2008年12月20日

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ひろしま百山(私の踏み跡) >> 極楽寺山広島湾岸トレイル

広島湾岸トレイル
中国自然歩道~617m北東尾根~617m(縦走路)~牛池林道~さくらの里~極楽寺山~観音コース
(出発帰着:広島市植物公園)

2008年12月20日(土)、単独

はじめに

中国自然歩道~617m北東尾根~617m(縦走路)~牛池林道~さくらの里~極楽寺山~観音コース

極楽寺の仁王門下近くの道標(平良コース、キャンプ場分岐)には、広島市植物公園の地名が入っている。今時、極楽寺から植物公園に回る人などいないと思われるが、極楽寺(仁王門下)~屋代コース~植物公園~荒谷林道は、中国自然歩道「矢口・極楽寺ルート」の一部となっているのである。

極楽寺山第4弾は、広島市植物公園を出発帰着として、中国自然歩道を含むコースを考えてみた。(往路で荒谷林道までの中国自然歩道を行く。ただし、復路の観音コースは中国自然歩道ではない)

まず、植物公園から佐伯運動公園を経て倉重登山口に至る。そして、そこから直接山へ登ることなく、中国自然歩道を通って617m北東尾根取り付き(荒谷林道合流点手前)まで、尾根縦走路の東側斜面を北向きに行く。

次に、尾根に取り付いて617m(縦走路)を越え、尾根反対側の牛池林道を通りアルカビレッジまで下る。さらに、アルカビレッジから「さくらの里」経由で極楽寺山頂部まで登り返し、観音コースを下り植物公園まで帰るコースである。

ただし、今日は時間が押してきたため、アルカビレッジをあきらめ、牛池林道を逆にさかのぼって極楽寺山頂部まで登り、観音コースを下ることにした。

牛池林道まで下りて左手に少し登ると、伐採後の木材積み出し作業中で前に進めない。右横をみると、皆伐で「さくらの里」までのルートは全くわからない。ここから引き返すのも面白くないので、なんとか「さくらの里」まで歩きとおし、後は予定どおりのコースを下った。

極楽寺山百回登山(登山ルート地図)によれば、この区域は「2008年11月現在、植林伐採通行止め」となっている。無理をして通るべきコースではない。

今日のコース&コースタイム

広島市植物公園9:33-佐伯運動公園分岐9:37-窓ヶ山をみる9:51-山陽道陸橋9:52、9:54-佐伯運動公園9:57-古墳10:03-上の駐車場10:06、10:13-中国自然歩道案内板、火葬場-倉重登山口10:16-小さな沢、水なし10:20-オオルリ沢10:23(崩落跡あり)-支尾根越える10:27-涸沢10:28-中国電力管理道あり-右分岐(下河内)10:30-小さな沢、水あり10:34-小尾根、右から回りこむ10:36-小沢10:38-沢、水少々10:41-沢沿いに左へ行く(水音)10:45-風の沢渡る10:48-尾根突端10:53-少し登る、右から巻く、下る-小沢10:54-617m北東尾根取り付き10:56(振り返ると太陽、168度、樹間高井山の上にある)、取り付き216度-出発11:03-急登一段落11:07-太陽正面11:08-第一鉄塔11:10、11:12-小コブ11:13-小コブ11:15-肩11:26-巻き道-第二鉄塔を右下(330度)にみる11:27-やや平11:30-少々コブ11:31-最後の登り-ピーク巻く11:34-617m11:35、11:37-第三鉄塔11:39、11:45-分岐左へ11:46-谷底を下る、右に小さな沢、水音-2トン車は入りそうな作業道-牛池林道11:57-作業中12:00(右折)-自然林12:10-左分岐あり(鉄塔管理道?)12:14-さくらの里12:19-アルカビレッジ分岐12:20-極楽寺分岐12:26-登りつく、平-少々コブ12:29-分岐ピーク12:30(蛇の池0.2km、管理棟0.4km、さくらの里0.4km)-分岐あり12:31(展望広場0.8km、管理棟0.4km、蛇の池0.1km)-木段登り-小コブ12:33-下り-平ら、ほんの少し登り12:36-少々コブ12:36-下る-分岐12:38(展望広場0.4km、管理棟0.8km、蛇の池0.1km)-木段登る-少々コブ12:40-ややまた登る-魚切りダム方面分岐12:41-下る-分岐、すぐに少々コブ12:42(展望広場0.2km、蛇の池0.3km、多目的広場0.2km)-少し下る、下る-鞍部12:45(展望広場0.1km、蛇の池0.4km、管理棟0.4km)右前方にトラバース道-極楽寺山693m12:50、13:20-第二駐車場13:23-モミ森林-平良コース分岐13:30(左:広島市植物公園、右:廿日市市・原、来た道:キャンプ場)-仁王門下13:31-極楽寺661m13:35、13:41-観音コース下山口13:42-あと0.2km13:48-十一丁13:49-十丁13:49-九丁13:52-尾根右手13:53-あと0.4km13:54-展望ベンチ13:55-落ち着いた尾根13:57-登るご老体14:00-あと0.6km14:01-やせ尾根、尾根を左手にする、右手前に海-左手向こうの尾根をみる14:05-五丁?14:07-あと0.8km14:08-二丁14:18-右手沢沿い14:19-観音登山口14:21-山陽自動車道14:26-一つ休観音(病院前)-観音台入口バス停14:35-五日市高校前バス停14:45-運動公園分岐14:58-広島市植物公園15:02

