2016年02月06日(土)、広島湾岸トレイル体験登山(宮島ルート)・第1回

広島湾岸トレイル
極楽寺山
観音コース~極楽寺山~平良コース途中~速谷コース
(出発:中地上バス停(JR五日市駅―山陽本線)、帰着:速谷神社前バス停(広電廿日市市役所前(平良)―広島電鉄宮島線)

20160206-114408.jpg

〈写真〉極楽寺本堂、11時44分

最終更新日:2017-04-07 (金) 16:05:54
a:948 昨日:1 今日:2

はじめに

広島湾岸トレイル(HWT)では、いよいよ鈴ヶ峰から宮島に向けて延伸コース(宮島コース)の体験登山が始まった。

まずは、鈴ヶ峰(八幡登山口)から極楽寺山である。その極楽寺山に登るのにどこから取り付くか、HWTでも様々な角度から検討されたようである。

当初の有力案は、佐伯運動公園から登る倉重コースだったようである。鈴ヶ峰(八幡登山口)から西へ少しばかり住宅地を歩けば山道に入ることができる。

倉重コースで山頂部尾根に乗り、旧陸軍省標石などを観察しながら、極楽寺山頂693mを経て極楽寺・展望台661mに至り、瀬戸内の多島美を堪能して平良コースを下るルートは悪くない。

しかし最終的には、佐伯運動公園よりもずっと南西側から取り付く観音コースと決まった。地元関係者のアドバイスも受け入れながら、昔からの参道である観音コースを選択したとのことである。

今日のコース&コースタイム

中地上バス停(10m前後?)9:22-石内川土手9:24、9:30-右岸へ9:36-大通り(右折)9:42-植物公園分岐(20m台)9:59-右折(70m台)10:13-公園(トイレ、160m台)10:27、10:35-山陽自動車道(200m台)10:40-観音登山口(250m前後)10:48、10:50-休憩(400m台)11:07、11:09-展望(450m前後)11:14、11:15-山頂部(660m台)11:42-展望台(661m)11:45、12:15-駐車場(階段下、650m台)12:20-右折12:22-極楽寺山693m12:24、12:27-駐車場(階段下、650m台)12:30-展望台横12:34-仁王門12:38-仁王門下(右折、620m台)12:39、12:40-613m横12:47-原コース分岐(570m台)12:51-518.4m三角点12:57-展望岩(460m前後)13:05、13:07-速谷神社分岐(330m台)13:18、13:19-267m西側13:32-速谷登山口(170m台)13:44、13:49-山陽自動車道(80m台)14:01-バス停(70m台)14:10(250m前後)10:48、10:50-休憩(400m台)11:07、11:09-山頂部(660m台)11:42-展望台(661m)11:45、12:15-駐車場(階段下、650m台)12:20-右折12:22-極楽寺山693m12:24、12:27-駐車場(階段下、650m台)12:30-展望台横12:34-仁王門12:38-仁王門下(右折、620m台)12:39、12:40-613m横12:47-平良分岐(570m台)12:51-518.4m三角点12:57-展望岩(460m前後)13:05、13:07-速谷神社分岐(330m台)13:18、13:19-267m西側13:32-速谷登山口(170m台)13:44、13:49-山陽自動車道(80m台)14:01-速谷神社前バス停(70m台)14:10

中地上バス停(14分)大通り(31分)右折(27分)観音登山口
 小計1時間26分(ミーティング6分、トイレ休憩8分を加える)
観音登山口(17分)急登り一段落(33分)山頂部(3分)極楽寺・展望台(9分)極楽寺山693m
 小計1時間04分(休憩2分を加える、展望台30分を除く)
極楽寺山693m(7分)展望台横(5分)仁王門下(17分)518.4m三角点(21分)速谷神社分岐(25分)速谷登山口
 小計1時間17分(仁王門下1分、速谷神社分岐1分を加える)
速谷登山口(12分)山陽自動車道(9分)速谷神社前バス停
 小計21分
総合計4時間48分(全ての時間を含む)
 (観音登山口2分、極楽寺・展望台30分、極楽寺山3分、速谷登山口5分を加える)

