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アルカディア・ビレッジ~極楽寺山、往復(2009/01/03)

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アルカディア・ビレッジ~極楽寺山、往復
自然探勝路、探索(林道極楽寺線よりも海側部分)
(出発帰着:アルカディア・ビレッジ)

2009年01月03日(月)、単独

このページの目次です

はじめに

アルカディア・ビレッジ~(さくらの里)~自然探勝路(林道極楽寺線よりも海側部分)~極楽寺山頂部(661m、669m)~自然探勝路(蛇の池の東~北側)~(さくらの里)~アルカディア・ビレッジ

極楽寺山連続第6弾には、アルカディア・ビレッジからの往復コースを選んだ。さくらの里からアルカディア・ビレッジへは一度下りたことがあるけれども、ほとんどコースを覚えていない。 蛇の池周辺の自然探勝路が、自動車道南側(海側)にもありそうなので、そこも一緒に歩くつもりで出かける。極楽寺山山頂部はこれでほとんどすべて歩いたことになる(魚切ダム方面縦走 、再確認を除く)。

今日は再び雪を踏んで歩くことになった。実は昨日、山支度をして自宅を飛び出した。ところが雨で道路が濡れている。極楽寺山頂部を正面に見るころ、再びわずかに降り始めた。そして、山頂部はどんよりとした雲にすっぽりと覆われている。雲のない低地部分にも白いものが見える。山頂部では、雪がまだ降っているのかもしれない。引き返すことにする。

昨日は、箱根駅伝1区で、早稲田大学がトップでタスキを渡すのをみて出かけた。家に帰ってから、5区山登りで東洋大学が驚異的な追い上げをみせて、早稲田大学をかわして往路初優勝する様子をみることができた。

さて今日は、家から南側をみると天気はよさそうである。箱根駅伝では、早稲田大学、東洋大学の一騎打ちが続いている。駅伝に後ろ髪を引かれる思いで出掛ける。

行く先は昨日からアルカディア・ビレッジに決めている。現地まで極楽寺山の南側から登るか北側からにするか迷った。結局北側から行くことにして五日市からさかのぼる。

アルカディア・ビレッジ方面に左折した辺りからだったか、道路に雪が付いている。しまった、無理かもしれない。と思ったが行けるところまで行くつもりで登ると、何とか轍の跡を追えばほとんど雪を踏むことのない状態で、無事アルカディア・ビレッジへ登りつく。

今日のコース&コースタイム

アルカディア・ビレッジ(標高450mくらい)11:00-ベンチ分岐(来た道:ホタル鑑賞水路、右下:冒険広場、行く手:極楽寺山)11:06-小コブ(階段登りきる、標高530mくらい)11:12、11:13-下って太陽正面、左折して右手尾根トラバース-右折11:15-尾根上の木段-11:19~21右左折して再び尾根-11:22木段とぎれる-少々コブ(標高600m 台)11:24-小コブ(標高610m台)11:25-正面左手に663.4mピーク-送電鉄塔11:27、11:31-展望所(標高610m台)11:31、11:36-663.4mを右から巻く-さくらの里西端部11:40、11:41-さくらの里中央道路(標高630mくらい)11:42、11:44-小さな峠(左右に分岐、共に木段あり)11:50、(左分岐へ入る11:51-送電鉄塔11:52-道路に戻る)11:54-林道極楽寺線入口ゲート11:57、11:59-林道極楽寺線-探勝歩道右分岐12:02、12:04-左折12:05-右折12:06-木橋(沢を左岸から右岸へ)12:09-三差路12:11-(右折して左向きに尾根に乗る-展望所12:14、12:44-三差路に戻る)12:46-すぐに木橋を渡る(右岸から左岸へ)12:46-下る-巣丸の滝分岐あり12:51-左折して登る(第一駐車場方面)-天然製生凍豆腐の跡(第一、第二駐車場分岐)12:55、12:58-木段下13:06-展望休憩所(第二駐車場の上)13:08、13:11-第二駐車場(修行大師像、極楽寺山頂693m下)13:14-極楽寺661m13:19、13:49-極楽寺山693m13:55、14:06-合流、左下に分岐あり14:09-小コブ、すぐに左分岐あり-魚切ダム方面入口、右分岐あり14:16-暗部少し手前、左分岐あり14:16-左カーブ登り-小コブ1417-少し下る、やや登る-少々コブ14:19-ほんの少し右へ、ほんの少し下って木段を登る、繰り返し-コブ14:22-木段を下る-鞍部、左分岐あり14:24-木段を登る小コブ14:25-下る-簡易舗装道(右折)14:27-さくらの里(左折)14:32-展望所14:37-分岐左折下る14:50-アルカディア・ビレッジ14:56

