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かや谷コース~鷹ノ巣砲台跡~包ヶ浦
(出発帰着:宮島桟橋)
2013年03月10日(日)、単独
〈写真〉鷹ノ巣髙砲台跡
(三つある砲台の真ん中の砲台跡、右脇に「砲座標高百四十参米」の標石あり)
- 今日の山行ルート図 ⇒ GPS軌跡(2013年03月10日)
包ヶ浦自然歩道(博打尾)~かや谷コース尾根~大砂利方面裏街道~鷹ノ巣砲台跡~包ヶ浦~包ヶ浦自然歩道(博打尾)
このページの目次です
はじめに
宮島・鷹ノ巣砲台跡見学
先日(2013年2月17日)、宮島の東海岸にある鷹ノ巣砲台跡を探索した。その後で、砲台跡から小尾根を伝って、宮島ロープウエー・かや谷駅横の410m台ピーク近く(かや谷コース)まで登った。その途中で、かや谷コース尾根の東斜面に、尾根北側の302m近くから大砂利に向けて、良い道が付いていることを初めて知った。
また当日は、鷹ノ巣山194mには立ち寄らなかったため、山頂部およびその周辺にあるはずの施設跡を見ておらず、気になっていた。
そこで今日は、大砂利に至る裏街道と、鷹ノ巣山194mにある施設跡を探索するため、博打尾から登り、かや谷コース尾根を乗り越えて、大砂利裏街道~鷹ノ巣砲台跡まで下った。
今日のコース&コースタイム
宮島桟橋9:20-包ヶ浦自然歩道9:41、9:44-かや谷コース分岐(弥山分岐)10:06-かや谷コース尾根10:17、10:21-大休み10:35、10:40-300m台10:51、10:52-202m11:11-砲台跡11:27、12:01-昼食12:07、12:28-海岸道路12:39-包ヶ浦自然歩道12:40-212m東南東突端13:01-弥山分岐13:16-紅葉谷分岐13:24-うぐいす道13:38-宮島桟橋13:49
- 宮島桟橋(21分)包ヶ浦自然歩道入り口(22分)弥山分岐(11分)かや谷コース尾根
小計57分(途中休憩を加える) - かや谷コース尾根(14分)大休み(11分)300m台(19分)202m(16分)鷹ノ巣砲台跡西端部
小計1時間06分(途中休憩を加える) - 砲台跡探索
小計34分 - 砲台跡(18分)包ヶ浦自然歩道入り口
小計18分(昼食21分を加えず) - 包ヶ浦自然歩道入り口(36分)弥山分岐(22分)うぐいす道(11分)宮島桟橋
小計1時間09分
- 宮島桟橋~かや谷コース尾根~鷹ノ巣砲台跡
小計2時間07分(かや谷コース尾根4分を加える) - 鷹ノ巣砲台跡~包ヶ浦~宮島桟橋
小計1時間27分(昼食21分を加えず)
- 総合計4時間29分(全ての時間を含む)
包ヶ浦自然歩道(博打尾)から取付く
満潮の海に浮かぶ大鳥居を見て、いつものように紅葉谷から包ヶ浦自然歩道入り口に至る。途中で、ごく小さな雨粒が降ってきたようだが、それもすぐに止む。日差しは温かい。
自然歩道に入り、博打尾を登ると、やがて右手に弥山分岐がある。自然歩道を前方に見送り、右手の弥山方面に入ってさらに登る。302mの西面を巻きながら登り、尾根(302m南側の鞍部付近、標高300mくらい)に立つ。ここまでは、ほぼ二万五千分1(電子国土)の黒破線のとおりである。
なお、今日の帰りは、包ヶ浦から包ヶ浦自然歩道に入り、博打尾まで戻ってきた。このコースも、電子国土(黒破線)のとおりであった。
かや谷コース尾根の東側斜面を行く
さて、かや谷コース尾根から、弥山の方角に向かって左手斜面(東側)を探すと、踏み跡が前方(南向き)に延びている。宮島ロープウエー・榧谷駅横のピーク(410m台)の下(大休み、標高350mくらい)を経て、大砂利に延びる踏み跡で間違いないだろう。
踏み跡は、平坦な非常にきれいな道である。途中で露岩があり、その上を軽く削って歩きやすくしてあったりする。大休みまではすぐである。
〈写真右〉大砂利裏街道
(前方に、これから下る300m台ピークを見る)
小尾根を伝って鷹ノ巣砲台跡まで下る