中地上バス停~観音コース登山口

鈴ヶ峰と極楽寺山の中継地点のバス停は、中地上バス停である。JR五日市駅(山陽本線)北口から山田団地行きバスに乗る。

中地上バス停から、バス通りをほんの少し南に戻り右折すると、西前方に土手(石内川)が見えている。コンクリートの階段で土手に上がる。簡単なミーティング、ストレッチをして出発する。

20160206-092905.jpg

〈写真〉石内川の土手から見る極楽寺山、9時29分

石内川沿いの土手上の簡易歩道は車が通ることなく、ゆったりと歩くことができる。途中には、私も時々お世話になっている登山専門ショップがある。

カモの親子が川の流れに身を任せている。石内川はやがてすぐ隣に並行して流れる八幡川に吸収される。八幡川の河口部及びその周辺は、広島県内有数のカモ類などの越冬地である。

石内川の左岸~右岸を南向きに下り、西広島バイパス(高架、国道2号線)の北側の大通りに右折して入る。西広島バイパスと並行して走る大通りに沿って、西~南西方向にひたすら歩く。

極楽寺山の取り付き地点が遠くなっており、長距離の舗装道歩きを強いられるのは致し方ない。標高差がそれほどないのがわずかな救いであろう。

途中で、国土地理院地図(電子国土Web)では道が途切れている箇所がある。しかし既に立派な道路ができあがっておりそのまま進む。

観音台団地の南の方角にある角地で右折する。最初少し狭い道路であるが、やがて幅広の道路に合流する。五日市観音西小学校を右手に見ながら、北西向きに登山口を目指して登る。

右折してから登山口まで、標高差180mくらいの舗装道歩きが足にこたえる。

五日市観音西小学校を過ぎると、極楽寺登山道入口という趣きのあるりっぱな道標がある。その先には、あじさい寺として有名な観音寺(広島市佐伯区)がある。高速道路(山陽自動車道)の下をくぐり抜けると登山口はもうすぐである。

20160206-102547.jpg

〈写真〉極楽寺登山道入口という趣きのある道標、10時25分

観音登山口~極楽寺~極楽寺山693m

観音登山口(標高250m前後)には、極楽寺山登山口(造幣局登山部)という立派な標識が二つある。新しい道標は、2013年ころ設置されたもののようである。

20160206-104741.jpg

〈写真〉道標:極楽寺山登山口(造幣局登山部)、10時47分

この造幣局とは、当然ながら独立行政法人造幣局(広島支局)のことであろう。広島造幣局(通称)は広島市佐伯区五日市中央(コイン通り)にあって、花のまわり道(主に八重桜)でも有名である。

その隣にある五日市中学校は我が母校である。中学1年で陸上部に入部したてのころは、造幣局のグラウンドを借りて練習することが多くあった。適度に草の生えたグラウンド周辺がヒザに優しいということであったのかもしれない。

観音コースは、取り付きからいきなりの急登である。標高400m台で一服できる地点まで、標高差150m(尾根筋)を一気に北西向きに登る。山頂部まで地理院地図(電子国土Web)に表示は何もない。(丁石、200mごと標識がある)

20160206-105400.jpg

〈写真〉観音コースは、取り付きからいきなりの急登である、10時54分

登山道は、一服地点(標高400m台)からさらにそのまま北西向きに登り、標高450m辺りで左に振って西向きに尾根筋を登る。傾斜は多少緩やかとなり、左手には樹間越しに瀬戸内の海を見ることができる。宮島の大鳥居も見えているようである。

20160206-113411.jpg

〈写真〉あと0.2kmの標識、11時34分
(観音コースの全長は1.2kmとのこと、0.2kmごとに標識があるものの、各標識間の距離はかなりアバウトで、ばらつきがある)

粉雪がふわふわと降ってくる。最後の急なジグにかかると線香の匂いが漂ってくる。山頂部(標高660m台)の阿弥陀堂裏側に登り着く。道標は全くない。清々しい。

本堂を右手前方に見て左折、阿弥陀堂の正面に回りこみ、その少し先の極楽寺・展望台(661m)で昼食とする。なお、阿弥陀堂の扉は閉ざされており、阿弥陀如来大仏を拝むことはできなかった。

