2009年10月03日

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2009年10月03日(土)、森と水と土を考える会
吉和西~十方山林道~二軒小屋
20周年記念大会(翌日)の事前見学会、適宜歩きながら車を進める
(出発吉和西、帰着二軒小屋)

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はじめに

2009年10月03日(土)、森と水と土を考える会
吉和西~祠~カネヤン原~ワサビ田~下山橋~水越峠~二軒小屋
(出発吉和西、帰着二軒小屋)

あす10月4日(日)は、森と水と土を考える会20周年記念大会である。講師には、田中幾太郎さん(クマ研究家)、林洋子さん(薩摩琵琶演奏家)をお招きしている。

東京にお住まいの林さんに細見谷を事前に見ていただくのもよかろうということになった。そこで、田中さんにも同行案内をお願いした。これらの段取りはすべて会長が行った。

会長車で現地に向かう

市内のホテルに林さんをお迎えにあがり、会長の車に林さん、私とKiさんが乗り込み出発する。西風新都経由で高速に入り、いったん戸河内インターで降りてHaさんを拾う。

再び高速に乗り吉和インターまで行く。一般道に降りて少し行き、吉和サービスエリアまで細い道を上がる。そこで益田からバスで来る田中さんと合流するつもりであった。が、田中さんがいない。しばらく探した後、一般道まで歩いて降りた田中さんと無事再会する。

十方山林道を行く

吉和西側から十方山林道に入り、適宜歩きながら車を進める。サルナシ、ヤマナシ、シラクチカズラ、ツリバナなどを見る。その他ムカゴなど。アマゴ(瀬戸内海型)、ヤマメ(日本海型)の話で盛り上がる。林さんは全国を歩いており、魚の話題などくわしい。

イヌブナ、ミズキ、シデ、アオハダの赤い実、シシウド、ママコノシリヌグイ、ヤマボウシ、ヌルデ、トチノキ、コマユミの実、オオカメノキ、ハイイヌガヤの実など。おいしそうな実のなる季節である。

ワサビ田で昼食。ミズナラとハリギリの大木があり、サルナシが巻きつく。ブナの大木にはクマの爪跡、ただし、新しいものはない。

田中幾太郎さんと匹見往還

田中幾太郎さんは益田(島根県)の人である。その田中さんが、初めて細見谷(広島県)に入ったのは高校一年生の時(1954年、昭和29)である。

博物学の教師に連れられて、島根県側の広見谷(オオアカ谷)から登り、ボーギのキビレ(横川越)という島根・広島県境尾根を越えて、細見谷(マゴクロウ谷)に下りている。

ちょうど細見谷にブルドーザーが入り、十方山林道が完成(1953年)した直後のことである。林道はぬかるんでおり歩きにくかったという。

田中さんが初めて通ったこのコースには、戦前から踏み跡があったようである。それは安芸国と石見国を結ぶ塩の道であった。

すかさず、林さんから鋭いご意見がでる。「だから、マゴクロウ(馬子が苦労した)谷というんですね」。確かかもしれない。

旅する巨人・宮本常一は、昭和14年(1939年)11月30日、雪の中を細見谷から広見谷に抜けている。その時通ったのが、このコースである。ボーギのキビレ(横川越え)を通過して、広島県から島根県に入っている。

大荒れの十方山林道

ポツポツとスギが出始めると渓畔林を抜ける。路面の状態が極端に悪くなる。それでも引き返すことなく無理をして通過する。水越峠を越え右に十方山登山口(シシガ谷)を分けると、再び極悪路。運転手の会長と林さん以外は降りて歩く。よくもパンクをせず通り抜けられたものである。

悪路になるのは、林道上の石と石の間の砂が流されてしまったためである。

たぶん、十方山林道を造るとき、これらの石を林道上に敷いて、その上に砂を入れてならす、というやり方をしたのだろう。大雨の度に、流れ落ちた砂を入れ直す作業をこれまでにも何度か繰り返して、林道を維持してきたはずである。今回はどうするのだろうか。

十方山林道上には、晴れた日でも山の斜面から流れ落ちた水や伏流水でいくつもの水たまりができている。もともと非常に水が豊富な地帯なのである。ただ単に道をならしただけでは、トラックなどが通るには耐えられない地盤なのかもしれない。

二軒小屋駐車場にてススキとヨモギをいただく

ススキの季節である。明日の舞台装置にススキがほしい。林さんからリクエストがあり、少しばかりのススキを刈らせていただく。青い葉っぱに赤い芽が延びたヨモギが、ススキに合いそうである。これも少しいただく。

それらを入れる大きな瓶がほしい。林さんの希望で、かねて知り合いの住職さん(広島市内)に連絡してみる。適当な瓶があるというので途中で取りに伺う。そこで庭のハギを分けていただく。これで、あすの舞台がだんぜん映えることだろう。

道の駅「来夢とごうち」にて明日の打ち合わせ

大規模林道経由で帰る。高速(戸河内インター)に乗る手前で休憩、あすの打ち合わせを行う。

最初のプログラムでは、田中さんと林さんの対談が入っていた。しかし、林さんから初対面の方との対談は不可能、という指摘が改めてあり、田中さんは単独のご講演ということに決定(再確認)。林さんの意見は当然のものであろう。

その後、時間割の設定、人数の割り振り、林さんのリハーサルは午前11時から等決定する。

広島市内にて

広島市内でご住職から瓶をお借りした後、会長と私でお二人のお相手をして簡単な食事をする。林さんはご講演前日のアルコールなし。食事の後、会長と林さんで会場チェック。田中さん、林さん、それぞれ明日の講演に備える。

広島平和大通りの原爆関連碑など

実は今日9時の待ち合わせに一時間早く行ってしまった。時間つぶしにホテルの周りや広島平和大通りを歩いてみる。

袋町国民小学校、頼山陽史蹟資料館、旧日本銀行広島支店、白神社の岩礁、被爆樹木クスノキ、旧国泰寺愛宕池、被爆樹木クロガネモチ、日本の道100選平和大通り、三上義夫博士顕彰碑、追憶之碑(廣島第一懸女)、移動演劇さくら隊原爆殉難碑、聚楽形石灯籠、広島市医師会原爆殉職碑

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