2007年08月14日

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2007年08月14日(火)、次弟
瀬戸滝~セト谷~右谷~ウシロヤマ谷~ウシロヤマ谷支流~三つ倉
(出発帰着、瀬戸谷入口駐車場)

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はじめに

2007年08月14日(火)、次弟
十方山:
瀬戸滝~セト谷~右谷~ウシロヤマ谷~ウシロヤマ谷支流~三つ倉(瀬戸谷南尾根コース)

ウシロヤマ谷には過去2度入っている。1度目(2006年8月13日次弟)は、下山林道(東終端部)からウシロヤマ谷に入り、大ビラメの滝上部まで下り、三つ倉(瀬戸谷南尾根コース)から派生する尾根を這い上がった。2度目は、瀬戸谷南尾根コースを三つ倉からさらに少し登り、ウシロヤマ谷支流に入り、ウシロヤマ谷を経て下山林道(東終端部)に抜けた(2006年9月2日単独)。今日は、大ビラメの滝付近をきちんと確認したくて、下から登ってみることにした。

瀬戸谷入口駐車場8:08-瀬戸滝8:22-(アライ川)-左岸を登りきる(下の滝の頭)8:31-木馬道跡8:36-右屈折8:54-カツラ谷分岐8:58-小沢2本9:15-左へ振る9:19-(右岸高巻く、急下る)-右谷・左谷分岐(右谷へ)9:24-左岸に石列(木馬道跡?)9:27-キジヤ原付近9:38(右へ振る23度)-踏跡左岸へ9:48-すぐ再び沢へ-左岸に石積み9:53-岩ゴロゴロ10:15-大ビラメの滝10:47-ウシロヤマ谷分岐11:00-三つ倉からの尾根突端12:10、12:19-ウシロヤマ谷支流出合い12:23-瀬戸谷南尾根1000m前後12:54、12:57-三つ倉下13:05、13:34-尾根乗越13:46-瀬戸滝分岐14:00-標高700m表示14:03-瀬戸滝分岐14:14-瀬戸谷入口駐車場14:19

瀬戸谷の関門である瀬戸滝について、桑原良敏「西中国山地」P.105は次のように説明している。

「瀬戸滝は水量が多く、上・下二段になっているが、滝の下からは、上の滝は見えない。下の滝は三十数メートル、上の滝はやや小さく、十数メートルあると思われる」。

瀬戸谷へはどこから入ればよいのであろうか。種々の資料は、瀬戸滝の横の懸崖をよじ登るとして、取り付き方を簡単に示している。しかし、瀬戸滝の前に立ち周囲をいくらながめ回しても、その滝の横をよじ登ることなどとてもできるようには思われない。

まさに、桑原(同書P.105)のいう心理状態そのままである。

「(十方山東面には三本の谷があるが)、その中で広葉樹林に覆われた最も長い谷が瀬戸谷である。谷は扇状に広がっており、その要に当る部分に瀬戸滝という関門があって、滝の横の懸崖をよじ登らないと奥へ入れないため、一般の人々にはあまり知られていない。この谷の東側の尾根の上を、十方山の登山路が通っているので、鬱蒼とした天然林に覆われた谷を見降し、入ってみたいと思っても情報不足のため、ためらっているといった状態と思われる」。

さて、具体的な取り付き方は、次の通りである(同書P.105)。

「滝を越す取り付きは、左岸に<アライ川>の谷が落ちているので、これに入り、<アライ川右岸>の岩と草つきの急斜面を登る。ここはいつも湿っていて滑り易く、草つき部分は手がかりがなく、滑ると危険である」。

瀬戸滝の渕左岸に向けて、アライ川が流れ込んでいる。瀬戸滝展望台からそのアライ川へ下りる。岩のゴロゴロしたところを北に少しさかのぼると、左手右岸に踏み跡らしきものがある。しかし、壁はほぼ垂直に切り立っている。本当にここを登るのだろうか。不安にかられながら、草の根をしっかりとつかんで、斜め左に這い上がる。左手を見下ろすと怖い。とても一人では挑戦でき そうにない。

下の滝の頭まで上がると、やや平坦な踏み跡があり、すぐに木馬道跡に出る。木馬道跡は、右手後方にも続いている。「山歩き2005/06/19」(Kさん)によると、「ほかに瀬戸滝上部に出る道は、アライ川左岸の上に踏み跡があり、アライ川を300mほど登ると、右岸に渡り、トラバース道が尾根を越えて、瀬戸滝上の谷へ出る」という。このトラバース道が木馬道のことかどうかは分からない。

