めに左折してしまった。団地最上部を探るものの当然登山口は無い。バス通りまで下り、バス通りを再び北西向きに行く。今度は行き過ぎたようだ。引き返す。

正しい左折地点には地番が振って無い。バス通りを北西向きに来て、左折して前方を見たとき、ワンブロックで突き当りの壁が見える位置である。

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〈写真〉取付き口に向けた左折地点(バス通り)、10時08分

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〈写真〉バス通りで左折(南西向き)すると、すぐ前方は突き当りになっている、10時09分
(突き当りの壁には、「安芸湯の山霊泉案内図」がある。しかし、既にペンキがはげ落ちており判読不明)

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〈写真〉壁にぶつかり左折、すぐ右折して螺山の方角を向く(南西向き)、10時10分
(前方に螺山を見る)

しばらく進むと(上記写真画面の奥)、右手に螺山・茶臼山マップがある。マップを確認してほんの少し戻り、団地最奥の南側に取り付けられた道路を西向きに登ると、螺山登山口である。

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〈写真〉螺山・茶臼山マップ、10時11分

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〈写真〉団地最奥の南側の道路を西向きに登る
(前方左手に登山口が有る)、10時13分

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〈写真〉螺山登山口全景、10時14分

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〈写真〉湯の山道の石柱

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〈写真〉クマ注意の張り紙、10時14分

クマは最近も目撃されているようである。ニホンツキノワグマに関して、私は次のような文章そのほかを書いている。(初出:2007年10月『細見谷渓畔林と十方山林道』)

「クマは十方山・細見谷の王様」
https://hyakuzan.akimasa21.net/hosomidani-ursus-thibetanus

エスケープルート

螺山山頂でバテた場合、螺山の南尾根を下れば、ころげ観音下の団地である。そこからさらに、茶臼山の東斜面(車道)を下ればJRあき亀山駅は近い。

茶臼山でアクシデントが起こった場合、柳瀬に下ることなく、ころげ観音下の団地まで戻る。そしてそこから、上記と同じルートでJRあき亀山駅まで下ることができる。

なお今日は、螺山~茶臼山間、そして茶臼山からの下りでは飛ばしている。

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螺山(にしやま)~茶臼山(2017/02/25)

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螺山(にしやま)~茶臼山
(出発:上大毛寺バス停(JR可部駅―可部線)、帰着:JR可部駅)

2017年02月25日(土)、広島湾岸トレイル・一般体験会

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はじめに

前回体験登山(山関連団体対象)「2015年12月26日」山行記も取り入れながらまとめてみた。2015/12/26の標高表記など、やや曖昧な点を修正している。ただし、展望写真(展望記)などは2015/12/26の方が詳しい。

なお、2017年3月4日、JRあき亀山駅(JR可部線延伸区間の終端駅)が開業したため、JRの駅から歩いて一周することができるコースとなった。参考:「2017年05月28日」山行記

螺山:にしやま

今日のコース&コースタイム

上大毛寺バス停(50m台、国道191号)9:02-左折9:08-虹山団地入口(100m台)9:18螺山・茶臼山マップ(110m台)-螺山登山口(130m前後)9:24-湯の山霊泉(右折、160m台)9:28、9:50-(トラバース)-支尾根に乗る(左折、190m台)10:01-主尾根に乗る(左折、380m前後)10:37、10:40-螺山三角点(474.7m)10:54、11:04-右折点(230m台)11:31-水場(200m前後)11:37-ころげ観音分岐(120m台)11:44-螺山登山口(120m台)11:45-団地内-茶臼山登山口(120m台)11:49-左折り返し(160m前後)12:07-右折(220m前後)12:21-茶臼山三角点(229.4m)12:23、13:06-右折せず直進(160m前後)13:19-149m13:28-尾根を外れる(130m台鞍部)13:33-県道267号(30m台)13:49-駐車場入口13:52、13:56-JR可部駅14:53

  • 上大毛寺バス停(16分)虹山団地入口(6分)螺山登山口(4分)湯の山霊泉(11分)支尾根(36分)主尾根(14分)螺山
     小計1時間30分(主尾根3分を加える、湯の山霊泉22分を加えず)
  • 螺山(27分)右折点(6分)水場(8分)螺山登山口(4分)茶臼山登山口(18分)左折り返し(16分)茶臼山
     小計1時間19分
  • 茶臼山(13分)右折せず直進(30分)茶臼山登山口
     小計43分
  • 総合計4時間47分(全ての時間を含む)
     (螺山10分、茶臼山43分を含む)
  • 参考:下山後途中4分休憩を含んで、JR可部駅まで1時間04分

国道191号線~虹山団地~螺山登山口

上大毛寺バス停から、国道191号線を北西向きに行く。しばらくして左折(南西向き)、前方に見える虹山団地に向けて歩く。団地のすぐ下を行く道路にぶつかり、右折(北西向き)して団地沿いに歩く。

福王寺山を見る

〈写真〉螺山登山口に向かう途中で、福王寺山の山頂部(山頂は画面左側)を見る、2015/12/26(9時07分)
(画面中央の山頂部に、立ち枯れ地帯をはっきりと認める。前回登山で通った所である)

しばらくすると、左前方に虹山団地の取付き道路がある。その道路を上がり、虹山団地に左折して入る。団地内で細かく左・右、左・右と振られながら、ごく大まかには南西向きに登り、団地最奥の登山口(標高130m前後)に至る。

螺山登山口

〈写真〉螺山登山口、2015/12/26(9時20分)
(標高130m前後)

螺山登山口~支尾根~主尾根~螺山三角点(474.7m)

団地の角から螺山に取り付く(標高130m前後)。熊注意の看板あり。螺山は西中国山地のツキノワグマの行動範囲に含まれるようである。山中にはクマ棚もあるという。

螺山登山口から民家の横をすり抜けてゆく。ほぼ南西向きに、地理院地図の道路表示(二重線)~黒破線に沿って登る。螺山の方角である。

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〈写真〉螺山登山口、9時23分
(螺山の方角に向けて山道に入る)

左右は植林帯

〈写真〉左右は植林帯、2015/12/26(9時22分)
(ほとんど枝打ちはされていないようである)

標高160m台に至る。この辺りは、古くから湯の山霊泉として知られた場所のようである。登山道入口の標識もなかなか趣のあるものであった。

湯の山霊泉

〈写真〉湯の山霊泉(標高160m台)、2015/12/26(9時42分)
(冷泉のようである)

湯の山霊泉が今日の出発点である。班編成、名札・資料配布、準備体操をして順次出発する。

湯の山霊泉から螺山(474.7m)に向けて、南西向きに黒破線が付いている。ただし、それは標高350mくらいで途切れており、そのまま螺山まで直登できるのかどうか分からない。

今日は、湯の山霊泉で右折(北西向き)してトラバース道を行く。ほぼ地理院地図黒破線のとおりである。

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〈写真〉湯の山霊泉からのトラバース道入口(標高160m台)、9時50分

トラバース地帯

〈写真〉トラバース地帯、2015/12/26(9時51分)
(支尾根に取り付くために、小さな沢と尾根を幾つか乗り越してゆく)

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〈写真〉湯の山霊泉からのトラバース道、10時00分

標高190m台で、支尾根に乗って左折(南西向き)する。地理院地図にその表示はない。

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〈写真〉支尾根に乗って左折する(標高190m台)、10時01分

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〈写真〉左折して、支尾根上を登る(標高190m台)、10時02分

支尾根分岐で左折して、まずは尾根筋を追ってゆけばよい。その後も南西向きに、標高380m台の主尾根まで、粘土質の滑りやすい急坂を注意して登る。

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〈写真〉支尾根の急坂を登る、10時24分
(標高320m前後)

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〈写真〉主尾根手前の登り、10時36分
(標高380m台)

標高380m台で、主尾根に乗って左手(北向き)に行く。

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〈写真〉主尾根に乗って左折する、10時38分
(標高380m台)

ここは注意がいるポイントである。主尾根分岐で左折してそのまま進むと、地理院地図の黒破線に沿って、螺山西斜面の踏み跡に入りそうになる。ここは、あくまでも尾根を外さないことが大切である。

つまり、主尾根分岐で左折してからほんの少し前に進み、やや左へ振って主尾根上の黒破線に乗る。そのまま、ゆったりとした尾根上を、地理院地図黒破線に従って、ほぼ北向きに三角点まで登る。

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〈写真〉左折点の少し先で、さらに左に振って尾根筋を登る、10時40分

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〈写真〉螺山三角点(474.7m)、10時55分

螺山三角点(474.7m)~団地内~茶臼山三角点(229.4m)

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〈写真〉螺山から阿武山の方角に向けて下る、11時04分

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〈写真〉大崩れ(標高200m前後)、11時35分

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〈写真〉水場(標高190m前後)、11時38分

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〈写真〉ころげ観音の標識(標高70m台)、11時44分
(民家のすぐ手前、登山道を振り返って写す)
黒破線が南西に延びている

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〈写真〉団地の中を行く(標高70m台)、11時45分

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〈写真〉茶臼山登山口(標高70m台)、11時49分

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〈写真〉左折点のすぐ手前(標高160m台)、12時07分

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〈写真〉尾根上の左折点(標高160m台)、12時07分

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〈写真〉茶臼山を左から巻いて登る(標高210m台)、12時20分

茶臼山三角点(229.4m)~県道267号線~JR可部駅

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〈写真〉柳瀬に向けて下る(標高130m台鞍部)、13時33分

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〈写真〉落ち葉の積もる西斜面を小さなジグで下る(標高90m台)、13時37分

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〈写真〉登山口まで下りてきた(標高30m台)

JR可部駅まで歩く。

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螺山(にしやま)~茶臼山(2016/11/23)

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螺山(にしやま)~茶臼山
(出発:螺山登山口(JR可部駅―可部線)、帰着:県道267号(JR可部駅))

2016年11月23日(水・祝)、広島湾岸トレイル・踏査&整備(第11回)

  • 今日の山行ルート図 ⇒ GPS軌跡(2016年11月23日)

    一般対象の体験登山「2017年02月25日」山行記で、それまでの全てをまとめ直している。ただし、展望写真(展望記)などは、山関連団体対象の体験登山「2015年12月26日」山行記の方が詳しい。

    今日のコース&コースタイム

    螺山登山口9:23-湯の山霊泉(右折、160m台)9:34-(トラバース)-支尾根に乗る(190m台)9:48-主尾根に乗る(380m前後)10:40、10:50-螺山(474.7m三角点)11:09、11:57-水場(200m前後)12:37-ころげ観音分岐(120m台)12:44-螺山登山口(120m台)12:45-団地内右折点12:45、12:49-茶臼山登山口(120m前後)12:51、12:52-左折り返し(160m前後)13:16-右折(210m前後)13:32-茶臼山(229.4m三角点)13:33、13:48-右折せず直進(160m前後)13:58-149m14:06-尾根を外れる(130m台)14:09-階段下14:22、14:29-茶臼山登山口(県道267号、30m台)14:31

    螺山登山口(11分)湯の山霊泉(1時間06分)主尾根(19分)螺山
     小計1時間46分(主尾根10分を加える)
    螺山(48分)螺山登山口(2分)茶臼山登山口(24分)左折り返し(17分)茶臼山
     小計1時間36分(団地内4分、茶臼山登山口1分を加える)
    茶臼山(10分)直進(26分)茶臼山登山口
     小計36分(階段下7分を加えず)

    総合計5時間08分(全ての時間)
     (螺山48分、茶臼山15分、階段下7分を含む)

2015年12月19日

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広島湾岸トレイル(モデル山行記)
福王寺山
(出発:中国電力研修センター(JR可部駅―可部線)、帰着:安佐北区亀山(JR可部駅))

2015年12月19日(土)、広島湾岸トレイル体験登山(山関連団体向け、第10回)

福王寺本堂

〈写真〉福王寺本堂、11時58分

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はじめに

福王寺山
(出発:中国電力研修センター、帰着:安佐北区亀山(JR可部駅―可部線))

距離:約8.0km

今日の目玉は、福王寺(広島市安佐北区大毛寺)である。随分前に一度訪れたことがある(2002/09/28)。その時もさすが「安芸の高野山」と言われるだけのことはあると、その壮大な建造物群に目を見張ったものである。今回改めてその素晴らしさに感嘆した。

福王寺は、真言宗御室派(おむろは)の別格本山の一つである。山門(仁王門)をくぐって石段を上がると、樹齢数百年と言われる燈明杉(数本)がある。そして正面に本堂(金堂)、その左に阿弥陀堂、右に御影堂、手前に鐘楼・宝蔵が配置されている。

今日は、福王寺の〈北東〉にある中国電力研修センターから尾根伝いに登った。山頂部の金亀(きんき)池の横を通り、そのまま福王寺山三角点に至って引き返し、建物の「裏側」から境内に入った。

