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2001年10月06日

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三倉岳(Bコース)~瓦小屋山
(出発帰着:ログハウス)

2001年10月06日(土)、単独

はじめに

2001年10月06日(土)、単独
三倉岳~瓦小屋山
(出発帰着:ログハウス)

ログハウスからBコースで鞍部まで、そして三倉岳から瓦小屋山まで縦走して下山、ログハウスまで車道を戻る。

今日のコースタイム:
ログハウス(47分)鞍部
上・中・下の岳(1時間)
三倉岳(47分)瓦小屋山(15分)630mピーク
630mピーク(55分)大栗林集落(30分)ログハウス
総合計、4時間27分

ログハウス(標高250m)09:10-鞍部09:57-上・中・下の岳-三倉岳11:00-灯篭岩11:20、12:03-瓦小屋山12:30-630mピーク12:45、13:10-大栗林集落(標高150m)13:55-ログハウス14:20
合計5時間10分(休息時間+昼食43分を含む)
なお、630mピークからさらに南に少しいったところにある”岩小屋”を往復した。所要時間約10分くらい。

秋の天気。久しぶりに快調、下りでは思わず小走りになる。

地図上の三倉岳山頂(二等三角点)の横に花崗岩でできた三つの岩峰がある。通常、三倉岳というときにはこちらの方を指すことが多い。ログハウス前広場から見上げるその姿は非常に厳しくまた興味をそそられる。

5合目から8.5合目がきついから飛ばしすぎないこと。サルが出てもエサをやらないこと。クマも出るよ。車上荒らしが出るから車の管理をしっかりと。

管理人さんの注意を受けていざ出発。

鞍部から上の岳(朝日岳)へは、岩場をよじ登る。展望はあるが、ここよりいい場所が後でいくらでもある。中の岳に向かう途中で、コースから少し外れたところに北東方面に展望の開けた場所がある。この後、中の岳、下の岳の鎖場が待っている。しばらく休息して英気を養っておくのがよい。

中の岳へは鎖場を二度登る。慎重にいけばほとんど鎖に触ることなく登ることができる。頂上の見晴らしは抜群だがちょっと場所が狭い。

下の岳(夕日岳)への登りにも鎖を使う。見晴らし抜群、360度の展望が開ける。羅漢山、吉和冠山、大峯山、大野権現山、瀬戸内沿岸の山々など。お弁当を広げるのに絶好の場所である。(ただし今回はもう少し先を急いだ)

地図上の三倉岳周辺は樹木が茂っており展望はない。瓦小屋山へは左手の小道を斜め前に進み、ミニ縦走を楽しむ(ただし、ロープを頼りによじ登る個所もある)。

途中に灯篭岩というのがあり、そこに登ると下の岳西面の岩場を下から上までたっぷり観察できる。直射日光が苦にならない季節である。岩は適当に暖かくなっている。谷から吹き上げる風が汗ばんだ体にちょうど良い。他に誰もいない。景色を独り占めして弁当を食べる。しかし、ちょっと風が強くなり怖くなって岩の下へ降りた。この岩はもともと余り広くはないので、真下へ吸い込まれそうな恐怖心を取り払うことが出来なかったのである。

630mピークからの下りは急坂である。十分注意。車道に出て、標高差約100m(上り)の道をログハウスまで戻る。

三倉岳(3つの岩峰)ではさすがに人が多く、数組の登山者と行き会ったが、三倉岳-瓦小屋山を縦走する人はほとんどいないようだ。今回は、三倉岳、瓦小屋山(630mピーク)でそれぞれ一人づつ単独登山者にあったのみである。三倉岳から向こうでは少しクモの巣あり。

2003年11月01日

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Bコース~三倉岳~Aコース
(出発帰着:ログハウス)

2003年11月01日(土)、単独

はじめに

2003年11月01日(土)、単独
三倉岳(出発帰着、ログハウス)

前々から大峯山~西大峯を歩いてみたかった。紅葉もちょうどよい時期ではないだろうか。現地に近づいてみれば山頂付近は雲に包まれている。展望図を描くのも目的の一つにしていたので目標を変更する。雲がなさそうな(海寄りの)三倉岳をめざす。ここもまだ展望図を描いていない。

Bコースで山頂をめざし、Aコースを下る(三角点山頂はパス)。

今日のコースタイム:
ログハウス(50分)鞍部(34分)下の岳
下の岳(54分)Aコース起点(22分)ログハウス
総合計2時間40分(ただし山頂での1時間20分を除く)

ログハウス10:03-Aコース分岐10:15-胴乱岩10:22-五合目10:23-七合目10:39-八合目10:48-鞍部10:53-天狗の踊り場10:57-下の岳11:27、12:47-Aコース分岐12:50-七合目13:00-沢13:05-五合目13:12-四合目小屋13:19-Aコース起点13:41-(車道)-ログハウス14:03

ログハウスから見上げる三本槍は迫力がある。ゆっくりと歩き始める。少し体が重い。最初はそれ程の傾斜ではないが、五合目から急登である。汗が吹き出て流れ落ちる。

鞍部に近づくと少し冷たい風が吹き降ろしてきて気持ちが良い。上ノ岳(朝日岳)はパスして西へ向かう。天狗の踊り場でしばしの休憩。今日最初に予定していた大峯山山頂の雲はとれているようである。

中ノ岳の鎖場に取り付く。鎖をつかむほどのことはなく登る。下ノ岳(夕陽岳)に向かう。少し下ってまた登るが、最後に再び鎖場である。ちょっと手ごわい。鎖はなるべく使わず、木の根を手でつかんで、鉄製の足場に足をかけながら慎重に登る。

鎖場が少しきつく感じる。前回もここを通ったのだろうか。鎖場の上部に巻き道が付いているようにも見える。山頂で一人旅の男性に尋ねてみた。今日はAコースを来た。先週はBコースを中岳まででここまで来ていない、つまりまだ一度も中岳~下ノ岳を通ったことがないのでわからないという。

それはともかく、山頂からは360度の展望が開ける。遠くがかすむのがおしまれる。それでも大満足、大休止となる。

下りはAコースを行く。三角点山頂との分岐を左へ下る。すごい急坂だが、自然石の石段で趣がある。再び汗が吹き出る。七合目を過ぎ沢を渡るころから傾斜が段々と楽になる。

花はほとんどない。車道で見たのはママコナか。

2001年10月13日

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河平連山、縦走
(出発帰着:コース案内板近く)

2001年10月13日(土)、単独

はじめに

2001年10月13日(土)、単独

河平連山(こうひられんざん)555.2m(大竹市松ヶ原町)
ハイキング案内板(標高210m)9:30-殉職碑を見て0号峰へ-河平山(5号峰)-昼食の後(12:05)、8号峰、大里ヶ峠東登山口を経て登山口へ13:00

0号峰では360度の展望が開ける。0号峰はロープの助けを借りなければ登れないが、それ以外はハイキングコースとして適当である。単独者、5~6人組1組といっしょになり、ゆったりと回る。ガイドブックでの参考時間は2時間40分である。

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2003年12月13日

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河平連山、縦走
(出発帰着:コース案内板近く)

2003年12月13日(土)、単独

はじめに

2003年12月13日(土)、単独
河平連山(出発帰着:コース案内板近く)

昨日は仕事でアルコール、今日も夜はアルコール漬けになりそう。昼間にさっと行き帰りできるコースで、展望図のまだない河平連山にでかける。

今日のコースタイム:
案内板(8分)登山口(24分)前方・天狗岩(16分)鞍部分岐(12分)0号峰
 小計1時間07分(休憩を含む)
0号峰(8分)鞍部分岐(8分)2号峰(26分)5号峰(15分)8号峰(22分)大里ヶ峠東登山口(15分)案内板
 小計1時間34分(5号峰休憩を除く)
総合計2時間41分(0号峰、5号峰休憩、1時間01分を除く)

案内板前10:14-登山口10:22-馬ヶ峠10:42-前方・天狗岩10:46、10:53-沢11:00-鞍部分岐11:09-1号峰11:13-0号峰11:21、11:55-鞍部分岐12:03-宮島大鳥居展望12:06-2号峰12:11-札木峠12:19-3号峰12:25-4号峰12:32-5号峰(河平山)12:37、13:04-6号峰13:10-7号峰13:15-8号峰13:19-沢(水あり)13:37-鱒川の三段滝13:37-大里ヶ峠東登山口13:41-案内板前13:56

空は晴れているのに雨がぱらつく。傘を手に持って出発する。所々で木々に樹木名を書いた札が付けてある。植物音痴には楽しい仕掛けである。木肌の違いを確認しながら先に進む。

ツバキ、ウメモドキ、カキ、クリ、リョウブ、アラカシ、ウリハダカエデ、ヒサカキ、サワフタギ、シャシャンボ、コナラ、ソヨゴ、ハイノキ、ガンピ、イヌツゲ、ミツバツツジ、スノキ、アセビ、ネズ、シキミ、ネジキ、 ウラジロノキ

コースは全体に花崗岩の岩場が続き、大小のアップダウンもある。時にはロープの助けを借りながら上り下りすることになる。地元住民の共有地をハイキングコースとして整備したもので、真新しいトイレ、白いロープの設置等、日ごろの管理も行き届いた気持ちの良いコースである。人気の山になっているようだ。何組もの登山者と出会った。

0号峰先の八畳岩からの展望がよい。冷たい雨が降ってきたが、傘をさすほどのこともない。経小屋山、傘山が大きく、三倉岳もしっかりと確認できる。吉和冠山は雲の中のようだ。

雨と時間にせかされて、浅田砲兵大尉殉職の碑はパスした。2号峰手前に宮島大鳥居展望の地がある。547mピーク(経小屋山北方2km)の右奥に、海中に浮かぶ朱の大鳥居を認める。2号峰からも展望可能であるが、鳥居が尾根にほとんどくっつく形となり落ち着かない。

4号峰、5号峰で360度全開の展望を楽しむ。青空がのぞいてはいるものの、芸北方面には雨雲がかかっているようで山頂は確認できない。南方面も少しかすんでいる。

0号峰:飛行機衝突岩
2号峰手前:宮島大鳥居展望
2号峰:西前方、三倉岳・羅漢山望む
4号峰:水神釜(雨乞い信仰)
6号峰:三県一望之地

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2004年01月24日

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行者山に二度登る:
行者山(一般道)~谷和林道(傘山登山口)、往復
行者山(行場を登り、一般道を下る)
(出発帰着:JR玖波駅)

2004年01月24日(土)、単独

はじめに

2004年01月24日(土)、単独
行者山に二度登る(一般道、行場)
(出発帰着:JR玖波)

一か月ぶりの山行である。年末年始に種々雑多な資料の整理を始めたこと、さらに、連休中に風邪を引いたことでほとんど運動らしい運動をしていない。どの程度歩けるか調整を兼ねて軽めの山行とする。

とはいいつつ、「広島県の山」(新・分県登山ガイド、山と渓谷社2003年)のリストに載っている山で、既登ながら展望図のない山として、しばらく前からリストアップしていた山である。なお本日は軽めを心がけたはずなのだが、結果的に一般道コースと参道コースで山頂を二往復してしまった。

今日のコースタイム:

JR玖波(7分)登山口(10分)大歳神社(3分)西山社分岐(39分)行者山
 小計59分
行者山(8分)玖波槍(24分)310m台ピーク(14分)谷和林道
 小計49分(休憩を含む)
谷和林道(13分)310m台ピーク(20分)玖波槍(10分)行者山
 小計43分
行者山(24分)大歳神社
 小計24分
大歳神社(19分)一ノ鎖(13分)展望地(6分)行者山
 小計38分
行者山(23分)西山社分岐(3分)西山社(13分)JR玖波
 小計39分
総合計4時間48分(休憩をすべて含む)

JR玖波9:45-登山口9:52-大歳神社10:02-西山社分岐10:05-十四丁石柱10:12-裸地10:30-頂上下(展望図作成)10:35-行者山頂上10:44、10:50-小ピーク10:54-玖波槍10:58、11:01-小ピーク11:04、11:09-小ピーク11:11-290m台ピーク11:16-310m台ピーク11:25-分岐11:36-谷和林道11:39、11:46-ピーク11:59-ピーク12:07-玖波槍12:19-行者山頂上12:29、12:43-展望岩寄り道12:48-大歳神社13:07、13:12-鳥居13:19-一ノ鎖(天狗の力水)13:31-二ノ鎖13:36-三ノ鎖より上(展望地)13:44-行者山13:50、13:54-西山社分岐14:17-西山社14:20-JR玖波14:33

「地図とコンパスの使い方」横山雄三著、成山堂書店(2003年)に刺激されて、改めてコンパスの使い方を考えてみることにした。まず第一は、コンパスで角度を測る対象(目標物)は、出来るだけ近くにあって、しかも進行方向とできるだけ直角に交わる目標物を選べば誤差が少ないという点である。それともう一点、コンパスの構え方についても検討した。

行者山~谷和林道に至る縦走路で頻繁にコンパスを使ってみた。対象物としては、状況に応じて、行者山、玖波槍、傘山、経小屋山、あるいは谷和林道手前にある356mピークなどを適宜選んだ。特に、縦走路と谷をはさんで西側(横)にある474mピークは、山の形が尖っており、縦走路を移動するにつれて角度が大きく振れるのでよい目標となる。

縦走路はほぼ尾根に沿って付いている。したがって、推定現在位置は縦走路尾根上のどこかであることは間違いない。それと、各山(ピーク)を対象に計った角度(見通し線)との交点を求めれば、そこが正確な現在位置となる。

コンパスを左手に持って目標に向かって立ち、大矢印を目標に向けるという従来の方法でかなり正確に現在位置をつかむことが出来た。横山雄三著書ではこのようなコンパスの構え方は、角度誤差が大きくなりすぎるとして否定されているようなのだが。

