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天狗石山途中の高杉山分岐まで(2004/08/08)

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天狗石山途中の高杉山分岐まで、往復
(出発帰着:来尾峠)

2004年08月08日(日)、単独

このページの目次です

はじめに

2004年08月08日(日)、単独
天狗石山途中、高杉山分岐まで往復
(出発帰着:来尾峠)

<金曜日夜>会合、<土曜日夜>結婚披露パーティーでアルコール漬となる。8月の予定はこの後も、土曜日または日曜日のいずれかが埋まってきており、それぞれの前後の土日もそれらの行事に合わせて、おとなしく休養せざるをえない状態となっている。先週は台風の直撃を受けたし。もしかしたら8月は一度も山へ行けないかもしれない。

そうした状況の中で、我が山行記(2004年06月19日天狗石山)をご覧になった広島市内の方から、<金曜日>の夜にメールをいただいた。私が天狗石山山頂を下りる直前の時間帯に、ご夫婦で山頂直下から一旦キナイ原方面へ向かわれたのだという。山頂で聞いた人声が幻聴でなかったとわかり安心する。

これで、ニアミス報告メールが同一の山行記に対して2件続いたことになる。そして、1件目に関しては、 西村様から”懸案の熊押四等三角点を確認できた”という報告メールが<土曜日>に入った。(詳細は、2004年07月24日天狗石山、参照)

という訳で、再び天狗石山の名前が脳裏から離れなくなってしまった。天狗石山手前の草原は季節ごとの草花の種類も多いというし、ほとんど360度の展望が得られるすばらしい場所だ。山頂ではないが特別に展望図がほしいな。

超軽めのメニューとして、展望図作成を目的に、草原往復の予定で出かけることにする。種々の雑用をすませる必要があり、現地到着はお昼前となった。

今日のコースタイム:
来尾峠(21分)急登終り(16分)岩場(10分)高杉山分岐
 小計約50分(途中休憩分を少し加える)
高杉山分岐(8分)岩場(9分)三角点(2分)急登お休み処(14分)来尾峠
 小計37分(休憩を含む)
総合計1時間36分(高杉山分岐休憩を加える)

来尾峠11:16(90度)11:17(110度)11:18(167度、107度)11:20(146度)11:22(204度、130度)11:23急登開始(97度)11:27木杭11:29ややゆるやか(117度)11:31(100度)歩きやすい道11:35(88度)11:37急登終わり、11:39出発(100度)11:41(154度、182度)11:43草原(162度、108度)再び草原(108度)岩ピーク11:55、12:34-コブ12:35-コブ12:37-コブ12:39-高杉山分岐12:43、12:52-草尾根岩場13:00-コブ13:07-三角点13:09、13:11-急登お休み処13:13、13:15-急登終わり13:25-来尾峠13:29

来尾峠ではすでに下山して帰り支度中の男性二人と入れ違いになる。山中では誰一人出会うことはなかった。誰に遠慮することなく草尾根を行ったり来たりして展望を楽しむ。あまり遠くまでは見えなかったがそれでも満足できる状態だった。(結果は展望図参照-リンク先別ファイル)

今日の山行を天狗石山山頂ニアミスの方にご報告したところ、今の時期だと草尾根はオトギリソウ、フウロソウ、カワラナデシコなどが咲き乱れていたでしょう、と返信メールをいただいた。

オトギリソウはあったな。蕾を一輪つけているのを見つけた。カワラナデシコは2~3輪。フウロソウはよくわからない。ヤマジノホトトギスがたくさん。高杉山分岐に至るまではあまり目につかなかった。帰り道で足元のそこらじゅうに咲いているのに気づいてびっくりする。

キンミズヒキが最初から最後まで続く。オミナエシやヤマハッカもあった。あと2種類を鑑定に出している。どのような結果が帰ってくるか楽しみである。

マルバハギ(追記その1):
葉は3出複葉互生、小葉は長さ2~4cmの楕円形または倒卵形で先はへこむ。花は葉より短い総状花序につく。熊押三角点附近。

ヒメキンミズヒキ(追記その2):
鑑定残りの一つはキンミズヒキだった。しかし、花のつき方をみると、すこしまばら。花弁は長楕円形で幅がせまい。登山道全体にわたって、ヒメキンミズヒキを見ていたのではないだろうか。ただし、キンミズヒキ、ヒメキンミズヒキ、チョウセンキンミズヒキの区別ができているわけではない。

さて熊押三角点について。登りでは草尾根のことばかり気にかけていたためか見過ごしてしまった。帰りに確認したところ、標柱も倒れずにしっかりと立っていた。そして標石が何となくきれいになったように感じる。さては誰かが磨いていったかな。側面に刻んである字が以前よりもくっきりとしているようだ。とはいうものの何て書いてあるのか、はっきりと解読できないのがもどかしい。

下山後、ぽつぽつと雨粒が落ちてきた。しばらくしてかなり激しい降り方となる。山岳地方ではほとんど毎日夕立が降っているようだ。下界での晴天続きをよそに山道は湿っており、急坂が滑るので慎重に下りたのだった。しかし、海岸部に帰り着けば、そこにあるのは真っ青に晴れ上がった真夏の空である。

2004年08月15日追記
熊押四等三角点標石の文字について、西村様に教えを請う。通常、三角点側面には「基本」とか「国地院」と彫ってある。そして、4等三角点の場合、点の記にある標石欄の6桁(熊押 なら017561)の数字が必ず彫ってある、とのこと。

私のデジカメ写真を確認する。なるほど、”国”という字はそうかもしれない。”地”はどうしても読めない。三文字目の”院”は全くわからない。西村様のお写真では、”国地院”としっかり読めるという。なお、6桁番号は今回未確認とのこと。

2004年08月18日追記
西村様から、17日に標石の彫字を現地で確認して来たとのメールをいただく。
熊押三角点標石の上部、+印はきちんと北をさしている。
標石の側面をみると、セオリー通り以下のように彫ってある。
南面:「四等三角点」、北面:標識番号の「017561」
西面:「国地院」、東面:「基本」
今後の山行では、三角点の確認も楽しみの一つとなりそうである。
なお、メールには草尾根にマツムシソウ、ツルリンドウを見る、ともあった。