カテゴリー
未分類

2007年04月21日

Akimasa Net
ひろしま百山(私の踏跡)>> 十方山トップページ

黒ダキ山~仏石~十方山南西尾根~下山林道~十方山林道(下山橋、山の神、吉和西)
(出発帰着:立野キャンプ場)

2007年04月21日(土)、単独

このページの目次です

はじめに

2007年04月21日(土)、単独
黒ダキ山~仏石~十方山南西尾根~下山林道~十方山林道(下山橋、山の神、吉和西)
(出発帰着:立野キャンプ場)

細見谷渓谷を上から眺めるのには、十方山林道のカネヤン原754m北東にあるザザラノタキ950m台が適している。何とか行ってみたいものである。前回は、十方山林道からザザラノタキを眺めてみたが、取り付き口が全くわからない。いっそのこと、黒ダキ山~十方山南西尾根から攻めてみよう、というので今日出かけてきた。しかしながら、途中で敗退。十方山南西尾根を、逆に北東の方向へヤブ漕ぎして、下山林道に出て、十方山林道へ下りる。細見谷渓畔林の落葉広葉樹は、いまだ葉が出ていない。

大回りをして細見谷渓畔林を通って帰る設定に変更したので、当然ながら、夜間歩行を視野に入れなければならなくなった。大向長者原線を通って、国道186 号に出る手前で完全に日が暮れる。そして、立野キャンプ場の手前で懐中電灯を失くしてしまい、かなりのトラブルになったのだが、かろうじて事なきを得た。長男、次弟には、深夜に車まで出してもらい助けてもらった。妻にはほんとうに心配をかけた。自分のキャパ以上の行動のため、判断力が鈍っていたことがその直接の原因である。大いに反省をしているところである。

今日のコースタイム:
立野キャンプ場(51分)黒ダキ山取り付き(42分)主尾根稜線(34分)黒ダキ山
 小計2時間15分(取り付き3分、主尾根5分加える)
黒ダキ山(11分)仏石(12分)十方山南西尾根
 小計23分
十方山南西尾根(黒ダキ山分岐)(22分)1067m(3分)1050m台
 小計25分
1050m台(22分)黒ダキ山分岐(43分)1142m(21分)峠(33分)下山橋
 小計1時間59分
下山橋(40分)カネヤン原(14分)山ノ神(27分)2号橋(23分)押ヶ峠(30分)吉和西
 2時間21分(山ノ神7分加える)
吉和西(26分)お関の墓(10分)角兵衛の墓(1時間01分)国道186号(38分)女鹿平温泉(推定45分)立野キャンプ場
 3時間00分
総合計11時間01分
(黒ダキ山5分、黒ダキ山分岐16分、1050m台12分、下山橋5分加える)

立野キャンプ場9:44-黒ダキ山取り付き10:35、10:38-屈折(右へ)点9:51-小ピーク11:00-タムシバ11:07-急登手前11:16-主尾根11:20、11:25-1040m台11:40、11:42-展望11:43-1040m台(北西の端)11:44-鞍部11:46-1040m台11:48-1040m台西端11:52-鞍部11:53-1050m台コブ11:56-黒ダキ山11:59、12:04-仏石12:15-十方山南西尾根12:27、12:43-1080m台12:48-岩棚13:00-1067m13:05-1050m台13:08、13:20(撤退)-黒ダキ山分岐13:42-1142m14:25-下山林道峠14:46-下山橋15:19、15:24-カネヤン原16:04-山ノ神(祠)16:18、16:25-2号橋16:52-押ヶ峠17:15-吉和西17:45-お関の墓18:11-角兵衛の墓18:21-国道186号19:22-女鹿平温泉20:00前(立野キャンプ場までは、ここから1時間足らずのはず)

立野キャンプ場から、細見谷川下流沿いの下山林道に入る。ボタンネコノメソウ?など、色々な花を見る。このコースでは、下山林道にある黒ダキ山取り付きから、右に屈折する辺りまでが一番きつい。そこから先は、勾配もややゆるやかになる。屈折点のあと、主尾根に登りつくまでに、小室井山、女鹿平山、沼長トロ山前衛、五里山、そして左手前方に、黒ダキ山を見る。

やがて、足元に白い花が点々と落ちているのに気づく。左手の北西面にタムシバをたくさん見るようになる。黒ダキ山をバックに絵になる風景である。ここでもやはり、右手南東面には、タムシバは見当たらないようである。

最後に少し急登りして、主尾根稜線に着く。吉和冠山を見る。その隣は、坊主山だろうか。沼長トロ山も、頭をだしているようである。市間山~立岩山~日の平山も見えている。まだまだ落葉樹に葉はついていない。展望を楽しむにはよい季節である。

主尾根稜線に入る。1040m台に登りついてすぐのピークをほんの少し行ったところに、赤い円筒形の吸殻入れがある。そこから、北東に向けて小さな尾根が張り出している。その尾根は、914m~882mを経て、小松原橋(瀬戸谷南尾根コースの手前)に向けて流れ落ちている。

タムシバが、右手北東斜面にも目に付くようになる。こんどは、十方山をバックに写真を撮る。黒ダキ山でもいい写真が撮れた。仏石を経て十方山南西尾根に乗り、ザザラのタキに向けて 南西方向の1067mを目差す。1067m手前に展望のいい岩棚があり、ホトケ谷を見下ろす向こうに黒ダキ山をみる。しばらく行くと、崖に出る。右から回り込むようだがよく分からない。引き返す。

黒ダキ山分岐まで帰り着き、そのまま北東に進む。登りのブッシュはきつい。ササが背丈ほどあり、それをかき分けて進むが、登山靴にからみついたササを取り払うのに苦労する。下りでは、ササを踏みつけて押し倒すだけである。 登りと下りでは、労力が倍以上違う感じがする。

一生懸命ヤブ漕ぎをするうちに、1142mから右に張り出す尾根に乗ってしまい、 十方山雨量観測局から仏石途中に向けて付けられた林道に出てしまう。峠まで登り、下山林道を西側に向けて下り十方山林道に至る。

十方山林道沿いの落葉広葉樹は、まだ葉を出していない。祠から七曲を淡々と登る。2号橋を過ぎた辺りで、前方にイノシシがこちらを向いているのに気づく。黒くて青光りする毛並みは、ひょっとしてコグマだったろうか。ファーという大声を出すと逃げてくれた。

十方山林道、吉和西口は本格的な工事が始まっている。山側から削り落とした土砂、岩石を、沢側に衝立のように築いた木版で受ける仕組みになっている。切り崩した岩石の上には、ブルドーザーが乗っている。作業員はすでにいない。通行不可能だろう(通行不可の表示あり)。しかし、今日は向こう側まで行かなくてはならない。少し引き返して山越えをする。なお、二軒小屋側も同様に工事が始まっているが、通行は許可してもらえるとのこと(次弟情報)である。

国道488号線を少し行き、左折して全線開通した林道大向長者原線(りっぱな舗装道)に入る。おせきの墓、角兵衛の墓の前を通り過ぎて、どんどん下る。途中で両側に落葉広葉樹のきれいな林がある。薄暮のなかで、様々な鳥達が鳴いている。鳥好きにはたまらない一瞬であろう。

と、ここまでは想定内の行動だったのだが・・・・・