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三滝寺~宗箇山~大茶臼山~広電己斐団地(2017/04/29)

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宗箇山~大茶臼山~広電己斐団地
(出発:JR三滝駅―可部線、帰着:己斐上五丁目(JR西広島駅―山陽本線))

2017年04月29日(土)、長男、小5(兄)、小1(弟)

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〈写真〉大茶臼山から、石畳の急坂を己斐団地に向けて下る、13時29分
(最近は、あまり歩かれていないようである)

このページの目次です

はじめに

2017年01月07日(土)、孫一人と一緒に武田山~火山~丸山を歩いた。本当は大茶臼山まで行くつもりだったが、丸山で孫がスタミナ切れを起こしてしまった。丸山でどこからどう下るか迷ったが、結局、丸山からほぼ平坦な山道を大茶臼山取付き(畑峠)まで行くことにした。そしてそこから、大茶臼山に登ることなくそのまま車道を下った。

最後の車道(下りのみ)がきつかったと後で孫がいう。せめて畑峠の手前から、宗箇山手前までの山道を下れば、距離ももう少し短く足腰には楽だったかもしれない。今日は気になっていたそのコースを、宗箇山から大茶臼山に向けて歩いてみた。

『ひろしま百山』中国新聞社(1998年)「宗箇山」の項では、宗箇山について、次のように述べている。

「宗箇山は、別名を植松山という。広島が生んだ茶道宗箇流の開祖上田宗箇が城内上屋敷からの借景として赤松を植え、松は宗箇松、山は宗箇山と称するようになった」。(同書p.90)

植松山は私は聞いたことがない。宗箇山については、宗箇(そうこ)山=三滝(みたき)山として、道標ごと書籍ごとに表記はバラバラである。

なお、新年度となり、二人はそれぞれ新一年生と五年生になった。

今日のコース&コースタイム

JR三滝駅8:35-三滝寺参道入口8:57-宗箇山取付き9:06-三滝9:08、9:10-堰堤(120m前後)9:13-右谷へ(130m台)9:20-木橋(左岸から右岸へ、160m台)9:26-右折り返し(180m前後)9:31-左折(尾根に乗る、200m前後)9:35-休憩(200m台)9:36、9:41-送電線鉄塔(230m台、地理院地図よりは上)9:47-高峠山分岐(250m台)9:52-トラバース道(左前方へ、260m台)9:57-大茶臼山・丸山分岐(330m台)10:12-休憩10:20、10:23-宗箇山(356m)10:25、10:35-大茶臼山分岐(330m台)10:44-大茶臼山を見る(250m台)10:54-車道(鍬投げ峠、210m台)11:07-(車道)-建物入口11:11-(休憩道迷い1~2分)-登山口11:14-大茶臼山~武田山縦走路(宗箇山分岐、350m台)11:47-送電線鉄塔(356mの北東)11:48、12:18-畑峠(12:23~12:24、310~320m台)-大茶臼山(413.0m)12:44、12:53-展望岩(380m台)12:59-己斐峠分岐(左前方へ)13:03-右へ振る(220m台)13:36-崩落地点(200m前後)13:40-砂防ダム(160m台)13:47-道路(登山口140m台)13:51-バス停広電己斐団地入口(110m前後)14:06

  • JR三滝駅(31分)宗箇山取付き(29分)尾根に乗る(17分)高峠山分岐(20分)大茶臼山・丸山分岐(13分)宗箇山
    小計1時間50分
  • 宗箇山(9分)大茶臼山・丸山分岐(23分)鍬投げ峠(7分)大茶臼山・丸山取付き口(33分)縦走路(1分)送電線鉄塔(5分)畑峠(1分)畑峠(20分)大茶臼山
    小計1時間39分(送電線鉄塔30分を加えず)
  • 大茶臼山(6分)展望岩(4分)己斐峠分岐(37分)崩落地点(11分)登山口(15分)バス停
    小計1時間13分
  • 総合計5時間36分(全ての時間を含む)
    (宗箇山10分、送電線鉄塔30分、大茶臼山9分を加える)

JR三滝駅~三滝寺

今日と次回(2017年05月03日)で、結局は、西区やまなみハイキングルート(鈴ヶ峰~宗箇山(三滝山)縦走コース)をほぼ忠実に歩くことになった。

『ひろしま百山』では、「JR山陽本線横川駅から西広島駅へ出るコース」を紹介している。

「横川駅北口の前の道を左(西)にとる。太田川堤防わきの道に着き、三滝橋を渡って踏切を越え直進する。そして、誓願寺の前を過ぎると新広島八十八ヵ所霊場の一つ三滝寺の参道である」。(同書p.90)

