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「中国地方の山100選」中国新聞社(2005年)

若者であふれる山をめざして
(アマゾンレビュー、akimasa21、2005/9/6、一部改変)

中国新聞社の登山ガイドブックは、2005年(平成17年)に入り「中国地方の山100選」として装い新たに登場した。近年の高速道路網(そしてコンビニエンス・ストア)の発達によって、登山者の行動範囲は大いに広がっている。この本によって、中国地方の多様な山の魅力に、より多くの人々が接する機会が増えるであろう。

かつて山には若者があふれていた。中国新聞社の初めての登山ガイドブック「リュックかついで-広島の山歩き-」(絶版)が発売されたのは、今から25年前の 1980年(昭和55年秋)のことである。当時の「山屋-ヤマヤ」の雰囲気を色濃く残した記述もあり、今読み返してみても楽しい本となっている。

その後に続いた「ふるさとの山歩き-広島県と周辺の山々-」(正・続)の2冊セット(絶版)では、”家族で楽しめるルート”として、広島県を中心に近県の主な山を紹介している。この2冊を元に、広島の山に限定してまとめ直したのが、「ひろしま百山」1998年(平成10年刊、絶版)だった。そしてこの本は、今でも”中高年登山者のバイブル的存在”となっている。

若者からファミリーそして中高年と、シリーズ新版が出るたびに対象年齢が押し上げられている。年齢を重ねていくある特定の年代層(団塊の世代前後)に合わせて、本の内容(ルートの難易度など)が変わってきたといえるだろう。

もう一度、若者たちであふれる山を取り戻せないだろうか。この新版片手に、元気な中高年が息子(娘)や孫といっしょに山に行く機会が増えるならば、こんなに楽しいことはないだろう。(アマゾンレビューはここまで)

中国新聞社の登山ガイドブック

中国新聞社の登山ガイドブックが初めて発売されたのは、1980年(昭和55年秋)のことである。最初の本である「リュックかついで-広島の山歩き-」は、新聞連載記事をまとめたもので、(昭和)53年6月7日付の(中国新聞)朝刊レジャー面で一歩を踏みだした(あとがきの”おわりに”より)。

今読み返してみると、「山屋-ヤマヤ」の雰囲気を色濃く残した記述もあり、楽しい本となっている。 その後に続いた「ふるさとの山歩き-広島県と周辺の山々-」1992年(平成4年)、「続・ふるさとの山歩き-広島県と周辺の山々-」1994年(平成6年)のセットでは、”家族で楽しめるルート”として、広島県を中心に近県の主な山を紹介している。

これも新聞に掲載された記事をまとめたものである。平成2年6月1日付の中国新聞朝刊「くらし」面でスタート(毎週金曜日掲載)して、平成6年5月までの200回を超す記事を、前半(平成4年)と後半(平成6年)に分けて刊行した。

「ひろしま百山」1998年(平成10年)は、「ふるさとの山歩き」二冊セットを元に、広島の山に限定してまとめ直したものである。当Webでもそのリストに沿って山名を整理している。

なお、これまでのシリーズのすべてにわたって、広島県山岳連盟が大いに協力をしている。「ふるさとの山歩き」セットでは、監修:広島県山岳連盟、「ひろしま百山」では、著者:広島県山岳連盟となっている。

2005年に入り、中国新聞社の登山ガイドブックは、「中国地方の山100選」として、装い新たに登場した。中国地方五県の各山岳連盟・協会が、それぞれの県分として20座づつ紹介するスタイル(書き下ろし)をとっている。

”山の選定には、山容の品格、個性的な魅力のある山、地理的、生態的、文化的な特徴を観点として厳選”したという。近年の高速道路網の発達によって、人々の行動範囲は大いに広がっている。この本によって、中国地方の多様な山の魅力に、より多くの人々が接する機会が増えるであろう。

なお、今まで刊行のものは、シリーズ新版が出るたびに、旧版はその都度絶版となっている。したがって、「ひろしま百山」も今では絶版である。

私の本棚

  • リュックかついで、中国新聞社1980年(古書店にて)
  • 広島の山歩き「旅鳥」改訂版
     広島修道大学ワンダーフォーゲル部編および発行、1983年(古書店にて)
  • ふるさとの山歩き、中国新聞社1992年(古書店にて)
  • 続・ふるさとの山歩き、中国新聞社1994年(母より)
  • ひろしま百山、広島県山岳連盟著、中国新聞社1998年
  • 中国地方の山100選、中国5県の各山岳連盟・協会、中国新聞社2005年
  • 広島県百名山、中島篤巳著、葦書房1998年
  • イラストで歩く広島の山へ行こう
     清水正弘、眞田恭司、蒲田知美、南々社2001年
  • イラスト版、広島の里山を歩こう!
     清水正弘、蒲田知美、南々社2004年
  • 西中国山地(復刻版)、桑原良敏著、溪水社1997年
  • あさきた里山いちばん、安佐北区市民部2000年(次弟より、非売品)
  • 広島県の山(新・分県登山ガイド)、山と溪谷社2003年
  • 中国百名山、山と溪谷社2000年
  • 四国百名山、山と溪谷社2000年
  • 新版・九州百名山、山と溪谷社2002年
  • 牧野新日本植物図鑑第二十版、北隆館1970年
  • 野に咲く花、(山溪ハンディ図鑑1)、山と溪谷社1989年
  • 山に咲く花、(山溪ハンディ図鑑2)、山と溪谷社1996年
  • 樹に咲く花 -離弁花1-(山溪ハンディ図鑑3)、山と溪谷社2000年
  • 樹に咲く花 -離弁花2-(山溪ハンディ図鑑4)、山と溪谷社2000年
  • 樹に咲く花 -合弁花・単子葉・裸子植物-
     (山溪ハンディ図鑑5)、山と溪谷社2001年
  • 広島県の山野草 -春・初夏-
  • 広島県の山野草 -夏・秋-
     比婆科学教育振興会編、中国新聞社1994年(2冊とも)
  • 植物に寄生して50年、三上幸三著、博新館2002年
  • 宮島の植物誌 -サルと歩く原始林-、金井塚務著、東洋書店1998年
  • 葉による野生植物の検索図鑑、誠文堂新光社1998年
  • どんぐりの図鑑、伊藤ふくお著、トンボ出版2001年
  • ドングリと松ぼっくり、写真:平野隆久、文:片桐啓子
     森の休日2、山と渓谷社2001年
  • 葉で見わける樹木、林将之著、小学館2004年
  • 2万5千分の1 地図の読み方、平塚晶人著、小学館1998年
  • 道迷い遭難を防ぐ 最新読図術、村越真著、山と溪谷社2001年
  • 最新地形図入門、五百沢智也著、山と溪谷社1989年
  • 地図とコンパスの使い方、横山雄三著、成山堂書店2003年
  • カシミール3D入門 -山と風景を楽しむ地図ナビゲータ-
     杉本智彦著、実業之日本社2002年