境内での昼食が終わるころ、いつの間にか阿弥陀堂の扉をどなたかが開けてくださり、それぞれでお参りをした。

次回は、同じコースをたどるにしても、金亀池からまずは山門に向かい、「正面」から境内に入りたいものである。そして、境内をゆったりと散策して仏教文化の真髄に触れてみたい。そのとき、案内人を頼むことができるならば言うことはない。

参照:「ひろしま里山放浪記 福王寺山」など

注:中電研修センター ⇒ 中国電力(株)研修センター南原研修所

今日のコース&コースタイム

中電研修センター(200m前後)9:24-道路を渡る(160m台)9:28-(すぐに山道へ)-右分岐あり(中綾ヶ谷方面)9:59(300m台、地理院地図とは少しズレている)-石段10:11(360m台)-右手八十八ヶ所建造物の向こうに金亀池を見る10:25-金亀池10:26、10:32-山鬼堂(500m台)10:44-福王寺山(495.9m)10:49、11:03-右分岐(490m台)11:14-立ち枯れ地帯11:18-福王寺裏側11:21-福王寺(450m台)11:23、12:04-仁王門12:06-駐車場(370m台)12:17-384m12:20-観音坂参道(右折、370m台)12:22-観音坂参道展望台(250m台)12:33、12:39-自動車道(160m台)12:48-配水池(130m台)12:54-左・山側に分岐あり12:55-原爆犠牲者之碑(110m台)12:57-自動車道(90m前後)12:59-金亀橋(きんきばし、50m台)13:06-国道191号(50m台)13:07

中国電力研修センター(35分)中綾ヶ谷方面分岐(27分)金亀池(17分)福王寺山
 小計1時間25分(金亀池6分を加える)
福王寺山(20分)福王寺(29分)観音坂参道展望台(28分)国道191号
 小計1時間23分(展望台6分を加える、福王寺41分は除く)
総合計3時間02分
 (福王寺山14分を加える、福王寺41分は除く)

中国電力研修センター

広島湾岸トレイル(HWT)の最北端は、可部連山(堂床山~可部冠山~小掛山~備前坊山)である。HWTは、そこからいよいよ太田川右岸沿いに南下して、最終的には(延伸コースでは)宮島(弥山)に至る。

可部連山の「堂床山」から下ってきて、太田川右岸に渡る手前にあるのが、「福王寺山」~螺山~茶臼山(太田川左岸)であり、今日登るのは、そのうちの福王寺山である。

福王寺山は「安芸の高野山」とも言われる真言宗の古刹である。地元では寄り集まって毎日登山する人たちがいるという。登り口も複数あり、それぞれのコースともよく整備されているようである。

今日の出発点は、福王寺山の〈北東〉方向にある中国電力研修センターである。「堂床山」登山口の南原峡駐車場(標高250m台)から、南原川右岸沿いの自動車道を下り、標高180m台で西向きに少し入った地点にある。

土曜日の朝、広島バスセンターやJR広島駅からJR可部駅を通って現地に至る適当なバス便は運休とのこと。今日もまたJR可部駅からタクシーに乗り合わせて、中国電力研修センター前に集合する。

中国電力研修センター

〈写真〉中国電力研修センター、9時06分
(研修センターのグラウンドの向こうに白木山系が大きい)

広島県自然歩道

〈写真〉広島県自然歩道標識、9時06分
(グラウンド(画面右奥)の北西角に福王寺2.6kmの表示あり、その向こうは備前坊山であろう)

堂床山を見る

〈写真〉堂床山を見る、9時07分
(グラウンドの角から北西に延びる道路の右奥に堂床山を見る)

中国電力研修センター~福王寺山頂部

グラウンド横の空き地で軽くストレッチをして出発する(班編成3班)。

研修センターグラウンド(標高190m台)の北西角地から、斜め右前方に踏み込み、一旦集落まで下る。そして、自動車道(標高160m台)を横切って山道に取り付く。地理院地図(黒破線)のとおり、おおまかには〈西〉向きである。

研修センターグラウンド横

〈写真〉研修センターグラウンド隅の空き地、9時24分
(画面最奥に福王寺山が見えているようである)

研修センターグラウンド横

〈写真〉研修センターグラウンド隅の空き地、9時24分
(斜め右前方に踏み込んで下る)

山道に取り付いて少しの間、急登が続く。その後は、割とゆったりとした幅広の道が続いている。2つの集落(綾ヶ谷、滑の下)を包み込むように、〈北西〉~〈南〉の尾根筋を行く。地理院地図(黒破線)から少し外れる箇所もあるが、ほぼ表示どおりと考えてよい。

尾根筋

〈写真〉尾根筋)、9時40分
(ゆったりとした尾根を行く)

標高300m台で右分岐あり、中綾ヶ谷方面に良い道が延びている。なおこの位置は、地理院地図(黒破線)の分岐点(標高320m前後)とは少しズレている。

中綾ヶ谷方面

〈写真〉中綾ヶ谷方面分岐、9時59分
(地理院地図とは少し位置がズレている)

福王寺山頂部(金亀池~山鬼堂~三角点)

山頂部手前でやや西に膨らんで一旦谷側に入る。再び尾根に乗り、尾根を乗り越して金亀池に至る。

二丁

〈写真〉町石を見る(二丁)、10時21分
(標高440m台)

八十八ヶ所巡り

〈写真〉八十八ヶ所巡り(お山めぐり)の建造物、10時25分
(向こうに金亀池が見え始めている、標高450m台)

一丁

〈写真〉町石を見る(一丁)、10時25分
(金亀池の手前である、標高450m台)

今日は、金亀池(標高450m台)で右折して池の側を〈南西〉向きに進んだ。その反対に、ここで左側へ〈南東〉向きに行けば、福王寺の山門(仁王門)に至ると思われる。

ただし、この後で境内から仁王門まで下ってきたが、金亀池の方に向けて道があったかどうか確認していない。また、地理院地図の黒破線がすこし曖昧で確信が持てない。

金亀池

〈写真〉金亀池、10時26分

左手に池を見て〈南西〉向きに進み、池の角手前で右手山道に入る。そして〈西〉向きに登る。

右手山道

〈写真〉右手山道、10時34分
(金亀池から別れて、右手山道に入る)

左折(標高460m前後)して、しばらく〈南〉向きに行き尾根に乗る。その尾根を追って〈西〉向きに山頂を目指す。山頂まで、ほぼほぼ地理院地図の黒破線のとおりである。

ただし、この辺りでは、お山めぐり(福王寺八十八ヶ所巡り)の山道が縦横に走っている。また地理院地図の黒破線にも複数ある。現在位置の確認が欠かせない。

標高460m前後の標識

〈写真〉標高460m前後の標識、10時35分

〈西〉向きの尾根にも、八十八ヶ所巡り(お山めぐり)の建造物がある。

第三十六番

〈写真〉第三十六番、10時40分
(各個人の浄財で作られたもののようである)

そのまま尾根を追って〈西〉に向かう。

標高490m台の分岐

〈写真〉標高490m台の分岐、10時40分
(写真は、今来た道を振り返ったところ、帰りは画面右に向けて下り、福王寺境内に至る)

山鬼堂を通過する。標高は500m台であり、福王寺山の最高点となっている。

山鬼堂

〈写真〉山鬼堂、10時44分
(標高500m台の福王寺山最高点にある)

福王寺山三角点(495.9m)に至る。ある程度の展望がある(展望記、後日作成)

吉和冠山、深入山など。

福王寺山三角点

〈写真〉福王寺山三角点、10時49分

福王寺山三角点~山鬼堂~福王寺

福王寺山三角点(495.9m)から、先ほど登った道を〈東〉向きに引き返す。山鬼堂(福王寺山最高点、標高500m台)の側を通り抜け、標高490m台分岐まで戻る。

標高490m台分岐

〈写真〉標高490m台分岐、11時14分
(分岐を右手前方に入る)

標高490m台の分岐から右手前方(南東向き)に入る。すぐに〈東〉を向き、やがて〈北〉向きに下ると、福王寺境内の裏側に出る。ほぼ地理院地図(黒破線)のとおりである。

途中の枯れ木帯

〈写真〉、11時18分
(福王寺まで下る途中に枯れ木帯がある)

福王寺境内の裏側に至る。〈東〉向きに石段を下ると、福王寺境内である。

福王寺境内裏側

〈写真〉、11時21分
(福王寺境内の裏側から石段を下る)

福王寺~駐車場~不動坂参道~観音坂参道~国道191号

福王寺境内である。

福王寺境内

〈写真〉福王寺境内、11時52分

昼食後、山門(仁王門)をくぐって右折、駐車場までの道を下る。

駐車場まで下る

〈写真〉駐車場まで下る、12時07分

駐車場(標高370m台)である。ここまで車で登ることができる。広島県自然歩道標識がある。国道191号6.1km、福王寺0.6kmとある。車道の距離であろう。

駐車場

〈写真〉駐車場、12時16分

この駐車場まで、福王寺の表参道(不動坂参道)が尾根筋を登ってきている。駐車場から見て〈南東〉向きの尾根である。

尾根に取り付く

〈写真〉尾根に取り付く、12時17分
(駐車場から、あくまでも山道(参道)を下る)

広島湾岸トレイル(HWT)は、福王寺から下山後、螺山に向かう。そこで、表参道(不動坂参道)の384m峰のすぐ下(標高370m台)で右折して、観音坂参道を〈南〉向きに下る。ほぼ地理院地図のとおりで国道191号まで下る。

観音坂参道下り口

〈写真〉観音坂参道下り口、12時22分
(〈南東〉向きに下る表参道(不動坂参道)を前方に見送って、〈南〉向きに観音坂参道を下る)

観音坂参道を下る

〈写真〉観音坂参道を下る、12時27分

観音坂参道を下る途中に、観音坂参道展望台がある。画面左に阿武山(太田川右岸)、右に螺山(太田川左岸)が大きい。

観音坂参道展望台

〈写真〉観音坂参道展望台、12時37分
(画面左右に、阿武山と螺山が大きい)

福王寺山の山道は、いずれも参道としてよく整備されているようである。気持ちの良い山道である。

さて今日はショートコース、体力の余っている方々は、螺山~茶臼山まで脚を延ばしていった。私は次回の体験登山に期待してパス、国道191号線の虹山団地バス停からJR可部駅経由で帰宅した。

2015年12月26日

Akimasa Net
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広島湾岸トレイル(モデル山行記)
螺山(にしやま)~茶臼山
(出発:上大毛寺バス停(JR可部駅―可部線)、帰着:JR可部駅)

2015年12月26日(土)、広島湾岸トレイル体験登山(山関連団体向け、第11回)

寒桜

〈写真〉太田川沿いの寒桜、12時56分
(花が少し開いているようである。茶臼山下山口近くの柳瀬地区)

このページの目次です

はじめに

螺山(にしやま)~茶臼山
(出発:上大毛寺バス停、帰着:JR可部駅一可部線)

可部は広島市北部(安佐北区)にある。従来、旧・広島市内とは気候が一段違うと言われてきたものである。市内よりは寒い。広島地方に雪が降った場合、その量も多い。

今日はJR可部線で可部駅(終点)に向かう。電車が太田川を越えて可部地区に入ると霧がかかっている。可部駅前からバスで登山口を目指す。行く手の霧が西中国山地の方へ逃げていく。

好天になることが予想されたものの、それ程の晴れ間にはならなかった。かじかむ手に手袋をはめて歩く。ただし全身に汗をかく。

今日のコース&コースタイム

上大毛寺バス停(50m台、国道191号)8:59-左折9:05-虹山団地入口(100m台)9:15-螺山・茶臼山マップ(110m台)-螺山登山口(130m前後)9:20-踏査(140m台)9:26、9:33-空き地(自己紹介等、150m台)9:34、9:41-湯の山霊泉(右折、160m台)9:42-(トラバース)-支尾根に乗る(190m台)9:53-主尾根に乗る(380m前後)10:14、10:27-螺山三角点(474.7m)10:35、10:43-水場(200m前後)11:06-ころげ観音分岐(120m台)11:12-螺山登山口(120m台)11:13-(団地内)-茶臼山登山口(120m前後)11:16-左折り返し(160m前後)11:31-右折(210m前後)11:44-茶臼山三角点(229.4m)11:45、12:16-右折せず直進(160m前後)12:24-尾根を外れる12:33(130m台)-県道267号(30m台)12:43、12:46-JR可部駅13:49

