2013年04月07日

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包ヶ浦自然歩道(博打尾)~かや谷コース尾根~大砂利~奥の院~多々良林道(岩船岳登山口)~前峠~大元谷左岸コース
(出発帰着:宮島桟橋)

2013年04月07日(日)、単独

  • 今日の山行ルート図 ⇒ GPS軌跡(2013年04月07日)
    当日はGPSに乱れあり(岩船岳取り付き(多々良林道)~前峠~宮島桟橋)。当該区間のGPSは、2013年10月20日山行記(逆コース)で代用した。
  • 2013年12月01日(日)
    かや谷コース尾根~大砂利集落(海側から回る)~奥の院
  • 2013年04月07日(日)
    かや谷コース尾根~大砂利集落(山側から回る)~奥の院
  • 2013年03月24日(日)
    かや谷コース尾根~大砂利集落(海側から回る)〜海岸道路を帰る

このページの目次です

はじめに

先日(2013/03/24)あえなく敗退した大砂利~奥の院を無事歩くことができた。しかし、大砂利~奥の院取付き道路の間で大苦戦。披露困憊してしまった。

なお今日は、GPS(HOLUX M-241)軌跡の不調(測定不能や位置の乱れ)が目立った。ザックの背にぶら下げたGPSが、雨に濡れたこと、泥をかぶったこと、あるいは激しく揺さぶられたことが原因であろうか。

今日のGPS軌跡には、多少の疑問が残る。特に、大元谷左岸コースについては、明らかな誤差以上のブレが生じている。したがって、その間のデータは、2013年10月20日山行記から流用した。その他の部分は、生データのとおりである(おのおのの疑問点については、本文参照)。

HOLUX M-241は、カバンの中に入れておいても機能するという。正確な測定継続のために、今後の課題である。

後日注:
2013年4月14日(日)、しまなみ海道ウオーク(第2回:因島~生口橋~生口島)バスツアーに参加した。4月7日と同様、ザックの背にぶら下げたGPS(HOLUX M-241)は、ほぼ100%完璧に機能してくれた。

今日のコース&コースタイム

宮島桟橋9:57-包ヶ浦自然歩道入り口10:14、10:16-第三ベンチ10:31、10:34-弥山分岐10:37-かや谷コース尾根(302m南の鞍部付近)10:48、10:51-大休み11:01、11:06-大砂利地蔵(標高290mくらい)11:11-小尾根(標高240m台)11:18-大砂利の農園11:44-大砂利北端(標高90mくらい)11:45、11:49(水場を探索して戻る)大砂利北端11:53-堰堤脇・標高90mくらい(左岸)12:03、12:18-堰堤の上探索-堰堤(右岸)12:23-小尾根(標高110m台)12:45-奥の院取付き林道(標高50mくらい)13:00、13:08-堰堤13:20-休憩13:43、13:55-多々良林道終端部付近14:12、14:13-奥の院分岐(多々良林道上)14:15-奥の院14:18-502m取付き確認14:20-多々良林道14:23-岩船岳方面入り口(多々良林道上)14:34、14:40-前峠(標高330m台)14:52、14:53-大元谷分岐14:54-大元公園コース(駒ヶ林方面)分岐広場15:27、15:30-海岸道路15:36-大鳥居15:42-宮島桟橋15:52

  • 宮島桟橋(17分)包ヶ浦自然歩道入り口(18分)弥山分岐(11分)かや谷コース尾根
     小計51分(自然歩道入り口2分、ベンチ3分を加える)
  • かや谷コース尾根(10分)大休み(5分)大砂利地蔵(34分)大砂利集落最北端(10分)堰堤
     小計1時間12分(大休み5分、大砂利最北端の休憩4分・探索4分を加える)
  • 堰堤(42分)奥の院取付き林道
     小計42分(堰堤上探索5分程度を含む)
  • 林道(1時間04分)多々良林道終端部付近(5分)奥の院(2分)502m取付き
     小計1時間12分(林道終端部1分を加える)
  • 502m取付き(3分)多々良林道(11分)岩船岳縦走路入り口
     小計14分
  • 岩船岳縦走路入り口(12分)前峠(34分)大元公園コース分岐(6分)海岸道路(16分)宮島桟橋
     小計1時間12分(前峠1分、大元公園コース分岐3分を加える)
  • 総合計5時間55分
     (かや谷コース尾根3分、堰堤15分、奥の院取付き道路8分、岩船岳縦走路分岐6分を加える)

