2015年11月03日

Akimasa Net >> ひろしま百山(私の踏み跡) >> 高城山藤ヶ丸山

広島湾岸トレイル
藤ヶ丸山~三本木山
(出発:JR瀬野駅―山陽本線、帰着:寺分北バス停(JR広島駅―山陽本線))

2015年11月03日(火)、広島湾岸トレイル体験登山(第5回)

広島湾岸トレイルとして、絵下山~鉾取山(瀬野川左岸)から白木山までをどのように結んだらよいか、さまざまな観点から検討されたのであろう。結果的には、今回(第5回)と次回(第6回)の体験登山のコースは、縦走ではなくて幾つかの尾根を横切る形となっている。かなりトリッキーなコース設定である。

まず今日(第5回)は、JR瀬野駅北口(瀬野川右岸)から、瀬野川右岸の山並み(日浦山~蓮華寺山~高城山)を高城山で越える。そして次に、呉娑々宇山系の藤ヶ丸山まで登る。そしてそのまま、支尾根の三本木山を経て福田まで下る。

福田は、次の体験登山コース(第6回目)である木ノ宗山(太田川左岸)の取り付き口である。木ノ宗山は、JR広島駅北口から歩くことのできる山並み(太田川左岸:二葉山~牛田山~松笠山~二ヶ城山~木ノ宗山)の一番北に位置している。

今日は、縦走路ではなく各尾根を横切るので、急登り、急下りの連続となる。場所によってはロープを新たに設置する必要もあるだろう。

NHKの取材が入る

今日は広島湾岸トレイル(HWT)に関してNHKの取材が入った。カメラを回して随所でインタビューがあった。後日2回の取材があり、それらをまとめて、報道番組「お好みワイド」(11月10日(火)18:10~19:00)の中で紹介された。

私も最後に写っておりびっくりした。なお、この放映をきっかけに当Webのアクセス数もアップしている。HWTには私のWebを見たという問い合わせもあるという。第11回ロングトレイルフォーラムin広島(11月28日(土)、29日(日))の集客に向けて、少しでも力になればうれしい。

今日のコース&コースタイム

JR瀬野駅8:24(集合8:00、50m台)-右折(北向きに)8:28-階段8:36-階段途中(衣服調整)8:40、8:49-階段終了(150m前後)8:52-343m峰9:36-みどり坂団地分岐(330m台)9:41-高城山分岐10:08-高城山(495.6m)10:08、10:21-縦走路外れる(右折、470m台)10:39-水越峠(360m台)10:57、11:02-電波塔(530m台)11:34、12:07-藤ヶ丸山(665.0m)12:30、12:37-458m西12:53-広島県緑化センター(410m台)12:58~東屋13:03、13:06-大岩展望台(482m峰手前)13:19、13:20-展望良好13:26(480m前後)-三本木山山頂13:36、13:41-三本木山三角点13:41、13:43-三本木山山頂13:44、13:56-展望14:29-取り付き口(山陽自動車道側道、120m台)14:46、14:52-自動車道陸橋(右折)15:05-バス通り15:16-寺分北バス停(70m台)15:16

  • JR瀬野駅(28分)階段終了(45分)343m峰(31分)高城山
     小計1時間44分
  • 高城山(38分)水越峠(32分)電波塔(23分)藤ヶ丸山
     小計1時間36分(水越峠3分を加える、電波塔33分を除く)
  • 藤ヶ丸山(21分)緑化センター(30分)三本木山(33分)展望(17分)取り付き口
     小計2時間09分(緑化センター8分、三本木山20分を加える)
  • 取り付き口(24分)寺分北バス停
     小計24分
  • 総合計6時間52分(全ての時間を加える)
    (高城山13分、電波塔33分、藤ヶ丸山7分、取り付き口6分を加える)

三本木山の山頂はどこだろうか?