上大毛寺バス停(16分)虹山団地入口(5分)螺山登山口(8分)湯の山霊泉(32分)主尾根(8分)螺山
 小計1時間22分(主尾根13分を加える、踏査7分、自己紹介等7分は除く)
螺山(30分)螺山登山口(3分)茶臼山登山口(15分)左折り返し(14分)茶臼山
 小計1時間02分
茶臼山(8分)直進(19分)茶臼山登山口
 小計27分

総合計3時間44分(全ての時間)
 (踏査7分、自己紹介等7分、螺山8分、茶臼山31分を含む)

参考:下山後(3分休憩)、JR可部駅まで徒歩1時間03分

見える山のリスト(螺山)・・・新企画

以下、360度の展望が開けると仮定した場合、見える可能性の高い山のリスト。

注:方位は真北からの数値。ところで、広島地方では磁北は約7度くらい西偏している。したがって例えば、木ノ宗山(標高412.6m、直線距離9.0km、方位135.8度)のピークは、磁北から約142~143度くらいの位置になる。(つまり、真北からの数値に7を加える)

注:方位角が約10度の差とは、人差し指と中高指でピースサインを作って、腕を前方に突き出したときの角度。
注:方位角が約2度の差とは、人差し指だけを突き出したときの指の幅。

番号、山名、標高、直線距離、方位(真北から)
1、螺山、474.6m、0.0km、0.0度
2、海見山、869.8m、10.2km、2.5度
3、福王寺山、495.9m 2.5km、19.1度
4、小掛山、815.9m、10.3km、23.8度
5、備前坊山、789.2m、8.6km、38.6度
6、押手山、706.4m、8.6km、78.2度
7、高松山、338.6m、3.9km、82.9度
8、白木山、888.9m、8.8km、89.9度
9、776m、776m、7.5km、 98.9度(白木山系)
10、中尾山、798m、7.3km、103.7度(白木山系)
11、758m、758m、6.7km、105.6度(白木山系)
12、675m、675.2m、 5.7km、107.2度 (白木山系)
13、鬼ヶ城山、736.9m、7.7km、109.8度
14、曽場ヶ城山、606.7m、20.3km、118.3度
15、椎村山、282m、9.8km、121.0度
16、中山、 283.5m、10.6km、121.3度
17、水ヶ丸山、659.8m、19.4km、127.6度
18、長者山、571m、12.8km、129.3度
19、茶臼山、229.4m、1.0km、135.6度
20、木ノ宗山、412.6m、9.0km、135.8度
21、坂山、499.4m、17.2km、137.7度
22、三本木山、485.9m、11.4km、137.8度
23、534m、534.0m、2.6km、140.5度(北阿武)
24、呉娑々宇山、681.7m、12.6km、149.8度
25、二ヶ城山、482.7m、9.0km、155.0度
26、阿武山、585.9m、3.2km、166.5度
27、後火山 、455.4m、44.9km、175.2度
28、黄金山、221.4m、17.1km、176.3度
29、牛田山、260.6m、10.9km、176.8度
30、古鷹山、375.7m、29.1km、180.1度(江田島)
31、二葉山、189m、12.7km、180.3度
32、陀峰山、438m、41.0km、181.3度(能美島)
33、クマン岳、399.4m、27.9km、182.0度(江田島)
34、大見山、336.5m、64.9km、184.6度(周防大島)
35、安芸小富士、277.8m、22.7km、189.1度(似島)
36、宇根山、541.8m、34.3km、189.4度(能美島)
37、権現山、396.8m、4.1km、190.0度
38、下高山、202.8m、24.7km、190.0度(似島)
39、押上山、321.1m、2.4km、190.8度
40、嵩山、618.3m、70.1km、195.9度(周防大島)
41、嘉納山、691m、70.7km、197.7度(周防大島)
42、ガガラ山、212m、6.7km、197.9度
43、武田山、410.5m、7.7km、201.0度
44、丸山、 457.4m、10.6km、208.0度
45、弥山、529.6m、30.5km、208.6度(宮島)
46、火山、487.9m、8.5km、209.1度
47、岩船岳、466.3m、34.5km、210.3度(宮島)
48、鈴ヶ峰、320.1m、17.5km、211.2度
49、経小屋山、596.1m、33.8km、219.8度
50、野登呂山、452.7m、3.7km、 220.5度
51、船倉山、545.5m、27.7km、222.1度
52、極楽寺山、693m、20.9km、225.4度
53、野貝原山、719.1m、25.4km、229.0度
54、窓ヶ山、710.7m、15.9km、235.3度
55、荒谷山、630.9m、5.9km、239.2度
56、岳山、521.1m、9.2km、248.5度
57、東郷山、977.1m、16.5km、252.2度
58、後山権現山、490m、3.2km、 256.5度
59、吉和冠山、1338.8m、37.4km、261.1度
60、高八山、429.3m、6.1km、263.8度
61、尻高山、556.2m、8.2km、268.1度
62、笹ヶ丸山、648m、10.9km、277.6度
63、十方山、1318.8m、31.1km、278.3度
64、久地冠山、572.6m、7.7km、279.3度
65、恐羅漢山、1346.2m、33.0km、284.5度
66、水越山、525.7m、2.2km、294.7度
67、深入山、1152.5m、28.7km、299.8度
68、刈尾山、1223.2m、31.9km、305.9度
69、滝山、692.4m、10.1km、311.8度
70、牛頭山、672.3m、6.9km、318.9度
71、天狗石山、1191.9m、32.5km、337.4度
72、阿佐山、1218.2m、30.6km、343.1度

螺山からの展望(一部のみ)

螺山からの展望は、立ち木にじゃまをされてあまり良くはない。以下では、参考までに写真と方位を突き合わせてみた。

螺山からの展望

〈写真〉螺山からの展望、11時58分

画面左奥に鬼ヶ城山の山裾、右前に阿武山の山裾。その間を太田川が流れ下る。

鬼ヶ城山~阿武山の間の奥に呉娑々宇山系(長者山:標高571m、直線距離12.8km、方位129.3度など)がつながる。

呉娑々宇山系の後ろには、曽場ヶ城山(606.7m、20.3km、118.3度)~水ヶ丸山(659.8m、19.4km、127.6度)、さらに水ヶ丸山から南西に延びる尾根の一部(標高514m)の三か所が頭を出している。

曽場ヶ城山(送電線の一番左奥)と水ヶ丸山(送電線の一番右奥)の間は、角度「約9.3度」。長者山は、水ヶ丸山の右手前で、角度「約1.7度」。曽場ヶ城山~水ヶ丸山の南西にある514m峰は、ちょうどミノコージ峠(呉娑々宇山系)の真後ろに見えている。

木ノ宗山(412.6m、9.0km、135.8度)のピークは、阿武山(北阿武)の山裾のわずかに左側である。

なお、螺山山頂部にある「螺山山頂展望図」には、鬼ヶ城山のすぐ右奥に高鉢山が見えるとなっている。しかしながら、高鉢山は鬼ヶ城山の尾根に隠れて見えないはずである。

また、同図では阿武山右奥の権現山の後ろに、似島、江田島そして能美島を描いている。ただし実際には、江田島、似島そして能美島の順番に折り重なり、それらのほとんど全てが権現山のピークよりは左奥に入るはずである。しかしながら今日は、立ち木やモヤに阻まれ、きちんと観察できていない。

今日の行程

出発地点(標高50m台)から、しばらくは国道191号を行く。左折して地道に入りさらに右折する。虹山団地のすぐ下を行く道路で、国道191号と並行している。

斜め左に虹山団地の取り付き道路を上がる。虹山団地に左折して入り、ほぼ〈南西〉向きに団地内を行く。

福王寺山を見る

〈写真〉螺山登山口に向かう途中で、福王寺山の山頂部(山頂は画面左側)を見る、9時7分
(画面中央の山頂部に、立ち枯れ地帯をはっきりと認める。前回登山で通った所である)

団地の角から螺山に取り付く(標高130m前後)。熊注意の看板あり。螺山は西中国山地のツキノワグマの行動範囲に含まれるようである。山中にはクマ棚もあるという。

螺山登山口

〈写真〉螺山登山口、9時20分
(民家の横をすり抜けていく)

螺山登山口からも、ほぼ〈南西〉向きに行く。地理院地図の道路表示~黒破線で、その方角の先に螺山がある。ただし、黒破線は途中で消えている。

左右は植林帯

〈写真〉左右は植林帯、9時22分
(ほとんど枝打ちはされていないようである)

この辺りは、古くから湯の山霊泉として知られた場所のようである。登山道入口の標識もなかなか趣のあるものであった。

湯の山霊泉

〈写真〉湯の山霊泉、9時42分
(冷泉のようである)

登山道は、そのまま螺山に直登することなく、湯の山霊泉(標高160m台)で右折してトラバース道を行く。ほぼ地理院地図黒破線のとおりである。

トラバース地帯

〈写真〉トラバース地帯、9時51分
(主尾根に取り付くために、沢と尾根を幾つか乗り越してゆく)

標高190m台で左折して支尾根に乗り、〈南南西〉の方角に登る。地理院地図にその表示はない。粘土質の滑りやすい急坂を注意して登る。

支尾根に乗る

〈写真〉支尾根に乗る、9時53分

標高380m前後で左折して主尾根に乗る。ゆったりとした尾根上を、地理院地図黒破線に従って、ほぼ〈北〉向きに三角点まで登る。

なお、主尾根の取り付き地点を少し行き過ぎると、螺山西斜面の踏み跡(地理院地図の黒破線あり)にぶつかるようである。ここで尾根を外さないよう注意が必要である。

螺山三角点

〈写真〉螺山三角点、10時35分

螺山から北西~〈南〉向きに超急坂の尾根を下る。粘土質の上に落ち葉が堆積しており滑りやすい。

所々でゆったりと行く

〈写真〉所々でゆったりと行く、11時02分

尾根の流れるままに、一旦やや西に膨らんだ後に東を向く。尾根〈東〉側の沢を越えていく。途中の谷間に水場(標高200m前後)がある。

登山口(標高120m台)まで、地理院地図の黒破線~黒実線~道路標示にほぼ従って下る。

螺山下山口

〈写真〉螺山下山口、11時12分
(右手に「ころげ観音」というものがあるらしい)

螺山下山口に、クマ出没のお知らせがある。2011年5月31日(平成23)午前10時20分ころ、虹山団地西入口付近の登山道から螺山へ10分くらい入った山中で、ツキノワグマ2頭(小グマ2頭)を登山者が目撃したという。

螺山下山口

〈写真〉螺山下山口(茶臼山側)、11時13分
(クマ出没のお知らせ)

団地内の道路(地理院地図表示あり)を通り、茶臼山の北側にある登山口(標高120m前後)から、民家の脇をすり抜けて山道に入る。

茶臼山登山口

〈写真〉茶臼山登山口、11時16分
(民家の脇をすり抜けていく)

山道をそのまま〈北〉向きに直登して、茶臼山へ至る踏み跡もあるらしい。ただし、超急坂のようだ。広島湾岸トレイル(HWT)では、一旦茶臼山西面をトラバースして茶臼山南西地点(標高160m前後)に至る。

茶臼山南西地点(標高160m前後)で左折して鋭角に折り返し、尾根上の疎林の中を茶臼山山頂まで登る。

茶臼山山頂手前

〈写真〉茶臼山山頂手前、11時35分
(疎林の中を行く)

茶臼山山頂は疎林に阻まれて展望は良くない。

茶臼山三角点

〈写真〉茶臼山三角点、11時45分

JR可部線はかつてJR可部駅から先の三段峡まで延びていた。しかし、旅客数の減少に伴い、JR可部駅~JR三段峡駅間は廃止と決まった。その後、紆余曲折を経て旧・河戸駅付近までの路線復活が決まり、新駅のそばには安佐市民病院(広島市立)の高度・急性期医療施設の新築も決定している。

安佐市民病院予定地

〈写真〉安佐市民病院新築予定地、11時46分
(画面中央の空き地に高度・急性期医療施設が新築されるという。その右側を太田川が流れる。画面一番右は北阿武の山裾)

空き地の左奥に高松山(標高338.6m、直線距離3.4km、方位69.3度)がある。高松山の右奥に押手山(706.4m、8.1km、72.2度)~白木山(888.9m、8.1km、84.9度)を見る。高松山と押手山との角度差は「約2.9度」。押手山と白木山との角度差は「約12.7度」。いずれも、画面左の立ち木から右に張り出した小枝で見えにくい。

押手山~白木山の右手前には、〈左〉中尾山(798m、6.5km、99.0度)・・・〈右〉675m(675.2m、4.9km、101.7度)の山塊が大きい。うるさい小枝もなく、右に屈折して流れる太田川の向こうにはっきりと見えている。

