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平良コース~極楽寺山~縦走路(663m、617m)~中国自然歩道~荒谷林道~大杉橋
(出発:JR廿日市駅、帰着:川坂バス停-山陽自動車道下)
2004年12月18日(土)、単独
このページの目次です
はじめに
極楽寺山の大動脈走破を目差す。すなわち、平良コースで山頂部(661m、693m)に至り、さらに北の663m、617mを通過して中国自然歩道に下り、荒谷林道経由で魚切ダムをめざす。途中では、左右から登ってくる枝道を確認しながら進む。
魚切ダム手前の大杉橋(荒谷川)で、ダム(上流部)へ至るルートを見失う。「広島市の山を歩く(上巻)」を改めて確認すると、“開放型堰堤のパイプの間をすり抜けて行く”らしい。今日は深く検討することなく、あっさりと下河内方面に下る(逃げる)。
注釈(2019/05/06)
- 倉重コース:従来から、倉重谷コースとしていたコース名を改めることにする。
- 小畠コース:従来から、倉重尾根コースとしていたコース名を改めることにする。
(さらに、小畠1,2,3に細分化する)- 小畠99コース:従来から、倉重”新”谷コースとしていたコース名を改めることにする。
それぞれのコースを区別しやすくするためである。
- 極楽寺山の北側尾根縦走路:極楽寺山から北向きに、663m峰(旧陸軍省標石有り)~倉重下山口~(小畠99下山口~小畠下山口・途中から小畠1,2,3に別れて下る)~617m峰(旧陸軍省標石有り)~大杉集落まで尾根筋を歩くことができる。なお、617m峰のことを小畠山(小畑山)と称するようである。
- 中国自然歩道:倉重登山口から縦走路尾根の東面を北向きに行く。
- 牛池林道:縦走路尾根の西側に並行している。
- 倉重コース:佐伯運動公園上の倉重登山口からごく大まかには西向きに登り、極楽寺山の北側尾根縦走路(倉重下山口)に乗る。尾根を左手(南向き)に行くと、663m峰(旧陸軍省標石有り)を越えて極楽寺山に達する。
- 小畠コース:617m峰のやや南側(縦走路)から、縦走路尾根の東面を下る(途中から、小畠1,2,3に別れて下る)。送電線鉄塔管理道や槇道などが複雑に絡み合いながら分岐している。最後は、倉重コースあるいは中国自然歩道に合流する。
- 小畠99コース:倉重下山口の北側(縦走路)から、縦走路尾根の東面を下る。超急坂である。倉重コース途中で合流する。お薦めできない。
なお、各ページ本文の書換えは完璧ではない。
今日のコース&コースタイム
JR廿日市8:10-西広島バイパス8:23、8:25-登山口8:29-鉄塔8:48-広島自動車道8:50-(宮島サービスエリアからの道あり)-左・展望地8:54、9:01-19丁9:08-20丁(あと60分)9:13-速谷神社方面分岐(廃道)9:17-22丁9:20-23丁(右に振る)9:22、9:26-24丁(あと40分)9:28-岩場9:33-26丁(地蔵様)9:34-27丁9:37-518.6m三角点9:42-29丁9:45-原分岐9:50-35丁9:58-仁王門(36丁、五日市分岐)10:01-極楽寺(661m)10:05、10:10-(一願堂)-極楽寺山(693m)10:19、10:26-気象観測装置10:30-魚切ダム方面入口10:31-コブ10:37-コブ10:42-663m10:44-陸軍省標石10:46-小コブ10:48-鞍部(観音分岐)10:53-(土塁)-林道10:54-右手斜め前入る10:57-鞍部(倉重分岐)11:03、11:06-送電鉄塔11:08、11:10-小コブ11:15-コブ11:19-600m台11:22、急下る、次のピーク60度-610m台11:27-617m11:32、11:34-鉄塔11:37、12:13-617m戻る12:14-送電鉄塔そば12:18-中国自然歩道12:55-617m取り付き口13:13、13:26-荒谷林道13:32-標識13:42-大杉橋(荒谷川)13:52、13:58-バス通り14:30-川坂バス停14:36
JR廿日市(19分)登山口(21分)広島自動車道(23分)20丁(29分)三角点(8分)原分岐(11分)仁王門下、五日市分岐(4分)極楽寺
小計1時間55分
極楽寺(9分)極楽寺山(16分)663m(11分)観音分岐(10分)倉重分岐(26分)617m
小計1時間22分(途中休憩を加える)
そのまま鉄塔まで足を延ばす
小計4分(往復の時間、昼食36分を除く)
617m(41分)中国自然歩道(18分)617m取り付き口
小計59分(参考、通常の下山道を行けば20分少々)
617m取り付き口(6分)荒谷林道(20分)大杉橋(38分)川坂バス停
