このページの目次です
はじめに
– 巻頭言 細見谷の自然-特異な渓畔林植生とその価値 河野昭一 P.1
– 口絵写真
– 細見谷渓畔林 pp.3-4
– 十方山林道を彩る植物 2002年夏 pp.5-6
第一部 細見谷学術調査報告書(2002年)
– 広島県・細見谷南西部地域の地質 古川耕三・宮本隆實 pp.8-10
– 調査報告 細見谷渓谷の渓畔林植物相と群落 河野昭一・米澤信道 pp.11-27
1.広島県十方山林道(戸河内町二軒小屋~吉和村吉和西間)の植物相
附表、広島県十方山林道(二軒小屋~吉和西間)植物目録
2.細見谷の渓畔林群落
附表、細見谷上流部・渓畔林群落調査結果(細見谷渓畔林の組成表1~5)
– 大地はまもられるのか-特定植物群落の「選定」問題 原哲之 pp.28-29
– 十方山林道の伏流水の水位及び細見谷に流入する伏流水・湧水の水温測定
―十方山林道の舗装化が渓畔林に及ぼす影響評価―
中根周歩・田上公一郎 pp.30-32
– 十方山林道と小型サンショウウオ 原哲之 pp.33-40
– 十方山林道とその周辺の昆虫について 齋藤譲一・原哲之 pp.40-43
– 十方山林道沿線で確認されたレッドリスト登載種について 原哲之 pp.44-45
第二部 細見谷の未来へ
– 「環境の世紀」の十方山林道 谷田二三・原哲之 pp.47-48
ついこなあだまで、わしらの川の源は、ふかあーふかあーブナの深山(みやま)じゃったんで
田中幾太郎さんにきく(「環・太田川」2001年9・10月号より抜粋) pp.49-52
– 「大規模林道」とは何か 藤原信 pp.53-54
– 大規模林道計画の凍結を求める 金井塚務 pp.55
– 自然を本当に活かした地域振興を―
十方山林道の未来への提言 中根周歩 pp.56-59
– 細見谷の未来へ 原戸祥次郎 pp.60
– 細見谷の未来へ 谷田二三 pp.61
第三部 細見谷は世界の宝
– 21世紀の地球はどこへ行くか
北半球における生物多様性の宝庫―ブナの森の行く末を占う― 河野昭一 pp.63-76
(2002年5月26日の吉和村福祉センターにおける講演記録に加筆。なお翌5月27日は、十方山林道にて現地観察会に参加)
– 口絵写真、その他
— 2002年細見谷学術調査報告関連写真 pp.77-80
— 2002年細見谷学術調査(小型サンショウウオ調査・植物調査)参加者名簿
執筆者一覧(掲載順・プロフィールは2002年12月現在)
河野 昭一
1936年生まれ。カナダ・モントリオール大学Ph.D。京都大学名誉教授。国際自然保護連合(IUCN)生態系保全委員会委員、日本生物多様性防衛ネットワーク代表委員、大規模林道問題全国ネットワーク代表委員。
米澤 信道
1948年生まれ。京都成安高等学校教諭。日本生物多様性防衛ネットワーク事務局長。京都御苑タシロラン保護監視員。京都府片波川源流域、福井県敦賀市中池見湿地の学術調査に参加。
原 哲之
1964年生まれ。農学修士。森と水と土を考える会・会員。
中根 周歩
1947年生まれ。理学博士。広島大学大学院生物圏科学研究科環境循環予測論講座教授。日本生態学会幹事長。
田上公一郎
1935年生まれ。広島大学大学院生物圏科学研究科博士後期課程に所属。
古川 耕三
1947年生まれ。崇徳高等学校教諭。
宮本 隆實
1947年生まれ。理学博士。広島大学大学院理学研究科地球惑星システム学講座助教授。
斎藤 譲一
1949年生まれ。
谷田 二三
1947年生まれ。吉和の自然を考える会・代表。
藤原 信
1931年生まれ。農学博士。宇都宮大学名誉教授。大規模林道問題全国ネットワーク代表委員。
金井塚 務
1951年生まれ。宮島自然史研究会会長。広島県第二次RDB検討委員会委員(哺乳類)。ツキノワグマ保護管理計画策定事業検討委員。
原戸祥次郎
1950年生まれ。森と水と土を考える会・代表。環瀬戸内海会議・副代表。
奥付
– 発行日 2002年12月25日
– 森と水と土を考える会(原戸祥次郎代表)
– 日本生物多様性防衛ネットワーク(BIDEN)(河野昭一代表委員)
– 吉和の自然を考える会(谷田二三代表)