2005年06月25日

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2005年06月25日(土)、単独
夏焼峠~中之甲林道~天杉山【敗退】~ホタノコヤ~中之甲林道~中之甲林道広場~管理林道~夏焼峠
(出発帰着、牛小屋高原)

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はじめに:

2005年06月25日(土)、単独
天杉山敗退:
牛小屋高原~夏焼峠~中之甲林道~天杉山敗退~ホタノコヤ~中之甲林道~中之甲林道広場~管理林道~夏焼峠~牛小屋高原
(出発帰着、牛小屋高原)

天杉山は、島根・広島両県の県境にある。「中国地方の山100選」中国新聞社2005年刊では、島根県山岳連盟担当の山として、島根県側(匹見町)からの登山道が紹介されている。

すばらしいブナ林があると、先日黒ダキ山(2005年05月14日)でいっしょになったおば様から聞いて気になっていた山だ。しかし、「広島のブナ林」南々社2005年刊には天杉山の名前はない。

天杉山に広島県側から登るコースの一つとして、中之甲林道からホタノコヤの沢(水流豊富)に沿って左岸を行き、天杉山(1173.6m三角点)と野田原の頭(1136m)の間にある鞍部に至るルートが考えられる。参考:「山歩きのページ」(リンクリストにあり)のGPS軌跡。(ただし、かすかに踏み跡を認めるのみ)

しかし今日は、天杉山の東南東尾根に取り付いて遊んでしまい、疲れて前進をあきらめ途中から下山した。そして、下山途中にホタノコヤ左岸の踏み跡を見つけ、そのまま中之甲林道まで下った。植林帯を直登できないこともなかろう、と甘く考えて行動したことが間違いのもとであった。

桑原良敏著「西中国山地」(初版は1982年)”天杉山”P066には、次のように書いてある。

広島県側はヒノキの植林地、島根県側は深い広葉樹で山頂に至る小径も踏跡もない。広島県側の中川谷から登る場合はヒノキの植林地内を登るか、ノイバラの多い伐採地の小谷を登るしかないが、いずれも終始ササと潅木のブッシュからのがれられない。伐採当時は<ホタノコヤ谷>と<アマスギ谷>に挟まれた東尾根を登る小径を利用していたが、現在は消失しているようだ。

すばらしいブナ林までは届かなかった。近日中に再挑戦必至。

なお、第37回島根国体(1982年、昭和57年)山岳競技の縦走コースとして、匹見羅漢~恐羅漢~台所原~中川山~天杉山~三の滝が整備された。そしてその後も、地元の方々によって下草を刈るなどの維持管理がされている。

天杉山縦走路は、ハイキングコース並の快適な登山道となっているようだ。広島県側から天杉山を目差すとすれば、通常は台所原経由ということになるだろう。(島根国体:国引き国体、匹見羅漢:旧羅漢山、恐羅漢:恐羅漢山)

今日のコースタイム:
牛小屋高原(21分)夏焼峠(27分)中之甲林道(3分)中之甲橋(6分)天杉山取り付き
 小計1時間02分(取り付き手前でのロスタイム5分を加える)
天杉山取付(1時間10分)最高点(12分)ホタノコヤ谷(16分)天杉山取付
 小計1時間43分(最高点休憩5分を含む)
 なお、最高点までの行動時間1時間10分のうち、
 休憩が合計20分以上あると思われる。
天杉山取付き(50分)中之甲林道広場(台所原手前)
 小計50分(途中休憩頻回あり)
中之甲林道広場(32分)管理林道終点(11分)稜線上(11分)夏焼峠(17分)牛小屋高原
 小計1時間19分(林道終点3分、縦走路2分、夏焼峠3分を加える)
総合計4時間54分
(天杉山取付での登山前休憩4分加える、昼食37分除く)

牛小屋高原9:44-夏焼峠10:05-砥石郷山分岐10:08-中之甲林道10:32-中之甲橋10:35-天杉山取り付き10:46、10:50-尾根から沢へ11:14-(休憩11:27、11:30)-小尾根11:33、11:37-右へ巻く11:38-(休憩数分)-小尾根11:46、11:55-尾根12:00、12:05-ホタノコヤの沢(水流豊富)渡る12:17-中尾根12:27-ホタノコヤの沢、渡り返す12:27-中之甲林道12:33-中之甲林道終点広場13:23、14:00-カーブミラー(14:10、15、19、23、27、28分)-管理林道終点14:32、14:35-縦走路14:46、14:48-鞍部14:49-1131.8m14:55-夏焼峠14:59、15:02-牛小屋高原15:19

牛小屋高原に着くと、セミの大合唱である。真夏の一日が始まる予感がする。出発前に、ペットボトルの水分をいつもより少し多めに口に含む。

夏焼峠(推定標高1060m台)を乗り越して、中之甲林道(未舗装)に降り立ち(推定標高840m台)、左折して中之甲橋に至る。ここまでは順調に進む。4週間前に歩いたばかりだし、二回目で様子が分かっており気は楽だ。