小計1時間10分(大杉橋探索6分を含む)
総合計5時間50分
(上記以外の全ての休憩20分を加える、昼食36分は除く)
平良コースを登る
西広島バイパスを平良第3号トンネルでくぐる。トンネル入口には標識がある。「瀬戸内海国立公園極楽寺山登山口、これより北200m右山道を上る、頂上まで徒歩120分 」
塹壕のように掘れた登山道を入りしばらく行くと、道が少し平坦になり、右手に鈴ヶ峰が見え、やがて正面に山頂部を見るようになる。登山道はこのように急坂と平坦部の繰り返しで、時々降り返っては瀬戸内側の展望を楽しみながら登る。ただし今日の霞む天気で見えるのは、鈴ヶ峰、似島、宮島、経小屋山程度だ。
ちょっとした展望地が登山道をわずか左手に入った所にある。眼下には宮島サービスエリア(広島自動車道)が見えている。そこからこの登山道に向けて道が1本ついており、展望地の少し下で合流している。
平良コース登山道は極楽寺表参道である。道には20丁などと刻まれた石柱が、適度な間隔を置いて極楽寺下の仁王門(36丁)まで配置してある。20丁の所には"あと60分"という標識もある。
20丁を越えてしばらく行った地点に、速谷神社方面分岐がある。りっぱな石柱(右速谷神社、左廿日市町)が建っているが、廃道ぎみである。「極楽寺百回登山・百回参拝」登山ルートでも全く記載はない。(後日追記:2005年になって調査をしたようだ)
三角点手前の岩場が続く辺りが一番つらい。26丁地蔵様あたりで展望を楽しんで一息入れるのがよかろう。三角点を過ぎると、登山道はやや平坦になり少し楽になる。
原からの道を合わせて、613mを右から巻いて平坦な道が続く。原コース取り付き口は、国道433号線長野ループの少し上にある。いきなり104段の急なコンクリート階段になっており、随分前に空荷(運動靴)で登ったにもかかわらず、ばてた思い出がある。
さて、今日は最後に少し登り気味でがんばると、仁王門下で五日市町からの道と合流する。2003年05月17日(土)には、このコースを下から登っている。
極楽寺山頂部
仁王門をくぐって、石段を駆け上れば極楽寺(展望台)である。一週間前よりも霞んでおり、宮島、阿多田島辺りが見える程度。なお、鈴ヶ峰が樹間に確認できた。
極楽寺本堂右手前の阿弥陀堂裏に、観音コース下山口がある。標識はなにもない。2004年12月12日(日)には、このコースをゴルフ場北側から登った。
一願堂を通って直接極楽寺山693mに至る道は通行止めとなっている。近年の台風、集中豪雨で痛んだ区域の養生をしているということだろう。わざわざロープの下をくぐっていくこともなかろう。一願堂見学の後、一旦駐車場まで行き、そこから木段を登って山頂に至る。
山頂からは、憩いの森(蛇の池)方面すぐ後の山が見えるのみ。かなり霞んでいる。
極楽寺山~魚切ダム方面入口から縦走路に入る
山頂から北の方角に木段を下る。左手管理棟への鞍部をまっすぐ行き、気象観測装置のあるコブを過ぎて、また少し膨らんだところがある。蛇の池(左手)に下る鞍部の少し手前の地点だ。
ここが魚切ダム方面入口になる。ただし、標識はまったくない。2001年03月24日(土)にはあった小さな標識を、同じく2001年の5月1日、5月4日には確認できなかったように記憶している。
陸軍省標石(663m、617m)に向かう
魚切ダム方面入口を右手に入って陸軍省標石(663m、617m)に向かう。このコースに向かうのは、2001年の3回、2004年12月12日(日)に続いて5回目だ。所々に倒木がある。しかしそれらを避けて迂回するルート上の木々に、ピンクのテープが新たに巻きつけてありそれに従う。(2004年12月25日(土)にも通った)
陸軍省標石663m
陸軍省標石663mのある位置は、663mピークよりもやや北側で、その先が急下る手前である。陸軍省標石663mからヒノキ植林の中を急下って、610m台鞍部に至る。
610m台鞍部(観音北コース下り口)
610m台鞍部の分岐にある標識には、「極楽寺方面-観音台」、小さく上向き↑で林道、右向き→で魚切 、と付け加えてある。よく見ると、足元には“左・植物公園”という小さな標識もある。
右分岐(観音北コース)は、578.2m三角点を経由して下るルートで、2004年12月12日(日)に ここを下ったことがある(山陽自動車道の少し上で、12月12日当日の登山口である観音コース登山口と合流する)。なお、二万五千分1地形図記載の沢に向かうコースは確認できなかった。
観音北(三角点)コース分岐にある標識で、“観音台”の脇に小さく“魚切”(右向き→)とあるのは間違いだ。魚切ダム方面に至るには、左折して土塁を通り、一旦牛池林道 (水苔の池そば)に出る以外に道はない。
一旦牛池林道に出て、すぐに縦走路尾根に戻る