今日の私たちは、横川駅でJR可部線に乗り換えて、一駅先の三滝駅まで行った。したがって、JR三滝駅前から北西に行き、すぐにぶつかる道路を右折(左折すると三滝橋)して、北西向きに三滝寺に向かう。

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〈写真〉JR三滝駅、8時35分
(太田川放水路のすぐそば(右岸)である)

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〈写真〉三滝寺へ向かう道を行く、8時38分
(ごくおおまかには北西向きに行く)

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〈写真〉誓願寺の前を行く、8時44分
(向かって右手に道なりに進む)

「(三滝寺)一帯は、春はサクラ、初夏はツツジ、秋の紅葉と四季を通じ、市民の憩いの場として親しまれている」(同書p.90)。今日も周りにはツツジがきれいに咲いている。

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〈写真〉三滝寺参道、8時57分

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〈写真〉三滝寺参道、9時00分
(参道の両脇には、様々な石仏や歌碑、慰霊碑などが並んでいる)

登山道入口~尾根に乗る(Aコースを行く)

『ひろしま百山』や「西区やまなみハイキングルート」で紹介されている登山コース(下記)は、Bコースというようである。ただし、近年の土砂崩れで通行止めとなっている。

「本堂にお参りした人は、入り口近くまで戻り、多宝塔を右に見ながら奥へ向かうと、やがてササが道を覆う山道となる。しばらく登ると長束への鞍部に出る。ササから解放されて、風の通り抜ける尾根となる。ここからが急登。ひと汗かくころには宗箇山頂上に達する」。(同書p.90)

今日は、参道の一番奥から、そのまま左手山道に取り付き、Aコース(Bコースよりも西側)を登る。

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〈写真〉Aコース(山道に取り付く)、9時07分
(参道一番奥から左手に入る)

すぐに滝がある。『ひろしま百山』p.91によれば、「三滝寺由来の梵音の滝、霊明の滝、駒ヶ滝の三滝がある」という。この滝がそのうちのどれか分からない。

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〈写真〉堰堤がある、9時13分
(北西向きの谷を行く。地理院地図黒破線のとおりである)

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〈写真〉堰堤を越えてゆく、9時15分

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〈写真〉北西向きの谷を行く、9時20分

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〈写真〉西向きの谷を行く、9時28分
(左手・西向きの谷(左谷)に入り、地理院地図黒破線どおり行く。竹林が続いている。タケノコの季節である)

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〈写真〉左折地点、9時32分

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〈写真〉里山整備まちづくり学校の敷地を右に見る、9時32分
(連絡先は、西区地域起こし推進課となっている)

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〈写真〉尾根を右手にして、巻き道を南向きに行く、9時32分

尾根に乗る~高峠山分岐~大茶臼山・丸山分岐~宗箇山

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〈写真〉尾根に乗ってほんの少し行った所、9時36分
(右折して尾根に乗る。尾根上には黒破線表示があり、それに従って北西向きに行く)

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〈写真〉送電線鉄塔、9時47分

『ひろしま百山』「宗箇山」の項では、宗箇山~高峠山~小茶臼山~JR西広島駅について、次のように書いている。(同書p.90-91)

「(宗箇山からの)下りは、南へ延びる尾根道を進もう。すぐ左手に三滝へ下る分岐、さらに20~30メートル先の畑へ下る急坂の分岐がある。送電用の高圧線を過ぎて高峠(たかとうげ)山」(237.4m)に着く。左右が開けて見晴らしの良い岩に到着する」。以下、JR西広島駅までの詳しい進路説明が有る。注:高峠山237.0m(2014年改算)

今日の私たちは、尾根上の高峠山分岐から、上記とは逆向きに宗箇山を目指す。上記記述にはよく分からない点が幾つかあるものの、尾根を追って、北~東へと向かえば間違いなく宗箇山に着く。

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〈写真〉三叉路、9時52分
(高峠山方面を左に分けて、右手尾根上を北上する。ここにも「D」マーク有り)

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〈写真〉左手の巻き道を行く、9時57分

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〈写真〉木漏れ日の樹間を行く、10時02分

大茶臼山・丸山分岐を左手に分けて直進する。後ほど、ここまで引き返してきて、急坂を下ることになる。

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〈写真〉大茶臼山・丸山分岐、10時11分

宗箇山山頂

宗箇山山頂に着く。
『ひろしま百山』「宗箇山」の項では、宗箇松について次のように書いている。「現在の宗箇松は三代目だが、枯れ死状態になっている。立て札があって、その由来を詳しく紹介してある」(同書p.90)。

同書発行の年に、4代目に植え替えられたようである。

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〈写真〉4代目宗箇松、10時27分
(標柱の側面には、平成10年11月29日と書かれている。1998年である)

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〈写真〉宗箇山山頂の道標、10時27分
(Bコースは工事中で通行止め、山本方面にも踏み跡があるようだが、よくは分からない)