しかし、天杉山の取り付きをさがすのに、ちょっと苦労をした。中之甲橋を過ぎて直ぐの所に取り付きがあるはず(前回赤テープを見ている)だが見つからない。行きつ戻りつしながらさがす。

取り付きは、中之甲林道を中之甲橋から約300mくらい台所原の方へ行った地点(推定標高870m台)となる。ホタノコヤの沢を一旦通り越してすぐの所で、右手山側の崖が低くなり山の中に楽に入り込めるようになっている。

今日は、そこから右手ホタノコヤの沢沿いに行くべきところを、天杉山の東南東尾根に取り付いて、植林帯の中を登っていった。やがて、立っているだけでずり落ちてしまうような斜面となる。右手の小さな沢へ逃げてなおも登る。その角度(244度)は天杉山より南側を向いていたかもしれない。

しばらく沢をつめて、斜め右上(308度)に駆け上がり、その右の尾根(62度に流れる)に乗る。まわりにはブナが点々としているようだ。さらに右へ巻いて小さな沢を渡り小尾根に乗る。しかし、あいかわらず角度は変わらない。

さらに右手(322度)を見ると、尾根の向こうに空が見えているようだ。もう一回だけ右の尾根に移ってみることにした。尾根に駆け上がると、谷が大きくそのずーっと向こうに沢があるようだ。角度も目差す鞍部の方に向いて逃げている。 これがホタノコヤ谷だろう。

しかし、もうこれ以上登る気力・体力がなくなった。このまま下ろう。尾根を心持ち沢側へ移動しながらずり落ちる。やっと沢に達して向こうをみると、赤テープがあるようだ。沢の左岸に渡り、踏み跡らしき小道を目をこらして探しながら下り、 中之甲林道の取付き地点に戻る。

ホタノコヤ谷の登りについて、今日、鞍部のかなり手前で横から入って下った結果からまとめると次のようになる。中之甲林道から植林帯の中に入ってしばらくすると、右手にあるホタノコヤの沢を飛び石伝いに渡ることのできる地点がある。左岸に渡ると中尾根に踏み跡があり、それに従って登る。そこから先は、沢をかなり高巻く箇所もある。また、赤テープも少しあるにはあるが、踏み跡ともいえないような道が続いている。

途中には、ホタノコヤ(石を積んだ炭焼き釜の跡)があるというが、今日そこを通って下ってきたかどうかは定かではない。

このまま帰るのも面白くない。中之甲林道終点広場(台所原手前)から、管理林道というのを通って、恐羅漢山~夏焼峠縦走路に上がってみることにした。 管理林道の存在は、前回恐羅漢山(2005年05月28日)で初めて知った。しかし、実際に歩いたことはまだ一度もない。

まずは、中之甲林道終点広場まで行き、そこで昼食をとる。今日もカッコウの鳴き声が聞こえる。その他、数種類のトリが鳴いているようだ。

広場の東(恐羅漢山)側から管理林道(未舗装)に踏み込む(推定標高970m台)。入口には鎖がかかっている。しかし、ヒトが通り抜けるのに何の問題もない。

林道は、恐羅漢山の北西斜面にあるいくつかの小尾根をぬうようにして走っている。一部、草が少し被るものの、普通乗用車が十分に走行可能なりっぱな林道だ。途中にはカーブミラーが少なくとも6個設置されている。

管理林道終点手前からほんの少し下りになる。終点(推定標高約1040m)では少し道が広くなっている。始点~終点の推定標高差70m程度? 実際にはもう少しあるようにも感じたが、いずれにしても楽に歩ける道である。

ここから稜線に向けた登山道の取付きは、終点ふくらみの手前右手にある。沢音を右手に聞きながら、小さな中尾根に125度位で取付く。ちょうど縦走路鞍部の方角である。

よく踏まれた登山道だ。登山道が崩れるのを防ぐため、木が埋め込まれて階段状になっている箇所がある。それらの木々はかなり古く、半分朽ちているものもある。 登山道は登るに従いやや右手に振れてくる。

登りついた先(推定標高1120m台)は、縦走路1126mのやや北側、鞍部手前のゆるやかな坂道である。その後は、すぐの鞍部を経て1131.8mピークまでゆったりと登り、夏焼峠まで急下って午前中に通った道に合流する。後は、牛小屋高原までほとんど下りだけだ。

暑い一日だった。中之甲林道、管理林道とも日差しを防ぐものは何もなく、直射日光が容赦なくあたる。これが十方山林道であれば、日中でもほとんど日の光を浴びることはない。なにはともあれ、近日中に再挑戦予定。