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2005年05月28日

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2005年05月28日(土)、単独
夏焼峠~砥石郷山~(中之甲林道、台所原)~恐羅漢山~夏焼峠
(出発帰着:牛小屋高原)

はじめに:

2005年05月28日(土)、単独
牛小屋高原~夏焼峠~砥石郷山~(中之甲林道、台所原)~恐羅漢山~夏焼峠~牛小屋高原
(出発帰着:牛小屋高原)

台所原のブナ林を目当てに計画を立てる。台所原のブナ林がすばらしいことは、2005年05月14日(土)黒ダキ山の山頂でいっしょになったおば様から聞いており、気になっていたのだ。その時の話では、天杉山のブナも同様にすばらしいということであった。

二つ同時では時間的に無理なように思う。土地勘もないことから、今回は台所原だけを目標にした。なるほど、台所原から恐羅漢山山頂部にかけて、みごとなブナの古木が点在しており、急な登り坂の苦しさをいやしてくれる。

なお今日のコースは、結果的に「広島のブナ林」(南々社)2005年、”恐羅漢山・砥石郷山”P.076の完全な追っかけとなっている。

今日のコースタイム:
牛小屋高原(27分)夏焼峠(19分)1166m(15分)砥石郷山
 小計1時間07分(1166m6分を加える)
砥石郷山(20分)中之甲分岐(29分)中之甲林道(47分)林道終点
 小計1時間40分(林道取り付き4分を加える)
林道終点(6分)台所原、分岐(48分)恐羅漢山
 小計54分
恐羅漢山(20分)1131.8m(11分)夏焼峠(18分)牛小屋高原
 小計49分
総合計4時間52分
 (砥石郷山10分、林道終点12分加える、恐羅漢山1時間13分除く)

牛小屋高原9:39-沢(水あり)9:46-鞍部9:53-尾根9:59-夏ヤケノキビレ10:06-中之甲林道分岐10:09-1166m10:25、10:31-鞍部10:34-小コブ10:35-1180m台10:40-コブ10:41-コブ10:44-鞍部(魔の池)10:45-砥石郷山10:46、10:56-1166m11:07-中之甲分岐11:16-小尾根11:25-最初の折り返し11:34-中之甲林道11:45、11:49-中之甲橋11:50-天杉山取り付き?11:56-林道終点12:36、12:48-(台所原)-乗越12:54-左水平13:21-登山道合流13:41-恐羅漢山13:42、14:55-牛小屋分岐14:58-平坦部15:11-左分岐?15:15-1131.8m15:15-夏ヤケノキビレ15:26-牛小屋高原15:44

天気は上々、牛小屋高原から夏ヤケノキビレを目差す。左手尾根を巻くようにして、小尾根、沢をいくつか越え、少しづづ高度をかせぐ。一旦小尾根に乗ったと思える箇所もあるが、再び右から巻いて行く。チゴユリが咲き始めている。

夏焼峠で一旦尾根を乗り越し、1080m台を右後にみて巻きながら少し下る。中之甲分岐を右折して、砥石郷山に向かう。足元にアカモノが咲き始めている。1166mで展望を楽しんだ後、さらに進む。

砥石郷山手前の小鞍部(魔の池)に水はなく乾いている。それでもカエルの鳴き声が遠くから一つ聞こえている。山頂から田代方面を少し探索する。急坂のササがしっかり刈り取られており、そのまま田代まで下れそうな雰囲気である。

砥石郷山から引き返し、中之甲分岐を右折して下る。しっかりした槇道が斜面を切り取って付けてある。位置としては、アナゴヤ谷から小尾根を一つ越えて、コロバシ谷を下ることになる。1028mピークの南西側である。下るにつれてかえって広葉樹が多くなる。

中之甲林道(未舗装)は、十方山林道と同じ道幅で、勾配は十方山林道より少しきつく、道路の状態は十方山林道より歩きやすい。歩き始めてすぐ右手に、天杉山、野田原の取り付きと思われる踏み跡があった。またの機会の楽しみとしておこう。ヤマヤナギが白い綿毛をいっぱい吹き出している。

林道終点には、"中ノ甲国有林"のりっぱな案内板があり、ちょっとした広場となっている。そこから南西に踏み跡が延びており、台所原の先の小さな乗越で左折して、恐羅漢山の方を向く。なお、ここを右折すれば、33曲りからカメイ谷へ至るようである。

台所原から登山道沿いに、点々とブナの古木が続いている。登山道は、島根・広島県境のやや北側の尾根上につけられている。登り始めから最後まで、ササが幅広く刈り取られており、気持ちよく登ることができる。

今日はここまで昼食をとらずにきた。さすがにしんどい。向こうの尾根からカッコウの鳴き声が聞こえてくる。やがてその鳴き声が真後ろから聞こえるようになり、コダマしている。まわりでは小鳥がうるさいくらいさえずっている。今日もウグイスの谷渡りが、次々と行く手の露払いをしてくれる。稜線までたどりつけば、山頂はすぐ目の前だ。山頂の少し下で初めてユキザサをみる。エンレイソウの花は終わったようだ。

恐羅漢山山頂でやっとヒトに出会う。出発時に牛小屋高原で何組かの登山者を見かけたが、今日はここまで全くの一人旅だった。展望は、海側がかすみの中に消えるものの悪くはない。結局、1時間以上の大休止。

恐羅漢山から夏焼峠に向けて下山する途中、1131.8m三角点手前に左分岐があった。中之甲林道終点から延びている管理林道に至る道のようだ。これを使えば、台所原~恐羅漢山のブナ林をより手軽に楽しむことができそうだ。

三角点手前で振り返ると、恐羅漢山を見ることができる。なお、登山道は三角点の右横を少し巻いているようで、この三角点そのものを確認することはできなかった。

戸河内~内黒峠~二軒小屋に至る車道の側には、アサガラ?そしてトチノキの大木に花が満開。ホオノキの花もみた。そして花をつけたヤマボウシが一本だけあった。また一歩、西中国山地に踏み込んだ一日となり満足。