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2004年11月21日

Akimasa Net
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駒ヶ林尾根~駒ヶ林~弥山~弥山直登尾根
(出発帰着:宮島桟橋)

2004年11月21日(日)、単独

JR船上から見る弥山、駒ヶ林

〈写真〉:帰りのJR船上から、弥山(左)~駒ヶ林(右)を振り返る
(それぞれのピークから、左下に尾根が延びる)

大聖院コース(谷間)の両側尾根を上り下りしてみた

このページの目次です

はじめに

多宝塔~駒ヶ林尾根~駒ヶ林~仁王門~大日堂~弥山~弥山直登尾根~紅葉谷
(出発帰着:宮島桟橋)

大聖院コース(谷間)の両側尾根を上り下りしてみた。どちらもマイナーなコースとされているらしい。確かに取り付き口には何ら標識はない。しかし、駒が林への尾根、弥山からの尾根ともしっかりした道がついている。自然な道に何の細工もしていなくて気持ちが良い。

今日のコース&コースタイム

宮島桟橋9:20-登山口9:42-コブ9:50-(アセビ)-展望9:56-コブ10:06-コブ10:08-コブ展望10:11-展望10:14-展望10:18-小岩の間を行く10:25、コブ前方に駒が林-朝日観音堂10:29-岩屋大師10:32-弥山に人影、話し声10:42-能美島見える10:49-一枚岩、ヒノキへし折られている10:50-駒ヶ林10:54、11:21-分岐11:23-仁王門11:28-木倒れる、鳥居壊れる11:33-水掛地蔵11:33-大日堂11:38-干満岩11:41-弥山11:43、13:20-コブ13:31-岩13:32-(急下る)-祠13:34-岩場13:36-展望大鳥居13:42-展望13:50-右に振る13:54-(紅葉谷人声)-茶屋前14:04 (紅葉谷散策)14:19-桟橋14:34

駒ヶ林登り1時間34分(桟橋から)
駒が林~弥山22分
弥山下り59分(桟橋まで、紅葉谷散策15分を除く)
総合計3時間10分
(紅葉谷散策15分を加える、駒が林展望27分、弥山1時間37分を除く)

多宝塔から駒ヶ林尾根を登る

潮が引いており、大鳥居の横を通って向こう側に渡る。水族館・大元公園に至る道に面して宝物館があり、その南隣は土産物屋となっている。その右側(南側)に急な石段があり、標識には「あせび歩道、多宝塔」とある。ここまで来るのに少し迷って数分のロスタイムが生じた。

石段をシカが数頭ゆっくりと下りてくる。ちょっと怖い。目を合わさないようにしてやり過ごす。多宝塔(二重の塔)の奥に東屋があり、その左手から山道に取り付く。シカがいるんじゃないかな。風化した花崗岩の上にシカの足跡がたくさんついており1本の太い線となっている。しかし、幸いその後はシカと遭遇しなかった。

登山道には靴跡もはっきりと付いている。しっかりした自然道だ。時々振り返ると朱の大鳥居や黒瓦屋根の家並みが美しく、瀬戸の海の向こうに山並が映える。山道に取り付いてすぐのところでは、多宝塔と大鳥居を前景にした美しい景色が広がっているということだ。残念ながら見逃したか?このコースをゆったりと下るのも一興だろう。

登るにつれて見える山は、周りの尾根との関係で異なってくる。経小屋山、大野権現山、白木山、呉娑々宇山、絵下山などである。登山道は少し羊歯に覆われる箇所がある。しかし、迷うこともあるまい。小岩の間をすり抜けたり、朝日観音堂や岩屋大師の側を通って、最後に一枚岩の上を無事通過すれば頂上は近い。思ったよりも楽に登ることができた。

駒ヶ林~弥山

紅葉の季節、絶好の行楽日和 となった。駒ヶ林には10人前後の一団があり、すでに食事中。その後も向こう側から次々と人が登ってくる。こちら側からは、お先に失礼した5人くらいのパーティも到着。食事をどうしようか考えたが、弥山に向かうことにする。

駒ヶ林~弥山で交通渋滞を経験する。団体さんと次々にすれ違う。もちろん登山姿でない人たちも多い。弥山山頂および展望台の2階3階とも、お弁当を広げる登山者行楽客で足の踏み場がない状態となる。駒ヶ林にも多くの人が見えている。 今日の宮島は、登山者だけで数百人単位だろう。紅葉谷から桟橋まではさらに人が多くて、自分のペースで歩くためには、しょっちゅう右や左に蛇行しなければならなかった。

朝出かけるときは白い息を吐く。弥山山頂展望台で少し北風があるものの、南側に座って背に日を浴びれば暖かい。結局今日も防寒具着用なし。見通しはやや霞むものの上々の部類、展望図の細かいところを修正することができそうだ。大満足。(順次詳細図と入れ替え中)

弥山直登尾根を下る

大展望を楽しんだ後下りにかかる。展望台右手(東側)から尾根に向けて細い踏み跡がある。すぐに荒れた急坂をジグザグに下るようになる。しかし、道は見えている。落ち着いて行けばそれ程危険ということもない。ほとんど展望のない道を転がり落ちると、紅葉谷の"お休み処"の真横に出る。そばには大きなツガの木がある。

後に続いて幾人かが同じルートで下りてきているようだ。 階段のない道は下山に使うのに最適だ。紅葉谷を散策して桟橋に向かう。

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なお、初版刊行後も加筆修正を繰り返しています。