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大峯山登山口~大峯山、往復
(出発帰着:大峯ランド別荘地横の駐車場)
2007年02月03日(土)、単独
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はじめに
2007年02月03日(土)、単独
大峯山登山口~大峯山、往復
(出発帰着:大峯ランド別荘地横の駐車場)
「細見谷渓畔林と十方山林道」書籍化の目処がほぼ立ったので、久しぶりに外に出てみることにした。今年の春以降は、西中国山地を含む安芸国佐伯郡の山々を対象に登ってみたいと考えている。その第一弾として大峯山を選んだ。昨日の雪が心配だったが、大峯山頂までそれ程苦労することもなかった(雪によるロスタイムはほとんどない)。
今日のコースタイム:
駐車場(13分)登山口(26分)ベンチ(33分)展望岩(8分)大峯山三角点
小計1時間28分(ベンチ8分加える)
大峯山(5分)展望岩(22分)ベンチ(14分)登山口(8分)駐車場
小計49分
総合計2時間32分(山頂部探索15分加える、昼食39分除く)
駐車場9:24-登山口9:37-二合目9:42-右へ振る108度9:44-ベンチ10:03、10:11-5合目10:14-大峯山頂30分表示10:21-尾根に乗る10:26- 保健保安林表示10:29-展望岩10:44-大峯山三角点10:52 -(探索)-大峯山山頂下11:07、11:46-展望岩11:51-保健保安林表示12:02-木段終わり12:10-5合目12:12-ベンチ12:13-登山口12:27-駐車場12:35
佐伯歴史民俗資料館から、広島県道294号虫道廿日市線車道を南南西にどんどん登る。大峯山登山口駐車場は、バス停大峯山登山口の一つ上のバス停下川上の右上にある。 大峯山では、 「大峰1050のホームページ」(開設2005年10月15日)の方々と地元の人達がいっしょになって、ルート案内板の設置をはじめ様々な整備をされているようである。
駐車場は、バラスがきれいに敷かれており気持がよい。霜柱が立っており、踏み締める音が心地よい。見上げる大峯は、ほぼ真北にある。山肌は南面を見せており雪はかなり融けているようだ。車で登ってくる途中でみた南東面の白い山肌は、ここからは見えない。
別荘地内の簡易舗装道を登る。ここの勾配がきつい。登るほどに道路は凍りつき歩けなくなる。道端の草を踏んで歩く。団地貯水槽手前を右折して、植林帯の山道に入る。すぐに雪を踏む。
2合目で右に振って108度を向く。雪道に動物の足跡を見る。左に振りながら尾根346度に乗る(推定標高650m前後)。右手は自然林である。木段の急登がきつい。前方329度に山を見て、右へ振り尾根36度を行く。28度で完全に尾根に乗る。後方を振り返ると南側の山々が見え、ややなだらかとなってベンチに着く。井手谷山736mを185度に見る(推定標高750m前後)。
再び植林帯、尾根左手をトラバース気味40度。5合目で右へ振って尾根横切る。すぐに尾根の右をトラバース92度。すぐ左へ振って尾根に乗る。幅広い尾根50度。大峯山頂30分表示、そのまま直進、右トラバースして 谷に入る。 (標高750~800mの広い尾根、広い谷を行く登山道は、地形図点線より上方(北側)を通っていると思われる)
幅広い谷を横切って尾根に乗る。前方右手には南側の山々を見る。少し霞んでいる。尾根66度からすぐに33度を向く(推定標高850m前後)。左側植林、右側自然林、背中から日の光を浴びる。
転換点360度を向く。木段直登が一息つくと展望岩場(山頂までもう少し表示、推定標高980m前後)。雪の上に動物の足跡をたくさん見る。やがて道はなだらかとなり大峯山三角点に着く。左手前に「西大峯縦走路、 峯太郎ブナ」の新しい標識あり。少し行って、右手に踏み跡あり、また左手に休憩小屋の表示あり。
休憩小屋に向けて探検に入り、山頂大岩の下を北から回り込む。テープに沿って雪の付いた岩場を登るが、その先で、一旦狭い所を下るようになっている。雪で足場が分からない。左手は崖になっている。あきらめて引き返す。もう少し下から回り込む手もあるだろう(動物の足跡が続いていた)が、雪が深そうだったので踏み込まなかった。
山頂大岩で遊ぶ。まず一枚岩が斜めになっている。雪の斜面をすべらないように、岩の表面が洗濯板のように波打っているところに足をかけて登る。その向こうに梯子がかけてあり、一旦そこから降りる。そしてその向こうの山頂部大岩にかけられた梯子を登る。梯子を登ったところで北風が強い。高所恐怖症の身にはつらいところだ。山頂に立つことをあきらめて梯子を降りる。芸北の山々をゆっくり鑑賞する時間は取れなかった。(これらの梯子は以前はなかった)
南側を見る。左奥から大茶臼山、極楽寺山、野貝原山が折り重なる。極楽寺山~野貝原山の向こうに、安芸小富士(似島)を見る。野貝原の右に船倉山~大野権現山、その向こうに、弥山~岩船岳を見る。阿多田島も見えているようだ。一番手前の井手谷山736mの右向こうに、上勝成山~下勝成山、そのさらに右奥に三倉岳。これらの後にあるはずの瀬戸内海の島々はかすんでよく見えない。
西大峯縦走路(峯太郎ブナあり)へは、ササ原に雪がかぶさっているのを嫌って踏み込まなかった。下りにかかると気温の上昇を肌で感じる。展望岩を越えると、雪が融け始める。その下の植林帯に入ると、再び雪を踏む。木段を急下る途中に、7合目表示があるのに気づく。風強くなり雪煙が舞う。
保健保安林表示を過ぎて、沢を渡る。あいかわらず一面の雪。木段終わりトラバース道を下ると5合目、雪がなくなり、すぐにベンチがある。その下で、男女二人パーティとすれ違う。山頂に雪はあるかと問われ、ありますと答える。別荘地舗装道上を雪解け水が流れ落ちている。朝方凍りついていた箇所もほとんど融けたようだ。
久しぶりの山行をゆったり楽しむ。大峯山には一般的なルート以外にも、いくつかの登山ルートがあるようだ。今後の楽しみとしておこう。
追伸:
山行記作成後、「大峰1050のホームページ」へ感謝のメールを入れた。さっそく、管理人の松本様から返信メールが届いた。なんと、私が下山した時にちょうど駐車場に入ってきた車に乗っていたのが、松本様ご夫婦だという。そして、私が登山道ですれ違ったのは、西村様ご夫婦(”西村ふうふう山の会”(山毛欅の森塾))だと教えていただいた。西村さんとのニアミスは、これで三度目になってしまった。直接挨拶を交わしながらお互いに気がつかないとは、実にもったいないニアミスをしたものだ。