2015-11-09 (月) 20:15:16、根本的に文章を見直した。
2015-11-14 (土) 07:24:44、決定稿

広島湾岸トレイル(HWT)は、藤ヶ丸山(665.0m)で呉娑々宇山系の尾根に乗る。そして、藤ヶ丸山から北向きに支尾根を下り、広島県緑化センター・県立広島緑化植物公園第5駐車場(410m台)に至る。緑化センターからさらにそのまま北向きに、三本木山(485.9m三角点)を越えて福田まで下る。

ところで、三本木山の山頂(最高点)はどこだろうか?

地理院地図(電子国土Web)の「三本木山」と表記された場所には、南北に細長く標高450mの等高線が閉じている。そしてその中に、480m台の閉じた等高線が3本並んでいる。南から順に、それぞれ482m峰、480m台、そして485.9m三角点の3つがある。

1番目(最初)の480m台ピーク(482m峰)の、ほんのわずか手前(南側)に「大岩展望台(東屋)」がある。

2番目(真ん中)の480m台の閉じた等高線の一番南側にも展望が開ける岩場がある。実は、先ほどの大岩展望台(東屋)は、あまり展望は良くない。こちらの方が展望が良い。

3番目(最後)の480m台には、送電線鉄塔が立っている。三角点(485.9m)はその〈北側〉の疎林の中にある。送電線鉄塔横からの展望はこのコースで一番である。

さて、地理院地図は、2番目(真ん中)の480m台の位置を中心にして、大きく「三本木山」と表記している。そして、今日の体験登山で頂いた地図では、この2番目(真ん中)の480m台のピークを「三本木山494m」としている。

今日の私のGPS軌跡はどうなっているだろうか。改めて見直してみよう。

すると、2番目(真ん中)の480m台のピーク(HWTの資料では三本木山494m)が、3つ並んだ480m台の中で一番高くなっており、その標高は490m以上あることを示している。

地理院地図で見る限り、この位置に標高490mの等高線は存在しない。しかし、この位置で、地理院地図の標高とGPS軌跡の実測値との誤差が最も大きくなっている。(地理院地図の標高<GPS軌跡の実測値)

結論として、「三本木山の最高点」は2番目(真ん中)の480m台のピークにある。そしてその標高は490m以上である可能性が高い。

2番目(真ん中)の480m台は、三角点の位置(3番目の480m台)から少し離れているとはいえ、この付近の「最高点(ピーク)」であることは間違いない。

ちなみに、この最高点の位置は、地理院地図の黒破線が右(東側)に分岐するわずかに手前(南側)である。

3番目(最後)の480m台に送電線鉄塔が立っている。今日は、送電線鉄塔の北と南を行きつ戻りつしながら、三本木山山頂はどこか考えてみた。

「あさきた里山マスターズ(広島市安佐北区区政振興課)」では、送電線鉄塔の〈南側〉を「三本木山(486.3m)」とした標識を設置している。

この486.3mとは、旧来の二万五千分1地形図で、三本木山の三角点=標高486.3mと表記されている数値を転用したものであろう。しかし、そこに三角点はない。三本木山の三角点(現在の国土地理院表記、485.9m)は、送電線鉄塔〈北側〉の疎林の中にある。

それはともかく、「三本木山の山頂」は、「あさきた里山マスターズ」のとおり、送電線鉄塔〈南側〉のピークでよいと思われる。今日歩いた感覚でも、三角点よりもこちらの方が、ほんの少しばかり標高が高く感じられるからである。また展望も今日のコースでは一番良い。

最後に、「あさきた里山マスターズ」で、山頂の標高に、そこよりも北にある三角点の標高を転用しているのは、明らかに間違っている。ここは正しくは、「三本木山山頂、なお三角点485.9mはこの北側◯◯mのところにあり」とでも注記すべきである。

今日の行程

JR瀬野駅北側の道路を西に少し行き、高城山・蓮華寺山登山口で右折(北向き)する。

高城山登山口

〈写真左〉高城山登山口、8時28分
(正面右手に高城山を見る)

小さな川沿いの地道(簡易舗装道)を行く(地理院地図の黒実線)。

簡易舗装道を行く

〈写真左〉簡易舗装道を行く、8時35分
(地理院地図の黒実線)