牛池林道に出て右手にしばらく行き(2分程度)、右斜め前で再び山道に入る。標識はない。2001年(3月1回、5月2回)には”植物公園入口”という小さな標識があったと記憶している。 なお、牛池林道を左へ行くと、水苔の池~牛池に至る。
560m台鞍部(倉重谷コース下り口)
林道から再び山道に入った後、牛池林道と平行して走る尾根で、コブを一つ越えてすぐ鞍部(560m台)に至る。そこに標識があり、まっすぐ稜線上は”大杉”となっている。それとクロスして道がある。右手・倉重谷コース、左手・牛池林道だ。
倉重谷コース下山口から左手前方を見ると、谷が落ち込んで登山道が崩落しているのが分かる。2001年03月24日(土)には、この倉重“谷”コースを佐伯運動公園まで下った。台風、集中豪雨でかなり荒れており、少々危険を伴うコースだとその時は感じた。
(参考:2004年12月23日(木)、再度このコースを下る。2箇所ほど谷側が崩落していたが、注意して通過するのに何の差しさわりもなかった。)
なお、今日のコースでは、観音北コース分岐から一旦牛池林道に出て、すぐに再び山道に入っている。そうではなくて、再び山道に入ることなく、そのまま林道を北に向けて少し下ってきてもよい(6分程度)。
そして、林道が大きく左(北西)に向きを変える地点で、分岐を右折すれば倉重谷コース下山口に至ることができる。林道から約1分程度だ。(参考:2004年12月25日(土)山行記)
今日は倉重谷コース下山口から、さらに北をめざして尾根を行く。少し登ると送電鉄塔がある。鈴ヶ峰~大茶臼山~火山~武田山縦走路をみる。
600m台コブ(倉重の新しい谷コース下り口)
600m台のコブに至る。標識には「極楽寺-魚切ダム」
下山道入口の電力会社標識(黄色)に、運動公園↓と書き加えてある
(参考:2004年12月25日(土)に下った)
610m台コブ(倉重尾根コース下り口)
610m台のコブに至る。標識には「極楽寺-大杉」、真ん中に小さく運動公園↓とある(参考:2004年12月23日(木)、2004年12月25日(土)連続して登った)
陸軍省標石617m
617mにも陸軍省標石を確認する。道標はピークを北にほんの少し下った地点にある。そこには「極楽寺-下河内」、真ん中に小さく運動公園。
下河内に至るには、ここから中国自然歩道まで下り、荒谷林道経由で大きく北から回りこんで荒谷川に至り、川に沿って下る。今日2004年12月18日(土)は、荒谷川まで至って逆にさかのぼり、魚切ダム方面をめざす、予定だった。
617m北東尾根を中国自然歩道まで下る
昼食後、予定通り617mから下山にかかる。少し下って送電鉄塔がありその右側を、赤テープをはずさないように下ったつもりだった。しかし、途中で道がなくなってしまう。右に振れすぎているようだ。しかたがないので、そのまま少しづつ左へ振りながらずり落ちる。 (参考:2004年12月23日(木)、きちんと登ってこの登山道について考察した)
617mから中国自然歩道まで、ブッシュを押し切って下る。41も分かかった。さらに、そこから617m取り付き口まで戻るため、自然歩道を魚切ダム方面に向けて北西に18分歩いた。617m~取り付き口で合計59分かかったことになる。(参考:2001年05月04日(金)には、617mから取り付き口まで21分で下っている)
中国自然歩道~荒谷林道(大杉橋)~下河内へ下る
617mから稜線を西に進むと送電鉄塔がある。下山する前に寄り道をしてそこで昼食をとった。少し霞がとれて、大峯山~阿弥陀山、東郷山、窓ヶ山~向山、武田山~火山~大茶臼山が美しい。残念ながらそれより後までははっきりしない。はるか下に見えているのは、中国自然歩道あるいは荒谷林道だろう。
2001年05月01日(火)には、この送電鉄塔からさらに先に進んで、右・河内方面とあるところを左折して林道へおりてしまい、後畑集落を通って白河上バス停(窓ケ山登山口)に至った。
中国自然歩道を617m取り付きから西に行くと、荒谷林道(セメント道路)にぶつかる。そこから荒谷林道を左に上ると大杉集落だ。今日は林道を北北東に下る。途中、窓ヶ山が前方に大きく、標識には”旧河内峠2.1km”とある。大杉橋から先はあまり気乗りがしなくなり、荒谷川にそって右手の下河内へ下った。
後日注
ほんとうのところは、その先のルートがよく分からなかったため、やむなくそこから下山している(本ページ最初の部分参照)
参考山行記
広島湾岸トレイル・モデルコース
- Akimasa Net(2016年02月06日)山行記
観音コース~極楽寺山~平良コース途中~速谷コース
(出発:中地上バス停(JR五日市駅―山陽本線)、帰着:速谷神社前バス停(広電廿日市市役所前(平良)―広島電鉄宮島線)
注:速谷コースはその後放棄。