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高見山~船倉山
高見川ルートから登り、白糸の滝ルートを下る
(出発帰着:JR前空駅―山陽本線)
2009年09月19日(土)、単独
- 今日の山行ルート図 ⇒ GPS軌跡(2009年09月19日)無し
- モデル山行記(参考コースタイム有り) ⇒ Akimasa Net(2016年03月26日)山行記
- 大野鉱山跡探索 ⇒ Akimasa Net(2009年09月13日)山行記
このページの目次です
はじめに
旧・大野鉱山の坑道口跡観察や559mからの展望確認をしながら、船倉山に達する。復路は、白糸の滝ルートを下った。しかし、今回も白糸の滝は見学せず。
なお、大野鉱山跡については、先週の山行記(2009年09月13日)に今日の記録と一緒にまとめた。
参考資料
今日のコース&コースタイム
JR前空8:39-新幹線高架下8:53-高見橋8:59-広島岩国道路高架下9:03-林道入口9:06-左分岐あり9:09-砂防ダム9:14-左分岐あり9:16-地蔵堂9:18-林道終端部9:24-選鉱所分岐9:27-すぐ右岸に渡る9:28-堰堤9:33、9:42-右下に"なめら滝"、左分岐あり9:44-小さな沢、左から9:45-堰堤、左前方に分岐、右折する9:46-石積みを見る(多少時間をとる)-河原(出会い)9:49、9:55-石積みの平檀10:00-支流下り口左(坑道口)10:01、10:05-坑道口10:11-尾根10:22、10:26-第2鉄塔10:31-(クモの巣きょうも多し)-第3鉄塔分岐10:41、10:46-小コブ10:47-小コブ10:48-休憩10:54、10:57-小ピーク登りつく11:00-559m(高見山)11:04、11:16-左分岐あり11;26-570m台11:30、11:32-(急下る)-鞍部11:36-小コブ11:37-(急下る)-沢(沢音心地よい)11:44-分岐(左矢草林道)右船倉山へ11:46-分岐(直進、白糸の滝)左船倉山へ11:48-鞍部11:50-小コブ11:53-分岐(右送電鉄塔管理道、第4鉄塔)左へ11:56-小コブ11:57-分岐(直進、大野権現山)左へ11:59-船倉山12:00、13:08-本道13:09-送電鉄塔管理道分岐13:11-白糸の滝分岐13:18-ロープ設置13:35-コンクリート階段13:42-コンクリート車道13:46-コンクリート橋(左岸から右岸へ)13:59-海の見える杜美術館14:02-広島岩国道路高架下14:15-永慶寺川14:21-三叉路14:32、14:34-高見橋14:38-新幹線高架下14:44-JR前空15:00
- JR前空駅(27分)林道入口(18分)林道終端部(3分)選鉱所跡分岐(22分)出会い(27分)送電鉄塔管理道尾根、第1鉄塔分岐(5分)第2鉄塔(10分)第3鉄塔分岐(18分)559m(14分)570m台(12分)沢(16分)船倉山
- 船倉山(10分)白糸の滝分岐(24分)コンクリート階段(39分)永慶寺川(17分)高見橋(22分)JR前空駅
- 往路3時間21分(出会い6分、尾根4分、第3鉄塔分岐5分、559m12分、570m台2分をそれぞれ加える)
- 復路1時間52分
- 総合計5時間13分(船倉山1時間8分を除く)
大野鉱山跡の坑道口を確認して、縦走路尾根にあがる
今日もJR前空駅を出発点とする。順調に林道高見線に入り、高見川沿いをさかのぼる。出会いでは、高見川本流に対して右手上から支流が流れ込む。川床の岩盤が赤褐色に見える。
中尾根を登り、右谷支流上部で大野鉱山跡の坑道口を二つ見学する。これでやっと大野鉱山の全体的な配置図が頭に入ってきた。なお、大野鉱山跡については、先週の2009年09月13日の中で、今日の記録と一緒にまとめた。
縦走路尾根にあがり、右に第1鉄塔を分けて左折、559m(高見山)をめざす。第2鉄塔、第3鉄塔分岐あたりの急坂で、とたんに足があがらなくなる。朝、家を出る時には秋風が吹いていたとはいえ、直射日光はまだ強い。
559m(高見山)で先週分の展望図補完
559mで先週分の展望図を補完する。570m台の右奥に船倉山(545.9m)を確認する。船倉山の山腹には真砂土のジグ道が見えている。船倉山の真南、右肩やや下に第4鉄塔をみる。登山道は、第3鉄塔分岐~559m~570m台~船倉山というように、送電線の左手を大きくふくらんで行く形となる。
