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2007年07月08日

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上瀬野南(奥野原登山口)~曾場ヶ城山縦走路、往路下山
(出発帰着:JR瀬野駅)

2007年07月08日(日)、単独

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はじめに

2007年07月08日(日)、単独
上瀬野南(奥野原登山口)~曾場ヶ城山縦走路、往路下山
(出発帰着:JR瀬野)

水ヶ丸山から曾場ヶ城山縦走路に入って急下った所に「一貫田分岐」があり、上瀬野南に下ることができるという。しかしながら、直近2回の山行(2007年 6月23日、30日)ではその地点を確認することなくやり過ごしている。今日はその分岐を確認したくて下から登ってみることにした。

終始尾根筋を行くコースで、登りついた先 (縦走路上の位置)は、水ヶ丸山直下の鞍部600m台から、曾場ヶ城山方面へわずかに登った610m台小コブであった。確かな踏み跡が、ピークのほんのわずか水ヶ丸山寄りに付いている。

なお今日は、そこから水ヶ丸山を往復して縦走路を北に取り、小倉神社に下りて小倉林道を行き、JR八本松に至る予定を組んでいた。しかし、水ヶ丸山にも登ることなく、そのまま往路下山した。

「あきく魅力マップシリーズ」水ヶ丸山・曽場ヶ城山コース(安芸区役所)
山頂付近のルート図には誤りがある

すなわち、
水ヶ丸山660.2mから北に向かう下山コースは以下のとおり分岐していく。
まず、640m台で曾場ヶ城山縦走路を右に分ける。
そのまま直進すると、636mに至る。尾根分岐である。
笹ヶ峠162度、荒谷260度に向けて、それぞれの尾根を下ることができる。
つまり、
曾場ヶ城山縦走路、あるいは笹ヶ峠コース(そして新谷コース)に入るには、まずは、水ヶ丸山山頂から北に向かう同一コースを行く。

新谷コース:取りつき口、下切登山口

今日のコースタイム:
JR瀬野(23分)一貫田交叉点(6分)国際学院大学分岐(4分)緑化公園分岐(7分)寺分川分岐(2分)奥野原登山口
 小計42分
奥野原登山口(55分)370m台(27分)大岩ピーク(14分)一貫田分岐(縦走路)
 小計1時間46分(大岩ピーク10分加える)
一貫田分岐(52分)奥野原登山口(往路下山)
 小計52分
奥野原登山口(16分)一貫田交叉点(24分)JR瀬野
 小計40分
総合計4時間0分(縦走路休憩49分を加えず)

JR瀬野9:11-一貫田交叉点9:34-左折・国際学院大学方面へ9:40-右折(緑化公園分岐)地形図黒実線9:44-右折(寺分川沿い)9:51-奥野原登山口9:53-右折・尾根へ9:57-なだらか尾根200m台10:08-小コブ10:10-370m台10:48-420m台10:57-炭焼き跡11:02-岩場ピーク511m11:15、11:25-530m台11:29-560m台(右から巻く)11:33-曾場ヶ城山・水ヶ丸山縦走路11:39、12:28-511m12:37-炭焼き跡12:42-尾根下りる13:16-お墓13:18-奥野原登山口13:20-一貫田交叉点13:36-JR瀬野14:00

JR瀬野から、瀬野川沿いに国道2号線を東に向い、一貫田交叉点に至る。右折して、熊野川沿いに県道174号熊野呉線を南東に少しさかのぼる。左折して、広島国際学院大学~瀬野川公園に至る道路に入る。すぐに、上瀬野南バス停があり、そのわずかに手前で、右に上がる細い車道(地形図黒実線)に入る。緑化公園に至る道である。

今日は、緑化公園よりは手前で、寺分川にかかる小橋を渡ってすぐに右折、民家の側を寺分川沿いに東へ行く。すぐに簡易車道は突き当たりとなり、地道が真っ直ぐに延びている。奥野原登山口である。ただし、地形図には、民家の記号はあるが、寺分川も道路も表現されていない。それほど細い川と道ということになる。なお、自家用車使用の場合には、車を瀬野川公園に停めて、寺分川まで緑化公園経由で下りてくるという手もあるだろう。

登山口で、お婆さんから声がかかる。「山に行くんかいのおー、草むらの"はみ"に気をつけて行きんさい」。さっき目の前を通ったという。まむしのことである。

登山口(標高約120m)から奥へ、平坦な道が延びており草がかってある。しばらくして、お墓を左にみて平坦な道がさらに延びる。右折して尾根に乗る(標高140m前後)。ここからずっと尾根を追って、曾場ヶ城山~水ヶ丸山縦走路まで登ることになる。地形図黒点線(沢沿い)の南側尾根である。

シダが繁った小道を行く。梅雨の季節、降った雨は乾いていない。下半身のみならず上半身も雨粒で濡れ、汗で濡れる。パンツまで濡れて体が重くなる。なだらか尾根となり、左へ振って65度を向く。標高200m台の地点と思われる。やや行って小コブ10:10があり、右前方上方158度にピークをみる。どのピークかはくわしく検討していない。瀬野川公園の歓声が聞こえる。

急登をこなして、右に振りながらやや平らな部分を行くと、370m台ピークに至る。そこからほぼ真南に登って、水ヶ丸山北方から511mを経て、西北西に流れ落ちる尾根に乗る(420m前後)。 とはいうものの、はっきりと尾根が合流することを確かめてはいない。なお前方には、空が見えるようでもある。また、右側の尾根がほぼ同じ高さに見えている。

炭焼き跡と思われる石積みを越え、岩の間をすり抜けて行く。右手に尾根をみる。そのさらに右には、鉾取山が見えているようである。

岩場ピーク511mに達する。岩陰に”はみ”がもぐりこむのが見えた。まむしは岩の上で日向ぼっこをするという。こうした岩場の夏は気をつける必要があるだろう。

岩場に登りついて左手をみると、水ヶ丸山~曾場ヶ城山縦走路の652m懐に送電鉄塔がはっきりと見える。正面には、すぐ先のピーク、530m台(右)と 560m台(左)が大きい。水ヶ丸山山頂は、530m台の向こうに隠れているようである。それにしても、縦走路までが遠く感じる。そこから水ヶ丸山を往復して、さらに652mを越えて行くのはちょっとしんどそうだ。今日はここまでか。縦走路に登りついて分岐点を確認したら、すぐ往路下山することに決める。

なお652mの左には、虚空蔵山などの西条盆地の山々が見えているようである。また、少し登った地点からは、安駄山、金明山まで見ることができるようである。 ただし、雨上がりとはいえ、すっきりした展望は得られず、かなりもやっている。これも黄砂の影響だろうか。

ここから縦走路までは思いのほか近かった。しかし、水ヶ丸山への急登に挑戦する気にはなれず、予定通り、昼食後往路下山。このルートは、昔から踏まれた 里山の道の一つであろう。多少草がかぶるものの、楽しく上り下りさせていただく。下山後は、幸いにも曇り空となり、ロードで日の光を直接あびることなく元来た道を引き返す。

なお、「広島市の山を歩く(下巻)」中国新聞社(2005年)によると、取り付き口(標高約120m)~縦走路(610m台)の標高差490m/54分(行動時間のみ、休憩含まず)である。