2007年06月23日

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七つ池~曾場ヶ城山~水ヶ丸山~下切
(出発:JR八本松駅、帰着:JR瀬野駅―山陽本線)

2007年06月23日(土)、単独

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はじめに

2007年06月23日(土)、単独
七つ池~曾場ヶ城山~水ヶ丸山~下切

七つ池~曾場ヶ城山~水ヶ丸山~県道174号(熊野呉線、熊野跡道)下切
(出発JR八本松、帰着JR瀬野-山陽本線)

曾場ヶ城山・水ヶ丸山は、鈴ヶ峰から見ることが出来る。だから、以前からいつか歩いてみたいと考えていた。梅雨らしくない今年の天気ではあるが、この週末は金曜日から引き続いて雨になりそうである。それが、土曜日朝は青空がのぞいて、今日一日持つかもしれない雰囲気になってきた。行ってみることにする。

「あきく魅力マップシリーズ」水ヶ丸山・曽場ヶ城山コース(安芸区役所)
山頂付近のルート図には誤りがある

すなわち、
水ヶ丸山660.2mから北に向かう下山コースは以下のとおり分岐していく。
まず、640m台で曾場ヶ城山縦走路を右に分ける。
そのまま直進すると、636mに至る。尾根分岐である。
笹ヶ峠162度、荒谷260度に向けて、それぞれの尾根を下ることができる。
つまり、
曾場ヶ城山縦走路、あるいは笹ヶ峠コース(そして新谷コース)に入るには、まずは、水ヶ丸山山頂から北に向かう同一コースを行く。

新谷コース:取りつき口、下切登山口

今日のコースタイム:
JR八本松(22分)登山口(46分)石仏コース分岐(8分)曾場ヶ城跡(17分)曾場ヶ城山
 小計1時間33分
曾場ヶ城山(18分)549m(22分)561m(23分)620m台(12分)652m(21分)送電鉄塔(11分)送電鉄塔南側鞍部(31分)笹ヶ峠方面分岐(2分)水ヶ丸山 、小計2時間24分
 (561m3分、笹ヶ峠方面分岐1分加える、620mピーク手前展望岩34分除く)
水ヶ丸山(9分)636m(14分)571m(15分)431m(22分)500m台(5分)514m(7分)480m台(12分)400m台(33分)下切登山口
 小計2時間07分(500m台10分加える)
車道(35分)一貫田交叉点(26分)JR瀬野
 小計1時間01分
総合計8時間10分
 (曾場ヶ城山41分、620mピーク手前展望岩34分、水ヶ丸山24分の内、それぞれ20分と排水処理施設5分(合計1時間05分)を休憩時間として加える。その他の時間(39分)は、総合計(行動時間)に含めず)

JR八本松8:48-東広島市八本松ポンプ所9:07-登山口9:10-(草被る)-稜線に乗る9:20-戦没者供養塔横9:24-小コブ9:32-小コブ9:37-小コブ9:49-三の丸跡9:50-右手山並9:52-32番石仏分岐9:55-石仏巡拝路合流9:56-右手樹間に山並9:57-午の段跡9:58-31番(文殊菩薩)9:59-二の丸跡10:01、30番(阿弥陀如来)、29番(千手観世音菩薩)-矢竹の林10:03-曾場ヶ城本丸跡577m10:04-小コブ10:16-曾場ヶ城山(一ツ城跡)607.2m10:21、11:02-小コブ11:08-鞍部520m台11:12-小コブ11:15-岩場を越える-小コブ11:18-549m(だらだらと行く)11:20-小コブ520m台11:22-右に振って下る、正面238度に561m?-鞍部480m台(左分岐・小倉神社)11:29-小コブ11:32-小コブ11:34-(登りついて平)-左分岐あり11:39-561m(前方樹間に山並)11:42、11:45-山頂部先端11:47-(平坦な道、しばらくして右手呉娑々宇山、その奥に芸北の山々)11:49-一段上がる(前方に縦走路見える)11:52-590m台11:54-(ゆったり下って登る)-登り口11:56-(大岩、左から巻く)-小岩ピーク12:01-大岩展望(360度展望)12:04、12:38-620m台ピーク12:42-鞍部12:48-(さらに下る)-鞍部580m台12:50-652m(前後の岩場、上り下りきつい)12:54-640m台13:00-(小コブ3つ位越えて下る)-送電鉄塔580m前後13:15-(右から巻き下る、粘土質の急坂が滑る)-急下り落ち着く13:24-鞍部520m台13:26-540m台13:32-(小コブ550m台~600m台3つ、13:34、13:38、13:45)-620m台13:48-小コブ610m台13:51-(鞍部600m台)-650m前後分岐(右・笹ヶ峠方面分岐あり)13:57、13:58-水ヶ丸山14:00、14:24-650m前後分岐(右・曾場ヶ城山方面縦走路)直進14:25-636m三差路(右・荒谷、左・笹ヶ峠)14:33-(左側、植林帯)-小コブ610m台14:36-(下り228度)-鞍部540m台14:43-(だらだら登り188度)-571m14:47-(小コブ2つ)-小コブ460m台14:59-(右へやや振る260度)-鞍部431m15:02-小コブ224度15:03-(小コブ255度-登る240度)-480m台15:18-500m台(左・大谷山林道-地形図破線)15:24、15:34-514m15:39-小コブ15:41-(下る312度)-480m台15:46-(急下る229度~264度、イノシシ馬耕)-400m台(右・下切方面へ)15:58-(312度で尾根を行く)-360m台16:06-(シダの道を下る)-シダ終わり16:15-小コブ16:16、小さな葉のシダ道353度-右奥から林道16:29-下切登山口(阿戸農業集落排水処理施設 )16:31、16:36-(熊野呉線174号(熊野跡道))-国道2号(一貫田交叉点)17:11-JR瀬野17:37