玖波槍から谷和林道方向に縦走するとき、二万五千分1地形図で最初のピークは、290m台ピークである。しかし、その手前に地図上では表されていないが同じく290m台のピークがある。これらの位置(角度)は、474mピークを目標として、それぞれ302度と306度である。

手前の290m台ピークにいる時に、474mピークとの角度を306度と正確に測ることができるならば(もちろん出来るのだが)、地図上に表記のある290m台ピークにはまだ達していないと判断できる。現実にはブッシュで前方はよく見えないのだが、確かになにやらもう一つピークがありそうな気配が感じられる。

さて、先日の寒波の影響で登山道脇には雪が残っている。動物の足跡がついていたりする。北側斜面では実際に雪を踏んで歩くこともあった。しかし寒波はかなり緩んでおりそれほど寒さは感じない。谷和林道に至って傘山を目差そうかとも考えたが、頂上までさらに2時間は少しつらいかもしれない。縦走路でコンパスの使い方のおさらいをしながら帰ることにする。

行者山に帰りつき北風と共に雪が舞い始めた。食事もそこそこに下山する。登りは「大竹山の会」の標識に従って一般道を登った。帰りは行場(鎖場)を通ってみたいと思ってコースをさがしたがよくわからなかった。

大歳神社まで下りてやはり気になる。すこしあたりを歩き回って、行場への入山口は大歳神社を右から回りこんだところにあることが分かった。登ってみることにする。なるほど修験者の歩く道である。岩だらけの道は趣があって楽しい。山頂付近での分岐点は、展望裸地のちょっと下で、左手の一枚岩に鎖がぶらさがっている辺りへ向けて道がついている。

二度目の登りから防寒具を脱いで行動した。再びの行者山山頂では風が強いものの雪は舞っていない。

確かに人気上昇中の山のようだ。今日も多くの人たちと出会った。縦走路の310m台ピークの向こうで単独者に追い抜かれた。傘山までいくんじゃないかな。谷和林道に着いたときその姿はすでになかった。

帰り道で年配のペアとすれ違った。「傘山はこっちですか」と聞かれたけど、谷和林道からでも2時間位かかるはずだ、大丈夫かな。しばらく行くと、こんどは登山道を占拠して食事中のグループあり。二度目の登りでは、鎖場を障害者の方をエスコートしながら登る男女を追い抜く。行者山頂上で再びいっしょになったが、こちらは本日二度目の頂上でお先に失礼する。人それぞれの山行がある。

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2001年07月28日

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行者山東側の廃道~谷和林道(傘山登山口)~傘山
(出発帰着:JR玖波駅)

2001年07月28日(土)、単独

はじめに

2001年07月28日(土)、単独
傘山:
行者山東側の廃道~谷和林道(傘山登山口)~傘山
(出発帰着:JR玖波)

傘山(かさやま)649.9m
先週登山口を確認しただけの山を目指す。暑さ対策にいつもより早い出発となる。登山口まで車でも行けるが、いつもどおりJRの駅から歩くことにする。

JR 玖波(海抜0m)7:03-駅から広島方面へ100m戻ってガードをくぐり川土手に出る。行者山登山口を少しやり過ごし、新幹線下から行者山東側の沢に入る7:20-稜線8:15-356mピーク巻き道(先週通った道)8:25-谷和林道8:30、ここまで1時間25分

完全な廃道である。2万5千分1地図ではりっぱな道のはずだが。途中でブッシュ漕ぎ、ルートは3~4回見失う。体力消耗、全身汗びっしょりとなる。傘山登山口の道路反対側の谷(先週下った)を下って水浴びをしてくる。往復5分の距離。

傘山登山口(標高270m)9:03-526mピーク9:47-中国電力反射版10:20、10:40-展望岩10:41-10:51傘山頂上(標高649.9m)
ここまで1時間48分(合計3時間13分)

頂上出発11:10-下山道を下る、分岐11:17-谷コースを行く、谷和林道11:55-行者山分かれ(行者山からの稜線伝いの道と谷和林道で接している)12:05、ここまで0時間55分(合計4時間08分)

出発12:20-憩いの森、小さな峠を越え、メイプルヒル病院を経て、JR玖波駅13:40途中大休止あり、ここまで1時間(合計5時間08分)

ただしこの大休止時間は実働時間に含めるべきであり、傘山登山口への往復をどちらも憩いの森経由(片道1時間)とするにしても、全部で5時間30分以上みる必要があるだろう。

2001年07月20日

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行者山~谷和林道(傘山登山口)、往復
(出発帰着:JR玖波駅)

2001年07月20日(金)、単独

はじめに

2001年07月20日(金)、単独
行者山~谷和林道(傘山登山口)往復

行者山(ぎょうじゃやま)313.5m ○
傘山(かさやま)649.9m ×
真夏日、プリウスの車外温度計ならば確実に40度

JR玖波(海抜0m)9:45-寄り道、再出発10:05-メイプルヒル病院西側から登山道へ10:15-行者山(標高313.5m)11:07
ここまで実質1時間02分

はるかかなたに見える傘山まではとても無理か?せめて登山口だけでも確認しておこうと北へ向かう

行者山出発11:15-まず西へそれから北へと小ピークをいくつか越えて縦走、途中で瀬戸内側(右手)の展望が開けるようになる。356mピーク手前から、道は稜線を外れて左へ巻いていく-谷和林道11:57
ここまで0時間42分(合計1時間44分)

傘山登山口(標高270m)は、林道を左へちょっと登った右手(山腹をコンクリートで固めた階段)。

今日はここから今縦走してきた山の谷沿い(西側)を沢にそって引き返す12:30-大竹青少年キャンプ場-憩いの森-展望台(地図上のピーク268m)-メイプルヒル病院を経て、JR玖波14:25
ここまで下り1時間55分(合計3時間39分)

途中で、鉄塔(電線)保守用の道に登ったり、展望台に登り直したりと、よれよれのコースをたどることになってしまった。たぶんずっと平坦な道がついているはずであり時間にして1時間余りのコースであろう。行者山への登山で鎖場コースを通っていない??ことと合わせて再挑戦の要あり。

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2003年11月29日

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宮浜温泉~経小屋山~上ヶ原林道~いもせの滝遊園地
(出発帰着:JR大野浦駅)

2003年11月29日(土)、単独

はじめに

2003年11月29日(土)、単独
経小屋山(登り:宮浜温泉、下り:上ヶ原林道)
(出発帰着:JR大野浦)

今日のコースタイム:
JR大野浦(24分)宮浜温泉バス停(10分)登山口
 小計34分
登山口(37分)270m展望地(50)東展望台(14分)経小屋山
 小計1時間41分
経小屋山(13分)木段分岐(37分)四差路(35分)いもせの滝遊園地(7分)大頭神社(17分)JR大野浦
 小計1時間59分(休憩を含む)
総合計4時間14分(昼食時間30分を除く)

JR大野浦10:12-宮浜温泉バス停10:36-山陽自動車道10:40-登山口10:46-小ピーク、岩場11:03-(休憩5~10分)-270m展望地11:23-岩尾根南斜面を巻く290度11:42-稜線11:46-大きな稜線(大岩連なる)の南側11:50-いよいよ登り11:56-稜線12:03-東展望台12:13-妹背の滝方面木段12:15-一周コース分岐12:23-自動車道分岐12:25-経小屋山頂上12:27、12:57-(東展望台探索)-木段13:10-ロープ13:16-小ピーク13:34-小ピーク13:38-四差路13:47-沢13:55-いもせの滝遊園地14:22、14:27-大頭神社14:34、14:39-JR大野浦14:56

先週、宮浜温泉への下山ルートを山頂近くの大岩にはばまれた。今週はそれを下から登り返して確認してみようと思う。曇天の天気、何時雨が落ちてくるかわからない状態の中を歩きとおした。結局は、「広島県の山」-新・分県ガイド33-山と渓谷社(2003年)の追っかけとなってしまった。

宮浜温泉バス停を過ぎてすぐに右折、石亭を左に見ながら進み、自動車専用道路をくぐる。山道に入り右隣に石の尾根をみながら東から巻いて行く。小ピークに至り水の音がしてくる。少し登ると西側尾根の下に水流が見える。登山道には山火事で焼けたらしい松がある。

尾根の西側を北へ行く。270m展望台の少し下で休憩、雨具をはいて下草の雨粒除けとする。展望地を過ぎて薄日が差す。振り返っても展望無し、林の中をゆったりと行く。

290度に振れて岩尾根の南斜面を巻く。いったん稜線に出るが、再び大きな稜線の南斜面を巻く形となる。ガスってきて雲の中を行く。谷底に落ちそうな斜面を少し下り気味に巻いていく。右手を見上げれば大岩が稜線に連なる。

いよいよ最期の登りである。ジグザグに登っていく。先週行く手をはばまれた岩(大きな岩と斜めの岩の組み合わせ)に良く似た岩が右上に見える。先週は(下山では)その岩の少し手前で右(南側)に巻けばよかったのだろう。さて、しばらく行くと稜線に乗る。左手に行けば東展望台である。

展望台には、東展望台/鳴川山荘60分の木札がぶら下がっている。矢印の方角は、今上がってきた方角の右手である。その先には白い巨岩があり、その左手にロープがほぼ垂直に垂れ下がっている。

宮浜温泉に至る正規のルートは、その岩尾根をまっすぐに東へ下っていくというのだろうか。先日の雨で滑りやすい岩場、しかもガスった中でロープを伝って降りて確認してみる気にはならなかった。ふと、登ってきた足元をみれば、白い小さな杭に「宮浜温泉下る」と書いてある。今登ってきたルートで特別問題はないということだろう。

山頂での視界は約50m。昼食後、東展望台附近を少し探索して直ちに四差路に向けて下る。先週と同じコースである。ロープ手前で瀬戸内の海と町が見える。ただし宮島はまるで見えない。

ロープに取り付いたとき下に一人の男性が現れてびっくりする。こちらが先にロープにぶら下がって、一枚岩を尻滑べりをする格好で下る。先日の雨でぬれた岩場は滑りやすい。

男性の方はと振り返って見ていると、ロープをつかんで岩の上に立ち、ロープを手繰り寄せながら一歩一歩力強く登っていく。成る程、下りでもこの格好でロープを使えばよかったのだ。なお、今日出会ったのはこの方のみ。

ロープまでの木段、そしてここからの下りも滑りやすい。慎重に下る。林道は特別どうということはない。ゆったりとした下りはエスケープルートとして使えるという程度である。

家に帰り着くまで、経小屋山、弥山、極楽寺山はついに山頂の姿を見せなかった。リンドウ、ママコナ、アキノキリンソウ、ツツジなど。大頭神社に忠魂碑。

2003年11月23日

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城山~経小屋山に登る
宮浜温泉ルート下山敗退~四差路鞍部から海側へ下る
(出発帰着:JR大野浦駅)

2003年11月23日(日)、単独

はじめに

2003年11月23日(日)、単独
経小屋山:
城山~経小屋山~四差路鞍部まで戻り海側へ下る
(出発帰着JR大野浦)

城山(大頭神社経由)~経小屋山(城山西260mピーク尾根を下る)

今日のコースタイム:
JR大野浦(18分)大頭神社(15分)登山道入口(43分)城山
 小計1時間16分
城山(39分)260mピーク(5分)四差路分岐
 小計44分(道迷い7分を含む)
四差路分岐(41分)木段(13分)経小屋山
 小計54分(駅から3時間02分、休憩など全ての時間を含む)
山頂散策および下山道探索
 小計1時間40分
木段分岐(23分)四差路分岐(21分)山陽自動車道(13分)JR大野浦
 小計57分
歩行時間合計5時間39分(展望時間を合計2時間10分として差し引く)

JR大野浦8:46-大頭神社9:04-尾根筋登山口9:19-展望岩9:31、9:43-170m台ピーク(ちょっとした展望)9:51-小ピーク9:53-鞍部すこし上9:54-城山10:02、10:10~10:17(道迷い)-鞍部、分岐10:26-220m台ピーク南10:28-同じく小ピーク10:32-鞍部10:34-小ピーク10:41-同じく小ピーク10:42、10:47-260mピーク(大野浦駅分岐)10:49-四差路分岐10:54-小ピーク10:56-展望11:00-280m台ピーク11:05-鞍部11:07-岩場11:20、11:23-ロープ、木段11:35-分岐11:42-展望台分岐11:45-経小屋山11:48、12:56-東の岩場12:59-(昼食)-中央展望台14:07、14:21-東の岩場14:28-(分岐14:31-分岐へ戻る14:45)-西展望台15:00-東の岩場15:18-(木段分岐15:20-木段分岐へ戻る15:38)-ロープ15:44-展望15:49-小ピーク15:56-四差路分岐16:01-尾根に乗る16:10-小ピーク16:12-山陽自動車道16:22-JR大野浦16:35

注:ここで東の岩場とは、経小屋山頂車道東側に沿って南下する山道を少し行った場所にある東屋を指す。なお、下山道では走っています。

仕事の段取りがうまくゆかず、先日土曜日は朝から昼過ぎまで、さみだれ的にお仕事モードから抜けられなかった。冬型の気圧配置で風が強く雲も多い天気だが展望はよさそうなのに残念な思いをした。

今日起きてみれば安芸小富士がくっきりと見える。快晴、絶好の展望を期待できそうである。ただし気温が少し上がるようなのでかすんでこないだろうか。はやる気持ちを抑えながら駅へ向かう。右手鈴ヶ峰、左手宮島、正面に経小屋山、振り向けば鉾取山系と黒々とした山並みが見える。

大野浦駅で、やや年配の男性が一人、ニッカボッカスタイルで先に出発。途中で追いつくことになるこの方が今日山道で出会ったただ一人の人となった。経小屋山は、山頂まで車で行くことができるので、家族連れや若い男女のペアが多い。経小屋山は、山懐深く、展望良し、そして交通の便良し、もっと多くの人に登られてよい山である。