  • アルカディア・ビレッジ(31分)展望所(6分)さくらの里(6分)小さな峠、右左折あり(3分)林道極楽寺線入口ゲート
    小計53分(展望所5分、さくらの里2分を加える、送電鉄塔探索4分を除く)
  • 林道極楽寺線入口ゲート(3分)自然探勝路、右分岐入る(7分)三差路(5分)巣丸の滝分岐(4分)凍豆腐の跡分岐(16分)第二駐車場(5分)極楽寺661m
    小計50分(探勝路分岐2分、三差路~展望所往復5分、凍豆腐跡3分を加える)
    (展望所休憩30分を除く)
  • 極楽寺661m(6分)極楽寺山693m(26分)さくらの里(24分)アルカディア・ビレッジ
    小計1時間07分(極楽寺山693m11分を加える)
  • 総合計2時間56分
    (送電鉄塔探索4分、林道極楽寺線入口ゲート2分を加える)
    (展望所休憩30分、極楽寺661m展望30分を除く)

アルカディア・ビレッジ~さくらの里を登る

アルカディア・ビレッジから極楽寺山山頂部に登るには、「さくらの里」を経由して行くことになる。その「さくらの里」までは、「さくらの里」北側の663.4m三角点からアルカディア・ビレッジに流れ落ちる小さな尾根上を登る。途中で、多少右左折してトラバース道を行くこともあるが、基本的には尾根上を行く(木段多し)。

取り付き地点は、もちろんアルカディア・ビレッジであるけれども、細かくは2つのコースがある。第一は、建物の正面玄関を背にして左手駐車場脇から、「ホタル鑑賞水路」を通ってゆくコース、第二は、正面やや右手上の多目的広場から登ってゆくコースである。二つのコースはすぐ上の尾根上で一緒になり、さくらの里を目指して登る。

途中で、送電鉄塔があり、その上が展望所になっている。東郷山、窓ヶ山~向山をみる。それらの後には、雪山も見えているのだが、カシミール3Dが動かず、きちんと同定できない。パソコンが古くなって、メモリ不足の状態になっているのだろう。 将来の検討に備えて、手帳の山並スケッチをしっかりと残しておかなければいけないな。

展望所を越えると、663.4m三角点を右から巻いて行く。コルを越え、「さくらの里」を左下に見下ろしながら、簡易舗装道に入り三差路まで下る。

三差路の左(北東方向)は、「さくらの里」の中を貫く散策道である。なお、その先は行き止まりではあるけれども、槇道が付いており、植林地帯を通って牛池林道に出ることができる。とはいうものの、現在でも植林作業が行われている地域である。安易に踏み込むべきコースではない。

参考:2008年12月20日山行記

さくらの里~林道極楽寺線に至る

三差路を右(南西方向)に取り、舗装道をゆるやかに登ると小さな峠になっており、その先は今度はすこし下りとなる。この峠を横切って左右に分岐があり、それぞれ木段が登っている。

峠の右手(西向き)は、送電鉄塔管理道で鉄塔の先は行き止まりである。左手(東向き)は、蛇の池~牛池の間の小尾根を通って、極楽寺山693mに至る自然探勝路である(今日の帰り道では、ここを逆方向に歩くことになる)。参考:2008年12月20日山行記

さて、峠から舗装道を緩やかに下ると、林道極楽寺線(極楽寺方面自動車道)入口ゲートに至る。

自然探勝路(林道よりも海側部分)を行く

林道極楽寺線に入りわずか左(極楽寺山方面)へ行くと、自然探勝路があり右折して谷を下る。途中で木橋があり、左岸から右岸に渡る。尾根を右手にして下ると三差路があり、右折して展望東屋(標高510m台)に登りつく。

海側に展望があり、それ以外でも、蛇の池の向こう側(自然探勝路、690m・・・極楽寺山693m)が見えているようである。

大黒神島、宮島(弥山、駒ヶ林、岩船岳)から船倉山~大野権現山、野貝原山が大きい。わずかに霞んで見えるが、見通しはかなり良い。大黒神島と宮島の間には柱島と思われる島が見えており、そのはるか上に山並がある。

岩船岳の上に、周防大島(嵩岳~嘉納山~文殊山)が見えているが、そのさらに上に山並がある。四国が見えていることは間違いない。船倉山の左奥には、経小屋山が重なっている。極楽寺661mからの展望が楽しみである。

三差路まで引き返し、右手すぐの木橋で沢を右岸から左岸に渡り、沢沿いを南向きにさらに下る。沢音が聞こえてくるころ、正面に巣丸の滝分岐を分け、左折して東向きの谷に入る。左手に尾根があり、右手に沢音が大きい。地形図を見ると、こちらの谷の方が大きくなっている。

なお、最近GPSを少し使っている。とはいっても、現場では何の役にも立てていない。GPS軌跡を帰宅後に確認するといったいいかげんな使い方をしているからである。そのなかで、ここの三差路の下流部では、GPSの軌跡が地形図谷底(沢筋)右岸を下っている(実際は左岸を下っている)のを発見した。谷底の樹林帯では軌跡にこれくらいの狂いは生ずることがあるのかもしれない。

それはともかく、しばらく東向きに登り、天然製生凍豆腐の跡分岐で右折して、木橋で沢を渡る。尾根に取り付き急な木段を登る。一段ごとの段差が大きく、雪を踏んで登るのは少し神経を使う。

