Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏み跡)>> 広島湾岸トレイル >> 呉娑々宇山トップページ
高尾山~呉娑々宇山~藤ヶ丸山~三本木山
(出発:JR天神川駅―山陽本線、帰着:広島バス寺分北(JR広島駅―山陽本線))
2020年02月01日(土)、広島湾岸トレイル協議会、5名
- 今日の山行ルート図 ⇒ GPS軌跡(2020年02月01日)
今日もYAMARECO(iPhone)でGPS軌跡を取った。ポイントの間隔が40~50秒程度となっており、細かいジグまでは拾えていない。 - モデル山行記(参考コースタイム有り) ⇒ Akimasa Net(2015年11月03日)山行記
- 高尾山~呉娑々宇山~藤ヶ丸山~立石山~ミノコージ峠 ⇒ Akimasa Net(2003年02月01日)山行記
管理棟(8分)水分神社(16分)東屋(28分)岩谷観音跡(20分)岩谷観音(13分)高尾山(27分)第1鉄塔(26分)第2鉄塔(5分)林道(12分)592m(3分)バクチ岩(23分)呉娑々宇山(62分)藤ヶ丸山(24分)第5駐車場(37分)三本木山(32分)左折(31分)側道(18分)跨線橋(13分)バス停
このページの目次です
はじめに
当該山域の主峰は呉娑々宇山である。そして、呉娑々宇山は広島市内の主要な山の一つである。
しかしながら、広島湾岸トレイルには、前後のつなぎの関係で呉娑々宇山は含まれていない。何とか呉娑々宇山を含めることはできないものか、ということで、本線に至る支線上に呉娑々宇山を設定してみた。
随分前に、JR広島駅から歩いて今日のコースで呉娑々宇山〜藤ヶ丸山に至り、JR瀬野駅まで歩き通したことがある。その時と比べて体力の低下を感じざるを得ない。
今日のコース&コースタイム
水分峡森林公園管理棟9:04-水分神社9:12-東屋9:28、9:31-中国自然歩道9:43-展望9:51-岩谷観音跡石段下9:56-岩谷観音跡9:59-展望10:09-岩谷観音10:19、10:30-高尾山10:43-第一鉄塔11:10-第二鉄塔11:36-林道11:41-尾根11:53、11:58-バクチ岩12:01、12:04-呉娑々宇山12:27、13:02-みはらしの丘13:14-道標G13:27-道標F13:31-道標H13:53-藤ヶ丸山14:04、14:13-道標14:22-道標14:25-第5駐車場14:37、14:50-西山展望台15:10-三本木山15:27、15:35-左折16:07-山陽自動車道側道取付き口16:38-跨線橋16:56-広島バス寺分北バス停17:09
管理棟(8分)水分神社(16分)東屋(28分)岩谷観音跡(20分)岩谷観音
小計1時間15分(休憩を含む)
岩谷観音(13分)高尾山(27分)第1鉄塔(26分)第2鉄塔(5分)林道(12分)592m(3分)バクチ岩(23分)呉娑々宇山
小計1時間57分(休憩を含む)
管理棟〜呉娑々宇山
小計3時間23分
呉娑々宇山〜藤ヶ丸山、62分(作業有り)
藤ヶ丸山~第5駐車場、24分
第5駐車場(37分)三本木山(32分)左折(31分)側道、1時間48分
側道(18分)跨線橋(13分)バス停、31分
総合計(全ての時間を含む)
8時間05分
水分神社から取付く
〈写真〉管理棟横(70m台)から北向きに榎川左岸を進む、9時7分
(集中豪雨の痛手は未だ癒えていない)
道なりに右に向きを変え、小橋で左折して右岸に渡ると水分神社(90m台)がある。
〈写真〉水分神社、9時13分
(神社横の石段を登る、前方すぐのところで左折する)
北東向きに電子国土Webに従って登る。
東屋(190m台)で尾根に乗る。
〈写真〉東屋(190m台)、9時28分
(市内の展望が少しある)
北に向きを変えて、小灌木の中をゆったりと登る。
〈写真〉小灌木の中をゆったりと行く(230m台)、9時37分
中国自然歩道に合流して岩谷観音を目指す
