2013年09月22日

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多々良林道~岩船岳縦走路(海軍省標石)~陶晴賢碑分岐~陶晴賢碑~青海苔浦乗越(先峠)~多々良林道
(出発帰着:宮島桟橋)

2013年09月22日(日)、単独

陶晴賢碑

〈写真〉陶晴賢碑、14時34分
(厳島合戦の敗将・陶晴賢 最期の地)

  • 陶晴賢碑山行記(導入部):2014/01/12
  • 先峠(岩船岳縦走路)~陶晴賢碑
    直接登る:2013/09/22、直接下る:2013/10/20
  • 陶晴賢碑分岐(岩船岳縦走路)~陶晴賢碑
    初めて下る:2003/06/07、往復:2009/03/20

はじめに

今日は、陶晴賢碑から青海苔浦乗越(先峠)まで、直接谷筋をさかのぼる。

二万五千分1地形図(厳島)を見ると、先峠から青海苔浦(東海岸)に向けて、黒破線が直接谷筋を下っている。また、先峠には以前、青海苔浦乗越という小さな道標が掛かっていたように記憶している。

青海苔浦乗越(先峠):先峠山402mの東面(標高340m台)

しかし今まで、先峠から直接谷を下る踏み跡を見たことはなく、この黒破線は間違い、として片づけてきた。ところが先週(2013/09/15)、岩船岳縦走路を先峠まで戻ってきた時、先峠から踏み跡らしきものが谷に向けて下っているのに気付く。

なお、『弥山登り』(宮島観光協会、2003年)pp.44-45.の<宮島全図>には、青海苔浦乗越(先峠)~陶晴賢碑は記載されていない。

<宮島全図>では、宮島の西海岸と東海岸を結ぶ道の一つとして、多々良(西海岸道路)~多々良林道(三ツ丸子山分岐、標高117m)~先峠山西面(三ツ丸子山、先峠山分岐)~岩船岳縦走路(三ツ丸子山分岐、海軍省標石)に至り、そこからそのまま、陶晴賢碑入り口~青海苔浦(東海岸道路)まで下るコースが示されている。

今日は、<宮島全図>記載の歩道とからめながら、陶晴賢碑~青海苔浦乗越(先峠)を歩いてみることにした。

三つ丸子山分岐には三つある。すなわち、多々良林道上の分岐(標高117m)、先峠山西面の分岐(先峠山~三ツ丸子山鞍部付近)、そして岩船岳縦走路上の分岐(海軍省標石)である。インターネット上では、これらの位置がきちんと説明されることなく記述されることが多く、少し混乱を招いている。

今日のコース&コースタイム

宮島桟橋11:11-(海岸通り)-大元公園11:33-多々良12:33、12:38-(多々良林道を登る)-三ツ丸子山分岐(多々良林道)12:56、13:10-(先峠山西面を行く)-三ツ丸子山分岐(先峠山~三ツ丸子山鞍部付近)13:43-岩船岳縦走路(三ツ丸子山分岐、海軍省標石)13:59、14:16-(岩船岳縦走路を南向きに行く)-陶晴賢碑分岐、通過14:18-大江浦分岐14:20、14:21-(岩船岳縦走路、引き返す)-陶晴賢碑分岐14:23-(青海苔浦方面へ下る)-陶晴賢碑入り口14:32-陶晴賢碑14:33、14:35-陶晴賢碑入り口14:36、14:42-青海苔浦乗越(先峠)15:22、15:32-岩船岳登山口(多々良林道)15:43-(多々良林道を下る)-三ツ丸子山分岐(多々良林道)15:53-多々良16:07、16:11-大元公園16:38、16:43-厳島神社西側16:49、17:05-(大鳥居近くを渡る)-宮島桟橋17:17

宮島桟橋(22分)大元公園(60分)多々良
 小計1時間22分
今日は、途中で植物観察あり。通常は、大元公園~多々良は30分前後。

多々良(18分)三ツ丸子分岐・多々良林道(33分)三ツ丸子分岐・先峠山~三ツ丸子山鞍部付近(16分)三ツ丸子分岐・岩船岳縦走路(海軍省標石)
 小計1時間21分(途中休憩14分を加える)
三ツ丸子分岐(2分)陶晴賢碑分岐(2分)大江浦分岐(2分)引き返して陶晴賢碑分岐
 小計7分(大江浦分岐1分を加える)
陶晴賢碑分岐(10分)陶晴賢碑(47分)先峠(青海苔浦乗越)
 小計59分(陶晴賢碑2分を加える)
先峠(11分)多々良林道・岩船岳登山口(24分)多々良(27分)大元公園(34分)宮島桟橋
 小計1時間45分(多々良4分、大元公園4分を含む)

