2005年03月12日

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広島湾岸トレイル
天応烏帽子岩山~深山の滝~中野山~絵下山~明神山
(出発JR天応駅―呉線、帰着JR矢野駅―呉線)

2005年03月12日(土)、単独


〈写真〉どん亀岩の下に烏帽子岩を見る、9時20分

先週は、絵下山から子の岳手前の鞍部に下り、そこから明神山経由で安芸郡坂町まで下る予定だった。しかし、鞍部から明神山に至るルートが分からず、結局は、市光山手前まで下って、そこから天地峠に回った。

今日は、前回予定していた下山道を確認したくて、二週連続での絵下山となった。出発点としては天応烏帽子岩山を選んだ。

「広島の里山を歩こう!」で紹介されている山であるにも関わらず、前回、JR天応駅から烏帽子岩ルートで登った時、あまりにも足場が悪くてルートを間違えたのかと気になってしかたがなかったのだ。確認のため、もう一度登ってみたかった山だった。

烏帽子岩の岩場には、前回よりも少し下のほうに、もう少し登りやすいルートが付いていた。それでも、”里山を歩こう”というレベルとはかけ離れているように思える。

さて今日は、明神山分岐鞍部から、明神山尾根上のルートに無事取り付くことができた。鞍部からまず沢の右岸に回り込むようにすれば間違いない。明神山から茶臼山を越え、さらに尾根上を突き進んでみたかったが、最後に直進道を見つけることができなくて右折、安芸矢野ニータウン側に下った。

なお、当初の予定では、深山の滝~二艘木峠経由で絵下山に至る予定であったが、峠の少し手前から中野山(570m)を目差して登った。そして結局、これも予定にはなかった絵下頭(593m-絵下山最高峰)まで初めて登ることになった。

天応烏帽子岩山~上山~呉市野外活動センター~深山の滝~中野山~絵下山~明神山分岐鞍部~明神山~茶臼山

今日のコース&コースタイム

JR天応8:20-自動車道8:26-登山口8:29-展望岩8:47、8:49-烏帽子岩下8:57-沢近く9:03-どん亀岩9:17-尾根9:24-分岐9:26-天応烏帽子岩山9:27、9:58-コブ10:02-鞍部10:05-上山(391.7m三角点)10:09-360m台10:14-370m台10:18-コブ10:20-296m手前(つつじ丘分岐)10:31-左分岐キャンプ場へ10:33-呉市野外活動センター10:39-自動車道10:52-登山口10:56-深山の滝11:03、11:07-滝上部11:10-最初の木橋11:12-最後の橋11:26-中野山登山口11:37-砂裸地11:46-コブ11:49-右分岐あり12:00-コブ12:01-コブ12:05-499m12:06-鞍部12:09-岩場12:15、12:17-コブ12:18-コブ12:21-中野山(570m)12:22、12:27-右焼山分岐あり12:30-自動車道12:33-(車道)-絵下山登山口12:36-コブ12:39-コブ12:41絵下頭(593m)12:43、13:13-自動車道13:18-(車道)-絵下山登山口13:22-(車道)-下山口13:26-左周遊道分岐あり13:29-明神山分岐鞍部13:33-中尾根13:38-コブ13:43-480m台13:44-右分岐あり13:45-なだらかピーク480m台13:46-やせ尾根-480m台13:49-岩場展望13:53-明神山13:59-少し平、分岐直進14:14-344m14:18-休憩14:23、14:31-252.6m三角点南西?14:40-木段14:44-茶臼山14:47、14:52-送電鉄塔15:01-安芸矢野ニュータウン15:06-JR矢野15:29

  • JR天応駅(9分)登山口(18分)展望岩(28分)どん亀岩(10分)烏帽子岩山
    小計1時間07分(途中休憩を加える)
  • 烏帽子岩山(11分)上山(22分)つつじ丘分岐(8分)呉市野外活動センター(17分)深山の滝入口
    小計58分
  • 深山の滝入口(7分)深山の滝(30分)中野山登山口(29分)499m(16分)中野山(16分)絵下頭
    小計1時間47分
  • 絵下頭(13分)テレビ塔(7分)明神山分岐鞍部(26分)明神山(48分)茶臼山(14分)安芸矢野ニュータウン(23分)JR矢野駅
    小計2時間16分(途中休憩を加える)
  • 総合計6時間08分
    (烏帽子岩山31分、絵下頭30分の休憩および昼食タイムは加えず)

注:標高その他は当時の情報によるもの有り

JR天応駅~烏帽子岩登山口

JR天応駅(呉線)に着いて、はたと困ってしまった。二万五千分1地形図には、烏帽子岩山コースの登山道は全く書かれていないことに改めて気づいたからだ。登山口まで行けば、問題の岩場以外は何とかなるだろう。しかし、登山口までどうやって行けばよいかまるで思い出せない。

