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2008年08月11日

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2008年08月11日(月)、単独
牛小屋高原~恐羅漢山~夏焼峠
(出発帰着:牛小屋高原)

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はじめに

2008年08月11日(月)、単独
牛小屋高原~恐羅漢山~夏焼峠
(出発帰着:牛小屋高原)

恐羅漢山登山

今日の予定は、旧羅漢山から北西~西へ流れる尾根 (旧羅漢山~カマノキビレ~ジョシのキビレ)を下り、三本栃や広見林道との位置関係を確かめることとしていた。

最初こそ調子が良かったものの、すぐにバテてしまい、なんとか恐羅漢山に這いあがる。そこから旧羅漢山を往復する気力すら湧かず、恐羅漢山からの展望を楽しんでそのまま下る。

下りは夏焼峠経由とした。恐羅漢山~夏焼峠をとおして歩くのは、初めての恐羅漢山2001年11月17日(恐羅漢山~夏焼峠~砥石郷山)以来である。(台所原~管理林道~稜線~夏焼峠は幾度か歩いている)

今日のコースタイム:
牛小屋高原(29分)地蔵(35分)恐羅漢山
 小計1時間07分(地蔵3分を加える)
恐羅漢山(39分)夏焼峠(22分)牛小屋高原
 小計1時間02分(夏焼峠1分を加える)
総合計、2時間09分
 (恐羅漢山1時間19分を除く)

牛小屋高原9:16-第1リフト9:27、9:29-(樹林帯)-再びゲレンデ9:33(樹林帯抜ける)-第2リフト横9:37-ジグ登りきる9:41-地蔵9:45、9:48-(樹林帯)-休憩9:53、9:58(ブナ手前)-休憩10:00、10:04(ウリハダカエデ)-涸れ沢10:09、10:11-登りきる10:16-国設スキー場分岐10:17-稜線分岐10:18-台所原分岐10:22-恐羅漢山10:23、11:42-牛小屋高原分岐11:46-管理林道分岐12:08、12:10-夏焼峠12:21、12:22-牛小屋高原12:44

牛小屋高原で、車の温度計は24度を示している。渡る風にはすでに秋の香りただよう、といえばおおげさだが、冷たく気持ちよい。しかし、直射日光は刺すように痛い。

ゲレンデは順調に登った。と思われたが、後でコースタイムを比較すると、第2リフト横から上ですでにペースが落ちている。ゲレンデ最上部の地蔵で少し休み、樹林帯に入る。風は吹くものの、尾根の西側やや下を行く登山道まで吹き降ろしてはこない。

地蔵からはゆったりとした道が延びている。それにもかかわらず、休憩を2回とる。ブナの大木手前と、あと1回は、ウリハダカエデが登山道上で根曲がりをおこしている所に腰掛けて休んだ。その後、涸れ沢を越え、小さな尾根を乗り越えて行く辺りがきつい。

やっと急坂を登りきり、国設スキー場分岐を過ぎ、稜線に乗る。ところが、いつまでたっても台所原分岐がこない。たった3~4分の距離なのに。完全に出来上がってしまったようだ。

上半身びしょ濡れ、ズボンは腰まわりはいうに及ばず、膝頭周辺が汗で湿っているのにはびっくりした。

恐羅漢山展望記

恐羅漢山からは、かなり遠くまで見通せるようだ。少し霞む天気で、そのため反って山並の重なり具合がよく分かる。即座に展望派に鞍替えをする。

今日はよく見たと思ったが、恐羅漢山展望図(Akimasa.Net)2005年05月28日(土)の方がずっとよく見えていたようだ。ただし、聖山~高岳の方角の木を切ったのだろうか。今日は、高岳のさらに左側が、以前よりもよく見えているように感じた。(その部分は未検討)

広島・島根県境尾根

恐羅漢山(広島・島根県境)から、登ってきた方角の右手を見下ろすと、砥石郷山がある。その左横奥に、聖山~高岳(恐羅漢山から続く広島・島根県境尾根)の二つの山が大きい。聖山~高岳の右横奥(砥石郷山の左奥)には、苅尾山の双耳峰が美しい。 砥石郷山の右奥に、深入山(1105mコブ付き)がある。

角度としては、左から右へ、高岳(3)、聖山(2)、苅尾山(5)、砥石郷山(1)、深入山(4)の順番(カッコ内は、恐羅漢山からの距離、近い順)である。そして、それらの後ろを、広島・島根県境尾根が延びている(鷹巣山~大佐山~大潰山~雲月山~中野冠山~一兵山家山~天狗石山 ~阿佐山)。

鷹巣山:高岳~聖山の奥にあるピーク
大佐山:聖山の右奥で一番高いピーク
大潰山:大佐山・・苅尾山のほぼ中間点
・左手前には、二川キャンプ場北側998.4mの小尾根がある
・右裾奥には、雲月山から中野冠山に至る尾根(882mなど)が見える
・その位置は、苅尾山の肩(1212m~1050m台)の上である
・その尾根の後ろに、大江高山が入る
(苅尾山の左奥、苅尾山とほぼ同じ高さ)
雲月山:大潰山より左の位置、大佐山と大潰山のほぼ中間点に頭を出す
中野冠山:苅尾山右奥(砥石郷山の右奥)の盛り上がり、右ピーク
一兵山家山:苅尾山右奥(砥石郷山の右奥)の盛り上がり、左ピーク
・これらの奥(わずかに左奥)に、三瓶山が入る
天狗石山:砥石郷山・・深入山のほぼ中間点
・984.9mピーク(苅尾山の東南東、橋山川の向こう)の左奥
・このピークほんのわずか左奥に三石山(1163.4m)、天狗石山の右
・天狗石山手前(わずか右前)に高杉山があり、区別がつきにくい
阿佐山:深入山北北西のコブ(1105m)の後ろ
・阿佐山は右後ろ、西ドウゲン(1217m)は左後ろ

