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竹林寺篁山
(出発:JR入野駅、帰着:JR河内駅―山陽本線)
2004年04月18日(日)、単独
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はじめに
2004年04月18日(日)、単独
竹林寺篁山
(出発JR入野、帰着JR河内-山陽本線)
家の前のケヤキ(植栽)がこの一週間で新しい葉をほぼ出し切った。周りの山の端を見ても箒の先のような殺風景な景色はもうない。薄茶色や薄緑の新緑が美しい。ツツジ咲く参道を超スローペースで歩いてみた。
今日のコースタイム:
JR入野(39分)篁山荘(18分)姫路瀧(28分)城跡分岐(6分)仁王門
小計1時間31分
鐘楼、篁山山頂、竹林寺境内散策
小計19分(展望時間、昼食時間を合わせて40分除く)
仁王門(42分)駐車場(43分)河内駅分岐(24分)JR河内
小計1時間49分
総合計3時間39分
JR入野11:14-団地入口11:35、11:45-篁山荘11:53-ため池12:04-姫路瀧12:11-松ヶ嶽城跡分岐12:39-仁王門12:45-鐘楼12:51、13:15-篁山山頂、竹林寺境内-仁王門13:25、13:44-(車道)-展望場所13:59-駐車場14:26-中間点15:00-河内駅分岐15:09-民家15:17-JR河内15:33
駅から南側の団地をめざして車道を上がる。道路脇にスミレ類の群落あり。草を刈り取った後に生えてきたようだ。適度に人の手が入った環境が適するようである。この後も幾種類かのスミレをみる。例によって、”植物図鑑・撮れたてドットコム”植物写真家いがりまさし作(ひろしま百山リンク)を参考にしてみたが、きちんとした同定までには至らない。
車道脇のフジが満開である。フジは下山した側の出口にもあった。やや寸胴な花序はほぼ一斉に花開いている。つるが木に巻きついた様子を観察できた箇所では左巻きになっていた。ヤマフジということか。
広島女学院前のフジ棚や呉娑々宇山でもフジは満開である。昔はフジのツルは何かと利用されたものだが、現在では手付かずで放ったままになっており、山で見かける数が増えたようだともいわれている。
山道にかかるとツツジのピンクがきれいである。すでに花がほとんど散っているのはコバノミツバツツジであろうか。あちこちで咲く白い花はガマズミである。コバノガマズミでいいのだろう(”山渓ハンディ図鑑5”には色々解説が載っている)。
山道は途中で岩だらけの場所を行く。全体にあまり人工的な細工がしてなくて気持ちのよい道である。だいぶゆっくり歩いたつもりだが1時間30分余で仁王門下に着いた。
鐘楼からの展望は130度~210度くらいで90度もないくらいである。広島空港が見えるというのだが、角度からするとちょっと難しいようにも思える。霞んだ天気の上にほとんど土地勘がないのでどこまで見えているのかはっきりしなかった。
境内を散策する。古刹の雰囲気が漂う。八千代池にショウブ、カキツバタやハスの花咲く初夏のころは華やかになることだろう。車椅子のご老人を介護する家族連れなど人出は多い。
駅からずっと先行していた親子4人組が、仁王門から南の下大内原方面を目差して下っていった。広島空港からリムジンバスで帰るのだろうか。
帰りは河内駅方面へ車道をそのまま下った。途中に展望箇所があり、河内町方面がよくみえるという展望図が掲げてあるのだが、車が3台くらい占拠しており、さらに空いたスペースに大きな犬が繋がれていたので、景色を楽しむどころではなかった。
もう少し下ると左側の山裾の右に鷹ノ巣山、カンノ木山が見える場所がある。両山がうっすらと、しかしはっきり見えている。さらに右には板鍋山(鉄塔多数)も見えている。なかなか感じのいい場所である。車が一台止まって同じように展望を楽しんでいった。
駐車場からは左に折れて古い林道(舗装)を下る。新しい道ができてからはこちらを通る車はないようである。渓流・火の谷川に沿ってのんびり下る。両岸に黄金の花、ヤマブキが満開である。
ヤマフジ、ヤマブキ、コバノガマズミ、カキドオシ、タチツボスミレ、コバノミツバツツジ、ノジスミレ、キケマン、キランソウ、ヤマザクラなど
牧野富太郎は、キケマンは低地や海岸地方にはえるとしている。比婆科学は、広島県にほんとうのキケマンはないかもしれないという。キケマンに似たフウロケマンをよく見かける(果実で区別する)とも書いている。インターネットでは、九州の人たちがフウロケマンをアップしている率が高い(Google検索の上位)。なお牧野本にフウロケマンの項はない。