登りついて平坦な尾根に乗り、南東の方角にある展望東屋(標高660m台)を目差す。展望所からは海側に展望が少しある。ただし、樹木に阻まれるため、それ程のものではない。

第二駐車場~極楽寺661m、展望を楽しむ

第二駐車場(修行大師像、極楽寺山頂693m下)まで下り、極楽寺山693mに登ることなく、すぐに極楽寺661m(極楽寺本堂の南側展望東屋)に向かう。はたして展望や、如何に。

四国までまだ見えている。少しじっくり観察しようかな、と思っていると、石鎚山、黒森山、笹ヶ峰など四国の山々の名前が聞こえる。東屋で地面に地図を広げて、ベテランさんが解説をしている声である。

地図は、20万分1地形図を10数枚張り合わせて作ったすぐれものである。地図上には、ポイントとなる山名と見通し線が縦横に引かれている。これは楽しいだろうな。四国まで実際に足を延ばして楽しんでいらっしゃるようである。

さて、宮島左奥の一番上の山並は、佐田岬半島でいいかと聞くと、佐田岬半島は宮島の右奥になるはずだから、ここからは見えない(宮島の右奥は、手前樹木に隠れている)という。二人でストックを当てて確認したので、その場は一応納得したのだが。家に帰ってから確認すると・・・

極楽寺山(カシミール展望図)Akimasa.Netには、次のようにまとめている。(いつも、せっかくの展望図を携行しない悪い癖が裏目に出てしまった)

2003年05月17日山行記の一部として:
宮島の左奥に大黒神島、小黒神島がある。それらのずっと後に、佐田岬半島(壷神山~出石山812m~銅が鳴766.8m三角点~大峰~石神山)や宇和島の山々(高月山、三本杭、鬼ヶ城山)が見えるという。そして、その手前に、周防大島(鯛峰~大見山~佐連山~白木山~嵩岳~嘉納山~文殊山~飯の山)があり、宮島の後を走っている。ただし、岩船岳より西は立ち木に阻まれるようである。(霞む天気でよく確認できない)

今日見た山を確認すると、以下のとおりになる。

灰ヶ峰の右懐奥、豊島
休山~三峰山の上に山並、四国の山々
古鷹山のはるか上に山並、左奥の石鎚山も当然見えているはず
倉橋火山の右奥、中島、
倉橋、能美島の上に山並、四国の山々
小黒神島の奥に、柱島など、
柱島のわずか奥には、周防大島が延びてきている
左奥の鯛峰までは同定できない、しかし、それより奥にも山並
大黒神島の右奥は、やはり佐田岬半島(壷神山)
その右(柱島の奥)は、宇和島の山々(高月山、三本杭、鬼ヶ城山)か
大水無瀬島(三角錐)、その後にも山並、完全に佐田岬半島(出石山812m~銅が鳴766.8m三角点)である
弥山~駒ヶ林の上にも山並?、完全に佐田岬半島(大峰~石神山である
松山はどこ?

極楽寺661mから極楽寺山693m、自然探勝路~さくらの里~アルカディア・ビレッジ

極楽寺661mから第二駐車場まで引き返し、極楽寺山693mのトラバース道を使って山頂に立つ。極楽寺山の西斜面をトラバース道が通っており、その途中でちょっとした峠になっている地点から山頂に向かった。

ここでまたGPSである。極楽寺山693mの位置が、GPS軌跡と地形図とでどうしても合わないのである。どういうことかというと、極楽寺山山頂を南北に走る登山道が693mピークの上を走ってくれないのである。

実際の登山道は、ピークを通っているはずである。それにもかかわらず、GPS軌跡は、ピークのわずかながら西側で、地形図ではちょうど690m等高線を表わす位置を走っている。そのGPS軌跡は、日を変えて何回か取得したものが全てほとんど同じである。山頂部広場(東屋)の東側にもう少し高いピークがあっただろうか。いずれにしても、今後の課題である。

阿弥陀山の左奥に、雪の十方山~前三つ倉を見る。大峯山の右下は、北大峯山であろう。すると、その真後ろの吉和冠山は見えていないのか。

ここからの展望は簡単にすませて、極楽寺山693m北側の木段を下る。そして、自然探勝路を通って蛇の池~牛池の間の小尾根を行き、林道極楽寺線から「さくらの里」に至る簡易舗装道に降り立った。これで、今日は自然探勝路を反時計回りで一周したといってよいだろう。

後は、簡易舗装道を右折して「さくらの里」に至り、左折して山に入る。そして、雪の付いた急な木段を慎重に下り、最後に左手に回りこんで(登りは右手から来た)アルカディア・ビレッジに帰り着いた。

最大約15cmの雪を踏みしめ、ゆったりとした歩きを楽しむことができて満足。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース

  • Akimasa Net(2016年02月06日)山行記
    観音コース~極楽寺山~平良コース途中~速谷コース
    (出発:中地上バス停(JR五日市駅―山陽本線)、帰着:速谷神社前バス停(広電廿日市市役所前(平良)―広島電鉄宮島線)
    注:速谷コースはその後放棄。

広島湾岸トレイルの周辺を歩く