2003年11月08日

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クマン岳~古鷹山
(出発:切串港、帰着:小用港)

2003年11月08日(土)、単独

このページの目次です

はじめに

既登の主な山で展望図を描いていない山が当面の狙い。窓の外を見れば安芸小富士がかすんでいる。どこに出かけても見通しは全く期待できそうにない。久しぶりに船に乗ってみることにする。”学びの館”では「真継不二夫・美沙親娘の写真展」中国新聞(2003年11月7日付け)が開催されているという。

今日のコース&コースタイム

切串港9:39-林道登山口10:16-稜線上10:52、10:56-大岩11:03-320m台ピーク11:09-鞍部11:18-小ピーク11:20-350m台ピーク11:29-岩場11:30-(350m台ピーク)-クマン岳12:03、12:12-岩場12:26-鞍部12:31-小ピーク12:33-林道12:36、12:38-小ピーク12:45-小ピーク12:51-361mピーク12:53-小ピーク12:58-鞍部13:00-古鷹山13:10、14:07-奥小路下山口14:14-奥小路分岐14:39-車道14:45-学びの館14:57、15:20-小用港15:38

  • 切串港(37分)林道登山口(36分)稜線上(1時間13分)クマン岳
    小計2時間24分
  • クマン岳(24分)林道(32分)古鷹山
    小計58分(休憩を含む)
  • 古鷹山(50分)学びの館(18分)小用港
    小計1時間08分
  • 総合計4時間39分
    (古鷹山昼食、学びの館見学の合計1時間20分を除く)

クマン岳

クマン岳登山口は、長谷川をさかのぼり、お寺のマークの北側の道を真っ直ぐ西へ行って、車道が山腹に沿って南に行くところを分けて、さらに西へ真っ直ぐ登る位置にある。

というつもりで歩いていたら、お寺より南にある道を登ってしまった。車道に出てから車道を北へ引き返す。ロスタイム10分程度か。

いよいよ登山道にかかる。ほとんど人が歩かないような道であるが、赤テープはついている。足元から腰まで羊歯で覆われた道を行く。踏み跡を踏み外して谷に落ちないよう気をつけて上を目差す。

ほんとうにこの道であっているのかどうか、分からずに登っているものだから神経が疲れてしまう。途中でリンドウの小群落があり驚く。やけに背の高いのがあったりするが、リンドウで間違いないはずだ。

稜線に着くとしっかりとした道が付いており少し安心をする。右手277mピークとの鞍部のはずだ。しかしながら、道が付いているとはいっても、ここもあまり人は歩いていない。ブッシュ気味の道を押し進む。

しばらく行った大岩で振り返ると、277mピークの後に峠島の頭がちょうど重なっているようである。350m台ピーク先の岩場から初めてクマン岳をみる。クマン岳手前には時期(9月~10月)遅れのコウヤボウキ?

古鷹山

クマン岳の少し先でやっと古鷹山を望む。左手海に大麗女島、小麗女島(呉)が見える。

一旦林道(車道)に下りて、古鷹山を目差す。登山口は、クマン岳から下りてきた林道をほんの少し右に行ったところにある。その少し先にあるスピーカーがピヨピヨと繰り返す。「みんなの憩いの場所を一人一人がきれいにしましょう。美しい環境を守るのはあなたです」。

林道側から古鷹山を目差すコースは、あまり人が歩かないのであろうか、少し荒れている。アップダウンを繰り返し、最後の岩場を登れば古鷹山山頂である。途中で足元に大きな黄色い花をみる。ツワブキに良く似るが、葉の回りが6~7箇所わずかに角をつくっている。

頂上での天気は良いがかなり霞んでいる。気温は高め、最初から最後まで汗が吹き出る。林道(車道)あたりからパンパンという音がしていたのは、海上自衛隊の運動会のようである。どこでやっているのだろうと双眼鏡でのぞくが見つからない。時々湧き上がる大歓声を聞きながら下山する。アキノキリンソウに良く似た花はなんという花だろう。

奥小路下山道を下る

奥小路分岐を真っ直ぐ行ってすぐに左折する。みかん畑でミカンを収穫しているご老人に会う。今日山道で会ったたった一人のヒトである。しばらく行くと、たくさんのミカンが木の下に落ちている。 ミカン畑は急坂である。ミカン畑から下の方の車道にもたくさんのミカンが転がり落ちている。

適当に見当をつけて「江田島市 学びの館」に向かう。真継不二夫・美沙親娘の写真展をみる。テーマは、「父から娘(こ)へ撮り継がれた江田島・呉-海の防人の青春群像- 」である。海軍兵学校生徒の端正な顔立ちが美しい。