鬼ヶ城山(736.9m、6.8km、106.1度)は、それらの右裾奥に見えているはずである。画面では、立ち木の小枝がかかる位置と思われる。

茶臼山山頂から茶臼山南西地点(標高160m前後)まで引き返す。そしてそこで右折することなく、今度はそのまま直進して尾根を追って下る。149m地点を通り過ぎ、その先の130m台鞍部から尾根筋を離れて右手前方に下る。

茶臼山下山口

〈写真〉茶臼山下山口、12時41分

安佐北大橋のやや南側に出る。

茶臼山取り付き

〈写真〉茶臼山取り付き、12時43分
(県道267号沿い、北方向に安佐北大橋を見る)

今日も元気のよい人たちは、さらに太田川の右岸に渡って阿武山に登るという。私は次回体験登山(阿武山~権現山)を楽しみにして直帰することにした。下山口からのバス便でちょうど良いのがなく、JR可部駅まで歩くことにする。

太田川左岸をのんびり歩いていると、太田川漁業共同組合の建物に、かつての太田川洪水でどこまで水位が上がったかを示した標識を見つけた。

一番高い位置は、太田川漁業共同組合の看板の下あたりである。昭和18年9月洪水跡とある。その高さは道路から3m近くあるだろうか。二番目は、昭和20年9月洪水跡である。枕崎台風によるものであろう。原爆投下直後の混乱の中で、当時はほとんど明るみに出なかった災害であり、広島県西部を中心に甚大な被害をもたらした。

太田川漁業共同組合の建物

〈写真〉太田川漁業共同組合の建物、13時05分
(過去に何度も起きた太田川洪水の到達点を示している)

茶臼山(左)と螺山(右)のツーショット。

茶臼山と螺山

〈写真〉茶臼山(左)と螺山(右)、13時17分

西中国山地ツキノワグマ生息域の変化

クマの目撃情報は、白木山や極楽寺山にもある。広島湾岸トレイル(HWT)は、西中国山地につながる里山を歩くコースとも言えるであろう。

西中国山地のツキノワグマの生息域は、年々拡大傾向にあるという。その原因は、山が荒れてクマが暮らしていくことができなくなったためである。

ツキノワグマの拡散を防ぐ手段として最も大切なことは、クマ本来の生息域に豊かな森を取り戻してやることである。細見谷渓畔林(廿日市市吉和)は、そうした場所として最も注目されている。

見える山のリスト(茶臼山)

以下、360度の展望が開けると仮定した場合、見える可能性の高い山のリスト。

注:方位は真北からの数値。ところで、広島地方では磁北は約7度くらい西偏している。したがって例えば、白木山(標高888.9m、直線距離8.1km、方位84.9度)のピークは、磁北から約92度くらいの位置になる。(つまり、真北からの数値に7を加える)

注:方位角が約10度の差とは、人差し指と中高指でピースサインを作って、腕を前方に突き出したときの角度。
注:方位角が約2度の差とは、人差し指だけを突き出したときの指の幅。

番号、山名、標高、直線距離、方位(真北から)
1、茶臼山、229.3m、0km、0度
2、福王寺山、495.9m、3.0km、2.2度
3、小掛山、815.9m、10.7km、18.8度
4、備前坊山、789.2m、8.7km、32.1度
5、高松山、338.6m、3.4km、69.3度
6、押手山、706.4m、8.1km、72.2度
7、白木山、888.9m、8.1km、84.9度
8、中尾山、798m、6.5km、99.0度
9、758m、758m、5.9km、100.8度
10、675m、675.2m、4.9km、101.7度
11、鬼ヶ城山、736.9m、6.8km、106.1度
12、北阿武山、534.3m、1.6km、143.5度
13、阿武山、585.9m、2.4km、178.8度
14、権現山、396.8m、3.6km、203.0度
15、押上山、321.1m、2km、214.1度
16、経小屋山、596.1m、33.7km、221.5度
17、船倉山、545.5m、27.6km、224.1度
18、野登呂山、452.7m、3.8km、235.6度
19、後山権現山、490m、3.8km、269.4度

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己斐峠~柚木城山~315m峰~鬼ヶ城山~鈴ヶ峰東峰(2017/05/03)

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己斐峠~柚木城山~315m峰~鬼ヶ城山~鈴ヶ峰東峰
(出発:己斐峠(JR西広島駅―山陽線)、帰着:JR新井口駅―山陽本線)

2017年05月03日(水・祝)、小5(兄)

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〈写真〉己斐峠(自動車道最高点)、10時16分
(右手(北側)に代替ルート取付き口を見る)

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大茶臼山(己斐峠周辺)で道路改良工事が始まる(予定)

己斐峠(こいだお)付近で、道路改良工事(一般県道伴広島線)がまもなく始まる。それに伴い、現在の登山道は、2017年の5月連休明け早々にも通行止めとなる。

己斐峠の東側(広島市西区)で、現在の蛇行した道路に代えて、直線的な道路が新たに造られるという。そのための道路工事は、己斐峠北側(大茶臼山側)の尾根のり面で行われるようである。

現在の登山道は、大茶臼山(413.0m)~己斐峠東側(標高190m台)の尾根筋(南西/北東向き)に付けられている。工事中の代替ルートとして、現在よりも少し西側で、己斐峠(標高200m台)~尾根筋(標高240m台)を結ぶ踏み跡が提供されるという。

地権者様のご厚意と西区地域起こし推進課、西区やまなみの会様のご尽力によるもので、その情報が、先日(5月1日)、Web「広島湾岸トレイル」(広島湾岸トレイル協議会公式ホームページ)で紹介された。

それによれば、代替ルートの取付きは、以前『ひろしま百山』中国新聞社(1998年)の「大茶臼山」pp.88-89で紹介されていた地点のようである。己斐峠(自動車道)最高点の北側(大茶臼山側)になる。

その当時は、己斐峠から大茶臼山へ登ると言えば、ここ(己斐峠最高点)から取り付くことを意味していた。それに対して、国泰寺の正面(己斐峠の東側)付近から取り付く現在のルートは、その後、既存のルートが埋もれていたのを再整備したものである。

なお、当時の取付き口は、その後、壁で封鎖されていた。今回の代替ルートは、そこを再開通させたものではないだろうか。

今日は、この代替ルートを確認することから始めた。

注:かつての登山道や、現在の登山道復活当時のことについて⇒「2007年06月09日」山行記参照。

大茶臼山(己斐峠周辺)の代替ルートを探る

国泰寺入口(己斐峠バス停近く、190m台)9:44-現在の大茶臼山取付き(190m台)9:45、9:46-己斐峠(代替ルート取付き、200m台)9:52-車道が有り横切る(210m台)9:55-右折り返し(山道へ、240m前後)10:01-現在の登山道合流(尾根に乗る、240m台)10:04-現在の大茶臼山取付き(190m台)10:13。(1周29分の探索終了)

『ひろしま百山』(大茶臼山の項)pp.88-89を参考にしながら、以下まとめてみた。

同書p.88では、「(大茶臼山)登山道は幾つもあるが、一般的なルートとして、己斐峠(こいだお)から登り、五月が丘中学校体育館裏に下るコースを紹介する」としている。

「JR山陽本線の西広島駅発、五月が丘行きのバスを「己斐峠」バス停で下車。そのままバス道路を進行方向に進む・・・」(同書p.88)。注:バス停の名前は「己斐峠(こいとうげ)」

バスを下車して、国泰寺の前を通り、己斐峠(自動車道最高点)に向かう。

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〈写真〉国泰寺入口、9時44分
(己斐峠バス停で下車すると、すぐ近くに国泰寺入口がある)

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〈写真〉現在の大茶臼山取付き口、9時45分
(国泰寺入口からほんの少し進むと、道路反対側に現在の大茶臼山取付き口がある)

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〈写真〉己斐峠手前の地蔵、9時49分
(己斐峠手前、道路左側に地蔵がある。道路前方が己斐峠最高点である。道路の右側に、昔の取付き口が壁で封鎖されているのが見える)

「峠右手のセメントで固められた斜面にある石畳の坂道が登山口である」。(同書p.88)

今日(2017/05/03)現地で確認すると、道路脇の取付き口で、壁の一部が開放されている。そこから敷地内に入る。

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〈写真〉昔の大茶臼山取付き口、9時51分
(壁の一部を開放して、代替ルートに入れるようになっている)

敷地内に入って、西~北そして北東向きに進む。現在の登山道(尾根筋)の〈西側の谷筋〉を行く形になる。

かつての登山道について、『ひろしま百山』は次のように述べている。(同書p.88)

「(登山口から)少し歩いて切り通しを抜けると、左手に尾根への取りつきがある。屋敷跡手前のテープを目印に左側の小道に入ると、すぐに尾根筋に出る」。(同書p.88)

つまり、かつての登山道は、現在の登山道(尾根筋)の一つ〈西側〉の尾根を登っている。

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〈写真〉石畳、9時52分

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〈写真〉切り通し、9時53分

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〈写真〉屋敷跡は分からない、9時54分
(敷地内の様子はすっかり様変わりしている。左折の目印だった屋敷跡も今はかたずけられたのだろうか)

新しい車道に出た。右手を見ると、「〇〇霊園」のアーチがある。己斐峠の西側(広島市佐伯区)から入ってくる道路(入口に看板有り)のようである。

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〈写真〉車道を横切る、9時55分
(車道を横切って、なおも前に進む。車道の向こう側には、「大茶臼山ルート 仮登山道入口」の表示がある。

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〈写真〉石垣、9時57分
(かつての登山道は、屋敷跡の石垣手前で左折して、その石垣に沿って西~北と行くようになっていたが、これがその石垣かどうかは分からない。当時はあまり写真を撮っていなかった)

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〈写真〉直進終わり、10時01分

やがて、道は行き止まり(標高240m前後)となる。ここまで、己斐峠(標高200m台)からゆったりと谷筋を北東向きにさかのぼってきた。

以前の登山道は、この〈左手〉(西側)の尾根筋にあった。しかし、ここまでで、以前の登山道に向けた〈左折〉地点を見付けることはできなかった。

かつての登山道は、敷き詰められたブロックの形が板チョコに似ていることから「チョコレート道」と言われていた。今日、その懐かしい登山道に再会できるかと期待したが、残念である。

その登山道について、『ひろしま百山』は、次のように述べている。

「この登山道は特有の形をしたブロックを敷き詰めた所が多く、急坂でもある」。「やがて、五月が丘からの整備された道に出合う」。(同書p.88)

「尾根筋では雑木の木陰が続き、初冬はツルリンドウ、サルトリイバラ、ソヨゴの実が、春はコバノミツバツツジ、キイチゴなどの花が、自然たっぷりの里山を演出してくれている」。(同書p.88)

その登山道は、今では人知れず静かに眠っているのかもしれない。

さて、この行き止まり地点の〈右手〉(東側)の尾根筋に、現在の登山道がある。そして、ここから〈右に折り返して〉踏み跡が続いている。その先が、現在の登山道とつながっているのであろう。

行き止まり地点から〈右に折り返して〉山道に入ると、よく踏まれたきれいな登山道がある。今まで埋もれていた踏み跡を、代替ルートとして再整備したもののようである。

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〈写真〉右に折り返して山道に入る、10時01分

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〈写真〉よく踏まれた山道を行く、10時02分

まもなく尾根に乗り、現在の登山道と合流する。今日の次の目標は、己斐峠~柚木城山である。つまり、大茶臼山とは反対側である。尾根に乗って右折、尾根筋を己斐峠目指して下る(引き返す)。

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〈写真〉尾根に乗って右折する、10時04分
(南西向きに下る。つまりここが通行止めとなる。大茶臼山から己斐峠付近に向けて、尾根筋を下りてきた場合、ここで右折して、今通ってきた踏み跡を逆にたどることになる)

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〈写真〉すぐに廃屋がある、10時04分

登山道の尾根は、既に工事の準備が完了している。測量の終わった山肌が削られている。誘導ロープに沿って下る。

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〈写真〉国泰寺、柚木城山への山並みを見る、10時08分
(誘導ロープに沿って下る)

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〈写真〉己斐峠に向けて下る、10時11分

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〈写真〉己斐峠に向けて下る、10時12分

現在の大茶臼山取付き(国泰寺入口近く)まで下り、再び自動車道沿いに己斐峠を目指す。今度は、己斐峠を越えてゆき、その先の谷から、柚木城山~315m峰~鬼ヶ城山~鈴ヶ峰縦走路(左手)に取り付く。

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〈写真〉己斐峠(自動車道最高点)、10時16分
(右手に代替ルート取付き口を見る)

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〈写真〉柚木城山登山口、10時19分

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〈写真〉崩落した谷の右岸を登る、10時19分

今日(2017/05/03)現地で「登山者の皆さまへ」というお知らせ文を確認したところでは、代替ルート利用期間は、「H29.5.8~H30.8.31(予定)」となっている。つまり、今年2017年の5月連休明けから翌年2018年夏までの期間限定である。

