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観音北コース~663m峰~極楽寺境内~仁王門下~屋代コース(2008/12/06)

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観音北(三角点)コース~663m峰(縦走路)~極楽寺境内~仁王門下~屋代コース
(出発:広電楽々園駅、帰着:広電山陽女子大前駅)

2008年12月06日(土)、単独

このページの目次です

はじめに

極楽寺山第3弾である。今日は予定どおりのコースを歩くことができた。まず、観音北(三角点)コースで、山頂部縦走路に上がる。そして、663m(縦走路)~魚切ダム方面入口を経て極楽寺に至る。その後、仁王門の横を通り抜け屋代コースを下った。

家を出るときから雪がちらつく。登山口までの坂道を登りはじめて山頂部をみると雪で白くなっている。この雪(わずか数センチ)がくせものであった。踏み跡が分からない。足が滑る。手がかじかんで水筒の蓋を開けることもできない。それでも予定どおりのコースをこなして平地部まで下る。

なお、観音北コース取り付きは、標高320mくらいの堰堤であった。今まで考えていた堰堤の一つ上である。したがって、そこから東向きに取り付く沢は、今まで考えていた沢の一つ北側のものである。つまり、「極楽寺山百回登山」のルート図とほぼ同じである。

今日のコースタイム

広電楽々園9:36-広電を渡る9:38-JRを渡る9:39-五観橋9:43-渡って右折9:44-東観音台団地9:51-三宅バス停9:53-広島工大上バス停9:57-西広島バイパスを渡る(鉄道模型のある橋)9:59-ゴルフ場角10:01-田代氏(右折あり)、鈴ヶ峰をみる10:04-ゴルフ場入口バス停10:07-日本アライアンス神学校10:14-山陽自動車道(五日市23号トンネル)10:25-(ヤブ漕ぎ)-車道10:38-観音登山口10:39、出発10:46-簡易舗装切れる10:51-開放堰堤横10:59-(上部探索)-堰堤横に戻る11:06-尾根に乗る(左下に谷をみる)11:12-尾根続く(右下に谷をみる)11:15-尾根(掘れた道、分かりやすい)11:16-巻き道(右上尾根のすぐ下)11:18-左谷下へ踏み跡11:19-400m台鞍部上部11:20-西側の尾根に乗る、幅広の尾根-左横に極楽寺山-尾根右手展望(北風が入る)11:26-平坦部(前後尾根道狭い)11:28-左展望、極楽寺山など11:31、11:41-左折11:43-ゆったり-ピーク11:45-下ってゆったり-登り11:46-ゆったりせまい尾根11:48-登り11:49-登る登る11:51-三角点586.7m11:58-山頂部コブ12:00、風当たる冷たい-急下る、せまい尾根-鞍部12:02-580m台コブ12:03極楽寺山をみる-急下る12:05-少々コブ二つ-せまい尾根-小コブ12:06-登り、道の悪い急斜面12:11-590m台ピーク(展望あり)12:16、12:18-急下る-鞍部12:20-600m台ピーク12:23-鞍部、狭い尾根、登る-610m台ピーク12:27(右下みえるはず)-観音北分岐(山頂部縦走路)12:28-縦走路を土塁まで下り、ふたたび観音北分岐へ戻る12:29-630m台コブ12:34-陸軍省標石12:35-630m台ピーク12:38-急下る-小コブ12:41-鞍部12:42-小コブ12:43-登り、滑る-650m台コブ12:47-右・牛池分岐-魚切ダム方面入口12:54-極楽寺山分岐12:58-(トラバース道)-ピーク下13:01-第二駐車場13:03-極楽寺661m13:10、13:17-仁王門下13:22-探索-仁王門下13:28、13:45-四○○M13:54-反射板13:56-六○○M14:01-八○○M14:08-沢14:16-佐方分岐(標高290mくらい)14:26-ベンチ(能美島などをみる)14:29-舗装道14:35-休憩場(屋代コース登山口)14:36、14:45-山陽自動車道(貴船原横断橋)15:46-竜神釜14:49-ゴルフ場角15:02、15:05-西広島バイパス(屋代第1号トンネル)15:14-広電山陽女子大前15:41