さて、城山手前の鞍部は、右折して最低鞍部に達したのち左折して北側斜面を行く。最後はロープにつかまってよじ登る。山頂から経小屋山方面に至るには、まず一枚岩をロープにぶら下がって下る。そのまま下ると大岩の右を行くことになる。ここは<左>を巻いて行く。そして次の大岩が肝心である。ここは<右>を巻いていかなければいけない。左を行って南に延びる尾根に乗ってはいけない。

城山から鞍部へ下るとその後は220m台ピークの南斜面を巻いて行く。道幅がせまい箇所があり羊歯で覆われてよくわからないので注意が必要。うっかり踏み外すと谷底まで落ちそうである。ピークを巻き終わるとその後は尾根に乗っていく。

2001年08月26日記
四差路から頂上までは、しばらくはなだらかな道を進む。ジグザグの急登が始まる前に一度休息を取ると良いだろう(約30分くらいのところ)。やがて丸太の階段が始まる。ここが一番きつい。

丸太の階段途中で、駅でみかけた男性を追い越した。ペースはかなりゆっくり目である。ここまで追いつかなかったということはどこかをショートカットされたのだろう。聞けば昔通った道をきたつもりだがかなりの藪で苦労したという。正確なルートまでは聞かなかったが、城山の稜線のどこかに向けて南面を登ってこられたと思われる。いい山なのにあまり人が歩いていないですね、ということであった。

ツツジの花が咲いている。ヤブツバキの花が2、3輪登山道に落ちている。見上げると枝にも花が少しついていた。その他、山頂付近散策中にアキノキリンソウ、ママコナなど。
山頂からは広島市街地、宮島方面の展望がすばらしい。羅漢山~吉和冠山~大峰山は樹木越しにみることとなる。展望を求めて、東の岩場、中央展望台、西展望台を廻る。遠くはすこしかすむが四国の山々まで確認できて満足する。吐く息は白く手も冷たいが日なたではカッパを羽織ることもなく暖かい。

さて下山道である。新しく宮浜温泉に向けて下りるコースが整備されているという。しかし、取り付き口(東展望台の先)がわからない。目に付いた赤テープを下りかけたがどうにも納得できない。登り返そうとしたがあまりの急斜面で転落の恐怖を味わう。

西展望台から下る鳴川タンク尾根でも”ここから先は来ちゃダメよ”状態で雑木を横に置いてある。あきらめて四差路分岐を南に下ることにする。丸太階段分岐まで来てふと先まで進むと登山道がついている。手元の地図を改めてよく見るとここを東展望台としている。

成る程新しい登山道のようだ。快調に下るが途中で大岩にはばまれてしまう。この尾根しかない、間違いないはずだがあたりを探索する気力がなくて登り返す。

四差路分岐からの藪道を慎重に、しかし飛ばし気味に下る。2年前一度通った道だ。ルートを思い出しながら下る。途中で道が半分崩落しており羊歯で覆われてよくわからない場所がある。織り込み済みである。

太陽が山の端に沈むと同時に自動車道に出る。宮島はまだ日の光を浴びている。自宅近くに帰り着き、国道2号線の延長線上に、夕焼けをバックに浮かび上がる経小屋山を見る。

2001年09月22日

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城山~四差路鞍部(経小屋山手前)から海側へ下る
(出発帰着:JR大野浦駅)

2001年09月22日(土)、単独

はじめに

2001年09月22日(土)、単独
城山~四差路鞍部(経小屋山手前)から海側へ下る
(JR大野浦-妹尾の滝-城山-JR大野浦)

いつか2人でゆっくり歩くつもりにしていたコースだが、単独でよかった。展望はすばらしいが下山道がクモの巣だらけでけっこう歩きにくい。また南斜面で羊歯が生い茂っているところの足元が以外にせまく、足を踏み外すこと2度3度、一番ひどいときには腰まで落ちてかろうじてザックが引っかかって止まることができた。そのまま谷底に落ちていたらどうなっていただろうか。危機一髪であった。

今日のコースタイム:
・JR大野浦(20分)大頭神社(13分)登山道入口、合計33分
・登山道入口(48分)城山頂上(50分くらい)四差路鞍部
合計2時間37分(ロスタイム約1時間を含む)
・四差路鞍部(1時間02分)山陽自動車道(8分)JR大野浦、合計1時間10分
総合計4時間20分(必要とした休息時間、およびロスタイム約1時間を含む)

JR大野浦(海抜3~5m)8:33-大頭(おおがしら)神社8:53-登山道入口9:06-岩場展望9:20-第一展望台9:30-第二展望台?9:40-第二展望台?9:49-頂上9:54
10:25まで下るが道が途切れており、10:35から登り返し、頂上直下の大岩10:58-四差路11:06-260mピーク11:30、11:38-四差路鞍部(直進、経小屋山きょうごやさん、右、上ヶ原林道、左、JR大野浦方面)11:43-山陽自動車道(広島岩国道路)12:45-JR大野浦12:53

城山は、JR大野浦(山陽本線)の右方すぐ目の前にあり、山全体には巨岩が無数点在している。登山口は、駅から旧道を広島方面(北東)に引き返し、妹背の滝右手の石段を上り、釣堀を経て休息所トイレの裏側にある。
周囲の展望は、頂上よりも少し下の第二展望台の方がよさそうである。右手正面の宮島から、左手奥の大野権現山までこの1年余りで登った広島市周辺の山がほとんど見える。

城山頂上からは経小屋山へ至る尾根道をたどって大野浦方面(左)下山道をさぐる。頂上直下の大岩の所では「右」に巻いていくことが肝要である。そこから先の尾根道を行く間、経小屋山が正面に見え隠れしておれば正解である。

大岩を「左」にいく尾根に入ってはいけない。この尾根筋の下山道?(赤テープも全く巻いてない)は途中で途切れている。山陽自動車道を走る車の運転手の顔が見えるかという位置まで下ってあえなく敗退決意。しばらく休息の後登り返した。なおこの地点からから宮島の西方海面に目をこらすと佐田岬半島がうっすらと見えているみたいであった。

四差路鞍部からは左へ巻いて260mピークからの尾根に取りつきそのまま下る。現在はあまり使用されていないのだろうか、道の状態は余り良くない(近道には違いないが)。下りた地点は、高圧電線が山陽自動車道を斜めに横切っているあたりである。

2001年09月16日

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経小屋山西尾根、敗退
西国街道散策、残念さんなど
(出発:JR玖波駅、帰着:JR大野浦駅)

2001年09月16日(日)、単独

はじめに

2001年09月16日(日)、単独
経小屋山西尾根、敗退
西国街道散策、残念さんなど

JR玖波-経小屋山西尾根敗退-残念さん等見学-JR大野浦

8月26日にこの山の中腹(標高460mくらい)の車道から下りるべきコース(ひろしま百山紹介)を取り違えた。後日車でその下山口を確認に行くがわからず。それならばいっそのこと一番下から登り返してみようというので狙っていたコース。秋晴れの良い天気の朝を迎え見通しも非常によさそうである。ルンルン気分で出かけるがあえなく敗退。

JR玖波8:25-登山口8:43-216mピーク9:10-敗退地点9:30?
ここまでは順調であったがしばらく行くと、先日(8月26日)のコースと同じくこちらも”ここから先は行ってはダメよ”状態。ここまでに男女4人組を追い抜いていたので待ってみる。

追いついてきた彼らに聞くと、この辺の山域にはよく来ているようだが、このコースは初めてらしい。彼らが引き返して来なければついていこうかと色気を出して待つ。15分くらい経っても引き返してくる気配がなかったので、ブッシュの中に突っ込んでみるがやはり無理。

ガイドブックには”尾根筋は眺めのよい下り、どんどん下ろう(車道・玖波下山口から健脚向け参考コースタイム約2時間)”とある。行くべき尾根筋は下から見えており、ここのブッシュを乗り切れば後は岩場の連続のようだ。今日の天気なら眺めは最高だ。ほんとうにもったいない。しかし、時間はまだ1時間30分くらいかかるだろう。結局ここで30分程度格闘したことになるだろうか。力量を考えて敗退とする。

引き返し地点10:20-玖波霊園10:55-(車道)-JR大野浦12:25
元来た道を戻るのもつまらないので、一駅広島寄りを目指して下山道途中で左折する。霊園からは山陽自動車道(広島岩国道路)にほぼ平行して走る車道(標高50~100mくらい?)を行く。朝には秋風が心地よかったとはいえさすがにまだ夏の太陽である。

正面になかなか形の良い山が見える。あの方角に山があっただろうかとしばらく行くと、それは海の向こうの宮島・岩船岳であった。岩船岳は宮島(厳島)の主峰弥山からずっと南東の方角にある。宮島桟橋から頂上直下まで海岸線を歩ければそれだけ登りやすくなるのだが、その道は大潮の干潮時しか現れず、しかも岩だらけらしい。したがって、岩船岳に登るには弥山の山頂近くまで登ってそこから縦走をする形となる。そして帰りも同じ道を戻ってこなければいけない。本年2月25日に途中までいったが日没時間を考えて敗退した。日の長い季節であまり暑くないころ再挑戦をしたいと考えている山である。

その宮島の西側の海面には、ずっと向こうまで島影が途切れることなく連なっており美しい。周防大島(山口県)を中心とした島々であろう。ひょっとして佐田岬半島(愛媛県)も見えているのだろうか。

今歩いている道は旧・西国街道沿いの道で、すこし海岸線から上がったところにある。ここに”残念さん”という長州征伐戦争ゆかりの地がある。山陽自動車道に大きな看板がでており、いつも気になっていたところである。今日そこへ初めて寄ってみた。

幕府軍の軍使として長州軍に単騎向かっていた兵士を、長州軍があやまって狙撃してしまった。その軍使の名前は、丹後宮津藩士・依田伴蔵といい、”残念”といって絶命したという。

また、その近くに、吉田松陰腰かけの岩というのもある。たまにはウォーキングもいいものだ。

2001年08月26日

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上ヶ原林道~経小屋山~西展望台~鳴川タンク尾根
花木園藤棚横の下山口(経小屋山西尾根)分からず、鳴川タンク尾根を下る
(出発:JR大野浦駅、帰着:JR玖波駅)

2001年08月26日(土)、単独

はじめに

2001年08月26日(土)、単独
経小屋山(上ヶ原林道~経小屋山~西展望台~鳴川タンク尾根)

上ヶ原林道から経小屋山。一旦、花木園藤棚に下りて西展望台に登り返し、鳴川タンクの尾根を下る。

今日のコースタイム:
・JR大野浦(25分)妹背の滝(1時間)上ヶ原林道から四差路鞍部(1時間30分)経小屋山、合計3時間10分(休息時間を含む)
・経小屋山(1時間、含むロスタイム15分程度)花木園藤棚を経て西展望台(1時間45分)鳴川タンク、合計2時間45分
・鳴川タンク(35分)JR玖波、合計35分
総合計6時間30分、必要とした休息時間を含む、昼食タイム1時間は含まず。

JR大野浦(海抜3~5m)07:20-妹背の滝07:45、08:00-上ヶ原林道-四差路鞍部(左城山、直進JR大野浦方面、右経小屋山)09:00-経小屋山596.6m10:30、ここまで3時間10分。
頂上11:30-西側の遊歩道を下ってトイレのある広場(標高480mくらい)-車道を下り左手に池、花木園藤棚を見る。藤棚を横切って左手の尾根に上がる-西展望台513mピーク12:30、ここまで1時間(合計4時間10分)
西展望台12:40-270mピーク-鳴川タンク14:25、ここまで1時間45分(合計5時間55分)、JR玖波15:00
(合計6時間30分、必要とした休息時間を含む、昼食タイム1時間は含まず)

城山への登り口を確認せず、直ぐに上ヶ原林道に入ってしまう。城山周遊コースはEIKOのために取っておくことにしよう。さて、この林道は地図上では黒の実線で表示されている。道幅はそれなりにあり迷うことはないが、くもの巣も一杯張っている(今回の山行では全コースにわたってくもの巣だらけであった-これだけで精神的負担が大きい)。沢沿いの道であり、大雨の時にはこちらも川となってしまうようである。木の葉が流れた跡や水流で道の真中が削られたりしている。

四差路から頂上までは、しばらくはなだらかな道を進む。ジグザグの急登が始まる前に一度休息を取ると良いだろう(約30分くらいのところ)。やがて丸太の階段が始まる。ここが一番きつい。健脚向け参考コースタイム60分。

頂上では東屋で1時間の昼食タイム。上半身はだかになって汗でびしょ濡れになったシャツと上着を乾かす。心地よい風が少しあり結構乾いてくれた。

頂上から遊歩道を西に下るが夏草は刈られていない。広場に出て車道を少し歩き、藤棚を横切って左手のピークに登り返し西展望台に達する。ここまで1時間かかる。なお、最初は、藤棚を横切って沢に沿って下る道に入るが、途中で崩落しており先に進めなかった(往復15分くらいのロスあり)。西展望台へは、多分頂上から南側の遊歩道をまっすぐ下ってくれば30分程度のはず。

西展望台から鳴川タンクまで稜線上を下る道は廃道にしたいらしい。最初から最後まで、”ここから先は来ないで”と木々で封鎖をされていた。かなり厳しい道であることは確かである。またこの道の途中で火災があったりしたことも原因かもしれない。長いロープを伝って下りる個所がある。ロープそのものが道標の代わりといった風で、羊歯に覆われて足元は見えず、すべったり転んだり。さらに下ると、完全に一帯が羊歯で覆い尽くされている個所がありルートを見失う。その他、稜線上のピーク、ピークでは大きな岩の上や横をすり抜けたりとまったく気が許せない。体力の消耗を考え休み休みゆっくりと下る。真夏の太陽は薄日となって隠れており少し助かる。
健脚向け参考コースタイム1時間30分。

