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速谷神社~折敷畑山~四季が丘団地
(出発:速谷神社(広電廿日市市役所前駅―広島電鉄)、帰着:四季が丘団地(JR廿日市駅―山陽本線まで歩く))
2017年02月04日(土)、広島湾岸トレイル・踏査&整備(第16回)
〈写真〉折敷畑古戦場跡(標高400m台コブ)、10時59分
(旧陸軍省標石がある。陸軍輸送港域第ニ区標石(昭和15年6月10日)第54号である)
- 今日の山行ルート図 ⇒ GPS軌跡(2017年02月04日)
- モデル山行記(参考コースタイム有り) ⇒ Akimasa Net(2016年02月11日)山行記
- コース詳細解説 ⇒ Akimasa Net(2017年02月04日)山行記(このページ)
前回の山関係者向け体験会(2016年2月11日)山行記も含めてまとめる形を取っている。
このページの目次です
はじめに
折敷畑山(おしきばたやま)は、厳島合戦(日本三大奇襲の一つ)の前哨戦があったとされる山である。
折敷畑山は、野貝原山(719.2m)の山頂部(のうが高原、ホテル廃墟あり)から南に流れる尾根上にあり、その南東面には宮園上、四季が丘団地がある。
つまり、鈴ヶ峰から宮島口(宮島の対岸)に至るには、極楽寺山、折敷畑山(~野貝原山)、そして船倉山(~大野権現山)の三つの尾根を乗り越えていくことになる。
なお、折敷畑山には地理院地図の登山道表示はほとんどない。しかし、送電線鉄塔管理道が続いており、要所要所で現在位置を確認しながら進めば、何ら問題はないであろう。
今日のコース&コースタイム
速谷神社境内(80m台)-速谷神社鳥居8:59-陽光台北道路(70m台)9:04-(さくらのおか公園)-高速道路下(山陽自動車道、90m台)9:12-登山口(90m台)9:15、9:16-送電線鉄塔(180m台)9:24-分岐合流(230m台)9:41、9:50-右分岐(250m台)9:52、10:01-展望(野貝原山を見る、300m前後)10:08-三角点(365.5m)10:36-古戦場跡(400m台)10:58、12:05-折敷畑山(445m)12:16、12:20-古戦場跡(400m台)12:27、12:31-左折(鞍部、280m台)12:53、12:57-送電線鉄塔横(220m台)13:17-右前方へ(直進道あり、150m前後)13:32-駐車場(130m台)13:34、-四季が丘小学校西側の公園(130m前後)
以下のコースタイムは、2016/02/11体験会(山関連団体用)のものを転記した。
- 速谷神社・鳥居(16分)登山口(24分)分岐あり(23分)三角点(11分)古戦場跡(11分)折敷畑山
小計1時間36分(分岐5分、古戦場跡6分を加える) - 折敷畑山(10分)古戦場跡(13分)左折(9分)送電線鉄塔横(15分)四季が丘小学校西側の公園(16分)半目藪バス停
小計1時間03分(古戦場跡42分、小学校横9分を除く)
- 総合計3時間32分(全ての時間を含む)
(折敷畑山2分、古戦場跡42分、小学校横9分を加える)
速谷神社(はやたに・じんじゃ)
広電廿日市市役所前(平良)駅(広島電鉄宮島線)に集合する。(廿日市:はつかいち)
当駅には、旧駅名の平良が副名として付けられている。広電廿日市駅の一つ宮島口よりの駅であり、近くには、廿日市市役所、「はつかいち文化ホールさくらぴあ」がある。
駅前から、広島電鉄・原線(廿日市市役所前駅発 川末行)のバスに乗り、速谷神社前で下車する(所要時間約11分)。
速谷神社~陽光台団地~登山口
速谷神社の鳥居前から、速谷神社を右手にして、南西の方角に民家の間をぬっていく。地理院地図(電子国土Web)の黒実線に沿う形となる。
〈写真〉速谷神社前、2016/02/11(9時01分)
〈写真〉速谷神社前の路地に入る、9時01分
(右手には、廿日市警察署平良駐在所がある)
〈写真〉民家の間をぬってゆく、9時02分
(左手、平坦な道を行く)
〈写真〉民家の間をぬってゆく、9時03分
(送電線鉄塔の方向に、左手の道路を真っすぐに行く。道路は南向きとなる)
陽光台北側の自動車道に右折して入り、西向きに行く。道路右手には、さくらのおか公園や陽光台配水池がある。
〈写真〉陽光台北側の道路に右折して入る、9時04分
〈写真〉陽光台北側の自動車道を西向きに行く、9時07分
高速道路(山陽自動車道)にぶつかり、その下をくぐり抜ける。左折して、高速道路の側道を南西向きに少し行くと、右手に登山口がある。
〈写真〉高速道路(山陽自動車道)の下をくぐり抜ける、9時11分
〈写真〉高速道路の側道を南西向きに行く、9時13分
(右前方に登山口が見えている)
登山口~三角点~折敷畑古戦場跡