  • 広電楽々園(21分)広島工大上バス停、西広島バイパス手前(4分)ゴルフ場角(24分)山陽自動車道(14分)観音コース登山口
    小計1時間03分
  • 観音コース登山口(13分)観音北コース取り付き堰堤(14分)400m台鞍部の少し上(11分)左展望(17分)三角点586.7m(18分)590m台ピーク(10分)観音北分岐
    小計1時間35分
    (堰堤探索7分を除く、左展望10分、590m台ピーク2分を加える)
  • 観音北分岐(6分)陸軍省標石(19分)魚切ダム方面入口(16分)極楽寺661m
    小計41分
  • 極楽寺661m(5分)仁王門下(11分)反射板(20分)沢(10分)佐方分岐(10分)屋代コース登山口(17分)ゴルフ場角
    小計1時間22分
    (仁王門下探索休憩23分を除く、屋代コース登山口9分を加える)
  • ゴルフ場角(9分)西広島バイパス(27分)広電山陽女子大前
    小計36分
  • 総合計6時間05分(全ての時間を含む)
    観音コース登山口7分、堰堤探索7分、観音北分岐・土塁往復1分、極楽寺661m7分、仁王門下探索休憩23分、ゴルフ場角3分

左展望、極楽寺山などをみる11:31
253度、260度、275度、290度、321度(極楽寺山の山並)
164度宇根山?
古鷹山、能美島、大黒神島

広電楽々園~観音コース登山口まで

広電楽々園から線路沿いに西へ行き、三筋川を渡る。その三筋川沿いを北にさかのぼり、広電、JRの各線路を越えて行く。五観橋西詰の次の角で左折、北西の方角に広島工業大学北側を登る。その後登山口まで、概ね北西の方角に登ることになる。

西広島バイパスを渡る手前に「広島工大上バス停」がある。バス停から少し登り、西広島バイパスの屋代トンネル東側出口付近を陸橋で越える。陸橋を渡る左手前横には、”〇〇の鉄道モケイ”という大きな看板を掲げた古い建物があり、その脇には電車の実物が置いてある。この建物は、西広島バイパス下り車線を走行中の車からもはっきり見ることができる。

西広島バイパスを渡り、ゴルフ場の角で左分岐を分けて直進する。ゴルフ場の北側を登り、ゴルフ場クラブハウス入口を通り過ぎると、すぐに「ゴルフ場入口バス停」があり右折する。病院、学校をやり過ごして左折、バス通りに入り、「観音台入口バス停」の前を通って登り、山陽自動車道「五日市トンネル」西側出口付近に至る。

注:ゴルフ場角を左折すると、ゴルフ場南側を登って、屋代コース(仁王門の下、平良コース36丁に登りつく)登山口に至る。

山陽自動車道をくぐり、なおも簡易舗装の地道(地形図黒実線)を行くと、道路左手に観音コース登山口(標高250mくらい)がある。そこには、「極楽寺登山口、頂上まで1時間、造幣局登山(部?)」というりっぱな標識がある。山頂まで「これより1.2km」(標識あり)である。

なお、今日は上記の説明どおりに「ゴルフ場入口バス停」で右折していない。地道をそのまま真っ直ぐ登っていった。山陽自動車道まで、極楽寺山山腹にある反射板を前方に見据えて高度を稼ぐ。山頂部が雪で白くなっているのが分かる。雪を踏む覚悟を決める。

山陽自動車道の下は、道なりに行って狭くて暗いトンネル(五日市23トンネル)をくぐった。トンネルを抜けて山道(セメント道)に入る。その先で道はなくなり、雑木のなかを強引に突き抜けて原っぱにでる。道路の向こうに建物が見えているが、前に進めない。なんとかススキをかきわけて道路にたどり着く。ここは素直に「観音台入口バス停」前の車道を行くべきであろう。

観音北(三角点)コース、取り付き

観音北(三角点)コースは、沢をはさんで観音コース(西側)と逆の尾根(東側)を登っている。取り付き地点は、観音コース登山口(標高250mくらい)を左に分けて、簡易道(地形図黒実線)を北北西の方角にさらに登った地点(標高320mくらい)である。右手に堰堤が見えるところで沢に踏み込み、堰堤の少し上流で左岸に渡る。