やがて、ほぼ真っすぐな長い階段(西向き)がある。

階段中間点

〈写真左〉階段中間点、8時43分
(長い階段の途中から今来た道を振り返る)

階段途中で一旦左に折れて少し下り、小広場で衣服調整。そして今度は、手すりの外側に出て、手すりの外側を再び西向きに登る。

階段中間点

〈写真左〉階段中間点、8時46分
(手すりの外側に出て、再び登る)

階段が終わると山道になる。右手には「みどり坂団地」がある。ここから標高差約180mの急坂を少し滑りながら、北西向きに登る。地理院地図に表示はない。

343m手前から、今度は西~南西向きに、高城山~蓮華寺山の縦走路尾根を行く。標高340m前後からは、ほぼ地理院地図の黒破線に沿う形となる。標高450m前後で、一旦地理院地図の黒破線から離れて、そのまま尾根を追って行く。

山頂部で尾根筋(高城山~蓮華寺山縦走路)を行く登山道から離れる。左折して南東向きにほんの少し行くと高城山(495.6m)である。展望はあまりない。

高城山三角点

〈写真左〉高城山三角点、10時08分

高城山山頂には、三角点と並んで旧陸軍省標石がある。

高城山、旧陸軍省標石

〈写真左〉旧陸軍省標石、10時09分
(陸軍輸送港域第ニ区標石(昭和15年6月10日)、第12号)

高城山(495.6m)から今来た道を少し引き返す。尾根筋(高城山~蓮華寺山縦走路)を行く登山道に合流して左折する。尾根筋を南西向きに下る。420m台鞍部付近で地理院地図の黒破線に合流する。

地理院地図の黒破線は、420m台鞍部付近から南西向きに標高470m台まで登り、北に向きを変えて水越峠(360m台)まで下る。広島湾岸トレイルもそれに従って水越峠に下る。水越峠への下りで倒木が目立つようになる。

倒木が多い

〈写真左〉倒木が多い、10時47分
(松枯れが多く、強風で倒れる木も多い)

なお、高城山(495.6m)からそのまま尾根筋を南西向きに行くと蓮華寺山(373.5m)である。途中の水越峠分岐(470m台)から先では、地理院地図の黒破線の表示はなくなる。しかし、蓮華寺山までしっかりとした踏み跡が付いているはずである。

さて、水越峠(360m台)に近づくと、左手にゴルフ場のネット、右手に有刺鉄線で囲まれた狭い踏み跡を下る。水越峠には、高城山~蓮華寺山の北西面を行く自動車道が通っている。JR山陽本線の北(瀬野駅)と南(中野東駅)に通じる道路である。

水越峠

〈写真左〉水越峠、10時57分
(水越峠(自動車道)から、今下って来た高城山取り付き口を見る)

水越峠(360m台)で自動車道を渡ると、右手に藤ヶ丸山の取り付き口がある。急な踏み跡をよじ登って山道に入る。

藤ヶ丸山に取り付く

〈写真左〉藤ヶ丸山に取り付く、11時00分
(水越峠から藤ヶ丸山に取り付く)

先ほどと同じゴルフ場のフェンスを左手にしながら登る。やがて西向きの尾根となり、藤ヶ丸山(665.0m)途中にある電波塔(標高530m台)に登り着く。そこには林道が通じており、両側は石垣で固められている。30名近くの参加者がその石垣に一列に並んで昼食をとる。日の光が心地よい。

電波塔の裏から林道へ出る

〈写真左〉電波塔の裏から林道へ、11時32分
(NTTドコモの施設である)

林道の向こう(西側)から古びた木段(手すりあり)に取り取り付き、藤ヶ丸山(665.0m)目指して登る。

ところで、最近の取り付き地点は、この古びた木段よりも少し左手(南側)にあるという。きちんとした標識がそちらにあるとのことである。

古びた木段に取り付く

〈写真左〉古びた木段に取り付く、12時09分
(かなり昔に整備されたもののようである)

藤ヶ丸山(665.0m)山頂に到着する。藤ヶ丸山の山頂にも、陸軍輸送港域第ニ区標石(昭和15年6月10日)があるはずだった。見逃した。藤下憲明「陸軍輸送港域標石」によれば、標石は折損して上部不明(番号不明)とのことである。