広島駅で電車を乗り継ぐ。広島~瀬野間ノンストップ、その後各駅停車となる岡山行の電車であった。瀬野駅まで瀬野川沿いを快調に行く。その先、八本松駅まで一駅にもかかわらず、かなりの時間走っている。 両駅間の距離があることを示している。今日はそこを歩こうというわけである。八本松駅から南に下り、山に取り付いてゆったりと登る。矢竹の林に入る手前で、今日ただ一人出会った方とすれ違う。

雨上がりで見通しは悪くない。曾場ヶ城山山頂で展望を楽しむ。

水ヶ丸山までの縦走路が折り重なって見える。
水ヶ丸山660.2m~580m台送電鉄塔~652m~600m台小ピーク~620m~561m~549m~曾場ヶ城山607.2m。

水ヶ丸山は、一番奥左側の丸いピーク。その右手前、三角形の山頂部が652mである。両者の間に、水ヶ丸山の向こう636mが頭をのぞかせているようでもある。652mの右肩奥に、580m台送電鉄塔をみる。652m~送電鉄塔の間に見えているのは鉾取山である。水ヶ丸山の懐左下に620mがあり、652mの懐には600m台小ピークがある。652mの方角一番手前の丸いピークは561mである。縦走路一番手前の549mは、曾場ヶ城山の立ち木にじゃまされて見えていないかもしれない。

水ヶ丸山の左肩奥に、烏帽子岩山~絵下山をみる。そのさらに左に、小田山が大きい。小田山の右肩に灰ヶ峰がのぞく。その右奥に、岳浦山もみえる。灰ヶ峰~烏帽子岩山の後ろに、周防大島(嘉納山など)がうっすらと見える。それらの手前には、熊野の山々(石岳山、石嶽山、三石山、土岐城山、中倉山など)をみる。小田山の左奥に、野呂山、その左奥に、七国見山をみる。

749m~安駄山の奥にみえるのは加計山か。安駄山~634mの奥には、雉子の目山、津々羅山など。634m~金明山の奥に、ギザギザの山並。その奥に、犬伏山が見えているようである。手前467mの真後ろにうっすらと見えているのは、三瓶山か。その他、鷹巣山、カンノ木山などをみる。なお、北東方向については、もう少しくわしく検討できるだろう。

展望を楽しんだ後、水ヶ丸山に向けて縦走路を行く。松茸山である。随所に原財産区内の各持分境界を示す標識が立っている。秋口のシーズンには、たとえ稜線上の移動だけであっても、入山しない方が賢明かもしれない。展望岩場で特に東側の展望を楽しむ(ただし、くわしくは検討できていない)。

水ヶ丸直下、650m前後の分岐は、このコースを歩く上でのポイントとなる。

水ヶ丸山直下、650m前後分岐:
水ヶ丸山へ向けて、130度~140度で登る
反対側は、笹ヶ峠(および熊野川)方面に向けて、278度でゆったり下る
曾場ヶ城山方面縦走路、上記ルートとほぼ直角に、
360度で繁った小道が急下っている

水ヶ丸山からどこに下りるか、あらかじめ決めてはいなかった。特別の疲れも感じていなかったので、あくまでも尾根を最後まで追って行くことにした。そうすると、JR瀬野まで歩く距離が少し長くなる。それでも、車道は全部で5km程度だろう。ということで、「広島市の山を歩く」(下巻)中国新聞社(2005 年)を参考にして、上記コースを歩き始める。

ところが、コースタイムがまるで合わない。書籍の方が約半分の時間で、どんどん進んでいる。今日の私は特別早くは歩いていないが、遅くもないはずだ。水ヶ丸山~車道間で、私の約2時間(実際に足を動かした時間)に対して、1時間14分は余りにも早いように感じられる。

下山途中、400m台の下りで、フーという動物の息が聞こえたかと思うと、ガサガサと大きな音がして動物が走り去る。イノシシだろう。大声を出して威嚇すると、林の中を激しく走り回る音がして、ちょっと怖い思いをした。

なお、この下山コースは、いわゆる登山道ではない。あくまでも山林作業用の道として考えるべきであろう。感謝の気持で通していただく。

山の中では、ほとんど直射日光に当たることはなかった。道路に下り立つころには空は曇り、そこでも日の光を直接あびることはない。熊野川沿いに吹き上げてくる心地よい風を受けながらゆったりと下る。先週のような異常な疲れは感じない。余裕で歩き通せて満足。