2004年09月20日

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2004年09月20日(月)、単独

広島湾岸トレイル
JR上深川駅~鬼ヶ城山~中尾山798m~白木山、
押手山縦走敗退~押手山林道~高谷集落~国道54号
(出発JR上深川駅-芸備線、帰着バス停上町屋-国道54号)

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はじめに

2004年09月20日(月)、単独
鬼ヶ城山~白木山~押手山縦走途中下山
JR上深川駅~312m~鬼ヶ城山~798m(中尾山)~776m~743m~白木山~押手山分岐ケルン~743m~700m台分岐~押手山林道~高谷集落~上町屋バス停、(出発JR上深川駅-芸備線、帰着上町屋バス停-国道54号線)

「ひろしま百山」リストでは、主となる山と従となる山をセットで紹介されているケースがかなりある。そうした場合には、どちらの山も繫いで(縦走して) 自分なりに経験するようにしてきた。

今まで登った中で例外としては、大佐山近くの鷹巣山、白木山近くの押手山、そして鷹ノ巣山近くのカンノ木山の3座でピークを踏んでいない。押手山を踏むことは私なりに大きな宿題となっていた。

「ひろしま百山」には、"白木山山頂から(桧山)までは、全く視界が開けていないので、ルートを探すトレーニングには面白いコースである"、と 記載されている。コースタイムは、白木山(90分)押手山(60分)桧山。

マイナーなコースらしいので、木々の葉が落ちて見通しがよく、しかもある程度日没時間を気にしなくてすむようになる来春を考えていたが、気まぐれでこの時期に実行してしまった。

結論からいうと、白木山中の特に東斜面では、先の台風で相当大きな木が倒されており、押手山を南北に走る縦走路の踏破は困難かもしれない。私自身は今回、押手山のかなり手前で前進することをあきらめ、高谷集落に向けて、道無き尾根と沢を強引に下った。

後日追加:2005年03月26日、押手山まで無事走破する、ただし、 押手山~桧山下山道を確認することはできなかった。

今日のコースタイム:
JR上深川駅(15分)登山口(26分)尾根に乗る(24分)岩場(50分)無線鉄塔
 小計1時間55分
無線鉄塔(22分)798m下(18分)白木山登山口(50分)白木山
 小計1時間30分
鬼ヶ城山尾根探索分
 小計27分とする
白木山(16分)押手山分岐ケルン(23分)高谷分岐(1時間18分)林道(1時間03分)国道54号線上町屋バス停~JR可部駅
 小計3時間00分

登り、合計3時間58分(休憩をすべて加える、鬼ヶ城山探索分27分を含む)
下り、合計3時間00分
総合計6時間58分(白木山山頂休憩36分を除く)

JR上深川8:29-登山口8:44-鬼の釜15分標識9:06-尾根に乗る9:10-振り返れば展望9:20-岩場9:34-20畳岩2分標識10:03-電話会社無線鉄塔10:24、10:30-(林道)-鬼ヶ城山分岐10:39-730m台ピーク10:43-750m台ピーク11:00、11:08-槇道11:14-林道11:16-798m下11:19-776m下11:34-白木山登山口11:37-760m台ピーク11:46-コブ、椿谷コース分岐-鞍部12:04-(743m)-白木山12:27、13:03-押手山分岐ケルン13:19-小ピーク13:27-小ピーク13:30-743m13:35、13:38-高谷分岐(700m台)13:42-廃道14:35、14:40-沢14:46-林道15:00-高谷集落15:22-国道54号線上町屋バス停16:03

これまでの白木山~押手山

思えば、初めて白木山~押手山を目指したのは、2001年03月03日であった。この時は、白木山山頂から北向きに行く尾根を何気なく外れて、右手の林道に入ってしまい、桧山までそのまま林道を下った。そしてそこから、国道54号線大林バス停まで車道を下った。当然、押手山は拝んでもいない。地図とコンパスを持たずに歩き回っていた初期のころの話だ。

二回目に白木山~押手山を目指したのは、2003年03月21日であった。この時は林道方面に外れることなく、慎重に押手山分岐(ケルン)に至る尾根道に入った。面白いことに、たぶん私が第一回目で入り込んだ林道に車を止めて、白木山山頂を踏んで下山中のパーティが、逆にこの尾根道に入り込んで、道迷いを起こしていた。地図を広げてアドバイスしたので無事帰還されたはずだ。

この時の私は、その後で押手山分岐で右折すべき所を、336.8m三角点に向けて尾根道を直進して下った。途中の602mピークから下山してみようと気まぐれで思いついたのだ。手持ちの二万五千分1地形図には登山道が記載されていた。