道路工事の予定期間そのものは、これも別の現地案内看板によれば、「平成29年12月28日(予定)まで」(発注者:広島市西区役所建設部地域整備課)となっている。

道路工事終了後、元どおりの登山道が復活するのかどうかはよく分からない。

参考:五月が丘コースについて、『ひろしま百山』は次のように述べている(下山道として使用)。

「下山は、登った道を少し戻り、己斐峠からの分岐を右に取り、五月が丘への道をたどろう。整備されて歩きやすい道である」。
「「中電西広島線18番鉄塔」の標識番号を確認し、鉄塔手前の足元にある境界石柱226の所を左に取り、右手上空の送電線に沿って17番鉄塔の標識を確認しながら下ろう」。
「荒れてはいるが、ちょっとした滑りのある沢に出合うので、そのまま沢沿いに下ると五月が丘中学校体育館裏に出る」。(同書pp.88-89)

今日のコース&コースタイム

大茶臼山登山口(今日二度目)10:13-己斐峠10:16-柚木城山登山口10:19-尾根に乗る(240m台)-送電線鉄塔(270m台)10:32-279m10:37-送電線鉄塔(280m台)10:40-送電線鉄塔(300m台)10:47-柚木城山(339.4m)10:58、11:03-送電線鉄塔(330m台北側)11:07-霊泉寺分岐(290m台)11:14-送電線鉄塔(290m台)11:14-315m(の南やや西寄り)11:26、11:29-草津沼田道路へ右折(260m台)11:37-草津沼田道路(120m台)11:49-鬼ヶ城山取付き口(120m台)11:57-山田団地入口(180m)12:12-送電線鉄塔(180m前後)12:15-送電線鉄塔探索(170m前後)12:21-休憩(180m台、190m台小コブ北西)12:27、12:44-送電線鉄塔(200m台)12:48-鬼ヶ城山(282.4m)12:54、13:00-道行地蔵(190m台)13:15、13:18-送電線鉄塔(200m台)13:24-鈴ヶ峰東峰(312m)13:50、13:54-鈴ヶ峰憩いの森(90m前後)14:13-JR新井口駅(海抜0m地帯)14:29

  • 大茶臼山登山口(6分)柚木城山登山口(18分)279m(21分)柚木城山
    小計45分
  • 柚木城山(23分)315m峰(20分)草津沼田道路(23分)山田団地(25分)鬼ヶ城山
    小計1時間34分(315m峰3分を加える)
  • 鬼ヶ城山(15分)道行地蔵(32分)鈴ヶ峰東峰
    小計50分(道行地蔵3分を加える)
  • 鈴ヶ峰東峰(19分)登山口(16分)JR新井口駅
    小計35分
  • 総合計4時間16分(全ての時間を含む)
    (柚木城山5分、休憩17分、鬼ヶ城山6分、鈴ヶ峰東峰4分を加える)
    そのほか、大茶臼山代替ルート探索29分がある。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース

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JR天応駅~上山~烏帽子岩山~大庭山~大迫山~神山峠(2017/03/04)

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 絵下山灰ヶ峰トップページ

広島湾岸トレイル(モデル山行記)
上山~烏帽子岩山~大庭山~大迫山
(出発:JR天応駅(呉線)、帰着:神山峠(JR呉駅―呉線))

2017年03月04日(土)、広島湾岸トレイル・踏査&整備(第18回)


〈写真〉八畳岩から絵下山方面を見る、13時47分

上山(じょうやま)、大庭山(おおばんやま)、神山峠(じんやまとうげ)

このページの目次です

今日のコース&コースタイム

JR天応駅(10m以下)8:39-左折8:43-広島呉道路(クレアライン)8:49-側道右折8:51-登山口(60m前後)8:54、9:01-尾根に乗る(右折、80m台)9:15-展望(170m台)9:36、9:45-展望(370m台)-上山(391.4m)10:17、10:38-烏帽子岩分岐(直進、400m台)10:50-烏帽子岩山(410m台)10:52、10:57-372m峰11:06-鳴滝・鍋土峠方面左手へ(330m台)11:16-簡易車道11:23-鳴滝11:37-車道(184m近く)11:44-鍋土峠(210m台)11:57-コンビニエンスストア(160m台)12:09、12:19-右へ12:23-右へ12:30-右へ12:36-大庭山登山口(230m前後)12:41-分岐(右折)12:49-大庭神社(290mくらい)12:50、13:23-分岐(直進)13:24-大庭山(317.8m)13:26-分岐13:43-八畳岩(380m台)13:46、13:55-分岐(380mくらい)13:59-380mそば14:06-(急登)-460m前後14:18、14:23-市原山(460m台)14:31-大迫山(445.5m)14:48、14:53-車道(330m台)15:05-バス停神山峠(340m台)15:07

  • JR天応駅(15分)登山口(1時間16分)上山(14分)烏帽子岩山
    小計2時間13分(登山口7分、上山21分を加える)
  • 烏帽子岩山(26分)簡易車道(21分)車道(13分)鍋土峠(12分)コンビニ
    小計1時間12分
  • コンビニ(22分)大庭山登山口(9分)大庭神社(3分)大庭山(20分)八畳岩
    小計54分(大庭神社33分を加えず)
  • 八畳岩(36分)市原山(17分)大迫山(14分)神山峠バス停
    小計1時間12分(大迫山5分を加える)

総合計:6時間28分(全ての時間)
(烏帽子岩山5分、コンビニ10分、大庭神社33分、八畳岩9分を含む)

はじめに

今日は「地図とコンパスの使い方」を改めて勉強することにした。なお、今日の山行記(文章の部分)は、前回(2016年04月02日)のものに加筆修正する形をとっている。

ところで、前回(2016年04月02日)は、近年にない花付きだったというタムシバを満喫した。今回は、季節的に前回よりもほぼ1か月早くて、花そのものを見ることができなかった。

JR天応駅~登山口

JR天応駅の改札口を出る(出口は東側の一箇所のみ)。JR天応駅前で地図を広げて、現在位置とこれから行くべき方向を確認する。
JR天応駅(海のそば)の長いプラットフォーム東側に沿って南向き(呉方面)に行く。ほんの小さな川を通り過ぎ、プラットフォームが途切れる辺りで左折して、東向きに坂道を登る。

道なりに細かく右折・左折して、そのまま東向きに登ると、広島呉道路(クレアライン)にぶつかる。側道の右手(南向き)を見るとトンネルがある。

トンネルをくぐり抜けて、道路向こう側の側道に左折(北向き)して入る。右手前方に見える取付き口で右折して、東向きに登ると登山口(墓場、標高60m台)である。

登山口までは、トンネル部分を除けば、ほぼ地理院地図(電子国土Web)の表示どおりに行けばよい。
墓場(登山口)をそのまま直進して登れば、烏帽子岩(のそば)を通り烏帽子岩山に登ることができる。ただし、途中でかなり急な岩場が待っている。

広島湾岸トレイルでは、その岩場を避けて烏帽子岩山に至るコース設定をしている。つまり、登山口からまずは上山(じょうやま)に登り、そこから尾根筋を烏帽子岩山に向けて行くコースである。

登山口~上山~烏帽子岩山

墓場(登山口)から、上山(391.4m)や烏帽子岩を見る。

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〈写真〉登山口(墓場)(標高60m前後)、8時54分
(烏帽子岩を見る)

登山口(標高60m前後)から上山まで、地理院地図(電子国土Web)に登山道の記載は全く無い。

まずは北向きに、墓場を通り抜けて山道に入る。そのときに、地理院地図記載の小さな沢を二つ渡ってゆく。

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〈写真〉登山口(墓場)から踏み込む(標高60m前後)、9時01分
(最初の小さな沢を渡る)

標高80m台で尾根に乗り、北東に向きを変えて尾根筋を行く。標高170m台では、左手(西側)に天狗城山などを見る。さらに登り、右手(東側)に烏帽子岩や烏帽子岩山などを見ながら、上山まで直登する。

途中、整備のため多少時間が掛かっている。

上山~烏帽子岩山

上山(391.4m)で地図を広げる。烏帽子岩山(410m台)はどれだろうか。

登山道(南東向き)の先に見える大きなピークは、烏帽子岩山へ至る縦走路よりは向こうにあるようだ。402.7mピークだろう。その右手前に見えるのが縦走路上の380m台で、その手前(鞍部、350m台)が落ち込んでいる。

そして、烏帽子岩山(410m台)は、380m台よりももっと右手(ほぼ真南)になる。樹木がわずらわしいほど右(南)に回り込んだ位置となっている。

たったこれだけのことなのだが、「地図とコンパスの使い方」の勉強にはもってこいの地形である。

烏帽子岩山~鍋土峠~焼山の街並み~大庭山取付き

今日は、上山から烏帽子岩山、大庭山を経て灰ヶ峰登山口まで、尾根筋の中国自然歩道を歩くことになる。

上山、烏帽子岩山から372m峰を越えて標高330m台地点まで、南向きに尾根筋を追って行く。あくまでも尾根筋を行くので、地理院地図の黒破線からは多少外れる箇所がある。

標高330m地点で踏み跡は大きく左折して、北東向きに谷筋を下る。

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〈写真〉左折地点(標高330m)、11時16分
(鳴滝方面に向けて左折する)

標高310m台地点で吉浦大川支流の上流部に至り、踏み跡は簡易舗装道に変わる。そのまま吉浦大川支流の左岸を下り、途中で鳴滝を見ながら標高184m付近の車道に至る。

ほぼ、地理院地図の黒破線~黒実線のとおりである。

標高184m付近で車道に入り、東向きに鍋土峠(210m台)まで登る。鍋土峠から、車道は北向きに焼山の町に向けて下る。焼山の街並みに入り、コンビニエンスストア(標高160m台)で小休止。

コンビニからさらに北に向かい、橋を一つ渡る。そのすぐ先で、大きな車道を前方に見送り、右折して二河川の左岸(焼山桜ヶ丘一丁目)を北向きに行く。

道路が交差している地点(標高170m台)に至る。右折して団地内を東向きに登ると、道路はやがて道なりに北東向きとなる。右手に道路があり、折り返してその道路を南~南東方向に行くと、大庭山取付き(標高230m前後)である。

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〈写真〉大庭山取付き(標高230m前後)、12時43分
(中国自然歩道:烏帽子岩山・灰ヶ峰ルート)

大庭神社~大庭山~八畳岩

取り付き地点の向かって右手から取り付き、南向きに大庭山に向けて登る。地形図黒実線よりも直線的に登る。

標高290m台(分岐有り)で尾根に乗る。大庭山~八畳岩方面は左(南向き)である。今日は、ここで右折してすぐ先の大庭神社で昼食、展望を楽しむ。

絵下山の右下に本庄水源地がある。水源地の左に414.0m三角点、右に374mがある。その間の奥に、金ヶ燈篭山~城山・洞所山~原山・鉾取山が折り重なりながら連なっている。ここから、瀬野川の左岸を斜め横から見る位置になるとは思わなかった。うかつであった。

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〈写真〉大庭神社(標高290m台)、13時18分
(絵下山の右奥に、金ヶ燈篭山~城山・洞所山~原山・鉾取山を見る)

また今日は、コンパスで約314度の位置に雪山を見た。帰宅後さっそくカシミールで検討すると、真方位309.05度に十方山が見えるとなっている。磁北偏差(西偏約7度)を加えると約316度となる。十方山で間違いないだろう。真ん中が少し窪んで見えたのは論所であろう。

なお、絵下山と414.0m三角点の間には、呉娑々宇山、二ヶ城山や堂床山が入っているようである。

大庭神社から尾根筋を引き返す。先ほどの分岐を左に見送って直進、大庭山(317.8m)に至る。

大庭山からも、南向きに気持ちの良い尾根筋を行く。地理院地図の黒破線をあてにすることなく、あくまでも良く踏まれた尾根を追ってゆく。岩場手前で前に進みにくくなった場合には、左手に回り込んで少し下る。そして、神山峠への分岐(標高380m台)を左下に見送り、右折して登るとよい。

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〈写真〉大庭山・神山峠分岐(標高380m台)、13時43分

八畳岩手前にも別の岩場が一つ有り、南西向きに乗り越して八畳岩(標高380m台)に至る。

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〈写真〉八畳岩手前の大岩から八畳岩を見る(標高380m台)、13時44分

八畳岩~大迫山~神山峠

八畳岩から元来た道を引き返す。もう一つの岩場を戻ると先ほどの分岐がある。右下の神山峠に向けて下る。まずは、南東向きに380mに向けて尾根を下ることになる。

380mからは、東向きの尾根筋を行く。すぐ先の460m台に向けて、一本調子の少し苦しい登りが待っている。460m台まで登り切ると、尾根筋はやや右に振れて南東向きとなる。そのまま南東向きにゆったり行けば、二番目の460m台(市原山)である。