地形図をにらんで、天応駅の長いプラットホームの南側から東に入ると見当をつけた。民家の間の狭い路地を登り、クレアライン(広島-呉自動車道)をくぐると、ちょっと左手山側に「烏帽子岩登山口」 という標識が見える。
注:地理院地図(電子国土Web)では、この登山道が表示されている。(2015年7月)

烏帽子岩の南面を巻く

標識を右折して無事登山口に至り、そのまま休むことなく登り始める。アセビが咲いている。ヤシャブシが黄緑色の雄花序を垂れ下げている。ウグイスが、「ケキョ」と鳴く。

やがて正面に烏帽子岩が見え始め、しばらく行くといよいよ岩場だ。新たに付けられたらしい(前回2004年04月29日はなかったように思う)道しるべが要所要所にあり、それにしたがって登る。ダンボールを縛る時に使う丈夫なビニールテープ(薄黄色)を巻きつけたものだ。

さて、これ以上素手では登れないと感じた所で、対岸のナメラ岩の方角へ少し下り、そこから沢の右岸をそのまま登っていく。前回は、 沢の方に下ることなくそのまま上を目差して、烏帽子岩の西~南面を巻き上げたようだ。

今日は前回のような恐怖を感じることはなかった。一息つける所で登ってきた沢の方を見下ろすと、沢の右手上部に古いテープがついている。 これが前回のコースかもしれない。「どん亀岩」の少し手前にちぎれて短くなったロープがあった。足元にはスミレの花。

天応烏帽子岩山~深山の滝入口

烏帽子岩山で展望を楽しんだ後、上山(391.7m)から296mまで気持ちの良い尾根道を行く。各ピークで違った方角に展望が開けて楽しめる。360m台にある足元の円盤は高射砲の跡だろうか。

296mからそのまま真っ直ぐ突っ込むと超急坂だ(2004年04月29日)。それを嫌って右折、林道を呉市野外活動センターへ下る。さらに舗装道路を下り、その先から狭いセメント道をたどって、大屋川沿いの自動車道に出る。自動車道を少し右手に上がれば深山の滝入口だ。

深山の滝入口~二艘木峠手前まで

深山の滝から二艘木峠を目差す。深山の滝を過ぎて、5~6個の木橋を渡りながら上流を目差す。ゆったりとした登りだ。最後の橋を渡ると石垣が現われる。昔この辺りに人が住んでいて、田畑を耕していた跡なんだろうか

道は沢を外れて左へ振られる。上から男性が一人、空荷で杖を持って下ってきた。その上に民家がある。今でも人が住んでいるんだろうか。狭いあぜ道を行くと再び沢に接するようになる。

中野山に登る

川を飛び石伝いに渡ると、中野山登山口という標識がある。中野山とは、絵下山最高峰の絵下頭(593m)の南にある570m台のことか。となると、ここから絵下山まで行けるということだ。割といい道がついているようだ。今の今まで全くその存在さえ知らなかったルートに取り付く。なお、二艘木峠には、沢の右岸をそのまま行くようだ。

中野山登山口から中尾根を行く。コブ11:49あたりで尾根に乗る。コブ12:01で右前方からトントントンと、絵下山頂部570m台(絵下山展望台南側)でテレビ塔?建設作業中の音が聞こえてくる。

中野山山頂の大岩(展望良し)に男性一人先着、下山支度中。中野山を下りきったあたりでも男性一人に会う。この古い登山道は隠れた人気コースのようだ。道はしっかりと踏まれており気持ちが良い。

絵下頭~絵下山

今日のもう一つの目的は、絵下山から明神山経由で下山することだ。ここまで来たら、その出発点は絵下山最高峰の絵下頭(未踏)ということにしよう。というわけで、自動車道に出て左折、東屋のある登山口を右折して絵下頭に至る。大岩の上から本庄水源地が良く見える。絵下山展望広場からは見えない方角である。(展望図作成の要あり)

絵下頭から道はそのまま北に延びている。下山口(テレビ塔近く)へ移動しようとして少し踏み込むが、どうも少しづづ遠ざかっているようだ。元来た道を引き返し、自動車道を通ってテレビ塔近くに至る。途中で、右手に絵下山登山口という別の標識があった。絵下頭を通って周回できるコースがあるようだ。

明神山経由で下る

いよいよ明神山を目差す。今日の取り付き口は、子の岳手前の鞍部と決めていたので、テレビ塔(旧三角点)近くから南西に向かう。明神山分岐鞍部でしっかりと方向を見定めて、やや荒れ気味の道に踏み込む。先週(2005年03月05日)入り込んだ道(ほぼ北向き)よりも右側で73度位だ。

