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大元コース~宮島弥山~かや谷コース~包ヶ浦自然歩道(博奕尾)(2016/11/13)

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大元コース~宮島弥山~かや谷コース~包ヶ浦自然歩道(博奕尾)
(出発帰着:宮島桟橋(宮島側)、広電宮島口駅―広島電鉄(本土側))

2016年11月13日(日)、小4(兄)、年長(弟)

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〈写真〉宮島大鳥居横にて、9時39分

このページの目次です

今日のコース&コースタイム

宮島桟橋9:27-大鳥居横9:39、9:40-大元公園9:59、10:02-岩船岳分岐10:12-四町10:22-弥山原始林石柱10:32-大岩10:38-十二町10:53-岩模様(ウサギ)11:11-岩屋大師11:36-天然記念物指定地域境界標第四号11:40、11:41-駒ヶ林分岐11:49-鞍部分岐(大聖院コース)11:59-仁王門12:00、12:05-御山神社分岐12:13-弥山西回り分岐(階段下)12:18、12:20-弥山12:30、13:14-弥山本堂13:23-鞍部分岐(紅葉谷コース)13:32-獅子岩駅13:38-榧谷駅13:54-302m峰手前(左へ下る)14:17-包ヶ浦分岐(自然歩道)14:26-ベンチ14:30、14:33-博打尾14:37-紅葉谷分岐14:38-(尾根筋を行く)-145m峰14:42-左折点(直進)14:51-引き返す14:54-右折して下る14:59-自動車道15:03-海岸道路15:08-宮島桟橋15:11

  • 宮島桟橋(32分)大元公園(10分)岩船岳分岐(26分)大岩(58分)岩屋大師(4分)弥山山頂部遊歩道
    小計2時間13分(大元公園3分を加える)
  • 弥山山頂部遊歩道(8分)駒ヶ林分岐(10分)大聖院コース分岐(14分)御山神社分岐(5分)階段下(10分)宮島弥山
    小計49分(階段下2分を加える、仁王門5分を含む)
  • 宮島弥山(9分)弥山本堂(9分)紅葉谷コース分岐(6分)獅子岩駅
    小計24分
  • 獅子岩駅(16分)榧谷駅(23分)302m峰手前(9分)包ヶ浦分岐(12分)紅葉谷分岐
    小計1時間(展望ベンチ3分を含む)
  • 紅葉谷分岐(13分)左折点(4分)自動車道(5分)海岸道路(3分)宮島桟橋
    小計33分(道迷い8分を加える)
  • 総合計(全ての時間を含む)
    5時間44分(山頂部遊歩道1分、弥山44分を加える)
  • 宮島桟橋(大元コース)宮島弥山、3時間03分
  • 宮島弥山(カヤ谷コース)宮島桟橋、1時間57分

今日の様子

広島湾岸トレイル協議会では、今年(2016年03月05日・土)、広島湾岸トレイル体験登山「宮島ルート」第4回として、「大元コース~大聖院コース」を歩いている。

さて、長男が年末まで大阪に長期出張中である。孫二人を預かって宮島へ行くことになった。小4と年長さんである。昨年(2015年09月20日)も「紅葉谷コース~大聖院コース」を長男も含めて四人で歩いており、歩けることは分かっていた。

しかし、今回は紅葉の季節である、大勢の人出が予想される。山道への取付きは少し遠くなるが、人気(ひとけ)の少ない大元コースを登ることにした。

宮島桟橋から〈南西〉に向かう。

海に浮かぶ大鳥居横を通り、厳島神社の裏に回り込み、宮島水族館(みやじマリン)を目指す。水族館前を通り過ぎると大元公園である。

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〈写真〉厳島神社裏から大鳥居を見る、9時46分
(能舞台は修復中であろうか、鉄骨が組まれているようである)

大元公園から山道に入る。モミの大木が続く中を行く。

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〈写真〉モミの大木の中を行く、10時05分
(照葉樹林帯にもかかわらず、海岸近くにモミが自生している)

岩船岳縦走路分岐がある。

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〈写真〉岩船岳分岐、10時12分
(このまま大元川左岸(画面右手)を遡れば、前峠~多々良林道を経て先峠で岩船岳縦走路に乗る。今日の大元コース(弥山)は、ここで左へ入り、小さな橋を渡って大元川右岸を遡る)

途中で、国指定の天然記念物「弥山原始林」の範囲を示す石柱が、下部と上部に1本ずつ建っている。つまり、知らず知らずのうちに「弥山原始林」の真っただ中を登るという、実にぜいたくな時間を過ごせる場所となっている。植物が分かればもっと楽しめるだろう。