  • 広島市植物公園(24分)佐伯運動公園(19分)倉重登山口
    小計43分
  • 倉重登山口(40分)617m北東尾根取り付き(32分)617m
    小計1時間19分(尾根取り付き7分を加える)
  • 617m(2分)第三鉄塔(12分)牛池林道(3分)さくらの里分岐(19分)さくらの里・アルカビレッジ分岐
    小計43分(第三鉄塔6分を加える)
  • アルカビレッジ分岐(6分)自然探勝路(24分)極楽寺山693m
    小計30分
  • 極楽寺山693m(3分)第二駐車場(7分)平良コース(5分)極楽寺661m
    小計15分
  • 極楽寺661m(1分)観音コース下山口(13分)展望ベンチ(26分)観音コース登山口
    小計40分
  • 登山口(14分)観音台入口バス停(10分)五日市高校前バス停(17分)植物公園
    小計41分
  • 総合計5時間29分(全ての時間を含む)
    (617m2分、極楽寺山30分、極楽寺6分を加える)

広島市植物公園~佐伯運動公園~倉重登山口

広島市植物公園駐車場から、車道を南に少し下り、右折して植物公園の西側を北向きに登る。山陽自動車道の五日市トンネル北東側出口付近を陸橋で渡ると佐伯運動公園である。広い駐車場がある。

運動公園を右手にして北西になおも登る。運動公園上の駐車場近くには、中国自然歩道「矢口・極楽寺ルート」案内図があり、ここでもきれいに修復されていた。(2008年12月6日山行記の屋代コースを下る、参照)

もう少し登ると火葬場がある。入口付近から、建物を隠すため板張りの真っ直ぐな壁が延びている。倉重登山口はその板壁の先にある。

中国自然歩道~617m北東尾根取り付き

倉重コースは、登山口から山に向かっている。今日は、そちらへは行かず、登山口右手の中国自然歩道に踏み込む。中国自然歩道は、最初こそ多少草が被っているが、その先には快適な踏み跡が続いている。幾度となく当地をおそった台風などの爪あとはほどんど残っていない。

まず最初は、谷に向かって下る。勾配が落ち着いてくると、谷を右手にしながら、沢を越え尾根を巻いて少しづつ登って行く。GPSを使ってみたが軌跡が乱れる場面が多くあった。きれいに取れている箇所で、明らかに地形図黒点線からずれていると思われる箇所もある。

しかしながら、右分岐(下河内)が一つあるものの一本道である。迷う心配はない。ただし現在位置を把握するのはなかなか難しい。比較的大きな沢の名前を書いた「道しるべ」が3つあり、現在位置を把握する材料として役立つ。なお、この道標は以前には見たことがないものである。

  • オオルリ沢:280mピーク支尾根手前の沢
  • 涸沢:280mピーク支尾根を越えてすぐの沢
  • 風の沢:388mそばの沢

風の沢を越えると、すぐにこのコース最高点に達する。そして、右前方の樹間の向こうにかすかに山並をみるようになると、617m北東尾根取り付き(標高390mくらい )はもうすぐである。