大茶臼山・丸山分岐~鍬投げ峠~畑峠~大茶臼山

宗箇山で10時半、昼食には早いというので、もう少し歩くことにする。
宗箇山から尾根筋を引き返し、大茶臼山・丸山分岐を右折して、急坂を下る。

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〈写真〉大茶臼山・丸山分岐から急坂を下る、10時47分

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〈写真〉急坂の途中、10時54分
(眼下に見えるのは己斐が丘病院だろう。病院後方の送電線鉄塔まで登り返し、画面一番左端の大茶臼山を目指すことになる)

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〈写真〉鍬投げ峠、11時07分
(一旦車道まで下る)

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〈写真〉鍬投げ峠、11時08分

車道を北西向きに少し下る。己斐上に向けて、南向きに下る車道を左に分けて、建物駐車場内を北上する。大茶臼山・丸山取付き口が有り、北向きに沢沿いをさかのぼる。地理院地図の表示は無い。

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〈写真〉大茶臼山・丸山取付きの道標、11時10分

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〈写真〉大茶臼山・丸山取付き口、11時20分

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〈写真〉尾根を巻いてゆく、11時33分
(やがて、登山道は西向きとなり、武田山~火山~丸山~大茶臼山縦走路尾根を右手にして、小さな谷や支尾根を巻いてゆく。送電線鉄塔表示の北側に沿う形となる)

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〈写真〉縦走路分岐、11時47分
(縦走路に合流して尾根筋を南下する)

356m北東の送電線鉄塔で昼食。

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〈写真〉送電線鉄塔から宗箇山を見る、12時09分

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〈写真〉畑峠に向かう、12時21分
(昼食後、小1元気回復、先頭を切って走る)

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〈写真〉畑峠(丸山取付き口)、12時23分

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〈写真〉畑峠、12時23分
(車道を左手・南東向きに移動する)

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〈写真〉畑峠(大茶臼山取付き口)、12時24分

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〈写真〉大茶臼山三角点、12時45分
(大茶臼山取付き口から、まずは南東向きに登る。やがて山頂部に達し、諸施設を右左に見ながら、尾根筋を三角点に至る)

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〈写真〉大茶臼山道標、12時46分
(標高413.0mと正しく書き改められている)

大茶臼山~展望岩~己斐峠分岐~己斐上五丁目

大茶臼山三角点から展望岩を経て、己斐上五丁目に向けて超下る。

参考:後日、ヤマレコGPS軌跡を検討したところでは、このコースは、現在では全くと言っていいほど歩かれていないようである。

標高200mくらいの地点には崩落個所もある。登山口には「山腹崩壊のため、通行禁止(西区役所維持管理課)」の表示有り。ただし、山頂部や己斐峠分岐には何の表示も無い。

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〈写真〉車道に入る、12時54分
(三角点南側の建物側壁を左から回り込む。車道(地理院地図二本線)に入り、南下する)

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〈写真〉ガードレールの切れ目から外に出る、12時55分

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〈写真〉そのまま道路擁壁に沿って南下する、12時56分

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>〈写真〉石垣に沿って左折する、12時56分
(直進すれば、五月が丘に向けて下る)

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〈写真〉石畳の急坂、12時58分
(この後、己斐上五丁目に向けて、石畳の急坂が繰り返し現れる)

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〈写真〉展望岩(立石城跡)、12時59分

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〈写真〉岩場を下る、13時00分

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〈写真〉岩場を下る、13時00分
(前の写真の位置からちょっと右に振っている。柚木城山~315m峰~鬼ヶ城山~鈴ヶ峰縦走路を見る。その奥に宮島が入る)

己斐峠分岐に至る。途中の至る所に「己斐峠通行止め、代替ルート無し」という意味の表示を見てきた。今日(2017/04/29)現在の様子が全く分からない。己斐峠を避けて、己斐上五丁目に向けて下ることにする。

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〈写真〉己斐峠分岐、13時03分
(己斐峠分岐を右に分けて、左前方に下る)

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〈写真〉石畳の急坂、13時29分
(この後、何度も何度も同じような急坂を下る)

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〈写真〉崩落地帯有り、13時40分
(ここから谷の左岸に渡る)

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〈写真〉簡易歩道を下る、13時45分

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〈写真〉砂防堰堤、13時47分

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〈写真〉栄晃院、13時50分

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〈写真〉大茶臼山登山口、13時51分
(山腹崩壊のため、通行禁止(西区役所維持管理課)の表示有り。先ほど通った己斐峠分岐(下山口)には何の表示もなかったはずだが・・・)

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〈写真〉大茶臼山登山口全景、13時52分

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〈写真〉大茶臼山を見上げる、13時57分

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〈写真〉広電己斐団地入口バス停、14時09分

今日も無事歩き切った。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース