2005年11月19日

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2005年11月19日(土)、単独
黒ダキ山(小松原橋ルート)から(仏石~十方山南西尾根)を往復、帰路は下山林道(細見谷渓谷沿い)に下る
(出発帰着、瀬戸谷入口駐車場)

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はじめに

2005年11月19日(土)、単独
黒ダキ山(小松原橋ルート)から(仏石~十方山南西尾根)を往復
帰路は下山林道(細見谷渓谷沿い)に下る
(出発帰着、瀬戸谷入口駐車場)

今年春(2005年05月14日)、黒ダキ山でお会いした男性とおば様は、小松原橋から登ってきたという。途中にはイワカガミがいっぱいで、モミの木の大木があったということだった。以前から気になっていたこのコースを登ってみた。そして、 さらに黒ダキ山から仏石を越えて、十方山南西尾根まで探検することができた。

小松原橋は、吉和側から立岩貯水池に至る手前で、細見川を越える所にかかっている。橋の北詰にトチの大木があり、その左横からナガ谷とニイハタ谷に挟まれた尾根に取り付く。

ここから延々と、ナガ谷左岸尾根を追いかけていった。踏み跡はある。しかし、小潅木がうるさくササで覆われた箇所も多い。かなりの悪路だ。あくまでも尾根を追ってゆけば良いとはいうものの、一つのピークから次のピークまでの尾根筋がよく見えない箇所がいくつもある。その度にコンパスで角度を合わせた。("Kさん"「山歩きのページ」2005/3/6参照)

おじ様とおば様はどこを登ったのだろう。そんなに苦労するような道だという口ぶりではなかったのだ。なお、モミの木の大木とは、ツガのことかもしれない。

改めて「西中国山地」(桑原良敏著)P109を読み直すと、「(尾根を登るが)ツガの純林(約730m標高)の中よりナガ谷上部へトラバース気味に降り、この谷のつめまで踏跡が続いている。谷の上部で、右の尾根に取り付いてもよいし、左の尾根にある営林署の見廻り途へブッシュをこいで登ってもよい。」とある。

今日のコースタイム:
駐車場~小松原橋、7分
小松原橋(21分)分岐(47分)882m(43分)914m(33分)縦走路(23分)黒ダキ山(その他、余分な探索8分あり)
 小計3時間00分(分岐1分、914m4分を加える)
黒ダキ山~仏石~十方山南西尾根、往路22分、復路22分
十方山南西尾根探索、11分
黒ダキ山(33分)支尾根分岐(27分)下山林道(35分)立野キャンプ場
 小計1時間37分(林道取り付き2分を加える)
立野キャンプ場(9分)平原橋(8分)駐車場
総合計6時間08分
(小松原橋1分、黒ダキ山11分を加える、昼食時間として26分を除く)

駐車場8:55-小松原橋9:02、9:03-(ナガ谷左岸尾根)-分岐9:24(~探索8分)、9:33-882m10:20-870m台コブ10:25-鞍部10:29-870m台10:32、10:38-鞍部広場10:39、10:45-890m台10:49、10:52-990m台コブ10:58-914m11:03、11:07-910m台11:11-910m台コブ11:14-コブ11:18-最後の登り11:30-縦走路1040m台11:40-鞍部11:49-1040m台コブ11:53~55-前コブ12:00-黒ダキ山12:03、12:14-仏石12:26-十方山南西尾根12:36-(右折)-コブ12:38-セト谷最上部12:39、12:45-黒ダキ山分岐(引き返す)12:47、13:13-仏石13:20-黒ダキ山13:35-鞍部13:42-1040m台コブ複数個(13:44~46)-鞍部13:50-1040m台コブ数個(13:53~13:58)-1040m台コブ14:07-支尾根分岐14:08-下山林道14:35、14:37-立野キャンプ場15:12-平原橋15:21- 駐車場15:29

小松原橋から尾根に取り付く。道路と山側の間に少し隙間があり、木材が渡してあるが、少し腐りかけている。そこを渡ると、いきなりの急登だ。右手のナガ谷には霧がかかっている。小潅木がうるさく、前夜の雨露ですぐに全身びしょぬれになる。

しばらく登ると、尾根上の分岐からナガ谷側へほぼ平坦なトラバース道が続いており、そちらに踏み込むと、やがて道は少し下り気味になる。途中で引き返して尾根筋を登る。なおこの分岐点は、標高690m台地点のやや平坦部分と思われる("Kさん"「山歩きのページ」GPS参照)

急登とやや平らな部分を繰り返しながら高度をかせぐ。9時38分女鹿平山220度。882mに至る手前で、右前方に十方山を認める。882mから次の尾根が分からない。地形図では290度である。コンパスを合わせてその方角に踏み込むと、馬の背状の尾根がそれらしく見えてきて安心する。

882m~914m間の最低鞍部860m台が、ササ原の広場になっており、ブナなどが林立しており美しい。そこから登った小ピーク890m台はマツが多い。310度に下ると馬の背が見えてくる。小コブを越えて登ると914mで、右手前方尾根に加えて、左手横にも小尾根が走っており、稜線に突き上げたような形となる。

今日はあくまでも右手の尾根を追って行く。914mから少し下ったところで、302度の馬の背に乗る。その後もいくつかのピーク(コブ)から馬の背を見つけて前進して、段々に高度をかせぐ。最後は縦走路から張り出す尾根上を274度でよじ登る。

登りついた地点は1040m台の最初のコブ南側で、営林署の赤い吸殻入れ(高さ1m位の円筒形)がある。上から見れば、とてもここから下るなど思いもよらない。後は順調に歩を進めて黒ダキ山に至る。

黒ダキ山から展望を楽しむ。十方山山頂が白く見える。雪だろうか。全般的に先週よりも木の葉が落ちて見通しがよい。市間山~立岩山~日の平山など、最前線の山は360度見えている。その中で、女鹿平山の右奥が一番光が通っている。高照寺山、琴石山、皇座山、氷室山などが見えているようだ。

仏石の方からヒトの話し声が聞こえる。実は尾根を登っている途中、となりの縦走路で人の声がしていたので、入山者がいることは分かっていた。仏石に至る鞍部で帰路の登りにかかる中年男性3人組とすれ違う。ごく普通の人達だ。インターネット情報によって、この山域が知られるようになってきたのだろう。

仏石の向こうで十方山南西尾根に向けた登りにかかると、ササを幅広く刈ってあり歩きやすい。尾根にたどりついて左側の細見谷の方を見ると、腰まであるササの中に踏み跡さえ確認できない。この中を尾根沿いに登り下りするのは精神的に疲れそうだ。

ササは、十方山の方に向けて少し行った地点まで刈り込んである。その向こうの尾根筋は背の低いササで埋まっており、葉っぱが全て落ちて櫛の歯のようになったブナが続いている。見通しのよい今の時期ならば進めなくはなさそうだ。

なお、ササを刈り込んだ立派な道は、そこから谷底(セト谷最上部-左谷)に向けて急下っている。何かの作業道かもしれない。黒ダキ山からここに至るまで、セト谷をのぞきこむと何となく歩けそうな感じがしてくる。何時か瀬戸滝の上流部も歩いてみたいものだ。

一応の観察を済ませて昼食後、帰路に着く。縦走路最終地点から支尾根(下山林道)に下る分岐点に、ピンクのテープが横に3~4m張ってあり通せんぼをしている。先週まではなかったものだ。このテープによって、ここまで尾根筋を下ってきたら、何も考えなくても自然と右の支尾根に入るようになっている。先週までは、ここはポイントの一つとしてちょっとした緊張感を強いられた箇所だった。しかし、こんなに目立つピンクテープが必要かどうかはまた別問題だ。

林道まで下りると、細見谷の上空を雨粒が上流部から下流に向けて激しい勢いで流れ始めた。降られると面白くない。岩がゴロゴロした廃林道を急いで下る。林道上の小潅木も、今日前半のコースに比べればものの数ではない。今日は何せ小潅木、熊ササに行く手を阻まれ、濡れた落ち葉には足をとられて苦戦の連続だった。それだけ自然濃い環境の中で楽しい一日を過ごせて満足。