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堂床山~可部冠山、縦走
南原峡から登り、下りは西冠山から明神ダム経由
2002年04月27日(土)、単独
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はじめに
2002年04月27日(土)、単独
堂床山~可部冠山縦走
南原峡から登り、下りは西冠山から明神ダム経由
広島市最北部の山、可部冠山へ出かける。山頂では360度の展望が得られ大満足。今日のコースでは明神ダムを時計回りに一周する。二万五千分1地形図は、出発帰着点の「可部」、堂床山~可部冠山縦走では「飯室」、「琴谷」そして「佐々井」の3枚で合計4枚用意した。この4枚のそれぞれの四隅の一角のみが必要となるので、事前に地図を合成しておくべきであった。
今日のコースタイム:
第一明神橋(11分)加賀津の滝(1時間03分)道標(28分)堂床山
小計1時間42分
堂床山(1時間07分)西冠山(12分)可部冠山
小計1時間23分(休憩含む)
可部冠山(28分)可部峠、長助茶屋跡往復
可部冠山(13分)西冠山(36分)トンネル入口(32分)第一明神橋
小計1時間21分
総合計5時間10分(大休止以外の休憩をすべて含む)
駐車場8:20-第一明神橋8:23-加賀津の滝8:34-ササ出現9:01-道標9:37-堂床山山頂10:05、10:21-道標10:34-佐々井地図に交換11:00-西冠山11:28、11:32-可部冠山11:44、12:56-可部峠13:03、長助茶屋跡見学-可部冠山13:24-西冠山13:37-分岐13:50-林道13:55-冠山登山口標識14:09-車道トンネル入口14:13-加賀津の滝14:35-第一明神橋14:45
第一明神橋
南原ダムを過ぎ上南原橋を渡って左折、約200mで左手に第一明神橋がある。車一台がやっと通れる程度の橋を渡ったところに駐車場がある。しかし現在は工事中で、臨時の駐車スペースは、橋を渡らずアスファルト道をさらに約100m進んだところにある。
河東碧梧桐の句碑、加賀津の滝など
第一明神橋(標高約250m)から西に進むと河東碧梧桐の句碑がある。さらに第二明神橋を渡り直進すると加賀津の滝。滝の手前の急な石の階段、さらに赤い手すりの階段を上がる。登りきると平坦な道があり石采の滝に通じるという。堂床山への標識はこれを少し行ったところにあるのだろうか。今日はせっかちにも階段が終わった所の左手にある岩尾根(急登)にすぐに取り付いてしまう。
尾根筋では所々左右(後方)が展望できる。見えているのは備前坊山や可部冠山への縦走路であろうか。ネジキの芽吹きはまだか。ウグイスの谷渡りが長く響き渡る。
唐突に現れた道標(標高約650mくらい)の所で後ろを振り返る。東正面に備前坊山(90度)、その後、左右に山並が続く。南東の方角には白木山(140度)、その左肩に見え隠れして続いているのは金明山~鷹ノ巣山あたりだろうか。
注:方位はすべて磁北からの角度
道標からしばらく右へ巻き道を行く。ブナ、モミなど(自信ありません)の大木の疎林が続くが、「ひろしま百山」にいうイバラに悩まされることはない。下草が刈りとってあるからだろう。
堂床山
頂上は一等三角点として整備されており国土地理院の新しい標柱が立っている。しかし、展望は全くない。頂上から北(338度)と西(234度)に道がある。北側の急坂を下り冠山への縦走路に入る。なお、西は綾が谷へ通じる道である。
堂床山~西冠山
縦走路は最初ほぼ真北に向かう。標高差約200mを一気に下った後、685m、682mピークを含む小ピークをいくつか越えていく。その後大きく東へ振れて西冠山に至る。西冠山手前で右手に明神ダムが見え隠れしてくると、その向こうに堂床山と縦走路(前半部分)が望める地点がある。
可部冠山
可部冠山からは360度の展望が楽しめる。
まず左手奥は大掛山に至る稜線が美しい。正面左に備前坊山。その右奥には左から白木山、呉娑々宇山、絵下山と順番に折り重なりながら続く。
備前坊山の左後ろに多くの山が見える。鷹の巣山・カンノ木山を含む方角である。白木山の左肩にわずかにのぞいているのは安駄山だろうか。呉娑々宇山の左肩にもピークが一つのぞく。
白木山の右裾手前に高松山がすっぽりはまり込む。その右奥は太田川左岸の二ヶ城山、松笠山であろう。太田川の流れをはさんで阿武山。そしてその右手前に堂床山が大きい。
北は海見山、その右奥に猿喰山である。堂床山と海見山の間に佐伯郡北部から芸北にかけての山々がたくさん見える。見えるべき山はすべて見えているのだろう。
スケッチをしておこうと思ったが、余りに多くの山が連なっているのであきらめた。指標となる山がわからないので、前後左右の関係を整理して書けないのだ。もっともこれからはこれらの地域にも進出するつもりなので、そのうち少しはわかるようになるだろう。
なお、瀬戸内の島影もうっすらと見えているが、牛田山、黄金山あたりから向こうは霞んではっきりしない。
可部峠、長助茶屋跡
可部峠から長助茶屋跡を見学して戻る。
西冠山から南原峡へ下る
そして、西冠山から南原峡へ下る。わざわざ戻ってきたのは、冠山の展望がよいポイントがあるとガイドブックに書いてあったからである。そこを過ぎしばらく行くと、明神ダムの方角に支尾根がある。そして近道と書いた小さな標識があった。深いササの中を5分で林道(未舗装)に出る。
注:通常はもうしばらく主尾根を下って、石采の滝・加賀津の滝、南原峡への道標を見て舗装道路に下るのが正解であろう。
しばらく下ると舗装林道にぶつかる。左に下っていくとトンネル(通行止め)である。トンネルの右手に道がある。再び山道に入ってほっとする。沢沿いの道をどんどん下る。中国電力の管理道であろう。沢側に石を積んだりしてよく整備されている。
ただし、道なりに下ると最後の所で道が無くなり、がけを降りるようになる。下りきった所が加賀津の滝の下である。(途中で石采の滝に下りて向岸に渡る道はなかったような?)
朝通った道を逆にたどって、明神ダム一周レースの終了である。
全コースの至る所でミツバツツジの花びらが道に落ちていた。西冠山下山道で白い花びらが目の前に落ちてきた。道にもたくさん落ちている。見上げるとヤマザクラの花が少し残っていた。リョウブの葉(黄緑)も出ていた。新緑の中でオゾンを一杯吸い込む。
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