この堰堤は、開放型堰堤といって、太いパイプを組み合わせて作ってあり、土石流が発生した時、水は流すけれども、大きな岩石はここでしっかり食い止める構造になっている。

ところで、以前の山行記(2004年12月12日)では、「(ここには)堰堤がいくつかあり、そのうちのどれが取り付きかさっぱり分からない。背丈以上あるヨシの繁った左岸河原を行きつ戻りつしながら、取り付きをさがす」としている。

今日現地を見ると、雑草が繁ったためなのか、堰堤は一つしか分からなかった。それが、今日の取り付きの目標となる開放型堰堤である。ところが、今日はこれを普通の堰堤と見間違えてしまい、開放型堰堤を探してさらに奥まで踏み込んだ。

やがて、道は荒れてきて沢に向けて踏み跡がある。何の目的かよく分からない人工物があり、沢に沿って踏み跡があるようでもあり、なさそうでもあり。

この時、石を踏み外して滑り、したたかに向こう脛を打ちつけた。後で気が付くと、ズボンまで血が染みとおっていた。以前はこんな所まで踏み込んだ覚えはない。引き返す。件の堰堤を見れば、真中がパイプ製になっている。この堰堤で間違いない。真横からみると、普通よく見かける堰堤の形をしているので気付かなかったのだ。

取り付き~三角点586.7m

堰堤記号(標高約320mくらい)の少し上流で左岸に渡り、右手の尾根に取り付く。左手下に谷を見ながら、尾根を右にして東向きに登る。以前の山行記(2004年12月12日)にある「取り付いてすぐに沢をのぞくと、崩落箇所があるように見えた」という部分は、雪がうっすらとついておりよくは分からない。

登山道そのものは、雪をかぶってはいても踏み跡は分かる。倒木はあるものの通行に困難というほどのことはない。いったん少し尾根に乗り、再び右に尾根をみてトラバース気味に登る。

400m台鞍部のやや北側に登りつく。右手後ろを見ると、鞍部の向こうに420m台ピークがある。左に振って北へ登る。左手の谷向こうに樹間越しに見えるのは極楽寺山辺りであろう。510m台ピークの先の鞍部から右下に町並みが見えているようである。河内南の団地であろうか。

植林帯を登る。雪が付き踏み跡が分かりづらい。じっと目を凝らして前方を眺めると、踏み跡が浮かび上がってくる。それでも分からなくなることもある。

北~西へ振りながら三角点586.7mに達する。三角点のピークは、もともと展望のないすすきの台地になっている。以前よりも繁っただろうか。かなり通りにくくなっている。しかしながら、極楽寺山百回登山(登山ルート地図)「藪化、通行困難(2008年10月)」というほどではなかった。

ところで、三角点のあるのは、580m台東端である。しかし、西端部の方が少し標高が高いようにも感じる。

三角点586.7m~観音北分岐(縦走路)

三角点から西端ピークを通り越して急下り、登るともう一つ580m台ピークがある(以前、そこから663mピークを267度にみている)。その580m台ピークを急下り、小コブを二つ通り過ぎ、右手から尾根が合流してくると、590m台ピークである。ピークを北から巻いて登山道は延びている。ピークに踏み跡があり駆け上ってみる。宮島、極楽寺山などをみる。

590m台ピーク北側を巻いて急下り、登ると600m台ピークである。今日の尾根登りでは、ここの590m台ピーク~600m台ピーク辺りが意外と通りにくく感じた。三角点付近よりも神経を使った。雪道の上り下りが続き、少し疲れがたまってきたせいもあるだろう。

西へ少し下ると、左から登山道(山頂部縦走路、極楽寺山~魚切ダム方面縦走路)が合流してくる。雪であたり一面が白くなっており、思わず進むべき方向を見失いそうな錯覚に陥る。現在位置を確認しておく必要があるだろう。

そこで、縦走路に合流した地点(観音北分岐)から右へわずかに下る。土塁が左折方向、つまり牛池林道に向けて延びているのを確認して、再び分岐点に戻る。観音北分岐は、土塁上にあるのではなく、縦走路を土塁からほんのわずか南に登った地点にあることを再確認する。

