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大元谷左岸コース~青海苔浦~(養父崎浦~山白浦)往復~大砂利(2014/02/23)

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大元谷左岸コース~岩船岳縦走路(先峠〜陶晴賢碑分岐)~青海苔浦~(養父崎浦~山白浦)往復~青海苔浦~大砂利
(出発:宮島桟橋、帰着:大砂利)

2014年02月23日(日)、単独

阿多田島

〈写真〉阿多田島を望む、10時07分
(瀬戸内の多島美、養父崎東の崎の尾根手前)

  • 今日の山行ルート図 ⇒ GPS軌跡(2014年02月23日)無し

宮島最西南端部の既設歩道の再整備状況について、その都度まとめています。トピックスもからめた内容になっていますので、時系列でご覧いただければ幸いです。(2013年秋~14年春)

このページの目次です

はじめに

最近、青海苔浦~養父崎浦~山白浦(宮島の東海岸)で、かつて存在したはずの既設歩道を再整備しようというボランティア活動(宮島太郎の会:山本拓志・代表)が続けられている。2013年10月~2014年3月まで各月3日ずつ実施(予定)されており、私も今までに昨年10月と今年2月の2回参加した。

ボランティアに参加して、先週の段階で青海苔浦から山白浦まで歩けることは分かっている。さらに、山白山~御床山の尾根までは、数年前に整備したことがあるという。そこで今日は、次のような宮島南西部一周コースを考えたが、あえなく敗退した。

青海苔浦から養父崎浦~山白浦(東海岸)を経て、山白山241m~御床山364m~(岩船岳)の尾根を乗り越し、あての木浦~御床浦~広島大学植物実験所~多々良(西海岸)と回る予定で出かける。

何とか山白浦まで無事たどり着き、そこから山白川左岸に取り付いたものの、大藪で前進かなわず引き返す。帰りの山白浦~養父崎浦~青海苔浦で疲労困憊、青海苔浦~大砂利までの車道をやっとの思いで歩き通し、大砂利ゲートでギブアップ。

今日のコース&コースタイム

宮島桟橋6:41-(干潮、浜を渡る)-大元公園6:55-大元コース分岐7:02-(大元谷左岸コース)-前峠7:42-多々良林道(岩船岳縦走路入口)7:54、7:57-先峠(青海苔浦乗越、岩船岳縦走路)8:09-岩船岳を見る8:15-(ロスタイムあり)-三ツ丸子分岐(海軍省標石)8:44-陶晴賢碑分岐8:46-青海苔浦方面歩道8:51-牛馬道分岐9:15-水道施設9:16-青海苔浦(養父崎浦方面入口)9:24、9:34-大バナ上(標識)9:55-養父崎東の崎10:17-ワイヤー10:19-浜近く(浜に出てみる)10:22-養父崎浦(浜に出る、時間不明)10:25ころ-道迷い(浜に出る10:38-浜に出る10:45)-養父崎浦(浜から再び山道へ入る)10:57-沢(養父崎浦神社の北方向)11:00-分岐(左に下る)11:12-尾根11:20-大岩(山白山を見る)11:25-小尾根(74m南側)11:39-山白浦(神社東側の浜11:51-神社西側の浜11:55)-山白川左岸に取り付く12:23-ヌタ場12:27-前進断念12:31-山白浦12:35-小尾根(74m南側)12:51-分岐(右へ)13:18-沢(養父崎浦神社の北方向)13:27、13:33-養父崎浦(浜に出る13:34、浜から入る13:38)-浜近く13:41-ワイヤー13:45-養父崎東の崎13:47-大バナの上(標識)14:11-青海苔浦(養父崎浦方面入口)14:39-(車道)-大砂利ゲート15:53

  • 宮島桟橋(14分)大元公園(47分)前峠(27分)先峠
    小計1時間28分
  • 峠(37分)陶晴賢碑分岐(5分)青海苔浦方面歩道(24分)牛馬道分岐(9分)青海苔浦
    小計1時間15分
  • 宮島桟橋~青海苔浦(養父崎浦方面取り付き口)
    2時間43分

干潮にて大鳥居横をショートカットして時間短縮。しかしながら、先峠から陶晴賢碑分岐(岩船岳縦走路上)までは、通常15~20分程度のところを今日は37分かかってしまった。途中の大幅なロスタイムなどを勘案すると、宮島桟橋~青海苔浦間を2時間30分でも可能かもしれない。

青海苔浦~養父崎浦~山白浦:

  • 青海苔浦(21分)大バナ上(22分)養父崎東の崎(8分)養父崎浦
    小計51分
  • 養父崎浦(浜歩き4分)浜から再び山道に入る(27分)尾根(19分)小尾根・74m南(16分)山白浦(神社西側の浜)
    小計1時間30分(養父崎浦での道迷い含む)

山白浦~養父崎浦~青海苔浦:

  • 山白浦(59分)養父崎浦(1時間01分)青海苔浦
    小計2時間04分(養父崎浦の浜歩き4分を含む)
  • 山白川沿い探索(敗退)、往復12分
    青海苔浦(1時間14分)大砂利

養父崎浦で浜を歩く箇所があることを知らなかったため、行きでは大幅なロスタイムあり。それを差し引けば、青海苔浦、養父崎浦、山白浦間は、それぞれ約1時間といったところであろう。

