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2004年03月13日

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岩船岳~御床山~砲台跡(手前敗退)
(出発帰着:宮島桟橋)

2004年03月13日(土)、単独

ヤブツバキ

〈写真〉ヤブツバキの季節である

行き帰りとも多々良林道経由、気力体力の限界を感じる

  • 宮島南部の砲台跡⇒実際には「厳島聴測照射所」だということが判明
    (中国新聞記事、2011年1月12日付)
  • あての木浦から取付き、砲台跡~御床山~岩船岳を乗り越す(2009/05/04)
  • ついに砲台跡到達(2005/03/19)
  • 岩船岳~御床山の向こうの砲台跡探索
    (2004/03/13、2003/06/07、2002/04/06、3/30、3/2)

このページの目次です

はじめに

宮島桟橋~厳島神社~大元公園~多々良~岩船岳登山口(多々良林道)~先峠(岩船岳縦走路)~351m~大川越~岩船岳~御床山~砲台跡手前~往路下山、完全に同一行程
(出発帰着:宮島桟橋)

終日快晴、日も長くなり6時位までは活動できる。絶好の条件の中で砲台跡をめざして突き進む。しかし、最終的には気力体力の限界を感じて撤退する。

今日のコース&コースタイム

宮島桟橋7:17-多々良8:03-(多々良林道)-岩船岳登山口8:28-稜線上8:40-沢8:53-鞍部、海軍省標石8:58-青海苔分岐(陶晴賢碑分岐)9:01-(急登)-展望岩場9:10、9:15-小ピーク9:16-小ピーク9:18-351m、海軍省標石9:19-(急坂)-小ピーク9:21-小ピーク9:23-(急坂)-岩場9:24-(急坂)-小ピーク9:28-八畳岩9:30、9:38-小ピーク9:39-(急坂)-小ピーク9:42-大川越え9:42-小ピーク9:45-(急坂)-振り返れば展望9:52-海軍省標石9:58-小ピーク9:59-小ピーク10:02-小ピーク10:04-小ピーク10:07-岩船岳東峰10:15-岩場ピーク10:23-岩船岳10:26、10:28-小ピーク10:46-御床山10:48-撤退地点11:25、11:48-休憩(昼食)12:05、12:25-御床山12:37、12:42-岩船岳13:06-岩船岳東峰13:20-海軍省標石13:35-展望13:38-大川越え13:47-八畳岩13:55-351m、海軍省標石14:15-展望岩場14:19、14:24-青海苔分岐(陶晴賢碑分岐)14:31-鞍部、海軍省標石14:33-稜線上分岐14:47、14:54-岩船岳登山口15:02-(多々良林道)-多々良15:29-大元公園15:57-宮島桟橋16:17

宮島桟橋(46分)多々良(37分)岩船岳方面稜線・先峠(30分)展望岩場(27分)大川越(44分)岩船岳
 小計3時間09分(休憩を含む)
御床山よりさらに先を往復、岩船岳から、行き59分、帰り1時間18分
 小計2時間40分(休憩を含む)
岩船岳(1時間41分)前峠・岩船岳縦走路(35分)多々良(28分)大元公園(20分)宮島桟橋
 小計3時間11分(休憩を含む)
総合計9時間00分

多々良林道経由で往復する

今日も予定は多々良林道経由だ。潮が引いており大鳥居のそばを通って西を目指す。林道に入り犬がまとわりついてくる。首輪をつけている。昨年秋にみかん園が廃業したようだがそのとき置いていかれたのだろうか。

後になり先になりしながらついてくる。時々小便をしては後足で砂をかけている。縄張りを主張しているのだろう。登山口で立ち止まるとこの犬もそのまま動かずにいる。山までついてこられたらいやだなと思ったが、山道までは追ってこなかった。林道にそったあたりがテリトリーらしい。少しほっとする。

岩船岳縦走路から岩船岳~御床山を越えてゆく

稜線上に出る。山道全体を通して標識が増えているようだ。稜線上の標識では、稜線上~岩船岳1.5時間~2時間、往復3.5時間。大川越えにあった標識では、大川越え~岩船岳40分その他となっている。全般に健脚向きである。 標識は、351mピーク手前の鞍部にもあった。そこから先峠を通って多々良林道に至る荒れた古い道があるという。

順調に足を延ばしたが、岩船岳東峰手前の登りの繰り返しはこたえる。先はまだ長い。足をできるだけ休めながら、岩船岳を越えて御床山の向こうを目差す。御床山から軽いブッシュ気味の道を行くと前方に展望が開ける。

砲台跡に向けて下る(敗退)

さらに少し下って、可部島の右手前に見える230mピークを見下ろせば、懐に砲台跡がはっきりと分かる。

左から回り込む感じで尾根が走っており所々に岩がむき出しになっている。その岩伝いに一気に下る。最初のうちこそ羊歯の中に踏み跡がうっすらと確認できる。しかしその後は胸まである羊歯の中をブッシュブッシュで押し進む。

少し早めに樹林帯に入ったようだ。小ピークの方角には谷がある。登り返す。しばらくその場に立ってあたりを見渡した。西に向かって樹林帯に入れば前回の敗退地点ではなかろうか。

砲台跡は見えない。小ピークの向こう側のはずだ。ところがここからかなり遠く感じる。気力体力の限界だ。帰りのことを考えて撤退とする。そして、帰りのルートがはっきり分かる地点まで登って、羊歯に覆われた山道に座り込んで昼食をとる。

その後で、再び砲台跡の見える地点まで登って確認した。砲台跡は、松の木が5~6本生えているピークの手前だ。それは230mピークではなく、その手前の230m〈台〉ピーク懐のようだ。今日の撤退地点正面にみた小ピークこそ230m〈台〉ピークであり、砲台跡まで後ほんのわずかの距離だったろう。残念だがしかたない。

(砲台跡があるのは、あくまでも230mピークの右懐である。したがって、今日の山行記の記述(砲台跡は230m〈台〉懐にあり)は間違っている。2005年03月19日(土)山行記をぜひ参照のこと)

帰り路では足にきた

かなり足にきている。帰りの行程では登り下りの位置を頭に入れて体力の配分を考える。351mピークを下りきった鞍部から、稜線上の大元公園下山口までのだらだらとした登りさえつらくなってきた。

多々良林道まで下りきってほっとする。そこから大元公園に向けて再び山道に入る気にはならなかった。結局、行き帰りとも多々良林道経由となってしまった。再び砲台跡をめざす日はもうこないかもしれない。

山にはヤブツバキが咲き、落花が山道を点々と染める。その他ではアセビの白い花が目立つ。人はまったくいない。帰りの大川越えで標識を確認する男性二人組と出会っただけ。 多々良林道入口にアセビの大木が満開。

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なお、初版刊行後も加筆修正を繰り返しています。