観音北分岐(縦走路)~663m(縦走路)~極楽寺661m

観音北分岐から、山頂部縦走路を南向きに極楽寺山の方へ行く。すぐ先の陸軍省標石660m台までがなかなか這い上がれない。かなり疲れてきたようだ。

663mピークを越え、鞍部630m台~小コブ650m台(地形図表示)を南西に行く。登り坂で雪に足を取られて何度もずり落ちる。体力を消耗する。足元をみると雪道に靴の跡がついている。先行者がいるようだ。

小コブ650m台から、小さな鞍部を越えて登る途中に、右手牛池分岐がある。なおも南西の方角に登り、最後に平坦部を行くと魚切ダム方面入口分岐(自然探勝路)である。自然探勝路を左に行き、すぐに多目的広場分岐を右に分けて進むと、極楽寺山693m北面の木段下に至る。

その木段を登らず、右手前方に延びるトラバース道(右下に管理棟分岐を分ける)を行く。山頂の真横まで少し登ると、左手山頂に向けて踏み跡が付いている。そこから、トラバース道はゆるやかに下り第二駐車場に至る。そしてさらに、極楽寺展望東屋まで移動する。

極楽寺661m~仁王門下

極楽寺展望東屋661mで昼食にするつもりだったが寒い。仁王門下まで下りてみることにする。途中の階段を登って来る中年男性一人あり。なお、仁王門の周りはロープで囲ってある。冬期の間、アイゼンを付けた登山者に仁王門をくぐってもらいたくないためだという。なるほど門の真下にはきれいな石が敷いてあり、それを傷つけないようにとの配慮である。

仁王門下まで下ってから、右手の平良コースに踏み込んで、南方面を少しだけ探索する。理由は、電子国土ルート図作成のためである。山頂部登山道が尾根の南側をややトラバースぎみに付いているというイメージがあったので、それを確認したかったのである。

屋代コースを下る

屋代コースの下り(佐方コース分岐まで)については、山行記2008年11月29日付けを参照のこと。

仁王門前後の石段には雪が付いている。そこから下も雪が付いているとなれば、階段の多い屋代コースを下ることはできない。そのときは平良コースを下ることにしよう。仁王門下で昼食後、いつでも引き返す心の準備をしながら、屋代コースを慎重に下りる。

屋代コースは南斜面であり、もともと雪は少なかったようである。順調に下る。山頂部には、(あと山頂まで)四〇〇M、六〇〇M、八〇〇Mを示す真新しい石柱(道標)が設置されていた。先週はなかったはずのものである。

途中、元気の良い男性が一人駆け上がってきた。さらに、女性の二人組が続く。沢までの急坂を無事に下りきり、こんどは、その沢の右岸沿い(沢は見えない)をゆったりと下る。そして、登山口まで下りきる少し手前で左岸に渡る。

登山口では、中国自然歩道の案内地図(矢口・極楽寺ルート)がきれいに書き換えられていた(2008年11月付け)。この辺りを気合を入れて整備し直しているようである。

さて登山口からは、すぐ下にちらっと見えている山陽自動車道を貴船原横断橋で渡り、ゴルフ場の南側に沿ってゴルフ場角(西広島バイパス北側)まで下った。これで今日は、”ゴルフ場北側~三角点586.7m~極楽寺山頂部~仁王門下~ゴルフ場南側”を反時計回りに回って元の位置に戻ってきたことになる。

そこからの帰り道は、今日の朝登ってきたコースを逆に下ればよいだけである。しかし、今日は同じ道を下ることはせずに、ゴルフ場角から少し引き返し、もう一つ南側の屋代、佐方の団地群を抜けて、広電山陽女子大前まで下った。

なお、ゴルフ場角すぐ近くにある79.2m三角点は、ゴルフ場内のグリーンそばにあるらしいが、金網越しにのぞいた限りではよく分からなかった。

電停に帰り着くころ、かじかんだ手もやっと元に戻り、雪がこびり付いて凍りついたズボンの裾も融けて元どおりになった。天気は回復し晴れ間がのぞく。後から登った人は、さぞかし展望を楽しむことができただろう。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース

  • Akimasa Net(2016年02月06日)山行記
    観音コース~極楽寺山~平良コース途中~速谷コース
    (出発:中地上バス停(JR五日市駅―山陽本線)、帰着:速谷神社前バス停(広電廿日市市役所前(平良)―広島電鉄宮島線)
    注:速谷コースはその後放棄。

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