2003年07月12日

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日野山、往復
(出発帰着:中山峠付近)

2003年07月12日(土)、単独

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今日のコースタイム

登山口駐車場(28分)日山城址(27分)日野山頂上、本丸跡
 小計1時間02分(休憩を含む)
日野山頂上(19分)日山城址(20分)登山口
 小計39分
総合計1時間41分(頂上での休憩36分を除く)

登山口11:27-日山城址11:55、12:02-展望12:08-姫路が丸(小ピーク)12:13-二の丸跡12:22-館跡(小ピーク)12:24-本丸跡(頂上)12:29、13:05-日山城址13:24-沢合流13:30-登山口13:44

この土日も天気予報は雨(確率50%以上)であった。しかし金曜日夜、防災情報提供センターHPを見れば、雨雲は瀬戸内より南側にかかっている。もしかしたら、県北部ならば行けるかもしれない。朝、降水量推移を確認すると何とかなりそうである。前から気になっていた城山に行ってみることにする。

国道261号線から中に入ると、左手の棚田に稲が青々と育っている。200mくらい入ったところに駐車場がある。ドクダミの小群落。道はやがて未舗装の林道となり、左手植林、右手自然林が続く。

まずは小さな沢沿いに行く。幾度か渡渉を繰り返しながら登る。岩場が多く滑らないように気をつける。水の中に薄茶色の大きなカエル。道はやがて沢から分かれて右手に上り尾根に出る。

少し行くと日山城址である。「ひろしま百山」では「中城跡」となっている地点で、右手の平坦な部分に踏み込むと土塁の遺構がある。すこし上で道からはずれたところにササユリが一輪。

振り返れば展望、雉子の目山が見える。「大門の原」という平坦部を過ぎると小ピーク、姫が城である。この前後から頂上まではササが足元を覆う。霧に巻かれると方向感覚を失うかもしれない。

平らな草地に出る。「池の段」といい、オオカニコウモリが群生している。正面の「中の丸」、左手の「二の丸」が少し高くなっており、それらに囲まれるような地形である。なお、右手直下の「一升水(城中の命水」は今でも染み出ているという。

館跡(小ピーク)に「史跡吉川氏館跡、基準点NO.8」の小さな標石が埋まっている。真ん中に十字が切ってあるので、東西南北を示すのかと考えて方位を測ると10度位東にずれている。ただし、コンパスをその上に置くと北針がほぼ同じ方角を示した。磁性を帯びているようである。

頂上からの展望を期待したが雑木が再び生長しておりがっかりする。胸までのススキを掻き分けながらあちこち移動してみるが満足な結果は得られなかった。オカトラノオが一面に咲いている。

落ち着いて食事をする場所もないので元来た道を引き返す。途中で沢沿いの道という標識があったので少し覗いてみたが、よく分からなかったので冒険はしなかった。山道では誰一人会わなかった。

登山口棚田の向こうに白い花がたくさん咲いている。近づいてみると地面にもいっぱい花が落ちている。直径5~6cmくらいありそうである。木肌をみればリョウブによく似た美しい薄茶色の斑が入っている。ナツツバキの大木である。 棚田休耕田の水溜りには多数のオタマジャクシ。行き帰りの車道ではネムノキの花を見る。