2005年07月23日

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2005年07月23日(土)、単独
夏焼峠~中之甲林道~ホタノコヤ~(野田原の頭~三の谷上部)往復、天杉山往復~ホタノコヤ~中之甲林道~夏焼峠
(出発帰着、牛小屋高原)

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はじめに:

2005年07月23日(土)、単独
牛小屋高原~夏焼峠~中之甲林道~ホタノコヤ~(野田原の頭~三の谷上部)往復、天杉山往復~ホタノコヤ~中之甲林道~夏焼峠~牛小屋高原
(出発帰着、牛小屋高原)

先日敗退の天杉山に向けて、中之甲林道からホタノコヤ谷を登る。なお、先週初めて参加した沢登りには、行く先未定のまましばらく前に申し込みをしていた。それが、全く偶然にも奥匹見峡(三の谷)に決まり、初めての沢登りを堪能したばかりだ。こうして天杉山周辺部に3回連続で通うこととなった。

第37回島根国体(1982年、昭和57年)山岳競技の縦走コースとして、匹見羅漢(旧羅漢山)~恐羅漢山~台所原~中川山~天杉山~三の滝(三の谷・大龍頭の滝)が整備されたという。

この島根・広島県境稜線上から三の谷への取付きが、今でも実際にあるのかどうか確認したくて、野田原の頭の向こうまで足を延ばしてみた。

「三の谷」標識というものがあることは、「中国地方の山100選」中国新聞社(2005年)天杉山P136-7にも記載(地図あり)されている。そしてコースタイムとして、「三の谷」標識960m台~野田原ピーク1136m間は、奥匹見側から登り50分、下り35分となっている。

ところが、地図上の「三の谷」標識の位置と、本文記事が全く合っていない。本文では、標識の位置を988mの南側としており、本文に書かれたコースタイムもそれに合わせたものとなっている。988m(25分)三の谷標識(25分)野田原の頭

今日 、私が確認した「三の谷(奥匹見峡)」標識(地元教育委員会設置)の位置は次のとおりである。匹見側から登ってくる場合、960m台ピークに登りつくわずか手前左側(山側)の木に取り付けられている。

「中国地方の山100選」の地図では、この位置が一つ南側のピーク(同じく960m台)となっており、実際とは少しずれている。また、今日の私のコースタイムは、野田原の頭 ~「三の谷」標識間、行き(下り)1時間、帰り(登り)1時間06分で、上り下りともほぼ同じ時間を要している。

実は、先日の沢登りで配布されたルート図では、大龍頭の滝は、988mと1136m(野田原の頭)の間のすぐ下から流れ落ちるようになっている。これは、「中国地方の山100選」の本文と符合している。 さらに配布資料をみると、「(大龍頭の滝は)左岸の遊歩道へ巻く。この上にも小滝が続き、県境尾根まで行ける」とあった。

ところで、「西中国山地」P069"野田原"には次のような記述がある。(オオリュウズ)両岸の垂壁は高く、所々にツクシシャクナゲが生えていて、花の咲く初夏の頃は探訪者でにぎわう。観光路はここまでであるが左岸の小谷を登って滝の頭に出ると踏跡があり奥へ続いている。渓は平凡になるが、更に奥に<サラサラの滝>、<まぼろしの滝>など最近名付けられた小滝がある。<野田原>の頭である1136m独標峯はこの水流をつめていけばよい。

「西中国山地」P066の地図"天杉山・野田原と岩倉山"をみると、<野田原の頭1136m~988m~「三の谷」標識960m台>の西側で、ロート状になった地形の上部を<のたの原>と表示している。上記の各情報は、この"のたの原"および周辺のどこからでも、三の谷へ下ることができるということを意味しているのだろう。

今日のコースタイム:
牛小屋高原(20分)夏焼峠(23分)中之甲林道(2分)中之甲橋(4分)ホタノコヤ取り付き
 小計53分(夏焼峠4分休憩を加える)
ホタノコヤ取付き(1時間10分)鞍部(14分)野田原の頭(1時間)三の谷標識
 小計2時間32分
三の谷標識(12分)五本寺原分岐?(12分)三の谷標識
 小計44分(さらに北側探索20分を加える)
三の谷標識(1時間06分)野田原の頭(8分)鞍部(26分)天杉山
 小計1時間40分
天杉山(10分)鞍部(32分)中之甲林道(7分)登り口(52分)夏焼峠(19分)牛小屋高原
 小計2時間
総合計8時間05分
(ホタノコヤ取付き登山前休憩5分、天杉山11分を加える、昼食36分除く)

牛小屋高原8:30-夏焼峠8:50、8:54-砥石郷山分岐8:56-中之甲林道9:17-中之甲橋9:19-ホタノコヤ取り付き9:23、9:28-石組み9:39-沢の上20~30m位9:45過ぎ-沢そば9:47-大岩9:53-沢小さくなる10:00-休憩10:10~10:15-石組み10:19-枯れ沢10:25-休憩10:29~10:35-稜線鞍部10:38-野田原の頭1136m10:52、11:00-鞍部11:03-急下る11:05-尾根乗り越す11:12-谷乗り越える11:14-稜線上11:16-谷11:21-鞍部11:23-ピーク11:24、11:31-鞍部11:33-小ピーク11:35-鞍部11:40-988m11:46-鞍部11:51-960m台11:58-「三の谷」標識960m台12:00-鞍部12:07-五本寺原分岐?12:12、12:48-北側へ行く12:57、12:58-(引き返す)-五本寺原分岐?13:08-源流部3~4本の谷13:10~13:12-「三の谷」標識960m台13:20-小鞍部、960m台ピーク13:23-鞍部13:25-988m13:34-鞍部13:36-稜線上13:45-小鞍部13:47-岩場ピーク1000m台13:50、14:00-小鞍部14:01-(1010m台)-鞍部14:02-谷14:11-稜線ピーク14:20-野田原の頭14:26-鞍部14:34-御神木(天然スギ)14:48-休憩14:51~14:57-天杉山15:00、15:11-鞍部15:21-大岩15:38-石積み15:50-中之甲林道15:53-登り口16:00-夏焼峠16:52-牛小屋高原17:11

かなり暑い。出発の準備をしている最中から汗が吹き出てくる。夏焼峠を乗り越え、中之甲林道へ向けて下る。その途中で、草刈をしているお二人に追いつく。帰りに同じコースを逆にたどると、草は中之甲林道に至るまで刈ってあった。

重たい機械を夏焼峠まで持ち上げて、そこから刈り下ったのだろう。ありがたいことだ。この方たち以外では、中之甲橋付近で釣り人二人とすれ違う。それ以外は、ヒトには全く出会わなかった。

中之甲林道から右手の植林地帯に入り、適当な地点でホタノコヤ沢左岸に渡る。そして、これ以降鞍部までずっと左岸を行く。踏み跡がないことはない。しかし、最初から最後までそれを追って行くことはむつかしいだろう。(取付き地点付近については、2005年06月25日(土)参照)

適当に歩きやすい所を選んで登って行くことになる。中尾根状態になった所ではその上を行くとよいようだ。下流部で左岸のかなり上部に少しいい道があるが、登りの途中でそこに取付くには、急坂をよじ登る必要があり得策ではない 。

鞍部の少し下が一番荒れている。新しい倒木があったりして歩きにくい。ここで沢(もう水はない)の方へ踏み跡がついている。 (復路の下りで確認した限りでは、沢の左岸にある中尾根状態の上を歩く方がよいようだ)

荒れ地帯を乗り越えると、目の前にササ原が現われ、その中に点在する小潅木が美しい。肩まであるササを押し分けて少し登れば、簡単に鞍部稜線に達する。

野田原の頭を越え、「三の谷」標識をめざして北に進む。野田原の頭の先では、登山道は稜線を外れて、北側を巻いている箇所も多い。「中国地方の山100選」天杉山P136-7の地図と本文がまるで一致せず、どこまで行けば標識があるのか不明のまま進む。結局、往路では標識を発見することができず、赤テープがいっぱいついている地点に至る。

そこはササで覆われた鞍部で、だだっ広い地形になっている。「ここは五本???」という小さな標識がある。アカゴウ谷の五本寺原(広島県側)へ下ることができるのかもしれない。ここまでで体力を消耗した。昼食にする。昼食後さらに北側にあるピークあたりを探検した。しかし、標識は分からず引き返す。

帰り道で「三の谷」標識をやっと発見する。周りを見渡した限りでは、三の谷に向けた踏み跡などは見当たらない。いつか機会があれば、三の谷を登りつめて確認してみたいものだ。それにしても今日は水分摂取量がかなり多い。先を急ぐことにする。

野田原の頭に帰り着き、そこからの下りは気持ちよく足がでる。しかし、鞍部を越えて天杉山の登りになるともういけない。休み休み登る。御神木を過ぎ、空が見えるようになって、頂上まであと数分かなというところでダウン、6分間座り込んでしまう。

天杉山に何とかたどり着く。しばらく前からキリがでている。展望は全くない。久しぶりに展望図作成と考えたが、これではどうしようもない。体力を消耗しており、帰路のことを考える。

中川山から台所原を通って管理林道に入り、夏焼峠手前の稜線上に至るのが一番高低差が少ないはずだが、ここから台所原までの時間距離の感覚が全くない。キリの中で土地勘のない山道を行きたくない。という訳で、鞍部まで引き返し、ササやぶの中を再びホタノコヤ沢に向けて飛び込む。そして、朝登ったコースを復習しながら下った。

中之甲林道に降り立つ頃、水分(500ml×4)が底を着いた。夏焼峠へ登り始めた地点で沢の水を補給しておいた。そして、その分も少し口に含んだ。水分摂取量から考えても今日はもう限界だろう。

途中で、二度三度座り込んで休憩を取る。夏焼峠に近づくとあまり勾配がなく元気がでてきた。夏焼峠から木の根に足を取られないよう慎重に下って出発地点に帰り着く。

今日のコースの稜線上の森には、ヒトの手が全く加えられていないという。ブナ、その他落葉広葉樹の美しい森を楽しむ。次回はもう少し余裕をもって堪能してみたい。