JR玖波までの車道(35分もかかった)でも時々休息。途中で缶ジュースを買う。駅ではトイレで頭から水をかぶり上着も洗ってそのまま着る。もう一つ缶ジュースを飲む。持参飲料水ペットボトル2本合計1リットル+下り広場で空きボトル1本に水道水を詰める。

実は下山道を取り違えた。車道をもう少し下って、1本西側の尾根に入るべきであった(349mピーク→216mピーク)。ガイドブックには”尾根筋は眺めのよい下り、どんどん下ろう(玖波下山口から健脚向け参考コースタイム約2時間)”とあり、頂上から2時間30分くらいでJR玖波まで帰り着けると踏んでいたのだ。予定していた尾根筋や、さらにもう1本向こうの先日登った傘山、行者山を眺めながら悪戦苦闘する。

後日注:実際には216mピーク尾根は火事でルート消失。

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2005年01月15日

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窓ヶ山(西コース)、往復
(出発帰着:魚切バス停付近)

2005年01月15日(土)、単独

はじめに

2005年01月15日(土)、単独
窓ヶ山(西コース)往復
(出発帰着:魚切バス停付近)

前日は飲み会、行く先がまとまらず近場の窓ヶ山に出かけることにした。「広島市の山を歩く(上巻)」を持参、まず西コースを登る。下りをどうしようか考えた。

本書の著者は、東コースは土石流で荒れてはいるが、危険はないという。しかし、下りに使ってもし道迷いした時、登り返すのはめんどうだ。今日はそこまでの気力がない。次回、下から探索してみることにする。おとなしく往路下山。

西峰(窓ヶ山三角点)と東峰の両方で展望を楽しむ。霞む天気で遠くまではよく見えなかった。しかし、前回の思い違いなどを直すよい機会となり満足。

西峰からは、羅漢山、大峯山~阿弥陀山の稜線が美しく、阿弥陀山の左奥には、雪で少し白くなった吉和冠山がはっきりと見える。前回展望図記載では、羅漢、大峯は西峰から見えないとしていた。また、吉和冠山も東峰から見えるとしていた(西峰から見えるかどうかについては言及せず)。展望図訂正の要あり(作業未着手)。

今日のコースタイム:
登り、1時間23分
東峰往復、27分
下り、49分
総合計2時間39分
(東西両峰での展望時間1時間22分を除く)

魚切バス停附近10:11-登山口(案内板)10:20、10:22-西コース登山口10:24-ベンチ10:31-、10:38-右展望10:45-頂上まで1000m10:49-頂上まであと900m10:52-再び尾根10:53-再び木段10:55-樹間に東峰11:08-頂上まで500m11:10-目の前に窓の白い岩11:13-7合目11:15-頂上まで300m11:18-展望11:22-頂上まで100m11:27-白川分岐11:32-窓ヶ山11:34、12:15-東峰12:29、13:10-窓ヶ山13:23-登山口(案内板)14:05-魚切りバス停附近14:12

霞む天気で遠くまでは見えない。しかし、岩陰の陽だまりに入れば暖かく、東西の峰でゆっくりと展望を楽しむ。以下では、窓ヶ山三角点(西峰)を中心にまとめておく。

西北西縦走路(白川上バス停方面)上の582m右奥に、羅漢山、大峯山~阿弥陀山の稜線が美しく、阿弥陀山の左奥には、雪で少し白くなった吉和冠山がはっきりと見える。

大峯山の右肩に西大峯山がはっきりと分かる。吉和冠山の位置は、大峯山~阿弥陀山にある896m右奥である。寂地山も見えているのだろう。その他、小五郎山(山口県)も頭を出しているようだ。

阿弥陀山の右奥に、湯来冠山、小室井山など。その北側手前の東郷山あたりから樹木にはばまれて見えにくい(東郷山は東峰からはよく見える)

窓・東峰の左に、東郷山から久地冠山に至る稜線を見る。その手前によい目標となるピークが3つある。まず左から、窓ヶ山北約1kmの650m台ピーク、さらにその北東600mにある647.4m三角点が、二つとも大きく尖っておりわかりやすい。さらにもう一つ、向山と奥畑川をはさんで北に対峙する637.2m三角点(640m台ピークが隣にあり)が、窓・東峰の左に入る。

東郷山右肩稜線途中に、大箒山附近がほんの少し見えているようだ。その右、東郷山稜線の最奥に山並がはっきりと見えてくるようになる。まずは、高杉山、天狗石山だ。高杉山にべっとりと雪がついている。ユートピアサイオトスキー場が見えているのであろうか。

それらに続いて(650~647mの最奥に)阿佐山~畳山~熊城山~櫛山~桶佐毛山~椎谷山の稜線が入る。時間をかければ一座づつ同定することも可能だろう。なおソフトでは、その手前に続く牛ヶ首山は左手に折れ曲がるという。

それらの右側、647m右奥に龍頭山が大きい。640m台の左奥に海見山、右奥に堂床山を見る。海見山の左手前に、本串山~牛頭山が見えているようである。また、海見山の左にいくつか小ピークが見えているのは、猿喰山、犬伏山あたりだろうか。

窓・東峰の上に見えているのは荒谷山か。東峰の右奥に向山があり、向山の左奥に白木山、右奥に安駄山~高鉢山を見る。白木山の右奥に見えるのは、カンノ木山~鷹ノ巣山だろう。高鉢山の右奥には虚空蔵山か。

高鉢山の右手前の火山から、丸山~大茶臼山~柚木城山~315m~鬼ヶ城山~鈴ヶ峰へ稜線が続く(武田山は火山の真後ろで見えない)。その向こうに、呉娑々宇山(丸山右奥)、鉾取山(大茶臼山左奥)、絵下山(柚木城山右奥)が入る。

呉娑々宇山の左奥に曽場ヶ城山(丸山よりも左)、鉾取山から少し右に行った奥に小田山(大茶臼山よりも右)、絵下山の左奥に野呂山(膳棚山)、右奥に灰ヶ峰がうっすらと見えている。

灰ヶ峰右手前に、460m(呉市焼山の南)の三角錐が目立つ。その右手前に天狗岩、天狗城山、烏帽子岩山が並んでいるはずだが、同定までには至らない(鬼ヶ城山左奥)。

海に向かって、休山~三峰山(鬼ヶ城山右奥)、安芸小富士(鈴ヶ峰右奥)、江田島(古鷹山)、倉橋島(火山)、東能美島、西能美島と並んでいる。倉橋火山の手前に、小弁天島、弁天島、津久根島を見る。能美島の右奥には、大黒神島、小黒神島あたりまでうっすらと見えている。

極楽寺山の左に宮島を見る。弥山~駒ヶ林、そして岩船岳がはっきりと見える。真後ろの周防大島(嘉納山など)までは今日は見えない。

極楽寺山~野貝原山の後に山並を認める。船倉山~大野権現にかけての小ピークが連なって入っているはずだ。ソフト上はその後に、経小屋山(極楽寺山右)、傘山(野貝原山左)が入るというが、はたしてほんとうに見えるかどうか定かではない。

泉水峠(のうが高原北)のさらに北にある722.4m三角点から右は樹木にはばまれる。窓・東峰から改めてその方角を見直すと、西峰の左に、瓦小屋山~三倉岳、上勝成山~下勝成山をはっきりと認める。

以下未整理
ベンチのちょっと上に、頂上まで1200m表示あり
段差の大きい木段がつらい
頂上まで1000m、やや平坦な狭い廊下、右から沢音

2001年05月12日

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白川~窓ヶ山~向山~上奥畑~広島広域公園
(出発:白川上バス停、帰着:修道大学バス停)

2001年05月12日(土)、単独

はじめに

2001年05月12日(土)、単独
窓ケ山(西峰)711.4m
向山(むかいやま)665.9m
白川上バス停(標高250m)09:25-主稜線ベンチ10:00-窓ケ山頂上(西峰)11:00-東峰頂上11:20、ここまで1時間55分
向山方面へ 途中岩場で昼食-仏峠ー向山13:15、ここまで1時間15分
ここからは踏み跡を頼りに稜線上をまず北へ、その後、東を目指す。
途中、2~3度さらに東に進む道を探すが道が切れており、北側の上奥畑(安佐南区)側へおりる14:10。ここまで55分(合計4時間)
広島広域公園を経て修道大学バス停15:35。
ここまで車道を歩くこと1時間25分。(合計5時間25分)
バスでJR五日市駅へ

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2005年02月27日

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窓ヶ山(東コース~西コース)
(出発帰着:上河内運動広場近く)

2005年02月27日(日)、単独

はじめに

2005年02月27日(日)、単独
窓ヶ山、東コース~西コース
(出発帰着:上河内運動広場近く)

窓ヶ山の東コースを登る。沢ぞいは多少荒れていたが、それ程の苦労もなく尾根に取り付く。後はひたすら登るだけである。ただし、予想していなかった雪が登山口から残っており慎重に行動をした。

展望はまずまず。今までよりも細部にわたって観察することができた。詳細なカシミール展望図を作り直す必要があるだろう(このあと絵下山、宮島と大物が続き、完成は遅れ気味)。

週半ばから少し体調をくずして土曜日の外出を控えた。今日の日曜日は足慣らしのつもりででかける。

今日のコースタイム:
上河内運動広場近く(17分)新しい橋の先、川床(16分)水晶谷(46分)岩場(15分)東峰展望園地
 小計1時間34分
西峰移動、21分
西峰(41分)登山口(4分)上河内運動広場近く
 小計45分
総合計2時間40分
 (東峰休憩1時間13分、西峰休憩1時間10分を除く)

上河内運動広場近く8:46-案内板8:48-西コース分岐8:50-川床9:03-堰堤9:06-沢の中9:13-ナメラ滝9:15-水晶谷二俣9:19-休憩9:26、9:29-左分岐あり9:33-少し平9:37-左分岐あり9:52-平9:55-岩場(分岐)10:05-沼田分岐10:09-展望岩場10:10、10:12-窓ヶ山東峰三差路10:19-東峰展望園地10:20、11:33-窓ヶ山(西峰)11:54、13:04-頂上まで100m13:11-頂上まで300m13:18-頂上まで500m13:22-少し平坦13:30-頂上まで1000m13:34-頂上まで1200m13:37-ベンチ13:40-登山口13:45-案内板13:47-上河内運動広場近く13:49

山を見上げると何となく白い感じがする。もやではないだろう。もしかしたら雪が残っているのかもしれない。予想通り最初から雪を踏み慎重に行動する。

案内板から舗装道路を上る。沢にそって基本的には右岸を行く。時々高巻くこともあるが、沢から離れることはない。足を滑らせないように気をつけて進むと、やがて、水晶谷二俣につく。

ここから中尾根に取り付く。樹林の中にしっかりした道がついている。何の細工もしてなくて気持ちが良い。やがて稜線部につく。とたんに雪が多くなる。人も多くなる。やはり日曜日の人出は違うようだ。

東峰で十分展望を楽しんだ後、西峰(三角点)に移動する。雪が深く移動には少し時間がかかった。写真をたのまれてシャッターを押す。下山は西コースから。下るにつれて雪は完全に消えていた。

2002年12月15日

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鷹ノ巣山
(出発:JR向原駅、帰着:福富町役場)

2002年12月15日(日)、単独

はじめに

2002年12月15日(日)、単独
鷹ノ巣山
(出発JR向原、帰着福富町役場)

今日のコースタイム:

JR向原(22分)中組(29分)登山口
 小計51分
登山口(35分)林道終点(29分)鞍部(31分)鷹ノ巣山頂上
 小計1時間45分(小休止含む)
鷹ノ巣山頂上(1時間03分)西谷(29分)福富町役場
 小計1時間32分(バス停まではさらに5~10分)

山頂まで、2時間36分
山頂から、1時間32分

JR向原9:12-中組9:34-峠9:53-登山口10:03-砂利道10:15-林道終点10:38、10:45-鞍部11:14,11:17-小ピーク11:32-鷹ノ巣山頂上11:48、13:10-国有林専用道13:37-林道鷹ノ巣線13:54-生活道路14:13-福富町役場14:42、バス停15:01

今日も天気はよさそうである。昨日鈴ヶ峰ではっきり視認した鷹ノ巣山を目指す。ところがJRで行くほどに霧は濃くなり平地しか見えなくなる。晴天の印だと頭では分かっていても不安な気持ちは隠せない。

霧の中を歩き始める。東林寺集会所を<左>へとり、舗装工事前の町道山田東林寺線を行く。峠を越えて山田の集落に入るとわずかに雪を見る。遠くで犬が吼え始める。霧に煙る谷間に遠吠えがこだまして怖い。

実は先週も同じようにここまで歩いてきた。集会所を<右>に行ったところで、親切な男性に道を間違っていることを教えてもらった。工事中の道を行けば楽に峠を越えられるが、鷹巣山まではまだ2時間半~3時間かかるということであった。

残念ながら、そのときは時間が遅くなったのと小雨が嫌になって登山口を確認することなく引き返したのだ。JR向原10:50-中組11:10-集会所11:37(ロスタイム15分)-峠11:49-山田12:00-(引き返す)-JR向原13:08

さて、登山口標識からしばらくは舗装道路、やがてそれは砂利道となる。霧が晴れてきて右手前方に太陽が顔をのぞかせはじめる。間違いなく快晴である。林道終点で小休止。振り返ると霧の上に雪をかぶった山が見えている。

山道に入ると植林された杉林で薄暗い。まわりに雪はあるが登山道は黒い土が見えている。ほとんど雪を踏むことなく鞍部へ達する。

鞍部から行く手を見上げれば急登である。防火帯として切り開かれた道だという。ここから本格的に雪を踏む。滑る。歩きづらい。下りに使ってだいじょうぶだろうかと心配になるような道である。水が流れてえぐれている側を登っていると、上からドンドンという音がしてきて、一人の男性が勢いよく降りてくるのに出会う。靴の構造が違うのか雪など全く関係ないといった感じである。