藤ヶ丸山三角点

〈写真左〉藤ヶ丸山三角点、12時33分

藤ヶ丸山(665.0m)から、北向きにひたすら尾根を追って下る。458m西から自動車道に下りて、そのまま北に少し行くと、広島県緑化センター(410m台)の東屋がある。あちこちでイベントが行われている。多くの車と人である。

緑化センター東屋

〈写真左〉緑化センター東屋、12時59分

広島県緑化センター(410m台)から、なおも北向きに三本木山(三角点485.9m)目指して下る。最初の取り付きで、木段にそって登る。この木段はかなり古いものらしく、ちょっと寄りかかっただけで崩れ落ちそうなくらいぐらぐらしている。

緑化センターから三本木山へ

〈写真左〉緑化センターから三本木山へ、13時09分
(北向きに、古びた手すりに沿って行く)

三本木山まで下る。

三本木山

〈写真左〉三本木山(送電線鉄塔の南側)、13時36分
(三角点はこの少し北側にある)

山頂から、白木山、高鉢山などを見る。反対側には、二ヶ城山~(木ノ宗山)、権現山~阿武山などを見る。その後ろには、西中国山地の山々がある。

白木山を見る

〈写真右〉白木山を見る、13時37分
(白木山は、画面一番左手の山である)

権現山~阿武山を見る

〈写真左〉阿武山を見る、13時38分
(阿武山は、画面一番右手の山である。画面中央手前は、二ヶ城山である)

三本木山の三角点(485.9m)は、送電線鉄塔の北側の疎林の中にある。

三本木山三角点

〈写真左〉三本木山三角点、13時41分
(三角点は、送電線鉄塔の北側の疎林の中にある)

三本木山から福田に向けて下る。次回(第6回)の木ノ宗山取り付き地点まで下るため、新たに整備し直したとのことである。シダの生い茂る道を切り開くのは大変だったであろう。

このルートは、一般的にはほとんど歩かれていない。「広島市の山を歩く(下巻)」(2005年)でも紹介されていない。今後とも維持管理には時間を取られるであろう。

三本木山から下る

〈写真左〉三本木山から福田に下る、14時26分
(新たに整備し直したルートである)

三本木山から福田へは、下るほどに傾斜がきつくなる。気の抜けないコースである。
途中に展望地点がある。木ノ宗山の右奥に、鬼ヶ城山~白木山を見る。

三本木山途中の展望

〈写真左〉三本木山途中の展望、14時29分
(木ノ宗山の右奥に、鬼ヶ城山~白木山を見る)

やっと、山陽自動車道の側道まで下って来た。

山陽自動車道の側道

〈写真左〉三本木山取り付き口、14時45分

全員で整理体操をして解散。側道を南西に広島東インター方面に行き、途中で陸橋(大谷橋)を渡って(右折)福田の集落に入る。

地図とコンパスの使い方

私のWebのコンテンツの一つに、「地図とコンパスの使い方 – 中国地方の山100選(私の踏み跡)http://hyakuzan.akimasa21.net/fwd3/compus がある。そこに私は次のように書いている。

「2006年04月21日(金)、「登山者のための地図とコンパスの使い方-あなたの方法は間違っている-」成山堂(2003年)の著者横山雄三氏から1通のメールを受け取った。我がHPの「地図とコンパスの使い方」の中に、根本的な考え方の誤りがあるとのご指摘である。それをキッカケにこのページを全面的に書き直すことにした。その間横山氏からは、数度にわたり懇切丁寧なメールでご指導をいただくことができた。ここに感謝申し上げます」。

先日の体験登山(第2回:2015年09月13日(日))の参加者の中に、横山さんをご存知の方がいらっしゃったので、横山さん宛に私の名刺をお渡しいただけるようにお願いをしていた。

今日その方に再びお会いすると、横山さんに名刺を確かにお渡しいただけたこと、横山さんも私のことを覚えていらっしゃったとのこと、お返事をいただいた。うれしい出会いであった。