考えてみれば、ここまで登ればすでに船倉山よりも高い位置になっている。ここから、船倉山~烏帽子岩山~おむすび岩~大野権現山へ至る道は、標高550m前後から700m足らずまでの縦走路である。
559m~570m台~船倉山
559mからの急下りをこなして登り返せば570m台である。先週はここから引き返した。今日はもちろん前に進む。急坂を下る、下る。
平坦部に至り、左に矢草林道を分けて右折、しばらくして小さな沢を渡る。白糸の滝の上流部分である。ここでも川床は赤褐色になっている。そしてすぐに、白糸の滝に至る分岐を右前方に分けて左折する。
少し登ると、右に第4鉄塔管理道を分けて、左へ行く。さらに行き、直進する大野権現山縦走路を分けて、左の草むらに踏み込むと船倉山山頂である。東側に数歩行くと、小さな展望岩がある。広島市街地~宮島までの海側の景色がすばらしい。
白糸の滝に向けて下る
帰りは、白糸の滝を見学するつもりで、先ほどの白糸の滝分岐まで戻り、左折して小尾根を下る。かなり急坂である。踏み跡はあるが、小さな岩場の連続で気を使う。しばらくして足元がコシダに埋まるようになり、いっそう気を引き締める。
崩落個所がありロープが設置してある。この場所は、初めての船倉山(2001年06月02日)で今日と全く同じコースを下った時、怖い思いをしたところである。感謝!!
水音が一瞬近づいたと思ったのだが、いつまでたっても尾根の上を行く。そのうち平坦な林道に出て階段を行くようになる。ここまで降りると、さすがに白糸の滝(地形図では標高300mくらいか)の位置よりも標高が低いのではないだろうか。
分岐点も標識もなかった。見逃したはずはないのだが。また次の機会にでもと、いつものお気楽な感じで白い建物まで下る。
林道戸石川線~王舎城~白糸の滝~船倉山山頂(白糸の滝ルート)
林道戸石川線は王舎城(A-17)を過ぎて一旦舗装道終点となるが、白糸の滝への分岐手前で再び舗装道となり、登山道が階段となる手前まで続いている。階段手前まで車で進入可能と思われる。
白糸の滝は分岐から約100m先にあり、落差は十分であるが水量は少ない(A-18)。
階段が終わるとシダの多い登山道となり、尾根を急登すると、上述の分岐点(Web作者注、左:570m台~559mを経て高見川、右:船倉山)へ至る。分岐手前の西側の谷底には滑ら滝が見える。
この付近の山に共通することだが、日当たりのよい南側斜面にはシダやサルトリイバラが繁茂しやすい。このルートが維持できているのは、かなりの人が登っているという証である。林道終点から船倉山山頂まで1時間程度。
廿日市の山々/Naさん
白い建物を下る
白い建物まで下ると、音楽フェスティバルの準備中?である。広場にテントを張り特設ステージが設置されている。女性ボーカルが練習中?である。
係りの人が二人で会場(自家用車)整理をしている。そのうちの女性の方から「もしもし、下まで行かれるのでしたら、2時10分にバスが出ますよ」と声をかけていただく。こちらは今日は歩くのに専念したいのでご好意だけいただくことにする。
西国街道を行く
少し遅れて出発したらしいバスに追い越される。バスは永慶寺川左岸に渡り、向こうの山裾をわずかに登って行く。宮島口に行くのであろう。
ここからは、今日の出発点のJR前空駅よりも、宮島口の方が近いであろう。しかし、登りが得意でない私はそれを嫌って、永慶寺川の右岸に沿って下り、高見橋から元来た道をJR前空駅に向かうことにした。
途中で、一里塚跡を示す石碑があった。この道は西国街道の一部だったのだ。今日初めて気がついた。帰ってから確認すると、一里塚の他にもいくつか史跡があるらしい。いつか西国街道もていねいに歩いてみたいものである。
今日は大野鉱山跡の坑道口を確認できたことで満足。西国街道についても再認識できたし。ほんとうは、心の中では大野権現山まで縦走して、JR大野浦駅まで降りることも考えていた。しかし、そのためには体調を整えなくては。いつまでも現役で山野を駆けまわるために。
参考山行記
広島湾岸トレイル・モデルコース
- Akimasa Net(2016年03月26日)山行記
めだかの館~船倉山~高見山~高見川沿い
(出発:半目藪バス停(JR宮内串戸駅―山陽本線)、帰着:宮島口桟橋(JR宮島口駅―山陽本線))