15分くらい格闘した後で小ピークに至り、その後はなだらかな道を雪の感触を楽しみながら頂上に達する。鞍部から頂上まで絶え間無く頭の上に雪がパラパラと落ちてくる。左右の木々の枝に降り積もった雪が落ちてくるのである。立ち休憩をしている時大きいのに直撃されてびっくりする。

頂上には5~6人のパーティ。医療関係の職場の仲間らしい。あの医者、この病院と様々な話題で盛り上がっている。久しぶりに備後弁を聞いた。

頂上は絶景、夢中でスケッチをする。山口県境から島根県境の山々が全て見えているようだ。雪をかぶって白く光っている。しかし、今まで見たことのない角度からで、特に手前の山は同定しにくい。もちろん東側は全く分からない。それでも雄大な景色に大満足する。

双眼鏡でのぞけば、大茶臼山のマイクロウェーブがかすかにわかる。そして我が鈴ヶ峰の山影もうっすらと認めることができる。見上げれば青空に飛行機雲が何本も行き交っている。

昼食後、予定通り福富町側へ下る。南東の方角を確認すれば大きな道がついている。雪の上をずるずると横滑りしながら下る。さらに下ると急坂となる。ロープが張ってあるが粘土質の道が雪解け水で湿って滑りやすい。

林の中で、”ふー”という声がする。シカでもいるのかとびっくりして見ると、一人の男性が登っていく後姿が見える。成る程、林の中に雪はなく歩きやすいのかもしれない。私はそのままロープの張ってある場所を下りて無事クリアーしたが、結局しばらく行った所で滑って転んだ。

国有林専用道、林道鷹ノ巣線のいずれも横切ってそのまま下っていく。概して幅の広い気持ちのよい道である。ただし、一番下の方は荒れていた。途中のため池には氷が張っていた。

西谷名所案内図がある位置から役場まで歩く。新築移転したばかりの超豪華な建物である。バス停をさがして確認すれば日曜日は運休。さて、どうしたものか、とりあえずその辺りを徘徊してみることにする。

役場を中心にその周りも整備されており、こちらも超豪華な一戸建ての立ち並ぶ団地が出来あがっている。土地の面積は一戸当たり数百坪はあろうかという大きさである。ちょっとした公園があり、そこから見下ろすと東側に大きな道が走っている。そこまでいけばバス停があるだろう。

結局、375号線、福富町役場東(旧、大和分かれ)バス停からJR西条駅行きのバスに乗る。小春日和、バスを待つ間も寒くはない。北針から74度の方角、、山の上に月が出ている。左下が少し欠けた白い月で月齢10日余だという。

2001年04月08日

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神ノ倉山
(出発:JR井原市駅、帰着:JR向原駅―芸備線)

2001年04月08日(日)、EIKO

はじめに

2001年04月08日(日)、EIKO
神ノ倉山
(出発JR井原市、帰着JR向原-芸備線)

神ノ倉山561m(かんのくらやま、広島市安佐北区、高田郡向原町)
JR井原市(芸備線)-60分-尾神峠-30分-頂上
桜は散り始め。頂上まで車道があり車がいっぱいなのは趣味に合わない
尾神峠まで引き返し、未舗装の林道を城山TV塔方面へ、1時間15分
ここまではほとんど勾配のない下り
テレビ塔の横から、踏み跡とテープを頼りに一気に下る、30分
下りきったところ(向原町長田地区)はカタクリの群生地である
ちょうど開花最盛期(4月上旬から1~2週間)でカタクリ祭りをやっていた
JR向原駅まで、ここからさらに30分歩く
広島駅までは、単線とはいえ1時間以上

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2002年09月21日

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鎌倉寺山
(出発帰着:東山ハイツ)

2002年09月21日(土)、単独

はじめに

2002年09月21日(土)、単独
鎌倉寺山(出発帰着:東山ハイツ)

前日はアルコールが入ったので車を置いて帰った。車中にどうしても山に持っていきたいものを置きっぱなしにしていたので、朝、車を取りに行ってそのまま出かける。ほんとうはJRの駅から全部歩くつもりでいたのだ。

予定していたのは、鷹ノ巣、カンノ木だった。ところが向原に近づくと前方の山は雲におおわれている。これでは楽しみにしている展望が得られないかもしれない。急遽少しだけ引き返して鎌倉寺山に登ることにする。「広島市内では数少ない岩尾根が続く変化に富んだ山稜」(ひろしま百山より)ならば、少しくらい雲がかかっても楽しめるだろう。幸い地図(鷹ノ巣山と同じ”井原市”)もある。

予想外の展望(槍ヶ峰)に感激する。登山道にも人工物はない。ただし、真新しい落書きがあり腹立たしい。なお鎌倉寺山鞍部までの登山道は、二万五千分1地形図とは少し異なっている(ひろしま百山地図参照のこと)

今日のコースタイム:
駐車場所(20分)分岐(24分)支尾根(27分)十字路(11分)鎌倉寺山
 小計1時間22分
鎌倉寺山(8分)十字路(27分)槍ヶ峰(15分)十畳岩(19分)南峰(33分)林道
 小計1時間42分(休憩を含む)
林道(29分)駐車場所
総合計3時間46分(大休止1時間14分以外の休憩をすべて含む)

登山口下駐車スペース10:10-分岐10:30-左へ大きく振れる10:35-支尾根上10:54-十字路11:21-鎌倉寺山11:32、11:37-十字路11:45-槍ヶ峰12:12、13:26-十畳岩13:41-ピーク13:46-ピーク13:54-南峰14:00、14:04-(一般コース)-林道14:37、14:41-駐車場15:10

向原から広島方面に引き返し、志和口を左折して登山口を目指す。東山ハイツ入り口がわからない。2往復してやっと探し当てた。団地入り口とはいえ、一車線の狭い坂道(ガードレール付)を登っていくようになっている。付近は道路工事中で、一度行きすぎるとユーターンできる個所がなく、二度とも牛岩方面の林道(今日の下山口)まで行ってしまった。

さて、標識にしたがって右手登山道に入る。沢沿いの道で途中少し水が流れている中を歩く。分岐点から左の道を登っていく。道は途中から大きく左へ振られ急登する。登り詰めたところは北北西に延びる支尾根である。コースを右にとり支尾根の東側斜面を登る。十字路に出て、左鎌倉寺山、右岩尾根縦走コースである。

鎌倉寺山に着くと、キャンバスを立てて絵を描いているご夫婦がいる。声は掛けなかった。鎌倉寺跡の探索もせず縦走路に向けて引き返す。後は最後まで一人旅。

岩尾根縦走路はすばらしい。展望がよい。岩場をよじ登ったりずり落ちたり、コース取りを考えさせられる個所がある。全体的なアップダウンもかなりきつい。タフなコースである。

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2002年12月23日

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高鉢山、往復
(出発帰着:JR狩留家駅―芸備線)

2002年12月23日(月)、単独

はじめに

2002年12月23日(月)、単独
高鉢山(出発帰着:JR狩留家-芸備線)

コースタイム:
JR狩留家(35分)沢分岐(32分)支尾根(37分)高鉢山頂上
 小計1時間53分(休憩を含む)
高鉢山頂上(20分)支尾根(30分)沢分岐(18分)JR狩留家
 小計1時間08分(ロスタイム・昼食時間合計約26分を含まず)
高鉢山(28分)南峰、反射版(8分)高鉢山
 小計36分
総合計3時間37分(南峰での休憩44分などを除く)

JR狩留家10:12-登山口10:26-沢分岐10:47-支尾根11:19、11:28-高鉢山(三角点)12:05、12:08-南峰12:34-反射版12:36、13:20-高鉢山(三角点)13:28-昼食13:43、14:00-支尾根14:14-沢分岐14:44-登山口14:52-JR狩留家15:02

朝起きて北の空を見れば予想通り晴天、南の島は少しかすんでいるが良しとしよう。気温は高めで活動しやすそうだ。予定通り高鉢山を目指すことにする。

晴天見とおしのよさそうな時に、あえてなぜ展望のないとされる高鉢山かと言えば、展望があるという南峰まで行ってそのことを確認してみたかったからだ。ただし、晴れの日を選んだのは展望のためばかりではない。三角点から南峰に至るまでは、ほんの10分位の距離とはいえ倒木だらけでルートがわかりにくいというので、落ち着いて行動できる環境がほしかったのだ。

さて、最初は沢に沿って順調に登る。やがて、沢を左に外れて登り始めると、成る程大変な道である。滑りやすい粘土質の上に落ち葉が堆積しており、登りでもずり落ちてしまう。下りはどうなるかと心配していたら、やはり実際に何度か滑って手をついた。そのうち一回は尻餅をつく。

頂上までほとんど展望はない。ただし、冬枯れの木をすかして、呉娑々宇山、白木山、芸北の山々が見えるところが二三箇所あるがあまりはっきりとはしない。

頂上に着いた。先着のご夫婦一組、福山から電車で来たという。一列車前だったのだろう。ご主人の足の具合が悪くて仲間と別行動?とのこと。あいさつを交わした後ですぐに南峰を目指す。

赤テープに沿っていけばよいというので、その通りに倒木帯をぬけて進むと、植林帯(東斜面)の下側をどんどん下っていってしまう。右手を見上げれば、植林された木々が稜線まで整然と並んでいる。明らかに間違いだ。この道は志和町へ通じる槇道にちがいない。

見切りを付けて引き返しながら稜線への道をさぐる。稜線に出れば何のことはない。植林帯の中を太い道が通っている。南峰から先は再び倒木だらけだが、そのまま一直線に進めば中国電力反射版(2枚)はすぐそこだ。

間違いの原因は、高鉢山(三角点)から左側のルートを取って下ってしまったからのようだ。正解は前方に見えている南峰よりも少し右側から倒木帯に入っていくことだ。そうすれば稜線上の道に出る。

南峰からの展望はすばらしい(展望図は後日)。我が鈴ヶ峰をしっかりと確認する。ここで食事をしたかったが、三角点までの帰りのルートをきちんと押さえている訳ではない。何となく気がせいて引き返す。頂上もそのまま通過して下っていると大集団(20人位)のパーティとすれ違う。

こんにちはと挨拶を交わしてそのまま行けばなんだかおかしい。安駄山への稜線に入ったようだ。少し引き返して頂上手前で右手に下り、白木山の左手に芸北?(雪をかぶって白い)の山々が見える地点まで行って昼食をとる。

先程のパーティが下りてくる。聞けば福山からだと言う。頂上で話しをした奥さんから、無事(南峰へ)行けましたかと声を掛けられる。パーティは狩留家から上がって安駄山方面の展望地点にいってきたのではないだろうか。それにしても、件のご夫婦はどこで合流したのだろう。

後でこのパーティには追いついたのだが、滑って転ぶのを見られるのが恥ずかしくて、駅につくまで少し後ろを離れて歩いた。

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2002年04月30日

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牛頭山、往復
(出発帰着:広島市青少年野外活動センター)

2002年04月30日(土)、単独

はじめに

2002年04月30日(土)、単独
牛頭山往復
(出発帰着:広島市青少年野外活動センター)

先日登った堂床山、可部冠山を近くから眺めてみたくなり出かける。駐車場の心配がないのも良い。

少し気温が低めで曇り空である。夜は雨が降るかもしれないという天気予報であったが、家の窓からは山影がくっきりと見えている。意外に展望がよいかもしれない。読みが当たって初めての牛頭山に大満足、1時間19分の大休止をとる。

今日のコースタイム:
広島市青少年野外活動センター(13分)登山口(12分)沢入口(15分)鞍部(9分)牛頭山
 小計54分(休憩時間含む)
牛頭山(7分)鞍部(9分)沢入口(7分)登山口(13分)駐車場
 小計36分
総合計1時間30分(大休止以外の休憩を全て含む)

駐車場9:30-牧場横登山口9:43-沢登り口9:55-ヒノキ林終わり10:02-鞍部10:10、10:15-東第五郭跡10:20-東第二郭跡10:23-頂上10:24、11:43-鞍部11:50-沢入口11:59-登山口12:06-駐車場12:19

こども農園・牧場入口のアーチをくぐってさらに坂道を行く。登山口からは巻き道を東側の沢に向かって移動する。沢からは急登であるが太いロープをバランス良く利用すれば上り下りともに怖いことはない。鞍部からしばらくは岩だらけの急登である。慎重に行こう。5分も行けば疎林の広い道になり坂もゆるやかとなる。

頂上からは360度のパノラマが開ける。先日の可部冠山もすばらしかったが、可部冠山では、近くの山(堂床山、海見山、大掛山など)が近すぎてその後ろが見えなくなっていた。牛頭山では東峰が少しじゃまをするのと芸北方面にブッシュが多少あるくらいである。

山頂では時々風が強く(20m以上)吹き上げてくる。その度に登頂記念の木札が音を立て恐怖感を覚える。誰も登ってこない。全く一人だけの世界である。落ちついて昼食を食べる気にならず、弁当を持ったまま東峰の三角点にも寄らずに下山した。

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2004年04月24日

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本串山、往復
(出発帰着:JR布ぬの駅附近)

2004年04月24日(土)、単独

このページの目次です

はじめに

2004年04月24日(土)、単独
本串山
(出発帰着:JR布ぬの附近)

QJY つうしん166号の追っかけである。その他、"こういち"さんとmjobinさんのレポートを合わせて3つプリンターで打ち出しておいたのだが、持参するのを忘れてしまった。手元には二万五千分1地形図(飯室)とコンパスしかない。しかも地形図に登山道は記されていない。 送電線鉄塔だけを頼りに進む。

なお、広島市青少年野外活動センター、広島市こども村の地図(本串山~牛頭山縦走路)が山中にあったが、本串山への登山道はかなりおおざっぱなもので、実際とは少しずれているように思われる。