この辺りで現在位置を推定するには、方位と傾斜を考慮しつつ、細かいアップダウンを数えながら進むとよい。

市原山から先は、なおも南東向きに尾根筋の疎林の中をゆったりと行く。

呉市の山中には、砲台跡らしきものがたくさんある。

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〈写真〉砲台跡の窪み(標高450m台)、14時44分
(大迫山(445.5m)手前の450m台ピーク手前)

やがて送電線鉄塔に至り、そのすぐ先(南東側)に大迫山三角点(標高445.5m)がある。つまり、この送電線は三角点の北側を走っている。

改めて地理院地図(電子国土Web)を確認すると、三角点の北側にあるべき送電線が南側を走っている。もちろん三角点の位置(GPS軌跡)は正確そのものである。つまり、送電線鉄塔(及び送電線)の位置が〈間違っている〉。

送電線鉄塔(及び送電線)の位置が正確でないのは、よく知られた事実である。

大迫山(標高445.5m)から、東向きに大きなジグで車道(標高330m台)まで一気に下る。急斜面で気を使う。

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〈写真〉神山峠付近の急坂、15時04分
(神山峠に向けて急坂を下る)

なお、地理院地図の登山道表示はない。大迫山手前の450m台から東向きに地理院地図の登山道が付いているが、実際に登山道があるかどうかは分からない。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデル山行記

  • Akimasa Net(2015年09月13日)山行記
    上山~烏帽子岩山~大庭山~大迫山
    (出発:JR天応駅―呉線、帰着:神山峠(JR呉駅―呉線))
  • Akimasa Net(2017年03月04日)山行記(このページ)
    上記山行記を更に改良している
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上山~天応烏帽子岩山・往復~呉市野外活動センター~深山の滝~ニ艘木(2016/10/01)

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 絵下山トップページ

上山~天応烏帽子岩山・往復~呉市野外活動センター~深山の滝~ニ艘木
(出発:JR天応駅―呉線、帰着:JR小屋浦駅―呉線)

2016年10月01日(土)、一般体験会(第1回分の増便)

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〈写真〉雨上がりの尾根筋をゆったりと行く

このページの目次です

はじめに

広島湾岸トレイル・一般体験会が9月10日(土)から始まっている。全行程約280kmを28回に分けて紹介しようとするものである。幸いにも好評にて、各回定員30名を大幅に越える申込みが続いている。

残念ながら、スタッフの人員の関係で、最初に設定した定員を越えての受付は難しい状況にある。ただし今回、第1回目でご希望に添えなかった方々のために、増便が出されることになり、私にもスタッフとして参加するよう声掛けがあった。

なお現在の私は、この一般体験会に先回りをして、コースの再踏査&整備を行っている。

今日の私はスタッフとしての参加である。しかしながら、第1回の再踏査&整備に参加できなかったので、ちょうどよい機会と思い、今日は道標などを中心に写真に収めた。

広島湾岸トレイル:HWT
上山:じょうやま

今日の様子

今回の体験会シリーズでは、「6時~18時の降水確率50%以上の場合は中止」と定めている。

最近になって、広島地方でも天候不順が続いている。今日の天気はどうだろうか。

前日17:00現在の予報では、広島地方は「6時~12時降水確率40%、12~18時時降水確率40%」である。参考までに、呉地方(今日の山行に近い地域)では、終日降雨量0mmである。

スタッフ、参加者に「決行」の確認メールが発信される。

ところが当日の朝となり、広島では本降りの雨、また呉地域では土砂降りの雨だったようである。参加予定17名中実際の参集者6名となってしまった。

山行の最終決定は、現地にて行うのが鉄則である。JR天応駅で各人の意思を確認したところ、6名中5名が参加希望となり、山行が正式に決定する。

JR天応駅での集合時刻を過ぎる頃、雨脚は弱まり、傘をささなくても歩ける状態となる。終日ザックカバーを装着、雨具はできればズボン着用くらいの感じで、傘・雨具の使用無しで歩き切る。

今日のコース&コースタイム

JR天応駅(8時30分集合)8:38-登山口取り付き(広島呉道路)8:47-烏帽子岩登山口(墓地駐車場)8:49、9:13-尾根に乗る9:17-標高170m台9:30、9:34-上山10:06、10:12-天応烏帽子岩山10:30、10:41-上山10:58、11:01-360m台(砲座跡)11:08-370m台11:16-296m(内真山)手前11:30-呉市野外活動センター車道11:46-(昼食のため寄り道)-11:52(昼食)12:30-正規のルート復帰12:35-車止め12:36-自動車道12:43-深山の滝入口12:48-深山の滝12:58、13:03-ベンチ通過13:23-(集落跡の石垣)-ニ艘木峠13:40、13:50-天狗城山分岐13:50-絵下山登山口14:18-集落上部14:21-呉広島道路14:30-JR小屋浦駅14:39

  • JR天応駅(11分)登山口(53分)上山(18分)天応烏帽子岩山
    小計1時間52分(登山口24分、上山6分を加える)
  • 天応烏帽子岩山(17分)上山(29分)296m手前(16分)呉市野外活動センター車道
    小計1時間05分(上山3分を加える)
  • 呉市野外活動センター車道(1分)すぐに車止め(7分)自動車道(5分)深山の滝入口(10分)深山の滝(20分)ベンチ通過(17分)ニ艘木
    小計1時間05分(深山の滝5分を加える)
  • ニ艘木(28分)絵下山登山口(21分)JR小屋浦駅
    小計49分
  • 総合計(全ての時間)6時間01分
    (天応烏帽子岩山11分、呉市野外活動センター往復(昼食のため)49分、二艘木峠10分を加える)

JR天応駅~烏帽子岩登山口

今日の山行の実施が決定する。まずは、集合場所のJR天応駅から、出発地点の烏帽子岩登山口(墓場駐車場)に移動する。

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〈写真〉広島呉道路東側、8時47分
(広島呉道路をくぐって左折、右手前方に墓場駐車場への取り付きを見る。道標:烏帽子岩登山口)

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〈写真〉墓場の向こうに上山(じょうやま)を見る(画面中央上部)、8時57分

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〈写真〉参考:墓場から、東向きにそのまま登る(地理院地図黒破線)と、烏帽子岩に至る、8時58分
(岩場の連続であり、広島湾岸トレイルでは採用しなかったコースである)

烏帽子岩登山口~上山

一般参加5名(その内、HWT協議会メンバー1名を含む)、スタッフ4名の計9名である。簡単なミーティング、ストレッチを行い出発する。

なお、広島湾岸トレイルでは、ここから直接上山に登るルートを採用している。烏帽子岩の横を登るルートは、岩場の連続であり、多少危険を伴うため避けたのである。

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〈写真〉墓地を通り抜け、小川に架かった橋を渡る、9時14分

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〈写真〉展望地点、雲の中に広島呉道路を辛うじて確認する、9時31分

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〈写真〉足元の真砂土はよく固まっており、雨上がりでもそれほど歩きにくくはない。上部では大きな段差の岩場があり、少し辛い。しかし、危険というほどではない。

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〈写真〉上山三角点、10時06分~12分

上山~天応烏帽子岩山(往復)

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〈写真〉烏帽子岩山、10時30分~41分
(雲の切れ間に、ほんの一瞬、吉浦の港が見えた)

烏帽子岩山から上山に向けて引き返す。

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〈写真〉烏帽子岩、どん亀岩コース分岐、10時42分
(左手:烏帽子岩からJR天応駅に下る、右手前方:上山~呉市野外活動センター尾根筋)

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〈写真〉分岐標識、10時42分
(標識:烏帽子岩、天応駅)

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〈写真〉標識(広島県・環境庁)、10時49分
(烏帽子岩山頂上まで、0.35km)

上山~呉市野外活動センター

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〈写真〉雨上がりの尾根筋をゆったりと行く

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〈写真〉高射砲台座跡、11時08分

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〈写真〉前方のみ視界が開ける、11時20分
(右前方に、呉市野外活動センター?。上部と左右は、未だ雲の中である)

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〈写真〉中国自然歩道:つつじヶ丘(広島県・環境庁)、11時29分

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〈写真〉標識:烏帽子・・・、11時33分

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〈写真〉呉市野外活動センター車道手前の階段、11時45分

階段を下り切ると呉市野外活動センターの車道である。今日は、昼食のため、ここを右折して簡易道路をさかのぼる。なお、上山からここまで、前回体験会(2015/09/05)よりもペースアップしている。

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〈写真〉呉市野外活動センターの車道を右手にさかのぼる、11時46分

広場にて休憩(トイレあり)後、階段下まで引き返してくる。

呉市野外活動センター~深山の滝入口

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〈写真〉階段下:昼食後、ここまで引き返してくる、12時35分

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〈写真〉そのまま、鎖止めを越えてゆく、12時36分

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〈写真〉大屋川支流沿いに下る、12時38分

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〈写真〉標識有り、12時40分
(深山の滝:0.9km、呉市野営場:0.6km)

車道に出る。出口(呉市野外活動センター側)に標識が二つある。

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〈写真〉標識が二つある、12時43分

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〈写真〉標識(焼山町:広島県・環境庁)
(深山の滝:0.7km、呉市野営場:0.8km)

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〈写真〉標識(JR天応駅、3.2km)、12時43分

深山の滝入口~二艘木峠

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〈写真〉深山の滝入口(道路脇の道標)、12時48分
(烏帽子岩山~灰ヶ峰ルート案内図)

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〈写真〉標識(焼山町:広島県・環境庁)、12時48分
(深山の滝:0.4km、呉市野営場:1.1km)

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〈写真〉深山の滝・石碑、12時48分

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〈写真〉焼山多目的保安林、12時49分

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〈写真〉道標(焼山町)、12時53分
(二艘木経由絵下山、深山の滝バス停0.3km、道標前方に二艘木経由絵下山への山道)

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〈写真〉上記写真の左手に深山の滝入口がある、12時53分

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〈写真〉上記写真左端の道標:深山の滝0.1km、12時53分
(つり下げられたアケビが腐っている)

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〈写真〉深山の滝手前、12時56分
(深山の滝、12時58分~13時03分)

深山の滝から前方へ直接山道に上がる。

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〈写真〉道標(呉市・坂町界:0.6km、呉市野営場1.6km)、13時07分

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〈写真〉山道との合流点を振り返る、13時08分
(深山の滝上部をそのまま行く山道(写真左手)と合流する)

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〈写真〉道標(呉坂界:広島県・環境庁)、13時18分
(二艘木経由絵下山、深山の滝0.7km)

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〈写真〉幾度となく木橋を渡り返し、右岸左岸をゆったりと行く、13時18分

今日はベンチで休むこと無く、二艘木峠までワンピッチでゆく。その分、前回体験会(2015/09/05)よりも早いペースとなっている。

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〈写真〉道標:中国自然歩道(二艘木)、13時23分
(ベンチ近くの道標である)

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〈写真〉二艘木集落跡の石垣、13時29分

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〈写真〉道標(中国自然歩道)、13時32分

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〈写真〉上記写真の道標(中国自然歩道:二艘木)、13時32分
(絵下山2.6km、深山の滝1.5km)

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〈写真〉二艘木峠手前の石垣、13時33分

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〈写真〉二輪車通行禁止

二艘木~JR小屋浦駅

二艘木峠に着く。

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〈写真〉道標(二艘木:広島県・環境庁)、13時40分(~50分)
(二艘木峠、写真左:絵下山、写真右:深山の滝)
(絵下山2.3km、深山の滝1.8km)

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〈写真〉二艘木・茶臼山ルート案内図(環境庁・広島県)、13時40分

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〈写真〉道標(矢野町史蹟顕彰発喜会)、13時47分

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〈写真〉中国自然歩道(二艘木)広島県・環境庁、13時50分

JR小屋浦駅に向けて下る。1時間に1本の電車には、ゆったりと間に合いそうである。

前回(2015/09/05)は、今日と同じ電車に、間に合わないだろうと思いながら下りはじめた。集落に入って、間に合うかもということでスピードアップした(ぎりぎりセーフ)。

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〈写真〉中国自然歩道(小屋浦)広島県、13時50分
(天狗城山2km、小屋浦方面)

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〈写真〉オリエンテーリング、K地点

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〈写真〉オリエンテーリング、O地点、14時15分

絵下山登山口(小屋浦)

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〈写真〉中国自然歩道(小屋浦)広島県、14時17分
(絵下山3.6km)

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〈写真〉絵下山登山口(小屋浦)の標識
(左(天地峠・坂方面)、右上(上記写真の標識))、14時18分

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〈写真〉中国自然歩道(小屋浦)広島県・環境庁、14時18分
(絵下山3.6km)

