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2006年07月15日

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那須登山道~十方山、往復
(出発帰着:那須集落上部)

2006年07月15日(土)、単独

このページの目次です

はじめに

2006年07月15日(土)、単独
十方山往復、那須登山道
那須集落(林道風小屋線終端)~藤十郎1200m台~前三ツ倉1312m~奥三ツ倉1320m台~十方山(出発帰着: 那須集落上部)

2003年(平成15年)地元の人によって、登山道が整備しなおされた。終始樹林帯の中を行くコースだ。風はほとんど通らず、多量の汗をかく。水分補給量1リットル。そうした中で、途中の急登でも、なんとなく足が動くようになった感じがして嬉しくなる。とはいうものの、帰りの奥三ツ倉までは多少しんどい。

コースタイム:
林道終点(24分)尾根取り付き(42分)1050m前後(26分)藤十郎
 小計1時間32分
藤十郎(27分)前三ツ倉(17分)奥三ツ倉(10分)論所(11分)十方山
 小計1時間12分(前三ツ倉7分加える)
十方山(30分)前三ツ倉(9分)藤十郎(44分)林道終点
 小計1時間26分(藤十郎3分加える)
総合計4時間10分(行き2時間44分、帰り1時間26分、昼食60分を除く)

林道終点9:01-作業小屋9:05-標識(右折304度)9:09-沢9:13-沢渡る(水あり)9:16-20度-支尾根突端9:20-242度-341度9:23-303度9:24-十方山分岐221度9:25-263度9:33、9:38-右から巻く-尾根に乗る281度9:45-スギ林9:48~49-256度急登-一段落(右手に尾根みえる)9:55、10:02-1050m前後227度10:07-197度10:09-210度10:12-204度10:15-1120m台小コブ10:17-229度10:22-214度10:26-199度10:29-藤十郎1200m台 280度10:33-小コブ240度10:36-小コブ10:39-小沢(水あり)10:43-248度10:46-269度登る10:49-255度10:55-230度10:58-小コブ10:59-248度-前三ツ倉1312m(縦走路)176度11:00、11:07-226度下る11:08-鞍部217度11:11-234度登る-一旦草原212度11:14-再び潅木181度11:15-草原(中三ツ倉?)、平166度11:17-右手ほんの少し高い11:20-240度11:22-奥三ツ倉1320m台11:24-262度下る11:25-234度11:29-200度11:32-論所 249度11:34-沢222度11:37-277度11:40-217度11:42-十方山11:45、12:45-論所12:52-奥三ツ倉13:00-前三ツ倉13:15-沢13:19-藤十郎13:24、13:27-クマの糞13:28-左手尾根拡がる13:30-休憩(スギ林に向う)13:43、13:49-わずかに左13:52-巻き道(左から)13:52-尾根13:55-分岐13:59-沢14:02-沢沿い外れる14:04-左分岐14:05-左へ14:07-林道終点14:11

十方山登山口(那須コース)は、那須集落上部の"林道風小屋線"終点にある。中国自動車道(戸河内インター)から国道191号を三段峡方面に向う。途中の明神橋で柴木川(太田川合流点付近)を渡り、 右に広島県道252号(恐羅漢公園線、内黒峠~二軒小屋方面)を分けて広島県道296号(吉和戸河内線)に入り、太田川左岸をさかのぼる。

打梨発電所(中国電力)を川向こうに見て500mほど行き、右手の那須集落に入ってどんどん登る。そのまま那須集落の中を沢沿いに通り抜けて、右手の林道風小屋線(標高600m台)に入る。地形図の黒線(舗装、幅員4m)に沿って大きくうねりながら高度を稼いでゆく。林道終点部は、地形図よりももっと延びており、北から大きく回りこんで、かつての作業道(地形図点線)に接する地点(標高690m前後)で行き止まりとなる。そこには、乗用車が十分旋回できるスペースがある。林道終点で、彦八の頭1151.9mを323度に見る。

注:2006年7月現在、広島県道296号(吉和戸河内線)には道路工事中の箇所があり、戸河内側から那須に行くことはできない。那須に行くには、反対の吉和側から瀬戸谷入口コース登山口の前を通って回り込まなければならない。なお、戸河内~吉和の移動には、国道186号(島根県江津市~広島県大竹市)を使う。もちろん中国自動車道(戸河内インター~吉和インター)もある。