本串山は、鈴ヶ峰から見える山である。
ほんぐし、もとぐし、どちらが正しい呼称かは検討していない。

今日のコースタイム

太田川(6分)分岐(19分)No77鉄塔(19分)No76鉄塔(17分)No75鉄塔(28分)No74鉄塔(14分)本串山頂上
 小計2時間05分(525mピーク探索15分を除く、その他休憩は全て含む)
 その他、最初の無駄な探索1時間15分は最後に加える
本串山(50分)線路(5分)太田川
 小計55分
総合計4時間33分(昼食43分以外の全ての時間を含む)

太田川10:45-分岐10:51-尾根に乗る11:06-鉄塔11:12-鉄塔11:26-鉄塔11:33-引き返す11:42-分岐12:06-送電鉄塔(No77)12:25、12:32-小ピーク12:45、12:49-送電鉄塔(No76)12:51、12:56-なだらかピーク13:06-小ピーク13:11-送電鉄塔(No75)13:13、13:23-(525m探索)-鉄塔下に戻る13:38-沢13:50-送電鉄塔(No74)14:06-小ピーク14:15-本串山頂上14:20、15:03-鉄塔(No74)15:07-沢15:14-鉄塔(No75)15:20-鞍部15:28-鉄塔(No76)15:30-鉄塔(No77)15:39-線路15:53-太田川15:58

77号鉄塔(標高220m台)
76号鉄塔(標高359m)
75号鉄塔(標高420m台)
74号鉄塔(標高520m台)
73号鉄塔(標高570m台)

登山口は、JR布(廃線)近く

電車で行きたいがすでにこの区間は昨年秋に廃線となっている。JR布(廃線)に駐車スペースがあるというのだがどうだろうか。よくわからないまま出発する。結局、太田川を渡った林道に駐車する。

靴をはきかえていると目の前にムラサキケマン。さっそくデジカメで撮影して出発する。布駅のすぐそばに駐車スペースがあった。数台の車が駐車していたが、自由に利用できるのだろうか。

最初のアプローチを間違える

駅の西側数十mで踏み切りのない線路を渡って・・・レポートはまだあまり読み込んではいなかった。うろ覚えの記憶を頼りに山道に入る。しばらくして中電の管理道標識がたっている。そこを右折してしまった。各レポートには真っ直ぐ行くとあったのに。

鉄塔をいくつかこなしていくがどうもおかしい。右手に太田川下流が見えてくるようになった。角度をはかってみると方角がまるで違う。久地冠山に角度を合わせる。ずっと南側を走る別の送電鉄塔を追っかけていたようだ。引き返す。

分岐まで戻って右折をして、改めて目差す山道を進む。送電線の走る尾根に向かって少しづつ高度をかせいでいく。左から巻き上げていく感じである。左手下には太田川が見え隠れしている。

77号鉄塔(標高220m台)

77号鉄塔では目の前に久地冠山が大きい。その右奥には、太田川上流の山々、滝山などが見えているようである。足元にヒメハギをみつける。スミレ類もある。

77号~76号鉄塔は急登である。山道に、フジの花やヤブツバキの赤い花が点々と落ちている。ヤブツバキはともかく、フジのツルは見上げてもまったく見つからない。途中に小ピークがあり少し休む。

76号鉄塔(標高359m)

76号鉄塔では久地冠山の右奥に天上山をみる。さらにその右奥にうっすらと見えているのは、恐羅漢山~砥石郷山あたりであろう。

76号からは少し下る。鞍部手前で、後から「フーフー」という息遣いが聞こえてきた。誰かに追いつかれたのかなと思って振り向くが誰もいない。目線を下げたその先に、小さな動物が二匹、ドドーと走りこんできた。白地に黒斑だったように思う。怖いなと思った瞬間に谷底の方へ走って逃げてくれた。タヌキだろうか。

木段の急登をこなしてなだらかなピークに達する。400m台ピークだ。左手上を送電線が走り、その向こうに525mピークが見えている。

75号鉄塔(標高420m台)

ちょっとしたコブをもう一つ越えて75号鉄塔(標高420m台)に達する。人の気配がする。自分より少し年上と思われる男性が、ワラビのいっぱい入ったビニール袋を手にして立っていた。今日こそはほんとうに誰にも会わないだろうと思ったのだが。

その人がいうには、バイクを布駅の駐車場に止めてきた、今日は牛頭山まで行こうと思ったが、ワラビだけで引き上げるという。広島県の山130座踏破。宮島では8本の登山道踏破。白木山では道なき道を歩いて7時間余り。元気である。尻高山は、久地冠山から流れる尾根(目の前の尾根)の向こうのはずだなど、詳しい。

75号からは急な下りの道である。しっかりした道が右手についている。しかし、ほんとうにこの道でいいんだろうか。送電線からはどんどん離れていってしまうことになるのだが。そこで、525mピークから稜線上を行くのかもしれないと考えて、525mピークに向けて急斜面をしばらく登ってみた。しかし道はなさそうである。

この時点で、本串山に至るまでには、残りあと一つの鉄塔(74号鉄塔)を通過しなければいけないということは全く認識していなかった。鉄塔をもう一つ通過するとなれば、525m~山頂というルートはありえない。

ともかくこうなればしっかりした道を行くよりほかあるまい。道を下りきったあと平坦な部分がしばらく続く。そこでヤマルリソウをいっぱい見た。今日のお目当てである。もしこの道が間違っていて時間が足らなくなったら、このまま帰ってもいいなと思った。大満足である。

74号鉄塔(標高520m台)

道は沢を越えてさらに南へ巻いて行く。しばらくして、左手を南西に延びる支尾根に乗って北東に折り返し、やがて74号鉄塔に達する。コナラが花穂をたくさん垂れ下げている。フジの花があちこちで咲いている。280度展望とメモをしており、写真も撮ったが山並みは真っ白けで鉄塔以外なにも写っていない。

ゆるやかな木段を頂上に向かう。チゴユリがかわいい。どの花も下を向いているので無理やりデジカメで覗いてしまった。その他スミレ類が多い。例によって確かな分類は未だ行っていない。

73号鉄塔(標高570m台)

本串山山頂三角点は木立の中である。ヒノキだろうな、裏面の葉にY字型の気孔線あり。三角点から東へ数歩踏み出せば73号鉄塔がたっており、太田川本流の左岸が見通せる。しかし周りの木が高くてあまり見通しがよいとはいえない。

時々ゴーッという不気味な音がする。風が吹き上げているのだろうか。頂上ではあまりゆっくりすることなく下山する。途中では乾いた落ち葉に足を滑らせない様に気をつけて下りる。

2002年09月28日

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高松山、福王寺山
高松山(出発:JR可部駅、帰着:水道局給水所)
福王寺山(出発帰着:福王寺山登山口)

2002年09月28日(土)単独、後同行者1名

はじめに

2002年09月28日(土)単独、後同行者1名

登山道は、二万五千分1地形図に描かれているよりはメリハリがきいている。基本的にはまず沢の左岸(上流から見て左手)を登っていく。その後、大きく左へ振れてジグザグの道を行くと稜線上に出る。そこを右手に行くと、三の丸跡(高松神社)を経て頂上に至る。

今日のコースタイム:
JR可部駅(25分)登山口
登山口(51分)山頂
山頂(15分)広島市水道局給水所
総合計1時間31分

JR可部9:46-登山口10:11-左へ振れる10:40-稜線上10:52-高松神社10:58-高松山頂上11:02、12:00過ぎ-広島市水道局給水所12:18

高松山頂上、12時過ぎ出発
福王寺にて昼食後、福王寺山往復
可部駅、午後4時前着

昨日は雨、天気予報では今日も雨が降る可能性がある。あまり遠くへは出かけたくないので、JRで行けて近場、そして標高の高くない山とする。幸いにも現地に近づくにしたがって遠くの山にかかっていた雲はだんだん高くなり青空ものぞくようになってきた。沿線の小学校では運動会をやっているようだ。

可部駅から人の流れにつられて北側の住宅地に入る。狭い道を蛇行しながら駅からずっと見えている高松山をめざす。土手に出て橋を渡ると少し行きすぎているようだ。

南に下ると洋弓場があり10数名が練習の最中である。その向こうにグラウンド(テニスコート)が広がり、対岸には校舎がある。ここが可部高校グラウンドであろう。山側には墓場も見える。登山口はと探せば、洋弓の的の右横に大きな案内板があり、高松城址や大文字祭について説明してある。

全山要害となっていた山である。低いながらもそれなりの登山気分が味わえる。また、登山道は自然な山道で気持ちが良い。ただし、水道局施設側は倒木急坂があり気が抜けない。

山頂で高陽町(安佐北区)のS氏と知り合う。手には「あさきた里山いちばん」、近所の〇〇公民館で入手とのこと。高松城主熊谷氏の動向や火野山城址(城主吉川元春)は大きくてりっぱであるなど教えていただく。

対岸の山腹に見えている赤い建物は福王寺のお堂でこれもすばらしいとのこと。今から行って見ようということになる。車を水道局施設側に置いているというのでそちらへ下山する。速い。岩場を飛ぶように下っていく。

なお、寺山を見下ろすと山頂付近に青いビニールシートがかけてあるようだ。可部高校の移転計画に伴う測量でもやっているのだろうか。

福王寺は、安芸の高野山とも呼ばれる真言宗の霊峰別格本山で、仁王門、燈明杉(4本の大木)、金堂、金亀池など見所いっぱいである。

高松山頂上でいっしょになったS氏(安佐北区在住)の車に同乗して福王寺山を目指す。福王寺駐車場から福王寺を経て山頂往復。帰りはJR可部駅まで送っていただいた。

福王寺山の山頂付近は西に平坦に延びている。山頂(三角点)にはNHKの鉄塔があり目印となる(高松山からも見える)。なお、福王寺山山頂からの眺めは抜群だが木立にじゃまされて見える範囲は狭い。

手前に見える水越山の右奥に東郷山、その右のピーク(490m)の奥に湯来冠山、430m台ピーク(JR毛木の北北東)の奥に天上山が入る。そして、380.3m三角点(久地冠山の東南東)のわずかに左奥が吉和冠山である。


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2004年06月05日

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岩樋山~道後山
(出発帰着:大峯ランド別荘地横の駐車場)

2004年06月05日(土)、EIKO

はじめに

2004年06月05日(土)、EIKO
岩樋山~道後山
(出発帰着:道後山スキー場)

終日晴れマークの天気に気をよくして出かける。大山を間近に見ることができて大満足。荒々しい谷筋を双眼鏡でのぞく。KENにも声をかけてやりたかったが車に弱くて残念だ。

どういう訳かデジカメが電池切れしてしまった。予備の電池を用意してあったがそれでもうまくいかない。道後山からの超展望を撮り損ねてしまった。

今日のコースタイム:
スキー場(18分)月見が丘(25分)展望台(27分)岩樋山(35分)道後山
 小計1時間45分
道後山(10分)大池(18分)鞍部分岐(15分)展望台(17分)月見が丘(13分)スキー場
 小計1時間23分(休憩を含む)
総合計3時間08分(昼休憩1時間21分を除く)

スキー場10:15-月見が丘10:33-展望台10:58-岩樋山11:25-道後山12:00、13:21-持丸山分岐13:23-大池13:31-分岐13:45-鞍部分岐13:49-岩樋山分岐14:03-展望台14:04、14:14-月見が丘14:31-スキー場14:44

月見が丘でなにやら工事をやっている。そこでその下から歩き始めた。月見ヶ丘からのルートは”ひろしま百山”とまったく同じである。まず岩樋山に登り、 前方に見える道後山を目差して、なだらかな草原をいったん下って再び登る。下山は、道後山から大池を回遊した後で主稜線に戻り、さらに岩樋山南面を巻いて下っていった。

岩樋山山頂近くにアカモノが多い。デジカメで撮っていたら、それは何ていう花ですかとマダムから声がかかる。”僕はワカモノ”と連れの男性。こっちは植物に詳しい訳ではない。冷や汗ものである。

アカモノのそばに赤や白のイワカガミが混じって咲いている。タニウツギは登山道の最初から最後まで続いている。その他スミレ類。ヤマボウシはまだ数が少なくこれからだろうか。サワフタギのようなもやもやした花も。

岩樋山山頂で、”ヤッホー”、”ヤッホー”と黄色い声がハモッている。小学校入学前の子供達だ。周囲に木霊を返してくれる山はない。ヤッホーでどこまで息が続くか楽しんでいるようだ。

さすが人気の山域である。大勢の人たちが入山している。なかにはハイヒールとまではいかないが、軽装の人たちもいる。広い草原はどんなに多くの登山者がいてもいっぱいにはなりそうにない。

道後山山頂で昼食。元ギャルの会話がはずんでいる。オレオレ詐欺に実際に引っかかった人の話、長崎県某市の小6少女殺傷事件など。聞くともなしに聞こえてくる。

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2004年09月11日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 猫山トップページ

猫山
(出発帰着:スキー場駐車場)

2004年09月11日(土)、単独

はじめに

2004年09月11日(土)、単独
猫山(出発帰着:スキー場駐車場)

先週に引き続いて、備北の山である。ネコヤマヒゴタイ(希少種)が咲くのは、この時期ではないだろうか。何も分からないまま台風の後の山に入る。

今日のコースタイム:
駐車場(29分)リフト終点(5分)水場(3分)山上さん(18分)尾根(45分)猫山
 小計1時間40分
猫山(約16分)猫山南峰(19分)猫山
 小計35分
猫山(25分)尾根終端(11分)水場(19分)駐車場
 小計59分(休憩を含む)
総合計
 3時間14分(ただし、猫山展望地および南峰での休憩60分を除く)

駐車場10:05-小さな沢10:24、10:27-リフト終点10:34-水場10:39-山上さん10:42-小さな沢10:48-折り返し10:58-尾根11:00-急登開始11:10-休憩11:27、11:30-猫山山頂11:45-(南の展望地)-出発12:15-猫山南峰12:29、13:01-展望地13:19-猫山山頂13:20-急坂終わり13:37-尾根終端13:45-山上さん13:53-水場13:56、14:00-リフト終点14:03-小さな沢14:08-駐車場14:19