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〈写真〉右手に池、増水しており、左手山側を下る、14時19分

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〈写真〉集落上部の橋まで下る、14時20分

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〈写真〉道標(中国自然歩道、絵下山3.8km)
(先ほどの橋(坂小屋浦1号橋)を渡りきったところ)、14時21分

後は、JR小屋浦駅まで、ゆったりと舗装道路を下る。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデル山行記

上山~天応烏帽子岩山・往復~呉市野外活動センター~深山の滝~ニ艘木
(出発:JR天応駅―呉線、帰着:JR小屋浦駅―呉線)

2016年07月23日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 絵下山トップページ

ニ艘木~絵下山~発喜山~野間神社~矢野城址
(出発:JR小屋浦駅、帰着:矢野南五丁目バス停(JR矢野駅) ― 呉線)

2016年07月23日(土)、広島湾岸トレイル・踏査&整備、7名

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〈写真〉二艘木:右下段前方・深山の滝1.8KM、左上段前方・絵下山2.3KM、10時32分

今日は、コース上にある道標(あるいはピークを示した木札など)を中心に写真を並べています。
注:発喜山の道標位置がずれていた件(下記本文参照)、設置者によって正しい位置に移動したとの情報を得ています。(2017/01/27付け情報)

このページの目次です

再踏査の目的

2016年09月10日(土)から、一般公募による「広島湾岸トレイル体験会(2016年度)」(主催:広島湾岸トレイル協議会)が始まることになり、それに合わせて、全コースの再踏査が行われている。

「発喜山」ピークであることを示した道標の設置場所は、今日のGPS軌跡によって確認した「発喜山476mピーク」の位置とは明らかに異なっている(本文参照)。設置者による再考が望まれる。
注:正しい位置に設置し直したとのこと(2017/01/27付け情報)

今日は、再踏査の第2回目(私は初めて)である。私は今回の試みでは全コースを歩くことはできない。そこで、今日のコースで気付いたことを「モデルケース」として集中的にまとめてみることにした。

その中で最も基礎的な作業は、コース上を歩いて得たGPS軌跡と地理院地図との突き合わせである。安全・安心な山行で最も大切なことは、「今、自分はどこにいるのか、常に意識しながら歩くこと」にあると考えるからである。

GPS軌跡は、前回(2015年9月~2016年6月)の広島湾岸トレイル体験会(協議会関係者中心)までで、協議会として種々のデータを得ている。それと今回で不都合な点がないかどうか確認することになる。

それらを踏まえた上で、老若男女、初心者から猛者まで、そして地元の人も遠方からの来訪者も共に楽しめるコース作りが求められている。

そのためには、「地図とコンパスを持たなくても安全・安心」に歩けるような道標の整備が欠かせない。(ただし、当Web作者は、たとえどんなに低い山であれ、一般道から外れて山道を歩く場合、地図とコンパスは必携との立場を取っています)

さて、コース上には、様々な団体が長年にわたって設置してきた各種の道標が入り乱れている。そしてそのことが、かえってコースを分かりにくくしている面があることも確かである。

新たに統一感のあるすっきりとした道標(みちしるべ)を作ることができれば最高である。ただし、そのためには既存の道標を撤去しなければならない場面も出てくるであろう。

そもそも、これら既存の道標(あるいは山頂の木札など)は、全て地権者の許可を得て設置されているものなのであろうか。新たな道標作りには、法的な問題も含めた慎重な対応が求められている。

なおこれら道標の中で、「矢野町史蹟顕彰◯◯会」が、二艘木峠から絵下山山頂部そして矢野明神に向けて、今日の縦走コース全般に数多く設置してある。

しかしながら、現在では、その一部が欠けたり折れ曲がったり、書いてある文字はかすれて読めなくなったりと、道標としての役割は全く果たせていない状態となっている。

設置者には、最後まで責任を持って管理していただきたいものである。

以上、当Web作者による私見であることをお断りしておきます。

JR小屋浦駅

絵下山登山口(小屋浦)

中国自然歩道「絵下山」3.6km(小屋浦)、広島県・環境庁
左手前方をそのまま進むと天地峠である。

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〈写真〉絵下山登山口(小屋浦)、9時17分
(古いが趣を感じる道標である)

中国自然歩道「絵下山」3.6km(小屋浦)、広島県
すぐ先に新しい道標が設置されている。中国自然歩道ができて何十年たつのであろうか。全く放置状態と思われたが、最近、中国自然歩道の新しい道標が目につく感じがする。広島県単独で設置したものであろうか、写真では下方の表記部分を見逃している。

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〈写真〉絵下山登山口(小屋浦)、9時18分

天狗城山分岐(右手)

中国自然歩道「天狗城山」0.2km(小屋浦)、広島県
二艘木手前に、右手「天狗城山」分岐のやや新しい道標が有る。広島県単独で設置したもののようである。

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〈写真〉右分岐有り・天狗城山分岐(小屋浦)、10時09分

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〈写真〉左分岐有り・天狗城山分岐(小屋浦)、10時09分
(天狗城山分岐の道標を上から見下ろしている。したがって、分岐は左手になっている)

絵下山まで尾根筋を行く

二艘木峠

二艘木峠で絵下山に至る尾根に乗る。右手・深山の滝に向けて、広島湾岸トレイル(呉方面)が下っている。今日は、左手・尾根筋を絵下山まで登る。

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〈写真〉中国自然歩道「二艘木・茶臼山ルート案内図」(二艘木)、10時10分

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〈写真〉右下段前方・深山の滝1.8KM、左上段前方・絵下山2.3KM、10時32分

展望台分岐(左手)

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〈写真〉展望台・休憩所0.1KM、10時38分

市光山438m

市光山には、旧陸軍省標石がある。

旧軍の石柱を後に砥場(とば)分岐、下じゃくまを経て上じゃくま(通称子の岳)に至る間は、のんびりと高原散策のつもりで楽しみながら歩く。

『ひろしま百山』中国新聞社(1998年)p.186

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〈写真〉市光山、11時03分

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〈写真〉旧陸軍省標石、11時03分
(陸軍輸送港域第一区標石(昭和15年6月10日)第49号)

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〈写真〉中国自然歩道の道標、11時03分
(いつの時代のものであろうか、比較的新しい)

砥場遊歩道分岐(左手)

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〈写真〉砥場遊歩道分岐、11時16分
(道標・砥場遊歩道、道標・中国自然歩道)

ゆったりとした尾根筋を行く。

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〈写真〉道標・小屋浦、11時21分

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〈写真〉中国自然歩道(二艘木1.2KM、絵下山1.4KM)、11時24分

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〈写真〉中国自然歩道の古い道標、11時34分

下じゃくま~上じゃくま(子の岳)

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〈写真〉下じゃくま(標高460m台)、北天尾根の標識有り、11時44分

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〈写真〉下じゃくま(標高460m台)、中国自然歩道の真新しい道標、11時48分
(上部の表示板のみ新規に付け替えてある)

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〈写真〉上じゃくま(標高504m、子の岳)、11時54分

子の岳の少し先に展望岩場がある。

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〈写真〉標識・岩場(左手)展望良好
(標高500m前後)

明神山分岐(左手)鞍部 ・標高450m台

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〈写真〉旧海軍省標石(呉要塞地帯区域標石(大正15年8月)第85号)、12時39分
(横に白い標識「矢野町史蹟顕彰・・・」が見える)

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〈写真〉中国自然歩道・道標、二艘木1.9KM、絵下山0.4KM、12時41分
(横に白い標識「矢野町史蹟顕彰・・・」が見える)

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〈写真〉中国自然歩道・道標、明神山、12時42分

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〈写真〉絵下山0.4KM、休憩所2.2KM、12時42分

明神山分岐(標高450m台)から、絵下山山頂部(標高550m台)まで急登する。

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〈写真〉道標「深山の滝3.7KM、野間神社1.6KM」、12時45分
(標高470m台)

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〈写真〉右分岐有り、道標「三段の道、二艘木・深山の滝(参道)」12時56分
(標高520m台)

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〈写真〉同上分岐、道標・中国自然歩道(絵下山)、12時56分
(標高520m台)

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〈写真〉右分岐有り、展望台・東屋、12時59分
(標高540m台)

絵下山基点(自動車道終端部)

自動車道終端部(標高550m台)

自動車道終端部まで登り切ったところ(下山口)には、たくさんの道標がある。

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〈写真〉自動車道終端部に向けて、最後の登り、13時02分

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〈写真〉自動車道終端部まで登り切ったところ、13時03分
(登ってきた箇所を振り返る。道標「寺屋敷3.2KM(絵下山)」、道標「二艘木・深山の滝、小屋浦方面」、道標・中国自動車道)

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〈写真〉自動車道終端部まで登り切ったところ、13時03分
(道標・「展望台70m、頂上広場150m」もある)

絵下頭593m往復~絵下山頂上広場

自動車道終端部から絵下頭593mを往復して戻り、絵下山頂上広場(発喜山~矢野方面下山口)に移動する。

まずは、絵下頭593mを往復してくる。

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〈写真〉中国自然歩道「二艘木・茶臼山ルート案内図」(絵下山)、13時05分

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〈写真〉広島デジタルテレビ放送所の電波塔、13時06分

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〈写真〉右分岐有り、道標「1段、2段、3段道入口」、13時08分

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〈写真〉絵下頭取付き手前、13時08分

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〈写真〉左折有り、絵下頭取付き、13時08分

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〈写真〉右折有り、道標・絵下山山頂近道
(ここは近道をせず、そのまま前方に進む)

シダ刈りをする。

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〈写真〉大きく右折する、絵下頭へ、13時40分
(道標・左「入口広場・駐車場」、道標・手前「トイレ・頂上広場」、道標・右「絵下山山頂」)

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〈写真〉標識・天狗岩、13時43分

絵下頭593mには、大岩がある。

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〈写真〉標識・絵下山山頂593.0m
(小数点以下1位がほんとうに「ゼロ」なのかどうか、非常に気になる表記である)

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〈写真〉絵下頭から直接自動車道に向けて下る、13時59分

絵下山山頂広場

絵下山基点(自動車道終端部)に戻ってきた。

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〈写真〉下山口のそばに、さらにもう一つの道標がある
(ガードレールの切れ目に、道標・明神山1.4km)

絵下山山頂広場に移動する。

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〈写真〉絵下山山頂広場の大岩に三角点が設置してある、14時08分
(今日は、宇品の花火大会、すでに絵下山広場には多数の三脚が設置してある。三角点大岩の上にも、三脚が二重に設置してあり、三角点の写真をうまく撮ることはできなかった)

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〈写真〉多くの三脚が宇品の方を向いて設置されている、14時11分

矢野方面に向けて下る

山頂部広場下山口

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〈写真〉道標・矢野天神バス停下山口、14時14分

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〈写真〉道標「野間神社、天神バス停」、14時14分

発喜山(標高476m)前後

絵下山から発喜山に向けて下る途中に、左分岐(明神山分岐、標高480m台)が有る。その位置は、地理院地図黒破線が左に分岐している(標高480mくらい)地点の少し南側である。

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〈写真〉明神山分岐(左手、標高480m台)、14時30分
(道標・明神山、道標・矢野天神バス停、横に白い標識「矢野町史蹟顕彰・・・」が見える)

発喜山(標高476m)山頂部に、左分岐(明神山分岐、標高470m台)が有る。その位置は、地理院地図上の明神山分岐(黒破線)と「発喜山476mピーク」の中間地点付近である。

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〈写真〉明神山分岐(左手、標高476mピークの北側)、14時42分
(道標「絵下山山頂・野間神社」、小さな道標・明神山、横に白い標識「矢野町史蹟顕彰・・・」が見える)

「発喜山」標識が、地理院地図上の「発喜山476m」よりも北側に設置してある。その位置は、発喜山(標高476mピーク)よりも1分程度北へ行った地点である。

発喜山周辺には、明神山分岐(左分岐)が2箇所ある(上述)。そこに踏み込んで明神山へ取り付いたり、絵下山山頂部に至るコース(巻道)を行くのは一般的とは思えない。

とはいうものの、発喜山(標高476m)ピークの位置を取り違えることになれば、道迷いの原因ともなりかねない。標識設置者による善処を願いたいものである。
注:正しい位置に設置し直したとのこと(2017/01/27付け情報)

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〈写真〉発喜山の位置を示す標識、14時46分
(地理院地図の発喜山よりは少し北側の地点に設置されている。注:正しい位置に設置し直したとのこと(2017/01/27付け情報))

野間神社(標高410m台)~矢野城址(標高272m)

発喜山のすぐ先に、陰野の滝分岐(左手、標高460m台)が有る。

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〈写真〉陰野の滝分岐(左手、標高460m台)
(道標「展望岩・陰野の滝下山口」、道標(矢野ニュータウン上下山))