かや谷コース尾根に乗る

紅葉谷~包ヶ浦自然歩道(博打尾)を経て、弥山分岐(標高200mくらい)で右に入り、かや谷コース尾根(302mピーク南の鞍部近く)に乗る。GPS軌跡は、電子国土(黒破線)のとおりである。気温は手に少し冷たい。それでもカッパは必要ない。

かや谷コース:紅葉谷~包ヶ浦自然歩道(博打尾)~宮島ロープウエー(榧谷駅~獅子岩駅)~弥山

大休み~大砂利地蔵

写真:2013/03/24山行記

かや谷コース尾根に乗って南を向く。すぐ先で尾根の東斜面分岐に入り、南向きに行く。電子国土にその表示はない。

大休み(標高330m台)の位置(GPS軌跡)は、前回同様で狂いはない。

大砂利地蔵(標高290m台)に向けて、そのまま南向きに下る。前回と異なり、途中から右手の小さな谷(地形図では読み取れない)を下る。地蔵の位置(GPS軌跡)が前回と10mくらい狂っている。

注:大休みの位置、かや谷駅の東北東にある410m台ピークの東側(かや谷コース尾根から鷹ノ巣山194mに至る小尾根上、2013/02/17、3/10山行記参照)
注:大砂利地蔵の位置、上記410m台から南に流れる小尾根の東斜面

しし岩駅・東~南東側の沢を下る(大砂利農園をめざす)

写真:2013/03/24山行記

地蔵の前の沢を右岸に渡る。410m台から南に流れる小尾根を乗り越えて、しし岩駅の東~南東側の谷に入り、南向きに下る。前回と異なり、中尾根状態になった箇所を下ったりしたが、最初から谷底を行く方が歩きやすそうである。

なおも踏み跡を追って下る。

やがて沢が南東の方角に流れるようになり、その右岸を伝って、前回同様、農園の金網にぶつかる。その位置は、GPS軌跡によると、前回(地形図黒実線の先端部、標高約70mくらい)よりも少し上、標高85m前後と表示されている。

しし岩駅・南側の沢に入る(堰堤を見る)

前回同様、金網に沿って、まずは右手・北西の方角に少しさかのぼってみる。すると、右手前方に良い道が付いており、その上にホースが引かれている。沢の右岸をさかのぼる感じで、その先まで行って確かめると、沢から水を取っている。

先程下ってきた沢のようであるが、この取水口をみたかどうか定かでない。それはともかく、ここから大砂利農園まで水を引いているらしい。

なお、ホースの引かれた良い道は、沢沿いの踏み跡の一段上(右岸)についている。前回は、この辺りまでよく確かめずに、さっさと海岸に向けて下った。

さて今日は、取水口から沢沿いに良い道を金網まで戻り、今度は南西の方角に向けて、金網に付かず離れずしながら踏み跡を追ってゆく。標高は100m前後である。最後に、金網と灌木の間をすり抜けると、しし岩駅の南側を流れ落ちる沢に出る。

この沢では、かつて土石流が起きたのであろうか。そこにはきれいな堰堤(標高90m台)が築かれ、下流部は、庭園風に石を配置した水路となっている。そして、その先には農園および建物、さらに海がその向こうに見えている。

宮島・大砂利

〈写真右〉大砂利農園の上部にある堰堤
(土石流となって流れ出た岩石をコンクリートで固めたのであろうか)

宮島・大砂利

〈写真左〉堰堤下の水路の向こうに大砂利農園を見る
(農園のさらに向こうには海も見える)

以上をまとめると、農園の金網にぶつかってから、その金網沿いに、山側を反時計回りに行く。つまり、しし岩駅から南東に流れ落ちる尾根の末端を行く。そうすると、今下ってきた谷の一つ隣りの谷に出る。そして、そこに堰堤がある、というわけである。

堰堤~奥の院取付き道路の間で少し苦労する

堰堤で小雨がぱらついてきた。先を急ぐことにする。堰堤の左岸右岸を確かめて、沢の右岸から山に取付く。

もちろん、奥の院取付き道路(地形図黒実線)へのショートカットのつもりであった。しかし、無謀であった。歩きやすい箇所を行くには、先ほどの水路に沿って、少し下った辺りで右折すれば良かったらしい。