参考:中国自然歩道は、そこから尾根を巻いて左に鋭角に曲がって下り、荒谷林道に至る。さらに、その先の魚切ダム方面に行くには、まず、荒谷林道を下り大杉橋(荒谷川)から中国自然歩道に入る。そして、旧河内峠を越えて、魚切ダム上部を通り河内下原バス停に至る。(ここで歩く荒谷林道部分は、中国自然歩道に組み入れられているのだろう)

617m北東尾根を登る

この尾根の登り下りについては、2001年05月04日(金)、2004年12月18日(土)、2005年01月08日(土)を参照。

中国自然歩道から、左手の617m北東尾根に取り付き南西に登る。急登である。ここでは、尾根右手の送電鉄塔がよいアクセントとなる。

尾根に取り付き、すぐに太陽を真正面に受けて登るようになる。標高440mくらいに第一鉄塔があり、鉄塔基盤の石垣沿いに手前を左手に巻いて行く。

鉄塔の真横まで登って振り返ると、右手小尾根(磁北から88度)の上の雑木が刈り取ってある。上から下ってきた場合、そこへ向けてまっすぐ下ると後で苦労するだろう。ここを下る場合には、尾根の方角を確認することが大切である。

さて、標高560m台で、コースは右から巻き気味に登るようになる。すぐに第二鉄塔を右下(磁北から330度)にみる。上から下ってくる場合には、いったん鉄塔の方に近づいて下る位置関係になる。

なお、地形図をみると、ここでは登山道と鉄塔との標高差約20mくらいになるが、実際には送電鉄塔の位置は標高560mくらいで、標高差10mくらいではないかと思われる。ただし、そうなるとここで送電線がほんの少し屈折していることになるのだが、実際どうなっているかは分からない(地形図では直線)。

617mピークの北側に登りつき、縦走路に合流する。左手のわずかな高みが617mピークであり、そこまでほんの少し登って陸軍省標石を確認する。その向こう、縦走路南側の踏み跡は意外と狭いように感じる。

617mから牛池林道まで下る

617mから縦走路を西に行くと第三鉄塔がある。大峯山や阿弥陀山がみえる絶好のビューポイントである。先着の男女ペアがあり、彼女もここの場所が好きだという。今日は白河まで行くといって先に腰をあげ、さらに西へ向けて稜線上を下って行った。

すぐ後を追っていくと、私が牛池林道に下りるために、稜線を外れて左下に下っていく地点で、稜線上のかすかな踏み跡に向けて、右前方に苦もなく突っ込んで行かれたようだ。さすがこの辺りを歩きなれていらっしゃるようである。ここでは、明瞭な踏み跡は左下に向いて付いているのである。

さて私は、送電線の走る谷を右手から左手に移動して、その向こうの植林帯に入り込んだ。極楽寺山百回登山(登山ルート地図)では、この谷は「藪化、通行やや困難(2008年3月)」としており心配したが、特に何の問題もなかった。

牛池林道から「さくらの里」に向けて踏み込む

牛池林道に飛び出して、来た方角を振り返ると、植林帯の入口はほとんど分からない。以前にも牛池林道を歩いていて、ここを通り過ごしてしまったことがある。

それはともかく、林道を左へ少し登ると、伐採後の材木を運搬するための作業中である。トラックが林道中央に止まっており前に進めそうにはない。幸い右手に見える踏み跡は、さくらの里に至る道のようである。

一応踏み込んでみると、前方がすべて伐採されており、切り倒した雑木などが地面一杯に敷かれている。行くべき道はまったく分からない。右手に少し登って目を凝らすと、左手下手が通れそうにもみえる。足をくじかないように慎重に木の上を歩いて移動する。

左手の沢左岸まで下ると、元の槇道跡が残っており、そこを南西にさかのぼる。しばらくすると、まだ伐採されていない箇所になり歩きやすくなる。

注意:ただし、極楽寺山百回登山も、「2008年11月現在、植林伐採・通行止め」としている。安易に踏み込むべきコースではない。

槇道を行けば、やがて663.4m三角点南側の「さくらの里」に至る。

「さくらの里」~自然探勝路~極楽寺山693m

「さくらの里」広場の南端にアルカビレッジ分岐がある。そこから、舗装道(地形図黒実線)をさらに南西の方角に登る。そのまま地形図どおり行けば 林道極楽寺線入口ゲートに達する。

その手前、坂を登りきった小さな峠に「極楽寺山」分岐(標高660m台)があり、左手の未舗装木段を登る。その先は、蛇の池と牛池の間を行く尾根道となっており、落ち葉を踏んで気持ちよく歩くことができる。この道のことを、各種ガイドでは「自然探勝路」といっている。