左折地点(標高420mくらい)が有る。踏み跡は右にも延びているが、左折して北東向きの尾根筋を下る。小さなブレであり、大筋(北東向きの尾根筋)を外さないように注意する。

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〈写真〉左折地点(標高420mくらい)

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〈写真〉シダ刈り

野間神社(標高410m台)がある。

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〈写真〉野間神社(標高410m台)

矢野城址分岐(標高260m台)が有る。

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〈写真〉矢野城址分岐(標高260m台)
(道標「矢野城址・天神、絵下山・野間神社、安芸矢野ニュータウン(矢野上登山口)」)

矢野城址分岐(標高260m台)から、そのまま北向きに踏み跡をたどれば、矢野城址(標高272m)はすぐそこである。そして矢野城址から、東~北へ下れば矢野天神登山口である。

一般的に「矢野天神コース」といえば、このルートのことをいう。取付き口の赤い橋(鷹野宮歩道橋)を覚えている方は多いようである。

『ひろしま百山』中国新聞社(1998年)p.188では、矢野天神から絵下山に登るコースを紹介しているので確認してみよう。

広電バス熊野線の矢野天神で下車して、熊野方面に100m行くと、右手に上る団地への道がある。標識に従って上って行くと、熊野道路に架かる赤い橋、鷹野宮歩道橋がある。橋を渡ると、絵下山ハイキングコース、絵下山頂2.5kmの道標がある。

『ひろしま百山』中国新聞社(1998年)p.188

矢野城址分岐(標高260m台)には、左手前方にきれいな踏み跡が延びており、そちらに向けた道標も設置されている。

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〈写真〉矢野城址分岐(標高260m台)
(道標・矢野ニュータウン)

矢野城址分岐(標高260m台)~矢野上登山口(標高100m台)

広島湾岸トレイルのコースは、矢野城址分岐で通常一般的とされる「矢野城址~矢野天神」ルートと分かれ、左手前方に良い道を追って下る。

城址下分岐点(標高240m台)が有る。

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〈写真〉城址下分岐点(標高240m台)
(道標「絵下山・野間神社・矢野城址、天神、安芸矢野ニュータウン(矢野上登山口)」、下から振り返って撮影)

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〈写真〉城址下分岐点(標高240m台)
(道標・矢の南小)

福永山分岐点(標高180m台)が有る。

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〈写真〉福永山分岐点(標高180m台)
(道標「絵下山・野間神社・矢野城址、福永山、安芸矢野ニュータウン(矢野上登山口)」、下から振り返って撮影)

中ダム分岐点(標高120m台)が有る。

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〈写真〉中ダム分岐点(標高120m台)
(道標「絵下山・野間神社・矢野城址、行き止まり、安芸矢野ニュータウン」、下から振り返って撮影)

安芸矢野ニュータウン(矢野上登山口、標高100m台)に至る。矢野ニュータウンの最南端である。矢野天神登山口(鷹野宮歩道橋 - 熊野道路に架かる赤い橋)の西側になる。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース

ニ艘木~絵下山~発喜山~野間神社~矢野城址
(出発JR小屋浦駅、帰着JR矢野駅―呉線)

2001年03月21日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 鈴ヶ峰トップページ

草津神社のある山
(出発帰着:自宅)

2001年03月21日(木)、単独

このページの目次です

はじめに

草津神社のある山(番外編、軽装)

彼岸の墓参りで西から東へ帰宅途中、瀬戸内の海を眺めると雨上がりに島影が割とはっきり見えている。右手前方に小高い山があり、山頂にはお寺であろうかそれともドームだろうか、ともかく大きな建物がある。あそこに登れば瀬戸の島々がもっとよく見えるのではないだろうか。さっそく行ってみる。日没を前にして少し走る。

JR新井口-草津神社-山頂近く-JR新井口
17:23出発、18:23帰着、ちょうど1時間。最初は線路(山陽本線)沿いを広島方面へ行く。しばらくして草津沼田道路に沿って登る。帰りは一旦山陽道(国道2号線)に出る。なお、山頂を出発したのはちょうど18:00。

山頂近くからは、北・白木山から西・経小屋山まで一望できる。もちろん、南・正面の瀬戸の島々も当然よく見える。これらの島には、次の冬が来たら行ってみることにしよう。

ところで、ここには凱旋碑(草津八幡宮境内への階段を登ってすぐ右)、凱旋燈(社殿右手裏)ってのがあるんですね。今の今まで知らなくて全く偶然に見つけました。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース

  • Akimasa Net(2016年01月23日)山行記
    己斐峠~柚木城山~鬼ヶ城山~鈴ヶ峰~八幡東
    (出発:己斐峠(JR西広島駅―山陽本線)、帰着:八幡東(JR五日市駅―山陽本線))

2002年11月02日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡) >> 十方山大佐山鈴ヶ峰トップページ

1)十方山を雪で敗退⇒十方山(2002/11/02)
2)鷹巣山に廻り、途中の八幡三方まで行く
(出発帰着:八幡洞門北登山口)
3)帰宅途中、鈴が峰公園から鈴ヶ峰312mに登る⇒鈴ヶ峰(2002/11/02)
(出発帰着:鈴が峰公園)

2002年11月02日(土)、単独

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2)鷹巣山に廻り、途中の八幡三方まで行く

十方山の帰り道で迷った。さてこれからどうするか。瀬戸内側まで帰ることも考えたが、芸北の紅葉にこだわって、先週あきらめた鷹巣山(QJY通信46号、鷹ノ巣山-紅葉の隠れた名所、その1)を目指す。一人旅ならば雨に濡れるのもそれ程気にはならない。
(→ 鷹巣山

今日のコースタイム:

登山口(20分)鞍部(14分)八幡三方
八幡三方(13分)鞍部(15分)山道入口(8分)登山口
行き、34分、帰り、36分、合計1時間16分(小休止を含む)

登山口9:45-鞍部(分岐)10:05-八幡三方10:19、10:25-鞍部(分岐)10:38-山道入口10:53-登山口11:01

小雨の中を傘をさして進む。山道入口にうっすらと雪が積もっている。山道に入ってしばらくすると笹がかぶってくる。やがてその上には雪が。例え1~2cmの雪といえどもかき分けて進むのは重たい。たちまちズボンがびしょぬれになる。上下とも雨具をつける。

雪そのものや融けて流れる水でぬかるんだ足元がすべる。行き帰りで5~6回は滑ってしりもちをついた。大佐山分岐でやめようかと考えたが、八幡三方でこの前見た陸軍標石に刻まれた数字を確認したくて前へ進む。QJY通信46号によれば”二〇”となっている。私は”三〇”と記録していたのだ(2002年07月13日)。

八幡三方までの山道のほとんどが雪で白くなった笹で覆われている。ただし、大佐山分岐からはあまりアップダウンはないのでその分は楽である。コースを踏み外さないよう慎重に進む。陸軍標石の数字”二〇”を確認して引き帰す。

山道では木の葉がかなり落ちているようにも見える。紅葉の季節には少し遅かったのだろうか。11月03日(日)の新聞には、山頂の雪化粧をバックに紅葉が映える深入山、といった記事がでている。近くにある国の特別名勝・三段峡でもモミジが赤みを増している、とも書いてある。

2008年03月20日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 鈴ヶ峰トップページ

鈴が峰公園~鈴ヶ峰312m(枝道多数探索)
(出発帰着:自宅)

2008年03月20日(木)、単独

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はじめに

2007年11月18日(宮島)以来の山行を今年3月に再開して、今週で3週連続の鈴ヶ峰となった。鈴ヶ峰には、主要な登山道を結んで、無数の枝道や踏み跡がついている。鈴ヶ峰は、これまでに20回以上歩いているが、今回は特にそのことを意識して、今まで歩いたことのない道を探しながら歩いた。

今日のコース&コースタイム

出発10:00-消防訓練所10:31-鈴が峰公園10:32、10:39-コンクリート道終端10:43-谷を巻く10:48-東屋10:50-右分岐10:56-送電鉄塔10:59-右折点11:02-東屋11:06、11:09-左前方分岐あり11:11-左折11:14-谷(右下に道あり)11:14-堰堤・登山口表示11:17、11:19-(引き返す)-左へ分岐して下る11:22-登山道(堰堤の上方)11:25-堰堤11:28-涸れ沢11:30-右屈折点11:33-左後ろ踏み跡あり11:35-ウグイス園地コース合流11:39-左折11:39-鈴ヶ峰山頂11:47、11:53-鈴が峰公園分岐11:56-270m台ピーク12:00-鈴ヶ峰岩12:01-木段はじまる12:04-右へ振る12:07-送電鉄塔下12:09-コンクリート道終端部12:11-鈴が峰公園12:14-井口台中学校横12:22-帰着12:44

  • 出発(31分)消防訓練所(1分)鈴が峰公園(?)鈴ヶ峰
    小計、横道にそれてばかりで判定不能
  • 鈴ヶ峰(7分)270m台(9分)送電鉄塔下(5分)鈴が峰公園(30分)帰着
    小計51分
  • 計2時間44分(すべての時間を含む)

鈴が峰公園

北向きの風が強い。出発してから、地形図を見ながら適当に上(鈴が峰公園)を目指す。公園手前では、道路が大きく左右にジグザグに走っているので、見当がつけにくい。結局、一旦左に行って、その後大きく右に振れて 消防訓練所(広島市消防局)にたどり着く。

公園入口付近から、コンクリート道を上がる

消防訓練所横の鈴が峰公園入口付近から、山側をコンクリート道が西に上がっており、そこを登る。金網が破れているのでコンクリート道に入ることができるが、正式には、 コンクリート道の右側に付いている擬似木段(コンクリート製)を行くべきなのだろう。ただし、その木段はコンクリート道の上部では、左側つまり海側の崖の上に付いている。金網はあるが、所々で破れておりかなり危なっかしい。

コンクリート道先端の踏み跡を行くと、「ウグイス園地コース」東屋に達する

コンクリート道終端部の先の金網が破れており、その先に踏み跡があるようだ。行ってみることにする。谷を右から左に巻いて行き、最後に右へひと登りすると、「ウグイス園地コース」の東屋に出た。ここの踏み跡は、昔の道を踏み直しているといった感じである。

その途中に、谷に向かって下る細い道がある

東屋から今来た踏み跡を引き返す。コンクリート道終端部から踏み跡に入ってしばらくした地点に、谷を下る細い道がついており気になったのだ。その踏み跡をたどると、 谷を巻いて「東屋」(標高220m台)がある尾根上の送電鉄塔(標高190mくらい)に達した。

送電鉄塔管理道である(ウグイス園地コースとつながっている)

踏み跡はさらに延びており、尾根を巻きながら行くと、結局、「ウグイス園地コース」と連絡していることが分かった。つまり、この道は鉄塔管理道だった。尾根をまわりきって「ウグイス園地コース」に入り、333度の直線をゆったりと登る。右折点があり、左下から、「ヒヨドリ園地コース」堰堤下からの分岐道があがってきている。そこを右折して登り、再び東屋に達する。

東屋の少し上にも枝道がある(ヒヨドリ園地コースとつながっている)

東屋から少し登ると、尾根筋を行く登山道とは別に、左前方に きれいな道(水平道)がある。行ってみることにする。しばらく行くと、鋭角に左折して少し下る。少し行くと、右の谷に笹竹の中を下りる踏み跡がみえる。

踏み跡をやりすごしてそのまま進むと、「ヒヨドリ園地コース」堰堤下から東屋に至る途中の十字路「左上:東屋、右下:堰堤」(先ほどとおっている)に出会う。そこから引き返して、笹竹の中の踏み跡(谷)を下ると、 「ヒヨドリ園地コース」に下り立つ。堰堤~涸れ沢の間である。登山道を左の堰堤まで下り、「ウグイス園地コース」への分岐が、左手にあるのを確認して引き返す。

いつものコースを行く

涸れ沢を渡る。後は、いつものとおり、大きく右折左折した後ジグで急登り、山頂に達する。山頂では、再び北向きの風が強く当る。十方山は見えない。山頂から鈴が峰公園コースを一気に下る。

山の緑が目に付くようになってきた。ヤシャブシなどの緑だろう。登山道に緑色のヤシャブシの雄花序がたくさん落ちている。木段横に「すみれ」が咲いている。北風が強い。南面では風があたらず気持ちのよい陽気に満足する。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース

  • Akimasa Net(2016年01月23日)山行記
    己斐峠~柚木城山~鬼ヶ城山~鈴ヶ峰~八幡東
    (出発:己斐峠(JR西広島駅―山陽本線)、帰着:八幡東(JR五日市駅―山陽本線))