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2010年08月08日

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恐羅漢山:
2010年08月08日(日)、単独
牛小屋高原~恐羅漢山~台所原~33曲がり(手前で引き返す)~台所原~カメイ谷(往復)~台所原~管理林道~夏焼峠~牛小屋高原
(出発帰着:牛小屋高原)

このページの目次です

はじめに

画像リンク切れ有り

カメイ谷には、お盆のころ咲く学術的にも貴重な花があると聞いていた。場所も分かっている。そこで、台所原~33曲がり経由でカメイ谷に下りようと試みた。しかし、33曲がり手前(カメイ谷右岸斜面)のササ原に行く手をはばまれ、あえなく敗退。台所原まで引き返した。

このまま帰るのも面白くない。というので、台所原三叉路の少し恐羅漢山寄りから、直接カメイ谷(標高約950m地点)をめざして下る。下った地点も面白そうだが、今日の目的地はそれよりも下流にある。

実は今年の4月に、台所原から33曲がり経由でカメイ谷に下りて、ここ(標高約950m地点)まで遡ったことがある。その途中に今日目的にしていた場所がある。

しかし、この辺り一帯が歩きにくいルートであることも、その時よく分かっている。今日はそこまで一人で下る気力はない。カメイ谷を一目見ただけで納得、無理をせず引き返すことにする。

今日のコースタイム

牛小屋高原(57分)恐羅漢山(46分)台所原
 小計1時間48分(恐羅漢山5分を加える)
台所原(15分)33曲がり手前(14分)台所原
 小計53分(引き返し地点1分、昼食23分を加える)
台所原(10分)カメイ谷(8分)台所原
 小計29分(カメイ谷11分を加える)
台所原(6分)中ノ甲林道終端部(29分)管理林道終端部(9分)縦走路(13分)夏焼峠(21分)牛小屋高原
 小計1時間32分(中ノ甲林道終端部5分、管理林道終端部3分、早手のキビレ6分を加える)
総合計4時間47分(出発から帰着まですべての時間)
 (台所原1回目5分を加える)

牛小屋高原10:07-第一リフト10:17-第二リフト横-10:28-地蔵10:36-登り切る10:57-国設スキー場分かれ10:58-稜線上10:59-台所原分岐11:02-恐羅漢山11:04、11:09-台所原分岐11:11-台所原11:55、12:00-尾根突端12:10-引き返す12:15、12:16-尾根突端(昼食)12:21-12:44-台所原12:53-(下りで待機)-カメイ谷(標高約950m地点)13:03、13:14-台所原13:22-中ノ甲林道終端部(土場)13:28、13:33-管理林道終端部14:02、14:05-稜線(早手のキビレ)14:14、14:20-夏焼峠14:33-牛小屋高原14:54

恐羅漢山を越えて台所原へ下る

国道191号~大規模林道~二軒小屋経由で牛小屋高原に上がる。何か大会があるらしい。二軒小屋から上の道路に表示板が置いてある。駐車場には車がかなり多い。

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〈写真左〉牛小屋高原登山口

真夏である。当然暑い。しかし、標高差があるので気温が30度を上回ることはないだろう。先週の宮島(8月1日)ほどの汗をかくことはない。水1.5リットル。まずは順調なペースで恐羅漢山に達する。展望はそれほど良くはない。

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〈写真右〉恐羅漢山山頂から、内黒峠~十方山縦走路をみる
恐羅漢山での展望もそこそこに台所原へ下る。下る途中で、10人くらいのパーティ、男女のペアなど、幾人もの人たちとすれ違う。真夏の台所原を登る人たちがいるものなんだ。感心することしきりである。どなたも息一つ切らせていない。話し声さえ聞こえる。すばらしい歩き方である。

ブナなどみごとな落葉広葉樹を楽しみながら台所原に至る。

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〈写真左〉台所原に下る途中

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〈写真右〉台所原に下る途中

台所原から33曲がりを経てカメイ谷へ下る(敗退)

台所原は三叉路になっている。今下りてきた恐羅漢山方面(東向き)、中ノ甲林道方面(北東向き)、そして中ノ川山~天杉山方面(西向き)のそれぞれの踏み跡を確認する。

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〈写真左〉台所原三叉路
ミズナラの大木がある

カメイ谷方面には、この三叉路から踏み込む。しかし、その踏み跡はササ藪の中に消えている。気合いを入れ直して、南西向きに、背丈ほどのササ藪の中に思い切り突っ込む。しばらく格闘していると何とか歩ける状態になる。

その先には良い道がしばらく続いている。尾根突端を二つほど巻いて行く。最初の尾根は、中ノ川山が南向きにカメイ谷に落ち込んでいるもので、地形図でも良く分かる。二番目の尾根は、その尾根から派生する小さなものだから、地形図ではあまり良く分からない。しかし、現地でははっきりとその地形が分かる。

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〈写真右〉クマの爪跡(二番目の尾根突端)

二番目の尾根を巻いて少し行ったところで、再びササが足元を覆うようになる。足元を注意深く探りながら一歩づつ進めばなんとかなるかもしれない。しかし、それをやり続けるだけの気力が出ない。あきらめて引き返すことにする。推定標高970mくらいで、右から左へ、ほぼ水平に小さな谷を巻いていく地点である。

台所原から直接カメイ谷に下りる

台所原まで引き返し、カメイ谷まで直接下った。夏のこの辺りは人気のスポットらしい。谷から登って来るパーティがあり、すれ違うために上で少し待機した。川原に下りると、休憩中の別のパーティがいる。これだけヒトの匂いが漂っていれば、クマは寄り付かないかも。

管理林道~夏焼峠経由で牛小屋高原へ帰りつく

台所原~恐羅漢山を登り返す気力は、今日の私にはない。管理林道経由で帰ることにする。管理林道にも雑草が繁っている。今春4月に通った時には、今でも車で楽に通過できる状態が保たれていると書いたが、ひと夏で状況は変わっている。次春の融雪後は再び歩きやすい状態に戻っているだろうか。

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〈写真左〉管理林道入口

管理林道には直射日光が当たる。しかし、時々雲が上空を覆って日を遮ってくれるので助かる。

管理林道終端部からしばし直登すれば、恐羅漢山~夏焼峠~砥石川山の稜線に出る。後は夏焼峠まで下り、そこからゆったりと牛小屋高原までさらに下るだけである。

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〈写真右〉夏焼峠への下り

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〈写真左〉夏焼峠から牛小屋高原へ

当初の目的は果たせなかったものの、大自然(自然林)の中をゆったりと歩くことができて大満足。