林道終点右端をほんの少し沢の方に下りて、昔の作業道(地形図点線)に乗る。左手に沢音を聞きながらゆったりと行く。作業小屋を過ぎ、標識(標高730m 前後)にしたがってやや右(北側)に振る。すぐに、地形図点線から離れて北側を西北西の方角に進むようになる。つまり、一本北側の沢を右手にしながら、ゆるい尾根を巻いてゆく。小さな沢に入って中尾根状態のところを少し登り、きれいな槇道を等高線に沿ってゆるやかに巻き上げてゆく。小尾根突端を巻いて、なおも槇道は延びる。

標識(標高820m前後)で槇道を見送り左折、ゆるい小尾根に向けて直登(221度)する。標高940m前後で地形図点線の尾根に乗る。1050m前後に向けて、急登を2回程繰り返す。急登が終わると、なだらかな登りを左に回りこむようにして、1120m台コブ~藤十郎1200m台に向う。その後も終始尾根筋を外さずに、前三ツ倉1312mで縦走路に乗り、十方山をめざす。

1050m前後~1120m台コブは、地形図点線よりかなり東側を登る。1120m台以降は、カエル、セミの大合唱でクマ鈴の音も完全にかき消されてしまう。1120m台コブから藤十郎に向けて、地形図点線のやや東をほぼ尾根に忠実に登る。藤十郎手前で地形図点線ほどは蛇行しない。

藤十郎からもほぼ尾根を追ってゆく。ササが刈ってありありがたい。前方からカッコー、カッコーの鳴き声。小岩を3つ程通り過ぎて、前三ツ倉1312mで内黒峠縦走路に合流する。縦走路合流点は地形図点線とは異なっている。昔の登山道表示がそのまま残っているのであろう。

前三ツ倉1312mから、一旦鞍部に下って登り1300m台に乗る。そこからほぼ尾根に忠実に奥三ツ倉1320m台に至る。"奥三つ倉は樹林の中の平坦な峯であるが、最高所に岩塊があるので位置確認は容易である。"(西中国山地P103)

前三ツ倉、中三ツ倉、奥三ツ倉の位置表示は、「西中国山地」、「ひろしま百山」あるいはその他資料によってまちまちであり、周辺にあるどの集落の呼称を採用するかによって、同一資料中においてすら矛盾点を含む内容となっている。当Webにおける表記では、前三ツ倉1312m(2006年現在の那須登山道分岐点)、奥三ツ倉1320m台(最高点に岩塊あり)とする。そして、中三ツ倉はあえて表記しない。(注:2006年6月以前の当Web山行記の内容はまだ訂正していない)

奥三ツ倉から、論所と呼ばれる鞍部(掘割り)を通って十方山に至る。この間もほぼ尾根筋をいく。十方山の方角から、多少左右に振れながら進み、チマキザサ-アカモノ群落の平坦な草原に躍り出る。

十方山に着くと、先着の男性が一人。さっき立岩貯水池横を歩いているところを追い抜いた人ではなかろうか。声をかけるとやはりそうだった。大谷川を登りつめてきたという。ザイル等完全装備だ。聞けばそれ程無理しなくても歩けるという。でも奥三段峡あたり(で修行をしてからの方)がよいと勧められた。

続いて、女性陣到着。引率のインストラクターは、近々テレビ番組に登場するらしい。聞くともなしに聞いていると、雨具の選び方など、参考になる意見を述べていらっしゃる。山の展望の話は出なかったようだ。ちょっと期待していたのだが。

十方山からの展望は、抜群とまではいえないが楽しめた。刈尾山の左奥に大佐山、右奥に深入山。天狗石山、阿佐山あたりまで見えているようだ。天上山、東郷山ははっきりしている。鈴ヶ峰がほんのりと見えている。阿弥陀西の右手前に湯来冠山、大峯山の左手前に小室井山、その後ろは弥山~502mだろう。ただし、大黒神山との区別はつかない。大峯山~西大峯の右手前は河平連山。女鹿平山の右奥から、羅漢山、鬼ヶ城山、そして吉和冠山がきれいに並ぶ。寂地山のずっと手前に黒ダキ山。千両山の右奥は安蔵寺山だろう。などなど。

2006年7月15日、9:06:32、ホタルブクロ
2006年7月15日、14:36:12、ヒメユリ
2006年7月15日、14:38:44、オオバギボウシ