注:1回目のボランティアは、作業初日に参加して、青海苔浦~「大バナ」の北辺りまでで引き返した。2回目は、養父崎浦に船で上陸して、そのまま山に入り、山白浦に向けて途中まで作業をして、まだ整備されていないシダの道を山白浦まで下った。つまり、私自身は養父崎浦手前から養父崎浦までは歩いた経験がなかった。(作業後に提供された軌跡入りのGoogle航空写真には、この浜歩きが記されているが、見逃している)

  • 総合計9時間12分(全ての時間を含む)

今日の行動

JR山陽本線、朝の下り一番列車でJR宮島口6:20着。車内放送では、次の宮島便は7時5分とのこと。改札口を出て小走りに宮島口桟橋に向かう。朝の一便6:25発に飛び乗る。

船(乗船時間約10分)を降りると夜は完全に明けようとしている。しばらく前の寒波は去り、今日は午前午後とも降水確率ゼロ%。絶好の山行日和である。途中で見上げる空には雲一つない。快晴である。心置きなく探検が楽しめそうである。

大元公園から大元谷左岸コースを行き、順調に先峠(青海苔浦乗越、岩船岳縦走路)に登りつく。岩船岳縦走路を岩船岳方面に少し行く。歩道の路肩が崩れている個所がいくつもあり、かなり荒れてきた感じを受ける。今日は、途中でしなくてもよい道草をして、大幅なタイムロス。

陶晴賢碑分岐(岩船岳縦走路)から、左手の谷に向けてジグで下る。谷底で小さな水流を左岸に渡り、青海苔浦まで下る歩道に入る。青海苔川の右岸・左岸と渡り返しながら下り、牛馬道分岐を右に見て、水道施設の横を通り抜けると、青海苔浦はもうすぐである。

養父崎浦方面の入り口は、青海苔浦の浜の北側(青海苔川の右岸)にある。ちなみに、青海苔浦の浜に下りる踏み跡は、ここからさらに少し下って、道路が青海苔川を渡った所(左岸)にある。

さて今日は、養父崎浦方面に向けて、きれいな歩道に踏み込む。青海苔浦の西側で、疎林の中を左右に細かく振られながら進むと、やがて左手下に青海苔浦の白浜と青い海を見るようになる。よく踏まれたきれいな歩道が、青海苔浦を巻くように続いている。

歩道は、やがて東側の海を見渡せる海岸沿いの高巻き道となる。ほんとうにきれいな平坦で歩きやすい踏み跡である。

なおその後、途中の小さな谷では、疎林の中を行く箇所もいくつかある。例えば「大バナ」の北では、疎林の中、小さな谷を山の方に一旦さかのぼり(北西の方向)、しばらくして左折、急坂を登って(64mピーク付近)、再び海岸沿いの高巻き道を行く。

ちなみに、大潮の時には、この辺りの海岸そのものを歩くことができる。「大バナ」は、海岸沿いの岩場の難所である。

さて、養父崎浦に近づくと、一度浜近くを行く。さらに少し行くと養父崎浦の浜(養父崎浦神社の北東側の浜)に出る。そこから、しばらく砂浜を歩き、養父崎浦神社のある岩場よりも手前で、再び山の中に入る。

今日は、この砂浜歩きが途中にあることを知らなくて、浜近くの疎林を行ったり来たりして、大幅なタイムロス。

養父崎浦から再び山に入った歩道は、西に向けて行く。小さな沢(養父崎浦神社の北方向)を渡り、標高80m前後で尾根に乗る。そして、その尾根上を南西に海に向けて下る。標高20~30mくらいで再び西に向かい、やがて左手の小さな浜(小浜)近くまで下りる。

そのまま西に向かうと、超急坂が待っている。74mピークのある小尾根である。この小尾根の途中では、両手を使ってよじ登り、標高70mくらいの地点で尾根に達する。

前回(先週)私が参加した作業は、この尾根途中までで終了した。その尾根を越え、さらに西向きに、太ももまで埋まるシダを押し分けながら海に向かって下る。

山白浜神社の東側の浜に出る。神社下の南側の岩場を伝って、神社の西側の浜に入る。山白川が流れ込んでいる浜である。(帰りは、浜から崖をよじ登り、神社裏の歩道を行く)

さて、いよいよここからが今日の本番。軽く昼食をとり、勇んで山白川左岸の林の中に突っ込む。しかし、足元に昔整備された歩道が見えはするが、シダに小灌木がからみつき、前に進むことができない。これでは、山白山~御床山の尾根にたどり着くことはとうてい困難だろう。早々に撤退する。

帰りの歩道では、山白浦~養父崎浦までのアップダウンで完全に疲労困憊。何とか養父崎浦~青海苔浦から大砂利まで歩き通したものの、大砂利ゲートで歩みを止めた。そこから宮島桟橋まで、車で約20分、徒歩では少なくとも約2時間、今日の状態では2時間30分以上かかったかもしれない。

宮島東海岸の既設歩道を整備すれば、大潮の時の海岸線歩きのエスケープルートになる、と考えたこともあったが、それはちょっと甘いだろう。とは言うものの、瀬戸内の多島美を眺めながらの海岸沿いの高巻き道はすばらしい。

今年3月のボランティア(宮島太郎の会)の日程も決定(私も参加申し込み済)している。前回試みられた船で直接現地に向かう方法が取られるとのこと。山白浦に上陸し、養父崎浦方面に向けて、74mピークのある小尾根までのシダを刈るのが主な作業になるであろう。

あるいは、逆に西向きに前進して、革篭崎(宮島最西南端)方面のルートを新たに見つけることができるであろうか。楽しみである。

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『孫と歩く~ユネスコ世界文化遺産の島・厳島~』

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なお、初版刊行後も加筆修正を繰り返しています。