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広島湾岸トレイル(モデル山行記)
可部冠山~堂床山
(出発帰着:南原峡駐車場(JR可部駅―可部線))
2015年12月12日(土)、広島湾岸トレイル体験登山(第9回)
- 今日の山行ルート図 ⇒ GPS軌跡(2015年12月12日)モデルコース
可部冠山途中~堂床山の間でデータ欠落 - GPS軌跡のデータ完備 ⇒ Akimasa Net(2016年11月03日)山行記
このページの目次です
はじめに
可部冠山~堂床山
(出発帰着:南原峡駐車場(JR可部駅―可部線))
日の短い中、歩行時間短縮のため、JR可部駅からタクシー利用。帰りは、自家用車組にJR可部駅まで便乗させていただいた。なお途中でGPS不調、記録がなく推定タイム区間あり。
今日のコース&コースタイム
南原峡駐車場(250m台)8:58-第一明神橋8:58-可部冠山登山口(370m台)9:27、9:31-分岐(右へ、440m前後)9:44-しるべ石(490m台)9:53-左折9:54-可部峠(650m台)10:22、10:29-可部冠山(735.6m)10:41、10:45-西冠山(721m)北側11:02-明神ダムを見る(660m前後)11:20-682m峰(推定)11:34-685m峰(堂床山を見る)11:52、11:57-堂床山(859.6m)12:21、12:51-右折(660mmくらい)13:05-左折(650m前後)13:10-鉄製階段上部(340m台)13:44-加賀津の滝13:47、13:53-第二明神橋(250m前後)13:59-南原峡駐車場(250m台)14:00
南原峡駐車場(29分)可部冠山登山口(22分)しるべ石(29分)可部峠(12分)可部冠山
小計1時間43分(登山口4分、可部峠7分を加える)
可部冠山(17分)西冠山北側(推定32分)682m(推定18分)685m(推定24分)堂床山
小計1時間36分(685m推定5分を加える)
堂床山(19分)左折(37分)加賀津の滝(7分)南原峡駐車場
小計1時間09分(加賀津の滝6分を加える)
総合計5時間02分(すべての時間)
(可部冠山4分、堂床山30分を加える)
南原峡駐車場~しるべ石
南原峡駐車場(標高250m台)から第一明神橋を渡って左折、川沿いに車道(舗装道)を冠山登山口(標高370m台)まで、〈北東〉向きにさかのぼる。国土地理院地図の車道マーク~黒実線。
〈写真〉第一明神橋、8時58分
冠山登山口手前で、左に明神ダム管理道を分ける。
〈写真〉明神ダム管理道分岐、9時24分
冠山登山口から山道に取り付く。
〈写真〉可部冠山登山口、9時31分
冠山登山口から沢の左岸を行く。おおまかには〈北〉向きである。
〈写真〉沢の左岸を行く、9時37分
標高420mくらいの地点で右岸に渡る。右岸沿いをほんのわずかに北上、標高430mくらいの地点で折り返して少しばかり南下、その後再び〈北〉を向き尾根筋を登る。
尾根のやや西側を登り、しるべ石のある小さな峠を越える。ここまで、ほぼ地理院地図の黒破線のとおりである。
〈写真〉小さな峠手前、9時53分
〈写真〉峠手前にある”しるべ石”を振り返る、9時53分
しるべ石~可部峠~可部冠山
しるべ石のある小さな峠を越えた辺りで、左手尾根に取り付き〈西〉向きに登る。
〈写真〉しるべ石近くの峠から尾根に取り付く、9時54分
尾根に乗って、すぐに南~〈北西〉向きになり、そのまま尾根を登る。やがて、左手にある可部冠山の南東~東~北東面を〈北〉~〈北西〉向きに巻き上げ、可部峠(標高650m台)に至る。ここまで、地理院地図の黒破線のとおりである。
〈写真〉可部峠、10時22分
可部峠(標高650m台)から急坂をすこしがんばれば、可部冠山(735.6m)である。360度の展望が開ける。広島湾岸トレイルのコースも確認することができる(後日、まとめ)。
〈写真〉可部冠山三角点、10時41分
〈写真〉画面右に堂床山が大きく、その左裾奥(画面中央)に阿武山を見る。
可部冠山~西冠山北側~堂床山