沢の〈右岸〉を巻き、やがて中尾根(右折)に取り付く。尾根手前で沢向こう(左手)を見ると、先週その側を通ったように思える岩が見える。そしてそこまで、踏み跡がついているようでもある。何となく通れそうな雰囲気がしている。

先週は、明神山分岐鞍部からほぼ北向きに踏み込み、沢の〈左岸〉に付いていた赤テープにつられて足場の悪い斜面で少し苦労をした。

その途中で、沢を〈右岸〉に渡らない限り明神山には行けないと気づいた。しかし、正規ルートが何処についているのかわからなかったので、渡る勇気がでなくて引き返したのだ。

さて明神山への登りは、最初と最後にちょっと上るだけで、後はだらだらとした登山道だ。あっけなく山頂に到着する。

なお途中で良い道が右から上がってきている。テレビ塔(旧三角点)近くのガードレールの切れ目(絵下山展望台への階段北側)から下ってくる道であろう。

現在はそちらの方が、絵下山~明神山ルートとしてはメインらしい。ただし、ルートの取り付き口(絵下山山頂部)には、”明神山”という小さな標識があっただけだと思う。これに対して、明神山分岐鞍部にはりっぱな標識がある。

明神山から先は急下る。かなりきつい。空から白いものが一つ落ちてくる。また雪が降るかもしれない。 少し平になった先に分岐あり、左(茶臼山・坂町)、右(矢野高下谷へ)。茶臼山に向けて直進する。

ピーク南面を巻き、ヤセ尾根を通って344mに達する。やがて急坂の途中で、正面に日浦山、呉娑々宇山、右手に原山~洞所山が見えてくる。しばし休憩する。その後、狭い廊下を渡り、ピーク(おそらく252.6m三角点)を右手にみて巻く。さらに、尾根(230m台)を左にみて、なだらかに下る。

茶臼山の位置を考える

直進・木段直登と右・巻道地点に達する。振り返ると樹間に明神山が見える。木段を直登すれば茶臼山である。陸軍省標石が1本立っている。

ところで、リンク集の各レポートをみると、茶臼山の位置を”252.6m三角点”としているものが複数ある。しかし、どうも腑に落ちない。茶臼山は城址跡としてちょっとした公園となっており説明版もある。したがって誰もその位置を間違えることはあり得ない。問題は地図上の位置がどこかということだ。

今日のコースタイムを分析すると、明神山~茶臼山間48分に対して、茶臼山~送電鉄塔169mまではわずか9分しかかかっていない。送電鉄塔から右折して下ったところは矢野南三丁目だ。したがって、送電鉄塔の位置を取り違えたりはしていない。

これらから考えて、茶臼山の位置としては、三角点ではなくさらに北西に行った230m台ピーク(台地上の広々とした場所)が相応しい。

ふと気がついて今日撮った写真を確認すると、「高尾山(坂町)茶臼山(矢野町)城址」という説明版を写しており、その中で確かに標高230mとなっている。なお、252.6m三角点は直接通過せず、その南西部を巻いて通過したものと思われる。(今日実際には三角点を見ていない)

茶臼山から先のコースを検討する

改めて、「ひろしま百山」をみると、茶臼山252.6mとなっている。間違いの出所はどうやら「ひろしま百山」そのもののようだ。その前の版である「ふるさとの山歩き」をみると、「(252.6m三角点の先で)茶臼山を経て坂方面へ」とある。

茶臼山のすぐ先に、三叉路がある。左(坂・牛の首)、中(矢野南団地)、右(高尾城址)とある。左へ下ればJR坂駅方面であろう。右・高尾城址の意味は良く分からない。

あくまでも尾根筋を行こうとして〈直進〉すると送電鉄塔に至る。さらに直進したかったが、その先に登山道があるようには見えない。鉄塔の向こうまで行って確かめもせず、さっさと右折して矢野南三丁目に下りる。

“こういちレポート”によれば、ここを〈直進〉して竹ヤブの中を通り、呉線の線路際に降りた、とある。最後の最後で道は途切れるが、尾根筋を最後まで追って行くことはできるらしい。

後日注:”こういちレポート”の尾根筋コースは、JR坂駅~矢野駅間の132.0m三角点(丸林-四等三角点)を通っているはずだ。そのためには、茶臼山のすぐ先の三叉路を〈直進〉してはいけない。そこを左(坂方面)にとり、さらにそのちょっと先で、左斜めに下る(坂小学校方面)ことなく、やや右手の尾根を追って行く。

参考山行記:

烏帽子岩の横を登り下りする

広島湾岸トレイル・モデル山行記

上山~天応烏帽子岩山・往復~呉市野外活動センター~深山の滝~ニ艘木
(出発:JR天応駅―呉線、帰着:JR小屋浦駅―呉線)

ニ艘木~絵下山~発喜山~野間神社~矢野城址
(出発JR小屋浦駅、帰着JR矢野駅―呉線)