2017年05月03日

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ひろしま百山(私の踏み跡) >> 大茶臼山鈴ヶ峰広島湾岸トレイル

広島湾岸トレイル
柚木城山~315m峰~鬼ヶ城山~鈴ヶ峰
(出発:己斐峠(JR西広島駅―山陽線)、帰着:JR新井口駅―山陽本線)

2017年05月03日(水・祝)、孫一人

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〈写真〉己斐峠(自動車道最高点)、10時16分
(右手(北側)に代替ルート取付き口を見る)

大茶臼山(己斐峠周辺)で道路改良工事が始まる(予定)

己斐峠(こいだお)付近で、道路改良工事(一般県道伴広島線)がまもなく始まる。それに伴い、現在の登山道は、2017年の5月連休明け早々にも通行止めとなる。

己斐峠の東側(広島市西区)で、現在の蛇行した道路に代えて、直線的な道路が新たに造られるという。そのための道路工事は、己斐峠北側(大茶臼山側)の尾根のり面で行われるようである。

現在の登山道は、大茶臼山(413.0m)~己斐峠東側(標高190m台)の尾根筋(南西/北東向き)に付けられている。工事中の代替ルートとして、現在よりも少し西側で、己斐峠(標高200m台)~尾根筋(標高240m台)を結ぶ踏み跡が提供されるという。

地権者様のご厚意と西区地域起こし推進課、西区やまなみの会様のご尽力によるもので、その情報が、先日(5月1日)、Web「広島湾岸トレイル」(広島湾岸トレイル協議会公式ホームページ)で紹介された。

それによれば、代替ルートの取付きは、以前『ひろしま百山』中国新聞社(1998年)の「大茶臼山」pp.88-89で紹介されていた地点のようである。己斐峠(自動車道)最高点の北側(大茶臼山側)になる。

その当時は、己斐峠から大茶臼山へ登ると言えば、ここ(己斐峠最高点)から取り付くことを意味していた。それに対して、国泰寺の正面(己斐峠の東側)付近から取り付く現在のルートは、その後、既存のルートが埋もれていたのを再整備したものである。

なお、当時の取付き口は、その後、壁で封鎖されていた。今回の代替ルートは、そこを再開通させたものではないだろうか。

今日は、この代替ルートを確認することから始めた。

注:かつての登山道や、現在の登山道復活当時のことについて⇒「2007年06月09日」山行記参照。

大茶臼山(己斐峠周辺)の代替ルートを探る

国泰寺入口(己斐峠バス停近く、190m台)9:44-現在の大茶臼山取付き(190m台)9:45、9:46-己斐峠(代替ルート取付き、200m台)9:52-車道が有り横切る(210m台)9:55-右折り返し(山道へ、240m前後)10:01-現在の登山道合流(尾根に乗る、240m台)10:04-現在の大茶臼山取付き(190m台)10:13。(1周29分の探索終了)

『ひろしま百山』(大茶臼山の項)pp.88-89を参考にしながら、以下まとめてみた。

同書p.88では、「(大茶臼山)登山道は幾つもあるが、一般的なルートとして、己斐峠(こいだお)から登り、五月が丘中学校体育館裏に下るコースを紹介する」としている。

「JR山陽本線の西広島駅発、五月が丘行きのバスを「己斐峠」バス停で下車。そのままバス道路を進行方向に進む・・・」(同書p.88)。注:バス停の名前は「己斐峠(こいとうげ)」

バスを下車して、国泰寺の前を通り、己斐峠(自動車道最高点)に向かう。

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〈写真〉国泰寺入口、9時44分
(己斐峠バス停で下車すると、すぐ近くに国泰寺入口がある)

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〈写真〉現在の大茶臼山取付き口、9時45分
(国泰寺入口からほんの少し進むと、道路反対側に現在の大茶臼山取付き口がある)

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〈写真〉己斐峠手前の地蔵、9時49分
(己斐峠手前、道路左側に地蔵がある。道路前方が己斐峠最高点である。道路の右側に、昔の取付き口が壁で封鎖されているのが見える)