〈写真〉側道脇の登山口から西向きに入る、9時15分
登山口から、簡易舗装道(地理院地図黒実線)がジグで上がっており、それに従う。やがて、地理院地図の表示は無くなり地道(送電線鉄塔管理道)となる。管理道は右に振られて、西向きに気持ちの良い雑木林の中を行く。
〈写真〉送電線鉄塔の下を行く、9時24分
(変電所のほぼ真北にある送電線鉄塔である)
送電線鉄塔を過ぎてしばらくすると、尾根を右手にして、西向き(やや北)に進むようになる。標高220mくらいの地点で、左に振られて南西向きとなる。
標高230m前後で尾根(南西/北東)に乗る。尾根上には管理道があり、合流して左手に進む(南西向き)。
〈写真〉尾根に乗る(標高230m前後)、9時42分
(尾根上には、右手後方(画面右)から左手前方(画面左)に管理道が付いている)
三角点(365.5m)に至るには、この尾根の一つ北側の尾根に乗らなければならない。そのため、標高250m台まで進んだ地点で、右折して北向き(やや西)に行く。
〈写真〉右折地点(標高250m台)、9時59分
(前方に良い道を分けて、右折する)
一つ北側の尾根に乗って、おおまかには西向きに、三角点(365.5m)を経て、古戦場跡(標高400m台コブ)に至る。
〈写真〉野貝原山山頂部のホテル廃墟を見る(標高300m前後)、10時08分
(写真画面の右側後方)
〈写真〉365.5m三角点、10時36分
折敷畑古戦場跡(標高400m台コブ)には、旧陸軍省標石がある。
〈写真〉折敷畑古戦場跡、10時59分
(旧陸軍省標石がある。陸軍輸送港域第ニ区標石(昭和15年6月10日)第54号である)
今日はここで昼食とする。
古戦場跡(標高400m台コブ)からの展望は決して良いとは言えない。葉を落とした雑木を透かして、極楽寺山の尾根(平良コース)や宮島、そして船倉山(~大野権現山)の尾根が見えている。
折敷畑山445mピーク
昼食後、折敷畑山445mピークを往復してくる。
折敷畑山445mピークは、古戦場跡(案内板、標高400m台コブ)から北西の方角に尾根を追っていった所にある。山頂部では、西側斜面から右手に巻いて登る。
山頂での展望は全くない。なお、折敷畑山445mピークから野貝原山(719.2m)に至るルートがあるようだ。
〈写真〉折敷畑山、12時19分
折敷畑古戦場跡~四季が丘団地
折敷畑古戦場跡から、おおまかには南向きに尾根を下る。地理院地図の登山道表示はない。最初に一箇所急坂があり、鎖が設置してある。
南~南西向きに下り、標高300m台手前の鞍部(標高280m台)に至る。鞍部では、正面の小コブ(標高300m台)に取り付くことなく、左手に行き、小コブの東面を巻きながら南東向きに下る。
ここの巻き道では、今日も羊歯(しだ)が濃い。道路上の羊歯(しだ)を少しばかり刈らせていただく。羊歯(しだ)の先は対生しており、切った茎の方を先にして飛ばすと、両側の葉が翼となって良く飛ぶ。面白い。
〈写真〉標高300m台手前の鞍部、12時55分(12:53~12:57)
〈写真〉標高300m台の東面を巻く、2016/02/11(12時06分)
(2017年の今日もシダが濃かった)
巻き道が終わると、そのままほぼ南東向きの尾根を下る。
標高220m前後から下では、地理院地図に登山道が示されている。そこから、送電線鉄塔管理道や黒折集落への下山道が多少入り乱れてくるが、基本的には南東向きの尾根筋を真っすぐに下る。
〈写真〉四季が丘団地に向けて下る(標高170m前後)、13時29分
標高150m前後で、地理院地図の登山道(黒破線)が二手に分かれている。そのまま尾根筋を行けば、展望台があるようだ。四季が丘団地に下るには、ここは真っすぐ行かず、右側の黒破線に従って右手前方へ南向きに下る。
〈写真〉四季が丘団地に向けて、右手前方に下る(標高150m前後)、13時32分
(左手尾根筋を行けば、展望台があるようだ。画面左は展望台ピストン組)
〈写真〉砂防水路、2016/02/11(12時25分)
(砂防水路を渡ると、右手に広い駐車場がある)
駐車場から南向きに下る(地理院地図黒実線)と、四季が丘団地北側の道路に出る。左手(東側)には四季が丘小学校(廿日市市立)がある。小学校西隣の公園にはきれいなトイレがある。
〈写真〉四季が丘団地の北側の道路に出る、2016/02/11(12時28分)
交流会
夕方からJR廿日市駅前の居酒屋で交流会。時間がたっぷりあり、廿日市市内のあちこちを見学しながら、会場まで歩く。今日も一日、有意義な時間を過ごすことができた。
参考山行記
広島湾岸トレイル・モデルコース
- Akimasa Net(2016年02月11日)山行記
速谷神社~折敷畑山~四季が丘団地
(出発:速谷神社(JR宮内串戸駅―山陽本線)、帰着:半目藪バス停(JR宮内串戸駅―山陽本線))