スキー場ゲレンデ横の林間を行く。台風で小枝や葉っぱがたくさん落ちている。青い毬栗が落ちている。中には茶色のしっかりした栗がつまっていた。そばには、これまた青いドングリが枝ごと落ちている。幸いなことに大木が倒れるといったことはなかったようだ。

大きなヘビが目の前を横切る。リフト終点の手前で振り返ると展望。岩樋山~道後山が見えているようだ。リフト終点を過ぎると、水場を通って一旦北へ向かう巻き道になる。山上さんを過ぎ、小さな沢をいくつか踏み越えてゆく。沢には最初の水場ほど水は流れていない。やがて、右手下方に四角錐の白い建物(猫山スキー場)が見え、その向こうに再び岩樋山~道後山を見る。

尾根に取り付き、しばらくはなだらかな道を行く。やがて急登が始まり、それを乗り越えると、道は右手前方の頂上を目差す。頂上に展望はなく、すぐに南に1分程度行ったところのササ原に至る。(カシミール展望図参照)

西から北の展望はどうなっているのだろう。そう思って、猫山南峰との鞍部の方へゆっくり下っていると、鈴の音が聞こえてきた。朝、駐車場で出会った人ではないだろうか。私のすぐ後に駐車場に着いて、手際よく身支度を整えると、鈴の音を鳴らしながら先行された。

私が歩き始めたのは、その5分くらい後だ。そして、頂上での展望時間はちょうど30分くらいだろう。その間に、もう南峰から帰ってきている。大変健脚のようだ。花の写真を主に撮っていらっしゃるとのこと。南峰は遠いように見えるけど、ここから10分位のものですよ、と言われて行ってみることにする。

南峰はイヨフウロのお花畑だった。展望を楽しんで往路を引き返す。

帰りはわりと飛ばしたが猫山山頂から約1時間だった。「ひろしま百山」猫山の項をみると、山頂からの下り60分となっている。「ひろしま百山」のコースタイムがきつめなのか、こちらの体力が落ちたのか、どちらかはわからない。

今日も幾種類もの草花をみた。しかし、ネコヤマヒゴタイは分からなかった。少しは勉強して行ったのだが。台風でだめになったのかな。自分の目が悪い(知識がない)ことを棚にあげて心配してみる。

フウロはあちこちにいっぱい咲いていた。ワレモコウもあった。トリカブトの小群落をみた。大きなトゲトゲしい葉っぱをつけたアザミがあちこちで倒れていた。うす茶色で目玉印を片側に2つ持ったチョウの羽の先端がほころびているように見える。台風の影響だろうか。みんな健気に生きている。

2005年07月16日(土)追加:
後日メール交換をするようになった方から、私(土曜日)の翌日(日曜日)に登っていたと連絡を受けていた。ネコヤマヒゴタイはちゃんとあったそうだ。

2004年09月04日

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ひろしま百山(私の踏み跡)>> 葦嶽山トップページ

葦嶽山(野谷ルート往復)

2004年09月04日(土)、単独

はじめに

2004年09月04日(土)、単独
葦嶽山(野谷ルート往復、登山口標高476m)

庄原インターから、"日本ピラミッド葦嶽山"の標識を順番にたどりつつ登山道入口に至る。雨が落ちてきて身支度中から傘を必要とする。昨日の予想より雨雲がはやく到達したようだ。

今日のコースタイム:
登山口(50分)鞍部(6分)葦嶽山
 小計1時間01分(休憩を含む)
葦嶽山尾根筋(灰原ルート)探索、鬼叫山巨岩群見学、鞍部着
 小計31分
鞍部(27分)登山口
 小計27分
総合計1時間59分(山頂休憩46分を除く)

登山口10:05-あと1000m標識10:28-あと500m標識10:31-急登開始10:44-稜線鞍部10:55、11:00-葦嶽山11:06、11:52-(尾根筋-灰原ルート探索、巨 岩群見学)-稜線鞍部12:23-急坂終わり12:31-あと500m標識12:37-あと1000m標識12:39-登山口12:50

傘をさして登山道に入る。雨脚が強くなってきた。最後の登りをクリアーできるかどうか心配だ。もしも両手を使う必要があって、傘を持てなくなれば引き返すことにして前に進む。

沢沿いの道は、少し大きめの傘をさしても十分に歩ける程度広く、そして勾配がゆるやかなのは助かる。下山中の男女カップルとすれ違う。車が一台あったので出会うことは折込済みだ。これであとは一人旅のはずだった。

沢を何度か右岸から左岸へ、左岸から右岸へ渡りながら、少しづつ高度をかせぐ。やがて急登となる。道はジグザグに付けられており、傘をさして登るのに差し障りはない。ただし、登山道を守るためとはいえ、ゴム製の階段になっているのが面白くないといえば面白くない。

鞍部から山頂までは、案内表示によれば106mとなっている。どんな展望が得られるのだろうか。反対側の鬼叫山巨岩群見学は後回しにして山頂を目差す。

山頂で展望を楽しんでいる間、雨が止んでくれた。雨模様の中で、低く垂れた雲の上に山波が重なる。大黒目山~鬼叫山(800m)の向こうに、比婆・道後の山々をしっかりと認める(カシミール展望図参照)。なお、烏帽子山~比婆山御陵の稜線そのものは、池ノ段~立烏帽子山の向こうに隠れて見えない。

山頂から鞍部へ降りた時、6~7人のパーティが鞍部休憩所(屋根付き)で雨に濡れた身体を休めていた。鬼叫山巨岩群の見学を終えて再び鞍部に帰り着いたときにはすでに姿はなかった。葦嶽山山頂へ向かったのだろう。雨降りなのに結構人気の山のようだ。

登山道には様々なキノコがあった。大きいの小さいの、白色、茶色、赤色など色とりどりである。所々に青々とした毬栗が落ちている。カエルが目の前を跳ねていく。豊かな自然を感じさせる山である。

"こういち"レポートには、「樹木は種類も豊富で木本の勉強にはもってこいの山」とあり、実際に観察した数多くの樹木名があげられている。 山頂手前に、ママコナ、山頂の木陰にホツツジの花。

追伸:あと500m標識は設置する場所を間違えているのだろう。少なくとも、500m標識~1000m標識間を2~3分で通過できること自体がおかしい。

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2004年05月15日

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ひろしま百山(私の踏み跡)>> 福田頭トップページ

福田頭
(出発帰着:比和町総合運動公園)

2004年05月15日(土)、単独

はじめに

2004年05月15日(土)、単独
福田頭
(出発帰着:比和町総合運動公園)

久しぶりの比婆地方である。野性味あふれる登山道に大満足。このコースは、比和町が平成7年(1995年)に50年ぶりに復元・整備したもの。できるだけ人工的なものを加えないという方針が貫かれている。なお、駐車場については、総合運動公園(宿泊研修施設かさべるで)が推奨されている。

今日のコースタイム:
運動公園(14分)福田上集会所(45分)林道終点(57分)三の滝(50分)大波峠(31分)福田頭
 小計3時間20分(全ての休憩を含む)
福田頭(18分)兎舞台頭(45分)大規模林道(52分)福田上集会所(11分)運動公園
 小計2時間06分
総合計5時間26分(山頂休憩48分を除く)

運動公園9:09-福田上集会所9:23-林道終点10:08-一の滝10:38-二の滝10:58-三の滝11:05-おおはノ峠11:55、11:58-1161m12:06-福田の肩12:14-小ピーク12:23-福田頭頂上12:29、13:17-鞍部13:27-小ピーク(展望地)13:29-兎舞台頭13:35-1066m附近13:49-(ジグザグ)-小ピーク手前14:00-昇龍の滝14:09-大規模林道14:20-福田上集会所15:12-運動公園15:23

集会所を過ぎたところで、こちらに歩いてくる中年男性一人と話をする。縦走して下りるつもりだったが、沢の水が多そうなので、下り口の沢を渡ることができるかどうか心配だ。そこでピストンすることにした。ならば、車でこちら側を行けるところまで行こうというので、車を取りに引き返すのだという。

人家がなくなり、右の林道に入ってすぐの分岐で、左右どちらにしようか迷っていると、件の男性が左へ案内してくれた。三年前に今日同様ご夫婦で来たことがあるらしい。こちらが写真を撮り始めたのですぐに二人は見えなくなってしまい、再び追いついたのは、頂上ですでにお弁当を食べているところであった。なお、道はしばらくして林道と合流した。

一の滝の見学を終わって引き返すときに、下から登ってきた男性二人と挨拶を交わす。頂上で写真を撮っているときに追いついてきた男性5~6人の仲間の人たちのようだ。

時間を気にせずに随分とゆっくり登った。途中で植物観察中の家族連れの一団を追い抜いた。福田頭の肩手前で、頂上へ1000mの標識をみたときにはびっくりした。まだそんなに距離があるのか。しかし、肩までの急登をこなせば、後は山頂稜線上のおだやかな道である。

キツツキのドラミングが頂上の方向から聞こえてくる。やがてその音が後から聞こえてくるようになれば頂上は近い。

頂上についていつもの通りに写真を撮っていると、あの山は何という山ですかと一人の男性から聞かれた。大山だと思うがと言いつつ、コンパスで角度を測って声の主が持っていた地図に落とせば、間違いなく大山である。

そこに、あれは大山ですよ、と声がかかる。一の滝ですれ違った人たちのようだ。昔山歩きをやっていたらしい。あれが、船通山という声もあがるが、船通山は竜王山のちょうど向こうで見えないだろう。

なお、初めての山にカシミール展望図を持っていくことはしていない。一生懸命にコンパスで角度を測って、スケッチをして写真を撮り、家に帰ってから行うパソコンでの確認作業を楽しんでいる。

頂上から北をめざす。兎舞台頭からの下りは急で滑りやすい。しかし、みごとなブナ帯である。巨木の中には樹齢300年以上のものが含まれるという。登山道を50年ぶりに復元・整備した比和町に感謝である。

1066mピークの先の標高1020m附近から先は急坂である。このあたりからは、尾根をまっすぐには行かず、進行方向左手にジグザグの小道をつけてあるので、それに従う。再び尾根に戻ってややゆったりした道を下り、小ピーク手前から、左手の沢に向けて下り、昇龍の滝の下にでる。

沢沿いのそれ程急ではない道を下る。沢に水は多かったが、靴の中までぬれるほどのこともなく下りきる。林道沿いでホオノキを何本か見つける。対岸に3~5本一塊になっているところでは、満開の花、蕾、咲き終わった花が10個位づつあって見事であった。双眼鏡で覗くと大きな花がしっかりと見えた。

帰りの林道にハクウンボクが1本、白い花が鈴なりである。丸くて大きな葉、間違いないだろう。法面に植栽されたものかもしれない。なお、「葉による野生植物の検索図鑑」誠文堂新光社(1988年)の葉脈の形は間違っていないだろうか。

山道では、最初から最後までユキザサが道案内をしてくれる。ラショウモンカズラの群落、チゴユリの群落もある。イカリソウ、スミレ類もみた。その他数々の花をみた。その中にフタリシズカ?もあった。例によって、同定作業はいつになることやら。

夕方から雨という予報に傘を持って山に入る。頂上でパラついてきた。幸い急坂の下山道でも傘をさすまでには至らない。大木の枝葉が頭上を覆ってくれているお陰である。林道まで下りると、傘があった方がよい程度の雨だということがわかる。帰り道でやや本格的な降りとなりワイパーを動かす。

行き帰りで道路沿いにキリの花が多い。庄原市立北公民館横に忠魂碑。

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2003年09月06日

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ひろしま百山(私の踏み跡)>> 竜王山トップページ

竜王山、往復
(出発帰着:熊野神社)

2003年09月06日(土)、単独

はじめに

2003年09月06日(土)、単独
竜王山(比婆山系)
(出発帰着:熊野神社)

3週連続の比婆山系である。竜王山から池ノ段まで往復するつもりで出かける。3週連続の雨模様である。傘を持って出かけるが竜王山山頂で豪雨退散。

今日のコースタイム:
熊野神社(30分)那智の滝(27分)天狗の相撲場(18分)竜王キャンプ場下(27分)竜王山山頂
 小計1時間53分(全ての休憩を含む)
竜王山山頂(6分)キャンプ場上(19分)天狗の相撲場(20分)那智の滝(19分)熊野神社
 小計1時間04分
総合計2時間57分(全ての休憩を含む)

熊野神社10:00-那智の滝10:30、10:35-沢(水場)10:50-天狗の相撲場11:02、11:08-キャンプ場下11:26-キャンプ場上11:48-竜王山山頂11:53-キャンプ場上11:59-天狗の相撲場12:18-沢を渡る2回12:24、12:27-展望あり12:28-那智の滝12:38-熊野神社12:57

駐車場には乗用車が2台、車の主はすでに出発したようだ。少し後にマイクロバスが続いて入り、リーダーの掛け声で準備体操を始める。 5~6人位のパーティである。

熊野神社から那智の滝までの間で数多くの花を見る。ツユクサ、ゲンノショウコ、ツリフネソウ、キバナアキギリ、アキチョウジ、ヤマジノホトトギスなど。滝を過ぎてギンリョウソウ、点々と咲いているのはカニコウモリ?(オクモミジハグマ-葉の切れ込みは少ない)、キャンプ場階段でミヤマトウバナ、ウメバチソウ、ネジバナ、ツリガネニンジン、カワラナデシコ、サラシナショウマなど。頂上にはウバユリの咲いた跡。その他デジカメには今日も一杯の花々。きちんと名前を書き出してもらえるのは何時になることやら。

今にも降り出しそうな天気のなかを順調に高度をかせぐ。キャンプ場上で雨が強くなり傘をさして頂上を目差すが、頂上広場が見える直前から豪雨。頂上広場に出たところでは横殴りの 強風で傘を真横にさす。