総合計、6時間06分(すべての時間を含む)

多々良林道をさかのぼる

先峠山402mを、反時計回りで大きく回る。

まずは、多々良(海岸道路)から多々良林道に入り、少しさかのぼる。標高117m付近で右折して先峠山西面を行く。三ツ丸子山367m~先峠山402mの鞍部付近(やや先峠山寄り)まで登り、そこから岩船岳縦走路(三ツ丸子山分岐、海軍省標石、標高250m台)に向けて、ゆったりと下る。<宮島全図>記載の歩道そのものである。

<宮島全図>を見ると、大江浦分岐(2013/09/15、山行記参照)が、先峠山西面(三ツ丸子山、先峠山分岐)~岩船岳縦走路(三ツ丸子山分岐、海軍省標石)の間にある、となっているので、それを確かめながら行く。

しかし、大江浦分岐(道標があることになっている)は、そこには存在しなかった。また、<宮島全図>に記載されている「海軍省標石(三ツ丸子山分岐)から直接青海苔浦に下る踏み跡」が、あるかどうかも確認することはできなかった。

岩船岳縦走路を行き来する

さて今日は、岩船岳縦走路(三ツ丸子山分岐、海軍省標石)に入り、縦走路を南向きに少し行く。陶晴賢碑分岐(標高260m台)を左に分けて、その先の標高270m台の小コブを乗り越し、大江浦分岐(標高270m前後)まで行く。

この大江浦分岐には、先週(2013/09/15)初めて、大江浦から谷筋の歩道を行き、そして登り着いた。つまり、大江浦~岩船岳縦走路が通行可能であることを確認することができた。

なお、この大江浦分岐の位置が、<宮島全図>のそれと異なっていることは、前述の通りである。

陶晴賢碑探訪

大江浦分岐から、岩船岳縦走路を陶晴賢碑分岐まで引き返す。そこから右手(東側)谷底に向けて右岸を下る。谷底で小さな沢を左岸に渡ると、そこに陶晴賢碑入り口(標高190mくらい)がある。歩道はそのまま沢筋を南向きに青海苔浦(東海岸)まで下っている。

陶晴賢碑は、陶晴賢碑入り口(歩道)から左岸の林の中に踏み込み、南向きに少し行く。さびしい林の中に、陶晴賢碑「高安原 陶晴賢敗死之所」がひっそりと建っている。(冒頭写真)

陶晴賢碑~青海苔浦乗越(先峠)を登る

陶晴賢碑入り口まで引き返す。谷を北向きに見上げると、左手に先程下りてきた踏み跡がある。そして、真っ直ぐ前方にも踏み跡があるように見える。

今日目的にしていた陶晴賢碑入り口~青海苔浦乗越(先峠)で間違いないだろう。踏み跡を追って登ると、電子国土に記載のルート(黒破線)からやや東側にずれるものの、確かな踏み跡が先峠(標高340m台)まで存在していた。

つまり、青海苔浦乗越(先峠)は、宮島の西海岸と東海岸(青海苔浦)を直接結ぶ峠として、利用されていた時期があったのであろう。しかし、今日歩いた限りでは、所々で不鮮明な箇所があり、ルート確認に少しばかり苦労をさせられた。決して楽に歩ける状態ではなかった。

青海苔浦乗越(先峠)~陶晴賢碑入り口~青海苔浦を安全に歩くには

青海苔浦乗越(先峠)~青海苔浦(東海岸)を行くとすれば、先峠から岩船岳縦走路に入り、陶晴賢碑分岐を左折して下り、陶晴賢碑入り口~青海苔浦(東海岸)と行くのが妥当であろう。

蛇足ながら、宮島奥の院遭難事件(2012年12月暮れ)の推定歩行コースは、弥山~仁王門?~奥の院~502m~青海苔浦乗越(先峠)~陶晴賢碑分岐~陶晴賢碑入り口~青海苔浦まで約1.5㎞地点(そして、そこで無事発見)のようである。

そのほか

行きの海岸道路で、植物観察。

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『孫と歩く~ユネスコ世界文化遺産の島・厳島~』

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なお、過去の記録を基にして書き改めています。
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本書の内容が優先いたします。