ところが、602mピークあたりで、前にも右にも左にも行けなくなり進退きわまってしまった。そこで、しかたなく白木山まで登り返して、JR白木山駅方面に下った。日没との競争となり、坂道を転げ落ちるようにして駆け下った。

JR上深川駅から北に向かう

今回の予定は、JR上深川駅~鬼ヶ城山~白木山~押手山~桧山~大林バス停を考えた。JR上深川駅からと決めたのは、まだ一度も通ったことがないという理由にすぎない。実は、先日、先々日も白木山を予定して早めに家を出ようとした。ところが、出発直前に激しい雨が降リ出して、家からは一歩も踏み出すことが出来なかった。

さて今日は、JR上深川駅から北に向かい上深川橋(三篠川)を渡る。河原には彼岸花がいっぱい咲いている。ほんとうにこの花は、人里に寄り添うようにして生育しており、そしてちょうど彼岸のころに咲く花である。

登山口から東畑川沿いに登り、鬼の釜入口に至る。直進すれば鬼の釜である。そこを左へ進んで尾根に乗る。その位置は、312mピークの北側で、二万五千分1地形図の登山道で見るよりはもう少し北側である。

ここから無線鉄塔までが長い。ひたすら登る。途中で展望箇所が2~3箇所ある。場所によって見える範囲は異なるが、正面に木の宗山、左奥に呉娑々宇山、右奥に二ヶ城山のようだ。今日の天気ではそこまで確認するのがやっとだ。

鬼ヶ城山周辺部

無線鉄塔に着く。かなり汗をかいた。今シーズン最高の汗だ。気温は30度はないと思われるので体調不良か。ちょっと気をつける。

無線鉄塔の北側尾根に鬼ヶ城山三角点があるはずだ。しかし、取り付き口が分からない。しかたなく尾根の左(西)を巻いて走る林道を歩いて行くと、鬼ヶ城山入口を示す小さな道標があり、斜め右手に登る。

道はすぐに尾根に達し、そのまま北に延びている。そして南(右手)にも登山道があるようだ。鬼ヶ城山に至る道であろう。すでにこの時点では鬼ヶ城山三角点737.3mより少し北まで達していたはずだ。

そのまま北をめざす。あたり一面倒木だらけである。青々とした葉っぱが一杯付いており、先の台風で倒されたものと分かる。根こそぎ倒されたもの、根元附近で真っ二つに折られたもの等、直径何十センチもあるような大木がものの見事に倒されている。すざましい光景だ。そうした中で、一頭のシカが白い尻をこちらに向けて逃げていく。

やっとの思いで750m台ピークに着く。その先は金網で直進禁止状態。金網越しに、776m~白木山を見る。かなり遠く感じる。無線鉄塔の所にあった行程表では、無線鉄塔から白木山まで60分となっていたと思う。そんな距離ではないだろう。もっと遠いんじゃないか。

それはともかく、これからどうするか。金網に沿って右手に小道があるようだが、そこにも大木が倒れ込んでおりその先の状況が分からない。地図をよくよく見れば、二万五千分1地形図、"中深川"では鬼ヶ城山稜線上に登山道が記入してある。しかし、その北の"可部"まで登山道は延びていない。引き返すことにする。

槇道を見つけて右手(西側)の林道に下りる。林道は等高線に沿ってほぼ水平に北上する。初めに中尾山798mの西側を大きく巻き、次に電波塔776mの東側下を巻いて行く。776mのすぐ先に白木山登山口があり、白木山南西尾根に向けて山道が延びている。林道の方は、そこから穴郷を経て桐原バス停に下る(穴郷林道)。

後日追加:「広島市の山を歩く(下巻)」p.149によれば、(鬼ヶ城山へは、左の)車道でなく右の歩道を鬼ヶ城山三等三角点に登る。フェンスに沿って縦走し左に下ると車道(林道)に出る、となっている。ここで、左(西)に折れる位置を添付地図で確認すると、鬼ヶ城山山頂から北へ下りて最初の鞍部だ。つまり、私が登りに使った山道を下る、ということのようだ。

白木山登山口~白木山

さて、白木山登山口から山道に入ると、落ち葉の絨毯の上を歩くことになる。枯葉ではない。青々とした葉っぱが登山道一杯に落ちている。台風の影響だ。途中で10数本の木々が強風の影響で一方に傾いている箇所がある。幸いなことに山の斜面に向かって傾いているので通行に差し障りはなかった。

