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包ヶ浦自然歩道(博打尾)~かや谷コース~弥山~駒ヶ林~大元公園コース
(出発帰着:宮島桟橋)
2003年04月27日(日)、単独
〈写真〉常夜燈の向こうに厳島神社の大鳥居を見る
久しぶりの山行でのんびりと歩く
このページの目次です
はじめに
宮島桟橋~厳島神社~紅葉谷公園~博打尾~包ヶ浦分岐~302m~榧谷駅(かやだに)~獅子岩駅~紅葉谷分岐~弥山本堂(求聞持堂)~弥山~弥山巡り(大日堂など)~仁王門跡分岐~大元公園分岐~駒ヶ林往復~大元公園分岐~大元公園~厳島神社~宮島桟橋(出発帰着:宮島桟橋)
>妻の体調不良、年度末決算、新年度組織改革、引越し、法事(遠方)とイベントが重なり多忙を極め、やっと前日の十方山林道関連の勉強会から”家外”活動を再開することができた。とは言いつつ今日は出かける予定にはしていなかったのだが、久しぶりの休日晴天につられて家を飛び出す。
今日のコース&コースタイム
宮島桟橋8:23-ロープウェイもみじだに駅8:53-第1ベンチ9:03、9:10-第3ベンチ9:28、43-包ヶ浦分岐9:45-302mピーク9:56、10:00-小ピーク10:06-小ピーク10:15-410m台ピーク10:21-ロープウェイかやたに駅10:28-ロープウェイししいわ駅10:40、10:43-弥山頂上11:05、11:50-駒ヶ林12:15、13:01-大元公園海岸通13:57-宮島桟橋14:17
宮島桟橋(30分)紅葉谷駅(1時間03分)302m(40分)獅子岩駅(22分)弥山
小計2時間42分(休憩を含む)
弥山(25分)駒ヶ林(56分)大元公園(20分)宮島桟橋
小計1時間41分
総合計4時間23分(弥山45分、駒ヶ林46分の休憩を全て除く)
博打尾~かや谷を行く
久しぶりの山歩きである。ゆっくり行くことを心がける。海に浮かぶ朱の鳥居(最近新しく塗り替えたようだ)を右手に見て登山口を目差す。少し盛りを過ぎたコバノミツバツツジが歓迎してくれる。山道に入ってすぐに地面でカエルの鳴き声がする。クークック、クークック。3匹くらいいるらしい。
第一ベンチから経小屋山、船倉山などを望む。少し登ったところから、北北東、杉ノ浦方面へ延びる支尾根を探検してみる。所々で鹿が道端に立ってこちらをうかがっている。3頭をやり過ごして進み前方を見ると今度は1頭が道の真中に立っている。怖くなって引き返す。先ほどの鹿たちは茂みの中に隠れてくれたようで安心する。ロスタイムは10分程度か。
第2ベンチをやり過ごして第3ベンチにて行く手を見上げれば、ロープウェイの左手に302mピーク、右手に弥山、駒ヶ林がある。海側(北側)では呉娑々宇山~経小屋山が望める。
302mピークからは、倉橋島~(北側)~経小屋山が望める。登るにつれて東側の海のみが見えるようになる。410m台ピークにたどり着けば、かやたに駅~ししいわ駅を行き交うロープウェイを見ることができるようになる。
弥山展望
頂上では360度の展望を楽しむ。
窓ヶ山のキレットから向山にかけてはっきりと稜線を認める。その後にも山々が連なっているようであるが霞んでよくはわからない。おそらく、三ッ石山~安佐山~畳山~熊城山~櫛山~桶佐毛山~椎谷山~牛ヶ首山であろう。その他、大丸峯(芸北)、笹ヶ丸山(安佐北)が重なっているという。
向山の右奥に大きな山塊が見える。おそらく龍頭山のはずである。さらに右には牛頭山もあるはずだがはっきりしない。これらの手前に安佐北の山々があるはずだがこれまたはっきりしない。
鈴ヶ峰~鬼ヶ城山~柚木城山~大茶臼山~丸山~火山~武田山縦走路が折り重なる。大茶臼山のマイクロウェーブをかろうじて認める。それらの後に、堂床山~(可部冠山)~備前坊山が見えているようである。可部冠山そのものは、堂床山から右手前に延びる稜線の陰にかくれる。
これらの向かって左手に荒谷山、右手に宗箇山、権現山~阿武山がある。その他の山々は安佐北あるいはさらに少し後方の山である。
なお、太田川左岸後方に比婆の山々が見えるという。山頂部分の見える範囲が大きそうなので条件がよければ確実に同定できそうである。
白木山の右手前に、二ヶ城山、松笠山、牛田山が重なり合うが境目ははっきりしない。これらの山の後ろに、木ノ宗山や神ノ倉山があるというがわからない。一番手前の仏舎利塔が白く光っているのは分かる。
高鉢山、鷹ノ巣山、呉娑々宇山系も一塊になって見える。藤ヶ丸山~呉娑々宇山~(高尾山)~茶臼山~岩滝山の位置関係はこのようになる。後には、金明山、硫黄山あるいは、高城山~蓮華寺山が入る。手前の黄金山は分かるが日浦山は分からない。
鉾取山~原山~洞所山~城山~金ヶ燈篭山の位置関係はこのようになる。左奥の曽場ヶ城山は分からないが、右奥の小田山は分かる。手前の島々を目安にするとよいだろう。
絵下山~小の岳~小松尾山~中天狗~天狗城山の稜線を見る。後ろに、三石山~観音山が入るが区別はできない。
大奈佐美島の向こうに、江田島(島の右側に古鷹山)、灰ヶ峰、野呂山(膳棚山)が重なる。灰ヶ峰から延びる稜線(休山~三津峰山)は、古鷹山の右奥になる。そのさらに奥には、七国見山そして剣山が見えるという。
能美島(砲台山、宇根山)の右奥に倉橋島(火山、陀峯山、岳浦山)を見る。その後ろは、石鎚山などの四国の山々である。
大黒神島~阿多田島(甲島右手前)にたくさんの島影を認める。大黒神島右奥の柱島もよく分かる。その後ろには、鯛峰~大見島~187.4m~155.7m~135.4m~佐連山~白木山と大島のピークが連なる。
高月山、三本杭は宇和島、大峰は佐田岬の山である。
駒ヶ林で昼食後、大元公園に向けて下る
宮島山頂では、観光客、登山者ともに外国人の方が多いくらいだ。様々な言語が飛び交う。それはそれで楽しいのだが何せ人が多すぎる。予定通り駒ヶ林に移動して食事とする。するとここでも鹿が近づいてきた。宮島全島で相当に繁殖しているのではないだろうか。
弥山~駒ヶ林~大元公園は石の階段が多い。少し疲れるけれどもそれなりに趣きはある。帰りは鳥居の外側まで潮が引いており歩いて渡る。
潮汐表(広島湾)4月27日
満潮:7時33分潮位302cm、19時47分潮位276cm
干潮:1時07分潮位94cm、13時48分潮位98cm
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『孫と歩く~ユネスコ世界文化遺産の島・厳島~』
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なお、初版刊行後も加筆修正を繰り返しています。