あたりはガスって何も見えない。登山道のほんの20~30m先が頂上のようだ。方位盤らしきものが見える。勇気を振り絞って前進、方位盤の文字を確認する(池の段、立烏帽子、比婆山、毛無山、大山、道後山、猫山)。ほんとうに怖い。すぐに来た道を引き返す。

土砂降りの雨もキャンプ場を過ぎるころから和らぐ。もう少しで天狗の相撲場というあたりで、下から登ってくる男女2人組みに声をかけられる。マイクロバスの小パーティの人ではないようだ。自分たちもさっき雨に叩かれたと話していた。あの豪雨の中をよく引き返さなかったものだと思う。

駐車場に着くとマイクロバスはなかった。途中で下山したのだろう。一人の男性が着替えをしている。キャンプ場の階段ですれ違った人のようだ。こちらも着替えをしていると、マイクロバス(県民の森と書いてある)が一台入ってきて、小パーティが雨の中を登っていった。リーダーらしき人は上下黒づくめでかためている。登山教室なのだろうか。半端じゃなさそうである。

今回靴を買い換えた。今まで履いてきた靴の踵部分の底が、左右両方とも外側にそぎ落とされたような状態になってきたためだ。改めて山行の回数を数えてみると約120回(3年1か月)であった。平均的には靴の寿命は100回位(100日使用)が目安になるという。普通の人では約5年で到達するペースのようだ。

佐伯区の登山専門店で購入のアドバイスを受ける。足の長さは左右とも25.5cm、足回りは右が足の長さと同じ25.5cm、左はそれより1cm大きい。右利きで左足を支えに使うことが多いということか。

靴底が滑りにくいもの、という条件で選んでもらった。最初に出された靴は何となく左足が入りにくい。アドバイザーが首をかしげる。もう少し幅広のものに交換してOK、店内に設けられた坂道を上る。下りで急に止まっても指先が靴にあたることもない。シルバのコンパスといっしょに購入する。

熊野神社から登るコースは、県民の森開設(昭和47年)以前にはメインルートとして親しまれていたコースだという。登山道は県民の森側のように無理に押し広げられることなく昔のままの雰囲気を残している。

老スギ群の根っこ、むき出しの岩、小石のじゃりみち、粘土質と様々な状態の道を行く。下山では雨が流れ落ちて川のようになった道を下る。新品の靴はこのような登山道でその真価をいかんなく発揮してくれた。

なお、下りでは踵からではなく足の前側から着地するようにアドバイスを受けたが、すでにその通りやっているみたいだ。この方が、筋肉を使う(筋肉痛にはなる が)けれども関節を痛めることが少ないのだという。

道路法面の白ユリは首を垂れているものもある。黄金色の稲穂も首が垂れてきた。早いところでは稲刈りも終り「はざがけ」(天日乾燥)されている。

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2003年10月04日

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竜王山~池ノ段、往復
(出発帰着:熊野神社)

2003年10月04日(土)、単独

はじめに

2003年10月04日(土)、単独
竜王山~池ノ段往復
(出発帰着:熊野神社)

秋晴れが期待できる天気だ。前回涙をのんだ池ノ段までの往復を試みる。竜王山、池ノ段ともに花はあまり無かった。しかし、広島県西部地方の展望を大いに楽しむことができた。なお、下記コースタイムには、お花の鑑賞時間帯と歩きに徹した時間帯との間に激しい落差があります。

今日のコースタイム:
熊野神社(39分)那智の滝(20分)天狗の相撲場(20分)竜王キャンプ場下(26分)竜王山山頂
 小計1時間52分(全ての休憩を含む)
竜王山山頂(18分)立烏帽子駐車場(16分)池ノ段
 小計38分(休憩を含む)
池ノ段(14分)おっぱら越(34分)立烏帽子駐車場(27分)竜王山
 小計1時間15分
竜王山(7分)竜王キャンプ場下(9分)天狗の相撲場(11分)那智の滝(11分)熊野神社
 小計38分
総合計5時間(池ノ段先の往復時間を含む)
 (昼食および帰りの竜王山展望時間合計を1時間19分として除く) 

熊野神社9:03-那智の滝9:42、9:45-沢(水場)9:56-天狗の相撲場10:05-キャンプ場下10:25、10:29-竜王山10:55、11:11-立烏帽子駐車場11:29、11:33-鞍部(池の段前広場)11:45-池ノ段11:49-頂上先のピーク11:56、12:53-池ノ段12:55、13:03-おっぱら越13:17-沢(水場)13:26-立烏帽子駐車場13:51-竜王山14:18、14:44-キャンプ場下14:51-天狗の相撲場15:00-那智の滝15:11-熊野神社15:22

神社内のシャガ群生地あたりに、ツリフネソウ、キバナアキギリ、アキチョウジなど。いずれも花はすでに終わりか。花をつけているキバナアキギリも背が低いようだ。その先でオクモミジハグマなどを見ながら登る。

天狗の相撲場を過ぎると、青いドングリ(コナラ?)がたくさん落ちている。テント場に着くと、キュウシュウコゴメグサ?がほんの少し花を残している。ゲンノショウコの赤紫も美しい。階段を上がると、ウメバチソウが迎えてくれる。さらにその上にはアキノキリンソウである。竜王山ではマツムシソウが少し残っている。

頂上での超展望を楽しんで(大山は見えず)立烏帽子駐車場をめざす。林道にそって造られた山道をいく。ツリガネニンジン、タンナトリカブトなど。駐車場からは、立烏帽子山の南側巻き道(林道)を行く。池ノ段ではリンドウが多い。

池ノ段から2~3分南に行ったところで昼食をとる。広島県西部方面の展望を楽しむが資料がなく全く同定はできない。手前の山並みを基準にしてスケッチをとっておく。

池ノ段からおっぱら越、千引岩(ちびきいわ)を経て立烏帽子駐車場に戻る。千引岩の前後では左手にブナ自然林があり、その向こうに御陵、毛無山~牛曳山の稜線が見え隠れする。紅葉はまだ始まったばかりである。

竜王山に帰り着き、改めて西中国山地の遠望を楽しむ。その位置は、福田頭~吾妻山の方角である。雲間からさす太陽の光で、往路よりも山の輪郭がはっきりしているようである。写真屋さんも一人、二人カメラを据え付けている。振り返ると、大山も見えているが山頂部分には雲がかかっている。

さすがに人気の山域である。人に出会わなかったのは、おっぱら越~立烏帽子駐車場間だけである。竜王山からの下りは走った。

疑問種:
ヤマニガナ、アザミ、キク

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2003年09月27日

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ひろしま百山(私の踏み跡)>> 比婆毛無山トップページ

牛曳山~伊良谷山~毛無山、縦走
さらに、烏帽子山~(御陵)に至る
(出発帰着:六ノ原駐車場)

2003年09月27日(土)、単独

はじめに

2003年09月27日(土)、単独
牛曳山~伊良谷山~毛無山縦走、さらに烏帽子山~(御陵)に至る
(出発帰着:六ノ原駐車場)

今日のコースタイム:
六ノ原(31分)牛曳谷入口(41分)牛曳滝(45分)牛曳山
 小計1時間57分
牛曳山(13分)伊良谷山(32分)毛無山
 小計45分
毛無山(29分)出雲峠(32分)烏帽子山
 小計1時間01分
烏帽子山(18分)御陵下の管理センター分岐(43分)六ノ原
 小計1時間01分 
総合計5時間05分(昼食時間57分を除く全ての休憩を含む)

六ノ原10:11-登山道入口10:25-牛曳谷入口10:42-水場11:02-牛曳滝11:23-稜線11:50過ぎ-牛曳山12:08、12:15-伊良谷山12:28-鞍部12:42-小ピーク12:49-毛無山13:00、13:57-鞍部14:06-ききょうが丘ピーク14:15-出雲峠14:26-水場14:35-調査9号地点14:38-烏帽子山14:58、15:12-鞍部15:16-管理センター分岐15:30-管理センター分岐15:45- (スキー場)-六ノ原14:13

久しぶりに天気の良い日に登れそうである。ところが庄原に入って深い霧、どうなることかと思ったが、現地に近づくにつれて霧は晴れていった。駐車場にはすでにかなりの数の車が止まっている。さすがに今日は人が多そうである。しかし、牛曳山の登りでは誰一出会わない。一人静かに花を楽しむ。

牛曳谷入口を入るとシラカバ林である。広島県内にシラカバ林があることは今まで全く知らなかった。しばらく行くとチョウセンマツもある。牛曳谷では全体を通してキバナアキギリを多く見る。その他、オオカニコウモリ、モミジガサ、ウワバミソウなどの地味な花が多い。アキチョウジ、アキノキリンソウもある。ツルリンドウも見つけた。その他、キクバヤマボクチ。

牛曳山直下で展望を楽しむ。136度(磁北から)の方角に1055mピークが大きい。その左手後方に、道後山が見える。道後山~1055mピークの間に、猫山、多飯が辻山も見えているようである。200~220度には、竜王山、立烏帽子山、池ノ段も見える。最奥に見えているのは四国の山々だろうか?そうこうしているうちに、単独登山者(男性2人)に追いつかれた。

毛無山までの縦走路では再び一人旅となった。このコースを歩く人は少ないようである。頂上に着いてみれば数組が弁当を広げている。出雲峠経由もあれば直接毛無山を目差してきた人もいるようだ。毛無山の頂上は草原が広がり比婆山系の主な山を全て見ることができる。360度の展望が得られるのでここだけでも満足できるだろう。足元にはマツムシソウ、リンドウなど。

烏帽子山の登りではスミレ類としか思えない花を2種類足元に発見する。狂い咲きをしたのだろうか。 登りでは下山中の3組のパーティとすれ違う。山頂には8人位の団体さんと男女1組。

烏帽子山山頂から御陵を望む。右肩に見えるはずの池ノ段は、立ち木にはばまれて見えないようである。そのさらに右手に吾妻山を望む。中腹の大膳原を見ると、こちらに向かって1本の登山道が真っ直ぐについているのが良く分かる。先週、雨 で見通しの全くない中を地図とコンパス、それに道標だけを頼りに往復した道である。さて、毛無山では確認できなかった宍道湖が見えるようである。

いつの間にか全く一人になっていた。すべての人が去った後の余韻をしばらく楽しんで御陵に向かう。御陵を踏んで下るつもりにしていたが、山頂手前の鞍部からそのまま御陵の左下を巻くようについているブナ林の中の道を下っていった。気持ちがよい。最後はスキー場の中を通る。駐車場手前で出雲峠経由で下山したと思われる件の団体さんといっしょになった。その手前で見た黄色い花はメタカラコウか?

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2003年08月24日

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烏帽子山~比婆山(御陵)
(出発帰着:六ノ原駐車場)

2003年08月24日(日)、単独

はじめに

2003年08月24日(日)、単独
烏帽子山~比婆山(御陵)
(出発帰着:六ノ原駐車場)

いよいよ今年は比婆・道後方面へ出かけてみることにする。土地勘が全くない。まずは県民の森にいってみよう。そこからいくつかの山へ登ることができるようである。

今日のコースタイム:
六ノ原(30分)出雲峠(34分)烏帽子山
 小計1時間04分
烏帽子山(17分)比婆山(21分)おっぱら越(40分)六ノ原
 小計1時間18分
総合計2時間22分(昼食時間1時間02分を除く)

六ノ原11:33-ききょうが丘分岐11:47-出雲峠12:03-烏帽子山12:37、13:39-比婆山(御陵)13:56-おっぱら越14:17-六ノ原14:57

県民の森公園センターに着くとすでにかなりの車がとまっている。山でも多くの人に出会った。さすがに人気の山だ。駐車場近くにナツツバキ(実)、リョウブ(花)。出雲峠までゆったりとした道をいく。ただし、今日の行程全般で道幅は広く管理しすぎという感じがする。

峠を過ぎると植林帯、やがて沢(水場)を渡りつづら折の道を行けば頂上である。途中で何人かと行き違ったが一組の男女を追い越した。男性が猛然とついてきたが女性は遅れ気味である。頂上で展望を楽しんでいるとしばらくしてから男性が到着した。遅れてきた女性とベンチに並んで汗を拭いてやる。ほほえましい。なお息子さんが先着していたようだ。

頂上からの展望は最高、360度全開である。ここから見える山は名前のついていない山も含めて全て登っているというベテランさんの話し声が聞こえる。その中に吾妻山、猿政山などの名前がある。

頂上の草むらにフウロが一輪。イヨフウロとビッチュウフウロの二種類があるのかもしれないが区別はつかない。カワラナデシコもある。その他何種類かの花をみる。登山口にはトリの名前をたくさん書いたリストがあった。自然豊かな地域である。

空を見上げると黒い雲が怪しい。ポツリと雨が降ってきた。逃げ道は何本かあるようだ。御陵(展望はない)をめざす。頂上前後のブナ純林(国指定天然記念物)は成る程美しい。しかし最近は細見谷・渓畔林を見慣れているので純林はなんだか単純に見えてしまう。

雨が少し強くなり越原越から下山。 植林用に付けられた道を走る。植林帯では木にさえぎられてほとんど雨に当たらなかったが、それを過ぎたあたりで雨脚が強くなりまともにぬれるようになる。林道(未舗装、管理センターまで1.7km)に入って雨はほとんどやむ。

林道出口手前で先を行く2人組に追いつく。左手からは御陵から下ってきたと思われる人が現れる。林道終点は出雲峠につながる道の一本南側である。六の原製鉄場跡(広島県史跡)を左手に見て公園管理センターに至る。出雲峠方面からもカッパを身に付けた人達が三々五々下りてくる。

山を下りて里に至れば雨の降った形跡は全くない。車道法面には最初から最後まで白いユリの花。 山間部の棚田では青々とした稲の葉の間に黄金色に色付いた稲穂がみえる。東北・北海道では10年ぶりの不作。