今日は、大江高山、三瓶山を見ることはできなかった。
天狗石山、阿佐山も山並をかろうじて認める程度。

高岳のほぼ真後ろ(わずか左奥)に、金木山を見る。金木の右奥(高岳の右奥でもある)に、島ノ星山470.1m(都野津)が今日もうっすらと見えているか。

阿佐山~畳山~熊城山~櫛山~桶佐毛山~椎谷山~牛ヶ首山

深入山の右に、向山(1065.8m)がある。そのさらに右には、サバの頭(1073m、三角形)~内黒山が延びる。向山の右後ろに、大箒山があり、その稜線が向山をすっぽり覆って裾野を広げ、さらにサバの頭の上から内黒山の上まで延びているように見える。それらの山並のさらに後ろを、阿佐山から続く尾根(畳山~熊城山~櫛山~桶佐毛山~椎谷山~牛ヶ首山)が走る。

畳山:深入山の右横上
熊城山:940mピーク(向山左奥)の左奥
・940mは、大箒山近くのピークで、ポコンと高く盛り上がって見える
櫛山:940m・・向山の後ろ、やや940m寄り
桶佐毛山:向山のほぼ真後ろ(ほんの少し左奥)
椎谷山:向山・・サバの頭のほぼ中間点(特徴のある三角錐)
牛ヶ首山:サバの頭の右奥上のピーク

牛ヶ首山の右横に、龍頭山(第3列)がうっすらと続いて見える。その位置は、サバノ頭~1068m(第1列)でできる谷間の向こうである。龍頭山の右前、 1068mの真後ろに、五輪山(第3列)のラインが新たに入る。同じ山並の右手には、大丸峯~775mの三角形が二つ見える。大丸峯の位置は、内黒山の左奥、775mは、内黒山のほぼ真後ろ(ほんの少し右奥)である。それらの手前(第2列)のライン(大箒山から続いているように見える)は、内黒山の上から 1166m左まで延びる(百々山や正教山が、内黒山~1166mの間に入る)。

大丸峯の右奥、内黒山のほぼ真後ろ(やや左奥)に海見山~片廻山があるはずだが、霞の中に消える。

内黒峠~十方山縦走路

内黒山の右手前に、1166mピークが大きく、そこから十方山に向けて縦走路が延びる。1166mを過ぎ、いったんワル谷キビレに下る。そして、彦八の頭を越えて、もう一度下る。カサゴヤキビレである。その後、1152m~小コブ(1150m台)を経て丸子頭~前三つ倉まで少しづつ登る。そこからいったん少し下り、奥三つ倉~(論所)~十方山(1328m)に至る。十方山三角点は1328mの後ろとなり見えない。
・1166mは、内黒峠~十方山縦走路の最初のピークであり、その中腹には、広島県道252号(恐羅漢山公園線、内黒峠~二軒小屋)が見えている。

1166mの真後ろは、堂床山かそれともそのさらに後ろの鷹ノ巣山まで見えているのか。1166m~彦八の頭の間(ワル谷キビレ)の向こうに、戸河内インター東側の尾根(721.7mなど)。彦八の頭の真後ろの山並は同定できない(久地冠山、笹ヶ丸山などのはず)。彦八の頭の右奥に、天上山が大きくせりあがる。その左裾奥に頭を出すのは、阿武山か。丸子頭の左奥に市間山がある。市間山の尾根が丸子頭に覆いかぶさり、その左裾は1152m~丸子頭の上をはっている。1152m右の小コブ(1150m台)のわずかに右奥(市間山尾根1030mの左奥)に東郷山を見る。東郷山の懐には、天上山から続く尾根が長く延びている。

十方山(1328m)と旧羅漢山の間に、板敷山、女鹿平山、羅漢山などが見えているようである。吉和冠山は、そのさらに右手で樹木に隠れるか。(前三つ倉から右は、樹木がうるさい)

子ども連れの若い男性に会う

ほぼ展望を楽しみ終わったころ、若い男性が子ども(6歳)を連れて登ってきた。写真を頼まれお手伝いをする。この辺りの山は初めてのようである。冠山は?と聞かれた。たぶん見えないはずと答えた。 この山行記を書いている途中で、以前、「樹間に吉和冠山を見たと書いたことがあったかもしれない」と思い直した。いつかもう一度確認してみよう。

彼らは夏焼峠から登って来たという。風は冷たく日が当らないので涼しかったがマムシを5匹も見たという。ゲレンデ直登コースではどうだったですかと聞かれた。マムシは1匹も見ていないと答える。もっとも目が悪いせいだろう。夏焼峠までの下りでも、1匹も見つけることはできなかった。

夏焼峠に下る途中で、件の道標がたっていた。現在位置:早手のキビレ(台所原40分、夏焼けのキビレ15分、恐羅漢山頂50分)。もしやと思い、帰りに二軒小屋から恐羅漢公園線に入ってみた。やはり道標があった。現在位置:藤本新道登山口(十方山頂3時間10分、二軒小屋10分)。恐羅漢山でお話をした男性は、例の恐羅漢山スノーボーダー遭難事件の時に、一番最初に彼らに接触したグループに近い人だった。興味深い話をいくつか聞いた。