蛇の池の北側から東側に回り込むこの尾根は、ゆるやかなアップダウンを繰り返しながら、やがて魚切ダム方面入口を経て極楽寺山693mに至る。途中にはいくつかの道標があり、それぞれの場所から右手の蛇の池へ下りることができる。また、それぞれの道標ごとに展望広場(極楽寺山693m山頂)までの距離が示されている。

極楽寺山693m(展望広場)には東屋もあるものの、展望はそれほど開けてはいない。大峯山~阿弥陀山を見ることができる程度である。東郷山も見えるとされるが、樹木に阻まれるようである。

今日は、阿弥陀山の8~10度左に山影を見る。十方山~前三つ倉あたりであろう。そのさらに左は湯来冠山か。いずれの山頂部も、雪があるかどうかまではよく分からない。なお、大峯山の方角に山頂から踏み跡が付いており、山頂部西側につけられたトラバース道の最高地点に至ることができる。

極楽寺山693m~第二駐車場~平良コース~仁王門~極楽寺661m

極楽寺山693mから向こうの木段を下りて第二駐車場に至る。今日は、ここから左手の舗装道をたどって極楽寺661mまで行くことをせず、舗装道の西側下に回りこんで、谷間のモミ大木を鑑賞しながら、いったん平良コースに出た。

平良コースに合流して左をみれば、すぐに仁王門下である。仁王門の横をすり抜けて極楽寺661mに上がる。

極楽寺661m展望

極楽寺661mからの展望を少し楽しむ。小春日和、すこし霞む天気が憎らしい。絵下山の右奥に灰ヶ峰が大きく、両者間の奥に膳棚山(野呂山)も見える。灰ヶ峰と似島(安芸小富士)の間にうっすらと見えているのは、上蒲刈島(七国見山)であろうか。能美島の左奥に倉橋火山が尖がり、両者の間にも島影が見える。中島であろうか。能美島の右手前、絵の島、大奈佐美島のずっと奥に見えているのは、津和地島などであろう。大黒神島の右手前、小黒神島の奥は、柱島、小柱島などであろう。そして、宮島の向こうには周防大島が延びている。

観音コースを下る

観音コース下山口は、阿弥陀堂の裏にある。特に標識はなにもない。最初は幅広の道をジグで急下る。箒をかけて落ち葉を取り除いてあるのだろうか。山頂部では、道の真中に落ち葉はない。

コース上には、(山頂まで)あと○kmを表わす道標がたっている。登山口には「これより1.2km」があり、その他の道標は、山頂部の「あと0.2km」から200mごとに0.8kmまで確認できた。1.0kmは消失したのか見つからなかった。また、昔の石柱があり、山頂下の十一丁から、十丁、九丁とあり、途中は分からず、五丁?そして最後に二丁を発見した。

登山道途中では深い塹壕状態の箇所もあり、昔から地元の人によってよく踏まれた道のようである。取り付き地点までの交通の便は決して良いとはいえず、現在ではあまり利用されているとは思われないのだが。それにしては登山道の状態は非常によい。

と、そのようなことを考えながら下っていると、下から長い竹製の杖を両手に持ったご老体が登ってこられた。今日もこの広い極楽寺山頂部のあちこちで何人ものヒトに出会った。人それぞれの山がある。

観音コース登山口~植物公園

広電楽々園~観音コース登山口までは、2008年12月6日山行記参照。

観音コース登山口から舗装道を南東に下る。山陽自動車道の下をくぐり、病院前の「一つ休観音」を経て観音台入口バス停に至る。ここから、2008年12月6日山行記のコースを前方に分けて左折、概ね北東の方角に行く。大通りを右左折して五日市高校前バス停を通り、植物公園駐車場に帰り着く。植物公園手前では、今日通った佐伯運動公園方面への道を左に分けて直進する。

小春日和のなか、ゆったりと静かに歩き回ることができて満足。

参考山行記

広島湾岸トレイル・モデルコース

  • Akimasa Net(2016年02月06日)山行記
    観音コース~極楽寺山~平良コース途中~速谷コース
    (出発:中地上バス停(JR五日市駅―山陽本線)、帰着:速谷神社前バス停(広電廿日市市役所前(平良)―広島電鉄宮島線)
    注:速谷コースはその後放棄。

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