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2004年04月03日

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黒滝山~白滝山
(出発帰着:”さくら堂”下)

2004年04月03日(土)、単独

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はじめに

2004年04月03日(土)、単独
黒滝山~白滝山
(出発帰着:”さくら堂”下)

前回登り残したままで気になっていた白滝山に登る。〈南側〉(海側)の黒滝山から登り、白滝山へのミニ縦走を楽しんだ後、龍泉寺旧参道をさらに〈北向き〉に下る。復路は黒滝・白滝〈西側〉の一般車道をひたすら海に向かって〈南向き〉に歩く。途中で忠海八幡神社社叢(国指定天然記念物)見学。

今日のコースタイム:
登山口(41分)黒滝山(60分)白滝山(40分)小泉小学校
小泉小学校(59分)農免道路入口(6分)忠海八幡神社(15分)登山口
総合計4時間49分(すべての時間を含む)

”さくら堂”下11:23-乃木将軍腰掛岩11:31-幸福の鳥居11:40-展望所11:45-観音堂11:54-山頂下広場12:00-黒滝山山頂12:04、12:10-下山道分岐12:17-稜線上12:28、1236-駐車場分岐12:39-車道12:45-駐車場12:52-龍泉寺山門下13:04-展望所13:06-山門下13:08-白滝山13:14-(山頂、山門附近探索)-山門下出発13:45-昼食(13:50~14:00)-堰堤14:10-堰堤14:14-集落14:23-小学校14:30、14:35-峠15:18-農免道路入口15:34、15:39-忠海八幡神社15:45、15:57-農免道路16:09-”さくら堂”下16:12

黒滝山~白滝山を行く

サクラが満開である。植栽のものはもちろんヤマザクラも咲いている。コバノミツバツツジが咲いている。ヤシャブシはすでに薄緑のつややかな葉を広げている。テリハノイバラ、スミレ類など。山は2週間前と違って華やかである。人出も多い。

ウグイスの谷渡りをほんの手の届く距離で聞く。鳥たちがギィーギィーとうるさいくらい鳴き声をたてている箇所がある。春なのだ。しかし、コナラ、クヌギ、アベマキなど雑木の芽吹きはこれからといったところ。山の端を透かしてみれば木々の骨格だけが見えている箇所がある。

白滝山山頂にて

岩肌に彫られた観音像を鑑賞しながら高度をかせぐ。白滝山山頂の八畳岩・摩崖仏やユーモラスな石仏も楽しい。方丈石(八畳岩)に登り360度の展望を楽しむ。西日本は全般的に晴れながら広島は霞む天気なのが惜しまれる。西の空に怪しげな雲があり風が冷たくなってきた。あまりくわしい展望図を描くことなく下山の準備をする。

龍泉寺旧参道を下る

三原市観光協会HPの次の言葉に誘われて、龍泉寺旧参道を下ってみることにした。すなわち「登山口から龍泉寺まで1時間(徒歩)ですが、エノキのほかアベマキやリョウブの巨木、そして季節ごとの野の花を楽しむことのできるとっておきのコースです 」とのこと。

地図にあげられた植物を山頂から順番に書き写すと、コウヤボウキ、アオダモ、ヤマウルシ、リョウメンシダ、タケニグサ、リョウブ、ヤブツバキ、ヒメヤシャブシ、アセビ、ハゼノキ、ヤマハンノキ、エノキ、アカメガシワ、コバノガマズミ、アベマキ、チシャノキとなり、平行して走る車道(市道)沿いには、ヤマモモ、ジャケツイバラが見られるとなっている。

山道がヤブツバキ・ロードであることはよくわかった。赤い花は未だに咲き続けている。しかし、他の種類はわからない。なお道幅はミニ四駆ならば登れそうなほどあり、実際に林業用の車が入っているようである。

山道がかなり不規則に掘り起こされたような箇所があった。イノシシのお仕事であろうか。里に下りるとイノシシよけの電線がいたるところに張り巡らせてある。小さな石仏もあった。両脇にはヒサカキが植えてあり小さな花がたくさん付いていた。

県道59号線を戻る

帰りは県道59号線をひたすら歩いた。ゆるやかな峠越えである。峠を越えてしばらくすると海が見えてくる。少しほっとする。距離にして5~6kmくらいだから、1時間30分もがんばれば大丈夫と思って歩くことにしたのだ。聞いたところでは、同じコースを下山した人が、バスで一旦三原に出て、それからJRで忠海に戻って来たことがあるという。

忠海八幡神社社叢(国指定天然記念物)見学

農免道路入口で地図を確認すると忠海八幡神社(社叢)が近そうである。左手前方にそれらしきこんもりとした林が見える。見当をつけて歩き始める。

国指定天然記念物・忠海八幡神社社叢(昭和11年9月3日指定)
モッコク60本余り(指定当時)が群生する海岸樹叢
クスノキ、ウバメガシ、クスドイゲ、ツルマサキなど

一人の中年女性が落ち葉をかき集めたりして掃除をしている。こうした人々によって森は守られているのであろう。

神社を後にして少し東へ行き、黒滝山観音近道の石柱に導かれて、民家の間を縫うようにして農免道路にあがる。ガイドブック記載の道よりも西側のはずである。