可部冠山(735.6m)からは、明神ダムの北~西側を、〈西南西〉~〈南〉向きに行く。途中には急坂も多く気が抜けないコースである。また小さなアップダウンも多くあり、読図を真剣にやるには適している。なお、行く手右側に海見山を見る。
可部峠~可部冠山から堂床山途中までは、広島市(安佐北区)と山県郡(北広島町)の境界尾根となっている。そしてその後も、堂床山に向けて同じ尾根を追っていく。
〈写真〉緩斜面をゆったりと行く。尾根筋は急斜面と緩斜面の繰り返しである、11時16分
南原発電所は、明神ダム(上池)と南原ダム(下池)の間で水を循環させながら水力発電を行う揚水式発電所である。そして、明神ダム(上流)、南原ダム(下流)ともにロックフィル形式のダムとなっている。
〈写真〉明神ダムを見下ろす、11時20分
682m峰手前の急坂にロープが設置してある。「第3回可部連山トレイルランinあさきた」(2015年11月8日)のために整備されたものだという。
〈写真〉682m峰手前の急坂、11時30分
682m峰手前から、尾根は〈南〉向きとなり、685m峰からは冬枯れの樹間越しに堂床山を見る。
〈写真〉685m峰、樹間越しに堂床山
最後に、粘土質の滑りやすい急坂を登れば堂床山(859.6m)である。
〈写真〉堂床山三角点、12時21分
堂床山~加賀津の滝~南原峡駐車場
堂床山山頂で昼食。気温が下がってきて寒さを感じるようになる。雪になりそうな雲行きである。出発時間を早めて下山を開始する。
堂床山の山頂部はアセビの木が多い。白木山に比べると木が大きく背が高いようである。そのアセビの林に踏み込み、〈北東〉向きの尾根に乗る。なお、堂床山からの下りは、地理院地図に表示はない。
〈写真〉堂床山山頂部、12時51分
〈写真〉山頂部の登山道を行く、12時53分
日本山岳会のメンバーが、ほぼ全員ダブルストックを用意している。いつもはストックを使用する人はほとんどいない。しかし堂床山からの急下り、さすがに安全面を考えればストック使用が妥当との判断であろう。
〈写真〉右折箇所(直進不可)、13時05分
水平道(右折地点、標高660mくらい)を行く。ほぼ〈南〉向きである。
〈写真〉水平道を行く、13時08分
水平道から左折(標高650m前後)して、〈西〉向きに張り出した尾根筋の急坂を慎重に下る。
〈写真〉急坂を下る(この後もっと急な岩場あり)、13時10分
後ろから若者が数名、私たちの側を走り下っていった。先ほど堂床山山頂で話をした高陽高校登山部の生徒さんたちである。ほとんど空荷とはいえ、ストックも持たず、落ち葉の堆積した岩場を飛ぶように下っていった。
若さがうらやましい。私は2回滑ってころんだ。
鉄製の手すりが付いた階段まで下れば、急坂との闘いも終わりである。加賀津の滝を見学して、沢を飛び石で対岸に渡り、南原峡駐車場まで今日も全員無事に帰り着く。
〈写真〉鉄製の手すりが付いた階段上部、13時44分
〈写真〉加賀津の滝、13時48分
〈写真〉第二明神橋、13時59分
〈写真〉南原峡駐車場、14時00分
(出発点の第一明神橋は、画面左奥である)
『細見谷渓畔林と十方山林道』
先週の体験登山で、自著を一冊所望された。今日朝、用意した一冊をお渡ししたところ、堂床山山頂でサインをお願いされた。面映ゆいがご要望にお応えした。
私は、既存未舗装の十方山林道(細見谷林道)を拡幅舗装化して大規模林道(後の緑資源幹線林道)に組み込むという国の施策に自然保護の立場から反対した。
参考:細見谷渓畔林と十方山林道(Akimasa Net)
https://hyakuzan.akimasa21.net/hosomidani-frontpage/
NHK総合テレビで、細見谷が紹介された。最近では、一人で西中国山地に入る機会は全くなくなってしまった。広島県が「細見谷林道」建設を断念(2012年1月19日)して以降、豊かな自然がそのまま残っているのをテレビで見て感激!
2015年12月6日(日)7:45~7:59
NHK総合テレビ
さわやか自然百景「西中国山地 細見谷」
www.nhk.or.jp/sawayaka/contents/program/2015/12/2015_1206_hosomi.html