今日はそうしたルートを深く研究することもなく、ただ単に、堰堤横から山に取付き、左手から横に巻いて行こうと考えた。

道らしい道はない。それにも関わらず、前(海の方向)に進む。段々と集落との標高差が大きくなる。ずり落ちないように、灌木に必死でしがみつきながら、羊歯の中でもがき苦しむ。

岩の下をすり抜け、小尾根を標高110m台で乗り越えて、何とか南斜面に達する。ここまで来れば、後は下りさえすれば、取付き道路に出るはずである。柔らかな羊歯を尻に敷いて、しゃにむに尻セードで滑り落ちる。

なお、後で見直すと、小尾根辺りでGPSがストライキを起こしていたようだ。取付き道路に出るまでの間のデータが欠落している。

参考:
海岸道路(自動車道)から奥の院取付き道路に至るには、大砂利の車止めゲート(大砂利入り口付近)横から山側へ踏み跡をたどると良いらしい。もちろん、住民の善意でカギを開けてもらえれば、それに越したことはないであろう。

奥の院をめざす

奥の院への取付き道路(地形図黒実線)に降り立つ。標高50mくらいの地点である。きれいな林道が山に向かって延びている。

宮島・大砂利

〈写真左〉奥の院に向けて良い道が延びている
(昔の作業道だという良い道が沢の左岸に付いている)

しばらく休んでから、コンパスをセットして、奥の院から流れ落ちる沢の左岸に沿ってさかのぼる。

途中で岩場があったりするものの、踏み跡を追ってゆけば大丈夫である。最後は、多々良林道終端部付近(標高340mくらい)に登りつく。GPS軌跡を見直すと、右岸を登ったようになっている部分がある。しかし、実際は終始左岸を登っている。

さて、多々良林道を南西の方角にほんの少し行き、左手の小道(奥の院への近道)に入ってなおも行けば、奥の院に出る。

宮島・奥の院

〈写真右〉奥の院への近道
(多々良林道の終端部付近(未舗装)の分岐、小さな道しるべ(石柱)がある)

502m(岩船岳への縦走路)取付きを確かめるため、南向きに少し登ってみる(標高360mくらい)。そこから引き返し、先ほど通った小道を右に見て、今度はそのまま真っ直ぐ多々良林道まで下る。

岩船岳縦走路取付き(多々良林道)

多々良林道に入って左折し、しばらく下ると、岩船岳縦走路取付き(標高230mくらい)に至る。

この取付きで左折すれば、先峠(標高340m台鞍部)で岩船岳縦走路に乗ることができる。

逆に、この取付きで右折して、多々良林道沿いの小さな沢を渡り、少し登ると前峠(標高330m台)である。そこから大元川左岸に良い道が付いている。今日はそこを通って帰ることにする。

大元谷左岸コースを下る

前峠から大元谷に向けて直接下ることはできない。倒木が多数あるためで、一旦前峠山(標高423m)の方角(北西)に向けてほんの少し小尾根上を行き、そこから右折して大元谷に下ることになる。

道そのものは良い道(とはいっても倒木も少しあるが)であり、大元川左岸に付いている。今日もそこを順調に下ったのだが、GPS軌跡は、最初右岸を下り、その後で、大元公園コースの白糸の滝めざして進むなど、大幅なぶれを生じていた。

後で調べると、大元公園コースとの分岐広場で休憩を取った時に修正されたようである。何はともあれ、この場所のように天空が開けていることは、GPSにとって生命線であろう。とは言うものの、これまでは、HOLUX M-241は樹林帯でもデータをよく拾ってくれていたのだが。

大元公園コース:大元公園~大元川右岸~(駒ヶ林)~仁王門~弥山

海岸道路を帰る

海岸道路に出て桟橋をめざす。潮が引いており、大鳥居のすぐそばまで砂浜を歩いた。ただし、満ち潮になっており、大鳥居の真下までは行けなかった。そのまま対岸まで砂浜を歩いて道路に上がった。

ところで、大元公園コース分岐から大鳥居まで、GPS軌跡が10~20m幅で過去の軌跡と比べてずれている。

宮島桟橋まで大勢の人・・・外国人もかなり多い。
宮島が元気なことは良いことだ。
10分間隔で運転中のJR船に飛び乗り、一番に降りてJR宮島口まで歩く。待ち時間ほとんどなしで列車に乗り、座ることができた。

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『孫と歩く~ユネスコ世界文化遺産の島・厳島~』

宮島のトピックス満載です。
なお、初版刊行後も加筆修正を繰り返しています。