木馬道跡は左手前方にのびており、それに従ってセト谷右岸に渡る。道はかなり崩れており、踏み跡がなんとなくわかる程度である。時には崩れた所を避けて、かなり高巻く箇所もある。一旦左岸に渡る箇所があったが、その先は歩くことが困難で、河原を歩いてゆく。

いよいよ大ビラメの滝にさしかかる。桑原(同書P.106)は、次のように書いている。「瀬戸滝より平凡な渓が続いているが、やがて谷が右へ廻った所に、二メートル位の小滝があり、その上の奥がゴルジュになっている。三~四メートルの小滝と細長い渕が、二段になって続いている。ここを<大ビラメの滝>という。(中略)二つの渕とも左岸を高巻くが、潅木もあり危険と言う程の場所ではない」。

また、Kさん(山歩き2005/06/19)は次のように書いている。「三ツ岩手前で、左岸の踏み跡がなくなり、踏み跡終点に石積が残っている。この辺りまで木馬道があったようだ。連続する大岩を通り、ゴルジュの先にオオビラメの滝がある。小滝が二つ連続している。昔、大イワナを何度か見たが、魚の影はなかった。左岸を渡り、上下二段の滝の上へ出た。その先で谷は分岐し、右はウシロヤマ谷。ウシロヤマ谷を詰めると、十方山登山道に出る。分岐の右岸に石積みが残っている」。

今日の我々は、ここを通過する(左岸を高巻く)のに、少し時間がかかっているのかもしれない。それと、どういう訳か、ウシロヤマ谷11:00に入って、三つ倉の尾根落ち口 12:10までものすごく時間がかかっている。<左岸をかなり高巻いて、小谷を2本越えていった>。ここは、高巻くことなく通過できるのだろうか。

四苦八苦しながら、昨年(2006年8月13日)の見覚えある地点にたどり着く。上流から見下ろして、左手左岸に黒い岩壁(三つ倉からの尾根突端)があり、そのやや下流右手にも岩盤がある。

精神的にかなり疲れてしまった。今日はここまでで断念することにした。ウシロヤマ谷支流を、逆にさかのぼることにする。十方山南尾根コース にはいあがり、その尾根を三つ倉経由で下ろうというのだ。

ウシロヤマ谷支流は、去年一人で下って(2006年9月2日)勝手は分かっている。ただし、去年ウシロヤマ谷出合いまで下って振り返ったとき、ほとんど支沢があるとは気づかないような状態に見えた。ここからの距離はそんなにないはずだ。慎重に右手を注意しながら登り、無事ウシロヤマ谷支流へ向けて右折する。歩きやすい沢を行き、最後はササをつかんで右によじれながら、登山道上に這い上がる(標高1000m弱)。

三つ倉下(標高1030m弱)まで下る。といっても、一旦下って少し登らなければならないので、標高はほとんど変わらない。昼食後、一気に下る。途中で若者に追い抜かれる。長いコンパスで滑るように下っていった。帰り着くと、その彼が再びザックを背負っている。聞けば、せっかくだから瀬戸滝を見学して来るという。遊歩道を行けば、通行止めの跡もきれいになっているから大丈夫だという話をする。我々が今朝通ってきたコースのことだ。間違いはない。

今日の予定は、ウシロヤマ谷をあくまでもさかのぼり、十方山登山道に出るルートを確認して、十方山を往復して帰ってくることにしていた。それが、思いの他時間がかかったので、途中でウシロヤマ谷支流に入り、山頂を踏むことなく引き返すことになった。「山歩き」のKさんは、いつも一人でどんな歩き方をしているのだろう。改めて驚かされる一日となった。なお、仕事でお世話になっている方が急にお亡くなりになり、お通夜(18時)に参列する。

イワタバコ、2007年8月14日、10:08:58
モミジガサ、2007年8月14日、12:27:42
カリガネソウ、2007年8月14日、12:30:32
ミズタマソウ、2007年8月14日、12:32:30
ホツツジ、2007年8月14日、13:05:48

追伸:2007年08月18日(土)
今日、膝頭とその少し上辺りが、日焼けした時の皮膚のように、少しひび割れてきた。実は、14日山行当夜、膝から太腿にかけて皮膚が赤く染まっていたのだ。当日は長ズボンをはいていた。そして、瀬戸谷で直射日光に当る場所はほとんどなかった。それでも、日焼けをしていたということだろうか。16日(木)には、国内最高気温が74年ぶりに更新され、熊谷(埼玉県)と多治見(岐阜県)では40.9度を記録するという異常な猛暑が全国的に続いている。ひょっとすると、紫外線の量も桁外れに多くなっているのではないだろうか。地球が壊れ始めたのだろうか。心配だ。