大休み(標高350mくらい)で一服する。前方(南向き)には、大砂利方面に良い道が下っている。西向きにヤブの中を登れば、かや谷駅横の410m台ピーク近くに至る(2013年2月17日)。
今日は、大休みから東に向きを変え、小尾根を伝って鷹ノ巣砲台跡を目指して下る。つまり、先日(2013年2月17日)初めて走破したルートを逆向きに下ることになる。
風が強く、海上には白波が立っている。
300m台を超え、202mに向けて急下る。300m台~202m~150m台では、コンパスを86度にセットしたままで、ほぼ間違いない。多少尾根から外れそうになる箇所もあるが、コンパスのとおりに修正される。
202m手前の鞍部で、先日(2013年2月24日)、包ヶ浦から沢を詰めて登り切った地点を確認する。
202mを超えると、ほんの少し南側斜面から巻きながら下る。鞍部(140m台)を超え、最後に150m台に向けて、多少左手から巻くようにして急登する。そして、ほんの少し行くと、砲台跡最西端部(一番西の砲台跡)の上部に出る。
鷹ノ巣砲台跡を探索する
砲台跡の上部に沿って右から巻いて尾根に乗る。そのまま尾根上を東向きに行くと、百段以上の石の階段が始まる。その位置は、未舗装車道(電子国土、黒破線)終端部の南側である。
〈写真左〉長い階段
〈写真右〉190m付近の遺構
階段を登りきると、遺構がある。
〈写真左〉鷹ノ巣山山頂の遺構
190m付近の遺構から北に少し行くと、鷹ノ巣山山頂(194m)で、ここにも遺構がある。
遺構の探索を終え、先ほど登った長い階段を、こんどは西向きに下る。階段を降り切った地点から北側に下りると、未舗装車道(電子国土、黒破線)終端部である。車道は(地形図にはないが)、ここからさらに北西~西に延びており、150m台の北側(標高140mくらい)に至る。
車道の南側に砲台跡がある。二蓮砲の砲台跡が3つ、南側の尾根(150m台)を背に並んでいる。なお、この尾根は、先ほど西から東へ歩いた尾根である。
包ヶ浦まで小さな尾根を下る
車道は、一番西の端の砲台跡北側で終わっている。そこから北向きに小尾根を下る。眼下には包ヶ浦が見えている。全般的にきれいな踏み跡は、標高60m付近から尾根東側の沢に向けて下り、包ヶ浦自然公園の最南端に至る。
この小尾根を包ヶ浦自然公園から登る場合、尾根突端にそれらしき印があるので、そのまま尾根に取付けるのかもしれない。もしそうではなくて、今日のように沢の方から取付くには、尾根突端に向かって左手にずっと入り込んで、沢沿いをしばらく行く。
後日(2013/5/5)注:
尾根突端の尾根上は羊歯に覆われており、とても歩けそうな状態ではない。
包ヶ浦自然歩道を通って帰る
さて、公園内をさらに北西の方角に行けば、海岸道路に至る。その道路を左にしばらく行くと、西向きに包ヶ浦自然歩道が延びている。そこを左折して自然歩道に入り、博打尾まで戻る。
今日の最後の詰めでは、博打尾から左手の紅葉谷に下りず、そのまま北向きに145m尾根を追って行く。幅広の良い道は途中でなくなり、左手に振ってうぐいす道まで下る。後は桟橋まで舗装道を行く。
鷹ノ巣砲台跡探索
- Akimasa Net(2017年08月21日)山行記(カヤ谷尾根から下り海岸道路経由で包ヶ浦へ)
- Akimasa Net(2013年05月05日)山行記(包ヶ浦から直接登り山頂部の諸施設探索、その後低砲台跡探索)
- Akimasa Net(2013年03月10日)山行記(カヤ谷尾根から下り山頂部の諸施設探索、その後包ヶ浦に直接下る)
- Akimasa Net(2013年02月24日)山行記(包ヶ浦から直接登り敗退)
- Akimasa Net(2013年02月17日)山行記(包ヶ浦から海岸道路経由で砲台跡に至る、その後かや谷尾根に登る)
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なお、初版刊行後も加筆修正を繰り返しています。