汗が多い。足が上がらない。休み休み登る。頂上についてほっとする。さすがに人気の山である。山頂には幾組ものパーティがすでに到着していた。

直射日光が差さないくらいの雲と霞む天気であまり遠くまでは見えない。安駄山の後にうっすらと見えているのは、虚空蔵山など東広島の山々のようだ。安駄山~高鉢山の向こうに、曾場ヶ城山~水ヶ丸山がほんのりと見えている。その右に鉾取山~洞所山がこれまた薄い。その手前にややはっきりしているのが、長者山~呉娑々宇山のはずだ。両者の間にわりとはっきり頭を出しているのは、高城山だろう。分かるのはこの程度だ。

その他、太田川方面の荒谷山、螺山、水越山あたりか。牛頭山、堂床山も見えているようだ。北側樹間越しにうっすらと見える山は検討がつかない。

白木山から押手山を目指す

昼食後、早めに出発して押手山を目指す。北にルートをとり、ロープで急坂を下る。そのまま斜面東側を巻いていく。なにかおかしい。これは林道へ行く道ではないか。また間違えてしまった(2001年03月03日山行記参照)。すぐに引き返し途中から右手(西側の)尾根にかけ上がる。

尾根上にも台風の影響で葉っぱや小枝が落ちており道がわかりにくい。それでもここで道を間違えることもあるまい。やがてケルンに至り、右手に折れて下る。急坂だ。登りに使ったら大変だろう。 急坂を下り終えてやせ尾根を慎重に行く。赤テープが適度な間隔でつけてある。倒木もなく歩きやすい。

一頭の大型犬ほどの大きさの動物がシルバーの背中だけを見せて悠々と駆け抜けていった。全身が見えなかったのでどんな動物か全く検討がつかない。

高屋分岐に至る

743mを越えてしばらく下って700m台あたりでT字路になる。右手・押手山だ。このコースでのポイントの一つといってよいだろう。特に押手山→白木山のコースをたどるとすれば、ついつい直進してしまいそうな箇所である。

無事に〈右折〉した。ところがそのすぐ先で大木が倒れ込んでいる。それを越えれば向こうに道はありそうだ。しかし、鬼ヶ城山の惨状を見てきたばかりだ。この先どうなるかはわからない。

高屋分岐から道なき道を下る

分岐点には小さな道標があった。文字はかすれて読めない。しかし、道標がある以上道はあるはずだ。分岐点まで引き返す。分岐点で、白木山から見て〈左折〉、西向きの尾根道を行く。高谷集落に至るはずである。

途中で道がなくなり、慎重に尾根〈右手〉の谷を下る。やがて沢に水が流れ始め、右岸(北側)に道らしきものが現われる。これが押手山南側鞍部から下りてきて、押手山林道に至る山道だろう。高谷集落まで下る目処がたって、やっと一安心する。

ところがしばらく下ると、10数本のヒノキが山の北西斜面から根こそぎ登山道上に倒されている。ここでも青々とした葉っぱがついている。最近の台風によるものであることは間違いない。

最初は木の上を越えていこうとしたが無理だった。木の下も通れない。沢まで下って水の中に入った。沢の上まで木々が覆いかぶさっており、 前かがみになりながら、枝葉を押しのけて狭い空間を通り抜ける。いったん登山道に戻ったがまた同じ状態だ。

結局、沢の中でびしょ濡れになりながら数十本の木々の下を通り抜けた。やっとの思いで押手山林道に出る。すこし日差しがある中で涼しく感じる風を受け、高谷集落を経てのんびりと国道まで歩く。全身が泥と汗でびしょびしょだ。ズボンのポケットに入れておいた手帳がふやけてバラバラになってしまった。

白木山~押手山ルートは、何か確実な情報が得られるまで封印しなければなるまい。

当日の下山ルートを再検討する

後日追加:

「広島市の山を歩く(下巻)」p.140によれば、700m台からの分岐は、”(桐原バス停~)穴郷左谷(336.8m三角点北側)の廃車道終点、柵門の所 (352mの下方、推定標高280m台)に通じていたが下の方が怪しくなったようだ。”とある。

当日の私は、743mの先の700m台から、西向きの尾根〈左〉下の廃車道終点までの道を見失い、逆に尾根〈右〉側の谷を下ったことになる。やっとの思いで下り着いた地点は、二万五千分1地形図記載の山道(押手山南側鞍部十字路から押手山林道に至る)の途中だ。

上記山行記にある通り、これで一安心と思ったところ、台風による倒木被害が著しく、そこから押手山林道までの下りでさらに苦労をした。

右側の高谷集落を選んだ理由ははっきりとは覚えていない。右側の植林帯の方が通りやすいと感じたのかもしれない。ただし上記山行記を読み返してみると、最初から高谷集落に下りるつもりだったようだ。どうしてそう考えたのか、これまたよく分からない。


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