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〈写真〉天然記念物「弥山原始林」の範囲を示す石柱、10時32分
(ここから山頂部遊歩道にかけて、弥山原始林の範囲である)

なお、宮島弥山に登るルートとしては、紅葉谷コース、大聖院コース、そして大元コースの三本がある。いずれも「弥山原始林」の中の谷筋を行くコースである。石段が辛いものの、弥山原始林を守るためには致し方ないだろう。

その他、弥山原始林の中の尾根筋を行くルートもあるが、行政としては、環境保全の観点から「登ってほしくない」としている。ところが、地元有力新聞社の記事(書籍)でそれらのコースが紹介されている。石段が無く、歩きやすいのは確かである。

宮島(厳島)の自然・文化は、過去から続く各種の規制によって守られてきたという経緯がある。弥山原始林の中を行く宮島登山道の維持管理については、国、広島県及び廿日市市当局並びにマスコミや一般市民を含めた合意作りが必須であろう。

さて、大元コースの石段は、登るごとにその傾斜がきつくなってゆく。

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〈写真〉十五町付近の急な石段、11時15分
(石段は登るごとに厳しさを増してゆく)

やっと弥山山頂部遊歩道に登り着く。

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〈写真〉弥山原始林石柱、11時41分
(弥山山頂部遊歩道の始まりである)

遊歩道はアップダウンがあるものの、駒ヶ林分岐~大聖院コース分岐鞍部~仁王門~御山神社分岐~弥山西回り分岐~弥山本堂(弥山東回り分岐)~紅葉谷コース分岐鞍部~獅子岩駅(ロープウエー終点駅)と気持ちの良い道が続く。

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〈写真〉仁王門、12時04分
(手前鞍部には、大聖院コース下り口がある)

さて年長さんは、登るほどにペースが遅くなり、なんとか弥山山頂に登り着いたものの、そこでギブアップ。別途、宮島ロープウエーで登ってきた母親や私の妻と一緒に下りることになった。

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〈写真〉宮島弥山三角点、13時02分
(宮島弥山12:30~13:14)

身軽になった私と小4は、弥山本堂に向けて下り、途中で紅葉谷コースを左下に分け、獅子岩駅(ロープウエー終点駅)まで下る。ここまでは観光客と一緒である。

弥山本堂から獅子岩駅までは、簡易舗装道となっている。獅子岩駅からは山道を行く。

まず、ロープウエー〈北西側〉の尾根を、榧谷駅(かやだに、中間駅)まで北東向きに下る。

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〈写真〉ビューポイント、13時48分
(画面右下にロープウエーを見る)

次に、榧谷駅の下をくぐって、ロープウエー〈東側〉の尾根を北向きに302m峰手前まで下る。

302m峰手前から左手に下り、包ヶ浦自然歩道(紅葉谷~包ヶ浦間)まで下る。

自然歩道の分岐道標は、「包ヶ浦自然公園、弥山登山」となっている。行政で設置したものであろうか。今日の登りでたくさん目にした道標と同じデザインである。

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〈写真〉包ヶ浦自然歩道の分岐、13時48分
(画面左:包ヶ浦方面、正面:宮島弥山へ)

さて、この分岐で包ヶ浦自然歩道に左折して入り、博打尾の案内看板を過ぎ、左手に下ると紅葉谷駅(ロープウエー始発駅)近くまで下ることができる。

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〈写真〉博打尾案内板手前のベンチ、14時31分
(宮島大鳥居を見下ろす。潮が引いて大勢の人が鳥居まで歩いているようである)

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〈写真〉博打尾案内板、14時37分
(日本三大奇襲戦の一つといわれる厳島合戦について説明している)

今日は、博打尾の案内看板から、そのまま尾根筋上にある幅広の踏み跡を追って、なおも北向きに行く。途中で左折・右折して北向きに行く。地理院地図黒実線のとおりである。

あと少しで杉ノ浦~宮島桟橋間の黒実線に至るという地点で、道はシダの中に消えてしまった。このシダをかき分けて進む気にはならない。それに、この時点で桟橋よりも東側に大きくずれ込んでいる。

少し引き返し、桟橋方向(西北西)に向いている幅広の踏み跡をたどって下る。地理院地図に表示はないものの、左手下に道路(地理院地図二重線)が見え隠れしており、安心して下る。道路に出た後は、道路標識に従い宮島桟橋〈東側〉に至る。

観光客はもちろんのこと、登山者ともほとんど会うことなく宮島桟橋に帰り着く。

なお、宮島桟橋~博打尾間には、市街地を通り抜けて行き来できる道があるようだが、私はいまだにそれを知らない。

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なお、初版刊行後も加筆修正を繰り返しています。