20160206-120747.jpg

〈写真〉極楽寺・展望台(661m)から弥山を見る、12時07分
(宮島の大鳥居も見えているようである)

かすむ天気ではっきりしないものの、ずっと左手には、灰ヶ峰~休山~江田島―古鷹山も見えているようである

気温は低い。陽の光が暖かく心地よい。昼食後、極楽寺山頂上693mを目指す。

極楽寺山頂部(標高500m以上)は寺有林で、全国的にも屈指のモミ自然林として知られている。

20160206-121636.jpg

〈写真〉モミ自然林の中を行く、12時16分

途中の道端には雪が残っている。

駐車場角に山頂までの急な木段がある。今日はそこを登ることなく、山頂西面の巻き道(蛇の池方面)を行き、途中から右折して山頂に至る。

20160206-122010.jpg

〈写真〉駐車場角に山頂までの急な木段がある、12時20分

山頂には東屋があるものの、樹間のわずかな展望もかすんでほとんどない。早々に退散する。

極楽寺のことなど

極楽寺は、高野山真言宗別格本山である。行基が開山(731年)、後に弘法大師が開眼したとされる。毛利元就によって本堂が再興(1560年)された。麓には同じ真言宗の正覚院がある。また、宮島の大聖院は、真言宗御室派の大本山の寺院である。

以上、それぞれの住職(極楽寺)、名誉住職(正覚院)及び座主(大聖院)は、廿日市高校(現・広島県立廿日市高等学校)で私の先輩・後輩にあたる。

廿日市高校は昨年(2015年)創立100週年を迎えた。昨年11月には記念祝賀会も催され、廿日市高校創立100周年記念事業実行委員長の山本浩二さん(ミスター赤ヘル、昭和40年卒)の名前で、創立記念誌が届けられたばかりである。

極楽寺山~仁王門~三角点(518.4m)

極楽寺山山頂693mから平良コースを下る。

極楽寺山山頂693mから、まずは先ほどパスした急な木段を下る。駐車場横まで下りて左折し、元来た道を極楽寺・展望台(標高661m)まで引き返す。そのまま趣きのある石段を下り、仁王門をくぐって仁王門下(標高620m台)までさらに石段を下る。

20160206-123909.jpg

〈写真〉仁王門下の丁石、12時39分
(登山道の至る所に丁石がある)

仁王門下にはりっぱな登山道がある。仁王門を背にして、左手は屋代コース(五日市)である。今日は右手の平良コース(廿日市)を行く。

20160206-123959.jpg

〈写真〉仁王門下から仁王門を見上げる、12時39分

なおここで、極楽寺山693mの下にある駐車場の横から、自然林の中を遊歩道が延びており、仁王門前後の階段を通ることなく平良コースに合流することができる。

仁王門下からほんの少し北西向きに行き、その後南向きに下る。山頂部ではゆったりと下る。ほぼ地理院地図のとおりと考えて良いが、613m峰は通過せずその東面を巻いて行く。その分なおのことゆったりとした登山道となっている。

20160206-125025.jpg

〈写真〉平良コースをゆったりと下る、12時50分

原コース分岐は、標高570m台にある。地理院地図(電子国土Web)の分岐点(標高600m前後)とは少し異なる位置にある。

原コース分岐からさらに南に下ると、三角点(518.4m)である。ここの三角点では、周辺部を刈り取って三角点を見やすくしたようである。

20160206-125759.jpg

〈写真〉三角点(518.4m)、12時57分

ところで、三角点(518.4m)の前後の地理院地図黒破線は、三角点の真上を通っている。しかし、今日のGPS軌跡は地理院地図黒破線のわずかに西を下り、三角点(518.4m)手前で少し左に振って三角点の横に至っている。