「峠右手のセメントで固められた斜面にある石畳の坂道が登山口である」。(同書p.88)

今日(2017/05/03)現地で確認すると、道路脇の取付き口で、壁の一部が開放されている。そこから敷地内に入る。

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〈写真〉昔の大茶臼山取付き口、9時51分
(壁の一部を開放して、代替ルートに入れるようになっている)

敷地内に入って、西~北そして北東向きに進む。現在の登山道(尾根筋)の〈西側の谷筋〉を行く形になる。

かつての登山道について、『ひろしま百山』は次のように述べている。(同書p.88)

「(登山口から)少し歩いて切り通しを抜けると、左手に尾根への取りつきがある。屋敷跡手前のテープを目印に左側の小道に入ると、すぐに尾根筋に出る」。(同書p.88)

つまり、かつての登山道は、現在の登山道(尾根筋)の一つ〈西側〉の尾根を登っている。

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〈写真〉石畳、9時52分

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〈写真〉切り通し、9時53分

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〈写真〉屋敷跡は分からない、9時54分
(敷地内の様子はすっかり様変わりしている。左折の目印だった屋敷跡も今はかたずけられたのだろうか)

新しい車道に出た。右手を見ると、「〇〇霊園」のアーチがある。己斐峠の西側(広島市佐伯区)から入ってくる道路(入口に看板有り)のようである。

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〈写真〉車道を横切る、9時55分
(車道を横切って、なおも前に進む。車道の向こう側には、「大茶臼山ルート 仮登山道入口」の表示がある。

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〈写真〉石垣、9時57分
(かつての登山道は、屋敷跡の石垣手前で左折して、その石垣に沿って西~北と行くようになっていたが、これがその石垣かどうかは分からない。当時はあまり写真を撮っていなかった)

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〈写真〉直進終わり、10時01分

やがて、道は行き止まり(標高240m前後)となる。ここまで、己斐峠(標高200m台)からゆったりと谷筋を北東向きにさかのぼってきた。

以前の登山道は、この〈左手〉(西側)の尾根筋にあった。しかし、ここまでで、以前の登山道に向けた〈左折〉地点を見付けることはできなかった。

かつての登山道は、敷き詰められたブロックの形が板チョコに似ていることから「チョコレート道」と言われていた。今日、その懐かしい登山道に再会できるかと期待したが、残念である。

その登山道について、『ひろしま百山』は、次のように述べている。

「この登山道は特有の形をしたブロックを敷き詰めた所が多く、急坂でもある」。「やがて、五月が丘からの整備された道に出合う」。(同書p.88)

「尾根筋では雑木の木陰が続き、初冬はツルリンドウ、サルトリイバラ、ソヨゴの実が、春はコバノミツバツツジ、キイチゴなどの花が、自然たっぷりの里山を演出してくれている」。(同書p.88)

その登山道は、今では人知れず静かに眠っているのかもしれない。

さて、この行き止まり地点の〈右手〉(東側)の尾根筋に、現在の登山道がある。そして、ここから〈右に折り返して〉踏み跡が続いている。その先が、現在の登山道とつながっているのであろう。

行き止まり地点から〈右に折り返して〉山道に入ると、よく踏まれたきれいな登山道がある。今まで埋もれていた踏み跡を、代替ルートとして再整備したもののようである。

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〈写真〉右に折り返して山道に入る、10時01分

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〈写真〉よく踏まれた山道を行く、10時02分

まもなく尾根に乗り、現在の登山道と合流する。今日の次の目標は、己斐峠~柚木城山である。つまり、大茶臼山とは反対側である。尾根に乗って右折、尾根筋を己斐峠目指して下る(引き返す)。

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〈写真〉尾根に乗って右折する、10時04分
(南西向きに下る。つまりここが通行止めとなる。大茶臼山から己斐峠付近に向けて、尾根筋を下りてきた場合、ここで右折して、今通ってきた踏み跡を逆にたどることになる)