中国自然歩道に合流する。中国自然歩道は、今登ってきた小尾根の一つ西側の尾根上を、広島高速一号線(安芸府中道路)の東側に沿って下る。
〈写真〉自然歩道合流手前(250m台)、9時43分
(画面左下から中央前方に向けて中国自然歩道がある)
右前方の中国自然歩道に合流し、北西向きに尾根を登る。電子国土Webのとおりである。
やがて、岩谷観音跡に至る。
〈写真〉大岩を左から巻いてゆく、10時08分
(大岩群を登るには、ほぼ全て左から巻いてゆけば間違いない)
大展望(370m台)に至る。
岩谷観音(400m台)に至る。
高尾山を越えてなおも尾根筋を行く
高尾山の向こうまで北東向きの尾根を行く。
〈写真〉岩谷観音から尾根に向けて急下る、10時29分
(今日は常に岩場の左側を行く)
高尾山の先で尾根は東~南東に向きを変える。
すぐに送電線鉄塔(460m台)があり、その先(480m台)から登山道の先に呉娑々宇山を見る。
登山道正面の最奥に呉娑々宇山の電波塔を見る。登山道は、この先右手南東に向きを変え、第二鉄塔(画面右端)を経て、592m付近で呉娑々宇山の主尾根に合流する。つまり画面一番奥は、呉娑々宇山の主尾根(北東向き)で、そこに至る高尾山の尾根は主尾根よりも少し低い位置に連なっている。
第二鉄塔(送電線鉄塔、510m台)の向こうに林道(520m台)があり横切る。
呉娑々宇山の主尾根(592m)に登り着く
今登ってきた方向は、道標の矢印「岩谷観音」となっている。ここから、主尾根を道標の矢印「呉娑々宇山」に向けて登る。
確認)水分峡(府中町、主尾根西側)、水谷峡(畑賀町、主尾根東側)である。
主尾根を反対側に、道標の矢印「水分峡」に向けて下ると、すぐに水分峡に向けて下る分岐(560m台)がある。右折して下ると、水分神社(今日の取付き地点)まで下ることができる。このコースは、林道を4か所で乗り越えて真っすぐ下る。趣はないものの、高尾山~岩谷観音の岩場を回避することができるコースである。
古い道標には「水谷峡」と書いてある。水谷峡とは、呉娑々宇山の南面(畑賀町)にある峡谷である。
592mから主尾根を南に向けて下る(ハンド岩、休憩所の方向)と、すぐに、水谷峡分岐(580m前後)があり、左折してふもと(畑賀町)まで下ることができる。さきほど紹介した水分峡分岐(560m台、右折)は、水谷峡分岐(580m前後)のすぐ先にある。
なお、呉娑々宇山の主尾根は海岸近く(瀬戸内海)から南に向けて延びている。JR海田市駅(山陽本線)~岩滝山192m(162.9m)~甲越峠~茶臼山(271.0m)~笹ヶ峠~354m~441m~592m~呉娑々宇山(681.8m)
バクチ岩を経て呉娑々宇山に登る
592mから主尾根を少し登るとバクチ岩(標高600m)がある。呉娑々宇山の山頂は展望がよくないので、昼食は断然こちら側がお薦めである。
バクチ岩から広島湾岸トレイルを見る。
〈写真〉バクチ岩、12時04分
(絵下山〜洞所山~(鉾取山))
〈写真〉バクチ岩、12時04分
(宮島、船倉山~極楽寺山~鈴ヶ峰〜大茶臼山〜火山~武田山)
バクチ岩~呉娑々宇山の稜線をゆったりと行く。
陽だまりを求めて、呉娑々宇山三角点近くで昼食。
陸軍輸送港域第ニ区標石(昭和15年6月10日)第15号である。上下真っ二つになっていたのを修復したようである。
藤下憲明
広島県文化財ニュース(第168号、170号)
近代戦争制限区域標石について、上・下
呉娑々宇山から藤ヶ丸山へ主尾根を北上する
呉娑々宇山の主尾根は、北向きに、呉娑々宇山(681.8m)~藤ヶ丸山(665.0m)~500.0m~ミノコージ峠~長者山571m~612.2m~536.2m~湯坂峠・・・高鉢山726m(705.4m)と続いている。
〈写真〉みはらしの丘(600m前後)、13時14分
(そばに呉娑々宇山展望案内図があるもののほとんど消えかかっている)
665m峰の北側(630m台辺り)で、目指す藤ヶ丸山の方角は東に変わる。
660m台から東の尾根筋に踏み跡があるのかどうか不明。電子国土Webでは、尾根南面に巻き道が表示されている。実際にも良い道があり、一度大きく右に折り返してそのルートに入る。
少し茂っており手入れをしたがそれほどのこともない。
〈写真〉管理センター分岐「H」(巻き道、600m台鞍部)、13時53分
〈写真〉イノシシのヌタ場(巻き道、640m台)、14時01分
電子国土Webどおりに歩いて、藤ヶ丸山から南に流れる小尾根に乗る(640m台)。
なお、広島湾岸トレイルは、この南の小コブ(650m台)の向こうに水越峠から登ってくる(電子国土Webのとおり)。(JR瀬野駅〜高城山(495.6m)~水越峠~藤ヶ丸山(665.0m))
藤ヶ丸山から第五駐車場(緑化植物公園)まで下る
呉娑々宇山の主尾根は、藤ヶ丸山の北側から北東向きに行く。
今日の我々は、主尾根ルートを右前方に分けて、藤ヶ丸山から北向きにそのまま支尾根を下った。急下りだが、今日はわりと楽に感じる。
〈写真〉管理センター道標(530m台)、14時25分
(藤ヶ丸山から北向きに支尾根を急下る。第5駐車場まで約900mである)
やがて、458mのそばを通過すると、眼下に道路が見えてくる。第五駐車場(緑化植物公園)である。
〈写真〉第五駐車場(緑化植物公園、410m台)、14時38分
(公園は先の集中豪雨で休園中、カメラを抱えたカップルが一組のみ)
第5駐車場から三本木山を経て一気に下る
第五駐車場(緑化植物公園)から最後の急下りが待っている。結局一人の落伍者も出すことなく、三本木山に向けてそのまま北向きに突っ込む。
〈写真〉第五駐車場(緑化植物公園、410m台)、14時50分
(電子国土Web(遊歩道)西側の東屋の横から、小尾根伝いに三本木山の山域に入る)
三本木山では、標高450m台の閉じた等高線が南北に細長く延びている(電子国土Webのとおり)。
そしてその中に、南から順番に、482m、480m台、そして485.9m(三角点)が並んでいる。標高は、真ん中の480m台が一番高いようにも思える。ただし、三角点があること、そして、三角点手前(送電線鉄塔)の展望が良いことから、三本木山=485.9m(三角点)としてよいであろう。
「あさきた里山マスター認定制度」(2020年3月31日終了予定)でもそのような扱いをしている。
〈写真〉西山展望台(482m)、15時10分
(三本木山最初のピーク)
〈写真〉三本木山(485.9m)三角点、15時27分
(三角点は、送電線鉄塔の北側、疎林の中にある)
三本木山(485.9m)から北向きに急下る。
ここの三角点までは、尾根筋の登山道(電子国土Web)に沿って下ってきた。ここから登山道表示は沢筋を下っている。広島湾岸トレイルは、あくまでも尾根筋を追って下る。登山道表示の西側に沿って下るかたちとなる。
急下る途中で緩斜面がある。昔からよく手入れされてきた感じの踏み跡が前方に延びる。道標(小河原 上深川愛林会)もそちらを指している。注)一般財団法人小河原上深川愛林会
ただし、広島湾岸トレイルは、ここで左折して一つ西の小尾根に位置を変える。
〈写真〉左折地点(290m台コブ)、16時07分
(道標矢印は前方を指している。そこを左折する)
〈写真〉左折してシダの覆う道を下る(290m台)、16時08分
(広島湾岸トレイル最大の悪所、夏の整備が思いやられる)
いよいよ山陽自動車道の側道まで下りてきて、少し迷った。最後に小さな沢を越えて向こう側の石ころだらけの道を行くか、それとも沢のこちら側にうっすらと浮かびあがるきれいな踏み跡を行くか、という問題である。いずれにしても、左手前方で両者が一緒になっているのは間違いない。
一応今日は、以前から正式コースとされているらしい沢向こうのガラガラ道を通って側道に出た。
側道を広島東インターの方に少し行き、跨線橋を渡って木ノ宗山の方角に下ると、バス停(70m台)がある。
久しぶりに呉娑々宇山の山頂に登った。
この後でインフル(A型)を発症してしまった。