三角点(518.4m)から先では少し右に振って、再び地理院地図黒破線のわずかに西を下っている。

三角点(518.4m)~速谷コース分岐

三角点から先では傾斜がきつくなる。大岩の間をぬって下る箇所もある。

20160206-130300.jpg

〈写真〉大岩の間をぬって下る、13時03分

ところで、平良コースの表示(地理院地図黒破線)が標高390m台から下で消えてしまっている。

手持ちの古い二万五千分1地形図・廿日市(平成12年4月1日発行)を改めて確認すると、当然ながらずっと下の西広島バイパス(国道2号線)付近までしっかりとした記載がある。

それに対して、標高500m前後から地理院地図黒破線が南東向きに下っている。従来の平良コースよりも東側である。

このルートは、先ほどの古い二万五千分1地形図・廿日市には記載がない。

しかし、極楽寺百回登山(超マニアックなルートマップ)で確認すると、荒蒔コースという今まで聞いたことがない(全くノーマーク)のルートが、高速道路(山陽自動車道)を通り抜けて、左方SA(西広島バイパス、国道2号線)まで下っている。

また、標高390mくらいから、今度は南西向きに地理院地図黒破線が下っている。その先は、今日今から下る速谷コース登山口から北に向けて延びる黒実線につながっている。つまり、速谷コースの北側である。

このルートは、先ほどの古い二万五千分1地形図・廿日市には記載がない。極楽寺百回登山(超マニアックなルートマップ)にも記載がない。

確かに速谷コース分岐まで下る途中の右横に踏み跡らしきものがあったが、それが該当するかどうかは定かでない。

速谷コースを下る

地理院地図黒破線に記載がなくても、表参道である平良コースそのものが消えてなくなるわけではない。

明瞭な登山道に従って、速谷コース分岐(標高330m台)に至る。りっぱな石柱(右速谷神社、左廿日市町)が建っている。

速谷コースは、右(南西向き)に踏み込みすぐに南向きの尾根に乗る。平良コースは、そのまま直進して左手の尾根(~225m峰)を南南東向きに下る。

20160206-131929.jpg

〈写真〉速谷コース分岐の石柱、13時19分
(分岐から右手・南西向きに踏み込む)

さて速谷コースは、標高300m台で267m峰の尾根(南西向き)に乗り、267m峰手前の250m台鞍部に至る。ここまでの間、落ち葉の厚いじゅうたんに足を滑らせないようにしながら慎重に下る。

20160206-132106.jpg

〈写真〉落ち葉の厚いじゅうたんに足を滑らせないようにしながら慎重に下る、13時21分

267m峰手前から右手の沢を下る。幾度となく渡渉する。

20160206-133611.jpg

〈写真〉滑りやすい丸太の上を行く、13時36分

標高200m付近から右手尾根を乗り越えるようにして速谷登山口(車道、地理院地図黒実線)に至る。

20160206-134924.jpg

〈写真〉速谷コース取り付き、13時49分

速谷登山口~速谷神社前バス停

速谷登山口からは、地理院地図黒実線~道路標示に従って速谷神社前バス停まで下る。途中で高速道路(山陽自動車道)の下をくぐり抜ける。

次の折敷畑山はどの山か、探りながら写真を何枚か撮った。しかし、今まで一度も登ったことがなく、まだコースも検討していなかったので確信はない。

20160206-142930.jpg

〈写真〉折敷畑山、14時29分
(速谷神社前バス停から速谷神社の向こうに折敷畑山を見る)

速谷コースについて

極楽寺百回登山さん(超マニアックなルート図が秀逸)は、2005年ころに初めてこのコースを通っているはずである。その後幾度となく手入れをしたが、通る人も少なく、夏場は特にすぐ荒れ放題になる、という意味のことを書いていたように記憶している。

今日実際に通過(私は2回目、初回2008/11/23も荒れていた)してみて、ここを維持管理するのは大変だろうなというのが実感である。

なお、速谷コースをやり過ごして平良コースをそのまま高速道路(山陽自動車道)まで下り、宮島SAを経て速谷神社周辺部(折敷畑山取り付き地点)に至るコースも考えられる。

ただしこの場合、多少距離(舗装道部分)は長くなるだろう。それでも時間的にはあまり変わらないはずである。