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〈写真〉すぐに廃屋がある、10時04分

登山道の尾根は、既に工事の準備が完了している。測量の終わった山肌が削られている。誘導ロープに沿って下る。

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〈写真〉国泰寺、柚木城山への山並みを見る、10時08分
(誘導ロープに沿って下る)

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〈写真〉己斐峠に向けて下る、10時11分

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〈写真〉己斐峠に向けて下る、10時12分

現在の大茶臼山取付き(国泰寺入口近く)まで下り、再び自動車道沿いに己斐峠を目指す。今度は、己斐峠を越えてゆき、その先の谷から、柚木城山~315m峰~鬼ヶ城山~鈴ヶ峰縦走路(左手)に取り付く。

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〈写真〉己斐峠(自動車道最高点)、10時16分
(右手に代替ルート取付き口を見る)

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〈写真〉柚木城山登山口、10時19分

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〈写真〉崩落した谷の右岸を登る、10時19分

今日(2017/05/03)現地で「登山者の皆さまへ」というお知らせ文を確認したところでは、代替ルート利用期間は、「H29.5.8~H30.8.31(予定)」となっている。つまり、今年2017年の5月連休明けから翌年2018年夏までの期間限定である。

道路工事の予定期間そのものは、これも別の現地案内看板によれば、「平成29年12月28日(予定)まで」(発注者:広島市西区役所建設部地域整備課)となっている。

道路工事終了後、元どおりの登山道が復活するのかどうかはよく分からない。

参考:五月が丘コースについて、『ひろしま百山』は次のように述べている(下山道として使用)。

「下山は、登った道を少し戻り、己斐峠からの分岐を右に取り、五月が丘への道をたどろう。整備されて歩きやすい道である」。
「「中電西広島線18番鉄塔」の標識番号を確認し、鉄塔手前の足元にある境界石柱226の所を左に取り、右手上空の送電線に沿って17番鉄塔の標識を確認しながら下ろう」。
「荒れてはいるが、ちょっとした滑りのある沢に出合うので、そのまま沢沿いに下ると五月が丘中学校体育館裏に出る」。(同書pp.88-89)

今日のコース&コースタイム

大茶臼山登山口(今日二度目)10:13-己斐峠10:16-柚木城山登山口10:19-尾根に乗る(240m台)-送電線鉄塔(270m台)10:32-279m10:37-送電線鉄塔(280m台)10:40-送電線鉄塔(300m台)10:47-柚木城山(339.4m)10:58、11:03-送電線鉄塔(330m台北側)11:07-霊泉寺分岐(290m台)11:14-送電線鉄塔(290m台)11:14-315m(の南やや西寄り)11:26、11:29-草津沼田道路へ右折(260m台)11:37-草津沼田道路(120m台)11:49-鬼ヶ城山取付き口(120m台)11:57-山田団地入口(180m)12:12-送電線鉄塔(180m前後)12:15-送電線鉄塔探索(170m前後)12:21-休憩(180m台、190m台小コブ北西)12:27、12:44-送電線鉄塔(200m台)12:48-鬼ヶ城山(282.4m)12:54、13:00-道行地蔵(190m台)13:15、13:18-送電線鉄塔(200m台)13:24-鈴ヶ峰東峰(312m)13:50、13:54-鈴ヶ峰憩いの森(90m前後)14:13-JR新井口駅(海抜0m地帯)14:29

  • 大茶臼山登山口(6分)柚木城山登山口(18分)279m(21分)柚木城山
    小計45分
  • 柚木城山(23分)315m峰(20分)草津沼田道路(23分)山田団地(25分)鬼ヶ城山
    小計1時間34分(315m峰3分を加える)
  • 鬼ヶ城山(15分)道行地蔵(32分)鈴ヶ峰東峰
    小計50分(道行地蔵3分を加える)
  • 鈴ヶ峰東峰(19分)登山口(16分)JR新井口駅
    小計35分
  • 総合計4時間16分(全ての時間を含む)
    (柚木城山5分、休憩17分、鬼ヶ城山6分、鈴ヶ峰東峰4分を加える)
    そのほか、大茶臼山代替ルート探索29分がある。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース